JPH10103065A - 建設機械のインタークーラ配管構造 - Google Patents

建設機械のインタークーラ配管構造

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JPH10103065A
JPH10103065A JP8262008A JP26200896A JPH10103065A JP H10103065 A JPH10103065 A JP H10103065A JP 8262008 A JP8262008 A JP 8262008A JP 26200896 A JP26200896 A JP 26200896A JP H10103065 A JPH10103065 A JP H10103065A
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JP
Japan
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intercooler
engine
heat
partition member
cooling
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JP8262008A
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Osamu Watanabe
修 渡邉
Kazuhiro Kawane
一浩 川根
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設機械のインタークーラ配管構造におい
て、配管構造の組立性およびメインテナンス性を向上す
るとともに、インタークーラの冷却効率を向上する。 【解決手段】 建屋1内において、エンジンルーム1A
と冷却ルーム1Bとを仕切るようにラジエータ3を配
し、ラジエータ3の上流側にインタークーラ5を配す
る。インタークーラ5とターボチャージャ6およびエン
ジン2とは、耐熱ホース12a,12bにより接続され
るが、耐熱ホース12a,12bを、上部タンク8の両
側において、エンジンルーム1Aを密閉するように設け
られた仕切板11a,11bを貫通させるように設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械のエンジ
ンに設けられたターボチャージャの過給気を冷却するイ
ンタークーラの配管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインタークーラの配管構造として
は、例えば実願昭63−169935号(実開平2−9
0321号)のマイクロフィルムに記載されたものが知
られている。このインタークーラの配管構造を図8を参
照して説明する。図8に示すように、建屋101内には
エンジンルーム101Aおよび冷却ルーム101Bが形
成されており、エンジンルーム101A内には、ターボ
チャージャ106により過給されるエンジン102が配
設されている。また、エンジンルーム101Aと冷却ル
ーム101Bとを隔離するように、エンジン102の冷
却水を冷却するラジエータ103と、動力伝達機構に使
用される作動油を冷却するためのオイルクーラ104
と、ターボチャージャ106の断熱圧縮によって温度上
昇したエンジン吸入空気を冷却するためのインタークー
ラ105とからなる熱交換器が配されている。これらの
熱交換器は、エンジン102の前方に配され、熱交換器
の後に配設されたファン107の回転によりエンジンル
ーム前部の冷却空気取入口155から冷却空気を取り入
れ、各熱交換器を通過させることにより各熱交換器の冷
却媒体を冷却する。各熱交換器を通過した冷却空気は、
その間熱交換により暖められながらさらにファン107
およびエンジン102の周辺を通って冷却風吐出口15
6より排出される。
【0003】ここで、インタークーラ105の内部を流
れるエンジン吸入空気は、インタークーラ105の内部
流体側出口部において、摂氏60度程度まで冷却される
必要があるが、オイルクーラ104およびラジエータ1
03の放熱量が比較的大きいため、インタークーラ10
5をこれらの上流側に配設する必要がある。したがっ
て、ターボチャージャ106およびインタークーラ10
5のエンジン吸入空気の受け渡しは、パイプやホースな
どの配管112a,112bによりオイルクーラ104
およびラジエータ103を挟んで行われるのが一般的で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ターボチャー
ジャおよびエンジンとインタークーラとを連結する配管
は、数十ミリと比較的径が大きく、その設置空間を確保
するため熱交換器とエンジンルームとの隙間を比較的大
きくする必要がある。この場合エンジンルームの片側の
内壁を構成しているカウンタウエイトを部分的に取り去
って空間を形成して配管を行うことが考えられる。しか
しながら、この場合は新たな形状のカウンタウエイトを
作成する必要があるとともに、カウンタウエイトに配管
を通すための空間を形成する必要があるため、カウンタ
ウエイトの設計変更や加工工程が増加する。
【0005】また、配管を通すために、エンジンルーム
内におけるエンジンや熱交換器の配置を変更することも
考えられるが、エンジンルームの大幅な設計変更が必要
となる。さらに、建屋を貫通させてエンジンルームの外
部に配管を通すことも考えられるが、この場合もエンジ
ンルームの設計変更が必要となる。
【0006】一方、熱交換器の下流側はファンの回転に
より上流側よりも圧力が上昇しているため、熱交換器と
建屋との間に隙間が存在すると、一旦熱交換器を通過し
て高温の空気が上流側に逆流して冷却効率が低下するお
それがある。
【0007】本発明の目的は、種々の設計変更を要する
ことなく、かつ冷却効率を低下させることなく、インタ
ークーラとターボチャージャおよびエンジンとの配管を
行うことができる建設機械のインタークーラの配管機構
を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】一実施の形態を示す図1〜図4を参照して
説明すると、請求項1の発明は、建屋1内に配設された
エンジン2と、エンジン2を過給するターボチャージャ
6と、建屋1内において、エンジン2およびターボチャ
ージャ6を隔離するように配されて、エンジンルーム1
Aと冷却ルーム1Bとを形成する熱交換器3と、冷却ル
ーム1Bに設けられた、ターボチャージャ6の過給気を
冷却するインタークーラ5とを備えた建設機械に適用さ
れ、熱交換器3と建屋との間にエンジンルーム1Aを略
密閉する仕切部材11a,11bを設け、仕切部材11
a,11bを貫通するように、インタークーラ5とター
ボチャージャ6およびエンジン2とを接続する配管12
a,12bを設けたことにより上記目的を達成する。
【0009】請求項2の発明は、耐熱シール材14a,
14bを介して仕切部材11a,11bを貫通させるよ
うに配管12a,12bを設けたものである。図5を参
照して説明すると、請求項3の発明は、仕切部材11c
に、貫通孔30aを形成し、貫通孔30aに配管24
a,24bを接続するアダプタ22a,22bを設けた
ものである。図6を参照して説明すると、請求項4の発
明は、仕切部材11dが、貫通孔30cを形成する凹部
18a,18bを有するとともに、貫通孔30cを形成
するように互いに接合することにより仕切部材11dを
構成する複数の部材16a,16bからなり、複数の部
材16a,16bの凹部18a,18bの内面および接
合時における接合面に、耐熱シール材14c,14dを
設けたものである。
【0010】請求項1の発明によれば、エンジンルーム
1Aを密閉するように仕切部材11a,11bを設け、
この仕切部材11a,11bを貫通させて配管12a,
12bを設けたため、配管12a,12bを配設するた
めにエンジンルーム1Aやカウンタウエイトなどの設計
変更を行う必要が無くなる。また、エンジンルーム1A
が密閉されるため、熱交換器により暖められた空気が冷
却ルーム1B側に逆流することが無くなる。さらに、配
管12a,12bと仕切部材11a,11bとの間に耐
熱シール材14a,14bが設けられているため、配管
12a,12bと仕切部材11a,11bとの間に隙間
が形成されることが無くなり、この隙間からエンジンル
ーム1A側の空気が冷却ルーム1Bに流入することが無
くなる。
【0011】請求項2の発明によれば、耐熱シール材1
4a,14bを介して配管12a,12bが仕切部材1
1a,11bを貫通する。請求項3の発明によれば、配
管24a,24bを仕切部材11cに取り付ける際、仕
切部材11cに形成されたアダプタ22a,22bに配
管24a,24bを連結する。請求項4の発明によれ
ば、複数の部材16a,16bの凹部18a,18bに
配管12a,12bを配設し、その後複数の部材16
a,16bを接合して仕切部材11dを構成することに
より、配管12a,12bは貫通孔30cを貫通して設
けられる。
【0012】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。 −第1の実施の形態− 図1は本発明の第1の実施の形態に係るインタークーラ
の配管構造を用いた建設機械の建屋内のエンジンルーム
と冷却ルームとの構成を示す斜視図、図2はエンジンル
ームの要部を示す拡大図、図3は仕切部材と耐熱ホース
との構成を示す斜視図、図4は図1のA方向矢視図であ
る。図1に示すように、建屋1内にはエンジンルーム1
Aと冷却ルーム1Bとが設けられている。エンジンルー
ム1A内には、エンジン2が配設されている。また、エ
ンジン2に隣接してラジエータ3とオイルクーラ4とイ
ンタークーラ5とからなる熱交換器が配設されている。
そして、この熱交換器により、エンジンルーム1Aと冷
却ルーム1Bとが分離されている。ラジエータ3の上方
および下方には、エンジン冷却水を貯水するための上部
タンク8および下部タンク9がそれぞれ配設されてい
る。また、冷却ルーム1B内にはバッテリー15が、エ
ンジンルーム1A内には建設機械の油圧系の駆動源であ
る油圧ポンプ10およびエンジン2からの排気ガスを外
部に排出するためのマフラ19が配設されている。
【0014】エンジン2とラジエータ3とは不図示のホ
ースにより連結されており、このホース内にエンジン冷
却水が通水されている。また、不図示のクランク軸プー
リとファンベルトとによって連結されたファンプーリの
軸にはファン7が取り付けられている。インタークーラ
5はオイルクーラ4の上流側に配設され、入口側には例
えばシリコンゴムやNBR樹脂からなる耐熱ホース12
aの一端が接続されている。耐熱ホース12aの他端は
ターボチャージャ6に接続されており、耐熱ホース12
cによりターボチャージャ6には建屋1の外部に設けら
れたエアクリーナ(不図示)から空気が吸入される。イ
ンタークーラ5の出口側には、耐熱ホース12bの一端
が接続されており、耐熱ホース12bの他端はエンジン
2のシリンダブロック(不図示)に接続されている。
【0015】図2および図4に示すように、ラジエータ
3の上部タンク8の両側に形成される空間には、略中央
部に貫通孔30a,30bを有する仕切部材11a,1
1bが、溶接あるいはラジエータ3を支持するブラケッ
トにねじなどにより取り付けられている。そして、イン
タークーラ5に接続された耐熱ホース12a,12b
は、仕切部材11a,11bの略中央部に形成された貫
通孔30a,30bを貫通している。ここで、建屋1を
構成するエンジンカバー50の内壁面には可撓性材料か
らなるクッション材13が敷設されており、仕切部材1
1a,11bの外周面はこのクッション材13に密着す
るように配設される。図3に示すように、仕切部材11
a,11bの貫通孔30a,30bの内面には、例えば
シリコンスポンジからなる耐熱シール材14a,14b
が設けられており、これにより、仕切部材11a,11
bの貫通孔30a,30bと耐熱ホース12a,12b
との隙間が埋められる。さらに、上述したように仕切部
材11a,11bは溶接などによりラジエータ3に取り
付けられているため、仕切部材11a,11bによりエ
ンジンルーム1Aと冷却ルーム1Bとは略完全に隔離さ
れる。
【0016】図1に示すように、エンジンカバー50
は、エンジンルーム1Aの上部開口部を覆うように開閉
自在に設けられる。また、エンジンカバー50には、冷
却風取入口53および冷却風吐出口54が、冷却ルーム
1Bを覆う建屋カバー51には冷却風取入口55が、エ
ンジンルーム1Aの後端部を覆う建屋カバー52には冷
却風吐出口56がそれぞれ形成されている。
【0017】このように、本発明の第1の実施の形態に
係るインタークーラの配管構造は、耐熱ホース12a,
12bをラジエータ3の上部タンク8の両側に取り付け
られた仕切部材11a,11bの貫通孔30a,30b
を貫通させて設けたため、カウンタウエイトを部分的に
取り去ったり、建屋カバーに配管用の孔を形成するなど
の設計変更を行うことなく、耐熱ホース12a,12b
の配管を簡易に行うことができる。また、仕切部材11
a,11bの外周面はクッション材13に密着し、かつ
耐熱ホース12a,12bと貫通孔30a,30bとの
隙間は耐熱シール材14a,14bにより塞がれている
ため、インタークーラ5、オイルクーラ4およびラジエ
ータ3を通過して加熱された冷却空気がファン7の下流
側から冷却ルーム1B側に流入することが防止され、こ
れにより冷却効率の低下が防止される。また、仕切部材
11a,11bはエンジンルーム1Aのエンジンカバー
50に近接して配されているため、エンジンカバー50
を開くことにより、仕切部材11a,11bおよび耐熱
ホース12a,12bの取付けおよびメインテナンスを
容易に行うことができる。
【0018】−第2の実施の形態− 次いで、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図5は本発明の第2の実施の形態に係る建設機械のイン
タークーラ配管構造を示す斜視図である。なお、第2の
実施の形態においては、一方の仕切部材の構成について
のみ説明する。図5に示すように、本発明の第2の実施
の形態に係る建設機械のインタークーラ配管構造は、仕
切部材11cの両面における貫通孔30aの周囲に、耐
熱ホース24a,24bを接続するためのアダプタ22
a,22bが溶接やろう付けなどにより設けられてい
る。アダプタ22a,22bの端部には、アダプタ22
a,22bの外径寸法よりも僅かに大きい寸法にて形成
された突起部21a,21bがそれぞれ形成されてい
る。そして、耐熱ホース24a,24bをアダプタ22
a,22bに差し込み、さらにホースバンド23a,2
3bにより耐熱ホース24a,24bの先端部を締め付
けることにより、耐熱ホース24a,24bと仕切部材
11cとが接続される。なお、耐熱ホース24a,24
bは、第1の実施の形態における耐熱ホース12aを2
分割したものである。また、アダプタ22a,22bは
一体でも別体でもよい。
【0019】本発明の第2の実施の形態は、このよう
に、仕切部材11cに形成されたアダプタ22a,22
bに耐熱ホース24a,24bを取り付けるようにした
ため、耐熱ホース24a,24bの取付けを容易に行う
ことができる。また、耐熱ホース24a,24bと仕切
部材11cとの間に隙間が無くなるため、エンジンルー
ム1Aに流入した冷却空気が隙間から冷却ルーム1Bに
流入することが無くなる。また、インタークーラ5側と
ターボチャージャ6側とで、耐熱ホース24a,24b
を分離することができるため、耐熱ホース24a,24
bのメインテナンス性を向上することができる。また、
第1の実施の形態のように、耐熱ホース24a,24b
と仕切部材11cとの間に耐熱シール材14a,14b
を設けていないため、配管構造の耐久性を向上すること
ができる。
【0020】−第3の実施の形態− 次いで、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図6は本発明の第3の実施の形態に係る建設機械のイン
タークーラ配管構造を示す斜視図である。なお、第3の
実施の形態においても一方の仕切部材の構成についての
み説明する。図6に示すように、本発明の第3の実施の
形態に係る建設機械のインタークーラ配管構造は、2つ
の部材16a,16bをボルト17a,17bで接続す
ることにより、仕切部材11dを構成するようにしたも
のである。2つの部材16a,16bには凹部18a,
18bが形成されており、部材16a,16bを接続す
ることにより、貫通孔30cを形成する。また、2つの
部材16a,16bの接合面および凹部18a,18b
内面には、耐熱シール材14c,14dが設けられ、こ
れにより、2つの部材16a,16bを接合して耐熱ホ
ース12aを貫通孔30bに挿入した際の、2つの部材
16a,16bの隙間および貫通孔30bと耐熱ホース
12aとの隙間が埋められる。
【0021】本発明の第3の実施の形態はこのように、
仕切部材11dを2つの部材16a,16bからなるも
のとしたため、組立に際して、仕切部材11dの分割部
材16a,16bを緩く一体化させておき、耐熱ホース
12a上で摺動させて位置決めすることにより、仕切部
材11dをラジエータの上部タンクに接して取り付ける
ことができる。したがって、仕切部材11dに耐熱ホー
ス12aを容易に取り付けることができ、これにより組
立作業性を向上することができる。また、2つの部材1
6a,16bとの隙間および貫通孔30bと耐熱ホース
12aとの隙間は、耐熱シール材14c,14dにより
埋められているため、エンジンルーム1Aに流入した冷
却空気が冷却ルーム1Bに流入することが無くなる。
【0022】−第4の実施の形態− なお、上記第1から第3の実施の形態においては、仕切
部材11a,11b,11c,11dを上部タンクの両
側に設け、上部タンク8を挟むように耐熱ホース12
a,12b,24a,24bを配管しているが、図7に
示す第4の実施の形態のようにラジエータ3が上記各実
施の形態と比較して縦長でラジエータ3とエンジンカバ
ー51との間に建屋の上下全域に細長い空間が形成され
る場合には、その空間に仕切部材11eを設け、仕切部
材11eに貫通孔を形成して耐熱ホース12a,12b
を上下に配して貫通させるようにしてもよい。なお、こ
の場合、仕切部材11a′,11b′には貫通孔は設け
ないものである。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、エンジンルームを略密閉する仕切部材を
ラジエータと建屋との間に設け、この仕切部材を貫通す
るように配管を設けたため、エンジンルームやカウンタ
ウエイトなどの設計変更を行うことなく、かつ配管を行
うための特別な加工を行うことなく、インタークーラの
配管を行うことができる。また、仕切部材を取り付け、
あるいは取り外すことにより同時に配管の取り付け、取
り外しを行うことができるため、仕切部材および配管の
組立性とメインテナンス性とを向上することができる。
請求項2の発明によれば、配管を耐熱シール材を介して
仕切部材を貫通させたため、配管と仕切部材との隙間が
無くなり、これにより、エンジンルーム内の暖められた
冷却空気が冷却ルーム側に流入することが無くなって、
冷却効率の低下を防止することができる。
【0024】請求項3の発明によれば、配管を仕切部材
に取り付けられたアダプタと接続するだけで、配管を行
うことができるため、配管の取り付けおよび取り外しが
容易となり、これにより組立性およびメインテナンス性
を一層向上させることができる。請求項4の発明によれ
ば、仕切部材を複数の部材から構成して配管を行うよう
にしたため、配管の取り付けおよび取り外しが一層容易
となり、組立性およびメインテナンス性をより一層向上
することができる。また、貫通孔の内面および接合面に
耐熱シール材を設けたため、接合面の隙間および貫通孔
と配管との隙間が無くなり、これにより、エンジンエン
ジンルーム内の暖められた冷却空気が冷却ルーム側に流
入することが無くなって、冷却効率の低下を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るインタークー
ラの配管構造を適用したエンジンルームと冷却ルームと
の構成を示す斜視図
【図2】エンジンルームの要部を示す拡大図
【図3】仕切部材と耐熱ホースとの構成を示す斜視図
【図4】図2のA方向矢視図
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るインタークー
ラの配管構造における仕切部材と断熱ホースとの構成を
示す斜視図
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るインタークー
ラの配管構造における仕切部材と断熱ホースとの構成を
示す斜視図
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るインタークー
ラの配管構造を適用したエンジンルームと冷却ルームと
の構成を示す斜視図
【図8】従来のインタークーラ配管構造を示すエンジン
ルームの側面図
【符号の説明】
1 建屋 1A エンジンルーム 1B 冷却ルーム 2 エンジン 3 ラジエータ 4 オイルクーラ 5 インタークーラ 6 ターボチャージャ 7 ファン 8 上部タンク 9 下部タンク 11a〜11e 仕切部材 12a,12b,24a,24b 耐熱ホース 13 クッション材 14a,14b,14c,14d 耐熱シール材 15 バッテリー 30a,30b 貫通孔 50 エンジンカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02M 35/10 101 F02B 37/00 301H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋内に配設されたエンジンと、 エンジンを過給するターボチャージャと、 前記建屋内において、前記エンジンおよび前記ターボチ
    ャージャを隔離するように配されて、エンジンルームと
    冷却ルームとを形成する熱交換器と、 前記冷却ルームに設けられた、前記ターボチャージャの
    過給気を冷却するインタークーラとを備えた建設機械に
    おいて、 前記熱交換器と建屋との間にエンジンルームを略密閉す
    る仕切部材を設け、 該仕切部材を貫通するように、前記インタークーラと前
    記ターボチャージャおよび前記エンジンとを接続する配
    管を設けたことを特徴とする建設機械のインタークーラ
    配管構造。
  2. 【請求項2】 耐熱シール材を介して前記仕切部材を貫
    通させるように前記配管を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の建設機械のインタークーラ配管構造。
  3. 【請求項3】 前記仕切部材に貫通孔を形成し、該貫通
    孔に前記配管を接続するアダプタを設けたことを特徴と
    する請求項1記載の建設機械のインタークーラ配管構
    造。
  4. 【請求項4】 前記仕切部材が、貫通孔を形成する凹部
    を有するとともに、該貫通孔を形成するように互いに接
    合することにより該仕切部材を構成する複数の部材から
    なり、 前記複数の部材の該凹部の内面および接合時における接
    合面に、耐熱性シール材を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の建設機械のインタークーラ配管構造。
JP8262008A 1996-10-02 1996-10-02 建設機械のインタークーラ配管構造 Pending JPH10103065A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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