JPH097283A - 媒体カートリッジ格納/操作システム用の媒体カートリッジ挿入装置 - Google Patents

媒体カートリッジ格納/操作システム用の媒体カートリッジ挿入装置

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JPH097283A
JPH097283A JP8155632A JP15563296A JPH097283A JP H097283 A JPH097283 A JP H097283A JP 8155632 A JP8155632 A JP 8155632A JP 15563296 A JP15563296 A JP 15563296A JP H097283 A JPH097283 A JP H097283A
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cartridge
housing
actuator
medium
cartridge support
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JP8155632A
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English (en)
Inventor
Scott D Paul
ディー・スコット・ポール
Gregg S Schmidtke
グレッグ・エス・シュミッケ
Paul Coffin
ポール・コフィン
Leslie G Christie
レスリー・ジー・クリスティー
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HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/0401Details
    • G11B17/0405Closing mechanism, e.g. door

Abstract

(57)【要約】 【課題】 媒体駆動装置へ媒体カートリッジを挿入する
通常の場合と同様の態様で媒体カートリッジ挿入装置へ
媒体カートリッジを挿入することを可能にする、媒体カ
ートリッジ挿入装置を提供すること。 【解決手段】 媒体駆動装置(15)に挿入される後端部(1
4)と取り扱いのためにオペレータが保持する前端部(16)
とを有するタイプの媒体カートリッジ(12)について用い
られる媒体カートリッジ格納/操作システム(11)のため
の媒体カートリッジ挿入装置(10)であって、カートリッ
ジ(12)を所定の向きで受容するカートリッジ受容アセン
ブリ(40)を備えており、このアセンブリ(40)が、第1の
相対的に回転された動作位置と、その位置から角度的に
変移された第2の相対的に回転された動作位置との間で
変移可能である、前記媒体カートリッジ挿入装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に光ディスク
格納/操作システムに関し、特に光ディスク操作システ
ムに用いられる光ディスク挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは、レーザを用いた読出装置
によって読み出しを行うことが可能なデータ記憶媒体で
ある。「コンパクトディスク」又は「CD」として知ら
れる光ディスクは、ここ数年の間に、音楽やオーディオ
・ビデオ作品の記録用に広く用いられるようになった。
光ディスクは、従来の磁気記憶媒体と比較して膨大な記
憶容量を有するため、コンピュータで読み出すことが可
能な情報の記憶のために「ROMディスク」として知ら
れる光ディスクが普及している。しかし、ごく最近ま
で、光ディスクの「消去」や新たな情報の「書き込み」
は不可能であり、即ち、ROMディスクは「読み出し専
用」記憶装置であったため、コンピュータ産業における
光ディスクの使用には幾分制約があった。しかし、近年
では、コンピュータによる読み出しと書き込みの両方が
可能な光磁気ディスクやその他の種類の光ディスクが開
発されている。したがって、将来的には、コンピュータ
産業における光ディスクの重要性が増すと考えられ、最
終的には、「フロッピィディスク」や「ハードディス
ク」等の磁気的な読み出し/書き込み可能記憶媒体に取
って代わる可能性もある。また、最近では光ディスクの
両面にデータ記憶域を設けることが可能となり、これに
より、光ディスクの記憶容量が2倍になる。
【0003】コンピュータ用途に用いられる種類の光デ
ィスクは、ほぼ平行六面体形状のカートリッジにマウン
トされている。かかるカートリッジは一般に、その取り
扱い時にオペレータが親指と人指し指によってつかむこ
とができるようにしたリブ面部分を有する前端部を有し
ている。このカートリッジは、その前端部を持ってディ
スクドライブの前面に設けられた細長いスロットに後端
部を先にして挿入することにより、従来の光ディスクド
ライブ内に読み出し可能にマウントされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在、ほとんどの光デ
ィスクはディスクドライブに手で挿入するものである。
しかし、多数の光ディスクからなる大きなデータベース
の場合には、光ディスクを既知の場所に格納するための
光ディスク格納システムと、格納場所から所望のディス
クを取り出してそのディスクを光ディスクドライブに挿
入することができる光ディスク操作システムとを設ける
ことが望ましく、また必須ともいえよう。格納されるデ
ィスクとそれに対応するディスクドライブとが、垂直方
向に延びる列と水平方向に延びる行とからなる二次元配
列に構成された縦方向に延びる格納場所に配置されるデ
ィスク格納システムにおいて、ディスク操作システム
は、一般に、各ディスクを格納位置から取り出し、それ
をディスクと位置合わせしてディスクドライブ中へ挿入
するために、ディスクと係合し、そのディスクを縦方
向、垂直方向、横方向、及び再度縦方向へと移動させな
ければならない。また、かかるディスク操作システム
は、ドライブで読めるようにディスクを裏返す必要があ
るものである。
【0005】光ディスク格納システムの様々な格納場所
からのカートリッジの挿入及び取り出しを行なうために
光ディスクカートリッジと係合してその光ディスクを縦
方向に変位させ、及び/又は裏返すように構成された光
ディスク操作装置が、 Methlie, Oliver, Stavely,及び
Wangerの米国特許4,998,232号(1991年3月5日発行)に
説明されている(本引用をもってその開示内容を本書に
包含させたものとし、その説明は省略する)。かかる装
置は当業界では一般に「オートチェンジャー」又は「光
ディスクジュークボックス」と呼ばれている。
【0006】その他の光ディスク操作装置及びその構成
要素は、Paul及びSmithの「DOOR ASSEMBLY FOR A CARTI
RDGE HANDLING DEVICE」と題する米国特許出願第491,53
8号(本出願と同日出願)、及びSchmidtke, Coffin,及
びChristieの「TENSIONING DEVICE FOR A FLEXIBLE DRI
VE MEMBER」と題する米国特許出願491,440号(本出願と
同日出願)に図示及び説明されている。なお、これらの
発明についても、上記引用をもってその開示内容を本書
に包含させたものとし、その説明は省略する。
【0007】上述のMethlie等の特許出願に開示されて
いるような操作装置を用いた光ディスク操作及び格納シ
ステムにカートリッジを挿入する際には問題が生じる。
【0008】その問題とは、カートリッジをその操作装
置と係合するように正しく位置決めするために、カート
リッジの前端部が操作装置の係合部分に隣接するように
カートリッジを配置しなければならないことにある。カ
ートリッジをこのような向きにするためには、ディスク
ドライブに挿入されるときの向きとは反対の向きで各カ
ートリッジをシステムハウジングを通して送らなければ
ならない。換言すれば、カートリッジをその後端部では
なく前端部を先にしてハウジング内を通過させなければ
ならない。カートリッジをその前端部を先にしてハウジ
ング内に挿入する場合の問題点は、ほとんどのオペレー
タにとってその動作が不自然で煩わしいものとなること
にある。更に、間違った向きでカートリッジが挿入され
た場合、カートリッジの損傷及び/又は操作システムの
詰まりが発生する可能性がある。
【0009】この問題は、カートリッジを180゜回転さ
せることによってユーザがカートリッジをハウジング内
に後端部を先にして挿入した場合にシステム内で正しい
向きを与えることを可能とする装置を設けることによっ
て解決された。この装置は、Christie, Wanger, Daune
r, Jones,及びDomalの米国特許5,062,093号(1991年10月
29日発行)に説明されている。
【0010】光ディスク操作システムの中には、オペレ
ータがそのシステム内の光ディスク操作装置を見ること
のできる窓を設けたものもある。かかる窓は、オペレー
タがシステムが機能していること及びシステムが所望の
態様で機能していることを目で確認できるので、有用な
ものであることが分かっている。大部分の操作システム
の構成上の理由から、かかる窓は通常は、操作装置によ
る光ディスク挿入装置からのディスクの取り出し方向に
対して90゜をなす方向に配置される。
【0011】上述の米国特許5,062,093号に開示されて
いる180゜回転させるシステムの問題の1つは、当該シ
ステムの表面のうち、オペレータによってディスクが挿
入されることになるユーザとの界面から90゜の位置に前
記窓を配置しなければならない点にある。これらのユー
ザ介在領域と覗き窓との両方を同じ面に配置して、オペ
レータがシステムハウジングの周囲を歩くことなくそれ
らの両方にアクセスできるようにすることが望ましい。
【0012】米国特許5,062,093号に記載のシステムの
もう1つの欠点は、光ディスク挿入装置が機械式操作装
置によって駆動されることにある。これは移送装置用の
駆動モータを別に設ける必要をなくすものではあるが、
この操作装置はユーザが移送装置に対するローディング
又はアンローディングを行う際にアイドル状態になる必
要があるものとなる。移送装置とは独立して操作装置が
機能することを可能にすることにより、機械効率を向上
させることができる。
【0013】また、ユーザが光ディスク挿入装置へ光デ
ィスクを不正に挿入する場合があることが分かってい
る。これは、ディスクを装置中に逆に入れた場合、又は
挿入が不完全な場合に生じる。
【0014】したがって、光ディスクカートリッジ操作
及び格納システムへの光ディスクカートリッジのローデ
ィングに関するかかる問題を克服する装置が一般に必要
とされている。同様のローディング上の問題は、例えば
フロッピィディスク、リムーバブルハードディスク及び
テープ等の、媒体がカートリッジ型のケースに入った他
の種類の媒体オートチェンジャーでも生じ得るものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、データ記録媒
体の格納/操作システムに用いられる光ディスクカート
リッジ挿入装置等のデータ記録カートリッジ挿入装置に
関するものである。この装置は、媒体駆動装置に挿入さ
れる後端部と、通常は取り扱い時にオペレータにより保
持される前端部とを有する媒体カートリッジに関して使
用されるように設計されたものである。
【0016】このカートリッジ挿入装置は、オペレータ
が、媒体カートリッジをつかんで、その媒体カートリッ
ジを、媒体駆動装置(例えば光ディスク読出装置)へカ
ートリッジを挿入する通常の場合と同様の態様でこの挿
入装置の前端部に挿入することを可能にするものであ
る。この挿入装置は、手挿入されたカートリッジを90゜
方向転換させ、この挿入装置の側部に設けられた機械式
操作装置がカートリッジの前端部に係合することを可能
にするものである。
【0017】その後、操作装置は、挿入装置からカート
リッジを取り出して、そのカートリッジを、選択された
格納場所に挿入し、又は、この格納/操作システムと関
連する媒体駆動装置に挿入することができる。この挿入
装置によって行われる90゜の方向転換により、ユーザ介
在領域及び覗き窓をこの装置の同一面に配置することが
可能となり、その結果、オペレータが1つの場所でディ
スクのローディング/アンローディング及び目視を行な
うことが可能となる。
【0018】この格納/操作システムからのカートリッ
ジを取り出す場合には、挿入装置は上述の機能を逆に行
う。即ち、機械式操作装置からカートリッジを受け取
り、その方向転換を行ない、オペレータが取り出せるよ
うに前端部を先にしてカートリッジを排出する。
【0019】オペレータが挿入装置に対してカートリッ
ジのロード/アンロードを行っている際に機械式操作装
置が他の機能を自由に行うことができるように、挿入装
置を動作させるための別個の動力源が設けられる。
【0020】また、挿入装置には、カートリッジが挿入
装置内に正しく挿入されているか否かを検出するフォト
センサが配設される。また、フォトセンサーを用いて、
挿入装置内のカートリッジの位置を検出し、それに従っ
てカートリッジの移動速度を制御することも可能であ
る。
【0021】挿入装置は、アクチュエータに取り付けら
れたカートリッジ支持部を有している。アクチュエータ
及びカートリッジ支持部は、挿入装置のハウジングの上
部に配置されたトラックによって案内される。この構成
により、組み立て中にハウジングの下部と上部を精密に
位置合わせする必要がなくなり、またハウジングの下部
をより安価な材料で形成することが可能となる。
【0022】この挿入装置は、前端部、後端部、及びそ
れらの間に延びるハウジング縦方向軸を有するハウジン
グを備えている。このハウジングは、オペレータの手に
よる光ディスクカートリッジの挿入及び取り出しを可能
にする前方開口部を有している。このハウジングは、機
械式カートリッジ操作装置によるカートリッジの挿入及
び取り出しを可能にする側方開口部を有している。
【0023】
【発明の実施の形態】
[概要]図2及び図3は、光ディスク格納/操作システ
ム11で用いるように構成された光ディスク挿入装置10を
示すものである。この光ディスク挿入装置10は、図1に
示す従来の光ディスクカートリッジ12に関して使用する
ように設計されている。そのカートリッジ12は、光ディ
スク読出装置15に挿入されるように形成された後端部14
と、光ディスク読出装置15にそのカートリッジ12を出し
入れするために通常オペレータによって保持される前端
部16とを有している。カートリッジ挿入装置10は、オペ
レータが光ディスクカートリッジ12を保持し、光ディス
ク読出装置にカートリッジが挿入される通常の場合と同
じ態様で前記カートリッジ12を挿入装置の前端部32に挿
入することを可能にする。挿入装置10は、手挿入された
カートリッジの角度を変えて、その挿入装置10の側部34
に配置可能な機械式操作装置18が光ディスクカートリッ
ジの前端部16と係合できるようにする。その後、操作装
置は、挿入装置10からカートリッジを取り出して、その
角度を変えることなく選択された格納場所20又はこの格
納/操作システムに関連する光ディスク読出装置15に挿
入することが可能となる。カートリッジを格納/操作シ
ステムから取り出す場合には、挿入装置10は上記の動作
を逆に行う。即ち、その側部34で、機械式操作装置18か
らカートリッジを受け取り、その向きを変え、オペレー
タが前端部32でカートリッジを取り出せるように前端部
を先にして排出する。
【0024】挿入装置10は、前端部32と側部34とハウジ
ング縦方向軸AAとを有するハウジング30を備えている。
このハウジング30は、オペレータが光ディスクカートリ
ッジ12の手による挿入及び取り出しを行うことを可能に
する前方開口部36を有している。ハウジング30は、機械
式カートリッジ操作装置18によるカートリッジの機械式
の挿入及び取り出しを可能にする側方開口部42を有して
いる。
【0025】挿入装置10はまた、図5及び図6に示すカ
ートリッジ支持部40を備えており、このカートリッジ支
持部40は、ハウジング30により、そのハウジング30に対
する角度及び縦方向位置を変更できるように支持され
る。カートリッジ支持部40は、その内部にカートリッジ
12を受容して固定的に保持する。カートリッジ支持部40
は、その前端部43と後端部44の間に延びる中央縦方向軸
BBを有しており、その中央縦方向軸BBは、ハウジングの
縦方向軸AAと同軸に位置決め可能なものである。図5に
示すように、カートリッジ支持部40は、その内部にカー
トリッジ12を正しく受容した際に、そのカートリッジ12
の前端部16がその前端部43に近接して位置し、カートリ
ッジ12の後端部14がその後端部44に近接して位置するよ
うになっている。このカートリッジ支持部40は、カート
リッジ12の出し入れを可能にする前端開口部46を有して
いる。カートリッジ支持部40は、カートリッジの手によ
る出し入れの際に位置する図2及び図7に示す第1の動
作位置を有し、この位置では、カートリッジ支持部40の
前端部43がハウジング30の前端部32に近接して位置決め
される。カートリッジ支持部40はまた、カートリッジの
機械による出し入れの際に位置する図3及び図8に示す
第2の動作位置を有している。この第2の動作位置で
は、カートリッジ支持部40の前端部43がハウジング30の
側部34に近接して位置決めされる。図示の実施例では、
カートリッジ支持部40の第2の動作位置は、第1の動作
位置から90゜回転した位置である。
【0026】図2を再度参照する。挿入装置10は更に、
カートリッジ支持部40に連結されて図7に示す第1の動
作位置と図8に示す第2の動作位置との間でカートリッ
ジ支持部40を移動させるアクチュエータ50を備えてい
る。
【0027】挿入装置10はまた、図4に示す前端部62及
び後端部64を有するトラック60を備えている。このトラ
ックは、ハウジング30に固定され、カートリッジ支持部
40とは相対移動が可能になっており、ハウジング30に対
するカートリッジ支持部40の動きを案内する。
【0028】図2、図4及び図9に示すアクチュエータ
ガイド70が設けられており、これにより、ハウジング30
に対するアクチュエータ50の動きが、ハウジングの縦方
向軸AAと平行に延びる中央縦方向軸CCを有するアクチュ
エータ経路に制限される。
【0029】以上、挿入装置10の概要を説明したが、こ
の装置の様々な特徴を以下で一層詳細に説明する。
【0030】[光ディスクカートリッジ]従来の光ディ
スクカートリッジを図1に示す。この光ディスクカート
リッジは、光ディスク読出装置に挿入されるよう形成さ
れた後端部14と、そのカートリッジを取り扱うためにオ
ペレータにより把持されるよう形成された前端部16とを
有している。米国でコンピュータ用途に用いられる従来
の光ディスクカートリッジは、厚さ(高さ)約10mm(約
0.4inch)、長さ約152mm(約6inch)、最大幅約135mm(約
5.3inch)のほぼ平行六面体形状を有するものである。光
ディスクカートリッジの後端部14は、その軸方向長さの
最後の約13mm(約0.5inch)の部分で幅方向に対して僅か
にテーパがつけられており、135mm(5.3inch)の最大横寸
法からその末端では約130mm(5.1inch)の最小横寸法にな
っている。各光ディスクは、その側壁21(1つのみ示
す)に対称的に配置された凹部19(1つのみ示す)を有
しており、この凹部19は、読出装置の一部と係合するよ
うに形成されている。従来の光ディスクカートリッジの
前端部は、その上面25及び下面(図示せず)の中央にリ
ブ面23(1つのみを示す)が設けられている。光ディス
クはまた、その側壁の前部に第1の矩形溝27及び第2の
矩形溝29が設けられており、これらの溝27,29は、カー
トリッジを読出装置内に位置決めし保持するために従来
の読出装置の一部に係合するものである。光ディスクは
また、その向きが正しいことを検出するのに使用可能な
孔24,26を備えることが可能である。
【0031】[ハウジング]図2を参照する。ハウジン
グ30は、上側ハウジング部材102及び下側ハウジング部
材104から構成される。上側ハウジング部材102は、上側
パネル部108、第1及び第2の側壁110,112、前壁114、
及び後壁116を有している。
【0032】前壁114は、例えば横寸法が145.4mmで高さ
が10mmの横方向に延びる開口部134を有する。側壁110
は、例えば幅184.39mmで高さ10mmの開口部135を有す
る。
【0033】上側ハウジング部材102の周壁110,112,11
4,116は、それ自体を下側ハウジング部材104に取り付け
るためのねじを受容する垂直方向に延びる孔126を有し
ている。上側ハウジング部材102はまた、トラック60及
びアクチュエータガイド70を備えている。
【0034】図2に最もわかりやすく示されている下側
ハウジング部材104は、下側パネル127、前壁128、後壁1
30、第1の側壁132、及び図示しない第2の側壁から構
成される。前壁128は、例えば横寸法が145.4mmで高さが
11.8mmの横方向に延びる開口部136を有している。側壁1
32は、例えば幅184.39mmで高さ11.8mmの開口部138を有
している。
【0035】下側ハウジング部材104の周壁128,130,13
2,134は、上側ハウジング部材102を下側ハウジング部材
104に取り付けるためのねじ等をねじ込むことのできる
孔139を有する。上側及び下側ハウジング部材が取り
付けられると、それらのハウジング部材は、例えば横寸
法が145.4mmで縦寸法が257.2mmで高さが21.8mm
のほぼ平行六面体形状の空洞部を形成する。
【0036】上側ハウジング部材102及び下側ハウジン
グ部材104が組みつけられると、上側ハウジング部材102
の前方開口部134と下側ハウジング部材104の前方開口部
136とによってハウジング30に前方開口部36が形成され
る。同様に、上側ハウジング部材102と下側ハウジング
部材104が組みつけられると、上側ハウジング部材102の
側方開口部135と下側ハウジング部材104の側方開口部13
8とによってハウジング30に側方開口部42が形成され
る。上側ハウジング部材102と下側ハウジング部材104と
が組みつけられた場合、例えば前方開口部36が横寸法14
5.4mmで高さ21.8mmとなり、側方開口部42は例えば横寸
法184.39mmで高さ21.8mmとなる。
【0037】後に詳述するように、この挿入装置の摺動
部材(トラック60とアクチュエータガイド70)は全て上
側ハウジング部材102に設けられている。したがって、
かかる摺動部材による損耗に耐えるために、炭素15%、
PTFE15%のポリカーボネート等の耐久性のある高強度の
プラスティックで上側ハウジング部材102を製作するこ
とが望ましい。下側ハウジング部材104に、摺動部材を
有さないので、20%のガラス繊維充填材を含むポリカー
ボネート等の一層安価なプラスティックで製作すること
ができる。
【0038】また、ハウジング30には、図2に示すよう
に上側ハウジング部材102に衝突部(crush bump)100,10
1,106,107を設けることができる。これらの衝突部は、
光ディスク格納/操作システム11へのハウジング30の挿
入を容易にするものである。ハウジング30をそれと緊密
に適合する操作システムの収容部分に挿入する際に、衝
突部100,101,106,107は、前記収容部分の正確なサイズ
に適合するように切り取る(shear away)ことができる。
これにより、ハウジング30とそれに関連する操作システ
ム11との位置合わせが大幅に容易化される。図示しない
が、同様の衝突部を下側ハウジング部材104にも設ける
ことが可能である。
【0039】[カートリッジ支持部]図5及び図6に示
すように、カートリッジ支持部40は、上側部材150及び
下側部材170からなる。これらの上側部材150及び下側部
材170は、直立後壁176と2つの直立側壁178,180によっ
て連結される。カートリッジ支持部40は、図5で見た縦
方向の長さを例えば118.04mmとし、横方向の幅を例えば
142.1mmとすることができる。
【0040】カートリッジ支持部40の上側部材150は、
ほぼ平坦な水平パネル152からなる。上側部材150はま
た、以下で詳述するようにトラック60に係合するように
形成された直立柱部材162を有している。
【0041】柱部材162は、例えば直径5.8mmで軸方向長
さ5.1mmとすることができる。この柱部材162は、図5で
見て、パネル152の前縁部の後方に約74.19mmの縦方向距
離をおいて、またパネル152の左側面から約62.37mmの横
方向距離をおいて配置することができる。
【0042】また、上側部材150は、その上面から突出
する図5に示す連結用の柱部196を有している。この柱
部196は、例えば直径を7.0mm、軸方向長さを9.0mmとす
ることが可能であり、図5で見て、この上側部材150の
前縁部から縦方向に約39.19mmの距離をおいて、またパ
ネル152の左側面から横方向に約37.55mmの距離をおい
て、上側パネル152上に配置することが可能である。柱
部196は、ねじが切られた開口部197を有しており、これ
により、アクチュエータ50へのカートリッジ支持部40の
取り付けが可能となる。
【0043】カートリッジ支持部40の後部に板ばね186
を設けることができる。この板ばね186は、側壁178の切
り欠き部188内に突出し、カートリッジ支持部40内に受
容された光ディスク12の図1に示す後方側壁凹部19と係
合する横方向に突出した部分を有している。図示しない
が、同様の板ばねを側壁180内に設けることもできる。
2つの側壁178,180の間隔は、例えば135.4mmとすること
ができ、上側部材150と下側部材170との間隔は例えば12
mmとすることができる。この間隔によって、カートリッ
ジ12をカートリッジ支持部40内に摺動可能な状態で密接
に適合させて受容することができる。
【0044】[トラック]図4から最もよくわかるよう
に、上側ハウジング部材102の上部パネル108は、ほぼ縦
方向に延びるトラック60を有している。このトラック60
は、例えば6.14mmの一定の幅を有することができ、カー
トリッジ支持部40の柱部材162を受容するようになって
いる。トラック60は、前端部62及び後端部64を有してい
る。前端部62は、図4で見て、上側パネル108の前縁部
から後方に約58mm、上側パネル108の左側面から約67.55
mmの位置に配置されている。後端部64は、図4で見て、
上側パネル108の前縁部から後方に約196.76mm、上側パ
ネル108の左側面から約94.79mmの位置に配置されてい
る。トラック60は、ハウジングの軸AAと平行に配置され
た第1の直線部分61を有している。トラック60は、内半
径約6mm、外半径約9.13mmの円弧状の第2の部分63を有
している。このトラック60は、前記円弧状の第2の部分
63の末端で始まり後端部64で終端する直線的な第3の部
分165を有している。この第3の直線的な部分165は、ト
ラック部61とほぼ直角に延びる。
【0045】[アクチュエータガイド]図2及び図9に
最もわかりやすく示すように、アクチュエータガイド70
を上側ハウジング部材102の上面と一体的に構成するこ
とができる。このアクチュエータガイド70は、図9に示
す第1及び第2のL字状の縦方向に延びる部材240,242
からなり、これらの部材240,242は、アクチュエータ50
を縦方向に摺動可能に受容し、縦方向に延びる経路に沿
って案内するように形成されている。ガイド部材240,24
2は、上側ハウジング部材102と一体的に形成することが
可能である。
【0046】上述のように、トラック60とアクチュエー
タガイド70は、いずれも上側ハウジング部材102上に設
けられている。下側ハウジング部材104にはガイド構造
が設けられていないので、上側ハウジング部材102と下
側ハウジング部材104との間の位置合わせは重要ではな
い。これにより挿入装置10の製造が極めて容易になる。
【0047】[アクチュエータ]図2及び図9ないし図
11から最もよくわかるように、アクチュエータ50は、
本体部250を有するほぼ平行六面体形状の部材からな
る。このアクチュエータ50は、下面部254と、複数のほ
ぼ垂直に延びる側面256,258,260,264を有している。こ
のアクチュエータ50には、外面262を有する後方に延び
る部材261を設けることも可能である。
【0048】動作時には、アクチュエータ50の下面部25
4が、トラック60のL字状部材240,242の底部に沿って摺
動して案内される。アクチュエータ50の側面256,258
は、L字状部材240,242の直立部分に係合する。このよ
うにして、アクチュエータ50は、その垂直方向及び横方
向の移動が制限されて、トラック60に沿って縦方向にの
み移動可能となる。アクチュエータ50の側壁256から側
壁258までの横寸法は、約20mmとすることができる。ト
ラック60は、そのL字状部材240,242の直立部分間の横
方向寸法を約20.4mmとすることができる。
【0049】アクチュエータ50の下面254には、孔266が
設けられている。図9に示すボルト268その他の連結機
構がこの孔266に通されて、カートリッジ支持部40のね
じ付き開口部197に係合する。このようにして、アクチ
ュエータ50をカートリッジ支持部40に連結することがで
き、アクチュエータガイド70に沿ったアクチュエータ50
の移動によりカートリッジ支持部が図7及び図8に示す
位置の間で移動する。
【0050】アクチュエータ50の下面254には突起270が
設けられ、アクチュエータ50の下面254とカートリッジ
支持部40の上側パネル152との間に適当な隙間が維持さ
れるようになっている。この隙間により、アクチュエー
タ及びカートリッジ支持部からなるアセンブリがL字状
部材240,242の下部に沿って自由に摺動することが可能
となる。孔266は突起270を貫通し、アクチュエータ50が
ボルト268でカートリッジ支持部40に取り付けられた際
にカートリッジ支持部40の柱部196がこの孔266に入って
係合し、突起270がカートリッジ支持部40の上側パネル1
52に当接する。突起270(従って上記隙間)は、約3mm
の距離にわたって延びることができる。
【0051】アクチュエータ50はまた、前側接続部272
及び後側接続部274を有している。これらの接続部は、
図9に示すワイヤロープ272の両端にアクチュエータ50
を取り付けるのに使用される。ワイヤロープ272は、ナ
イロン等のコーティングにより取り囲まれた例えば直径
0.610mmの鋼線コア部材からなる。かかるナイロンコー
ティングを含むワイヤロープの直径は、例えば0.760mm
とすることができる。このコーティングを設ける目的
は、このワイヤロープと以下で説明するモータ駆動プー
リーとの間のすべりを小さくすること、またこのシステ
ム内の各種のプーリーの寿命を延ばすことにある。ワイ
ヤロープ272は、長さ約557.8mmとすることができ、Sava
Industries(No.4 North Corporate Drive, P.O.Box 3
0, Riverdale,NJ)によって市販されているタイプのもの
とすることが可能である。
【0052】ワイヤロープ272は、図9に示すモータ274
に取り付けられたプーリー(図示せず)によって従来の
態様で駆動される。ワイヤロープ272はまた、挿入装置1
0の後部に配置されたアイドルプーリー276のまわりを通
る。モータ274は、図2の上側ハウジング部材102の上側
パネル108に設けられた孔278,280,282,284にねじで取り
付けることができる。モータ274は、18ボルトの直流モ
ータとすることができ、例えば減速比19.53:1の減速
ギア機構を備えたものとすることができる。モータ274
が動作することによりワイヤロープ272が移動し、これ
により、アクチュエータ50とそれに取り付けられたカー
トリッジ支持部40が移動することが理解されよう。
【0053】図10及び図11を参照する。アクチュエ
ータ50には、第1及び第2のタブ286,292を設けること
もできる。第1のタブ286は、前縁部288及び後縁部290
を有している。同様に、第2のタブ292は、前縁部294と
後縁部296を有している。これらのタブは、以下で詳述
するアクチュエータ制御に用いられる。タブ286,292間
に横断部材298が設けられ、それらのタブ286,292に更な
る強度及び剛性を与えるようになっている。
【0054】アクチュエータ50はまた、ワイヤロープ27
2の張力を適正に保つばね300を有することができる。ア
クチュエータ50に円筒状部分302を設けて前記ばね300を
収容することができる。
【0055】上述のように、カートリッジ支持部40は、
図5に示す連結柱部196によってのみアクチュエータ50
に取り付けられる。この連結柱部196は、カートリッジ
支持部40の重心に位置していないので、その連結柱部19
6から離れた位置にあるカートリッジ支持部40の側面180
が多少かしぐ傾向にある。これは、カートリッジ支持部
が前後に往復動している場合には問題とならないが、カ
ートリッジキャリヤが図2及び図7に示すユーザアクセ
ス位置にある場合、又は図3及び図8に示す操作装置ア
クセス位置にある場合には問題となる可能性がある。こ
れを緩和させるために、ハウジング30の側方開口部42に
傾斜部332を設けることができる。この傾斜部332は、カ
ートリッジ支持部40が操作装置アクセス位置へと移動す
る際にそのカートリッジキャリヤ40の(図2で見て)左
側を押し下げる。この下向きの力によって反対側に位置
するかしいだ側が持ち上げられて、カートリッジ支持部
40が正しく位置合わせされた配置となる。この傾斜部33
2の高さは、約1.1mmとすることができる。
【0056】ハウジング30の前方開口部36の左側に同様
の傾斜部(図示せず)を設けることにより、挿入装置10
のオペレータアクセス端部でカートリッジ支持部の正し
く位置合わせされた配置を提供することも可能である。
【0057】[アクチュエータ制御]アクチュエータ50
及びそれに取り付けられたカートリッジ支持部40の移動
は、図12に示すマイクロプロセッサ310によって制御
される。図9から最もよくわかるように、前部アクチュ
エータフォトセンサ312及び後部アクチュエータフォト
センサ318がアクチュエータガイド70に沿って配設され
る。前部アクチュエータフォトセンサ312は、図2に示
す上側ハウジング部材102の上側パネル108に設けた孔31
4,316にねじを用いて取り付けることができる。後部ア
クチュエータフォトセンサ318は、上側ハウジング部材1
02の上側パネル108に設けた孔320,322にねじを用いて取
り付けることができる。フォトセンサ312,318は、部品
番号EESV3-DSで販売されているOmron Electronics(1 Ea
st Commerce Drive, Schaumburg,Ill)による市販のタイ
プのものとすることができる。
【0058】フォトセンサ312,318は、アクチュエータ
タブ292,286の経路上にそれぞれ配置される。このよう
にして、フォトセンサ312は、アクチュエータタブ292の
前縁部294及び後縁部296を検出することができる。同様
に、フォトセンサ318は、アクチュエータタブ286の前縁
部288及び後縁部290を検出することができる。
【0059】アクチュエータ50が前方に移動している際
に、フォトセンサ312によってタブ292の前縁部294が検
出されると、マイクロプロセッサ310がモータ274の減速
を開始する。続いて、フォトセンサ312によって後縁部2
96が検出されると、マイクロプロセッサ310はモータを
停止させる。このとき、アクチュエータ50は、カートリ
ッジ支持部40と共に前方に完全に移動した状態となる。
【0060】アクチュエータ50が後方に移動している際
に、フォトセンサ318によってタブ286の後縁部290が検
出されると、マイクロプロセッサ310がモータ274の減速
を開始する。続いて、フォトセンサ318によって前縁部2
88が検出されると、マイクロプロセッサ310はモータを
停止させる。このとき、アクチュエータ50は、カートリ
ッジ支持部40と共に後方に完全に移動した状態となる。
【0061】[カートリッジが正しく挿入されたことの
検出]ユーザによってカートリッジ12がカートリッジ支
持部40に正しく挿入されたか否かを検出するために、図
9に示す前部挿入検出フォトセンサ324及び後部挿入検
出フォトセンサ326が設けられる。各フォトセンサ324,3
26は、上側ハウジング部材102の上側パネル108を貫通す
る孔に挿入される。下側ハウジング部材104の下側パネ
ル127には、前記フォトセンサ324,326に対応する光源
(図示せず)が、それらのフォトセンサ324,326の真下
の位置に設けられる。
【0062】図5に示すように、孔328,330がカートリ
ッジ支持部40に設けられる。アクチュエータ50及びカー
トリッジ支持部40が完全に前方の位置にある場合(タブ
292の後縁部296が前部アクチュエータフォトセンサ312
によって検出された場合)、挿入検出フォトセンサ324,
326は、カートリッジ支持部40の孔330,328とそれぞれ位
置合わせされる。カートリッジがカートリッジ支持部40
内に完全にローディングされている場合には、フォトセ
ンサ324,326は光を全く検出しない。これは、ローディ
ングされたカートリッジが下側ハウジング部材104の下
面に配置された光源を遮るからである。
【0063】両方のフォトセンサによってカートリッジ
が完全にローディングされていることが検出されると
(即ち光が検出されない場合には)、マイクロプロセッ
サ310は、アクチュエータ50のタブ292の前縁部294がア
クチュエータフォトセンサ312によって検出されるまで
アクチュエータ50を後方に移動させる。この位置では、
後部挿入検出フォトセンサ324は依然として光源から遮
られている。しかし、カートリッジが正しく挿入されて
いる場合には、前部挿入検出フォトセンサ326がカート
リッジ12の孔24と位置合わせされる。したがって、フォ
トセンサ326は、カートリッジが正しく挿入されていれ
ば、光源からの光を検出することになる。カートリッジ
が完全に挿入されていないか、又は逆に挿入されている
場合(即ちその前端部16がカートリッジ支持部40に挿入
されている場合)には、フォトセンサ326は孔24と位置
合わせされず、よって、光は検出されない。これは、エ
ラー状態が存在することを表すものとなる。
【0064】かかるエラー状態が存在する場合、マイク
ロプロセッサ310は、カートリッジ支持部40を完全に前
方の位置へと戻して、カートリッジが正しく挿入されて
いないことをユーザに知らせる。エラー状態が存在しな
い場合には、マイクロプロセッサ310は、カートリッジ
支持部40及び正しく挿入されたカートリッジの後方への
移動を続行する。
【0065】フォトセンサ324,326はまた、光ディスク
がオペレータによってカートリッジ支持部40から問題な
く取り出されたことを示すために用いることができる。
アンローディングされるべきディスクと共に第1の動作
位置に戻った後、移送装置は、オペレータがカートリッ
ジ支持部からディスクを取り出すまで待機する。フォト
センサ324,326の両方が光を検出すると、マイクロプロ
セッサ310はディスクが問題なく取り出されたことを認
識する。そのとき、カートリッジ支持部が第2の動作位
置に戻って操作装置18から他のディスクを受容すること
が可能となる。
【0066】[動作]図13及び図14は、以下に説明
するように挿入装置10がカートリッジ支持部40を第1の
動作位置から第2の動作位置へと移送する際に用いられ
る制御プロセスの概要を示すフローチャートである。
【0067】光ディスクカートリッジ挿入装置10は、オ
ペレータから光ディスクを受け取る図2及び図8に示す
第1の動作位置を有している。この第1の動作位置で
は、カートリッジ支持部40は、その柱部材162,196が図
7に示す個々のガイド60,70における最前方位置に来る
ように位置決めされる。この位置では、カートリッジ支
持部40の前端部43がハウジングの前壁114,128の約7.75m
m前方に位置決めされ、カートリッジ支持部40の縦方向
軸BBがハウジング30の縦方向軸AAと平行に位置決めされ
る。オペレータによって挿入されたカートリッジが図2
に示すカートリッジ支持部40に十分に挿入されると、そ
のカートリッジ12の前部(例えば38.9mm)がカートリッ
ジ支持部40の前端部43から外方へ突出する。
【0068】このようにカートリッジが挿入されると、
フォトセンサ324,326が上述のようにしてそのカートリ
ッジの存在を検出する。次いで、マイクロプロセッサ31
0がモータ274を反時計方向に起動させてワイヤロープ27
2の移動を開始させ、これにより、アクチュエータ50及
びそれに取り付けられたカートリッジキャリッジ40がハ
ウジングの前端部32から後退される。
【0069】この後方への移動は、アクチュエータの第
2のタブ292の前縁部294がフォトセンサ312によって検
出されるまで続行される。このとき、マイクロプロセッ
サ310は、モータの回転を停止させる一方、前述のよう
にフォトセンサ326を使用してカートリッジが正しく挿
入されているか否かをチェックする。カートリッジが正
しく挿入されていない場合には、フォトセンサ326は光
を検出せず、エラー状態が示される。このとき、マイク
ロプロセッサ310は、カートリッジ支持部40を開始位置
まで逆送して、図12に示すユーザインターフェース340
を介してオペレータにエラー状態を知らせることができ
る。
【0070】カートリッジ12が正しく挿入されている場
合には、フォトセンサ326がカートリッジの孔24を通し
て光を検出する。このとき、マイクロプロセッサ310は
以下に説明するように、カートリッジ支持部40及びカー
トリッジ12の後方への移動を続行させることが可能であ
り、また、図12に示すユーザインターフェース340を
介してオペレータから次の指示が来るのを待つことも可
能である。
【0071】カートリッジが正しく挿入されていると判
定された後、マイクロプロセッサ310は、モータに例え
ば16ボルトの電圧を印加することによりモータ274を再
度反時計方向に起動してワイヤロープ272の移動を開始
させ、これにより、アクチュエータ50及びそれに取り付
けられたカートリッジ支持部40がハウジングの前端部32
から後退される。アクチュエータ50がアクチュエータガ
イド70に沿って後方に移動するとき、カートリッジ支持
部40の柱部162は、図4に示すトラック60の第1の部分6
1に沿って後方に移動する。
【0072】柱部162がトラック60の円弧状部分63に入
ると、カートリッジ支持部40は連結柱部196の周囲を時
計方向に回転し始める。この時計方向の回転は、柱部16
2がトラック60の第3の部分65に入りその第3の部分65
に沿ってこのトラック60の端部64に向かって移動する際
に続行される。アクチュエータ50がさらに後退してトラ
ック60の第3の部分65を通過して移動すると、柱部162
が方向を逆転してトラック60の第3の部分65に沿って端
部64から離れる方向に移動する。柱部162が図8に示す
位置に達したとき、カートリッジ支持部40は90゜の回転
が完了する。
【0073】柱部162がこの位置に接近する際に、アク
チュエータ50の後方への移動によってアクチュエータの
第1のタブ286の後縁部290がフォトセンサ318の下方を
移動し、そのフォトセンサ318によって検出される。こ
のとき、マイクロプロセッサ310は、印加電圧を例えば1
2ボルトに低下させることによりモータ274を減速させ
る。フォトセンサ318がアクチュエータの第1のタブ286
の前縁部288を検出すると、マイクロプロセッサ310は、
モータ274の回転を停止させる。このようにしてモータ
をその停止前に減速させることにより、アクチュエータ
及びそれに接続されたカートリッジ支持部40を物理的障
壁に衝突させることなく緩やかに停止させることが可能
となる。
【0074】このとき、カートリッジ支持部40は、90゜
の回転が完了し、図3に示す操作装置18によってカート
リッジを取り出すことが可能になる。カートリッジを取
り出した後、以下に説明するように上記プロセスを逆に
行うことにより、カートリッジ支持部40を図2及び図7
に示すユーザ介在位置に戻すことができる。カートリッ
ジ支持部40は、システムから取り出すべきカートリッジ
と共に戻すことが可能であり、また、システムに他のカ
ートリッジをローディングするために空の状態で戻すこ
とも可能である。
【0075】図15は、以下に説明するように挿入装置
10がカートリッジ支持部40を第2の動作位置から第1の
動作位置へと移送する際に用いられる制御プロセスの概
要を示すフローチャートである。
【0076】カートリッジ支持部40を、図2及び図7に
示すユーザが介在するための第1の動作位置へと戻すた
めに、マイクロプロセッサ310は、例えば18.2ボルトの
電圧を印加することによりモータ274を時計方向に起動
してワイヤロープ272の移動を開始させ、これにより、
アクチュエータ50及びそれに取り付けられたカートリッ
ジ支持部40がハウジングの前端部32に向かって移動され
る。
【0077】アクチュエータ50が、アクチュエータガイ
ド70に沿って前方へ移動するとき、カートリッジ支持部
40の柱部162は、まず、上述した場合とは逆の態様で、
トラックの第3の部分65に入り、次いでその第3の部分
65を出る。これにより、カートリッジ支持部40が連結柱
部196の周囲を反時計方向に回転し始める。
【0078】柱部162がトラック60の第1の部分61に入
るとき、カートリッジ支持部40の回転は完了しており、
そのカートリッジ支持部40の軸BBが挿入装置の軸AAと再
度平行になる。
【0079】モータ274が更に時計方向に回転すると、
アクチュエータ50及び支持部40が、ハウジング30の前部
に向かって前方に移動し続ける。このアクチュエータ50
の前方への移動によって、アクチュエータの第2のタブ
292の前縁部294がフォトセンサ312の下方へ移動し、そ
のフォトセンサ312によって検出される。このとき、マ
イクロプロセッサ310は、モータ274への印加電圧を例え
ば13.5ボルトに下げることによりモータ274を減速させ
る。フォトセンサ312がアクチュエータの第2のタブ292
の後縁部296を検出すると、マイクロプロセッサ310は、
モータ274の回転を停止させる。
【0080】この時点で、カートリッジ支持部40は、90
゜回転して図2及び図7に示す状態となり、カートリッ
ジ12は、オペレータによって取り出しあるいは挿入が可
能な状態となっている。
【0081】本発明の典型的な且つ現時点で好適な実施
例について詳細に説明してきたが、本発明の思想は他の
様々な態様で実施及び採用することが可能であり、特許
請求の範囲は、従来技術により制限されるものを除き、
かかる変更態様を含むことを意図したものである。例え
ば、ここでは光ディスクカートリッジ挿入装置に特定し
て説明したが、本発明は、磁気ディスク(フロッピーデ
ィスク及びハードディスク)、テープカートリッジ、及
び媒体駆動装置に特定の向きで挿入することを必要とす
る構成を有する他のデータ記憶カートリッジを含む、あ
らゆる媒体カートリッジ挿入装置に適用することができ
る。
【0082】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。
【0083】1.媒体駆動装置に挿入される後端部と取
り扱いのためにオペレータが保持する前端部とを有する
タイプの媒体カートリッジについて用いられる媒体カー
トリッジ格納/操作システムのための媒体カートリッジ
挿入装置であって、 a)カートリッジ支持部を支持するハウジングであっ
て、前端部と側面部とハウジング縦方向軸とを有してお
り、更に、オペレータの手による媒体カートリッジの挿
入及び取り出しを可能にする前方開口部と、機械式カー
トリッジ操作装置による媒体カートリッジの挿入及び取
り出しを可能にする側方開口部とを有している、前記ハ
ウジングと、 b)前記ハウジングに対して角度を変えられるように前
記ハウジングにより支持された前記カートリッジ支持部
であって、その内部に媒体カートリッジを受容して、そ
の媒体カートリッジを固定状態で保持し、中央縦方向軸
と、内部に受容された前記媒体カートリッジの前端部及
び後端部に隣接してそれぞれ位置決めされる前端部及び
後端部とを有しており、更に、このカートリッジ支持部
への前記媒体カートリッジの縦方向の挿入及び取り出し
を可能にする前端開口部を有しており、前記媒体カート
リッジの手による挿入及び取り出しに関する第1の動作
位置であって、このカートリッジ支持部の前記前端部が
前記ハウジングの前記前端部に近接して位置決めされ
る、前記第1の動作位置と、前記媒体カートリッジの機
械による挿入及び取り出しに関する第2の動作位置であ
って、このカートリッジ支持部の前記前端部が前記ハウ
ジングの前記側面部に近接して位置決めされる、前記第
2の動作位置とを有している、前記カートリッジ支持部
と、 c)前記カートリッジ支持部と連結されるアクチュエー
タ機構と、 d)前記ハウジングに固定され、前記カートリッジ支持
部と連結される、前端部及び後端部を有するトラック
と、 e)前記アクチュエータ機構と連結され、前記ハウジン
グ縦方向軸とほぼ平行に延びるアクチュエータガイドと
を備えていることを特徴とする、媒体カートリッジ挿入
装置。
【0084】2.前記カートリッジ支持部が、連結部で
前記アクチュエータ機構に回動可能に連結される、請求
項1に記載の媒体カートリッジ挿入装置。
【0085】3.前記ハウジングが、前記ハウジング縦
方向軸を横切る方向に互いに変移させて対向配置された
第1の側面部及び第2の側面部を備えており、前記トラ
ック及び前記アクチュエータガイドの両方が前記ハウジ
ングの前記第1の側面部に配置されている、請求項1又
は請求項2に記載の媒体カートリッジ挿入装置。
【0086】4.前記カートリッジ支持部が、前記トラ
ックと可動状態で係合する従動部を有する、請求項2に
記載の媒体カートリッジ挿入装置。
【0087】5.前記従動部及び前記連結部が、前記カ
ートリッジ支持部の中央縦方向軸と直交する方向に互い
に相対的に変移されている、請求項4に記載の媒体カー
トリッジ挿入装置。
【0088】6.前記トラックが、前記カートリッジ支
持部の前記第1の動作位置に関連する第1の直線経路部
分と、その第1の直線経路部分と接続された第2の円弧
状経路部分と、前記ハウジングの中央縦方向軸を横切っ
て延びると共に前記第2の円弧状経路部分と接続され、
前記カートリッジ支持部の前記第2の動作位置に関連す
る、第3の直線経路部分とからなる、請求項1に記載の
媒体カートリッジ挿入装置。
【0089】7.前記媒体カートリッジが少なくとも1
つの孔を有している請求項1に記載の媒体カートリッジ
挿入装置であって、 前記ハウジングに配設された少な
くとも1つのフォトセンサを更に備えており、その少な
くとも1つのフォトセンサが、前記媒体カートリッジが
前記カートリッジ支持部に挿入されてそのカートリッジ
支持部が前記第1の動作位置にある場合に前記媒体カー
トリッジの前記少なくとも1つの孔と横方向で位置合わ
せされる、前記媒体カートリッジ挿入装置。
【0090】8.媒体カートリッジ格納/操作システム
に媒体カートリッジを挿入する方法であって、前記媒体
カートリッジの手による挿入及び取り出しを行なうため
の第1の動作位置から媒体カートリッジの機械により挿
入及び取り出しを行なうための第2の動作位置へと前記
媒体カートリッジを転送する、前記方法であって、
(a)前記第1の動作位置にカートリッジ支持部を位置
決めし、(b)前記カートリッジ支持部に前記媒体カー
トリッジを挿入し、(c)前記カートリッジ支持部を前
記第1及び第2の動作位置の間の中間位置に移動させ、
(d)前記第2の中間位置で前記カートリッジ支持部に
前記媒体カートリッジが正しく挿入されているか否かを
チェックする、という各ステップを有することを特徴と
する、前記方法。
【0091】9.前記チェックステップにより前記媒体
カートリッジが正しく挿入されていることが示された場
合に前記カートリッジ支持部を前記第2の動作位置へ移
動するステップを更に含む、請求項8に記載の方法。
【0092】10.前記チェックステップにより前記媒体
カートリッジが正しく挿入されていないことが示された
場合に前記カートリッジ支持部を前記第1の動作位置へ
と戻すステップを更に含む、請求項9に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光ディスクカートリッジを示す斜視図で
ある。
【図2】光ディスク挿入装置を正面側から見て示す斜視
図である。
【図3】光ディスク挿入装置とそれに伴う光ディスク格
納/操作システムとを背面側から見て示す斜視図であ
る。
【図4】上側ハウジング部材を示す平面図である。
【図5】光ディスクカートリッジ支持部をディスク挿入
状態で示す平面図である。
【図6】図5の光ディスクカートリッジ支持部の側面図
である。
【図7】上側ハウジング部材と第1の動作位置にある光
ディスクカートリッジ支持部とを示す平面図である。
【図8】上側ハウジング部材と第2の動作位置にある光
ディスクカートリッジ支持部とを示す平面図である。
【図9】光ディスク挿入装置を示す平面図である。
【図10】図9の光ディスク挿入装置で用いられるアク
チュエータを示す平面図である。
【図11】図10のアクチュエータの正面図である。
【図12】光ディスク挿入装置の制御システムの概要を
示すブロック図である。
【図13】光ディスク格納/操作システムにディスクを
挿入する際の光ディスク挿入装置の動作を示すブロック
図である(1/2)。
【図14】光ディスク格納/操作システムにディスクを
挿入する際の光ディスク挿入装置の動作を示すブロック
図である(2/2)。
【図15】第1の動作位置に戻る際の光ディスク挿入装
置の動作を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 光ディスク挿入装置 11 光ディスク格納/操作システム 12 光ディスクカートリッジ 14 後端部 15 光ディスク読出装置 16 前端部 18 機械式操作装置 30 ハウジング 32 前端部 34 側部 36 前方開口部 40 カートリッジ支持部 42 側方開口部 43 前端部 44 後端部 50 アクチュエータ 60 トラック 62 前端部 64 後端部 70 アクチュエータガイド AA ハウジング縦方向軸 BB 中央縦方向軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール・コフィン アメリカ合衆国コロラド州80524フォー ト・コリンズ,セラモント・ドライヴ・ 1816 (72)発明者 レスリー・ジー・クリスティー アメリカ合衆国コロラド州80039グリーリ ー,ウエスト・ナインス・ストリート・ 4418

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体駆動装置に挿入される後端部と取り扱
    いのためにオペレータが保持する前端部とを有するタイ
    プの媒体カートリッジについて用いられる媒体カートリ
    ッジ格納/操作システムのための媒体カートリッジ挿入
    装置であって、 a)カートリッジ支持部を支持するハウジングであっ
    て、前端部と側面部とハウジング縦方向軸とを有してお
    り、更に、オペレータの手による媒体カートリッジの挿
    入及び取り出しを可能にする前方開口部と、機械式カー
    トリッジ操作装置による媒体カートリッジの挿入及び取
    り出しを可能にする側方開口部とを有している、前記ハ
    ウジングと、 b)前記ハウジングに対して角度を変えられるように前
    記ハウジングにより支持された前記カートリッジ支持部
    であって、その内部に媒体カートリッジを受容して、そ
    の媒体カートリッジを固定状態で保持し、中央縦方向軸
    と、内部に受容された前記媒体カートリッジの前端部及
    び後端部に隣接してそれぞれ位置決めされる前端部及び
    後端部とを有しており、更に、このカートリッジ支持部
    への前記媒体カートリッジの縦方向の挿入及び取り出し
    を可能にする前端開口部を有しており、前記媒体カート
    リッジの手による挿入及び取り出しに関する第1の動作
    位置であって、このカートリッジ支持部の前記前端部が
    前記ハウジングの前記前端部に近接して位置決めされ
    る、前記第1の動作位置と、前記媒体カートリッジの機
    械による挿入及び取り出しに関する第2の動作位置であ
    って、このカートリッジ支持部の前記前端部が前記ハウ
    ジングの前記側面部に近接して位置決めされる、前記第
    2の動作位置とを有している、前記カートリッジ支持部
    と、 c)前記カートリッジ支持部と連結されるアクチュエー
    タ機構と、 d)前記ハウジングに固定され、前記カートリッジ支持
    部と連結される、前端部及び後端部を有するトラック
    と、 e)前記アクチュエータ機構と連結され、前記ハウジン
    グ縦方向軸とほぼ平行に延びるアクチュエータガイドと
    を備えていることを特徴とする、媒体カートリッジ挿入
    装置。
JP8155632A 1995-06-16 1996-06-17 媒体カートリッジ格納/操作システム用の媒体カートリッジ挿入装置 Pending JPH097283A (ja)

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