JP2758316B2 - テープ状媒体オートチェンジャ装置 - Google Patents

テープ状媒体オートチェンジャ装置

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JP2758316B2
JP2758316B2 JP4167100A JP16710092A JP2758316B2 JP 2758316 B2 JP2758316 B2 JP 2758316B2 JP 4167100 A JP4167100 A JP 4167100A JP 16710092 A JP16710092 A JP 16710092A JP 2758316 B2 JP2758316 B2 JP 2758316B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,情報処理装置における
情報をバックアップするためのテープ状の情報媒体を内
蔵する複数個のカセットを収納保管し,これらのカセッ
トを自動的に交換搬送する機能を有するテープ状媒体オ
ートチェンジャ装置に関するものであり,特にカセット
の装置内への挿入および装置外への排出を行なうカセッ
ト挿入排出部を改良したテープ状媒体オートチェンジャ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在の情報化時代のもとにおいては,広
い分野において大量の情報が流通しているため,電子技
術の応用による情報処理装置を利用する事例が次第に増
大している。そして情報処理装置の高性能化,ソフト技
術の進歩による操作の高度化と相まって,今後も更に適
用範囲が広くなることが予想される。しかしながら情報
量の増大,処理速度の増大に伴なって媒体に記録された
情報が消失若しくは損傷する可能性が増加している。こ
のような非所望な事態が惹起するのを防止するため,一
般に上記記録情報に対する処理,未処理の如何に拘ら
ず,所謂バックアップ処理を行なうことにより,記録情
報の保護を図っている。
【0003】上記のようなバックアップ処理を行なうに
は,磁気ディスク装置若しくは磁気テープ装置を使用す
るのが一般的であるが,高密度の磁気記録媒体の開発が
進んだため,例えば8mm磁気テープを使用したヘリカル
スキャン方式の使用により大容量の情報記録が可能にな
っている。従って従来においては,オープンリール磁気
テープ等を使用した大規模かつ高価であったバックアッ
プ装置も,情報のビットコストが低減された今日におい
ては,8mm磁気テープを使用するものが最適と認められ
るに至り,今後も更に小型化が進展すると予想される。
【0004】図1は本発明の対象であるテープ状媒体オ
ートチェンジャ装置の例を示す概念図である。図1にお
いて,1は収納部であり,例えば箱型に形成され,テー
プ状の情報媒体を内蔵するカセット(図示せず)を収納
可能に形成されたスロット状のマガジン2を複数個設け
てある。3はドライブ部であり,カセット内のテープ状
の情報媒体に対して読出書込を行ない得るように形成さ
れており,カセット挿入排出用の開口4を備えている。
5はカセット挿入排出部であり,カセットの装置内への
挿入および装置外への排出を行ない得るように形成され
ている。
【0005】次に6はチェンジャ部であり,収納部1,
ドライブ部3およびカセット挿入排出部5と対向して移
動可能に形成されている。すなわちチェンジャ部6は左
右方向(X方向)に移動可能に形成されたXキャリッジ
7と,Xキャリッジ7内に上下方向(Z方向)に移動可
能に形成されたZキャリッジ8と,このZキャリッジ8
内に前後方向(Y方向)に移動可能に形成されたYキャ
リッジ9とから構成される。1aは収納部ドアである。
【0006】上記の構成により,収納部1内に収納され
ているカセットをチェンジャ部6を介してドライブ部3
に挿入し,所定の記録再生処理を実行し,実行後再び収
納部1内の所定のマガジン2に収納することができる。
また新規のカセットを収納部1若しくはドライブ部3に
収納若しくは挿入する場合には,まず新規のカセットを
カセット挿入排出部5に挿入し,チェンジャ部6を介し
て実行する。一方収納部1若しくはドライブ部3内のカ
セットを装置外に排出する場合には,チェンジャ部6を
介して一旦カセット挿入排出部5に排出した後,装置外
に排出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のドライブ部
においては,情報媒体を内蔵するカセットを開口4から
挿入すれば,一般家庭で使用されているカセットデッキ
やビデオデッキにおけると同様に,カセットを挿入した
位置において,内蔵されたテープ状の情報媒体に対して
読出しおよび/または書込み処理を実行できる。従って
カセットを挿入位置において固定する構成にすればよ
い。
【0008】しかしながらカセット挿入排出部5におい
ては,新規に挿入されたカセットを所定位置まで引込ん
だ後,チェンジャ部6を介して収納部1のマガジン2ま
で搬送する必要がある。また逆に収納部1のマガジン2
から取り出したカセットをチェンジャ部6を介してカセ
ット挿入排出部5の所定位置に排出後,外部に排出する
必要がある。すなわちカセット挿入排出部5において
は,カセットの挿入排出に際してカセットを拘束した状
態で引込み,排出をすると共に,チェンジャ部6との間
におけるカセットの授受に際しては,カセットの拘束を
解除するという両機能を備えていなければならない。
【0009】またカセット挿入排出部5においては,収
納部1およびドライブ部3に適合するカセットのみが挿
入され,指定外のカセットが誤って挿入されることを排
除する所謂セキュリティ機能も具有する必要がある。更
にカセット挿入排出部5は本来的に狭小な部位であるた
め,構造が簡単であると共に,信頼性の高いことも要件
として挙げられる。
【0010】上記のテープ状媒体オートチェンジャ装置
としては,従来から種々の提案がされているが,構造が
複雑であり,小型化が困難であると共に,信頼性が低い
という問題点がある。これらの問題点を解決するため
に,本出願人はすでにープ状オートチェンジャ装置に
ついての出願をしている(特願平4−67921号)。
本発明は上記従来技術に存在する問題点を解決し,構造
が簡単であり,小型化が可能であると共に信頼性の高い
テープ状媒体オートチェンジャ装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本発明においては,同一筐体内に,テープ状の情
報媒体を内蔵する複数個のカセットを収納可能に形成さ
れた収納部と,カセットの装置内への挿入および装置外
への排出が可能に形成されたカセット挿入排出部と,カ
セット内の情報媒体に対して読出書込処理を行なうよう
に形成されたドライブ部と,前記収納部,カセット挿入
排出部およびドライブ部と対向して設けられかつカセッ
トを授受可能に形成されたチェンジャ部と,前記カセッ
ト挿入排出部,ドライブ部およびチェンジャ部の動作を
制御する制御部とを設けてなるテープ状媒体オートチェ
ンジャ装置において,カセット挿入排出部を,対向して
設けられた1対の上ガイドおよび下ガイドにより外部に
開口を臨ませたカセット保持部を形成し,上ガイドをそ
の奥側に設けられた支軸を介して回動可能に形成し,こ
の上ガイドに前記カセット保持部に臨むようにかつ選択
的に回転可能に形成されたローラを設けると共に,前記
チェンジャ部を構成するキャリッジに設けられた作動部
材と係脱可能な突起部を設け,前記キャリッジの上下動
と連動して前記作動部材と前記突起部との係合により前
記突起部を介して前記上ガイドを回動させることにより
前記ローラを介して前記カセットを選択的に付圧するよ
うに構成し,カセット保持部の開口端の近傍にドアとリ
ンク部材とを設けると共に,このドアを常時は前記上ガ
イドとの干渉により非回動におよびカセット挿入時にお
いて前記上ガイドの回動により前記干渉が解除されて回
動可能に形成し,またリンク部材を回動可能におよび一
端を前記作動部材と他端を前記ドアと係脱可能にかつ
作動部材との係合により前記ドアを回動させるように
形成する,という技術的手段を採用した。
【0012】
【作用】上記の構成により,チェンジャ部を構成するキ
ャリッジが,カセット挿入排出部の近傍に存在せず,ま
たはその近傍に存在しても作動部材と突起部とが非係合
状にある時,すなわちカセットの挿入を行う体勢でない
時には,カセット保持部の開口端の近傍に設けたドアが
上ガイドと干渉状態となり,ドアが回動せず,従ってカ
セット挿入排出部へのカセットの挿入を阻止し,指定外
のカセットの誤挿入を防止する所謂セキュリティ機能が
発揮される。
【0013】次にテープ状の情報を内蔵するカセットを
外部から装置内に挿入する場合には,まずチェンジャ部
を構成するキャリッジが上昇して,キャリッジに設けら
れた作動部材が上ガイドに設けられた突起部と係合し,
上ガイドを上方に回動させ,カセット保持部の開口端の
近傍に設けたドアを回動可能の状態とする。
【0014】この状態でカセットをカセット挿入排出部
の開口からカセット保持部に挿入すると,チェンジャ部
を構成するキャリッジが若干下降して,上ガイドが下方
に回動してローラがカセットを付圧する。次にローラの
回転によってカセットはカセット保持部の所定位置まで
引込まれて停止する。
【0015】この位置から前記キャリッジが若干上昇
し,キャリッジに設けられた作動部材が上ガイドに設け
られた突起部と係合して,上ガイドを上方に回動させ,
ローラによるカセットの付圧が解除され,カセットはフ
リーとなる。従ってキャリッジに設けられたアームが作
動してカセットを把持し,チェンジャ部に保持する。以
後はチェンジャ部の移動により,保持したカセットを収
納部のマガジンに収納し,若しくはドライブ部に装着す
ることができる。
【0016】一方装置内のカセットを外部に排出する場
合には,カセットを保持したキャリッジがカセット挿入
排出部の所定位置に近接し,作動部材および突起部を介
して上ガイドを上方に回動させる。この状態でアームに
よって把持されたカセットをカセット挿入排出部のカセ
ット保持部に挿入する。次にキャリッジを若干下降させ
ると前記上ガイドが下方に回動して,ローラによりカセ
ットが付圧される。
【0017】更にキャリッジの下降により,作動部材が
リンク部材の一端に当接して,リンク部材を回動させ,
このリンク部材の他端がドアを回動させてカセット保持
部を開口させる。この状態でローラを前記と逆方向る回
転させれば,カセットを装置外に排出することができる
のである。
【0018】
【実施例】図2は本発明の実施例を示す要部構成平面説
明図であり,同一部分は前記図1と同一の参照符号で示
す。図2において,10は筐体であり,この内部に,テ
ープ状の情報媒体を内蔵するカセット11を複数個収納
可能に形成された収納部1と,カセット11の装置内へ
の挿入および装置外への排出が可能に形成されたカセッ
ト挿入排出部5と,カセット11内の情報媒体12に対
して例えば回転ヘッド13を介して読出しおよび/また
は書込み等の処理を行ない得るように形成されたドライ
ブ部3と,上記の構成部材と対向して移動可能かつカセ
ット11を授受可能に形成されたチェンジャ部6とを設
けてある。
【0019】14は制御部であり,インタフェイス部1
5を介して前記カセット挿入排出部5,ドライブ部3お
よびチェンジャ部6の動作を制御するように構成され,
他の構成部材と同様に筐体10内に設けてある。16は
接続部であり,制御部14と外部ホスト・プロセッサ
(図示せず)とコマンド授受可能に接続する。本実施例
においてはドライブ部3を2セット設け,かつ外部ホス
ト・プロセッサ2セットの何れとでも接続可能とした例
を示す。
【0020】上記の構成により,外部ホスト・プロセッ
サおよび/または制御部14からのコマンドにより,ド
ライブ部3における情報媒体12に対する読出しおよび
/または書込み処理,ドライブ部3,収納部1およびカ
セット挿入排出部5に対するカセット11の授受,カセ
ット挿入排出部5を経由するカセット11の装置内への
挿入および装置外への排出等の処理を実行することがで
きるのである。
【0021】図3は図2におけるカセット挿入排出部5
を示す要部縦断面拡大説明図,図4は図3におけるA−
A断面要部説明図であり,何れも理解を容易にするため
に,一部を省略しかつ断面表示用のハッチングを省略し
て示してある。なお同一部分は前記図2と同一の参照符
号で示す。図3および図4において,21はカセット保
持部であり,対向して設けられた1対の上ガイド22と
下ガイド23により,外部に開口24が臨むように形成
される。25は支軸であり,上ガイド22の奥側に設け
られ,上ガイド22を回動可能に支持する。26は付圧
ばねであり,上ガイド22を時計方向に付勢するように
支軸38に設けられる。
【0022】次に27はローラであり,例えば外層をゴ
ムその他の可撓性弾性材料によって形成され,カセット
保持部21に臨むようにかつ回転可能に上ガイド22に
設けられる。28はモータであり,上ガイド22に設け
られ,ギヤ列29を介して前記ローラ27を回転させ得
るように構成する。30は突起部であり,上ガイド22
の側縁部に設けられ,チェンジャ部6を構成するYキャ
リッジ9に設けられた作動部材31と係脱可能に形成さ
れる。32はキャッチングアームであり,水平方向に開
閉可能に形成され,Yキャリッジ9の端部に臨むように
設けられている。
【0023】33,34,35は夫々センサであり,セ
ンサ33はカセット保持部21の奥側に,センサ34,
35はカセット保持部21の下方の開口24側および奥
側に夫々設けられる。36はドアであり,カセット保持
部21の開口24の近傍の筐体10に回動可能に設けら
れる。なおドア36は常時は上ガイド22の回動端との
干渉により非回動となるようにしてある。
【0024】37はリンク部材であり,カセット保持部
21の開口24の近傍に,バネ26を介装させた支軸3
8を介して回動可能に設けられる。そしてリンク部材3
7の一端は作動部材31と,他の一端はドア36と駆動
部39を各々係脱可能に形成する。
【0025】図5は図3におけるカセット挿入排出部5
の動作状態を示す要部説明図であり,(a)はカセット
不存在時,(b)はカセット挿入時,(c)はカセット
キャッチング時,(d)はカセット排出時を示してお
り,同一部分は前記図3および図4と同一の参照符号で
示す,図5において(a)に示すカセット不存在時にお
いては,上ガイド22は支軸25を介して時計方向に若
干回動した状態で,上ガイド22の回動端がドア36と
干渉するようになっている。従ってドア36は非回動状
態であり,外部から指定外のカセットが挿入されるとい
う非所望な事態の発生を防止する。
【0026】次に図5(b)の状態においては,作動部
材31の上昇により,作動部材31と突起部30とが係
合し,上ガイド22が支軸25に対して反時計方向に若
干回動し,上ガイド22とドア36との干渉が解除され
る。従ってドア36が時計方向に回動可能となり,カセ
ット11をカセット保持部21内に挿入可能となる。そ
してカセット11はローラ27の回転により所定位置に
保持されるのである。
【0027】また図5(c)に示す状態では,カセット
11がカセット保持部21内に完全に引き込まれ,かつ
作動部材31が突起部30を介して,上ガイド22を支
軸25を介して反時計方向に若干回動させているため,
上ガイド22に設けられたローラ27はカセット11と
非係合状態である。従ってカセット11はフリーとな
り,キャッチングアーム32によってカセット11をカ
セット保持部21から紙面と直角方向に引き出すことが
できる。
【0028】図5(d)に示す状態においては,作動部
材31の下降により,リンク部材37を支軸38に対し
て反時計方向に回動させるから,リンク部材37の他端
がドア36の駆動部39と係合し,ドア36を時計方向
に回動させ,カセット保持部21の開口24を開放する
ため,ローラ27の反時計方向回転により,カセット1
1を装置外に排出することができる。
【0029】図6および図7は各々カセット挿入および
カセット排出を行なう場合の動作を示すフローチャート
である。前記図2ないし図5を参照しつつ,図6および
図7に従ってカセット挿入およびカセット排出の場合の
作用について説明する。
【0030】まず装置内にカセットを挿入する場合に
は,図6において外部ホスト・プロセッサからのカセッ
ト挿入コマンド受信(41)により,図2に示すチェン
ジャ部6がカセット挿入排出部5に移動し,チェンジャ
部6内のYキャリッジをキャッチング位置へ移動(4
2)させ,図4に示す作動部材31と突起部30とが係
合し,かつYキャリッジ9が若干上昇する。この状態で
は図5(c)に示すように,ローラ27はカセット11
の上面より若干上昇している。
【0031】次にカセット挿入(43)により,図5
(b)に示すようにカセット11を開口24を経由して
カセット保持部21内に挿入する。そしてカセット11
がセンサ34を通過すると,Yキャリッジδmm下降(4
4)により,上ガイド22が時計方向に回動し,ローラ
27がカセット11の上面に当接し,付圧ばね(図示せ
ず)の作用によりカセット11がローラ27によって付
圧される。またセンサ34(図3参照)の信号によって
モータ正回転(45)となり,図3および図4に示すモ
ータ28が正回転し,ギヤ列29を介してローラ27が
時計方向に回転するから,カセット11をカセット保持
部21内に引込むことができる。そしてカセット11が
カセット保持部21の奥側に設けられたセンサ33に到
達すると,センサ33の信号によりモータ回転停止(4
6)となり,モータ28およびローラ27の回転が停止
する。
【0032】上記によりカセット11がカセット保持部
21内に完全に収納保持されたので,Yキャリッジδmm
上昇(47)により,Yキャリッジ9に設けられた作動
部材31および上ガイド22に設けられた突起部30
(図4参照)の係合により,上ガイド22が反時計方向
に回動し,図5(c)の状態となる。すなわちYキャリ
ッジ9はキャッチング位置となるから,キャッチングア
ーム32によりカセット11を把持してYキャリッジ9
に収納(48)する。そしてカセットを所定位置へ移動
(49)する。Yキャリッジ9がカセット保持部21か
ら離脱すると,図4に示す作動部材31と突起部30と
の係合が解除されるから,上ガイド22は図5(a)に
示す状態となり,前記のように外部から指定外のカセッ
ト11が非所望に挿入されることを防止する。
【0033】次に装置内に存在するカセットを外部に排
出する場合には,排出対象となっているカセットを把持
するチェンジャ部6(図2参照)が,図7において外部
ホスト・プロセッサからのカセット排出コマンド受信
(51)により,Yキャリッジをキャッチング位置へ移
動(52)させ,図4に示す作動部材31と突起部30
との係合により,上ガイド22を図5(c)に示す状態
とする。次にカセットをカセット保持部へ挿入(53)
により,キャッチングアーム32によって把持されたカ
セット11はカセット保持部21内に挿入される。そし
てYキャリッジδmm下降(54)により,Yキャリッジ
9が下降し,上ガイド22が回動し,ローラ27がカセ
ット11の上面に当接すると共に,付圧ばね(図示せ
ず)の作用によって付圧される。また作動部材31によ
ってリンク部材37が回動し,ドア36を開く(図5
(d))。
【0034】上記Yキャリッジ9の下降と共に,モータ
逆回転(55)となり,図3および図4に示すモータ2
8が逆回転し,ギヤ列29を介してローラ27が反時計
方向に回転するから,カセット11をカセット保持部2
1から外部に排出(56)することができる。なおカセ
ット11の前端がセンサ34を通過した後,カセット1
1を所定量送った時点で排出作業が完了し,装置外部に
排出されたカセット11を引き抜くことにより,センサ
34の信号が切り替わり,モータ回転停止(57)とな
る。このとき上ガイド22は図5(a)に示す状態とな
る。
【0035】本実施例においては,8mm磁気テープを例
にして記述したが,これに限定されずテープ状情報媒体
としては他の磁気テープ,光学テープ,光磁気テープ等
についても適用可能であることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上記述するような構成および
作用であるから,カセットを移動若しくは搬送するチェ
ンジャ部に設けられたキャリッジの上下動と,ローラの
カセットに対する付圧動作を連動させる構成にしたこと
により,カセット挿入排出部を簡単な構造とすることが
でき,装置全体を安価かつ小型化することができる。ま
たチェンジャ部がカセット挿入排出部の所定位置に存在
しない場合には,ドアをロックし,カセット挿入排出部
に所定外の若しくは非所望のカセットが挿入されないた
め,セキュリティ機能も具有し,信頼性を大幅に向上さ
せ得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象であるテープ状媒体オートチェン
ジャ装置の例を示す概念図である。
【図2】本発明の実施例を示す要部構成平面説明図であ
る。
【図3】図2におけるカセット挿入排出部を示す要部縦
断面拡大説明図である。
【図4】図3におけるA−A断面要部説明図である。
【図5】図3におけるカセット挿入排出部の動作状態を
示す要部説明図であり,(a)はカセット不存在時,
(b)はカセット挿入時,(c)はカセットキャッチン
グ時,(d)はカセット排出時を示す。
【図6】カセット挿入を行なう場合の動作を示すフロー
チャートである。
【図7】カセット排出を行なう場合の動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 収納部 3 ドライブ部 5 カセット挿入排出部 6 チェンジャ部 11 カセット 21 カセット保持部 22 上ガイド 23 下ガイド 37 リンク部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一筐体内に,テープ状の情報媒体を内
    蔵する複数個のカセットを収納可能に形成された収納部
    と,カセットの装置内への挿入および装置外への排出が
    可能に形成されたカセット挿入排出部と,カセット内の
    情報媒体に対して読出書込処理を行なうように形成され
    たドライブ部と,前記収納部,カセット挿入排出部およ
    びドライブ部と対向して設けられかつカセットを授受可
    能に形成されたチェンジャ部と,前記カセット挿入排出
    部,ドライブ部およびチェンジャ部の動作を制御する制
    御部とを設けてなるテープ状媒体オートチェンジャ装置
    において, カセット挿入排出部を,対向して設けられた1対の上ガ
    イドおよび下ガイドにより外部に開口を臨ませたカセッ
    ト保持部を形成し,上ガイドをその奥側に設けられた支
    軸を介して回動可能に形成し,この上ガイドに前記カセ
    ット保持部に臨むようにかつ選択的に回転可能に形成さ
    れたローラを設けると共に,前記チェンジャ部を構成す
    るキャリッジに設けられた作動部材と係脱可能な突起部
    を設け,前記キャリッジの上下動と連動して前記作動部
    材と前記突起部との係合により前記突起部を介して前記
    上ガイドを回動させることにより前記ローラを介して前
    記カセットを選択的に付圧するように構成し,カセット
    保持部の開口端の近傍にドアとリンク部材とを設けると
    共に,このドアを常時は前記上ガイドとの干渉により非
    回動におよびカセット挿入時において前記上ガイドの回
    動により前記干渉が解除されて回動可能に形成し,また
    リンク部材を回動可能におよび一端を前記作動部材と他
    端を前記ドアと係脱可能にかつ前記作動部材との係合に
    より前記ドアを回動させるように形成したことを特徴と
    するテープ状媒体オートチェンジャ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7317592B2 (en) 2003-04-22 2008-01-08 Nec Corporation Automatic medium changer with carrier-pressure-operated mechanical auto lock/unlock mechanism

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US7317592B2 (en) 2003-04-22 2008-01-08 Nec Corporation Automatic medium changer with carrier-pressure-operated mechanical auto lock/unlock mechanism

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JPH0612754A (ja) 1994-01-21

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