JP3790470B2 - 建設機械における冷却装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧ショベル等の建設機械における冷却装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、油圧ショベル等の建設機械には、エンジンを冷却するためのラジエータや作動油を冷却するためのオイルクーラー等の冷却装置が設けられているが、上記ラジエータおよびオイルクーラーの冷却は、通常、エンジンに直結される冷却ファンの回転により流入する冷却風で行うように構成されている。この場合、図9(A)、(B)に示す如く、オイルクーラー12とラジエータ13とは、冷却風の流れに対して前後に重なり合う状態(BTB(Back To Back)方式)で配されたり、左右に隣接する状態(SBS(Side By Side)方式)で配されたりしている。
ところで、前記建設機械のなかには、キャブの居住性を向上させるべく空調装置(エアコンディショナ)を備えたものがあるが、該エアコンディショナ用のコンデンサ(Air Conditioner Condenser)を配設するにあたり、従来、前記図9(A)、(B)に示したように、エアコンディショナ用コンデンサ14をオイルクーラー12およびラジエータ13に対して前後に重なり合う状態で配して、エアコンディショナ用コンデンサ14もエンジン直結の冷却ファン17で冷却するように構成したり、あるいは、エアコンディショナ用コンデンサをラジエータやオイルクーラーとは別置きとし、専用の冷却ファンでエアコンディショナ用コンデンサを冷却するように構成していた。尚、前記図9(A)、(B)において、18はシュラウドである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来のエアコンディショナ用コンデンサをラジエータやオイルクーラーに対して前後に重なり合う状態で配したものは、エアコンディショナ用コンデンサが放熱した熱量を得た空気でラジエータやオイルクーラーを冷却することになるため、冷却性能に劣るという問題がある。これに対し、エアコンディショナ用コンデンサを別置きにしたものでは、良好な冷却性能を得られるという利点がある一方、エアコンディショナ用コンデンサや専用の冷却ファンの配設スペースを別途確保する必要があって、特に小型の機種では上記配設スペースの確保が難しいうえ、専用の冷却ファン、モータ、ハーネス、配管等の部材も必要であって、コストアップの一因となるという問題がある。
さらに、近年、排ガス規制や高過給化に対応するべく、ターボチャージャで生じる圧縮空気を冷却するためのクーラーを設けたものがあるが、該ターボチャージャ用クーラーの配設についても、前記エアコンディショナ用コンデンサと同様の問題があり、これらに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、左右に隣接して配されるラジエータおよびオイルクーラーの後部から冷却フアンの前部までを囲う四角形状をしたシュラウドが設けられ、前記ラジエータおよびオイルクーラーの冷却を、冷却ファンの回転により流入する冷却風で行うように構成してなる建設機械において、エアコンディショナ用のコンデンサとターボチャージャ用のクーラーとを前記冷却ファンによる冷却風で冷却せしめるように配設するにあたり、これらエアコンディショナ用コンデンサおよびターボチャージャ用クーラーの配設位置を、前記シュラウドの上方または左右側方に位置するように配して冷却風の流れに対してラジエータおよびオイルクーラーに重ならない位置とし、さらにこれらラジエータ、オイルクーラー、エアコンディショナ用コンデンサ、ターボチャージャ用クーラーを冷却する冷却風の流れをシュラウドで合流させる構成にしたことを特徴とする建設機械における冷却装置である。
そして、この様にすることにより、オイルクーラー、ラジエータ、エアコンディショナ用コンデンサおよびターボチャージャー用のクーラーとが冷却風の流れに対して互いに重ならない状態で配されることになって、良好な冷却性能を得ることができ、しかも、エアコンディショナ用コンデンサを別置きにした場合のように、専用の冷却ファンやモータ、ハーネス、配管等を別途必要とせず、省スペース化、低コスト化に寄与できる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の参考の形態を、図1〜図5に基づいて説明する。該図面において、1は油圧ショベルであって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体2、該下部走行体2に旋回自在に支持される上部旋回体3、該上部旋回体3に装着されるフロントアタッチメント4等の各部から構成されており、さらに上記上部旋回体3は、キャブ5やカウンタウエイト6等を備えると共に、動力源となるエンジン7、後述するオイルクーラー12やラジエータ13等の冷却装置、図示しない油圧ポンプやバルブ装置等の各種機器装置が搭載されている。
【0006】
前記オイルクーラー12は作動油を冷却するための冷却装置、またラジエータ13はエンジン7を冷却するための冷却装置であって、これらオイルクーラー12およびラジエータ13は、左右(後述する冷却風の流れに対して左右、以下同様)に隣接する状態(SBS(Side By Side)方式)で配されている。また、14は空調装置(エアコンディショナ)用のコンデンサ(Air Conditioner Condenser)であって、該エアコンディショナ用コンデンサ14は、前記オイルクーラー12およびラジエータ13の左右何れかの側方(本参考の形態では、ラジエータ13の右側方)に隣接して配されており、これにより、冷却風の流れに対してオイルクーラー12とラジエータ13とエアコンディショナ用コンデンサ14とが互いに重ならないようになっている。またさらに、15はターボチャージャ16で圧縮された空気を冷却するためのアフタークーラーであって、該アフタークーラー15は、本実施の形態では、前記オイルクーラー12およびラジエータ13の前方側(冷却風の流れの上手側、以下同様)に配されている。
【0007】
一方、17はエンジン7のクランクシャフトの一端側に連結されてエンジン駆動により回転する冷却ファンであって、該冷却ファン17の回転で流入する冷却風によって、前記オイルクーラー12、ラジエータ13、エアコンディショナ用コンデンサ14、アフタークーラー15の各冷却装置を冷却する構成になっている。
【0008】
さらに、18はシュラウドであって、該シュラウド18は、オイルクーラー12、ラジエータ13およびエアコンディショナ用コンデンサ14の後部から冷却ファン17の前部までを囲うように形成されており、該シュラウド18によって、冷却風の流れを良くして冷却効果を上昇させることができるようになっている。
尚、図3、図4中、19、19aはエアコンディショナ用コンデンサ用の配管、20、20aはアフタークーラー用の配管であるが、図2では、これらの配管19、19a、20、20aは省略してある。また、21はエアフィルターである。
【0009】
叙述の如く構成されたものにおいて、エアコンディショナ用コンデンサ14は、左右に隣接する状態で配設されたオイルクーラー12およびラジエータ13の左右何れかの側方に、冷却風の流れに対してオイルクーラー12およびラジエータ13に重ならない状態で配されている。そして、これらオイルクーラー12、ラジエータ13、およびエアコンディショナ用コンデンサ14は、エンジン駆動で回転する冷却ファン17により流入する冷却風で冷却されることになるが、この場合、オイルクーラー12、ラジエータ13、エアコンディショナ用コンデンサ14を冷却した冷却風は、シュラウド18により合流して冷却ファン17に吸入されることになる。
【0010】
この様に、本参考の形態では、オイルクーラー12、ラジエータ13およびエアコンディショナ用コンデンサ14が冷却風の流れに対して互いに重ならない状態で配されているため、オイルクーラーおよびラジエータの前方にエアコンディショナ用コンデンサを配した従来のもののように、オイルクーラーおよびラジエータを冷却する冷却風が既にエアコンディショナ用コンデンサの放熱熱量によって温度上昇しているようなことがなく、良好な冷却性能を得ることができる。しかも、これらオイルクーラー12、ラジエータ13およびエアコンディショナ用コンデンサ14は互いに隣接する状態で配されているから、エアコンディショナ用コンデンサ14を別置きにする場合と比べて、スペースの確保が難しい小型の建設機械であっても容易に搭載可能となる。さらに、別置きにした場合のように、専用の冷却ファンやモータ、ハーネス、配管等を別途必要とせず、省スペース化、低コスト化に寄与できる。
【0011】
図6(A)、(B)に示す第二の参考の形態の如く、エアコンディショナ用コンデンサ14を、シュラウド18の上方または左右側方に位置するように配することもでき、この様にした場合には、シュラウド18の左右幅寸法をコンパクトにできるという利点がある。
さらに、前記第一、第二の参考の形態では、オイルクーラー12およびラジエータ13の前方にターボチャージャ16用のアフタークーラー15が配されており、該アフタークーラー15の放熱熱量の分、オイルクーラー12およびラジエータ13に対する冷却性能が減少することになるが、これを回避したい場合には、図7(A)のように第三の参考の形態がある。
そして図7(B)、(C)、(D)に本発明の第一〜第三の実施の形態があり、このものでは、アフタークーラー(ターボチャージャ用クーラー)15を、エアコンディショナ用コンデンサ14と同様に、冷却風の流れに対してオイルクーラー12およびラジエータ13と重ならないように配することもできる。
また、シュラウド18の形状については、図8(A)、(B)、(C)に示す第三の参考の形態の如く、冷却風の上手側では別々に冷却風を流し、冷却風の下手側で冷却風を合流させて冷却ファン17に吸入されるように形成することもできる。
またさらに、前記各参考の形態および実施の形態は、オイルクーラーとラジエータとが左右に隣接する状態で配されるSBS方式のものであるが、オイルクーラーとラジエータとが前後に重なり合う状態で配されるBTB(Back To Back)方式のものにおいても、エアコンディショナ用コンデンサやターボチャージャ用クーラーを、冷却風の流れに対してオイルクーラーおよびラジエータと重ならないように配することにより、実施できる。
尚、前記図6〜図8において、12はオイルクーラー、13はラジエータ、14はエアコンディショナ用コンデンサ、15はターボチャージャ用クーラー、17は冷却ファン、18はシュラウドである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は油圧ショベルの平面図、(B)は油圧ショベルの側面図である。
【図2】 要部平面図である。
【図3】 第一の参考の形態の要部斜視図である。
【図4】 第一の参考の形態の要部斜視図である。
【図5】 第一の参考の形態の冷却装置の配設を示す概略図である。
【図6】 (A)、(B)は第二の参考の形態における冷却装置の配設を示す概略図である。
【図7】 (A)、(B)、(C)、(D)は第三の参考の形態および第一〜第三の実施の形態における冷却装置の配設を示す概略図である。
【図8】 (A)、(B)、(C)は第四の参考の形態における冷却装置の配設を示す概略図である。
【図9】 (A)、(B)は従来例における冷却装置の配設を示す概略図である。
【符号の説明】
12 オイルクーラー
13 ラジエータ
14 エアコンディショナ用コンデンサ
15 アフタークーラー(ターボチャージャ用クーラー)
17 冷却ファン
18 シュラウド

Claims (1)

  1. 左右に隣接して配されるラジエータおよびオイルクーラーの後部から冷却フアンの前部までを囲う四角形状をしたシュラウドが設けられ、前記ラジエータおよびオイルクーラーの冷却を、冷却ファンの回転により流入する冷却風で行うように構成してなる建設機械において、エアコンディショナ用のコンデンサとターボチャージャ用のクーラーとを前記冷却ファンによる冷却風で冷却せしめるように配設するにあたり、これらエアコンディショナ用コンデンサおよびターボチャージャ用クーラーの配設位置を、前記シュラウドの上方または左右側方に位置するように配して冷却風の流れに対してラジエータおよびオイルクーラーに重ならない位置とし、さらにこれらラジエータ、オイルクーラー、エアコンディショナ用コンデンサ、ターボチャージャ用クーラーを冷却する冷却風の流れをシュラウドで合流させる構成にしたことを特徴とする建設機械における冷却装置。
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