JPH01151061A - ディスク自動交換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は文書情報、映像情報、音声情報などの大容量の
情報を記録するディスクを収めたディスクジャケットが
鉛直姿勢で横一列に多数収納される収納部と、水平姿勢
で装着されるディスクジャケットのディスクに対して情
報の読取りや書込みを行う記録再生部とを備え、必要な
ディスクジャケットを選択して収納部と記録再生部との
間で高速搬送するディスク自動交換装置に関するもので
ある。

従来の技術 このようなディスク自動交換装置では、例えば特開昭６
０−２４３８５９号公報で提案されているものが知られ
ている。

この従来例は、第５図に示すように、鉛直姿勢で多数の
ディスクジャケットａが横方向に収納される収納部すと
、水平姿勢でディスクジャケラ）ａが着脱される記録再
生部Ｃと、これら収納部す及び記録再生部Ｃとの間でデ
ィスクジャケラ）ａを入出可能に保持する保持体ｄと、
この保持体ｄを回転軸ｅまわりに鉛直姿勢から左右に夫
々９０°回動可能なように支持し且つ上下左右方向に案
内支持する移動機構部ｆと、前記保持体ｄを回動させる
駆動手段ｇとを備えている。

前記駆動手段ｇにはステッピングモータが用いられてお
り、保持体ｄを収納部すに対しては鉛直姿勢に、記録再
生部Ｃに対しては左又は右に回動した水平姿勢に位置決
めを行ってディスクジャケットａの入出を円滑に行うこ
とができるようにしている。

発明が解決しようとする問題点 しかし上記従来例ではステッピングモータを用いている
ため、パルス信号を発する駆動回路を含めると大変高価
であり、ディスク自動交換装置自体のコストがアップす
るという問題がある。

又ミスパルスにより誤動作が生じるおそれもある。

本発明は上記問題点に鑑み、機械的に保持体の位置決め
を行うことができて安価であり位置決めの信頼性が高い
ディスク自動交換装置を提供することを目的とするもの
である。

問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するため、保持体に対して進退
動するストッパを、保持体が略鉛直な姿勢となる位置で
保持体の回動を阻止するように移動機構部に配設する一
方、保持体に位置決め用係止部を設けると共に、前記移
動機構部に保持体の最大上昇位置で前記位置決め用係止
部に係合しこの保持体を鉛直姿勢に案内して拘束する保
合部を設けたことを特徴とする。

作用 上記構成において、保持体が水平姿勢で記録再生部から
ディスクジャケットを受取り収納部と対向する位置に移
動機構部によって移動させられる途中で、保持体は駆動
手段により鉛直姿勢に向って回動させられる。このとき
、ストッパが保持体に対して進出し、保持体が略鉛直な
姿勢となる位置で保持体の回動を阻止する。

これにより、保持体を略鉛直な姿勢に位置決めすること
ができる。

保持体が略鉛直な姿勢で移動機構部に案内支持されて最
大上昇位置に達すると、保持体の係合部が移動機構部の
位置決め用係止部に係合する。この保合時、係合部は位
置決め用係止部に案内されて保持体を鉛直姿勢に導く。

これにより、保持体を機械的に鉛直姿勢に位置決めする
ことができると共に、その姿勢に拘束することができる
。

保持体が鉛直姿勢で収納部との間でディスクジャケット
を受取り記録再生部と対向する位置に移動させられる際
は、保持体の係合部が位置決め用係止部から離脱すると
共に、ストッパが退入することにより、保持枠の回動に
対する拘束を解除することができる。

これにより、保持体を駆動手段によって鉛直姿勢から水
平姿勢に回動させることができる。

以上のように、保持体の駆動手段にパルス信号を必要と
するステッピングモータなどを用いず、機械的に保持体
の位置決めを行うことができるので、安価であり位置決
めの信頼性が高い。

実施例 本発明の実施例を、第１図ないし第４図に基き説明する
。

第４図に示す全体配置において、１は収納部で、文書情
報、映像情報、音声情報などの大容量の情報を記録する
ディスクが収められたディスクジャケットａを多数収納
する。２は記録再生部で、装着されるディスクジャケッ
トａのディスクに対して情報の書込みや読取りを行う。

収納部１はディスクジャケットａを鉛直姿勢で横一列に
多数収納し、ディスクジャケットａを入出するために前
面が開放されている。記録再生部２は収納部１の下方に
左右１対配設され、前面部にディスクジャケットａを入
出するための水平な入出口３が開設されている。

これら収納部１及び記録再生部２の前方位置に、ディス
クジャケラ）ａを入出可能に保持する口字状の保持枠（
保持体）４と、この保持枠４を回転軸５のまわりに鉛直
姿勢から左右に９０°回動可能なように支持する昇降台
６と、この昇降台６を上下動可能に案内支持すると共に
自ら左右方向に移動する移動体７とを配設している。

これら昇降台６及び移動体７は、本発明の移動機構部を
構成する。

移動体７は、装置前部に横設された上下１対のガイドロ
ッド８によって左右方向に案内される上部移動台９及び
下部移動台１０と、これら上下移動台９．１０を連結す
ると共に前記昇降台６を上下方向に案内支持する左右１
対のガイドロッド１１とを備えている。

この移動体７は、下部移動台１０に貫通螺合された送り
ネジ１２が移動用モータ１３でタイミングベルト１４を
介して回転駆動することにより、自ら左右方向に移動す
る。

昇降台６は、上部移動台９のタイミングプーリ１５と下
部移動台ｌＯのタイミングブー１月６とに巻回したタイ
ミングベルト１７に止着されている。この昇降台６は、
下部移動台１０に設けられた昇降用モータ１８により前
記タイミングベルト１７を介して上下方向に昇降させら
れる。尚、昇降台６の右側方には、昇降台６の昇降位置
を検出して前記モータ１８を制御するセンサ１９を、上
下移動台９．１０に取付けられたブラケット２０に設け
ている。

又第２図に示すように、昇降台６を上部移動台９上に設
けた定荷重ばね２１によって吊持している。この定荷重
ばね２１は薄板ばねを繰出し可能に捲締めたもので、上
部移動台９の上端両壁間に横設した水平軸４２によって
回転可能に支持され、定荷重ばね２１の外端部を昇降台
６に接続している。

これにより、定荷重ばね２１の繰出し量にかかわらず略
一定の荷重で保持枠４及び昇降台６の重量とのバランス
をとることができるので、昇降位置にかかわらず昇降台
６の昇降を円滑に行うことができる。

保持枠４は、第２図に示す鉛直姿勢において、上下枠部
内側に入出時のディスクジャケットａを案内支持する案
内溝２２と、この案内溝２２に沿ってディスクジャケッ
トａを入出動させる入出体２３と、この入出体２３を入
出方向に案内支持するガイドロッド２４とを備えている
。この保持枠４は、昇降台６に設けた正逆回転モータ（
駆動手段）２５によりタイミングベルト２６を介して回
転軸５のまわりに、−側が上向きの水平姿勢と他側が上
向きの水平姿勢との間で回動させられる。

前記入出体２３は、保持枠４の前部側方に設けた入出用
モータ２７により入出方向に配設したタイミングベルト
２８を介して移動させられる。又入出体２３の収納部１
及び記録再生部２側に、ディスクジャケラ）ａの前縁部
に形成された係合部すに係脱可能な引出し爪２９を備え
ている。この引出し爪２９は、前記係合部すに係合する
係合位置と係合を解除する離脱位置との間で、入出体２
３に設けたロータリソレノイドなどのアクチュエータ３
０によりリンク３１を介して回動させられる。

前記昇降台６の上面に、左右１対のソレノイド３２を配
設している。このソレノイド３２は保持枠４に対してピ
ン（ストッパ）３３を突出させるもので、保持枠４には
、第３図に示すように、前記ピン３３に当接してこの保
持枠４の回動を阻止する突片３４を設けている。尚、ソ
レノイド３２はピン３３を退入方向に付勢するコイルば
ね３５を備えている。

又昇降台６の左右両側に、第１図に示すように、前記突
片３４に当接するストッパ３６を取付けている。このス
トッパ３６は、保持枠４が鉛直姿勢から水平姿勢に回動
する際、保持枠４を水平姿勢に拘束する。尚、ストッパ
３６をねじで構成しているので保持枠４の水平姿勢を調
整することができる。

一方、前記上部移動台９の保持枠４を下方に臨む上端部
下面に、■溝状の位置決め用係止部３７を下方向きにし
て取付けると共に、保持枠４の鉛直姿勢時に上面となる
部位に、最大上昇位置で前記係止部３７に係入する断面
三角形状の係合部３８を設けている。この係止部３７は
係合部３８が係入することにより、保持枠４の鉛直姿勢
時の位置決めを確実に行うことができると共に、保持枠
４を鉛直姿勢に保持することができる。

下部移動台１０の下方に、移動体７が案内支持される左
右方向に沿って遮光板３９を取付けている。又下部移動
台１０の下端部には、前記遮光板３９を検知することに
よって保持枠４の回動を規制する投受光型の光センサ４
０を取付けている。この光センサ４０は保持枠４を回動
させる正逆回転モータ２５にメイン制御装置４１を介し
て接続され、前記遮光板３９を検知できない範囲にある
とき、すなわち保持枠４が案内支持される左右方向での
両側位置にあるとき前記モータ２５の駆動を規制し、遮
光板３９を検知できる範囲にあるとき、すなわち保持枠
４が両側位置にないときに前記規制を解除する。

以上のように構成したディスク自動交換装置の動作説明
を行う。

記録再生部２中のディスクジャケラ）ａを収納部１に収
納する際、保持枠４は水平姿勢で記録再生部２０入出口
３と対向する位置にあり、入出体２３が前記入出口３に
近接している。引出し爪２９は離脱位置にある。

記録再生部２からディスクジャケットａが図示しないロ
ーディング機構により入出口３を通して外部に排出され
ると、引出し爪２９が回動してディスクジャケットａの
保合部すに係入し、入出体２３がこのディスクジャケッ
トａを案内溝２２に沿って保持枠４内に引き込む。

このようにディスクジャケットａを保持した保持枠４は
、収納部１の所定位置に向けて、昇降台６によって収納
部ｌ側に昇降されると共に、移動体７によって左右方向
に移動される。

この搬送途中に保持枠４は、回転軸５のまわりに回動さ
れる。このとき例えば保持枠４が第１図時計方向に回動
すると、左右１対のソレノイド３２の内、第３図に示す
ように左側のソレノイド３２がビン３３を突出させ、右
側のソレノイド３２はビン３３を引込めて保持枠４の突
片３４に接触しない状態にある。

水平姿勢から鉛直姿勢に回動する保持枠４は、突出する
ビン３３に突片３４が当接することにより回動を阻止さ
れ、略鉛直な姿勢に位置決めされる。

保持枠４が昇降台６により最大昇降位置に達するとき、
保持枠４の保合部３８が上部移動体９の位置決め用係止
部３７に係入し、保持枠４は正確な鉛直姿勢に案内され
ると共に、その状態に保持される。

保持枠４の昇降に前後して移動体７が所定位置に達する
と、入出体２３がディスクジャケラ）ａを保持枠４から
収納部１の所定位置に挿入し、引出し爪２９が離脱位置
に回動することによりディスクジャケットａを鉛直姿勢
で収納部１内に収納することができる。

一方、必要なディスクジャケットａを収納部ｌから記録
再生部２に搬送する際は、鉛直姿勢に保持された保持枠
４が前記ディスクジャケラ）ａの対向位置に移動され、
引出し爪２９がディスクジャケットａの係合部すに係合
して入出体２３がディスクジャケラ）ａを保持枠４内に
引き込んで保持する。

次に保持枠４は下降させられると共に左右何れかの記録
再生部２の側に移動させられる。保持枠４が下降すると
、先ず保持枠４の係合部３８が上部移動体９の位置決め
用係止部３７から離脱し、保持枠４の鉛直姿勢への拘束
を解除することができる。又左右１対のソレノイド３２
は、少なくとも保持枠４の回動方向側のソレノイド３２
がピン３３を退入させている。

保持枠４は鉛直姿勢から右方、又は左方に回動されて水
平姿勢となるが、このとき保持枠４の突片３４が昇降台
６の右側、又は左側のストッパ３６に当接して保持枠４
の回動が阻止され、この保持枠４を水平姿勢に保持する
ことができる。

このようにして保持枠４は所定の記録再生部２の入出口
３と対向する位置に達し、ディスクジャケットａを記録
再生部２内に収容することができる。

以上の動作において、保持枠４の回動は、第３図に仮想
線で示すように、光センサ４０が遮光板３９を検知する
広い範囲において可能なので、ディスクジャケットａを
収納部１と記録再生部２との間で搬送する際、直線的に
最短距離で搬送してもその搬送途中で保持枠４を回動す
ることができる結果、ディスクジャケラｌ−ａの搬送に
要する時間を大幅に短縮することができる。

又本実施例では、ストッパ３３を左右１対配設すると共
に、これらストッパ３３に当接して保持枠４の回動を阻
止する突片３４を設けているので、保持体を一層鉛直な
姿勢に保持することができる。従って、保持枠４を円滑
に鉛直姿勢に案内することができる。

本発明は上記実施例に示す外、種々の態様に構成するこ
とがきる。

例えば上記実施例では保持体に突片を設けているが、ス
トッパが保持体自身に直接当接するようにしてもよい。

又上記実施例では移動機構部の位置決め用係止部が凹形
状で保持体の係合部の形状が凸形状であるが、係止部を
凸形状に保合部を凹形状にすることもできるし、配設位
置も任意である。

その外、保持体、移動機構部、駆動手段などは上記実施
例に示すものに限定されず、必要に応じて任意に設計す
ることができる。

又ディスクジャケットを収納部及び記録再生部と保持体
との間で入出する入出機構が上記実施例に示すものに限
定されないのは勿論である。

発明の効果 本発明は上記構成、作用を有するので、保持体の駆動手
段にパルス信号を必要とするステッピングモータなどを
用いず、機械的に保持体の位置決めを行うことができて
安価であり位置決めの信頬性が高いディスク自動交換装
置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の正面図、第２図はその縦断側
面図、第３図はその平面図、第４図はその全体配置図、
第５図は従来例の斜視図である。 １−−−−−−−−−−・−・−・−・−・−一−−−
−−−−−−−・収納部２・・−一−−−−−〜−−−
−−・−−一−−−−−−−−−−−−・−記録再生部
４・・〜・・−・・−・・−・・・−・−・−−一−−
−・・−保持体５・−・−・−・−・−・・−・・・−
・−・・−回転軸６．７−・・・−・−・−・−一−−
−−・・−−−ｍ−移動機構部２５−・−−−−−・・
−一−−−−−−−−−−−−−−−−−−・−駆動手
段３３・−・−・・−・−・・−・−・−−−−−−−
−−一−−−−・−・−ストッパ３７・−一一−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−・−・−・−位置決め
用係止部３８−・−−−−−一−・・−・−・−−−−
−一−−・−−−一−−−−−係合部ａ−−−−−・−
・−−−一−−−−−・・−・・−・−・・・−・−・
−ディスクジャケット。 代理人峨弁理士　中足　敏男　外１名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）鉛直姿勢で多数のディスクジャケットが横一列に
   収納される収納部と、水平姿勢でディスクジャケットが
   着脱される記録再生部と、これら収納部及び記録再生部
   との間でディスクジャケットを入出可能に保持する保持
   体と、この保持体を回転軸まわりに鉛直姿勢から左右に
   夫々９０゜回動可能なように支持し且つ上下左右方向に
   案内支持する移動機構部と、前記保持体を回動させる駆
   動手段とを備えたディスク自動交換装置において、 保持体に対して進退動するストッパを、保持体が略鉛直
   な姿勢となる位置で保持体の回動を阻止するように移動
   機構部に配設する一方、保持体に位置決め用係止部を設
   けると共に、前記移動機構部に保持体の最大上昇位置で
   前記位置決め用係止部に係合しこの保持体を鉛直姿勢に
   案内して拘束する係合部を設けたことを特徴とするディ
   スク自動交換装置。