JP2004169518A - 建設機械の冷却装置 - Google Patents
建設機械の冷却装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004169518A JP2004169518A JP2002339634A JP2002339634A JP2004169518A JP 2004169518 A JP2004169518 A JP 2004169518A JP 2002339634 A JP2002339634 A JP 2002339634A JP 2002339634 A JP2002339634 A JP 2002339634A JP 2004169518 A JP2004169518 A JP 2004169518A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- engine
- air
- cooling fan
- cooling device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
【課題】エンジン近傍に設けられても、通風抵抗が小さく冷却性能の優れた建設機械の冷却装置を提供する。
【解決手段】熱交換器7,8と、該熱交換器7,8に対向する冷却ファン6とを有し、エンジン1の近傍に設けられる建設機械の冷却装置において、冷却空気の風路を、前記エンジン1を避けて前記冷却ファン6の回転軸の方向に沿って略直線状に形成した構成とする。さらに、前記熱交換器7,8と前記冷却ファン6とを覆うカバー2に、前記冷却ファン6の回転軸方向の両側の冷却ファン6に対向する位置にそれぞれ空気口9,9を備えた構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】熱交換器7,8と、該熱交換器7,8に対向する冷却ファン6とを有し、エンジン1の近傍に設けられる建設機械の冷却装置において、冷却空気の風路を、前記エンジン1を避けて前記冷却ファン6の回転軸の方向に沿って略直線状に形成した構成とする。さらに、前記熱交換器7,8と前記冷却ファン6とを覆うカバー2に、前記冷却ファン6の回転軸方向の両側の冷却ファン6に対向する位置にそれぞれ空気口9,9を備えた構成とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建設機械の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
建設機械は、エンジンを駆動源とする油圧ポンプを駆動して得られる高圧の作動油を、各種油圧アクチュエータに制御して供給することにより、各種油圧アクチュエータを駆動して各種作業を行なっている。作動油は、各油圧機器での摩擦熱や圧力損失による発熱によりその温度が上昇するが、所定温度以上になると作動油の特性が著しく変化し、油圧機器が所望の作動を行なわなくなる。このため、作動油を冷却するオイルクーラが、エンジンの冷却水を冷却するラジエータに対面して設けられ、対向する冷却ファンが送る冷却空気により冷却されている。
【0003】
建設機械としてブルドーザに適用した例を、図6を用いて説明する。ブルドーザは車体の中央前部に設けられたエンジンルーム51内にエンジン1を搭載し、エンジン1の前方にはラジエータ7及びオイルクーラ8がエンジン1の前端に装着された冷却ファン52に対向して配置されている(例えば、特許文献1参照。)。エンジンルーム51の前端には空気口を兼ねたラジエータガード53が設けられており、冷却ファン52の駆動によりエンジンルーム51後部から取り込まれた冷却空気は、オイルクーラ8及びラジエータ7を通過してこのラジエータガード53から排出される。この際の熱交換により、エンジン冷却水及び作動油の温度はそれぞれ適切範囲まで冷却され、エンジン1のヒートバランスや、作動油の特性が維持される。
【0004】
大型の油圧ショベルにおいては、図7に示すように、上部旋回体61の右側にエンジン1を前後方向に沿って配置すると共に、上部旋回体61の左側後部にラジエータ7及びオイルクーラ8を略水平にかつ前後方向に沿って並列するように配置し、このラジエータ7及びオイルクーラ8を冷却する冷却ファン62,62をそれぞれに対向して設けている。冷却ファン62には駆動源となる油圧モータ63が付設されている。上部旋回体61の左側面には空気口64が設けられ、ラジエータ7及びオイルクーラ8の上方には空気口65が設けられている(例えば、特許文献2参照。)。冷却ファン62の駆動により空気口64から取り込まれた冷却空気は、オイルクーラ8及びラジエータ7を通過して空気口65から排出される。この際の熱交換により、エンジン冷却水及び作動油の温度はそれぞれ適切範囲まで冷却され、エンジン1のヒートバランスや、作動油の特性が維持される。
【0005】
【特許文献1】
実用新案登録第2518011号公報 (第2頁、第1〜2図)
【特許文献2】
特開平11−269917号公報 (第6頁、第1〜2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術においては、以下に述べるような問題点がある。
すなわち、ブルドーザの場合、冷却空気の風向である冷却ファン52の回転軸方向には、冷却ファン52に近接してエンジン1が配置されているので、エンジン1が冷却空気の流れを邪魔し冷却風の通気抵抗が大きくなり、冷却空気の風量を十分得ることができない。このため、冷却ファン52のサイズを大きくしたり冷却効率のよいラジエータ、オイルクーラを採用するなど、冷却装置の大型化やコスト高を招来してしまう。
【0007】
ブルドーザ以外の建設機械においても、配置スペースの関係上、エンジンに近接してラジエータ、オイルクーラ及び冷却ファンといった冷却ユニットを配置している。上記大型の油圧ショベルでは、冷却ユニットの配設スペースを十分確保できる場合もあるが、特に、中型以下の油圧ショベルにおいては、市街地での作業性を向上させるべく、上部旋回体の後端部の突出量が小さい後方小旋回形式が主流となりつつあり、この形式の油圧ショベルでは冷却ユニットの配置スペースを十分確保できないため、ラジエータ、オイルクーラ及び冷却ファンをエンジンに近接配置しており、エンジンが冷却空気の流れを邪魔している。このため、ブルドーザの場合と同様に通風抵抗の大きい冷却装置となってしまう。
【0008】
本発明は、上記の問題に着目してなされたものであり、エンジン近傍に設けられても、通風抵抗が小さく冷却性能の優れた建設機械の冷却装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記の目的を達成するために、第1の発明は、熱交換器と、該熱交換器に対向する冷却ファンとを有し、エンジンの近傍に設けられる建設機械の冷却装置において、冷却空気の風路を、前記エンジンを避けて前記冷却ファンの回転軸の方向に沿って略直線状に形成した構成としている。
上記構成によれば、冷却空気の風路に冷却風の抵抗となるエンジンが配置されず、しかも、風路が略直線状であるので、通風抵抗が小さくなり冷却空気の風量を十分確保でき冷却能力の優れた冷却装置を得ることができる。
【0010】
また、第1の発明に基づく第2の発明は、前記熱交換器と前記冷却ファンとを覆うカバーに、前記冷却ファンの回転軸方向の両側の冷却ファンに対向する位置にそれぞれ空気口を備えた構成としている。
上記構成によれば、冷却風の取り入れ側から排出側までが、冷却ファンと直列に配置されるので、通風抵抗の小さい冷却装置を得ることができる。
【0011】
また、第1又は第2の発明に基づく第3の発明は、前記冷却ファンの回転軸は略水平である構成としている。
上記構成によれば、冷却ファンの回転軸は水平方向に向けているので、冷却空気は略水平方向に流れ、冷却風により砂塵を巻き上げたり吸込んだりすることがなく、油圧機器等への悪影響や視界の悪化を招来する恐れがない。
【0012】
また、第1又は第2の発明に基づく第4の発明は、前記熱交換器及び前記冷却ファンと前記エンジンとの間に設けられ、小孔が設けられた仕切板を備えた構成としている。
上記構成によれば、冷却風により発生する負圧により、エンジン側の空気が仕切板の小孔から吸い出されるので、エンジン側にこもる熱を効率よく排熱できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して実施形態について詳細に説明する。
なお、従来技術と同じ構成には同一の符号を付す。また、本明細書において、前後左右及び上下の各方向は、特に断らない限り、それぞれ本発明を適用する建設機械の前後左右及び上下の各方向を意味する。
まず、ブルドーザのエンジンルームの概略平面断面図である図1を用いて、本発明の第1実施形態について説明する。
【0014】
図1に示すように、エンジン1は、エンジンルームカバー2に囲まれたエンジンルーム3E内に配置されている。エンジンルームカバー2は、前面カバー2f、左右一対の側面カバー2s,2s、上面カバー(図示せず)から大略構成されている。エンジンルームカバー2の内部は、エンジン1の前方(図1の下方)に設けられた仕切板4で、エンジンルーム3Eとクーリングルーム3Cとに仕切られている。このクーリングルーム3C内には、モータ5により駆動する冷却ファン6がその回転軸を左右方向に向けて配設されており、さらに、この冷却ファン6を挟んでエンジン冷却水を冷却するラジエータ7及び作動油を冷却するオイルクーラ8がそれぞれ冷却ファン6に対向して配設されている。
【0015】
側面カバー2s,2sのクーリングルーム3C部には、冷却ファン6に対向して開閉可能な空気口9,9がそれぞれ設けられている。空気口9は、ラジエータガードを兼ねており、空気の流れを過度に制限しないように、例えば、多数の丸孔を千鳥状に配置して構成されている。また、仕切板4には、エンジンルーム3Eとクーリングルーム3Cとが連通するように、小孔4hが複数個設けられている。
【0016】
次に、上記構成による作動について説明する。
モータ5の駆動により冷却ファン6が回転し、冷却空気が一方の空気口9からクーリングルーム3Cに流入し、ラジエータ7、冷却ファン6及びオイルクーラ8を通過して、反対側の空気口9から排出される。この際、熱交換器であるラジエータ7及びオイルクーラ8と冷却空気との間で熱交換が行なわれ、エンジン冷却水及び作動油の温度はそれぞれ適切範囲まで冷却されることにより、エンジン1のヒートバランスや、作動油の特性が維持される。
また、この冷却風により、仕切板4を挟んで小孔4hのクーリングルーム3C側に負圧が発生し、エンジンルーム3E内の空気が小孔4hから吸い出され、エンジンルーム3E内の換気が行われる。
【0017】
本実施形態による効果を説明する。
冷却空気の風向である冷却ファン6の回転軸方向には、冷却ファン6に対向するラジエータ7やオイルクーラ8等の熱交換器を挟んで空気口9が配置されているので、冷却空気の風向にエンジン1が配置される従来技術とは異なり、冷却空気の風路は略直線状であり、冷却風は真っ直ぐスムーズに流れ通風抵抗の小さい冷却装置を得ることができる。このため、冷却空気の風量を増加して、優れた冷却性能を得ることができ、風量が十分であるので風量を多少減少させてもよい場合には、冷却ファン6の外径サイズを小さくしたり回転数を遅くすることが可能となり、冷却ファン6が発生する騒音を低減することができる。または、空気口9を狭くして外部に漏れる騒音を低減することもできる。また、風量の増加に対応して熱交換器を変更する場合には、サイズの小さい熱交換器又はフィンピッチのより粗い安価な熱交換器を採用することが可能となり、装置の小型化やコストの低減が可能となる。
【0018】
また、冷却ファン6はその回転軸を左右方向である水平方向に向けているので、冷却空気は略水平方向に流れている。このため、冷却風により砂塵を巻き上げたり吸込んだりすることがなく、油圧機器等への悪影響や視界の悪化を招来する恐れがない。
また、この冷却風による負圧により、エンジンルーム3E内にこもる熱が仕切板4の小孔4hから吸い出され、冷却空気と共に外部に放出されるので、エンジンルーム3E内の排熱が効率的に行われ、エンジンルーム3E内の温度上昇を抑制できる。さらに、この仕切板4により、エンジンルーム3Eの密閉度合いを向上できるので、車両の騒音低減化を向上できる。
【0019】
ブルドーザの場合、従来のように車体正面にラジエータガードを兼ねる空気口を設ける場合には、作業時に車両前方から侵入してくる枝等の異物からラジエータの破損を防止するために空気口を堅牢な構造とする必要がありコスト高となっているが、本実施形態においては、空気口9が車両の左右方向に向いて配設されるので、車両前方からの異物の衝突・干渉の恐れはなく、堅牢さを必要としない簡単な構造で安価なラジエータガードとなり、車両前方からの異物の衝突・干渉に対しては、空気口の無い、あるいは少ない、安価な前面カバー2fで対応でき低コストとなる。
さらに、ラジエータ7やオイルクーラ8の熱交換器の清掃作業は、従来は車両正面からのみ行なっていたのに対し、上記実施形態においては、空気口9を開閉式とすることにより、車両の左右両側から清掃を行なえるので、清掃作業が容易となる。
【0020】
次に、油圧ショベルの上部旋回体の概略平面断面図である図2及びその概略側面断面図である図3を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、第1実施形態と同じ構成には同一の符号を付し、その説明を割愛する。
【0021】
図2に示すように、油圧ショベルの上部旋回体11の後部にはエンジン1を収容するエンジンルーム12が設けられている。また、上部旋回体11の右側部には冷却ファン6、ラジエータ7及びオイルクーラ8を収容するクーリングルーム13が設けられており、エンジンルーム12とクーリングルーム13とは、仕切板14により仕切られている。この仕切板14には、エンジンルーム12とクーリングルーム13とが連通するように、小孔14hが複数個設けられている。また図3にも示すように、クーリングルーム13内のやや後寄りには、モータ5により駆動する冷却ファン6がその回転軸を前後方向に向けて配設されており、さらに、この冷却ファン6を挟んでラジエータ7及びオイルクーラ8がそれぞれ冷却ファン6に対向して配設されている。クーリングルーム13を覆うカバー15には、後部側面15a及び中央部の前方に向かって傾斜する傾斜側面15bに空気口16,17がそれぞれ設けられている。
【0022】
次に、上記構成による作動について説明する。
モータ5の駆動により冷却ファン6が回転し、冷却空気が後部の空気口16からクーリングルーム13に流入し、ラジエータ7、冷却ファン6及びオイルクーラ8を通過して、中央部の空気口17から排出される。この際、熱交換器であるラジエータ7及びオイルクーラ8と冷却空気との間で熱交換が行なわれ、エンジン冷却水及び作動油の温度はそれぞれ適切範囲まで冷却されることにより、エンジン1のヒートバランスや、作動油の特性が維持される。
また、この冷却風により、仕切板14を挟んで小孔14hのクーリングルーム13側に発生する負圧により、エンジンルーム12内の空気が小孔14hから吸い出され、エンジンルーム12内の換気が行われる。
【0023】
本実施形態による効果を説明する。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、冷却ファン6の回転軸方向には、エンジン1等のように冷却風の抵抗となるものが配置されておらず、冷却空気の風路は略直線状であり、冷却空気は略真っ直ぐにラジエータ7及びオイルクーラ8を通過して外部に排出されるので、通風抵抗の小さい冷却装置を得ることができる。また、冷却ファン6の回転軸は水平方向に向けているので、冷却空気は略水平方向に流れ、冷却風により砂塵を巻き上げたり吸込んだりすることがなく、油圧機器等への悪影響や視界の悪化を招来する恐れがない。また、この冷却風による負圧により、エンジンルーム12内にこもる熱が仕切板14の小孔14hから吸い出され、エンジンルーム12内の排熱が効率的に行われる。さらに、クーリングルーム13を覆うカバー15を開閉可能とすることにより、ラジエータ7及びオイルクーラ8の清掃を車両の前後両側から行なえるので、清掃作業が容易となる。
【0024】
なお、本発明は上記実施形態に限定するものではなく、本発明の範囲内において変更や修正を加えても構わない。
例えば、冷却空気の風向である冷却ファン6の回転軸の向きは、エンジンの向き(クランク軸の向き)に対して、略直角方向となる例にて説明したが、エンジンが冷却空気の流れを過度に制限しなければ略直角方向に限らず、例えば図4に示すように、エンジン1の向きに対して冷却ファン6の回転軸の向きが45゜程度になるように配置してもよい。
【0025】
また、冷却ファン6を挟むようにラジエータ7及びオイルクーラ8を配置する例にて説明したが、図5(a)に示すように、冷却ファン6の片側にラジエータ7及びオイルクーラ8を列置してもよい。さらに、図5(b)に示すように、同一面上に隣り合わせて配置したラジエータ7A及びオイルクーラ8Bを冷却ファン6に対向して配置してもよい。この場合、ラジエータ7A及びオイルクーラ8Bは、冷却能力をラジエータ7及びオイルクーラ8とそれぞれ同等に維持すべく、幅寸法(図5(a)の左右方向寸法)が大きくなる。
【0026】
また、1台の冷却ファン6を設けた例で示したが、その設置スペースが小さい車両の場合には幅の小さい冷却ファンやラジエータ等を複数台使用するようにしても構わない。この場合、冷却ファンは上下方向に並べて配置され、ラジエータ等は風向きに重ねて配置される。
さらに、図1には、エンジンルーム3Eとクーリングルーム3Cとを仕切る仕切板4に小孔4hをフアン上流側と下流側にそれぞれ設けた例を示しているが、下流側にのみ設ける方が好ましい。なんとなれば、上流側に小孔4hがあるとエンジンルーム3Eから流入する暖まったエアの量が増えて外気の風量が減るために、冷却効率が低下してしまうからである。
【0027】
また、冷却ファン6を駆動するモータ5は、油圧モータでもよいし、電動モータでも構わない。
またさらに、エンジンルームとクーリングルームとを仕切板で仕切る例にて説明したが、多少外部への騒音が大きくなるが、この仕切板を設けなくてもよい。
熱交換器として、ラジエータ7及びオイルクーラ8を例に挙げたが、どちらか一方のみの構成でも構わないし、冷却ファン6に対面して空気調和装置のコンデンサや過給機のインタクーラ等をさらに並設してもよいのは勿論である。
【0028】
以上説明したように、本発明によれば、冷却ファンの回転軸方向がエンジンを避けるように冷却ファンを設けて、冷却空気の風路がエンジンを避けてファン回転軸方向に沿って略直線状となるように構成しているので、通風抵抗が小さく冷却能力の優れた冷却装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係わるブルドーザのエンジンルームの概略平面断面図である。
【図2】第2実施形態に係わる油圧ショベルの上部旋回体の概略平面断面図である。
【図3】図2の概略側面断面図である。
【図4】別態様の油圧ショベルの上部旋回体の概略平面断面図である。
【図5】別態様の熱交換器の配置の説明図である。
【図6】従来技術に係わるブルドーザのエンジンルームの概略平面断面図である。
【図7】従来技術に係わる油圧ショベルの上部旋回体の概略平面断面図である。
【符号の説明】
1…エンジン、2…エンジンルームカバー、3E,12…エンジンルーム、3C,13…クーリングルーム、4,14…仕切板、4h,14h…小孔、5…モータ、6…冷却ファン、7…ラジエータ、8…オイルクーラ、9,16,17…空気口。
【発明の属する技術分野】
本発明は、建設機械の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
建設機械は、エンジンを駆動源とする油圧ポンプを駆動して得られる高圧の作動油を、各種油圧アクチュエータに制御して供給することにより、各種油圧アクチュエータを駆動して各種作業を行なっている。作動油は、各油圧機器での摩擦熱や圧力損失による発熱によりその温度が上昇するが、所定温度以上になると作動油の特性が著しく変化し、油圧機器が所望の作動を行なわなくなる。このため、作動油を冷却するオイルクーラが、エンジンの冷却水を冷却するラジエータに対面して設けられ、対向する冷却ファンが送る冷却空気により冷却されている。
【0003】
建設機械としてブルドーザに適用した例を、図6を用いて説明する。ブルドーザは車体の中央前部に設けられたエンジンルーム51内にエンジン1を搭載し、エンジン1の前方にはラジエータ7及びオイルクーラ8がエンジン1の前端に装着された冷却ファン52に対向して配置されている(例えば、特許文献1参照。)。エンジンルーム51の前端には空気口を兼ねたラジエータガード53が設けられており、冷却ファン52の駆動によりエンジンルーム51後部から取り込まれた冷却空気は、オイルクーラ8及びラジエータ7を通過してこのラジエータガード53から排出される。この際の熱交換により、エンジン冷却水及び作動油の温度はそれぞれ適切範囲まで冷却され、エンジン1のヒートバランスや、作動油の特性が維持される。
【0004】
大型の油圧ショベルにおいては、図7に示すように、上部旋回体61の右側にエンジン1を前後方向に沿って配置すると共に、上部旋回体61の左側後部にラジエータ7及びオイルクーラ8を略水平にかつ前後方向に沿って並列するように配置し、このラジエータ7及びオイルクーラ8を冷却する冷却ファン62,62をそれぞれに対向して設けている。冷却ファン62には駆動源となる油圧モータ63が付設されている。上部旋回体61の左側面には空気口64が設けられ、ラジエータ7及びオイルクーラ8の上方には空気口65が設けられている(例えば、特許文献2参照。)。冷却ファン62の駆動により空気口64から取り込まれた冷却空気は、オイルクーラ8及びラジエータ7を通過して空気口65から排出される。この際の熱交換により、エンジン冷却水及び作動油の温度はそれぞれ適切範囲まで冷却され、エンジン1のヒートバランスや、作動油の特性が維持される。
【0005】
【特許文献1】
実用新案登録第2518011号公報 (第2頁、第1〜2図)
【特許文献2】
特開平11−269917号公報 (第6頁、第1〜2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術においては、以下に述べるような問題点がある。
すなわち、ブルドーザの場合、冷却空気の風向である冷却ファン52の回転軸方向には、冷却ファン52に近接してエンジン1が配置されているので、エンジン1が冷却空気の流れを邪魔し冷却風の通気抵抗が大きくなり、冷却空気の風量を十分得ることができない。このため、冷却ファン52のサイズを大きくしたり冷却効率のよいラジエータ、オイルクーラを採用するなど、冷却装置の大型化やコスト高を招来してしまう。
【0007】
ブルドーザ以外の建設機械においても、配置スペースの関係上、エンジンに近接してラジエータ、オイルクーラ及び冷却ファンといった冷却ユニットを配置している。上記大型の油圧ショベルでは、冷却ユニットの配設スペースを十分確保できる場合もあるが、特に、中型以下の油圧ショベルにおいては、市街地での作業性を向上させるべく、上部旋回体の後端部の突出量が小さい後方小旋回形式が主流となりつつあり、この形式の油圧ショベルでは冷却ユニットの配置スペースを十分確保できないため、ラジエータ、オイルクーラ及び冷却ファンをエンジンに近接配置しており、エンジンが冷却空気の流れを邪魔している。このため、ブルドーザの場合と同様に通風抵抗の大きい冷却装置となってしまう。
【0008】
本発明は、上記の問題に着目してなされたものであり、エンジン近傍に設けられても、通風抵抗が小さく冷却性能の優れた建設機械の冷却装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記の目的を達成するために、第1の発明は、熱交換器と、該熱交換器に対向する冷却ファンとを有し、エンジンの近傍に設けられる建設機械の冷却装置において、冷却空気の風路を、前記エンジンを避けて前記冷却ファンの回転軸の方向に沿って略直線状に形成した構成としている。
上記構成によれば、冷却空気の風路に冷却風の抵抗となるエンジンが配置されず、しかも、風路が略直線状であるので、通風抵抗が小さくなり冷却空気の風量を十分確保でき冷却能力の優れた冷却装置を得ることができる。
【0010】
また、第1の発明に基づく第2の発明は、前記熱交換器と前記冷却ファンとを覆うカバーに、前記冷却ファンの回転軸方向の両側の冷却ファンに対向する位置にそれぞれ空気口を備えた構成としている。
上記構成によれば、冷却風の取り入れ側から排出側までが、冷却ファンと直列に配置されるので、通風抵抗の小さい冷却装置を得ることができる。
【0011】
また、第1又は第2の発明に基づく第3の発明は、前記冷却ファンの回転軸は略水平である構成としている。
上記構成によれば、冷却ファンの回転軸は水平方向に向けているので、冷却空気は略水平方向に流れ、冷却風により砂塵を巻き上げたり吸込んだりすることがなく、油圧機器等への悪影響や視界の悪化を招来する恐れがない。
【0012】
また、第1又は第2の発明に基づく第4の発明は、前記熱交換器及び前記冷却ファンと前記エンジンとの間に設けられ、小孔が設けられた仕切板を備えた構成としている。
上記構成によれば、冷却風により発生する負圧により、エンジン側の空気が仕切板の小孔から吸い出されるので、エンジン側にこもる熱を効率よく排熱できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して実施形態について詳細に説明する。
なお、従来技術と同じ構成には同一の符号を付す。また、本明細書において、前後左右及び上下の各方向は、特に断らない限り、それぞれ本発明を適用する建設機械の前後左右及び上下の各方向を意味する。
まず、ブルドーザのエンジンルームの概略平面断面図である図1を用いて、本発明の第1実施形態について説明する。
【0014】
図1に示すように、エンジン1は、エンジンルームカバー2に囲まれたエンジンルーム3E内に配置されている。エンジンルームカバー2は、前面カバー2f、左右一対の側面カバー2s,2s、上面カバー(図示せず)から大略構成されている。エンジンルームカバー2の内部は、エンジン1の前方(図1の下方)に設けられた仕切板4で、エンジンルーム3Eとクーリングルーム3Cとに仕切られている。このクーリングルーム3C内には、モータ5により駆動する冷却ファン6がその回転軸を左右方向に向けて配設されており、さらに、この冷却ファン6を挟んでエンジン冷却水を冷却するラジエータ7及び作動油を冷却するオイルクーラ8がそれぞれ冷却ファン6に対向して配設されている。
【0015】
側面カバー2s,2sのクーリングルーム3C部には、冷却ファン6に対向して開閉可能な空気口9,9がそれぞれ設けられている。空気口9は、ラジエータガードを兼ねており、空気の流れを過度に制限しないように、例えば、多数の丸孔を千鳥状に配置して構成されている。また、仕切板4には、エンジンルーム3Eとクーリングルーム3Cとが連通するように、小孔4hが複数個設けられている。
【0016】
次に、上記構成による作動について説明する。
モータ5の駆動により冷却ファン6が回転し、冷却空気が一方の空気口9からクーリングルーム3Cに流入し、ラジエータ7、冷却ファン6及びオイルクーラ8を通過して、反対側の空気口9から排出される。この際、熱交換器であるラジエータ7及びオイルクーラ8と冷却空気との間で熱交換が行なわれ、エンジン冷却水及び作動油の温度はそれぞれ適切範囲まで冷却されることにより、エンジン1のヒートバランスや、作動油の特性が維持される。
また、この冷却風により、仕切板4を挟んで小孔4hのクーリングルーム3C側に負圧が発生し、エンジンルーム3E内の空気が小孔4hから吸い出され、エンジンルーム3E内の換気が行われる。
【0017】
本実施形態による効果を説明する。
冷却空気の風向である冷却ファン6の回転軸方向には、冷却ファン6に対向するラジエータ7やオイルクーラ8等の熱交換器を挟んで空気口9が配置されているので、冷却空気の風向にエンジン1が配置される従来技術とは異なり、冷却空気の風路は略直線状であり、冷却風は真っ直ぐスムーズに流れ通風抵抗の小さい冷却装置を得ることができる。このため、冷却空気の風量を増加して、優れた冷却性能を得ることができ、風量が十分であるので風量を多少減少させてもよい場合には、冷却ファン6の外径サイズを小さくしたり回転数を遅くすることが可能となり、冷却ファン6が発生する騒音を低減することができる。または、空気口9を狭くして外部に漏れる騒音を低減することもできる。また、風量の増加に対応して熱交換器を変更する場合には、サイズの小さい熱交換器又はフィンピッチのより粗い安価な熱交換器を採用することが可能となり、装置の小型化やコストの低減が可能となる。
【0018】
また、冷却ファン6はその回転軸を左右方向である水平方向に向けているので、冷却空気は略水平方向に流れている。このため、冷却風により砂塵を巻き上げたり吸込んだりすることがなく、油圧機器等への悪影響や視界の悪化を招来する恐れがない。
また、この冷却風による負圧により、エンジンルーム3E内にこもる熱が仕切板4の小孔4hから吸い出され、冷却空気と共に外部に放出されるので、エンジンルーム3E内の排熱が効率的に行われ、エンジンルーム3E内の温度上昇を抑制できる。さらに、この仕切板4により、エンジンルーム3Eの密閉度合いを向上できるので、車両の騒音低減化を向上できる。
【0019】
ブルドーザの場合、従来のように車体正面にラジエータガードを兼ねる空気口を設ける場合には、作業時に車両前方から侵入してくる枝等の異物からラジエータの破損を防止するために空気口を堅牢な構造とする必要がありコスト高となっているが、本実施形態においては、空気口9が車両の左右方向に向いて配設されるので、車両前方からの異物の衝突・干渉の恐れはなく、堅牢さを必要としない簡単な構造で安価なラジエータガードとなり、車両前方からの異物の衝突・干渉に対しては、空気口の無い、あるいは少ない、安価な前面カバー2fで対応でき低コストとなる。
さらに、ラジエータ7やオイルクーラ8の熱交換器の清掃作業は、従来は車両正面からのみ行なっていたのに対し、上記実施形態においては、空気口9を開閉式とすることにより、車両の左右両側から清掃を行なえるので、清掃作業が容易となる。
【0020】
次に、油圧ショベルの上部旋回体の概略平面断面図である図2及びその概略側面断面図である図3を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、第1実施形態と同じ構成には同一の符号を付し、その説明を割愛する。
【0021】
図2に示すように、油圧ショベルの上部旋回体11の後部にはエンジン1を収容するエンジンルーム12が設けられている。また、上部旋回体11の右側部には冷却ファン6、ラジエータ7及びオイルクーラ8を収容するクーリングルーム13が設けられており、エンジンルーム12とクーリングルーム13とは、仕切板14により仕切られている。この仕切板14には、エンジンルーム12とクーリングルーム13とが連通するように、小孔14hが複数個設けられている。また図3にも示すように、クーリングルーム13内のやや後寄りには、モータ5により駆動する冷却ファン6がその回転軸を前後方向に向けて配設されており、さらに、この冷却ファン6を挟んでラジエータ7及びオイルクーラ8がそれぞれ冷却ファン6に対向して配設されている。クーリングルーム13を覆うカバー15には、後部側面15a及び中央部の前方に向かって傾斜する傾斜側面15bに空気口16,17がそれぞれ設けられている。
【0022】
次に、上記構成による作動について説明する。
モータ5の駆動により冷却ファン6が回転し、冷却空気が後部の空気口16からクーリングルーム13に流入し、ラジエータ7、冷却ファン6及びオイルクーラ8を通過して、中央部の空気口17から排出される。この際、熱交換器であるラジエータ7及びオイルクーラ8と冷却空気との間で熱交換が行なわれ、エンジン冷却水及び作動油の温度はそれぞれ適切範囲まで冷却されることにより、エンジン1のヒートバランスや、作動油の特性が維持される。
また、この冷却風により、仕切板14を挟んで小孔14hのクーリングルーム13側に発生する負圧により、エンジンルーム12内の空気が小孔14hから吸い出され、エンジンルーム12内の換気が行われる。
【0023】
本実施形態による効果を説明する。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、冷却ファン6の回転軸方向には、エンジン1等のように冷却風の抵抗となるものが配置されておらず、冷却空気の風路は略直線状であり、冷却空気は略真っ直ぐにラジエータ7及びオイルクーラ8を通過して外部に排出されるので、通風抵抗の小さい冷却装置を得ることができる。また、冷却ファン6の回転軸は水平方向に向けているので、冷却空気は略水平方向に流れ、冷却風により砂塵を巻き上げたり吸込んだりすることがなく、油圧機器等への悪影響や視界の悪化を招来する恐れがない。また、この冷却風による負圧により、エンジンルーム12内にこもる熱が仕切板14の小孔14hから吸い出され、エンジンルーム12内の排熱が効率的に行われる。さらに、クーリングルーム13を覆うカバー15を開閉可能とすることにより、ラジエータ7及びオイルクーラ8の清掃を車両の前後両側から行なえるので、清掃作業が容易となる。
【0024】
なお、本発明は上記実施形態に限定するものではなく、本発明の範囲内において変更や修正を加えても構わない。
例えば、冷却空気の風向である冷却ファン6の回転軸の向きは、エンジンの向き(クランク軸の向き)に対して、略直角方向となる例にて説明したが、エンジンが冷却空気の流れを過度に制限しなければ略直角方向に限らず、例えば図4に示すように、エンジン1の向きに対して冷却ファン6の回転軸の向きが45゜程度になるように配置してもよい。
【0025】
また、冷却ファン6を挟むようにラジエータ7及びオイルクーラ8を配置する例にて説明したが、図5(a)に示すように、冷却ファン6の片側にラジエータ7及びオイルクーラ8を列置してもよい。さらに、図5(b)に示すように、同一面上に隣り合わせて配置したラジエータ7A及びオイルクーラ8Bを冷却ファン6に対向して配置してもよい。この場合、ラジエータ7A及びオイルクーラ8Bは、冷却能力をラジエータ7及びオイルクーラ8とそれぞれ同等に維持すべく、幅寸法(図5(a)の左右方向寸法)が大きくなる。
【0026】
また、1台の冷却ファン6を設けた例で示したが、その設置スペースが小さい車両の場合には幅の小さい冷却ファンやラジエータ等を複数台使用するようにしても構わない。この場合、冷却ファンは上下方向に並べて配置され、ラジエータ等は風向きに重ねて配置される。
さらに、図1には、エンジンルーム3Eとクーリングルーム3Cとを仕切る仕切板4に小孔4hをフアン上流側と下流側にそれぞれ設けた例を示しているが、下流側にのみ設ける方が好ましい。なんとなれば、上流側に小孔4hがあるとエンジンルーム3Eから流入する暖まったエアの量が増えて外気の風量が減るために、冷却効率が低下してしまうからである。
【0027】
また、冷却ファン6を駆動するモータ5は、油圧モータでもよいし、電動モータでも構わない。
またさらに、エンジンルームとクーリングルームとを仕切板で仕切る例にて説明したが、多少外部への騒音が大きくなるが、この仕切板を設けなくてもよい。
熱交換器として、ラジエータ7及びオイルクーラ8を例に挙げたが、どちらか一方のみの構成でも構わないし、冷却ファン6に対面して空気調和装置のコンデンサや過給機のインタクーラ等をさらに並設してもよいのは勿論である。
【0028】
以上説明したように、本発明によれば、冷却ファンの回転軸方向がエンジンを避けるように冷却ファンを設けて、冷却空気の風路がエンジンを避けてファン回転軸方向に沿って略直線状となるように構成しているので、通風抵抗が小さく冷却能力の優れた冷却装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係わるブルドーザのエンジンルームの概略平面断面図である。
【図2】第2実施形態に係わる油圧ショベルの上部旋回体の概略平面断面図である。
【図3】図2の概略側面断面図である。
【図4】別態様の油圧ショベルの上部旋回体の概略平面断面図である。
【図5】別態様の熱交換器の配置の説明図である。
【図6】従来技術に係わるブルドーザのエンジンルームの概略平面断面図である。
【図7】従来技術に係わる油圧ショベルの上部旋回体の概略平面断面図である。
【符号の説明】
1…エンジン、2…エンジンルームカバー、3E,12…エンジンルーム、3C,13…クーリングルーム、4,14…仕切板、4h,14h…小孔、5…モータ、6…冷却ファン、7…ラジエータ、8…オイルクーラ、9,16,17…空気口。
Claims (4)
- 熱交換器(7,8)と、該熱交換器(7,8)に対向する冷却ファン(6)とを有し、エンジン(1)の近傍に設けられる建設機械の冷却装置において、
冷却空気の風路を、前記エンジン(1)を避けて前記冷却ファン(6)の回転軸の方向に沿って略直線状に形成した
ことを特徴とする建設機械の冷却装置。 - 請求項1記載の建設機械の冷却装置において、
前記熱交換器(7,8)と前記冷却ファン(6)とを覆うカバー(2)に、前記冷却ファン(6)の回転軸方向の両側の冷却ファン(6)に対向する位置にそれぞれ空気口(9,9)を備えた
ことを特徴とする建設機械の冷却装置。 - 請求項1又は2記載の建設機械の冷却装置において、
前記冷却ファン(6)の回転軸は略水平である
ことを特徴とする建設機械の冷却装置。 - 請求項1又は2記載の建設機械の冷却装置において、
前記熱交換器(7,8)及び前記冷却ファン(6)と前記エンジン(1)との間に設けられ、小孔(4h)が設けられた仕切板(4)を備えた
ことを特徴とする建設機械の冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002339634A JP2004169518A (ja) | 2002-11-22 | 2002-11-22 | 建設機械の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002339634A JP2004169518A (ja) | 2002-11-22 | 2002-11-22 | 建設機械の冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004169518A true JP2004169518A (ja) | 2004-06-17 |
Family
ID=32702543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002339634A Pending JP2004169518A (ja) | 2002-11-22 | 2002-11-22 | 建設機械の冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004169518A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20080110185A1 (en) * | 2006-09-29 | 2008-05-15 | Behr America Inc. | Vehicle HVAC system |
JP2008518137A (ja) * | 2004-10-27 | 2008-05-29 | アトラス コプコ ロツク ドリルス アクチボラグ | 掘削装置 |
CN104093949A (zh) * | 2013-11-21 | 2014-10-08 | 株式会社小松制作所 | 作业车辆 |
WO2014192403A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2014-12-04 | 株式会社小松製作所 | 作業車両 |
WO2014192405A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2014-12-04 | 株式会社小松製作所 | 作業車両 |
JP2017115317A (ja) * | 2015-12-21 | 2017-06-29 | 株式会社神戸製鋼所 | 作業機械 |
JP2017114158A (ja) * | 2015-12-21 | 2017-06-29 | 株式会社神戸製鋼所 | 作業機械 |
-
2002
- 2002-11-22 JP JP2002339634A patent/JP2004169518A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008518137A (ja) * | 2004-10-27 | 2008-05-29 | アトラス コプコ ロツク ドリルス アクチボラグ | 掘削装置 |
US20080110185A1 (en) * | 2006-09-29 | 2008-05-15 | Behr America Inc. | Vehicle HVAC system |
CN104093949A (zh) * | 2013-11-21 | 2014-10-08 | 株式会社小松制作所 | 作业车辆 |
JP5612793B1 (ja) * | 2013-11-21 | 2014-10-22 | 株式会社小松製作所 | 作業車両 |
WO2014184977A1 (ja) * | 2013-11-21 | 2014-11-20 | 株式会社小松製作所 | 作業車両 |
US9186981B2 (en) | 2013-11-21 | 2015-11-17 | Komatsu Ltd. | Work vehicle |
CN104093949B (zh) * | 2013-11-21 | 2015-08-19 | 株式会社小松制作所 | 作业车辆 |
JP5676828B1 (ja) * | 2014-03-31 | 2015-02-25 | 株式会社小松製作所 | 作業車両 |
CN104302500A (zh) * | 2014-03-31 | 2015-01-21 | 株式会社小松制作所 | 作业车辆 |
EP2842783A4 (en) * | 2014-03-31 | 2015-07-22 | Komatsu Mfg Co Ltd | WORKING VEHICLE |
WO2014192405A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2014-12-04 | 株式会社小松製作所 | 作業車両 |
WO2014192403A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2014-12-04 | 株式会社小松製作所 | 作業車両 |
US9309643B2 (en) | 2014-03-31 | 2016-04-12 | Komatsu Ltd. | Work vehicle |
US9353503B2 (en) | 2014-03-31 | 2016-05-31 | Komatsu Ltd. | Work vehicle |
JP2017115317A (ja) * | 2015-12-21 | 2017-06-29 | 株式会社神戸製鋼所 | 作業機械 |
JP2017114158A (ja) * | 2015-12-21 | 2017-06-29 | 株式会社神戸製鋼所 | 作業機械 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3732480B2 (ja) | 建設機械 | |
US6622668B2 (en) | Construction machinery | |
CA2737863C (en) | Multiple air flow paths using single axial fan | |
JP2004169518A (ja) | 建設機械の冷却装置 | |
US11299033B2 (en) | Work machine | |
JP4238129B2 (ja) | 防音型エンジン駆動作業機 | |
JP2005139952A (ja) | 空冷式インタークーラを備えた建設機械 | |
JP2008296615A (ja) | 建設機械 | |
JP2004270526A (ja) | 建設機械の冷却装置 | |
JP3472161B2 (ja) | 建設機械 | |
JP4155873B2 (ja) | 作業機械 | |
JPH11269918A (ja) | 建設機械の冷却装置 | |
JP2000266001A (ja) | 水冷式作動油タンク及びそれを用いた建設機械の冷却装置 | |
JPH11254976A (ja) | 建設機械の騒音低減装置並びにこの装置に用いるカバー及び排気部 | |
JPH07127097A (ja) | 建設機械 | |
JP3890806B2 (ja) | 建設機械の熱交換装置 | |
JP3790470B2 (ja) | 建設機械における冷却装置 | |
JP2001263060A (ja) | 建設機械の熱交換装置 | |
JP6549895B2 (ja) | 熱交換器ユニット | |
JP2020157895A (ja) | 作業車両 | |
JP4157445B2 (ja) | エンジン駆動作業機 | |
JP2007247464A (ja) | 冷却装置 | |
JP2004285757A (ja) | 建設機械の冷却装置 | |
JP6660173B2 (ja) | 作業機械 | |
JPH11241369A (ja) | 建設機械の冷却装置 |