JPS6141955Y2 - - Google Patents

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JPS6141955Y2
JPS6141955Y2 JP5755282U JP5755282U JPS6141955Y2 JP S6141955 Y2 JPS6141955 Y2 JP S6141955Y2 JP 5755282 U JP5755282 U JP 5755282U JP 5755282 U JP5755282 U JP 5755282U JP S6141955 Y2 JPS6141955 Y2 JP S6141955Y2
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JP
Japan
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housing
turbine
seal member
center
center housing
Prior art date
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JP5755282U
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JPS58161131U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は排気タービン過給機のハウジング構造
に関する。
従来、エンジンの排気によりタービンホイール
を駆動し、それによつて、タービンホイールに回
転軸を介して連結したブロアインペラを回転し、
前記エンジンの各気筒に圧縮空気を供給する排気
タービン過給機は知られている。
このような排気タービン過給機では、従来、加
工性、組付性の点から、例えば実公昭46−8247号
に示すように、ハウジングが、タービンハウジン
グ、センターハウジングおよびブロアハウジング
に分割して構成されている。
ところが、このように分割した構造であると、
各ハウジングの接合面を通じて潤滑油が漏出する
おそれがあり、特にタービン側において、タービ
ンホイールの中心付近では負圧状態となりそれに
よつて潤滑油の漏出が促進され、その結果、外部
に漏出し、タービンハウジングが高温となること
から、漏出した潤滑油が着火し、火炎の危険があ
るという問題があつた。
そこで、このような問題を回避するために、タ
ービンハウジングとセンターハウジングとの間に
シール部材を介設することが考えられるが、その
ようにしても、タービンハウジングの高温化によ
り、通常のシール部材であれば、早期に劣化して
シール機能を果たさなくなるし、また、高温に十
分に耐え得る材料からなるシール部材を用いる
と、高価になるという憾みがあつた。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、タ
ービンハウジングとセンターハウジングとの間に
シール部材を介設し、該シール部材へのタービン
ハウジング内壁面よりの熱伝導を軽減するヒート
ダムを設けることにより、タービンハウジングと
センターハウジングとの間におけるシール部材の
熱劣化を防止し、両ハウジング間よりのオイル漏
れを確実に防止することができる排気タービン過
給機のハウジング構造を提供することを主目的と
する。
以下、本考案の構成を、実施例について、図面
に沿つて説明する。
図面は排気タービン過給機のハウジング構造を
示すもので、ハウジングは、基本的には、センタ
ーハウジング1の一側にタービンハウジング2が
ボルト4にて直接的に取付固定される一方、他側
にブロアハウジング3が、該ブロアハウジング3
とセツトプレート25とによりセンターハウジン
グ1のフランジ部1aを挾持するようにしてボル
ト5にて取付固定されている。
センターハウジング1に形成された1対の軸受
部6,7において、一端にタービンホイール8が
一体的に形成され他端にブロアインペラ9が取付
固定されてなる回転軸10が回転可能に支承され
ている。なお、タービンホイール8はタービンハ
ウジング2の排気通路11の途中に、ブロアイン
ペラ9がブロアハウジング3の吸気通路12の途
中にそれぞれ位置している。
センターハウジング1とタービンハウジング2
との間で、かつボルト4の外側にシール部材13
が設けられている。このシール部材13と、ボル
ト4との間には、断面コ字形のヒートダム14が
シール部材13を囲繞するように配設され、それ
によつてヒートダム14が、タービンハウジング
2の内壁面からシール部材13への熱伝導を軽減
するようになつている。なお、シール部材13お
よびヒートダム14を、ボルト4の外側に設けて
いるのは、ヒートダム14の形成のために両ハウ
ジングに空所を形成していることから、強度が低
下し、結合力が低下することを防止するためであ
る。
また、シール部材13およびヒートダム14を
設けた部分には、冷却フイン15が設けられ、温
度を積極的に低減するようにしている。
前記各軸受部6,7には、図示しないオイルポ
ンプにより、潤滑油幹通路16、潤滑油枝通路1
7,18を経て潤滑油が供給され、しかして潤滑
油回収通路19を経て、オイルタンク(図示せ
ず)に戻される。この場合、タービン側軸受部6
の方が熱影響を受けやすいので、潤滑油がより多
く供給されるようになつている。すなわち、ター
ビン側軸受部6への潤滑油枝通路16の方が、ブ
ロア側軸受部7への潤滑油枝通路17よりも通路
面積が大きくなつている。
20はヒートシユラウドで、タービンハウジン
グ2よりセンターハウジング1への熱伝導を遮断
している。21,22は各軸受部6,7に設けら
れたフロートメタル、23,24はフロートメタ
ル21,22の軸方向の動きを規制するスナツプ
リングである。
上記構成によれば、タービンハウジング2の内
壁面の温度が上昇しても、シール部材13への熱
伝導はヒートダム14によつて効果的に軽減さ
れ、シール部材13の熱劣化は低減されるので、
シール部材13のシール機能が低下することな
く、長期に亘つてセンターハウジング1とタービ
ンハウジング2との間におけるオイル漏れが防止
される。
また、シール部材13、ヒートダム14の配設
された部分の付近に、冷却フイン15を配置した
ことにより、ヒートダム14の熱伝導軽減効果と
冷却フイン15による冷却効果とが相俟つて、よ
り一層効果的にシール部材13が熱より保護され
る。
なお、上記実施例においては、ヒートダム14
がシール部材13を囲むことにより、タービンハ
ウジング2の内壁面よりの熱伝導を効果的に軽減
しているが、実用上は、ヒートダムが、シール部
材13とタービンハウジング2の内壁面との間に
配設されていれば差支えない。
本考案は、上記のように構成したから、タービ
ンハウジング内壁面からシール部材への熱伝導
が、ヒートダムによつて軽減されることとなり、
それによつてシール部材の熱劣化が防止され、長
期に亘つて、タービンハウジングとセンターハウ
ジングとの間よりのオイルの漏れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例である排気タービン過
給機のハウジング構造を示す断面図である。 1……センターハウジング、2……タービンハ
ウジング、3……ブロアハウジング、4,5……
ボルト、13……シール部材、14……ヒートダ
ム、15……冷却フイン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端にタービンホイールおよびブロアインペラ
    を備えた回転軸を軸支するセンターハウジングと
    該センターハウジングのタービンホイール側に配
    置されたタービンハウジングとからなる排気ター
    ビン過給機において、タービンハウジングとセン
    ターハウジングとの間にシール部材を介設すると
    ともに、該シール部材とタービングハウジング内
    壁面との間に、熱伝導を軽減するヒートダムを配
    設したことを特徴とする排気タービン過給機のハ
    ウジング構造。
JP5755282U 1982-04-19 1982-04-19 排気タ−ビン過給機のハウジング構造 Granted JPS58161131U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5755282U JPS58161131U (ja) 1982-04-19 1982-04-19 排気タ−ビン過給機のハウジング構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5755282U JPS58161131U (ja) 1982-04-19 1982-04-19 排気タ−ビン過給機のハウジング構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58161131U JPS58161131U (ja) 1983-10-27
JPS6141955Y2 true JPS6141955Y2 (ja) 1986-11-28

Family

ID=30067996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5755282U Granted JPS58161131U (ja) 1982-04-19 1982-04-19 排気タ−ビン過給機のハウジング構造

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07189723A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ターボチャージャー
JP5897009B2 (ja) * 2010-08-24 2016-03-30 ボーグワーナー インコーポレーテッド 排気過給機の軸受筐体
JP5832090B2 (ja) 2010-12-15 2015-12-16 三菱重工業株式会社 ターボチャージャハウジングのシール構造
JP6796214B2 (ja) 2017-10-31 2020-12-02 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 タービン及びこれを備えたターボチャージャ

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JPS58161131U (ja) 1983-10-27

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