JPH04268247A - ディスクカートリッジ搬送装置及び方法 - Google Patents

ディスクカートリッジ搬送装置及び方法

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JPH04268247A
JPH04268247A JP3028170A JP2817091A JPH04268247A JP H04268247 A JPH04268247 A JP H04268247A JP 3028170 A JP3028170 A JP 3028170A JP 2817091 A JP2817091 A JP 2817091A JP H04268247 A JPH04268247 A JP H04268247A
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JP
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cartridge
recording
stocker
disk cartridge
disk
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JP3028170A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Nakamu
直行 中務
Takeshi Hasegawa
猛 長谷川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/22Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
    • G11B17/225Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records wherein the disks are transferred from a fixed magazine to a fixed playing unit using a moving carriage

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、情報の記録媒体であ
るディスクを収容した多数のディスクカートリッジをス
トッカーに収納し、そのストッカーからキャリア機構に
より所望のディスクカートリッジを取り出して記録再生
装置によりディスクに記録された情報を読み出したり、
ディスクに情報を記録したりしてから、ディスクカート
リッジを再びキャリア機構によりストッカー内にに返送
するディスクカートリッジ搬送装置及び方法に関し、と
りわけ、ストッカーと記録再生装置等との間のディスク
カートリッジの搬送の際に、ディスクカートリッジを確
実に把持してストッカーや記録再生装置への挿入を円滑
に行いうるようにしたディスクカートリッジ搬送装置及
び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなディスクカートリッジ
搬送装置として、例えば特開昭61ー258366号に
記載されたものが知られている。この公報に記載されて
いるのは、図9に示すような、ディスク記憶装置に搭載
されたディスクカートリッジ搬送装置である。第9図に
おいて、箱形のハウジング101内には、光ディスク、
磁気ディスク等の記録媒体としてのディスクを収容した
多数のディスクカートリッジ102(以後単にカートリ
ッジと称する)を水平に整列収納するストッカー103
が配置されるとともに、その下方にはカートリッジ10
2内のディスクに対して情報の読み書きを行う2台の記
録再生装置104、104が配置されている。また、ハ
ウジング101内には、ストッカー103内から1枚の
カートリッジ102を選択的に取り出して、記録再生装
置104、104に挿入したり、記録再生装置104、
104からカートリッジ102を取り出してストッカー
103に戻したりするためのキャリア機構105が配置
されている。
【0003】このキャリア機構105は、ストッカー1
03や記録再生装置104、104に対してカートリッ
ジ102の挿脱を行うカートリッジ挿脱機構106と、
そのカートリッジ挿脱機構106を担持する、矩形上の
枠体よりなる昇降ベース107と、この昇降ベース10
7をストッカー103の所望のカートリッジ102の収
納位置まで移動させるとともに、選択したカートリッジ
102を記録再生装置104、104まで移動させる昇
降機構108とからなる。
【0004】昇降機構108は、ハウジング101内に
上下方向に配置され、上、下端をハウジング101の上
、下部101a、101bに固着されて昇降ベース10
7の昇降を案内する上下方向に延びる一対のガイドシャ
フト109、109と、ハウジング101の上、下部1
01a、101bに配置された二組の被動及び駆動プー
リー(図示せず)間にそれぞれ懸回され、昇降ベース1
07に結合された一対の伝導ベルト110、110と、
駆動プーリーに作動的に連結され、該駆動プーリーを回
転駆動して伝導ベルト110、110を駆動するモータ
113とを有する。伝導ベルト110、110には、被
動プーリーに対して昇降ベース107と反対側において
矩形状のバランスウエイト111が固着され、このバラ
ンスウエイト111は、上下方向に延びる一対の案内板
112、112に沿って上下方向に移動する。
【0005】図10に示すように、昇降ベース107は
5本のレール部材から構成された矩形状の枠体よりなり
、この昇降ベース107の上下に並列に配置された1対
のレール部材107a、107bはスライダ107d、
107dを介してガイドシャフト109、109に上下
方向に摺動可能に取り付けられている。
【0006】図10に示すように、カートリッジ挿脱機
構106は矩形状の支持フレーム120を有し、この支
持フレーム120に固着された支持軸121は、昇降ベ
ース107の上、下部レール部材107a、107bの
中間にそれらに平行に配置された中間レール部材107
cに、軸受け122を介して回動可能に支承されている
。その軸受け122にはウオームホイール123が一体
的に形成され、このウオームホイール123に、中間レ
ール部材107cに取り付けられたモータ124の回転
軸に連結されたウオームシャフト125が噛合され、モ
ータ124の作動により、ウオームシャフト125及び
ウオームホイール123を介して支持フレーム120を
180度回動しうるようになっている。
【0007】図11に示すように、支持フレーム120
のストッカー103や記録再生装置104、104に対
向する前面すなわち前部フレーム部材120aには、カ
ートリッジ引き込み用の開口128が形成され、その両
側のフレーム部材120b、120cには、その略全長
に亙って長手方向に延びるラック130、130が形成
され、これらラック130、130には、両側のフレー
ム部材120b、120c間に延びるシンクロシャフト
131の両端に固着されたピニオン歯車132、132
が噛合されている。支持フレーム120の両側のフレー
ム部材120b、120c間には、それらの対向する内
面間の略全長に亙って矩形の偏平な支持板133が配置
され、この支持板133は、その長手方向中央部におい
て、支持フレーム120の前、後部フレーム120a、
120d間に亙って配置されて前、後端を前、後部フレ
ーム120a、120dに固着された案内軸134によ
りその軸方向に移動可能に支持されるとともに、その両
端部において、一対のブラケット135、135を介し
てシンクロシャフト131の両端に支持されている。こ
れらのブラケット135、135の一方には、モータ1
38が支持され、このモータ138の回転軸に連結され
たウオームシャフト139は、シンクロシャフト131
に固着されたウオームホイール140に噛合され、モー
タ138の正、逆回転によりウオームシャフト139及
びウオームホイール140を介してシンクロシャフト1
31が正、逆回転されて、そ両端のピニオン歯車132
、132が側部フレーム部材120b、120cのラッ
ク130、130に沿って回転することにより、シンク
ロシャフト131が支持板133とともにフレーム部材
129、129の長手方向に前進、後退するようになっ
ている。
【0008】支持板133には、カートリッジの上下両
面を挟持しうる、一対のクランプ部材142a、142
aからなるクランパー142が上下方向に開閉可能に支
持されている。クランプ部材142a、142aは合成
樹脂等により形成され、引張バネ142bにより閉鎖方
向に付勢されている。クランパー142の両側において
、支持板133の上面には、一対の軸受けブラケット1
45、145が立設され、これら軸受けブラケット14
5、145には、クランパー142のクランプ部材14
2a、142aの一方に設けられたカムフロワー(図示
せず)と当接するカム体146aを備えたカムシャフト
146がその両端において回転自在に支持されている。 カムシャフト146の一端には小径の歯車147が固着
され、この歯車147は、軸受けブラケット145、1
45の一方に支持されたモータ148の回転軸に固着さ
れた大径の歯車149に噛合されており、モータ148
の正、逆回転により歯車149、147を介してカムシ
ャフト146が一方向あるいは他方向に回転され、これ
によりクランプ部材142a、142aが開閉駆動され
る。また、支持板133の上面には、クランパー142
の両側において、一対のロッド状のストッパー150、
150がUの字状のブラケット151、151を介して
取り付けられ、これらストッパー150、150はその
外周に巻回されたコイルバネ152、152により弾力
的にブラケット151、151に支持されている。スト
ッパー150、150は、クランパー142が開放状態
で前進してカートリッジ102を把持する際に、カート
リッジ102の一端面と弾力的に当接してクランパー1
42の前進動を停止させるものである。
【0009】また、図示していないが、上記装置には、
装置外部との間でカートリッジ102の出し入れを行う
カートリッジ給排機構や、装置全体の制御を行う制御装
置が備えられている。
【0010】次に、上記装置の作用について説明する。 まず、ストッカー103から1枚のカートリッジ102
を選択的に取り出して記録再生装置104、104の一
方へ挿入したり、あるいはその逆に一度取り出したカー
トリッジ102をストッカー103の元の位置に戻すの
がこの装置の基本動作であり、一例として、カートリッ
ジ102を記録再生装置104、104の一方へ供給す
る場合について説明する。
【0011】まず、カートリッジ102をストッカー1
03から取り出して一方の記録再生装置104へ挿入す
るように装置に命令を送ると、この装置に内蔵されたコ
ントローラ(図示せず)によって、昇降ベース107を
昇降させるモータ113が駆動され、カートリッジ挿脱
機構106の前面のカートリッジ引き込み用の開口12
8がストッカー103内の所定のカートリッジ102と
対向する位置までカートリッジ挿脱機構106を上下方
向に移動させる。次に、このように昇降ベース107が
所望の位置まで移動されたとき、モータ113の作動を
停止させる。この状態で、カートリッジ挿脱機構106
を水平方向に伸長させてストッカー103内の所定のカ
ートリッジ102を把持させてから、カートリッジ挿脱
機構106を収縮させてカートリッジ102をストッカ
ー103から引き出す。カートリッジ102がストッカ
ー103から完全に引き出されたとき、再びモータ11
3を作動させて、伝導ベルト110、110を介して昇
降ベース107を、一方の記録再生装置104の挿入口
104aに対応する高さ位置までガイドレール109、
109に沿って下動させる。このとき、必要に応じて、
カートリッジ挿脱機構106を昇降ベース107に対し
て支持軸121回りに180度回動させてカートリッジ
102の表裏を逆転させる。その後、カートリッジ挿脱
機構106を伸長させてカートリッジ102を一方の記
録再生装置104の挿入口104aに挿入し、カートリ
ッジ102の挿脱が完了した時点でカートリッジ挿脱機
構106によるカートリッジ102の把持を解除し、カ
ートリッジ挿脱機構106を所定位置まで収縮させる。 また、記録再生装置104、104からカートリッジ1
02を引き出してストッカー103の所定位置へ戻すと
きには、以上と逆の順序で動作が行われる。
【0012】
【発明の解決すべき課題】上述した従来のディスクカー
トリッジ搬送装置では、一対のクランプ部材142a、
142aによりカートリッジ102を把持する際に、合
成樹脂等よりなるクランプ部材142a、142aがカ
ートリッジ102の金属製のシャッターによりこすられ
て削り扮が発生しやすく、このようにして発生した削り
扮がダストとしてハウジング101内に浮遊したり、ク
ランプ部材142a、142aやカートリッジ102の
シャッター等が削り扮により汚染される虞れがあった。 このようなダストによりカートリッジ102が汚染され
ると、記録再生装置104、104によりカートリッジ
102内のディスクに情報を書き込んだり、読み出した
りする際に、故障や誤作動が発生しやすく、甚だ好まし
くない。
【0013】さらに、カートリッジ102をクランパー
142により把持してストッカー103から取り出して
記録再生装置104、104へ挿入したり、あるいは逆
にカートリッジ102を記録再生装置104、104か
ら取り出してストッカー103に戻す時に、カートリッ
ジ102が記録再生装置104、104やストッカー1
03の所定位置に挿入されるまで、クランパー142に
よりカートリッジ102をしっかり保持しているので、
カートリッジ102の挿入時に、カートリッジ102と
記録再生装置104、104の挿入口104a、104
aやストッカー103のカートリッジ収納棚との間で僅
かな位置ずれが生じただけても挿入抵抗が著しく増大し
てカートリッジ102のスムースな挿入が困難になった
り、著しく支障を来す虞れがあり、さらにカートリッジ
102の交換、すなわちカートリッジ102を記録再生
装置104、104とストッカー103との間で移動さ
せるのに時間が掛かるという問題点があった。
【0014】この発明は上述した従来のディスクカート
リッジ搬送装置の問題点を解消するためになされたもの
で、第一発明の目的は、カートリッジ挿脱機構によりカ
ートリッジを把持する際に、削り扮等のダストを生じる
ことがなく、従っダストによるカートリッジの汚染を回
避しうるディスクカートリッジ搬送装置を提供すること
にある。
【0015】第二発明の目的は、カートリッジを記録再
生装置やストッカーへ挿入する際に、カートリッジの挿
入位置に多少のずれがあっても、カートリッジのスムー
ズな挿入が容易に行えるとともに、カートリッジの交換
時間を短縮しうるようにしたディスクカートリッジ搬送
方法を提供することにある。
【0016】
【課題を達成するための手段】上記目的を達成するため
、第一発明に係るディスクカートリッジ搬送装置は、ハ
ウジング内に上下方向に配置されたガイドシャフトに、
該ハウジング内に配置されたストッカー及び記録再生装
置間でカートリッジの搬送、挿脱を行うキャリア機構が
上下方向に移動可能に支持され、このキャリア機構は、
ガイドシャフトに沿って上下方向に移動しうる昇降ベー
スと、その昇降ベースに支持され、一時的にカートリッ
ジを保持して、ストッカーと記録再生装置との間を水平
方向に移動しうるカートリッジ挿脱機構とを有する。カ
ートリッジ挿脱機構は、昇降ベースに支持され、該昇降
ベースからガイドシャフトに直交する方向に延びる支持
部材と、その支持部材に取り付けられ、カートリッジを
移動する際に該カートリッジを一時的に収容しうる保持
ケースと、支持部材に沿って、ストッカー及び記録再生
装置に対して水平方向に進退しうるように設けられ、両
側に、カートリッジの係合凹部と係脱しうる係合爪を備
えた移動体と、保持ケースの両側部に設けられて移動体
の係合爪を前後方向に移動可能に収容し、カートリッジ
の保持ケースへの収容時には該カートリッジの両側縁部
に摺合してその前後移動を案内する案内部材とを有する
【0017】第二発明に係るディスクカートリッジ搬送
方法では、保持ケース内にカートリッジを一時的に収容
してストッカーや記録再生装置へ挿入する際、移動体の
係合爪によるカートリッジの保持を挿入途中で解除し、
その後、係合爪を開いた状態のまま該カートリッジを挿
入終了位置まで押し込む。
【0018】
【作用】第一発明におけるディスクカートリッジ搬送装
置では、カートリッジを保持ケース内に収容する際に、
移動体の係合爪をカートリッジの両側部の係合凹部に係
止させて該移動体を支持部材に沿って昇降ベース側へ後
退させることにより、カートリッジの両側縁部を案内部
材内に摺合させて保持する。従って、移動体の係合爪と
カートリッジとの係合時に、それらがこすれあって削り
粉を生じるようなことはないので、削り粉等のダストに
よるカートリッジの汚染を防止することができる。
【0019】第二発明におけるディスクカートリッジ搬
送方法では、保持ケース内に一時的に収容されたカート
リッジをストッカーや記録再生装置へ挿入する際に、係
合爪によるカートリッジの把持は、挿入途中で解除され
る。従って、従来のように、カートリッジをストッカー
や記録再生装置内へ完全に挿入した後で係合爪の係合を
解除する場合に比べて、カートリッジの挿入に要する時
間を短縮することができる。また、カートリッジとスト
ッカーや記録再生装置の挿入口との間に多少のずれがあ
ったとしても、カートリッジは、係合爪の解放後、多少
移動してそのようなずれを解消することができ、カート
リッジの円滑な挿入が可能になる。
【0020】
【発明の実施例】以下、この発明の一実施例について図
面を参照して説明する。図1はこの発明によるディスク
カートリッジ搬送装置を備えたディスク記憶装置の全体
構成を示す斜視図である。この図1において、ディスク
記憶装置は箱形のハウジング1を有し、このハウジング
1は、互いに平行に上下に配置された矩形の上板1aと
ベース1bとの4隅を4本の断面L字形の金属フレーム
1cにより連結して形成した枠体の各面を6枚のパネル
により覆って構成される。ハウジング1の上板1aには
、ディスクカートリッジ3の出し入れ用の開口部2が形
成され、その開口部2の直下には、ハウジング1内への
ディスクカートリッジ3の出し入れを行うカートリッジ
給排機構5が配置されている。ハウジング1内には、カ
ートリッジ給排機構5の下方において、多数のカートリ
ッジ3を水平状態で整列収納するストッカー7が配置さ
れ、またストッカー7の下部には、カートリッジ3内の
光ディスク、磁気ディスク等のディスクに情報の読み書
きをする2台の記録再生装置9、10が上下方向に整列
して配置されている。記録再生装置9、10はストッカ
ー7を構成する一対の側板7a、7aにネジ等の適当な
固着手段(図示せず)により固定されるとともに、その
固着手段を取り外して側板7a、7aに取り付けられた
ガイドレール(図示せず)に沿って後方へ摺動させるこ
とにより取り出しができるようになっている。ストッカ
ー7の前面の開口部7bと記録再生装置9、10のカー
トリッジ挿入口9a、10aとは上下略一致するように
配置されている。なお、ハウジング1内に設置される記
録再生装置9、10の台数は必要に応じて1台でも、3
台以上でもよい。
【0021】図8はストッカー7に収納されるカートリ
ッジ3の一例を表す斜視図である。図8に示すように、
カートリッジ3内には、記録媒体である光ディスクや磁
気ディスク等のディスク4が収納されており、カートリ
ッジ3の側縁部には、カートリッジ3がストッカー7に
収納されたとき、ストッカー7の両側部内面に設けた係
止手段(図示せず)と係合する円弧状断面の一対の係止
凹部3a、3aと、後述するカートリッジ挿脱機構30
の移動体76の一対の係合爪78、78を引っ掛けるた
めの一対の係合凹部3b、3bとが後端及び前端付近に
おいてそれぞれ形成されている。また、カートリッジ3
の一面にはディスク4に情報を記録したり、ディスク4
から記録情報を読む出す際に開かれるシャッタ3cが設
けられている。
【0022】図1に示すように、ハウジング1内にはガ
イドシャフト11が上下方向に配置され、ガイドシャフ
ト11の上端はハウジング1の上板1aに支持されると
ともに、その下端は、ベース1bに固着したモータ取り
付け台23に固定されている。
【0023】図2、図3及び図5から明らかなように、
このガイドシャフト11は、外周面に上下方向に直線状
に延びる複数列のボール転動溝11cを有するボールス
プラインで構成され、このボールスプラインにはボール
ナット25が嵌合され、これらの間に挿入されたボール
26(図3参照)がボールスプライン11のボール転動
溝11cに沿って転動循環することによってボールナッ
ト25がボールスプライン11上を摺動する。従って、
ボールナット25の摺動時にそれがガイドシャフト11
に対して回動することはない。
【0024】ガイドシャフト11には、カートリッジ給
排機構5、ストッカー7及び記録再生装置9、10間で
カートリッジ3の搬送、挿脱を行うキャリア機構27が
ボールナット25を介して支持されており、このキャリ
ア機構27は昇降機構31によりガイドシャフト11に
沿って昇降される。キャリア機構27は、ボールナット
25に取り付けられ、このボールナット25を介してガ
イドシャフト11に上下方向に移動可能に支持された昇
降ベース29と、この昇降ベース29に回動可能に支持
され、カートリッジ給排機構5、ストッカー7及び記録
再生装置9、10に対して水平方向に進退してそれらに
対してカートリッジ3を搬送、挿脱するカートリッジ挿
脱機構30とからなる。
【0025】図1に示すように、昇降機構31は、ハウ
ジング1の上、下部に配置された一対の被動及び駆動プ
ーリー33、35と、それら被、駆動プーリー33、3
5間に懸回され、昇降ベース29にベルト押さえ36(
図3参照)により結合されたタイミングベルト等の無端
索帯37と、駆動プーリー35に連結されて該駆動プー
リー35を回転駆動する駆動手段としてのモータ39と
、被、駆動プーリー33、35に対して昇降ベース29
と反対側でベルト押さえ40(図2及び図3参照)によ
り無端索帯37に結合され、ハウジング1内に上下方向
に配置された案内部材としての一対の案内板41、41
に沿って上下に移動しうるバランスウエイト43とから
なる。バランスウエイト43は、昇降ベース29の昇降
時のモータ39の負荷を軽減するため、昇降ベース29
及びそれに支持されたカートリッジ挿脱機構30の総重
量と略等しい重量を有する。駆動プーリー35はモータ
39の回転軸の一端に固着され、また被動プーリー33
はハウジング1の上板1aに回転自在に取り付けられて
いる。第2図及び第3図に示すように、昇降ベース29
には、キャリア機構27の上下方向の位置を検出するセ
ンサ32がリテーナ34を介して取り付けられている。
【0026】図2乃至図4に示すように、カートリッジ
挿脱機構30は以下のように構成されている。すなわち
、昇降ベース29の中央部には主軸50及び大径の歯車
52が固着され、主軸50には断面Uの字状の支持部材
54がその基部において軸受56を介して回転自在に取
り付けられている。軸受56のアウタレース56aは軸
受押え57により支持部材54に固定され、インナレー
ス56bは歯車52を介して主軸50に固定されている
。また、支持部材54はその基部において、ブラケット
60を介して軸受押え57に固着され、このブラケット
60からガイドシャフト11に直交する方向に水平に延
びている。支持部材54の基部に一体的に形成されたブ
ラケット60の一端には、モータ62が支持され、この
モータ62の回転軸には、大径の歯車52と噛合するピ
ニオン64が取り付けられている。従って、モータ62
の駆動によりピニオン64が自転しながら大径の歯車5
2の回りを公転し、モータ62は歯車52の回りを公転
して支持部材54を主軸50の廻りに回動させるように
なっている。図2及び図4に示されるように、ブラケッ
ト60の他端は略直角に折り曲げられて折り曲げ部60
aが形成され、この折り曲げ部60aには、支持部材5
4の回動の原点位置及び反転位置をそれぞれ検出するセ
ンサ63a、63bが上下方向に間隔を置いて取り付け
られている。これらセンサ63b、63aは、昇降ベー
ス29の左右の腕部29a、29bに設けられたネジ6
5a、65bの先端に当接して作動されるようになって
おり、ネジ65a、65bの回動操作により支持部材5
4の反転位置及び原点位置を変更調節することができる
。また、ブラケット60の折り曲げ部60aは昇降ベー
ス29の腕部29aに当接してストッパとしても働く。
【0027】断面Uの字状の支持部材54は、軽量化を
図るため、断面Cの字状の一対の薄い金属板を下側で連
結して形成され、その解放先端はストッカー7の前面及
び記録再生装置9、10の挿入口9a、10aと対向し
ている。主軸50に対してモータ62と反対側の支持部
材54の側面の基部には、後述する移動体76の往復動
用のモータ71が取り付けられている。このモータ71
と反転用のモータ62とは主軸50に対して対称的に配
置されており、支持部材54の回転時のバランスをとる
ようになっている。モータ71の回転軸はUの字状支持
部材54内に延出され、その先端に駆動プーリー66が
固着されている。この駆動プーリー66と、支持部材5
4の開放先端に回転自在に取り付けられた被動プーリー
68とには、タイミングベルト70が懸回されており、
モータ71により駆動プーリー66が回転されると、タ
イミングベルト70が駆動及び被動プーリー66、68
間で回転駆動される。
【0028】支持部材54には、前、後面を開放すると
ともに上面を略Uの字状に開放した略箱形の保持ケース
72が、その基部あるいは後部の上、下面中央部におい
て取り付けられており、キャリア機構27によりカート
リッジ3を移動する際に、該カートリッジ3は保持ケー
ス72内に一時的に収容される。
【0029】図2及び図3に示すように、保持ケース7
2内においてその両側内面には、水平方向に対向して一
対の合成樹脂等よりなる案内部材74、74が取り付け
られており、これら案内部材74、74の先端部は、保
持ケース72の開放前面すなわち前端より突出するよう
に配置される。図4に示すように、案内部材74、74
はそれぞれ横断面をコの字状に形成され、それぞれ開放
面側を対向させて、すなわち内側に向けて配置され、後
述する移動体76の係合爪78、78を収容しうるよう
になっている。カートリッジ3の両側部を収容、保持し
うるよう、コの字状の案内部材74、74の上下内面間
の距離は、カートリッジ3の厚さよりも僅かに大きめに
形成されている。また、図2に示すように、案内部材7
4、74内において係合爪78、78が水平方向に外側
に開拡しうるよう、案内部材74、74の先端部の外側
面は開放されており、且つ案内部材74、74の先端部
の上、下内面は、カートリッジ3を引き込み易くするた
め、先端に向かって開拡するようテーパーを付されてい
る。
【0030】また、支持部材54上には、移動体76が
ストッカー7及び記録再生装置9、10に対して支持部
材54に沿って水平方向に進退しうるように設けられて
いる。移動体76は、カートリッジ3と略等しい横幅の
細長いベースプレート79を有し、このベースプレート
79の下面にはブラケット80が固着され、ベースプレ
ート79はこのブラケット80と支持部材54との間に
介在されたリニアベアリング82を介して支持部材54
に、その長手方向に移動可能に支持されている。すなわ
ち、支持部材54の、駆動及び被動プーリー66、68
を設けた側と反対側の内側面には、支持部材54の長手
方向の略全長に亙って延びる、断面略台形状のガイドレ
ール84が固着され、このガイドレール84には、その
断面形状と略同様の断面形状の凹溝を有するスライダー
86が嵌合され、スライダー86はブラケット80に固
着されている。スライダー86とガイドレール84との
間には、スライダー86内を循環する複数のボール88
、88・・・が介在されており、これらボール88、8
8・・・の転動によりスライダー86はガイドレール8
4に沿って摺動しうるようになっている。また、ベース
プレート78の下面にはストッパプレート90が固着さ
れ、このストッパプレート90の下端縁にはタイミング
ベルト70がベルト押え89により連結され、タイミン
グベルト70の回動によりストッパプレート90を介し
てベースプレート79が支持部材54のガイドレール8
4に沿って移動される。
【0031】ベースプレート79の上面中央部には、揺
動モータ91と、その揺動モータ91により揺動すなわ
ち一定の角度範囲で回動される回転板92が設けらてい
る。揺動モータ91は電磁式で、通電されたとき一定量
回転し、通電を解除されたとき、モータ91に内蔵され
たリターンスプリングにより元の位置に戻される。ベー
スプレート79の下面には、略三角形状の揺動レバー9
3がピン94により回転自在に取り付けられ、この揺動
レバー93はベースプレート79を挟んで回転板92と
対向するように配置され、回転板92の下面から下方に
垂直に延びる複数の係止ピン94、94・・・により回
転板92と一体的に回転するように係止される。回転板
92の回動による揺動レバー93の回動を許容するため
、係止ピン94、94・・・がベースプレート79を貫
通する部分には適当な形状の開口79a、79b、79
cが穿設されている。揺動モータ91に通電されると、
回転板92が図6で反時計方向に回動され、揺動モータ
91への通電が切れると、回転板92は、揺動モータ9
1に内蔵されたリターンスプリング(図示せず)により
ストッパプレート90と当接するまで図6で時計方向に
回動される。
【0032】ベースプレート79の両側部には、一対の
係合爪78、78が枢支ピン78b、78bにより枢支
され、これら係合爪78、78の基端部はリンク95、
95の一端に枢支ピン95a、95aにより枢支連結さ
れ、リンク95、95の他端は枢支ピン95b、95b
により略三角形状の揺動レバー93の底辺の両側部に枢
支連結されており、揺動レバー93が、図6の位置から
反時計方向に回動すると、係合爪78、78は、図7に
示すように、リンク95、95を介して先端部が外側へ
開拡するように枢支ピン78b、78b廻りにそれぞれ
回動される。各係合爪78、78の先端部には、カート
リッジ3の両側縁部に形成された係合凹部3b、3bに
係止しうるよう、内側へ延びる係止突起78a、78a
が一体的に形成されている。図6に示した揺動モータ9
1の非作動時には、揺動レバー93の回動中心93aと
枢支ピン95bの中心軸及び枢支ピン95aの中心軸は
一直線上に配置されるようになっており、揺動レバー9
3、リンク95、95及び係合爪78、78によりトグ
ル機構を構成している。このような構成により、揺動レ
バー93の回動により左右の係合爪78、78を同時に
対称的に開閉することができるとともに、作動中にカー
トリッジ3の慣性力によって係合爪78、78の一方に
開放方向の力が加わっても係合爪78、78が開かない
ようになっている。また、移動体76が後退したとき、
係合爪78、78は、保持ケース72の両側部の案内部
材74、74内に収容される。
【0033】一方のリンク95の上面適所にはピン95
cが垂直に突設され、このピン95cはベースプレート
79の開口部79dを通してその上面より突出している
。ベースプレート79の上面において、ピン95cを挟
んでその両側には、一対のセンサ97a、97bが適当
な間隔を存して対向するように設けられており、揺動レ
バー93の回動時に、リンク95上のピン95cがセン
サ97a、97bの一方と接触することにより、係合爪
78、78が開放位置(図6)あるいは閉鎖位置(図7
)にあることがセンサ97a、97bによりそれぞれ検
出される。
【0034】また、ベースプレート79の前端部にも、
カートリッジ検出用のセンサ98が設けられており、こ
のセンサ98がカートリッジ3の一端と当接してそれを
検出した時、タイミングベルト70の駆動用のモータ7
1を停止させて移動体76の前進を停止させるようなっ
ている。
【0035】センサ98はベースプレート79に対して
極めて正確に(取付誤差1mm以下)取り付ける必要が
ある。従って、センサ98の取り付け位置を正確に調節
しうるようにするため、センサ98は、図4、図6及び
図7に示すように、ベースプレート79にセンサ取付板
98aとネジ98b、98bにより取り付けられている
。すなわち、ベースプレート79には複数の長穴(図示
せず)が穿設され、ベースプレート79を挟んでその両
側面にセンサ取付板98aとセンサ98とを配置し、ベ
ースプレート79の長穴を貫通させたネジ98b、98
bによりセンサ取付板98aとセンサ98とがベースプ
レート79に固定される。また、上記センサ97a、9
7bもベースプレート79に同様の方法で位置調節可能
に取り付けられている。
【0036】さらに、ベースプレート79の両側には、
先端をベースプレート79の前端縁より僅かに突出させ
た一対の押圧部材99、99が取り付けられており、移
動体76の前進時に、押圧部材99、99の先端がカー
トリッジ3の一端面に当接してカートリッジ3を押圧す
るようになっている。
【0037】また、図3に示されるように、断面Uの字
状の支持部材54の一側面及び他側面には、支持部材5
4上における移動体76の所定の後退位置(カートリッ
ジ3が保持ケース72内に略完全に収容された状態に対
応)と所定の中間位置(移動体76の係合爪78、78
により保持されたカートリッジ3がストッカー7あるい
は記録再生装置9、10内に十分に(例えば半分以上)
挿入された状態に対応)を検出するセンサ100a、1
00bが設けられている。
【0038】次に、この実施例の作用について説明する
。まず、ストッカー7に収納されている1枚のカートリ
ッジ3を選択して記録再生装置9に挿入するように命令
を送ると、本装置に内蔵された制御装置(図示せず)か
らの制御信号によって、昇降機構31のモータ39が作
動されて駆動プーリー35を回転させる。駆動プーリー
35の回転により無端索帯37が被動及び駆動プーリー
33、35間で回転、移動され、無端索帯37に結合さ
れた昇降ベース29が、カートリッジ挿脱機構30を水
平状態に保ったまま、ボールナット25を介してガイド
シャフト11に沿って昇降されて、ストッカー7内の所
定のカートリッジ3の収納位置に対応する高さまで移動
される。このように昇降ベース29が所望の高さ位置ま
で移動されたとき、モータ39の作動を停止させる。 この時、カートリッジ挿脱機構30の移動体76は支持
部材54に設けたセンサ100bにより検出される所定
の中間位置、すなわちストッカー7の前端面から所定距
離だけ離れた位置に待機した状態にある。
【0039】この状態で、揺動モータ91に通電して揺
動レバー93を図6で反時計方向に回動させて、リンク
95、95を介してベースプレート79の両側の係合爪
78、78を図7の開放位置まで外側へ開拡させる。ベ
ースプレート79に設けたセンサ97aにより係合爪7
8、78が開放位置にあることが検出されると、モータ
71が正転方向に駆動されてタイミングベルト70を送
り出し方向に回転させてカートリッジ挿脱機構30の移
動体76をリニアベアリング82を介して支持部材54
に沿って水平方向に伸長させる。移動体76のベースプ
レート79の前端部に設けたセンサ98が、ストッカー
7内に収納された所定のカートリッジ3の一端に接触し
てそれを検出すると、モータ71が停止されて移動体7
6の前進が止まると同時に揺動モータ91への通電も停
止され、該揺動モータ91内のリターンスプリング(図
示せず)により揺動レバー93がストッパプレート90
と当接するまで図7で時計方向に回動される。これによ
りリンク95、95を介して係合爪78、78が内側へ
回動されて第6図の閉鎖位置まで閉じて、係合爪78、
78の係止突起78a、78aがカートリッジ3の両側
部の係合凹部3b、3bに係止される。
【0040】このようにして、係合爪78、78の係止
突起78a、78aをカートリッジ3の係合凹部3b、
3bに係止した状態で、モータ71を逆転方向に作動さ
せてタイミングベルト70を引き戻し方向に回転させて
移動体76を支持部材54に沿って昇降ベース29側へ
後退させる。このような移動体76の後退動によりカー
トリッジ3が移動体76とともに後退して、カートリッ
ジ3の両側縁部が、保持ケース72の両側部に配置され
た断面コの字状の案内部材74、74内に引き込まれる
。このようにしてカートリッジ3が案内部材74、74
内に十分に引き込まれて保持ケース72内に収容される
と、すなわち移動体76が所定の後退位置にあることが
支持部材54に設けたセンサ100aにより検出される
と、モータ71が停止されて移動体76の後退を止める
とともに、昇降用モータ39を作動させて昇降ベース2
9をカートリッジ挿脱機構30とともに、記録再生装置
9、10の挿入口9a、10aの一方に対応する高さ位
置まで降下させる。この時、必要に応じてモータ62を
駆動してピニオン62を大径の歯車52の廻りに公転さ
せて支持部材54を主軸50廻りに180度回動させて
カートリッジ3の表裏を逆にする。
【0041】このように昇降ベース29がガイドシャフ
ト11に沿って適当な位置まで降下したことがセンサ3
2により検出されたとき、モータ71が作動されて移動
体76を支持部材54に沿って伸長させ、ベースプレー
ト79の前端部に設けた一対の押圧部材99、99の先
端が、保持ケース72内で案内部材74、74により保
持されていたカートリッジ3の一端縁に当接して該カー
トリッジ3を案内部材74、74に沿って前方へ押圧し
て一方の記録再生装置9あるいは10の挿入口9aある
いは10aへ挿入する。この際、係合爪78、78の係
止突起78a、78aとカートリッジ3の係合凹部3b
、3bとの間には僅かな間隙が形成されるので、係合爪
78、78を開く際の摩擦抵抗が小さくなり揺動モータ
91の容量を小さくすることができる。
【0042】移動体76が前進して、支持部材54に設
けたセンサ100bにより移動体76が所定の前進位置
を通過したことが検出されると、揺動モータ91に通電
されて係合爪78、78が開かれる。なお、この時には
、カートリッジ3の大部分が記録再生装置9あるいは1
0内に挿入されているため、係合爪78、78を開いて
もカートリッジ3が記録再生装置9あるいは10の挿入
口9aあるいは10aから脱落するようなことはない。 このようにして係合爪78、78を開いた状態でカート
リッジ3が記録再生装置9あるいは10内に挿入されて
いくと、記録再生装置9あるいは10内に設けられた図
示しないセンサが働いてモータ71が停止される。
【0043】移動体76の停止後、係合爪78、78が
開いていることがセンサ97aにより検出されると、カ
ートリッジ3は、記録再生装置9あるいは10内の図示
しないカートリッジ挿脱機構により情報の記録、再生が
可能な位置まで引き込まれる。これと同時に、モータ7
1が逆転されて移動体76を後退させる。移動体76が
所定の後退位置まで後退すると、センサ100aがこれ
を検出して、揺動モータ91への通電を停止して係合爪
78、78が閉じられてカートリッジ挿脱機構30は待
機状態となる。ところで、このようにカートリッジ3を
挿入しながら途中で係合爪78、78を開くので、従来
のようにカートリッジ3が記録再生装置9あるいは10
内に完全に挿入された後で係合爪を開放する場合に比べ
て、カートリッジ3の挿脱に要する時間を短縮すること
ができるとともに、係合爪78、78の開放後は、カー
トリッジ3の移動の自由度が増すので、カートリッジ挿
脱機構30と記録再生装置9あるいは10の挿入口9a
あるいは10aとの間で多少の位置ずれがあったとして
も、それほど大きな挿入抵抗を受けることなく極めてス
ムースにカートリッジ3の挿入を行うことができる。
【0044】記録再生装置9あるいは10におけるカー
トリッジ3に対する記録、再生が完了すると、該カート
リッジ3はキャリア機構27によりストッカー7内の元
の位置に戻される。この時には、以上で説明したのと逆
の順序で動作が行われる。但し異なる点は、カートリッ
ジ3をストッカー7に挿入するときには、ストッカー7
の後部に設けられたセンサ(図示せず)がカートリッジ
3を検出してモータ71を停止させることである。
【0045】
【発明の効果】以上のように第一発明によれば、ハウジ
ング内に配置されたストッカー及び記録再生装置間でカ
ートリッジの搬送、挿脱を行うキャリア機構を、ガイド
シャフトに沿って上下方向に移動しうる昇降ベースと、
その昇降ベースに支持され、一時的にカートリッジを保
持してストッカーと記録再生装置との間を水平方向に移
動しうるカートリッジ挿脱機構とから構成し、このカー
トリッジ挿脱機構を、昇降ベースに支持され、該昇降ベ
ースからガイドシャフトに直交する方向に延びる支持部
材と、その支持部材に取り付けられ、カートリッジを移
動する際に該カートリッジを一時的に収容しうる保持ケ
ースと、支持部材に沿って、ストッカー及び記録再生装
置に対して水平方向に進退しうるように設けられ、両側
に、カートリッジの係合凹部と係脱しうる係合爪を備え
た移動体と、保持ケースの両側部に設けられて移動体の
係合爪を前後方向に移動可能に収容し、カートリッジの
保持ケースへの収容時には該カートリッジの両側縁部に
摺合してその前後移動を案内する案内部材とから構成し
たので、係合爪をカートリッジに係止させて該カートリ
ッジを保持ケース内にに引き込む際に、係合爪とカート
リッジとの摩擦係合により削り扮等のダストが生ずる虞
れは殆どなく、従ってそのようなダストによるカートリ
ッジの汚染を防止することができる。
【0046】第二発明によれば、保持ケース内にカート
リッジを一時的に収容してストッカーや記録再生装置へ
挿入する際、係合爪によるカートリッジの保持を挿入途
中で解除し、その後、係合爪を開いた状態のまま該カー
トリッジを挿入終了位置まで押し込むようにしたので、
従来のように、カートリッジを保持ケース内へ完全に挿
入してから係合爪の係合を解除する場合に比べて、カー
トリッジの挿入に要する時間を短縮することができる。 また、カートリッジをストッカーや記録再生装置内に挿
入したりする際に、カートリッジとストッカーや記録再
生装置の挿入口との間に多少のずれがあったとしても、
係合爪の開放後は、カートリッジはそのようなずれを解
消するため多少移動することができるので、カートリッ
ジの挿入を、大きな挿入抵抗を受けることなく、円滑に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるディスクカートリッジ搬送装置
を備えたディスク記憶装置の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1のディスクカートリッジ搬送装置の斜視図
である。
【図3】図1のディスクカートリッジ搬送装置の平面図
である。
【図4】図3のディスクカートリッジ搬送装置の正面図
である。
【図5】図2乃至図4の移動体の正面図である。
【図6】図5の移動体の係合爪が閉じた状態にある、移
動体の平面図である。
【図7】図5の移動体の係合爪が開いた状態にある、移
動体の平面図である。
【図8】本発明で使用するディスクを収納したカートリ
ッジの一例を示す斜視図である。
【図9】従来のディスクカートリッジ搬送装置を備えた
ディスク記憶装置の一例を示す斜視図である。
【図10】図9の従来のディスクカートリッジ搬送装置
の斜視図である。
【図11】図10の従来のディスクカートリッジ搬送装
置の一部を拡大して詳細に示した斜視図である。
【符号の説明】
1          ハウジング 3          ディスクカートリッジ3b  
      係合凹部 7          ストッカー 9、10    記録再生装置 11        ガイドシャフト 27        キャリア機構 29        昇降ベース 30        カートリッジ挿脱機構54   
     支持部材 72        保持ケース 74        案内部材 76        移動体 78        係合爪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクカートリッジ収納用のストッカー
    や記録再生装置を上下方向に整列して収容したハウジン
    グと、前記ハウジング内に上下方向に配置されたガイド
    シャフトと、前記ガイドシャフトに沿って移動可能に支
    持され、前記ストッカー及び記録再生装置間でディスク
    カートリッジの搬送、挿脱を行うキャリア機構とを備え
    、前記キャリア機構は、前記ガイドシャフトに沿って上
    下方向に移動しうる昇降ベースと、前記昇降ベースに支
    持され、一時的にディスクカートリッジを保持して、前
    記ストッカーと前記記録再生装置との間を水平方向に移
    動しうるカートリッジ挿脱機構とを有し、前記カートリ
    ッジ挿脱機構は、前記昇降ベースに支持され、前記ガイ
    ドシャフトと直交する方向に延びる支持部材と、前記支
    持部材に取り付けられ、ディスクカートリッジを移動す
    る際に該ディスクカートリッジを一時的に収容しうる保
    持ケースと、前記支持部材に沿って、前記ストッカー及
    び前記記録再生装置に対して水平方向に進退しうるよう
    に設けられ、両側に、ディスクカートリッジの係合凹部
    と係脱しうる係合爪を備えた移動体と、前記保持ケース
    の両側部に設けられて前記移動体の係合爪を前後方向に
    移動可能に収容し、ディスクカートリッジの前記保持ケ
    ースへの収容時には該ディスクカートリッジの両側縁部
    に摺合してその前後移動を案内する案内部材と、を有す
    る、ディスクカートリッジ搬送装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載のディスクカートリッジ
    搬送装置を使用したディスクカートリッジ搬送方法であ
    って、前記保持ケース内にディスクカートリッジを一時
    的に収容して前記ストッカーや前記記録再生装置へ挿入
    する際、前記移動体の係合爪によるディスクカートリッ
    ジの保持を挿入途中で解除し、その後、係合爪を開いた
    状態のまま該ディスクカートリッジを挿入終了位置まで
    押し込むようにしてなる、ディスクカートリッジ搬送方
    法。
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