JPH112132A - 建設機械のインタクーラ配管取付構造 - Google Patents

建設機械のインタクーラ配管取付構造

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JPH112132A
JPH112132A JP9169634A JP16963497A JPH112132A JP H112132 A JPH112132 A JP H112132A JP 9169634 A JP9169634 A JP 9169634A JP 16963497 A JP16963497 A JP 16963497A JP H112132 A JPH112132 A JP H112132A
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intercooler
engine
clamp
engine room
bracket
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JP9169634A
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Kazuhiro Kawane
一浩 川根
Seiji Igarashi
政治 五十嵐
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、冷却空気の逆流を防止し、熱
交換器における冷却効率が低下することがないようにイ
ンタクーラに接続される配管を引き回すようにする。 【構成】 エンジンルーム1内にラジエータ4及びオイ
ルクーラ5の部位を境にして、エンジン2が設置された
高温側のチャンバC1 と、外気導入口1aが開口して、
外気が流入する低温側のチャンバC2 とに区画形成する
ために、発泡樹脂からなる隔壁20がエンジンルーム1
を構成するカバー21等の壁部に固着して設けられる。
過給器9からインタクーラ6への配管12及びインタク
ーラ6からエンジン2への配管13は、ブラケット31
の上下にそれぞれ設けられ、相互に接合される各一対の
クランプ部片32,33からなるクランプ部材30に保
持されており、クランプ部片33,33は金属板体を曲
成した支持板35に固着して設け、隔壁20はこの支持
板35に当接するように配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械における
エンジンルーム内に配置され、過給器を備えたエンジン
に吸入用の空気を過給するために設けられるインタクー
ラ配管の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建設機械として、例えば土砂の掘削等の
作業を行う油圧ショベルがあるが、この油圧ショベル
は、走行,旋回及びフロント作業機構による掘削等の作
業を行うものであるが、これらの作動は油圧モータや油
圧シリンダからなる油圧アクチュエータにより行われ
る。また、これら各油圧アクチュエータに圧油を供給す
るために油圧ポンプを備え、さらに油圧ポンプを駆動す
るためにエンジンを備えている。エンジン及びそのラジ
エータや、油圧ポンプ、油圧ポンプから供給される圧油
の方向を切り換える方向切換弁等の機器は、上部旋回体
に設置される。上部旋回体にはカバーで囲まれたエンジ
ンルームが設けられ、エンジンはこのエンジンルーム内
に配置される。また、このエンジンルーム内にはエンジ
ンの冷却水を冷却するラジエータが配置されており、さ
らに作動油を冷却するためのオイルクーラも設置され
る。オイルクーラ及びラジエータは冷却水や作動油を冷
却するための熱交換器であり、これら熱交換器に対して
冷却空気を流通させるために、エンジンで駆動される冷
却ファンが設けられる。
【0003】エンジンルームを構成するカバーには外気
を導入する外気導入口とエンジンルーム内から空気を排
出するための排気口とが設けられており、冷却ファンを
回転駆動すると、外気導入口から外気が取り込まれて、
これら各熱交換器と熱交換される。そして、この熱交換
により加熱された空気は排気口から排出される。従っ
て、熱交換されるオイルクーラやラジエータからなる熱
交換器は冷却ファンより上流側、即ち外気導入口側に配
置し、エンジンは冷却ファンより下流側、即ち排気口側
に配置される。従って、冷却ファンの回転により外気導
入口から取り込まれた外気は、オイルクーラ及びラジエ
ータを通過することになって、この間にオイルクーラや
ラジエータ内の被冷却流体が冷却される。さらに、エン
ジンには過給器が付設されており、エンジンの吸入空気
を過給するように構成している。この過給器によって空
気が断熱圧縮されることから、過給空気を冷却するため
にインタクーラが用いられるが、このインタクーラも前
述した冷却空気の流路に配置される。
【0004】以上のように、エンジンルーム内には各種
の機器が配置されるが、このエンジンルームの内部は、
概略図8に示したように構成されるのが一般的である。
即ち、図中において、1はエンジンルームであって、こ
のエンジンルーム1はカバーにより概略閉塞させた空間
を構成している。エンジンルーム1内には、エンジン2
が配置されており、エンジン2には油圧ポンプ3が連結
して設けられている。また、エンジンルーム1内には、
ラジエータ4,オイルクーラ5及びインタクーラ6が設
けられ、さらには必要に応じて空調装置の凝縮器7が設
けられると共に冷却ファン8が装着される。そして、エ
ンジンルーム1を構成するカバーには外気を導入するた
めの外気導入口1a及び排気口1bが設けられ、これに
よってエンジンルーム1内には、図に矢印で示したよう
な空気流が形成される。
【0005】ここで、エンジンルーム1内に設けられる
熱交換器としては、一般にその空気流の上流側から順
に、凝縮器7,オイルクーラ5,インタクーラ6及びラ
ジエータ4の順に配列される。ここで、インタクーラ6
はエンジン2への吸入空気を過給する過給器9からの圧
縮された空気を冷却するためのものであり、このために
エンジンルーム1の外部にフィルタ装置10が設置され
ており、このフィルタ装置10により塵埃等を含まない
清浄な外気が取り込まれる。このフィルタ装置10から
取り込んだ外気が配管11を介して過給器9に供給され
て、この過給器9で圧縮される。過給器9はエンジン2
の排気ガスのエネルギでタービンを回転させて、空気を
圧縮するものであり、この圧縮には温度上昇が伴うこと
から、エンジン2に供給する前に冷却する必要がある。
インタクーラ6が設けられるのは、この吸入空気の冷却
のためであり、一般的には60℃程度にまで冷却する必
要がある。インタクーラ6の被冷却流体は、他の熱交換
器よりも低い温度にまで冷却しなければならない上、オ
イルクーラやラジエータの放熱量が比較的大きいのでイ
ンタクーラ6は、一般的に空気流の最上流側、あるいは
図8のようにラジエータよりも上流側に配置する。過給
器9はエンジン2の部位に配置されなければならないこ
とから、過給器9とインタークーラ6との間及びインタ
クーラ6とエンジン2との間には、圧縮空気を流通させ
る配管12,13が接続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】エンジンルーム内の圧
力はファンの回転により、熱交換器の下流側の圧力のほ
うが上流側の圧力よりも高くなっている。したがって、
熱交換器とエンジンルームを構成しているカバーとの間
に隙間が存在すると、各熱交換器を通過し、温度の上昇
した下流側の冷却空気がこの隙間を通って上流側に逆流
し、各熱交換器における冷却効率が低下する。そこで、
一般に、熱交換器と建屋との間には、冷却空気の逆流防
止用の仕切部材が設けられ、エンジンルームをこの仕切
部材および熱交換器を境として上流側チャンバと下流側
チャンバとに区画している。ところで、エンジン2およ
び過給器9は下流側チャンバに、インタークーラ6は上
流側チャンバに配置されているので、これらの機器に圧
縮空気を流通させる配管12,13は、仕切部材により
区画された2つのチャンバ間に配設しなければならな
い。
【0007】そこで、本出願人は、エンジンルーム内に
おいて、熱交換器の一つであるラジエータとカバー内面
との間に仕切部材を設けて、エンジンルーム内を外気導
入口側のチャンバと、排気口側のチャンバとに区画形成
するように構成し、その仕切部材を貫通するようなイン
タクーラ配管構造を開発し、特願平8−262008号
として特許出願を行った。
【0008】この先願発明の概略構成を図9に示す。こ
の図9において、熱交換器としてのラジエータ4の上流
側にインタクーラ6が配置されており、ラジエータ4の
周囲には仕切部材14が固定して設けられており、この
仕切部材14はエンジンルーム1のカバー内面と当接し
ている。これによって、エンジンルーム1の内部は、仕
切部材14で2つのチャンバに区画形成され、発熱源で
あるエンジン2が設置され、かつ前述した各熱交換器と
熱交換して温度が上昇した空気が流入するチャンバは高
温側のチャンバで、外気導入口1aが開口し、しかも仕
切部材14で発熱源となるエンジン2と熱的に切り離さ
れたチャンバは低温側のチャンバとなる。そして、イン
タクーラ6の配管12,13は仕切部材14を貫通する
ように配設される構造となっている。
【0009】以上のように構成すれば、高温側のチャン
バからインタクーラ6が配置されている低温側のチャン
バ側に冷却空気の逆流が生じるのを防止できることか
ら、熱交換器における熱交換効率が向上する。ただし、
このような先願の発明においても、なお解決すべき課題
がない訳ではない。
【0010】既に説明したように、インタクーラには、
過給器からの配管と、エンジンへの配管とが接続されて
おり、これらの配管は仕切部材を貫通する状態にして引
き回されることになる。ところで、エンジンはゴム等の
弾性部材を介して油圧ショベルのフレームに固定されて
おり、駆動時はエンジン自体が振動する。したがって、
この振動に伴い、エンジンおよび過給器に接続され、仕
切部材を貫通するように設けたインタクーラ配管も振動
する。この結果、仕切部材における配管を挿通させた部
位の強度が十分ではないと、振動により仕切部材の配管
を貫通させた部位が損傷する等で、この貫通部分に隙間
が生じるおそれがある。従って、仕切部材は剛体で構成
しなければならず、硬質プラスチックで形成されること
になる。
【0011】以上のように、仕切部材に高い密閉性を持
たせ、また配管を安定した状態で挿通させるには、仕切
部材の厚みをかなり大きくしなければならず、その設置
スペースが制約されるという問題点がある。また、仕切
部材はエンジンルームのカバーには固着できないことか
ら、熱交換器としてのラジエータに固着することにな
り、かつカバー内面との間にできるだけ隙間が生じない
ようにしなければならなない。
【0012】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、簡単な構成で、仕切
部における密閉性を損うことのないようにインタクーラ
に接続される配管を引き回すことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、外気導入口と排気口とが形成され、
エンジンと共に、このエンジンの設置位置より外気導入
口側に複数の熱交換器を設け、またエンジンと熱交換器
との間に冷却ファンを装着したエンジンルーム内に設け
られ、前記熱交換器のうちのエンジン吸入空気を冷却す
るインタクーラ配管の取付構造であって、前記インタク
ーラは、前記各熱交換器のうち、最も外気導入口側に配
置され、前記インタクーラより下流側に位置するいずれ
かの熱交換器の側壁にブラケットを固定して設け、この
ブラケットの上下に前記インタクーラからの配管をクラ
ンプするクランプ部材を設け、この熱交換器及びそれに
装着したクランプ部材の位置を境として外気導入口側の
低温チャンバと排気口側の高温チャンバとに区画形成す
るために、発泡樹脂からなる隔壁を装着する構成とした
ことをその特徴とするものである。
【0014】ここで、隔壁としては、発泡ポリウレタン
等を用い、これをエンジンルームのカバー等の壁面に固
着して設けたるように構成するのが好ましい。また、ブ
ラケットの上下に設けられるクランプ部材は、硬質ゴム
からなり、配管を挿通させるための略半円形の凹部を有
する2つ割りのクランプ部片から構成し、これらクラン
プ部片のうちの一方側の2個のクランプ部片はクランプ
部材の上下の位置にそれぞれ固定的に設け、また他方側
の2個のクランプ部片はブラケットの厚み分のスペース
を空けた状態にして、支持板に固着して設けるように構
成すれば良い。従って、隔壁はこの支持板の部位を通る
ことになる。さらに、両クランプ部片のうちの少なくと
も一方をねじ等の係止手段を用いてブラケットに係脱可
能に固定できる構成とすることができる。さらにまた、
クランプ部材はエンジンルームからカウンタウエイトの
上部側に向けて張り出すように設け、エンジンルームの
カバーをこのカウンタウエイト側に延在させるようにす
れば、クランプ部材をコンパクトに収容できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。図1乃至図3に
示したように、エンジンルーム1には、外気導入口1a
と排気口1bとが形成されており、その内部にエンジン
2が設置され、エンジン2には油圧ポンプ3が連結され
ており、かつエンジン2の配設位置より外気導入口1a
側にはラジエータ4,オイルクーラ5及びインタクーラ
6からなる熱交換器が配置されている。エンジン2には
冷却ファン8が装着されて、この冷却ファン8により冷
却空気を循環させて、インタクーラ6,オイルクーラ5
及びラジエータ4の冷却を行う。また、エンジン2には
過給器9が付設されており、この過給器9からの配管1
2と、エンジン2への配管13とがインタクーラ6に接
続されている。なお、図面においては、ラジエータ4と
オイルクーラ5とは並列に配置されているが、これらは
前後に配置するように構成することもできる。また、エ
ンジンルーム1内に配置される熱交換器としては、少な
くともラジエータ4とインタクーラ6とが設置されてお
れば良い。
【0016】エンジンルーム1内においては、並列に設
けたラジエータ4及びオイルクーラ5の部位を境にし
て、2つのチャンバC1 ,C2 に区画形成される。一方
のチャンバC1 内にはエンジン2が設置され、さらに各
熱交換器を通って温度が上昇した空気が流入する高温側
のチャンバであり、またチャンバC2 は外気導入口1a
が開口して、外気が流入する低温側のチャンバであり、
インタクーラ6は低温側のチャンバC2 内に配置されて
いる。
【0017】このように、エンジンルーム1内をチャン
バC1 とチャンバC2 とに区画形成するために、図3か
ら明らかなように、発泡樹脂、好ましくは発泡ポリウレ
タンからなる隔壁20が設けられる。この隔壁20は、
エンジンルーム1を構成するカバー21等の壁部に固着
して設けられる。ここで、エンジンルーム1のカバー2
1は、少なくとも上部カバー部21a,下部カバー部2
1b,左右の側部カバー部21c,21dを有し、また
後方位置にはカウンタウエイト22が設置されることか
ら、このカウンタウエイト22の側面がエンジンルーム
1の後部側の壁部として機能し、前部側には仕切板21
eが設けられており、この仕切板21eが前部側の壁部
として機能する。隔壁20が設けられるのは、少なくと
も上部カバー部21a,後部側の壁部として機能するカ
ウンタウエイト22の側面と、仕切板21eとであり、
さらに下部カバー部21b側や、ラジエータ4とオイル
クーラ5との間に隙間が生じておれば、この間にも隔壁
20が設けられる。そして、隔壁20は発泡樹脂からな
るものであるから、密着性を良好にするために、隔壁2
0はある程度圧縮した状態に装着されており、これによ
ってチャンバC1 とチャンバC2 との間はほぼ完全に密
閉されることになる。
【0018】従って、チャンバC1 側の温度の上昇した
冷却空気がチャンバC2 側に逆流することが防止でき、
外気導入口1aから低温側のチャンバC2 に取り込まれ
た外気は、温度が上昇することなくインタクーラ6から
ラジエータ4及びオイルクーラ5に流入することにな
り、これら各熱交換器に効率的に冷却空気が供給され
る。
【0019】隔壁20は強度的には極めて脆弱なもので
あり、過給器9からインタクーラ6への配管12や、イ
ンタクーラ6からエンジン2への配管13をこの隔壁2
0を貫通させるように引き回すと、配管12,13の振
動により隔壁20が損傷して、これら配管12,13の
貫通部分に隙間が生じることになる。そこで、この配管
12,13は、図4乃至7に示したように、クランプ部
材30によりクランプさせた状態で、チャンバC1 ,C
2 間を引き回すようにする。
【0020】クランプ部材30は、図4及び図7から明
らかなように、ブラケット31の上下にそれぞれ設けら
れ、相互に接合される各一対のクランプ部片32,33
からなり、これらクランプ部片32,33は硬質ゴムか
ら構成される。クランプ部片32,33の相対向する面
には略半円形状の凹円弧面部32a,33aが形成され
ており、従ってクランプ部片32,33を接合させる
と、内部に配管12,13を挿通させる配管挿通部34
が形成される。ここで、配管挿通部34の内径は、配管
12,13の外径より僅かに小さな寸法となっており、
従って配管12,13を挿通させた状態では、所定の締
め付け力が作用して圧接状態になる。ここで、配管1
2,13はパイプまたはホースで形成されるが、ホース
で形成する場合でも、耐圧性のホースを用いることか
ら、多少の締め付け力が作用しても潰れない程度の保形
性を有する。
【0021】ブラケット31は比較的厚みの薄い金属板
体から構成されて、ラジエータ4の側面における上方の
部位に溶接等の手段で固着して設けられる。各一対から
なるクランプ部片32,33のうちの一方側のクランプ
部片32,32は、ブラケット31の上下とラジエータ
4の側面とに接着等の手段で固着して設けられる。ま
た、他方のクランプ部片33,33は、金属板体を曲成
した支持板35に、相互にブラケット31の厚み分だけ
離間させた状態で接着等の手段で固着して設けられる。
ブラケット31の幅寸法はクランプ部材30の幅寸法よ
り大きくなっており、このブラケット31の幅方向にお
いて、クランプ部材30を避けた両端近傍位置にシート
スクリュー36が固着して設けられている。また、支持
板35にはシートスクリュー36に対応する位置にボル
ト挿通孔37が穿設されており、従って支持板35側の
クランプ部片33,33をラジエータ4側に固定したク
ランプ部片32,32と接合させた状態で、ボルト38
を支持板35のボルト挿通孔37を介してシートスクリ
ュー36に螺挿することによって、これらクランプ部片
32,33の凹円弧面部32a,33aで形成される配
管挿通部34に配管12,13を挿通・挾持させた状態
に固定することができる。従って、図5及び図6からも
明らかなように、隔壁20はこのクランプ部材30の支
持板35の位置を通過するように配置される。
【0022】配管12,13は以上のようにして固定さ
れるが、クランプ部材30を構成するクランプ部片3
2,33は硬質ゴムで形成されているから、クランプ部
片32,33間に配管12,13を挾持させると、クラ
ンプ部片32,33が弾性変形して配管12,13に圧
接されるから、これら配管12,13はクランプ部材3
0に密着すると共に、極めて安定した状態に保持される
ことになる。従って、油圧ショベルの作動中に配管1
2,13が振動しても、みだりに位置ずれする等のおそ
れはない。また、配管12,13の振動によって、クラ
ンプ部材30に局部的に押圧力が働いても、この押圧力
が解除されると、迅速かつ円滑に復元するから、配管1
2,13とクランプ部材30との間に隙間が生じること
はない。
【0023】このように、配管12,13はクランプ部
材30に取り付けられており、発泡ポリウレタンからな
る隔壁20には格別の荷重が作用しないので、隔壁20
が損傷するおそれはない。しかも、隔壁20をクランプ
部材30の支持板35に押し付けて、ある程度圧縮した
状態に当接させることができるので、この部分における
密閉性が極めて高くなる。
【0024】さらに、クランプ部材30による配管1
2,13のクランプ位置は、ラジエータ4の側面におけ
る上部側の位置であり、ラジエータ4はカウンタウエイ
ト22の直近位置に配置されている。カウンタウエイト
22の上面はラジエータ4よりも低い位置にあり、従っ
てクランプ部材30はカウンタウエイト22の上部側に
向けて張り出している。また、上部カバー部21aはこ
のクランプ部材30を覆うようにカウンタウエイト22
の上部位置にまで延在されている。これにより、ラジエ
ータ4をカウンタウエイト22に極めて近い位置に配置
でき、エンジンルーム1内のスペースを有効に利用する
ことができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、このエ
ンジンルームの内部を、発泡樹脂からなる隔壁を装着し
て、熱交換器を境として外気導入口側の低温チャンバと
排気口側の高温チャンバとに区画形成し、低温チャンバ
における最も外気導入口側にインタクーラを配置して、
このインタクーラに接続される配管を、隔壁ではなく、
熱交換器の側壁に固定して設けたブラケットの上下にこ
れら配管をクランプするクランプ部材を設ける構成とし
たので、簡単な構成で、かつこのインタクーラに接続し
た配管の引き回しを行うことができ振動による密閉性の
悪化防止等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンルームの内部構造を平面視した状態を
示す構成説明図である。
【図2】図1の矢印A方向から見た図である。
【図3】図1の矢印B方向から見た図である。
【図4】インタクーラへの配管の保持機構を示す断面図
である。
【図5】上部カバーを除いて示す図4の平面図である。
【図6】図4のX−X断面図である。
【図7】配管のクランプ部材の分解斜視図である。
【図8】従来技術によるエンジンルームの内部構造を示
す構成説明図である。
【図9】先願発明のエンジンルームの内部構造を示す構
成説明図である。
【符号の説明】
1 エンジンルーム 1a 外気導入
口 1b 排気口 2 エンジン 4 ラジエータ 5 オイルクー
ラ 6 インタクーラ 8 冷却ファン 9 過給器 12,13 配
管 20 隔壁 21 カバー 22 カウンタウエイト 30 クランプ
部材 31 ブラケット 32,33 ク
ランプ部片 32a,33a 凹円弧面部 34 配管挿通
部 35 支持板 36 シートス
クリュー 37 ボルト挿通孔 38 ボルト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気導入口と排気口とが形成され、エン
    ジンと共に、このエンジンの設置位置より外気導入口側
    に複数の熱交換器を設け、またエンジンと熱交換器との
    間に冷却ファンを装着したエンジンルーム内に設けら
    れ、前記熱交換器のうちのエンジン吸入空気を冷却する
    インタクーラの取付構造であって、前記インタクーラ
    は、前記各熱交換器のうち、最も外気導入口側に配置さ
    れ、前記インタクーラより下流側に位置するいずれかの
    熱交換器の側壁にブラケットを固定して設け、このブラ
    ケットの上下に前記インタクーラからの配管をクランプ
    するクランプ部材を装着し、この熱交換器及びそれに装
    着したクランプ部材の位置を境として外気導入口側の低
    温チャンバと排気口側の高温チャンバとに区画形成する
    ために、発泡樹脂からなる隔壁を装着する構成としたこ
    とを特徴とする建設機械のインタクーラ配管取付構造。
  2. 【請求項2】 前記隔壁は前記エンジンルームのカバー
    等の壁面に固着して設けた発泡ポリウレタンで形成する
    構成としたことを特徴とする請求項1記載の建設機械の
    インタクーラ配管取付構造。
  3. 【請求項3】 前記ブラケットは鋼板で構成し、また前
    記各クランプ部材は硬質ゴムからなり、前記配管を挿通
    させるための略半円形の凹部を有する2つ割りのクラン
    プ部片から構成し、両クランプ部片の少なくとも一方は
    係止手段により前記ブラケットに係脱可能に固定される
    構成としたことを特徴とする請求項1記載の建設機械の
    インタクーラ配管取付構造。
  4. 【請求項4】 前記クランプ部片のうち、一方側の2個
    のクランプ部片は前記クランプ部材の上下の位置にそれ
    ぞれ固定的に設け、また他方側の2個のクランプ部片は
    前記ブラケットの厚み分のスペースを空けた状態にし
    て、支持板に固着して設ける構成としたことを特徴とす
    る請求項3記載の建設機械のインタクーラ配管取付構
    造。
  5. 【請求項5】 前記クランプ部材は前記エンジンルーム
    からカウンタウエイト側に張り出すように設け、このエ
    ンジンルームのカバーをカウンタウエイトの上部位置に
    延在させる構成としたことを特徴とする請求項1記載の
    建設機械のインタクーラ配管取付構造。
JP9169634A 1997-06-12 1997-06-12 建設機械のインタクーラ配管取付構造 Pending JPH112132A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000352315A (ja) * 1999-06-10 2000-12-19 Hitachi Constr Mach Co Ltd 熱交換器設置部のサーキュレーション防止装置

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JP2000352315A (ja) * 1999-06-10 2000-12-19 Hitachi Constr Mach Co Ltd 熱交換器設置部のサーキュレーション防止装置

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