JPS6233072Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6233072Y2 JPS6233072Y2 JP4307583U JP4307583U JPS6233072Y2 JP S6233072 Y2 JPS6233072 Y2 JP S6233072Y2 JP 4307583 U JP4307583 U JP 4307583U JP 4307583 U JP4307583 U JP 4307583U JP S6233072 Y2 JPS6233072 Y2 JP S6233072Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- center housing
- turbocharger
- heat
- heat pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 12
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 10
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 claims description 6
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 11
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 7
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 238000003763 carbonization Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Supercharger (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はターボチヤージヤーのシール部冷却
装置に関する。
装置に関する。
従来から、エンジンへの新気充填効率を上げる
ことによつて、エンジン出力の向上、高トルク化
を図るのにターボチヤージヤが広く実用されるに
及んでおり、これの従来例として第1図に示す様
なものがある。(自動車工学全書・第4巻ガソリ
ンエンジン・昭和55年7月20日・(株)山海堂発行・
P157参照) 同図に於いて、1はタービンハウジング2とコ
ンプレツサハウジング3との間に介装固定したセ
ンタハウジングで、このセンタハウジング11内
にはシヤフト4が回転自在に設けられ、このシヤ
フト4の両端にはタービンロータ5およびコンプ
レツサロータ6が取り付けられている。これらの
タービンロータ5およびコンプレツサロータ6は
それぞれ上記タービンハウジング2およびコンプ
レツサハウジング3内に回転自在に配置されてい
る。7はタービンハウジング2に設けられ、エン
ジン排気を導入する排気通路、8はコンプレツサ
ハウジング3に設けられた新気の送出通路であ
る。9はセンタハウジング1とシヤフト4との間
に介装された回転自在のフルフローテイングメタ
ルで、シヤフト4のセンタハウジング1に対する
相対すべり速度を減じて高速回転を安全に行わせ
るとともに、振動吸収作用を持つ、10はシヤフ
ト4の段部で、この段部10の外周面とセンタハ
ウジング1の内周面との間に、リングシール11
が嵌挿され、フルフローテイングメタル9と、セ
ンタハウジング1およびシヤフト4との間隙に供
給される潤滑油がタービンロータ5側に洩れない
様にしている。なお、12,13,14はセンタ
ハウジング1に設けた給油路、15は排油路であ
る。
ことによつて、エンジン出力の向上、高トルク化
を図るのにターボチヤージヤが広く実用されるに
及んでおり、これの従来例として第1図に示す様
なものがある。(自動車工学全書・第4巻ガソリ
ンエンジン・昭和55年7月20日・(株)山海堂発行・
P157参照) 同図に於いて、1はタービンハウジング2とコ
ンプレツサハウジング3との間に介装固定したセ
ンタハウジングで、このセンタハウジング11内
にはシヤフト4が回転自在に設けられ、このシヤ
フト4の両端にはタービンロータ5およびコンプ
レツサロータ6が取り付けられている。これらの
タービンロータ5およびコンプレツサロータ6は
それぞれ上記タービンハウジング2およびコンプ
レツサハウジング3内に回転自在に配置されてい
る。7はタービンハウジング2に設けられ、エン
ジン排気を導入する排気通路、8はコンプレツサ
ハウジング3に設けられた新気の送出通路であ
る。9はセンタハウジング1とシヤフト4との間
に介装された回転自在のフルフローテイングメタ
ルで、シヤフト4のセンタハウジング1に対する
相対すべり速度を減じて高速回転を安全に行わせ
るとともに、振動吸収作用を持つ、10はシヤフ
ト4の段部で、この段部10の外周面とセンタハ
ウジング1の内周面との間に、リングシール11
が嵌挿され、フルフローテイングメタル9と、セ
ンタハウジング1およびシヤフト4との間隙に供
給される潤滑油がタービンロータ5側に洩れない
様にしている。なお、12,13,14はセンタ
ハウジング1に設けた給油路、15は排油路であ
る。
かかるターボチヤージヤではエンジンの排気に
よつてタービンロータ5を高速回転させ、その回
転をコンプレツサロータ6に伝え、新気を圧縮し
て送出通路8に送り出し、燃焼室への新気充填効
率を上げて機関出力の向上を図る。また、潤滑油
は上記給油路12,13,14から、センタハウ
ジング1とフルフローテイングメタル9との間隙
およびこのフルフローテイングメタル9とシヤフ
ト4との間隙に供給されて、これら各回転摺接面
を潤滑し、排油路15から排出される。
よつてタービンロータ5を高速回転させ、その回
転をコンプレツサロータ6に伝え、新気を圧縮し
て送出通路8に送り出し、燃焼室への新気充填効
率を上げて機関出力の向上を図る。また、潤滑油
は上記給油路12,13,14から、センタハウ
ジング1とフルフローテイングメタル9との間隙
およびこのフルフローテイングメタル9とシヤフ
ト4との間隙に供給されて、これら各回転摺接面
を潤滑し、排油路15から排出される。
ところで、かかるターボチヤージヤに於いて
は、車両を高速から急停止させたり、急発進させ
たりする、いわゆるドライアツプ動作を繰り返す
と、タービンが8〜10万回転の高速で回転してい
るのに、潤滑油が不足してこの潤滑油による冷却
効率が低下し、排気加熱を受け易いリングシール
11付近の潤滑油が固まり、カーボン化すること
がある。このため、上記リングシール11による
シール性が悪化し、機械的摩擦抵抗の増加により
タービンロータ5の回転損失を招くという問題が
あつた。尤も、潤滑油として高級油を使うことに
よつて、上記の様なカーボン化を防止することが
できるものの、コストアツプを免れ得ない。
は、車両を高速から急停止させたり、急発進させ
たりする、いわゆるドライアツプ動作を繰り返す
と、タービンが8〜10万回転の高速で回転してい
るのに、潤滑油が不足してこの潤滑油による冷却
効率が低下し、排気加熱を受け易いリングシール
11付近の潤滑油が固まり、カーボン化すること
がある。このため、上記リングシール11による
シール性が悪化し、機械的摩擦抵抗の増加により
タービンロータ5の回転損失を招くという問題が
あつた。尤も、潤滑油として高級油を使うことに
よつて、上記の様なカーボン化を防止することが
できるものの、コストアツプを免れ得ない。
この考案はかかる従来の問題点を着目してなさ
れたもので、タービン側シール部近傍のセンタハ
ウジング内に、ヒートパイプの加熱端を埋め込
み、その放熱端を上記センタハウジング外に突き
出させる構成としたものである。
れたもので、タービン側シール部近傍のセンタハ
ウジング内に、ヒートパイプの加熱端を埋め込
み、その放熱端を上記センタハウジング外に突き
出させる構成としたものである。
そして、かかる構成によつて、この考案はター
ビン側シール部付近の度を効率的に低下させ、そ
のシール部付近に於ける潤滑油のカーボン化を確
実に防止せんとするものである。
ビン側シール部付近の度を効率的に低下させ、そ
のシール部付近に於ける潤滑油のカーボン化を確
実に防止せんとするものである。
以下に、この考案の実施例を図面について具体
的に説明する。
的に説明する。
第2図はその一実施例の一部切欠縦断面図であ
り、第1図に示すものと同一の構成部分には同一
符号を付し、その重複する説明を省略する。第2
図に於いて、16はセンタハウジング1内に一部
を埋め込んだヒートパイプで、このヒートパイプ
16の加熱端16aは上記リングシール11付近
すなわちタービン側シール部近傍に位置し、放熱
端16bはセンタハウジング1外に突出してい
る。また、この放熱端16bのの外周には放熱フ
イン17が一体に設けられている。
り、第1図に示すものと同一の構成部分には同一
符号を付し、その重複する説明を省略する。第2
図に於いて、16はセンタハウジング1内に一部
を埋め込んだヒートパイプで、このヒートパイプ
16の加熱端16aは上記リングシール11付近
すなわちタービン側シール部近傍に位置し、放熱
端16bはセンタハウジング1外に突出してい
る。また、この放熱端16bのの外周には放熱フ
イン17が一体に設けられている。
次に、作用について述べる。
上記ターボチヤージヤーでは、排気通路7を流
れる高温の排気ガスにより、タービンロータ5が
加熱されるとともに、一部でその排気ガスに接す
るリングシール11付近も高温となる。しかし、
上記センタハウジング1に一部を埋め込んだヒー
トパイプ16は、リングシール11付近の高熱
を、パイプ内熱交換媒体の蒸発により、加熱端1
6aから冷却端16bに伝え、放熱フイン17を
通じて効率良く放熱する。このため、上記加熱端
16aに臨むリングシール11付近が集中的に冷
却され、そのリングシール11に付着した潤滑油
のカーボン化が防止される。なお、上記リングシ
ール11とは異る他のシール構造を採用した場合
にも、上記同様のヒートパイプ16による冷却構
造を適用できる。
れる高温の排気ガスにより、タービンロータ5が
加熱されるとともに、一部でその排気ガスに接す
るリングシール11付近も高温となる。しかし、
上記センタハウジング1に一部を埋め込んだヒー
トパイプ16は、リングシール11付近の高熱
を、パイプ内熱交換媒体の蒸発により、加熱端1
6aから冷却端16bに伝え、放熱フイン17を
通じて効率良く放熱する。このため、上記加熱端
16aに臨むリングシール11付近が集中的に冷
却され、そのリングシール11に付着した潤滑油
のカーボン化が防止される。なお、上記リングシ
ール11とは異る他のシール構造を採用した場合
にも、上記同様のヒートパイプ16による冷却構
造を適用できる。
第3図はヒートパイプ16Aの他の設置構造の
概略を示す。ここではヒートパイプ16Aの加熱
端16cが上記と同様のリングシール11の近傍
に設置されるのに対し、放熱端16dはコンプレ
ツサの出口部とエンジンの吸気口との間の吸気通
路18内に臨ませてある。この吸気通路18内に
は、コンプレツサによつて新気が高速で送り込ま
れ、上記放熱端16dの冷却効率が一層促進され
る。このため、放熱端16dと加熱端16cとの
温度差がより大きくなり、加熱端16cの冷却が
より進んで、上記リングシール11近傍の冷却が
効率化される。なお、上記吸気通路18内にイン
タークーラが設けられる場合には、上記放熱端1
6dをそのインタークーラの下流側に設けると、
上記冷却効果がさらに向上する。
概略を示す。ここではヒートパイプ16Aの加熱
端16cが上記と同様のリングシール11の近傍
に設置されるのに対し、放熱端16dはコンプレ
ツサの出口部とエンジンの吸気口との間の吸気通
路18内に臨ませてある。この吸気通路18内に
は、コンプレツサによつて新気が高速で送り込ま
れ、上記放熱端16dの冷却効率が一層促進され
る。このため、放熱端16dと加熱端16cとの
温度差がより大きくなり、加熱端16cの冷却が
より進んで、上記リングシール11近傍の冷却が
効率化される。なお、上記吸気通路18内にイン
タークーラが設けられる場合には、上記放熱端1
6dをそのインタークーラの下流側に設けると、
上記冷却効果がさらに向上する。
以上説明してきた様に、この考案によれば、タ
ービン側シール部付近のセンタハウジングに、ヒ
ートパイプの加熱端を埋め込んだことにより、上
記シール部付近の温度上昇を抑えることができ
る。したがつて、ドライアツプ動作が繰り返され
ても、潤滑油のカーボン化が防止でき、シール性
能の安定化が図れる。また、最高温度の低下によ
り、特に高価な高級潤滑油を使用する必要がなく
なる等の実用上の利点が得られるものである。
ービン側シール部付近のセンタハウジングに、ヒ
ートパイプの加熱端を埋め込んだことにより、上
記シール部付近の温度上昇を抑えることができ
る。したがつて、ドライアツプ動作が繰り返され
ても、潤滑油のカーボン化が防止でき、シール性
能の安定化が図れる。また、最高温度の低下によ
り、特に高価な高級潤滑油を使用する必要がなく
なる等の実用上の利点が得られるものである。
第1図は従来のターボチヤージヤーの断面図、
第2図はこの考案のシール部冷却装置を示す一部
の断面図、第3図はヒートパイプの他の設置構造
を示す概略断面図である。 1……センタハウジング、4……シヤフト、6
……タービンロータ、7……排気通路、9……フ
ルフローテイングメタル、10……段部、11…
…シール部(リングシール)、16,16A……
ヒートパイプ、16a,16c……加熱端、16
b,16d……放熱端、17……放熱フイン。
第2図はこの考案のシール部冷却装置を示す一部
の断面図、第3図はヒートパイプの他の設置構造
を示す概略断面図である。 1……センタハウジング、4……シヤフト、6
……タービンロータ、7……排気通路、9……フ
ルフローテイングメタル、10……段部、11…
…シール部(リングシール)、16,16A……
ヒートパイプ、16a,16c……加熱端、16
b,16d……放熱端、17……放熱フイン。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ターボチヤージヤーのセンタハウジングに於
いて、タービン側シール部近傍にヒートパイプ
の加熱端を埋め込み、その放熱端を上記センタ
ハウジング外に突き出したことを特徴とするタ
ーボチヤージヤーのシール部冷却装置。 (2) ヒートパイプの放熱端がターボチヤージヤの
コンプレツサ出口とエンジン吸入口との間の吸
気通路に突出していることを特徴とする実用新
案登録請求の範囲第1項に記載のターボチヤー
ジヤーのシール部冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4307583U JPS59148439U (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | タ−ボチヤ−ジヤ−のシ−ル部冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4307583U JPS59148439U (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | タ−ボチヤ−ジヤ−のシ−ル部冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59148439U JPS59148439U (ja) | 1984-10-04 |
JPS6233072Y2 true JPS6233072Y2 (ja) | 1987-08-24 |
Family
ID=30173603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4307583U Granted JPS59148439U (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | タ−ボチヤ−ジヤ−のシ−ル部冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59148439U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021148313A (ja) * | 2020-03-16 | 2021-09-27 | 三菱重工業株式会社 | 冷却構造、圧縮装置、加熱器、バーナノズル、ノズルチップ及び圧延装置 |
-
1983
- 1983-03-25 JP JP4307583U patent/JPS59148439U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59148439U (ja) | 1984-10-04 |
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