JPH0993998A - 電動機の位置制御装置 - Google Patents
電動機の位置制御装置Info
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- JPH0993998A JPH0993998A JP7252313A JP25231395A JPH0993998A JP H0993998 A JPH0993998 A JP H0993998A JP 7252313 A JP7252313 A JP 7252313A JP 25231395 A JP25231395 A JP 25231395A JP H0993998 A JPH0993998 A JP H0993998A
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Abstract
御において、停止指令状態時の微振動を抑制する。 【解決手段】 外部から与えられる位置指令信号θm *
と電動機1の位置検出信号とθm に基づいてトルク指令
信号(q軸電流指令信号Iq * )を出力するトルク指令
演算手段(位置制御回路6、速度制御回路7)と、トル
ク指令演算手段が出力するトルク指令信号に基づいて電
動機1のトルクを制御するトルク制御手段(電流制御回
路8)とを有する位置制御装置において、位置指令信号
θm * と位置検出信号θm との位置偏差の絶対値と位置
偏差に関するゲイン切換基準値Pとの大小関係に基づい
てトルク制御手段のゲインKqp、Kqiを切り換える。
Description
御装置に関し、特にパルスエンコーダなどの位置検出器
を用いて電動機の速度および位置の制御をフィードバッ
ク式に行うサーボシステムにて使用される電動機の位置
制御装置に関するものである。
御は、一般に、位置制御ループをメインループとし、速
度制御ループと電流制御ループとをマイナループとした
カスケード構成の制御系により行われる。
は、電動機に取り付けられたパルスエンコーダを使用
し、一定サンプリング時間内に発生したパルスエンコー
ダのパルス出力数をサンプリング時間で割ることによっ
て求める方法が一般的に用いられている。
式を用いた場合の極低速領域での速度検出の様子を示し
ている。ただし、電動機は一定速度で回転しているとす
る。図41(a)はエンコーダのパルス出力とサンプリ
ングタイミングを、図41(b)はエンコーダ出力に検
出した電動機の速度と実際の速度を各々示している。
ンプリング時間内にパルスエンコーダからのパルス入力
が零である状態が頻繁に発生するので、同図(b)のよ
うに検出速度はパルス状になる。また、停止状態ではパ
ルスの発生の頻度はさらに低下する。
とにより、極低速あるいは停止状態で速度制御を行った
場合の電動機の出力トルクもパルス状となり、そのゲイ
ンを大きくして行くと、パルス状のトルクの大きさが大
きくなり、微振動が発生するようになる。
の位置が位置指令値から所定の精度に収まる範囲内にあ
ると云う意味であり、停止指令状態と云うこともでき
る。
度検出方式に起因する停止指令状態下における微振動を
抑制する方法として、停止指令状態時、例えばサーボロ
ック時に、速度制御ループのゲインを小さくする方法
や、停止指令状態時に速度フィードバック内に挿入され
たフィルタの時定数を大きくして速度検出値に含まれる
リプル分を小さくする方法が知られている。
に開示された電動機の位置制御装置を示している。この
位置制御装置は、電動機(サーボモータ)1に取り付け
られたパルスエンコーダ201のパルス出力をカウント
して電動機1の位置信号θmを出力する位置検出回路2
02と、所定のサンプリング時間内に入力したパルスエ
ンコーダ201のパルス数に基づいて上述の方法により
電動機1の速度を演算してその速度信号ωm を出力する
速度検出回路203と、位置制御回路204と、速度制
御回路205と、電流制御回路206と、ゲイン切換回
路207と、電流検出器208とを有している。なお、
電動機1にはトルク伝達機構3によって負荷機械4が接
続されている。
とゲイン切換回路207とはカスケード接続され、位置
制御回路204は位置指令信号発生回路などによって外
部から与えられる位置指令信号θm * と電動機1の位置
指令θm との偏差が減少するような速度指令を演算して
速度指令信号ωm * を出力し、速度制御回路205は速
度指令信号ωm * と電動機1の速度信号ωm との偏差が
減少するような電流指令を演算して電流指令信号I* を
出力し、電流制御回路206は電流検出器208により
検出される電動機1の電流Iが電流指令信号I*に追従
するように制御する。
制御の目標値に到達したと判断した場合に速度制御回路
205のゲインを通常値より小さい方に切り換える。
御の目標値に到達した時点、すなわち停止指令状態にな
った時点で、ゲイン切換回路207が速度制御回路20
5のゲインを通常値より小さい値に切り換える。このよ
うにすると、図41に示されているパルス状の検出速度
に起因して速度制御回路205から出力されるパルス状
の電流指令信号I* の大きさが抑えられ、微振動の発生
が抑制される。
開示された電動機の位置制御装置を示している。尚、図
43に於いて、図42に対応する部分は図42に付した
符号を付けてその説明を省略する。
3の速度信号ωm をフィルタリングするローパスフィル
タ209と、電動機1が位置制御の目標値に到達したと
判断した場合にローパスフィルタ209の時定数を通常
値より大きい方に切り換える時定数切換回路210が設
けられている。
御の目標値に到達した時点、すなわち停止指令状態にな
った時点で、時定数切換回路210は、ローパスフィル
タ209の時定数を通常値より大きい方に切り換えるこ
とによってローパスフィルタ209の遮断周波数が通常
値より低くなり、ローパスフィルタ通過後の検出速度信
号ωmの波形が滑らかになり、その結果として速度制御
回路205が出力する電流指令信号I* も滑らかとな
り、前述の微振動の発生が抑制される。
伝達機構3の剛性が低く、電動機1と負荷機械4の間で
機械共振を生じる場合、上述のような位置制御装置では
停止指令状態時の微振動を抑制できない場合がある。以
下、その理由を説明する。
08とからなる電流制御系について考えてみる。電流検
出器208の出力である電流検出値Iには電動機1の電
流Im 成分のほかに一般的にノイズ成分(以下In とす
る)が含まれている。したがって、電流指令信号I* が
零の場合でも、電流制御回路206は電動機1の電流I
mをノイズ成分Inに追従するように制御しようとするた
め、電動機1のトルクにはノイズ成分In と同様の周波
数成分が含まれるようになる。
イズ特性を示すことが多く、任意の機械共振周波数に対
して励振成分を含むため、停止指令状態時に振動周波数
が機械共振周波数付近の微振動現象が発生する。特に、
停止指令状態時の微振動の振幅がエンコーダ201の1
パルス分よりも小さい場合には、位置検出回路202あ
るいは速度検出回路203の出力は零であるから、この
微振動の抑制は不可能である。
動現象は、速度制御系が関与しない領域で発生するた
め、速度制御系で対策を施した従来の位置制御装置で
は、この微振動現象を抑制するのは困難である。
は、電動機と負荷機械との間に機械共振が存在する場
合、電流制御回路、換言すればトルク制御手段における
ノイズ成分に起因した停止指令状態時の微振動の抑制が
できず、これは高精度な位置決め制御の妨げになる。
るためになされたものであり、サーボシステムにおい
て、位置偏差に応じて好適なトルク制御応答を与えて電
動機と負荷機械との間に機械共振が存在してもノイズ成
分に起因した停止指令状態時の微振動を抑制し、高速・
高精度な位置決め制御を実現する電動機の位置制御装置
を提供することを目的としている。
めに、この発明による電動機の位置制御装置は、外部か
ら与えられる位置指令信号と電動機の位置検出信号とに
基づいてトルク指令信号を出力するトルク指令演算手段
と、前記トルク指令信号に基づいて前記電動機のトルク
を制御するトルク制御手段と、前記位置指令信号と前記
位置検出信号との偏差の絶対値と位置偏差に関するゲイ
ン切換基準値との大小関係に基づいて前記トルク制御手
段のゲインを切り換えるゲイン切換手段とを備えてい
る。
いては、トルク指令演算手段が外部から与えられる位置
指令信号と電動機の位置検出信号とに基づいてトルク指
令信号を出力し、トルク制御手段が前記トルク指令信号
に基づいて電動機のトルクを制御し、ゲイン切換手段が
前記位置指令信号と前記位置検出信号との偏差と外部よ
り与えられる位置偏差に関する基準値との大小関係に基
づいてトルク制御手段のゲインを切り換える。
外部から与えられる位置指令信号と電動機の位置検出信
号とに基づいてトルク指令信号を出力するトルク指令演
算手段と、前記電動機のトルクに関する諸量を検出して
トルク相当量信号を出力するトルク相当量検出手段と、
前記トルク指令信号と前記トルク相当量信号とに基づい
て前記電動機のトルクを制御するトルク制御手段と、前
記トルク制御手段が作動していないときに検出した前記
トルク相当量信号に基づいて位置偏差に関するゲイン切
換基準値を設定する基準値設定手段と、前記位置指令信
号と前記位置検出信号との偏差と前記ゲイン切換基準値
との大小関係に基づいて前記トルク制御手段のゲインを
切り換えるゲイン切換手段とを備えている。
いては、トルク指令演算手段が外部から与えられる位置
指令信号と電動機の位置検出信号とに基づいてトルク指
令信号を出力し、トルク相当量検出手段が相電流など電
動機のトルクに関する諸量を検出してトルク相当量信号
を出力し、トルク制御手段が前記トルク指令信号と前記
トルク相当量信号とに基づいて電動機のトルクを制御
し、基準値設定手段はトルク制御手段が作動していない
ときに検出したトルク相当量信号に基づいて位置偏差に
関するゲイン切換基準値を適正値に設定し、ゲイン切換
手段が前記位置指令信号と前記位置検出信号との偏差と
前記ゲイン切換基準値との大小関係に基づいて、前記ト
ルク制御手段のゲインを切り換える。
前記ゲイン切換手段が、前記位置指令信号と前記位置検
出信号の偏差の絶対値が前記ゲイン切換基準値よりも小
さい場合には前記トルク制御手段のゲインを低い方に切
り換え、そうでない場合には前記ゲインを高い方に切り
換えるものである。
いては、ゲイン切換手段によるゲイン切換動作により、
位置指令信号と位置検出信号の偏差の絶対値がゲイン切
換基準値よりも小さい場合、即ち停止指令状態時にはト
ルク制御手段のゲインが低い方に切換設定され、そうで
ない場合、即ち運転指令状態時には前記ゲインが高い方
に切換設定され、停止指令状態時、即ち微振動を抑制す
る必要がある状態時と運転指令状態時とでトルク制御手
段のゲインが適正値に設定される。
外部から与えられる位置指令信号と電動機の位置検出信
号とに基づいてトルク指令信号を出力するトルク指令演
算手段と、前記電動機のトルクに関する諸量を検出する
トルク相当量検出手段と、前記トルク相当量検出手段の
出力に含まれる不要な高周波成分を除去するローパスフ
ィルタと、前記トルク指令信号と前記ローパスフィルタ
の出力とに基づいて前記電動機のトルクを制御するトル
ク制御手段と、前記位置指令信号と前記位置検出信号と
の偏差の絶対値と位置偏差に関する遮断周波数切換基準
値との大小関係に基づいて前記ローパスフィルタの遮断
周波数を切り換える遮断周波数切換手段とを備えてい
る。
ルク指令演算手段が外部から与えられる位置指令信号と
電動機の位置検出信号とに基づいてトルク指令信号を出
力し、トルク相当量検出手段が相電流など電動機のトル
クに関する諸量を検出し、ローパスフィルタがトルク相
当量検出手段の出力に含まれる不要な高周波成分(ノイ
ズ成分)を除去し、トルク制御手段が前記トルク指令信
号とローパスフィルタの出力とに基づいて前記電動機の
トルクを制御し、遮断周波数切換手段が前記位置指令信
号と前記位置検出信号との偏差と位置に関する遮断周波
数切換基準値との大小関係に基づいてローパスフィルタ
の遮断周波数を切り換える。
前記トルク制御手段が作動していないときのトルク相当
量検出手段の出力に基づいて前記遮断周波数切換基準値
を設定する基準値設定手段を備えている。
いては、基準値修正手段はトルク制御手段が作動してい
ないときのトルク相当量検出手段の出力に基づいて前記
遮断周波数切換基準値を適正値に設定する。
前記遮断周波数切換手段が、位置指令信号と位置検出信
号の偏差の絶対値が前記遮断周波数切換基準値よりも小
さい場合には前記ローパスフィルタの遮断周波数を低い
方に切り換え、そうでない場合には前記遮断周波数を高
い方に切り換えるものである。
いては、遮断周波数切換手段による遮断周波数切換動作
により、位置指令信号と位置検出信号の偏差の絶対値が
遮断周波数切換基準値よりも小さい場合にはローパスフ
ィルタの遮断周波数が低い方に切換設定され、そうでな
い場合には前記遮断周波数が高い方に切換設定され、停
止指令状態時、即ち微振動を抑制する必要がある状態時
と運転指令状態時とでローパスフィルタの遮断周波数が
適正値に設定される。
前記トルク相当量検出手段が前記電動機のトルクに関す
る諸量として前記電動機の相電流を検出し、前記基準値
設定手段は前記トルク制御手段が作動していないときの
前記相電流の高周波成分量を検出して当該高周波成分量
に応じて前記ゲイン切換基準値あるいは前記遮断周波数
切換基準値を設定するものである。
いては、基準値設定手段によって前記ゲイン切換基準値
あるいは前記遮断周波数切換基準値が、トルク制御手段
が作動していないときにトルク相当量検出手段が検出す
る電動機の相電流の高周波成分量に応じて、停止指令状
態時と運転指令状態時との判別のために適正な値に設定
される。
外部から与えられる位置指令信号と電動機の位置検出信
号とに基づいてトルク指令信号を出力するトルク指令演
算手段と、前記電動機のトルクに関する諸量を検出しト
ルク相当量信号を出力するトルク相当量検出手段と、前
記トルク指令信号と前記トルク相当量信号とに基づいて
前記電動機のトルクを制御するトルク制御手段とを備え
た電動機の位置制御装置において、前記トルク制御手段
は、前記トルク指令信号に基づくトルク相当電流指令と
前記トルク相当量信号に基づくトルク相当電流とに基づ
いて電圧指令を出力する第一の電流補償手段と、前記ト
ルク相当電流指令に基づいてトルク相当電圧指令を出力
する第二の電流補償手段とを有し、前記位置指令信号と
前記位置検出信号の偏差の絶対値が位置偏差に関するゲ
イン切換基準値よりも小さい場合には前記トルク制御手
段の前記第一の電流補償手段のゲインを低い方に切り換
え、そうでない場合には前記ゲインを高い方に切り換え
るゲイン切換手段を備えている。
いては、第一の電流補償手段がトルク指令信号に基づく
トルク相当電流指令とトルク相当量信号に基づくトルク
相当電流とに基づいてフィードバック補償による電圧指
令を出力し、第二の電流補償手段がトルク指令信号に基
づくトルク相当電流指令を入力してフィードフォワード
補償によるトルク相当電圧指令を出力する。この二つの
電流補償手段のうち第一の電流補償手段のゲインは、ゲ
イン切換手段によって、前記位置指令信号と前記位置検
出信号の偏差の絶対値がゲイン切換基準値よりも小さい
場合、即ち停止指令状態時にはゲインを低い方に切換設
定され、そうでない場合、即ち運転指令状態時には高い
方に切換設定される。
外部から与えられる位置指令信号と電動機の位置検出信
号とに基づいてトルク指令信号を出力するトルク指令演
算手段と、前記電動機のトルクに関する諸量を検出しト
ルク相当量信号を出力するトルク相当量検出手段と、前
記トルク指令信号と前記トルク相当量信号とに基づいて
前記電動機のトルクを制御するトルク制御手段とを備え
た電動機の位置制御装置において、前記トルク制御手段
は、前記トルク指令信号に基づくトルク相当電流指令と
前記トルク相当量信号に基づくトルク相当電流とに基づ
いて電圧指令を出力する第一の電流補償手段と、前記ト
ルク相当電流指令に基づいてトルク相当電圧指令を出力
する第二の電流補償手段とを有し、前記位置指令信号と
前記位置検出信号の偏差の絶対値が位置偏差に関するゲ
イン切換基準値よりも小さい場合には前記トルク制御手
段の前記第一の電流補償手段および前記第二の電流補償
手段のゲインを低い方に切り換え、そうでない場合には
前記ゲインを高い方に切り換えるゲイン切換手段を備え
ている。
いては、第一の電流補償手段がトルク指令信号に基づく
トルク相当電流指令とトルク相当量信号に基づくトルク
相当電流とに基づいてフィードバック補償による電圧指
令を出力し、第二の電流補償手段がトルク指令信号に基
づくトルク相当電流指令を入力してフィードフォワード
補償によるトルク相当電圧指令を出力する。この二つの
電流補償手段のゲインは、何れもゲイン切換手段によっ
て、前記位置指令信号と前記位置検出信号の偏差の絶対
値がゲイン切換基準値よりも小さい場合、即ち停止指令
状態時にはゲインを低い方に切換設定され、そうでない
場合、即ち運転指令状態時には高い方に切換設定され
る。
前記トルク制御手段は、前記第一の電流補償手段と、前
記第二の電流補償手段とに加えて、前記トルク相当電圧
指令を入力し、ゲイン切り換え時に前記トルク相当電圧
指令の変化が滑らかになるよう前記トルク相当電圧指令
を修正出力する第三の電流補償手段を備えている。
いては、第三の電流補償手段がトルク相当電圧指令を入
力し、ゲイン切り換え時に前記トルク相当電圧指令の変
化が滑らかになるよう前記トルク相当電圧指令を修正出
力する。
前記第三の電流補償手段が、ゲイン切り換え時に選択的
に切換使用される一次遅れ回路を有しているものであ
る。
いては、ゲイン切り換え時には一次遅れ回路が動作し、
一次遅れ回路によってゲイン切り換え時におけるトルク
相当電圧指令の変化が滑らかになるように前記トルク相
当電圧指令が修正出力される。
外部から与えられる位置指令信号と電動機の位置検出信
号とに基づいてトルク指令信号を出力するトルク指令演
算手段と、前記電動機のトルクに関する諸量を検出しト
ルク相当量信号を出力するトルク相当量検出手段と、前
記トルク指令信号と前記トルク相当量信号とに基づいて
前記電動機のトルクを制御するトルク制御手段とを備え
た電動機の位置制御装置において、前記トルク制御手段
は、前記トルク指令信号に基づくトルク相当電流指令値
から前記トルク相当量信号を差し引いた偏差信号を入力
して当該偏差信号の任意の周波数成分が減少するように
第一の電流補償信号を出力する第一の振動抑制手段を備
え、前記トルク相当電流指令値から前記第一の電流補償
信号を差し引いた偏差信号を新しいトルク相当電流指令
とするものである。
いては、第一の振動抑制手段がトルク相当電流指令値か
らトルク相当量信号を差し引いた偏差信号を入力してこ
の偏差信号の任意の周波数(電動機と負荷機械との機械
共振振動が生じる周波数)の信号が減少するように第一
の電流補償信号を出力し、トルク相当電流指令値からそ
の第一の電流補償信号を差し引いた偏差信号を新しいト
ルク相当電流指令値とする。
前記第一の振動抑制手段は、前記電動機と負荷機械との
機械共振振動が生じる周波数のゲインがハイゲインにな
らないようにゲインを設定された積分器により構成され
ているものである。
いては、電動機と負荷機械との機械共振振動が生じる周
波数のゲインがハイゲインにならないようにゲインを設
定された積分器がトルク相当電流指令値からトルク相当
量信号を差し引いた偏差信号を積分し、偏差信号におい
て電動機と負荷機械との機械共振振動が生じる周波数の
信号が減少する。
前記トルク制御手段は、前記第一の振動抑制手段に加え
て、外部からの位置指令信号と回転検出器からの実回転
角信号とを入力して目標位置決め点からの位置偏差が減
少するような第二の電流補償信号を出力する第二の振動
抑制手段を備え、前記トルク相当電流指令値から前記第
二の電流補償信号と前記第一の電流補償信号とを差し引
いた偏差信号を新しいトルク相当電流指令とするもので
ある。
いては、第一の振動抑制手段がトルク相当電流指令値か
らトルク相当量信号を差し引いた偏差信号を入力してこ
の偏差信号の任意の周波数(電動機と負荷機械との機械
共振振動が生じる周波数)の信号が減少するように第一
の電流補償信号を出力し、第二の振動抑制手段が外部か
らの位置指令信号と回転検出器からの実回転角信号を入
力して目標位置決め点からの位置偏差が減少するような
第二の電流補償信号を出力し、トルク相当電流指令値か
らその第二の電流補償信号と第一の電流補償信号とを差
し引いた偏差信号を新しいトルク相当電流指令値とす
る。
前記第二の振動抑制手段は、前記位置指令信号と前記実
回転角信号より目標位置決め点からの位置偏差の極性を
出力する位置偏差符号判定回路を有し、前記位置偏差符
号判定回路よりの極性出力に所定のゲインを与えて前記
第二の電流補償信号を出力するものである。
いては、位置偏差符号判定回路が前記位置指令信号と前
記実回転角信号より目標位置決め点からの位置偏差の極
性(符号)を出力し、この位置偏差符号判定回路よりの
位置偏差の極性出力に所定のゲインを与えて第二の電流
補償信号を出力する。
外部から与えられる位置指令信号と電動機の位置検出信
号とに基づいてトルク指令信号を出力するトルク指令演
算手段と、前記電動機のトルクに関する諸量を検出しト
ルク相当量信号を出力するトルク相当量検出手段と、前
記トルク指令信号と前記トルク相当量信号とに基づいて
前記電動機のトルクを制御するトルク制御手段とを備え
た電動機の位置制御装置において、前記トルク制御手段
は、前記トルク指令信号に基づくトルク相当電流指令値
からトルク相当電流信号を差し引いた偏差信号を入力し
て前記電動機の推定角速度を出力する角速度推定手段
と、外部からの位置指令信号と回転検出器からの実回転
角信号を入力して目標位置決め点からの位置偏差の極性
を出力する位置偏差符号判定手段と、前記位置偏差符号
判定手段からの極性信号と前記角速度推定手段からの推
定角速度を入力して推定角速度を補正する推定角速度補
正手段と、前記角速度推定手段からの推定角速度信号を
入力して所望の応答特性で実角速度が減少するように第
一の電流補償信号を出力する第一の振動抑制手段と、前
記位置偏差符号判定手段からの極性信号を入力して目標
位置決め点からの位置偏差が減少するように第二の電流
補償信号を出を出力する第二の振動抑制手段とを備え、
トルク相当電流指令値から前記第二の電流補償信号と前
記第二の振動抑制手段からの第二の振動抑制信号と第一
の電流補償信号を差し引いた偏差信号を新しいトルク相
当電流指令とするものである。
いては、角速度推定手段がトルク相当電流指令値からト
ルク相当電流信号を差し引いた偏差信号を入力して電動
機の推定角速度を出力し、位置偏差符号判定手段が外部
からの位置指令信号と回転検出機からの実回転角信号を
入力して目標位置決め点からの位置偏差の極性(符号)
を出力し、推定角速度補正手段が位置偏差符号判定手段
からの位置偏差の極性信号と角速度推定手段からの推定
角速度を入力して推定角速度を補正する。
段からの推定角速度信号を入力して所望の応答特性で実
角速度が減少するように第一の電流補償信号を出力し、
第二の振動抑制手段が位置偏差符号判定手段からの位置
偏差の極性信号を入力して指令位置からの位置偏差が減
少するように第二の電流補償信号を出力し、トルク相当
電流指令値から前記第二の電流補償信号と前記第一の電
流補償信号とを差し引いた偏差信号を新しいトルク相当
電流指令値とする。
の実施の形態1を図1〜図7を参照して説明する。図1
は実施の形態1における電動機の位置制御装置の全体を
示している。電動機1はIMサーボモータであり、位置
制御装置100は、回転角指令信号発生回路5が出力す
る回転角指令信号θm * と回転検出器2より与えられる
実回転角信号θm とに基づいて速度指令信号ωm * を出
力する位置制御回路6と、速度指令信号ωm * と回転検
出器2より与えられる実回転角速度信号ωm とに基づい
てトルク指令信号に相当するq軸電流指令信号Iq * を
出力する速度制御回路7と、q軸電流指令信号Iq * と
U相電流Iu とV相電流Iv とW相電流Iwとq軸比例
ゲインKqp及びq軸積分ゲインKqiとに基づいてU相電
圧指令信号Vu * とV相電圧指令信号Vv * 及びW相電
圧指令信号Vw * を出力する電流制御回路8と、U相電
圧指令信号Vu * とV相電圧指令信号Vv * 及びW相電
圧指令信号Vw * に基づいてPWM電圧指令を電動機1
へ出力する三相電圧型PWMインバータ9とを有してい
る。この場合、位置制御回路6と速度制御回路7とがト
ルク指令演算手段をなす。
換基準値Pを設定する切換基準値設定回路10と、回転
角指令信号θm * と実回転角信号θm との偏差とゲイン
切換基準値Pとに基づいて判定信号Zf を出力する判定
回路11と、判定信号Zf に基づいてq軸比例ゲインK
qpとq軸積分ゲインKqiを切換出力するゲイン切換部1
2とを有している。
Iv 、W相電流Iw は、トルク相当量信号として各々、
電流検出器13a、13b、13cにより検出される。
うに、回転角指令信号発生回路5が出力する回転角指令
信号θm * と回転検出器2よりの実回転角信号θm との
偏差(θm * −θm )を出力する減算器21と、偏差
(θm * −θm )を比例増幅して速度指令信号ωm * を
出力するゲインKp の係数器22とにより構成されて
る。
信号θm が回転角指令信号θm * に追従するように制御
する。
うに、速度指令信号ωm * と回転検出器2よりの実回転
角速度信号ωm との偏差(ωm * −ωm )を出力する減
算器23と、偏差(ωm * −ωm)を比例増幅する比例
ゲインKvpの係数器24と、偏差(ωm * −ωm)を積
分ゲインKviで増幅する積分器25と、係数器24の出
力と積分器25の出力とを合算してq軸電流指令信号I
q * を出力する加算器27とにより構成されている。
m * −ωm )を比例増幅したq軸電流指令信号Iq * を
出力するので、外乱トルクが加わった場合でも電動機1
の速度ωm が速度指令信号ωm * に追従する。
図4に示されているように、電動機1のU相電流Iu 、
V相電流Iv 、W相電流Iw の三相交流電流をq軸電流
信号Iq 及びd軸電流信号Id の直流信号に変換する三
相交流/dq軸変換回路28と、q軸電流指令信号Iq
* とq軸電流信号Iqとの偏差(Iq * −Iq)を出力す
る減算器29と、偏差(Iq * −Iq)を比例増幅する
比例ゲインKqpの係数器30と、偏差(Iq * −Iq )
を積分ゲインKqiで増幅する積分器31と、係数器30
の出力と積分器31の出力とを合算してq軸電圧指令信
号Vq * を出力する加算器33と、d軸電流指令信号I
d * とd軸電流信号Id との偏差(Id * −Id )を出
力する減算器34と、偏差(Id * −Id )を比例増幅
する比例ゲインKdpの係数器35と、偏差(Id * −I
d )を積分ゲインKdiで増幅する積分器36と、係数器
35の出力と積分器36の出力とを合算してd軸電圧指
令信号Vd * を出力する加算器38と、q軸電圧指令信
号Vq * 及びd軸電圧指令信号Vd * に基づいてU相電
圧指令信号Vu * とV相電圧指令信号Vv * とW相電圧
指令信号Vw * を出力するdq軸/三相交流変換回路3
9とにより構成されている。
相交流変換の詳細は、必要ならば、例えば「ACサーボ
システムの理論と設計の実際」(総合電子出版社発行)
の25〜26頁を参照されたい。
電動機のトルクはq軸電流指令信号Iq * により制御で
き、電動機が最大効率になるようにd軸電流指令信号I
d *を零とする。このように構成することにより、電流
制御回路8は外乱トルクが加わった場合でも電動機1の
トルクがq軸電流指令信号Iq * に追従するように制御
できる。
切換部12が出力するq軸比例ゲインKqp及びq軸積分
ゲインKqiによりゲインを切り換えられる。
に、回転角指令信号θm * と実回転角信号θmとの偏差
(θm * −θm )を出力する減算器40と、偏差(θm
* −θm )の絶対値を出力する絶対値回路41と、偏差
(θm * −θm )の絶対値と切換基準値設定回路10に
よって設定されたゲイン切換基準値Pとの大小関係に基
づいて判定信号Zf を出力する比較回路42とにより構
成されている。
の場合、すなわち偏差(θm * −θm )の絶対値がゲイ
ン切換基準値P以下になったと判定すれば、“0”、電
動機1が運転指令状態の場合、即ち偏差(θm * −θm
)の絶対値がゲイン切換基準値Pより大きいと判定す
れば、“1”となる2値信号である。すなわち、判定信
号Zfは電動機1が停止指令状態(微振動低減モード)
と運転指令状態(通常動作モード)のどちらかを判定す
る。
ように、q軸積分ゲインKqiを比例減少するゲインK1
の係数器43と、q軸比例ゲインKqpを比例減少するゲ
インK2 の係数器44と、判定信号Zf に基づいて切り
換わるスイッチ45、46とにより構成されている。ス
イッチ45、46は、判定信号Zf が“0”の場合には
接点Aに切り換わり、判定信号Zf が“1”の場合には
接点Bに切り換わる。
分ゲインKqiは、電動機1が運転指令状態の場合には、
比例減少せずにそのまま出力され、電動機1が停止指令
状態の場合には、比例減少される。
ているように、U相電流Iu の所望の周波数以上の信号
を通過させる高域通過フィルタ回路47と、V相電流I
v の所望の周波数以上の信号を通過させる高域通過フィ
ルタ回路48と、W相電流Iw の所望の周波数以上の信
号を通過させる高域通過フィルタ回路49と、高域通過
フィルタ回路47、48、49の各々の出力値の絶対値
を出力する絶対値回路50、51、52と、比較基準値
を設定する基準値設定器53と、各絶対値回路50〜5
2の出力と基準値設定器53により設定された比較基準
値とに基づいてゲイン切換基準値Pを出力するゲイン切
換基準値出力回路54とにより構成されている。
取り出すために、システム立ち上げ時などにおいて、電
流制御回路8が作動していない状態にてU相電流Iu と
V相電流Iv 及びW相電流Iwをそれぞれ高域通過フィ
ルタ回路47〜49に入力する。高域通過フィルタ回路
47〜49の出力の絶対値、即ちノイズ成分量をゲイン
切換基準値出力回路54に入力し、ゲイン切換基準値出
力回路54では、絶対値回路50〜52の出力値の最大
値と基準値設定器53により設定されている比較基準値
とを比較し、ノイズ成分量の最大値が比較基準値より大
きくなるとゲイン切換基準値Pの値を大きくし、ノイズ
成分量の最大値が比較基準値より小さくなるとゲイン切
換基準値Pを小さくする。
出におけるノイズ成分量に応じて停止指令状態時と運転
指令状態時との判別のために適正値に設定される。
後の位置偏差(θm * −θm )と判定信号Zf とq軸積
分ゲインKqi及びq軸比例ゲインKqpの変化を示してい
る。
差(θm * −θm )は徐々に少なくなり、これがゲイン
切換基準値Pよりも小さくなると、判定回路11より出
力される判定信号Zf が“1”から“0”に変化する。
ると、ゲイン切換部12が、q軸積分ゲインKqiを、通
常値にゲインK1 を乗算した値のものに切り換え出力す
ると共に、q軸比例ゲインKqpを、通常値にゲインK2
と乗算した値のものに切り換え出力する。このゲイン切
換により電流制御回路8の応答周波数が低下する。
がともに零で停止している場合、すなわちq軸電流指令
Iq * が零の場合を考える。従来例と同様に電流検出値
にはホワイトノイズ特性のノイズ成分が含まれる。
よって停止指令状態と判定されると、ゲイン切換部12
によるゲイン切換により電流制御回路8のq軸積分ゲイ
ンKqi及びq軸比例ゲインKqpが下がり、電流制御回路
8の応答周波数が低下することになる。これにより電流
制御回路8のq軸電圧指令信号Vq * は電流検出値ノイ
ズ成分を含まなくなり、機械共振が励振されず、微振動
現象が発生しなくなる。
れる場合には、電流制御回路8のq軸積分ゲインKqi及
びq軸比例ゲインKqpが通常値に設定されるから、運転
指令状態時には、このときに必要な制御特性が確保され
る。
位置制御装置の実施の形態2を図9〜図12を参照して
説明する。図9は実施の形態2における電動機の位置制
御装置の全体を示している。尚、図9に於いて、図1に
対応する部分は図1に付した符号と同一の符号を付けて
その説明を省略する。
部12に代えて、電流検出器13a〜13cにより検出
されたU相電流Iu 、V相電流Iv 、W相電流Iw のロ
ーパスフィルタ55と、ローパスフィルタ55の遮断周
波数を切り換える遮断周波数切換部56とを有してい
る。
aは図10に示されている。尚、図10に於いて、図4
に対応する部分は図4に付した符号と同一の符号を付け
てその説明を省略する。
aの入力信号が電流検出器13a〜13cにより検出さ
れた電動機1のU相電流Iu 、V相電流Iv 、W相電流
Iwからローパスフィルタ55の出力Iuf、Ivf、Iwf
に変更され、偏差(Iq * −Iq )を比例増幅するゲイ
ンKqpの係数器30a及び偏差(Iq * −Iq )を積分
ゲインKqiで増幅する積分器31aがそれぞれ固定値に
なっている。
回路10は、ゲイン切換基準値Pと同様にゲイン切換基
準値Pと等価の遮断周波数切換基準値Pを設定する。
ているように、電動機1のU相電流Iu の所望の遮断周
波数ωf 以上の周波数成分をカットしたU相電流Iufを
出力するフィルタ回路57と、電動機1のV相電流Iv
の所望の遮断周波数ωf 以上の周波数成分をカットした
V相電流Ivfを出力するフィルタ回路58と、電動機1
のW相電流Iwの所望の遮断周波数ωf 以上の周波数成
分をカットしたW相電流Iwfを出力するフィルタ回路5
9とを有し、遮断周波数の逆数、すなわち時定数Tf =
2π/ωf を遮断周波数切換部56により設定される。
ているように、比較的高い高域遮断周波数ωfhの逆数、
すなわち時定数Tfhを設定する高域遮断時定数設定器6
0と、比較的低い低域遮断周波数ωflの逆数、すなわち
時定数Tflを設定する低域遮断時定数設定器61と、判
定信号Zf に基づき切り換わるスイッチ62とにより構
成されている。
場合、すなわち停止指令状態には、接点Aに切り換わ
り、判定信号Zf が“1”の場合、すなわち運転指令状
態には、接点Bに切り換わる。
57〜60の各々の遮断周波数ωfが低域遮断周波数ωf
lに切り換わり、これに対し運転指令状態にはフィルタ
回路57〜60の各々の遮断周波数ωf が高域遮断周波
数ωfhに切り換わる。
がともに零で停止している場合、すなわちq軸電流指令
Id * が零の場合を考える。従来例と同様電流検出値に
はホワイトノイズ特性のノイズ成分が含まれる。
より停止指令状態と判定されると、ローパスフィルタ5
5の各フィルタ回路57〜60の遮断周波数が、低域遮
断周波数ωflに切り換わり、ローパスフィルタ55によ
って電流検出値に含まれる高域周波数のノイズ成分が効
果的にカットされる。
トされたU相電流Iuf、V相電流Ivf、W相電流Iwfが
帰還信号として電流制御回路8に入力されることによ
り、電流制御回路8のq軸電圧指令信号Vq * は電流検
出値ノイズ成分は含まなくなり、機械共振が励振され
ず、微振動現象は発生しなくなる。
れる場合には、ローパスフィルタ55の各フィルタ回路
57〜60の遮断周波数が、高域遮断周波数ωfhに切り
換わるから、運転指令状態時には、このときに必要な制
御特性が確保される。
位置制御装置の実施の形態3を図13〜図15を参照し
て説明する。図13は実施の形態3における電動機の位
置制御装置の全体を示している。なお、図13に於い
て、図1に対応する部分は図1に付した符号と同一の符
号を付けてその説明を省略する。
路8bを示している。なお、図14において、図4に対
応する部分は図4に付した符号と同一の符号を付けてそ
の説明を省略する。
流を制御するq軸電流制御回路63は、図15に示され
ているように、フィードバック補償を行う第一の電流補
償回路64と、フィードフォワード補償を行う第二の電
流補償回路65と、第一の電流補償回路64の出力と第
二の電流補償回路65の出力とを合計する加算器66と
を含んでいる。
における場合と同等に、偏差(Id * −Id )を比例ゲ
インKdpで増幅する係数器30と、偏差(Id * −Id
)を積分ゲインKdiで増幅する積分器31と、係数器
30の出力と積分器31の出力とを合算する加算器33
とにより構成され、q軸電流値が所望の応答特性を有す
るように第一のq軸電圧指令Vfbを出力する。
の積分ゲインKdiは、実施の形態1における場合と同様
に、ゲイン切換部12により切換設定される。即ち、位
置偏差(θm * −θm )がゲイン切換基準値Pよりも小
さく場合には、比例ゲインKdpと積分ゲインKdiとが低
い方に切り換えられ、そうでない場合には比例ゲインK
dpと積分ゲインKdiとが高い方に切り換えられる。
ワード補償のゲインKqf の係数器67を有し、q軸電流
指令Iq * を入力して第二の電圧指Vffを出力する。
q * とq 軸電圧指令とをフィードフォワード結合するの
で、電流指令信号Iq * はq 軸電圧指令に直接に反映で
きる。
合の効果について説明する。
対するq 軸電流値Iq までの伝達関数として模擬する
と、電動機の模擬伝達関数Gm は、Gm =1/(Ls+
R)で示すことができる。電流のq 軸分がトルク分であ
り、d 軸電流指令からはトルクは発生しないので、微振
動問題にd軸は関係しない。よって以後d軸に関しては説
明を省く。
い場合について説明する。模擬伝達関数Gm を用いてq
軸電流指令信号Iq * から第一軸の検出電流値Iq まで
の伝達関数を計算すると、この伝達関数Giは下式(1)
により示されている。
標値応答特性またはノイズ応答特性に相当するので、例
えば振動抑制領域(停止指令状態時)でゲインKqpとK
qiをある比率で下げると、ノイズ応答特性は改善され、
q軸電流値に含まれるノイズ成分の高周波分がカットさ
れるため高周波の微振動は抑制される。
値応答特性も低下し、例えば超高速位置決め時において
は、振動抑制領域内に突入した瞬間には電流指令値に高
周波成分が含まれている可能性があるが、このとき目標
値応答特性の劣化のため電流制御回路が高周波の指令に
追従できず、再び振動抑制領域外に出ると云うことが起
こり得る。
場合について説明する。第二の電流補償回路65を最も
単純な構成である係数器67によって実現すると、模擬
伝達関数Gm を用いてq 軸電流指令Iq * からq軸電流
値Iq までの伝達関数を計算すると、この伝達関数Gif
は下式(2)により示される。
目標値応答特性に相当し、ノイズ応答特性は式(1)の
ままとなるので、目標応答値特性とノイズ応答特性とが
各々個別に設定できることになる。よって振動抑制領域
でゲインKqpとKqiをある比率で下げることによって高
周波分のノイズをカットした場合においても電流目標値
応答特性GifはゲインKqfの係数器67を調整すること
で、モータ時定数Ts=L/Rの逆数の周波数より低周
波のゲインを上げることができる。
00rad/sとしたときに、振動抑制領域でゲインK
qpとKqiをそれぞれ1/2、1/16の割合で下げたと
きの目標応答値特性とノイズ応答特性とが図16と図1
7に示されている。
65を含まない場合には、各ゲインを振動抑制領域で切
り換えると目標応答値特性とノイズ応答特性のどちらの
特性も下がることがわかる。すなわち、これは、100
rad/s以上のノイズに対する影響は小さくなり、そ
の周波数以上の微振動は減少するが、目標値に対する出
力も小さくなることを示している。
む場合には、ノイズ応答特性は同様に下がるが、目標応
答特性はかなり改善される。
電流補償回路65を係数器67で実現すると、振動抑制
領域内においても電流制御回路8の応答帯域は1000
rad/s程度まで保つことができる。
同一特性にしたければ、第二の電流補償回路65の積分
器構成を高次すれば容易に実現できる。
部の切換ゲイン出力によりゲインKqpとKqiの値が切り
換わる前後のq 軸の電流指令Iq * に対するq 軸検出電
流値Iq までの伝達特性Gi の変化、すなわち電流制御
回路部の目標応答値特性Giの変化を任意に小さくでき
る。よってゲイン切換に起因する振動を生じさせること
無くゲイン切換を行うことができ、且つ振動抑制モード
においてノイズに起因する振動を抑制することができ
る。
位置制御装置の実施の形態4を図18〜図21を参照し
て説明する。なお、図18〜図20に於いて、図13〜
図15に対応する部分は図13〜図15に付した符号と
同一の符号を付けてその説明を省略し、また図21に於
いて、図6に対応する部分は図6に付した符号と同一の
符号を付けてその説明を省略する。
64の比例ゲインKqpと積分ゲインKqiのゲイン切り換
えに加えて第二の電流補償回路65bの係数器67bの
ゲインKqfも、位置偏差(θm * −θm )とゲイン切換
基準値Pとの大小関係により切換設定されるようになっ
ている。
いるように、q軸積分ゲインKqiを比例減少するゲイン
K1 の係数器43と、q軸比例ゲインKqpを比例減少す
るゲインK2 の係数器44と、判定信号Zf に基づいて
切り換わるスイッチ45、46とに加えて、ゲインKqf
を比例減少するゲインK3 の係数器68と、判定信号Z
f に基づいて切り換わるスイッチ69を有している。ス
イッチ45、46、69は、判定信号Zf が“0”の場
合(振動抑制領域)には接点Aに切り換わり、判定信号
Zf が“1”の場合には接点Bに切り換わる。
の偏差が振動抑制領域内にあると判断すると、ゲイン切
換部12bは切換ゲインKqpとKqiとKqfの3つの信号
を各々出力する。係数器30と積分器31と係数器67
bの3つの係数器のゲインはゲイン切換部12bよりの
信号により同時に切り換わる。
の電流補償回路65bのゲインKqfも切り換わる為、ゲ
イン切換前後における電流目標応答特性Gifを各々独立
に設定できる。これによりゲイン切換に起因する振動を
生じさせることなくゲイン切換を行うことができ、且つ
振動抑制モードにおいてノイズに起因する振動を抑制す
ることができる。
位置制御装置の実施の形態5を図22〜図24を参照し
て説明する。なお、図22〜図24に於いて、図18〜
図20に対応する部分は図18〜図20に付した符号と
同一の符号を付けてその説明を省略する。
cは、実施の形態4における場合と同等の第一の電流補
償回路64、第二の電流補償回路65bに加えて第三の
電流補償回路70を有している。
圧指令Vfbと第二のq軸電圧指令Vfbとを加算器66に
より合算した値を入力してq軸電圧指令Vq * を出力す
るものであり、一次遅れ時定数αをもつ一次遅れ回路7
1と外部信号により切換可能な切換スイッチ72とで構
成される。
定信号Zfにより切り換え動作し、判定信号Zf が
“0”の場合、すなわち停止指令状態には、接点Aに切
り換わり、判定信号Zf が“1”の場合、すなわち運転
指令状態には、接点Bに切り換わる。
ば振動抑制モードへの切換信号“0”を受けると、切換
スイッチ72は一次遅れ回路71の側に切り換えられ、
これに対し非振動抑制モードへの切換信号“1”を受け
ると、切換スイッチ70は直出力側に切り換えられる。
なお、切換スイッチ72が直出力側に切り換わると、一
次遅れ回路70の積分量は初期化される。
ける電流目標応答特性Gi を各々個別に設定でき、しか
も振動抑制モードへのゲイン切換時に切換スイッチ72
を切り換えて一次遅れ回路71に移行することで、q軸
電圧指令信号VVq*を滑らかに変化させることが可能と
なる。
位置制御装置の実施の形態6を図25〜図28を参照し
て説明する。なお、図25〜図27に於いて、図13〜
図15に対応する部分は図13〜図15に付した符号と
同一の符号を付けてその説明を省略する。
るように、q軸電流制御回路63dが第一の電流補償回
路64に加えて第一の振動抑制回路73を有している。
形態と同様に、偏差(Iq * −Iq)を積分ゲインKqi
で増幅する積分器31と、偏差(Iq * −Iq )を比例
ゲインKqpで増幅する係数器30を含み、偏差(Iq *
−Iq)を入力としq軸電流値が所望の応答特性を有す
るようにq軸電圧指令信号Vq * を出力する。
積分器74を有し、q 軸電流指令信号Iq * からq 軸電
流値Iq を差し引いた偏差信号(Iq * - Iq )を入力
してこの偏差信号の任意の周波数成分が減少するように
第一の電流補償信号Iqvを減算器75へ出力する。減算
器75はq軸電流指令信号Iq * から第一の電流補償信
号Iqvを減算し、第一の電流補償回路64に与えるq軸
電流指令信号Iq * を修正する。
2cによって切換設定される。この実施の形態における
ゲイン切換部12cは、図28に示されているように、
ゲインKmvを比例減少するゲインK4 の係数器76と、
判定信号Zf に基づいて切り換わるスイッチ77を有し
ている。切換スイッチ77は判定回路11よりの判定信
号Zfにより切り換え動作し、判定信号Zf が“0”の
場合、すなわち停止指令状態には、接点Aに切り換わ
り、判定信号Zf が“1”の場合、すなわち運転指令状
態には、接点Bに切り換わる。
q軸電流指令信号Iq * からq 軸電圧指令信号DVq* ま
での伝達関数Gic、すなわち電流補償器特性Gicは下式
(3)により示される。
器74で構成した場合、q軸電流指令信号Iq * からq
軸電圧指令Vq * までの伝達関数Gimは下式(4)によ
り示される。
(3)と比べ、式(5)により伝達関数Gp の一次のハ
イパスフィルタを含む電流補償器を構成していることに
等しい。
イパスフィルタを構成するのではなく、第一の振動抑制
回路73を図27に示されているように、フィードバッ
ク補償構成として実現する方が積分器のみで構成でき簡
便である。この電流補償器特性Gimは、図29に示され
ているように、任意の低周波側の積分を停止する動作を
する。この動作は次の場合に効果を持つ。
分器構成は入力の低周波側を高ゲインに増幅するので、
フィードバック信号の取り出し部である電流検出部に低
周波のノイズが含まれると、このノイズは高増幅され、
大きな電圧指令となり、機械の運動部が静止摩擦にて完
全に停止していても再び振動を引き起こす虞れがある。
特に、電動機1の回転軸部の粘性摩擦が小さい場合には
低周波の振動が持続する虞れがある。
ク伝達機構3の剛性が低い場合においては、低周波のノ
イズ成分によって負荷機械4と電動機1との間に機械共
振振動を引き起こす虞れがある。
成した場合、機械共振振動が生じる周波数のゲインがハ
イゲインにならないように式4のゲインKmvを設定し、
遮断周波数より低周波側においては積分を停止すること
で電動機1もしくは負荷機械4の振動を抑制することが
できる。
次の積分器ではなく、高次の積分器で構成することによ
り、電流補償器Gimの伝達特性を任意に設計することが
でき、振動抑制領域における振動抑制効果を更に上げる
ことができる。
械の電動機軸等価イナーシャをJ、トルク係数Kt 、電
流をiとした場合に積分器73のゲインKmvをKmv=K
t /Jとしたときには電流と速度の関係式ω=(Kt /
Js)iより、第一の振動抑制回路の出力Iqvは電動機
1の回転軸の疑似回転角速度と見なすこともできる。こ
れは微少回転角領域における角速度推定に当たるので、
回転検出器2の分解能が粗く、微振動状態時の角速度が
検出できないときには効果がある。
位置制御装置の実施の形態7を図30〜図33を参照し
て説明する。なお、図30〜図32に於いて、図25〜
図27に対応する部分は図25〜図27に付した符号と
同一の符号を付けてその説明を省略し、また図33に於
いて、図28に対応する部分は図28に付した符号と同
一の符号を付けてその説明を省略する。
るように、q軸電流制御回路63eが、第一の電流補償
回路64、第一の振動抑制回路73に加えて第二の振動
抑制回路78と、減算器79とを有している。
θm * と実位置信号θm とを入力し位置偏差の極性Sig
n(θe)を出力する位置偏差符号判定回路80と、ゲイン
Kmpの係数器81と有し、第二の電流補償信号Iqpを減
算器79へ出力する。減算器79はq軸電流指令信号I
q * から第二の電流補償信号Iqvを減算し、減算器75
に与えるq軸電流指令信号Iq * を修正する。
されているように、一定値Δθ/2を出力する係数器8
3と、係数器83の出力と位置指令信号θm * とを合算
する加算器84と、加算器84の出力より実位置信号θ
m を減算する減算器85と、減算器85の出力を入力と
しその正負の極性信号を出力する符号検出器86とから
構成されている。
号θm * と実位置信号θm がアナログ信号でなく量子化
されたデジタル信号である場合を考慮し、デジタル信号
時の実位置信号θm の最小位置分解能Δθの1/2の値
を位置指令信号θm * のオフセットとして加算したもの
から実位置信号θm を減算し、その極性を出力すること
で、デジタル時においても、常に正負の符号信号を出力
する。
インKmpとはゲイン切換部12dによって切換設定され
る。この実施の形態におけるゲイン切換部12dは、図
34に示されているように、ゲインKmvを比例減少する
ゲインK4 の係数器76と、ゲインKmpを比例減少する
ゲインK5 の係数器87と、判定信号Zf に基づいて切
り換わるスイッチ77、89とを有している。切換スイ
ッチ77、89は共に判定回路11よりの判定信号Zf
により切り換え動作し、判定信号Zf が“0”の場合、
すなわち停止指令状態には、接点Aに切り換わり、判定
信号Zf が“1”の場合、すなわち運転指令状態には、
接点Bに切り換わる。
に加え、位置の符号信号をq軸電流指令信号に加えるこ
とで、振動抑制モードにおいて振動抑制の効果が更に上
がる。
位置制御装置の実施の形態8を図35〜図39を参照し
て説明する。なお、図35〜図37に於いて、図30〜
図32に対応する部分は図30〜図32に付した符号と
同一の符号を付けてその説明を省略する。
るように、q軸電流制御回路63fが、第一の電流補償
回路64、第一の振動抑制回路73a、第二の振動抑制
回路78、減算器79に加えて推定角速度補正回路90
を有している。
れているように、位置偏差符号判定回路80より符号信
号Sign(θe)を入力して位置偏差の符号が変化したとき
に符号変化信号ΔSign(θe)を出力する符号変化判定回
路91と、符号変化信号が入力されるまでの間の時間を
計測し符号変化信号が入力されるとカウンタ値が0にリ
セットされるカウンタ回路92と、符号変化信号ΔSig
n(θe)とカウンタ回路92の出力であるカウント時間T
i と積分器74aの出力ωs とを入力として推定速度修
正信号ωc を出力する推定速度修正回路93とから構成
されている。
ているように、定数0を出力する係数器95と、積分器
74aの出力ωs を入力して係数器95の出力が与えら
れると内部積分値を修正する積分器96と、積分器96
の出力をカウント時間Ti で除算する除算器97と、極
性変化信号ΔSign(θe)が与えられている間のみ接点を
閉じるスイッチ98、99から構成されている。
の積分器74aに加えて積分器74aの出力を与えられ
るゲインKmvの積分器74を有している。
定速度補正回路90から修正推定速度ωc を与えられる
と、積分器74aの内部量に修正推定速度ωc の値が加
算される。但し、Kt は電流・トルク変換係数であり、
Jは電動機1とトルク伝達機構3と負荷機械の電動機軸
等価イナーシャ値である。
には、この積分器74aの出力は電動機1の回転軸の推
定回転角速度ωs =(Kt /Js)Iと見なすことがで
きる。
sと見なした積分器74aの出力を積分器96で積分す
ることで、電動機1の回転軸の推定回転角θs と見なす
ことができる。
検出器2から出力される信号(実位置信号θm )と目標
位置決め点の関係を表わしている。図40では回転検出
器2からの実位置信号θm は量子化されているが、位置
偏差符号判定回路80は目標位置決め点を通過したか否
かの判定を実位置信号θm のアナログ・デジタルを問わ
ず検出することができるので、位置偏差θe が0である
瞬間は検出できる。この瞬間における推定回転角θs の
推定誤差θc はθc =0−θs で与えられる。
積分器74aの積分値の累積誤差に起因するとも見るこ
とができるので、この推定誤差θc をωc =θc /Ti
で示すように位置偏差の符号が反転するまでカウントし
たカウント時間Tiで除算し、これを修正推定誤差ωcと
し、ωs =ωs +ωc で示すように、積分器74aのそ
の時点での積分値にこの修正推定誤差ωc を加算するこ
とで、電動機1の回転軸の推定回転角速度ωs の累積誤
差を補正でき、より正確な推定回転角速度を得ることが
できる。
時において電動機1の回転角及び回転角速度が精度よく
検出できない、もしくは全く検出できない場合において
も、本実施の形態の構成を用いると、正確な推定回転角
速度を得ることができ、この推定回転角速度信号をフィ
ードバックすることで、電動機1もしくは負荷機械4の
振動を極めて低減することができる。
発明による電動機の位置制御装置によれば、位置指令信
号と位置検出信号の偏差と位置偏差に関するゲイン切換
基準値との大小関係に基づいて電動機のトルクを制御す
るトルク制御手段のゲインが切り換えられるので、位置
偏差に応じて好適なトルク制御手段の応答を与えること
ができ、停止指令状態時の微振動を抑制して高速・高精
度な位置決め制御を実現することができる。
れば、トルク制御手段が作動していないときに検出した
トルク相当量信号に基づいて位置偏差に関するゲイン切
換基準値を設定し、位置指令信号と位置検出信号の偏差
とゲイン切換基準値との大小関係に基づいてトルク制御
手段のゲインが切り換えられるので、トルク制御手段に
おけるトルク相当量信号のノイズレベルに応じた最適な
ゲイン切換基準値をゲイン切換手段に与えることができ
ると共に、位置偏差に応じた好適なトルク制御手段の応
答を与えることができるので、停止指令状態時の微振動
を抑制して高速・高精度な位置決め制御を実現すること
ができる。
れば、位置指令信号と位置検出信号の偏差の絶対値がゲ
イン切換基準値よりも小さい場合にはトルク制御手段の
ゲインが低い方に切り換えられ、そうでない場合はその
ゲインを高い方に切り換えられるので、停止指令状態時
には微振動が抑制された高精度な位置決め制御が、そう
でない場合、即ち運転指令状態時には高応答な位置制御
が実現される。
れば、トルク相当量検出手段の出力に含まれる不要な高
周波成分を除去するローパスフィルタの遮断周波数が、
位置指令信号と位置検出信号との偏差と位置偏差に関す
る遮断周波数切換基準値との大小関係に基づいて切り換
えられるので、位置偏差に応じて好適なトルク制御手段
の応答を与えることができ、このことによって停止指令
状態時の微振動を抑制して高速・高精度な位置決め制御
を実現することができる。
れば、トルク制御手段が作動していないときのトルク相
当量検出手段の出力に基づいて位置に関する遮断周波数
切換基準値を設定するので、トルク制御手段におけるト
ルク相当量信号のノイズレベルに応じた最適な遮断周波
数切換基準値を遮断周波数切換手段に与えることがで
き、良好な微振動抑制効果を得ることができる。
れば、位置指令信号と位置検出信号の偏差の絶対値が遮
断周波数切換基準値よりも小さい場合はローパスフィル
タの遮断周波数が低い方に切り換えられ、そうでない場
合はその遮断周波数が高い方に切り換えられるので、停
止指令状態時には微振動が抑制された高精度な位置決め
制御が、そうでない場合、即ち運転指令状態時には高応
答な位置制御が実現される。
れば、電動機のトルクに関する諸量として電動機の相電
流を検出し、トルク制御手段が作動していないときの相
電流の高周波成分量を検出し、この高周波成分量に応じ
てゲイン切換基準値あるいは遮断周波数切換基準値を設
定するから、特別に計測手段を要することなくトルク制
御手段におけるトルク相当量信号のノイズレベルに応じ
た最適な遮断周波数切換基準値を遮断周波数切換手段に
与えることができ、良好な微振動抑制効果を得ることが
できる。
れば、トルク指令信号に基づくトルク相当電流指令を入
力してトルク相当電圧指令を出力するフィードフォワー
ド補償の電流補償手段(第二の電流補償手段)が設けら
れ、位置指令信号と位置検出信号の偏差の絶対値がゲイ
ン切換基準値よりも小さい場合にはフィードフォワード
補償の電流補償手段を除いてトルク制御手段のゲインが
低い方に切り換えられ、そうでない場合はゲインが高い
方に切り換えれるので、ゲイン切り換え前後における電
流制御回路部の目標応答値特性の変化を任意に小さくで
き、ゲイン切換に起因する振動を生じさせることなくゲ
イン切換を行うことができ、且つ振動抑制モードにおい
てノイズに起因する振動を抑制することができる。
れば、トルク指令信号に基づくトルク相当電流指令を入
力してトルク相当電圧指令を出力するフィードフォワー
ド補償の電流補償手段(第二の電流補償手段)が設けら
れ、位置指令信号と位置検出信号の偏差の絶対値がゲイ
ン切換基準値よりも小さい場合にはフィードフォワード
補償の電流補償手段を含むトルク制御手段のゲインが低
い方に切り換えられ、そうでない場合はゲインが高い方
に切り換えれるので、ゲイン切換前後における電流目標
応答特性を各々個別に設定でき、ゲイン切換に起因する
振動を生じさせることなくゲイン切換を行うことがで
き、且つ振動抑制モードにおいてノイズに起因する振動
を抑制することができる。
れば、トルク指令信号に基づくトルク相当電流指令を入
力してトルク相当電圧指令を出力するフィードフォワー
ド補償の電流補償手段(第二の電流補償手段)と、トル
ク相当電圧指令を入力しゲイン切り換え時においてもト
ルク相当電圧指令の変化が滑らかになるよう出力する電
流補償手段(第三の電流補償手段)とが設けられ、位置
指令信号と位置検出信号の偏差の絶対値がゲイン切換基
準値よりも小さい場合はトルク手段のゲインを含むゲイ
ンが低い方に切り換えられ、そうでない場合はゲインが
高い方に切り換えれるので、ゲイン切換前後における電
流目標応答特性を各々個別に設定でき、且つ電圧指令信
号を滑らかに変化させることができ、振動抑制モードに
おいてノイズに起因する振動を抑制することができる。
れば、第三の電流補償手段はゲイン切り換え時に選択的
に切換使用される一次遅れ回路により構成されているの
で、ゲイン切換前後における電圧指令信号を的確に滑ら
かに変化させることができる。
れば、トルク相当電流指令値からトルク相当量信号を差
し引いた偏差信号を入力してこの偏差信号の任意の周波
側の信号が減少するように第一の電流補償信号を出力
し、トルク相当電流指令値から第一の電流補償信号を差
し引いた偏差信号を新しいトルク相当電流指令値とする
ので、電動機のサーボロック時もしくは低速回転時に生
じる振動の周波数成分が推定できれば、その周波数帯域
の検出電流信号を任意に調節できることから、停止指令
状態時もしくは低速回転時における電動機の振動を極め
て減少させることができる。
れば、第一の振動抑制手段が電動機と負荷機械との機械
共振振動が生じる周波数のゲインがハイゲインにならな
いようにゲインを設定された積分器により構成されてい
るので、簡単に構成をもって停止指令状態時もしくは低
速回転時における電動機の振動を的確減少させることが
できる。
れば、第一の振動抑制手段がトルク相当電流指令値から
トルク相当量信号を差し引いた偏差信号を入力してこの
偏差信号の任意の周波数の信号が減少するように第一の
電流補償信号を出力し、第二の振動抑制手段が外部から
の位置指令信号と回転検出器からの実回転角信号を入力
して目標位置決め点からの位置偏差が減少するような第
二の電流補償信号を出力し、トルク相当電流指令値から
その第二の電流補償信号と第一の電流補償信号とを差し
引いた偏差信号を新しいトルク相当電流指令値とするの
で、サーボロック時に生じる振動の周波数成分が推定で
きると、その周波数帯域の検出電流信号を任意に調節で
き、サーボロック時を含めて停止指令状態時における電
動機の振動を極めて減少させることができる。
れば、位置偏差符号判定回路が位置指令信号と実回転角
信号より目標位置決め点からの位置偏差の極性(符号)
を出力し、この位置偏差符号判定回路よりの位置偏差の
極性出力に所定のゲインを与えて第二の電流補償信号を
出力するので、サーボロック時を含めて停止指令状態時
における前記電動機の振動を的確に減少させることがで
きる。
れば、角速度推定手段がトルク相当電流指令値からトル
ク相当電流信号を差し引いた偏差信号を入力して電動機
の推定角速度を出力し、位置偏差符号判定手段が外部か
らの位置指令信号と回転検出機からの実回転角信号を入
力して目標位置決め点からの位置偏差の極性を出力し、
推定角速度補正手段が位置偏差符号判定手段からの位置
偏差の極性信号と角速度推定手段からの推定角速度を入
力して推定角速度を補正し、第一の振動抑制手段が角速
度推定手段からの推定角速度信号を入力して所望の応答
特性で実角速度が減少するように第一の電流補償信号を
出力し、第二の振動抑制手段が位置偏差符号判定手段か
らの位置偏差の極性信号を入力して指令位置からの位置
偏差が減少するように第二の電流補償信号を出力し、ト
ルク相当電流指令値から前記第二の電流補償信号と前記
第一の電流補償信号とを差し引いた偏差信号を新しいト
ルク相当電流指令値とするので、回転検出器の精度が粗
く実角速度が検出不可能もしくは非常に精度が悪い場合
でも精度良く角速度が推定でき、サーボロック時を含め
て停止指令状態時における電動機の振動を極めて減少さ
せることができる。
の形態1の全体構成を示すブロック線図である。
ロック線図である。
ロック線図である。
ロック線図である。
ク線図である。
ロック線図である。
示すブロック線図である。
値内に入った時の判定回路の出力、ゲイン切換部の出力
を各々示すグラフである。
の形態2の全体構成を示すブロック線図である。
ブロック線図である。
示すブロック線図である。
示すブロック線図である。
施の形態3の全体構成を示すブロック線図である。
ブロック線図である。
示すブロック線図である。
施の形態4の全体構成を示すブロック線図である。
ブロック線図である。
示すブロック線図である。
ブロック線図である。
施の形態5の全体構成を示すブロック線図である。
ブロック線図である。
示すブロック線図である。
施の形態6の全体構成を示すブロック線図である。
ブロック線図である。
示すブロック線図である。
ブロック線図である。
を示すグラフ図である。
施の形態7の全体構成を示すブロック線図である。
ブロック線図である。
示すブロック線図である。
路を示すブロック線図である。
ブロック線図である。
施の形態8の全体構成を示すブロック線図である。
ブロック線図である。
示すブロック線図である。
を示すブロック線図である。
示すブロック線図である。
力される信号と目標位置決め点の関係を表すグラフであ
る。
の様子を示すグラフである。
ック線図である。
ック線図である。
負荷機械,5 回転角指令信号発生回路,6 位置制
御回路,7 速度制御回路,8 電流制御回路,9 P
WMインバータ,10 切換基準値設定回路,11 判
定回路,12ゲイン切換部,13a〜13c 電流検出
器,21 減算器,22 係数器,23 減算器,24
係数器,25 積分器,27 加算器,28 三相交
流/dq軸変換回路,29 減算器,30 係数器,3
1 積分器,33 加算器,34 減算器,35 係数
器,36 積分器,38 加算器,39 dq軸/三相
交流変換回路,40 減算器,41 絶対値回路,42
比較回路,43,44係数器,45,46 スイッ
チ,47,48,49 高域通過フィルタ回路,50,
51,52 絶対値回路,53 基準値設定器,54
ゲイン切換基準値出力回路,55 ローパスフィルタ,
56 遮断周波数切換部,57,58,59 フィルタ
回路,60 高域遮断時定数設定器 61 低域遮断時
定数設定器,62 スイッチ,63 q軸電流制御回
路,64 第一の電流補償回路,65第二の電流補償回
路,66 加算器,67,68 係数器,69 スイッ
チ,70 第三の電流補償回路,71 一次遅れ回路,
72 スイッチ,73 第一の振動抑制回路,74 積
分器,74 積分器,74b 積分器,75 減算器,
76 係数器,77 スイッチ,78 第二の振動抑制
回路,79 減算器,80 位置偏差符号判定回路,8
1,83 係数器,84 加算器,85 減算器,86
符号検出器,87 係数器,89 スイッチ,90
推定角速度補正回路,91 符号変化判定回路,92
カウンタ回路,93 推定速度修正回路,95 係数
器,96 積分器,97 除算器,98,99 スイッ
チ,100位置制御装置。
いては、基準値設定手段はトルク制御手段が作動してい
ないときのトルク相当量検出手段の出力に基づいて前記
遮断周波数切換基準値を適正値に設定する。
がともに零で停止している場合、すなわちq軸電流指令
信号Iq * が零の場合を考える。従来例と同様に電流検
出値にはホワイトノイズ特性のノイズ成分が含まれる。
がともに零で停止している場合、すなわちq軸電流指令
信号Id * が零の場合を考える。従来例と同様電流検出
値にはホワイトノイズ特性のノイズ成分が含まれる。
ワード補償のゲインKqf の係数器67を有し、q軸電流
指令信号Iq * を入力して第二の電圧指令Vffを出力す
る。
号Iq * とq 軸電圧指令とをフィードフォワード結合す
るので、電流指令信号Iq * はq 軸電圧指令に直接に反
映できる。
q * に対するq 軸電流値Iq までの伝達関数として模擬
すると、電動機の模擬伝達関数Gm は、Gm =1/(L
s+R)で示すことができる。電流のq 軸分がトルク分
であり、d 軸電流指令からはトルクは発生しないので、
微振動問題にd軸は関係しない。よって以後d軸に関して
は説明を省く。
場合について説明する。第二の電流補償回路65を最も
単純な構成である係数器67によって実現すると、模擬
伝達関数Gm を用いてq 軸電流指令信号Iq * からq軸
電流値Iq までの伝達関数を計算すると、この伝達関数
Gifは下式(2)により示される。
目標値応答特性に相当し、ノイズ応答特性は式(1)の
ままとなるので、目標値応答特性とノイズ応答特性とが
各々個別に設定できることになる。よって振動抑制領域
でゲインKqpとKqiをある比率で下げることによって高
周波分のノイズをカットした場合においても電流目標値
応答特性GifはゲインKqfの係数器67を調整すること
で、モータ時定数Ts=L/Rの逆数の周波数より低周
波のゲインを上げることができる。
00rad/sとしたときに、振動抑制領域でゲインK
qpとKqiをそれぞれ1/2、1/16の割合で下げたと
きの目標値応答特性とノイズ応答特性とが図16と図1
7に示されている。
65を含まない場合には、各ゲインを振動抑制領域で切
り換えると目標値応答特性とノイズ応答特性のどちらの
特性も下がることがわかる。すなわち、これは、100
rad/s以上のノイズに対する影響は小さくなり、そ
の周波数以上の微振動は減少するが、目標値に対する出
力も小さくなることを示している。
む場合には、ノイズ応答特性は同様に下がるが、目標値
応答特性はかなり改善される。
部の切換ゲイン出力によりゲインKqpとKqiの値が切り
換わる前後のq 軸の電流指令信号Iq * に対するq 軸検
出電流値Iq までの伝達特性Gi の変化、すなわち電流
制御回路部の目標値応答特性Gi の変化を任意に小さく
できる。よってゲイン切換に起因する振動を生じさせる
こと無くゲイン切換を行うことができ、且つ振動抑制モ
ードにおいてノイズに起因する振動を抑制することがで
きる。
の電流補償回路65bのゲインKqfも切り換わる為、ゲ
イン切換前後における電流目標値応答特性Gifを各々独
立に設定できる。これによりゲイン切換に起因する振動
を生じさせることなくゲイン切換を行うことができ、且
つ振動抑制モードにおいてノイズに起因する振動を抑制
することができる。
圧指令Vfbと第二のq軸電圧指令Vfbとを加算器66に
より合算した値を入力してq軸電圧指令信号Vq * を出
力するものであり、一次遅れ時定数αをもつ一次遅れ回
路71と外部信号により切換可能な切換スイッチ72と
で構成される。
ける電流目標値応答特性Gi を各々個別に設定でき、し
かも振動抑制モードへのゲイン切換時に切換スイッチ7
2を切り換えて一次遅れ回路71に移行することで、q
軸電圧指令信号Vq * を滑らかに変化させることが可能
となる。
q軸電流指令信号Iq * からq 軸電圧指令信号Vq * ま
での伝達関数Gic、すなわち電流補償器特性Gicは下式
(3)により示される。
器74で構成した場合、q軸電流指令信号Iq * からq
軸電圧指令信号Vq * までの伝達関数Gimは下式(4)
により示される。
定角速度補正回路90から修正推定速度ωc を与えられ
ると、積分器74aの内部量に修正推定速度ωc の値が
加算される。但し、Kt は電流・トルク変換係数であ
り、Jは電動機1とトルク伝達機構3と負荷機械の電動
機軸等価イナーシャ値である。
れば、トルク指令信号に基づくトルク相当電流指令を入
力してトルク相当電圧指令を出力するフィードフォワー
ド補償の電流補償手段(第二の電流補償手段)が設けら
れ、位置指令信号と位置検出信号の偏差の絶対値がゲイ
ン切換基準値よりも小さい場合にはフィードフォワード
補償の電流補償手段を除いてトルク制御手段のゲインが
低い方に切り換えられ、そうでない場合はゲインが高い
方に切り換えれるので、ゲイン切り換え前後における電
流制御回路部の目標値応答特性の変化を任意に小さくで
き、ゲイン切換に起因する振動を生じさせることなくゲ
イン切換を行うことができ、且つ振動抑制モードにおい
てノイズに起因する振動を抑制することができる。
れば、トルク指令信号に基づくトルク相当電流指令を入
力してトルク相当電圧指令を出力するフィードフォワー
ド補償の電流補償手段(第二の電流補償手段)が設けら
れ、位置指令信号と位置検出信号の偏差の絶対値がゲイ
ン切換基準値よりも小さい場合にはフィードフォワード
補償の電流補償手段を含むトルク制御手段のゲインが低
い方に切り換えられ、そうでない場合はゲインが高い方
に切り換えれるので、ゲイン切換前後における電流目標
値応答特性を各々個別に設定でき、ゲイン切換に起因す
る振動を生じさせることなくゲイン切換を行うことがで
き、且つ振動抑制モードにおいてノイズに起因する振動
を抑制することができる。
れば、トルク指令信号に基づくトルク相当電流指令を入
力してトルク相当電圧指令を出力するフィードフォワー
ド補償の電流補償手段(第二の電流補償手段)と、トル
ク相当電圧指令を入力しゲイン切り換え時においてもト
ルク相当電圧指令の変化が滑らかになるよう出力する電
流補償手段(第三の電流補償手段)とが設けられ、位置
指令信号と位置検出信号の偏差の絶対値がゲイン切換基
準値よりも小さい場合はトルク制御手段のゲインを含む
ゲインが低い方に切り換えられ、そうでない場合はゲイ
ンが高い方に切り換えれるので、ゲイン切換前後におけ
る電流目標値応答特性を各々個別に設定でき、且つ電圧
指令信号を滑らかに変化させることができ、振動抑制モ
ードにおいてノイズに起因する振動を抑制することがで
きる。
れば、トルク相当電流指令値からトルク相当量信号を差
し引いた偏差信号を入力してこの偏差信号の任意の周波
数側の信号が減少するように第一の電流補償信号を出力
し、トルク相当電流指令値から第一の電流補償信号を差
し引いた偏差信号を新しいトルク相当電流指令値とする
ので、電動機のサーボロック時もしくは低速回転時に生
じる振動の周波数成分が推定できれば、その周波数帯域
の検出電流信号を任意に調節できることから、停止指令
状態時もしくは低速回転時における電動機の振動を極め
て減少させることができる。
Claims (16)
- 【請求項1】 外部から与えられる位置指令信号と電動
機の位置検出信号とに基づいてトルク指令信号を出力す
るトルク指令演算手段と、 前記トルク指令信号に基づいて前記電動機のトルクを制
御するトルク制御手段と、 前記位置指令信号と前記位置検出信号との偏差の絶対値
と位置偏差に関するゲイン切換基準値との大小関係に基
づいて前記トルク制御手段のゲインを切り換えるゲイン
切換手段とを備えたことを特徴とする電動機の位置制御
装置。 - 【請求項2】 外部から与えられる位置指令信号と電動
機の位置検出信号とに基づいてトルク指令信号を出力す
るトルク指令演算手段と、 前記電動機のトルクに関する諸量を検出してトルク相当
量信号を出力するトルク相当量検出手段と、 前記トルク指令信号と前記トルク相当量信号とに基づい
て前記電動機のトルクを制御するトルク制御手段と、 前記トルク制御手段が作動していないときに検出した前
記トルク相当量信号に基づいて位置偏差に関するゲイン
切換基準値を設定する基準値設定手段と、 前記位置指令信号と前記位置検出信号との偏差と前記ゲ
イン切換基準値との大小関係に基づいて前記トルク制御
手段のゲインを切り換えるゲイン切換手段とを備えたこ
とを特徴とする電動機の位置制御装置。 - 【請求項3】 請求項1また2に記載の電動機の位置制
御装置において、 前記ゲイン切換手段は、前記位置指令信号と前記位置検
出信号の偏差の絶対値が前記ゲイン切換基準値よりも小
さい場合には前記トルク制御手段のゲインを低い方に切
り換え、そうでない場合には前記ゲインを高い方に切り
換えることを特徴とする電動機の位置制御装置。 - 【請求項4】 外部から与えられる位置指令信号と電動
機の位置検出信号とに基づいてトルク指令信号を出力す
るトルク指令演算手段と、 前記電動機のトルクに関する諸量を検出するトルク相当
量検出手段と、 前記トルク相当量検出手段の出力に含まれる不要な高周
波成分を除去するローパスフィルタと、 前記トルク指令信号と前記ローパスフィルタの出力とに
基づいて前記電動機のトルクを制御するトルク制御手段
と、 前記位置指令信号と前記位置検出信号との偏差の絶対値
と位置偏差に関する遮断周波数切換基準値との大小関係
に基づいて前記ローパスフィルタの遮断周波数を切り換
える遮断周波数切換手段とを備えたことを特徴とする電
動機の位置制御装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の電動機の位置制御装置
において、 前記トルク制御手段が作動していないときのトルク相当
量検出手段の出力に基づいて前記遮断周波数切換基準値
を設定する基準値設定手段を備えたことを特徴とする電
動機の位置制御装置。 - 【請求項6】 請求項4あるいは5に記載の電動機の位
置制御装置において、前記遮断周波数切換手段は、位置
指令信号と位置検出信号の偏差の絶対値が前記遮断周波
数切換基準値よりも小さい場合には前記ローパスフィル
タの遮断周波数を低い方に切り換え、そうでない場合に
は前記遮断周波数を高い方に切り換えることを特徴とす
る電動機の位置制御装置。 - 【請求項7】 請求項2または5に記載の電動機の位置
制御装置において、 前記トルク相当量検出手段は前記電動機のトルクに関す
る諸量として前記電動機の相電流を検出し、前記基準値
設定手段は前記トルク制御手段が作動していないときの
前記相電流の高周波成分量を検出して当該高周波成分量
に応じて前記ゲイン切換基準値あるいは前記遮断周波数
切換基準値を設定することを特徴とする電動機の位置制
御装置。 - 【請求項8】 外部から与えられる位置指令信号と電動
機の位置検出信号とに基づいてトルク指令信号を出力す
るトルク指令演算手段と、前記電動機のトルクに関する
諸量を検出しトルク相当量信号を出力するトルク相当量
検出手段と、前記トルク指令信号と前記トルク相当量信
号とに基づいて前記電動機のトルクを制御するトルク制
御手段とを備えた電動機の位置制御装置において、 前記トルク制御手段は、前記トルク指令信号に基づくト
ルク相当電流指令と前記トルク相当量信号に基づくトル
ク相当電流とに基づいて電圧指令を出力する第一の電流
補償手段と、前記トルク相当電流指令に基づいてトルク
相当電圧指令を出力する第二の電流補償手段とを有し、 前記位置指令信号と前記位置検出信号の偏差の絶対値が
位置偏差に関するゲイン切換基準値よりも小さい場合に
は前記トルク制御手段の前記第一の電流補償手段のゲイ
ンを低い方に切り換え、そうでない場合には前記ゲイン
を高い方に切り換えるゲイン切換手段を備えたことを特
徴とする電動機の位置制御装置。 - 【請求項9】 外部から与えられる位置指令信号と電動
機の位置検出信号とに基づいてトルク指令信号を出力す
るトルク指令演算手段と、前記電動機のトルクに関する
諸量を検出しトルク相当量信号を出力するトルク相当量
検出手段と、前記トルク指令信号と前記トルク相当量信
号とに基づいて前記電動機のトルクを制御するトルク制
御手段とを備えた電動機の位置制御装置において、 前記トルク制御手段は、前記トルク指令信号に基づくト
ルク相当電流指令と前記トルク相当量信号に基づくトル
ク相当電流とに基づいて電圧指令を出力する第一の電流
補償手段と、前記トルク相当電流指令に基づいてトルク
相当電圧指令を出力する第二の電流補償手段とを有し、 前記位置指令信号と前記位置検出信号の偏差の絶対値が
位置偏差に関するゲイン切換基準値よりも小さい場合に
は前記トルク制御手段の前記第一の電流補償手段および
前記第二の電流補償手段のゲインを低い方に切り換え、
そうでない場合には前記ゲインを高い方に切り換えるゲ
イン切換手段を備えたことを特徴とする電動機の位置制
御装置。 - 【請求項10】 請求項9に記載の電動機の位置制御装
置において、 前記トルク制御手段は、前記第一の電流補償手段と、前
記第二の電流補償手段とに加えて、前記トルク相当電圧
指令を入力し、ゲイン切り換え時に前記トルク相当電圧
指令の変化が滑らかになるよう前記トルク相当電圧指令
を修正出力する第三の電流補償手段を備えていることを
特徴とする電動機の位置制御装置。 - 【請求項11】 請求項10に記載の電動機の位置制御
装置において、 前記第三の電流補償手段は、ゲイン切り換え時に選択的
に切換使用される一次遅れ回路を有していることを特徴
とする電動機の位置制御装置。 - 【請求項12】 外部から与えられる位置指令信号と電
動機の位置検出信号とに基づいてトルク指令信号を出力
するトルク指令演算手段と、前記電動機のトルクに関す
る諸量を検出しトルク相当量信号を出力するトルク相当
量検出手段と、前記トルク指令信号と前記トルク相当量
信号とに基づいて前記電動機のトルクを制御するトルク
制御手段とを備えた電動機の位置制御装置において、 前記トルク制御手段は、前記トルク指令信号に基づくト
ルク相当電流指令値から前記トルク相当量信号を差し引
いた偏差信号を入力して当該偏差信号の任意の周波数成
分が減少するように第一の電流補償信号を出力する第一
の振動抑制手段を備え、 前記トルク相当電流指令値から前記第一の電流補償信号
を差し引いた偏差信号を新しいトルク相当電流指令とす
ることを特徴とする電動機の位置制御装置。 - 【請求項13】 請求項12に記載の電動機の位置制御
装置において、 前記第一の振動抑制手段は、前記電動機と負荷機械との
機械共振振動が生じる周波数のゲインがハイゲインにな
らないようにゲインを設定された積分器により構成され
ていることを特徴とする電動機の位置制御装置。 - 【請求項14】 請求項12または13に記載の電動機
の位置制御装置において、 前記トルク制御手段は、前記第一の振動抑制手段に加え
て、外部からの位置指令信号と回転検出器からの実回転
角信号とを入力して目標位置決め点からの位置偏差が減
少するような第二の電流補償信号を出力する第二の振動
抑制手段を備え、 前記トルク相当電流指令値から前記第二の電流補償信号
と前記第一の電流補償信号とを差し引いた偏差信号を新
しいトルク相当電流指令とすることを特徴とする電動機
の位置制御装置。 - 【請求項15】 請求項14に記載の電動機の位置制御
装置において、 前記第二の振動抑制手段は、前記位置指令信号と前記実
回転角信号より目標位置決め点からの位置偏差の極性を
出力する位置偏差符号判定回路を有し、前記位置偏差符
号判定回路よりの極性出力に所定のゲインを与えて前記
第二の電流補償信号を出力することを特徴とする電動機
の位置制御装置。 - 【請求項16】 外部から与えられる位置指令信号と電
動機の位置検出信号とに基づいてトルク指令信号を出力
するトルク指令演算手段と、前記電動機のトルクに関す
る諸量を検出しトルク相当量信号を出力するトルク相当
量検出手段と、前記トルク指令信号と前記トルク相当量
信号とに基づいて前記電動機のトルクを制御するトルク
制御手段とを備えた電動機の位置制御装置において、 前記トルク制御手段は、前記トルク指令信号に基づくト
ルク相当電流指令値からトルク相当電流信号を差し引い
た偏差信号を入力して前記電動機の推定角速度を出力す
る角速度推定手段と、外部からの位置指令信号と回転検
出器からの実回転角信号を入力して目標位置決め点から
の位置偏差の極性を出力する位置偏差符号判定手段と、
前記位置偏差符号判定手段からの極性信号と前記角速度
推定手段からの推定角速度を入力して推定角速度を補正
する推定角速度補正手段と、前記角速度推定手段からの
推定角速度信号を入力して所望の応答特性で実角速度が
減少するように第一の電流補償信号を出力する第一の振
動抑制手段と、前記位置偏差符号判定手段からの極性信
号を入力して目標位置決め点からの位置偏差が減少する
ように第二の電流補償信号を出力する第二の振動抑制手
段とを備え、 トルク相当電流指令値から前記第二の電流補償信号と前
記第二の振動抑制手段からの第二の振動抑制信号と第一
の電流補償信号を差し引いた偏差信号を新しいトルク相
当電流指令とすることを特徴とする電動機の位置制御装
置。
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