JPS62219364A - デイスクカ−トリツジのハンドリング機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、光デイスク媒体、磁気ディスク媒体などを
ケースに収納したもの（この明細書ではディスクカート
リッジと総称する）のハンドリング機構に関する。

［従来の技術］ 例えば光デイスクライブラリ装置にあっては、光デイス
ク媒体を収容したディスクカートリッジ（以下、光デイ
スクカートリッジと称する）が収納庫に上下に並べて収
納されている。そして、その光デイスクカートリッジは
、ハンドリング機構によって収納庫から１枚ずつ取り出
されて保持され、ディスク駆動ユニー／　トの位置まで
搬送されてディスク駆動ユニットに装填される。

ディスク駆動ユニットによる情報の読出しまたは書込み
が終了した光デイスクカートリッジは、ディスク駆動ユ
ニットの前面側に押し出されるが、その光デイスクカー
トリッジはハンドリング機構によってディスク駆動ユニ
ットから取り出されて保持され、収納位置まで搬送され
て収納庫に装填される。

このように、ハンドリング機構は、光デイスクカートリ
ッジを収納庫またはディスク駆動ユニットから取り込ん
で保持したり、逆にそれらに保持している光デイスクカ
ートリッジを装填したりする機構と、光デイスクカート
リッジの搬送のためにその機構を移動させる機構を有し
ている。

また、光デイスク媒体の両面について同時に情報の読み
出しまたは書込みが可能なディスク駆動ユニットは高価
であるため、一般に片面だけについて情報の読み書きが
可能なディスク駆動ユニットが用いられている。

そのためハンドリング機構には、保持している光ディス
クカートリッジを表面から裏面へ、または逆に反転させ
るための重反転機構も含まれている。この重反転機構は
前記取り出しｓＡ墳機構と一体化され、その組立体は搬
送時に一緒に移動させられる。

［解決しようとする問題点］ 従来、そのようなハンドリング機構にあっては、重反転
機構と取り出し装填機構は、その動力源（−例えばモー
タ）と動力伝達系がそれぞれ独立していた。これは両機
構の複雑化、コスト上昇、さら、に信頼性の低下を招い
ている。

また、各機構毎に独立した動力源および動力伝達系によ
る両機構の組立体の重量増加のため、その組立体の移動
に大型のモータなどを必要とし、その結果、ハンドリン
グ機構全体の大型化、コスト１：、昇、あるいは搬送速
度の低下を招いている。

［発明の目的］ したがって、この発明の目的は、ディスクカートリッジ
の出し入れ、重反転などに係わる構成を改良することに
より、前記従来の問題点を解決しタティスクカートリッ
ジのハンドリング機構を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ この目的を達成するために、この発明よれば、ディスク
カートリッジのハンドリング機構は、スクリューシャフ
トと、このスクリューシャフトの回転駆動のための駆動
手段と、前記スクリューシャフトにナツト部材を介して
または直接的に螺合せしめられたスライド部材と、この
スライド部材の進退を案内するガイド部材と、ディスク
カートリッジを掴み保持するための、前記スライド部材
に設けられた機構とを有し、前記スクリュー部材の特定
位置にはストッパ部材が固着されており、前記出し入れ
操作の場合には前記スクリューシャフトの回転によって
前記スライド部材は前記ガイド部材に案内されながら進
退させられ、前記重反転操作の場合には前記スクリュー
シャフトの回転によって前記スライド部材は前記ガイド
部材から離脱しかつ前記ストッパ部材と係合する位置ま
で移動させられて回転せしめられる構成とされる。

［作用］ スクリューシャフトの回転駆動によって、ディスクカー
トリッジの出し入れ操作と重反転操作の両方がなされ、
駆動源はスクリューシャフトの駆動源だけで間に合う。

このように従来よりも駆動源（および動力伝達系）が少
ないため、ハンドリング機構の軽量化、単純化、コスト
低減を達成できる。

また、ハンドリング機構全体の移動のための駆動源を小
型化でき、さらに移動の高速化が容易になる。

［実施例］ 以下、図面を参照し、この発明の一実施例について説明
する。

第４図は、この発明によるハンドリング機構が使用され
た光デイスクライブラリ装置の全体的構造を簡略化して
示す正面図である。この図において、ｌＯは前面側が開
放した収納庫である。この収納庫１０には、光デイスク
カートリ、ジ（光デイスク媒体をケースに収容したもの
）１２が図示のように水平姿勢で、Ｌ下に並べられて出
し入れ可能に収納される。

収納庫１０の下側には、ディスク駆動ユニット１４．１
８が設けられている。このディスク駆動ユニット１４．
１６は、光デイスク媒体の片面について情報の読出しま
たは書込みを行うための光学ヘッド、ある深さまで装填
された光デイスクカートリッジの光デイスク媒体を回転
スピンドルにチャッキングさせるための機構などを備え
ている。

光デイスクカートリッジの出し入れは、ディスク駆動ユ
ニット１４．１８の筐体の前面に設けられた窓１４Ａ、
１６Ａを通じてなされる。

ディスク駆動ユニット１４．１８の窓１４Ａ。

１６Ａと対向する側に、ハンドリング機構２０が設けら
れている。このハンドリング機構２０は、収納庫１０か
ら光デイスクカートリッジを取り出し、それを保持しつ
つ下方へ搬送してディスク駆動ユニット１４または１６
に装填し、ディスク駆動ユニット１４または１６から光
デイスクカートリッジを取り出し、それを保持しつつ上
方へ搬送し、収納庫１０の元の収納位置に収納するほか
、必要に応じて光デイスクカートリッジの表裏反転を行
うものである。

１９は制御ユニットである。図示しない上位装置との通
信、上位装置からの指令に基づく装置各部の制御は、こ
の制御ユニット１９によって行われる。この制御に関連
して、装置各部の動き、移動位置などを検出するための
センサが設けられ、その検出信号が制御ユニット１９に
入力されるが、そのようなセンサは図中省略されている
。

第１図ないし第３図は、このハンドリング機構２０の構
造および動作を説明するための概略平面図である。これ
らの図において、媒体ハンドリング機構２０は、収納庫
１０側に開放した略コ字形状のフレーム体２２をイｊ゛
する。このフレーム体２２は、モータ２４によりベルト
駆動されるスクリューシャフト２８．２８によって昇降
させられるようになっている（第４図参照）。

フレーム体２２の中央板部分にはモータ３０が固設され
ている。このモータ３０の回転軸には、スクリューシャ
フト３２の基端が固着されている。

このスクリューシャフト３２は、スライド板３４を水平
に進退させ、また回転させるためのものであり、スライ
ド板３４に固着されたナツト部材３６とねじ係合してい
る。そして、スクリューシャフト３２の先端および基端
にストッパ３８および４０がそれぞれ固着されている。

フレーム体２２の各側板部分の内面側には、それぞれ上
下２列のガイド４０（図中、上の１列だけが示されてい
る）が設けられている。スライド板３４は、両端部を」
１列または下列の一対のガイド４０の案内溝４２に案内
されながら、水平姿勢で進退するようになっている。ガ
イド４０の先端部には内向きの突起部４４が設けられて
おり、また基端部とフレーム体２２の側板部分の基端部
との間にはスライド板３４の幅より少し広い間隔がとら
れている。

スライド板３４には、その両端近傍位置に一対のピンク
レバー４６が、軸４８を支点として水平回動可能に取り
付けられている。そのビックレバー４６には、それを内
側に回動させるように付勢するための引っ張りスプリン
グ５０が掛けられている。さらにビックレバー４６には
、第３図に明瞭に示されているように、内向きの切欠き
溝５２が形成され、その内部にピン５４が固定されてい
る。

フレーム体２２の中央板部分の内側に、スプリング６０
によって付勢されたディテント部材（戻り止め）６２が
設けられている。このディテント部材６２に関連して、
スライド板３４にはピン６４が２個設けられている。

次に、第１図ないし第４図を参照し、この光デイスクラ
イブラリ装置の全体動作と関連させてハンドリング機構
２０の動作を説明する。

ハンドリング機構２０に光デイスクカートリッジが保持
されていないとして、収納庫１０のある光ディスクカー
トリンジ１２Ａの情報の読み出しを行う昼型が生じた場
合を想定する。そして、スライド板３４はストッパ３８
に係合する位置まで前進させられており、ピックレバー
４６は第１図のように外側に開いているものとする。

この場合、制御ユニッ）１９はモータ２４を制御して、
ハンドリング機構２０を上昇または下降させ、光デイス
クカートリッジ１２Ａに対応した高さに位置決めする。

次に、制御ユニット１９はモータ３０を逆回転させるこ
とにより、スライド板３４を後退させる。

その後退につれてピックレバー４８は内向きに徐々に回
動し、その切欠き溝５２（第２図）内に光デイスクカー
トリッジ１２Ａの先端部が入り込む。

スライド板３４がさらに後退し、ピックレバー４６が突
起部４４から離れると、ピックレバー４６は引っ張りス
プリング４６によってさらに内側へ回動させられ、その
ビン５４が光デイスクカートリッジ１２Ａの切欠き７０
に入り込む。

かくして、光デイスクカートリッジ１２Ａはその先端部
が一対のピックレバー４６に保持され、スライド板３４
の後退によって収納庫１０から引き出される。

光デイスクカー）　ＩＪッジ１２Ａの重反転が必要でな
い場合、第２図に示すごとく、スライド板３４はガイド
４０の基端近くまで後退させられて停止１：、せしめら
れる。

次に、制御ユニッ）１９はモータ２４を制御することに
より、ハンドリング機構２０を下降させ、そこに保持さ
れている光デイスクカートリッジ１２Ａが一方のディス
ク駆動ユニット１４（または１６）の窓１４Ａ（または
１６Ａ）と同じ高さになると、モータ２４を停止させる
。

このようにしてハンドリング機構２０の高さ位置決めが
なされると、制御ユニット２０はモータ３０を正回転さ
せることにより、スライド板３４をストッパ３８に係止
されるまで前進させる。それにより、光デイスクカート
リッジ１２Ａは、その後端よりディスク駆動ユニット１
４に徐々に押し込まれる。光デイスクカートリッジ１２
Ａが所定の深さだけ押し込まれると、ピックレバー４６
は突起部４４との係合によって第１図のごとく外側に開
き、光デイスクカートリッジ１２Ａを離す。

この光デイスクカートリッジ１２Ａの光デイスク媒体は
、回転スピンドルにチャッキングされて情報の読み出し
または書込みがなされる。

さて、スライド板３４をストッパ３８と係合させた位置
まで前進させた状態では、ピックレバー４６は光デイス
クカートリッジ１２Ａより外側へ開いているため、ハン
ドリング機構２０をそのまま昇降させることができる。

ここで、例えば他方のディスク駆動ユニット１６に装填
されている光デイスクカートリッジを収納庫１０に戻す
必要が起こったとする。その場合、制御ユニット１９は
ディスク駆動ユニット１６の窓１６Ａに対応する高さま
でハンドリング機構２０を下降させ停止させる。そして
、モータ３０を逆回転させることによりスライド板３４
を後退させ、その光デイスクカートリッジを取り出させ
る。

そして、第２図に示すように光デイスクカートリッジを
保持させた状態で、その収納位置に対応する高さまでハ
ンドリング機構２０を上昇させ。その後、スライド板３
４を前進させ、その光デイスクカートリッジを収納＃Ｈ
ｔ　ｏの所定位置に収納させる。

次に、ハンドリング機構２０による光デイスクカートリ
ッジの重反転動作を説明する。

重反転が必要な場合、制御ユニット１９はモータ３０を
逆回転させてスライド板３４を、第３図に示すようにス
トッパ４０に係合するまで後退させる。ただし、直ぐに
はモータ３０を停止させない。スクリューシャフト３２
のねじ送り作用によってスライド板３４とストッパ４０
は強く押し付けられる結果、スライド板３４はスクリュ
ーシャフト３２と一緒に回り始める。

なお、スライド板３４は、その両端部がガイド４０から
外れているなめ、ガイド４０によって妨げられることな
（回転可能である。

スライド板３４が１８０度回転すると、制御ユニット１
９はモータ３０を停止させる。スライド板３４は、その
ビン６４とディテント６２との咬み合いにより、その姿
勢に保持される。かくして、ピックレバー４６に保持さ
れている光デイスクカートリ、ジの重反転が完了する。

このように、このノ１ンドリング機横２０にあっては、
光デイスクカートリ・ンジの出し入れと重反転が共通の
モータ３０を動力源として行われる。

なお、重反転状態では、スライド板３４はスクリューシ
ャフト３２の下側になるため、その水平移動の案内は下
列側のガイド４０によってなされる。

以上一実施例について説明したが、この発明はそれだけ
に限定されるものではない。

例えば前記実施例では、光デイスクカートリッジを掴ん
で保持するピックレバー４６を、スライド板３４の進退
力を利用して開閉させようになっている。これは、ハン
ドリング機構２０の軽量化、部品削減、コスト削減など
の面で効果があるが、ピックレバー４６の駆動専用にソ
レノイドなどの動力源を別に設けることもできる。

また、ナンドに材３６の代わりに、スライド板３４にね
じ穴を形成し、そのねじ穴にスクリューシャフト３２を
直接螺合させることもできる。ナツト部材はボールナン
ドでもよい。

…１記実施例においては、ストッパ４０とスライド板３
４とは面接触するようになっているが、一方にピンを設
け、そのピンと係合する溝もしくは穴を他方に設けるよ
うにしてもよい。

これ以外の構゛成についても、この発明はその要旨を逸
脱しない範囲内で種々変形して実施し得るものである。

また、この発明は、磁気ディテント媒体を収納したディ
スクカートリッジなど、光デイスクカートリッジ以外の
同様なディスクカートリッジのハンドリング機構にも、
同様に適用できるものである。

［発明の効果コ 以上説明したように、この発明は、スクリューシャフト
の回転駆動によって、ディスクカートリッジの出し入れ
操作と重反転操作の両方を行わせるものであるから、駆
動源（および動力伝達系）が少なくなり、ハンドリング
機構の軽量化、単純化、コスト低減を達成できる。また
、ノ）ンドリング機構全体の移動のための駆動源の小型
化と移動の高速化も達成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図はこの発明の一実施例を示す図であ
って、第１図は７Ｘンドリング機構の構成と特定の動作
状態を説明するための簡略化した概略平面図、第２図は
ハンドリング機構の他の動作状態を説明するための簡略
化した概略平面図、第３図は別の動作状態を説明するた
めの簡略化した概略平面図、第４図はハンドリング機構
が使用された光デイスクライブラリ装置の全体的構成を
簡略化して示す正面図である。 １０・・・収納庫、１２．１２Ａ・・・光デイスクカー
トリッジ、１４．１６・・・ディスク駆動ユニット、２
０・・・ハンドリング機構、３０・・・モータ、３２・
・・スクリューシャフト、３４・・・スライド板、３６
・・・ナツト部材、４０・・・ストッパ、４６・・・ピ
ックレバー、５２・・・切欠き溝、５４・・・ピン、６
２・・・ディテント、７０・・・切欠き。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ディスクカートリッジの出し入れ操作、およびデ
   ィスクカートリッジの面反転操作を行うための機構であ
   って、スクリューシャフトと、このスクリューシャフト
   の回転駆動のための駆動手段と、前記スクリューシャフ
   トにナット部材を介してまたは直接的に螺合せしめられ
   たスライド部材と、このスライド部材の進退を案内する
   ガイド部材と、ディスクカートリッジを掴み保持するた
   めの、前記スライド部材に設けられた機構とを有し、前
   記スクリュー部材の特定位置にはストッパ部材が固着さ
   れており、前記出し入れ操作の場合には前記スクリュー
   シャフトの回転によって前記スライド部材は前記ガイド
   部材に案内されながら進退させられ、前記面反転操作の
   場合には前記スクリューシャフトの回転によって前記ス
   ライド部材は前記ガイド部材から逸脱しかつ前記ストッ
   パ部材と係合する位置まで移動させられて回転せしめら
   れることを特徴とするディスクカートリッジのハンドリ
   ング機構。
2. （２）ディスクカートリッジを掴んで保持するための機
   構は、一対のレバー部材をスライド部材の移動に従って
   回動させるようにしてなることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載のディスクカートリッジのハンドリング
   機構。