JP2676907B2 - カセット装着装置 - Google Patents

カセット装着装置

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JP2676907B2
JP2676907B2 JP1110912A JP11091289A JP2676907B2 JP 2676907 B2 JP2676907 B2 JP 2676907B2 JP 1110912 A JP1110912 A JP 1110912A JP 11091289 A JP11091289 A JP 11091289A JP 2676907 B2 JP2676907 B2 JP 2676907B2
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【発明の詳細な説明】 以下の順序でこの発明を説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来の技術 D.発明が解決しようとする課題 E.課題を解決するための手段 F.作用 G.実施例 G1.カセット装着装置の概略 G2.装置本体 G3.アウタカセットホルダ G4.インナカセットホルダ G5.カセット押出し機構 G6.レバー戻し部材の位置規制手段 G7.押出しレバー変位手段 G8.リール台駆動機構 G9.各種検出センサと制御機構 G10.実施例の作用 H.発明の効果 A.産業上の利用分野 この発明はビデオテープレコーダ等に用いるカセット
装着装置に関する。
B.発明の概要 本発明は、装置本体に対してカセットホルダをカセッ
ト挿入・インクジェット位置とカセット装着位置の間で
移動可能に設け、この移動可能を水平ストロークと垂直
ストロークとで構成し、前記移動過程の中途位置に前記
アウタカセットホルダが位置することを検出するアウタ
ミッド位置検出センサを設け、前記アウタカセットホル
ダに対しインナカセットホルダをカセット挿入口側位置
とカセット装着側位置の間で水平移動可能に設け、前記
インナカセットホルダがカセット装着側位置に位置する
ことを検出するインナカセット装着側位置検出センサを
設け、前記インナカセットホルダを大きさの異なるカセ
ットを選択的に挿入可能に設け、前記カセットの種別を
検出するカセット種別検出センサを設け、この種別判別
結果に応じ前記装置本体に対して一対のリール台を移動
しその間隔を変位させるリール台移動機構を設け、その
一対のリール台の位置を検出するリール台位置検出セン
サを設け、前記インナカセットホルダに前記カセットが
挿入されると、前記アウタカセットホルダをカセット装
着位置へ移動し、前記インナカセットホルダをカセット
装着側位置へ移動すると共に前記カセット種別判別結果
に応じて前記リール台移動機構にて前記一対のリール台
を移動し、前記アウタミッド位置検出センサが前記アウ
タカセットホルダを検出すると、前記インナカセット装
着側位置検出センサが前記インナカセットホルダを検出
し、且つ、前記リール台位置検出センサが一対のリール
台が所定の位置に位置していることを検出した場合にの
み前記アウタカセットホルダのカセット装着位置への移
動続行を許容するべく構成することにより、リール台へ
のカセット装着の確実性、および高速化を図るものであ
る。
C.従来の技術 従来から第13図〜第16図に示すS・M・Lの三種類の
大きさの異なるカセット5を選択的に挿入可能なカセッ
ト装着装置1が知られている(特開昭60−76049号公
報)。
第13図および第14図において、カセット装着装置1
は、装置本体2に対してカセットホルダ50を第13図の実
線で示すカセット挿入・イジェクト位置Aと第14図の実
線で示すカセット装着位置Bの間で移動可能に設けてあ
る。このカセット挿入・イジェクト位置Aからカセット
装着位置Bへの移動を、カセット挿入方向に対し水平な
水平ストロークHSと、これと垂直な垂直ストロークVSに
て構成してある。前記カセット挿入・イジェクト位置A
では、装置本体2のカセット挿入口10から前記カセット
ホルダ50にカセット5を挿入・引き出し可能に設けてあ
る。前記装置本体2のカセット装着位置Bではベースプ
レート9の上面に、前記カセット5が装着される一対の
リール台51が配置されるとともに、一対の基準ピン13が
立設してある。そして、前記カセット装着過程の垂直ス
トロークVSでカセットホルダ50に保持されたカセット5
の下面の位置決め孔12に前記一対の基準ピン13が挿入さ
れ、カセット5は位置決めされるとともに、前記一対の
リール台51がL・M・Sカセットの種別を検出した信号
に基づいて所定の位置に移動し、このリール台51に装着
される。
D.発明が解決しようとする課題 ところで、L・M・Sカセット5のすべてに対応する
ためには、装置本体2はLカセット5を装着できる奥行
きに形成するとともに、カセットホルダ50はLカセット
をカセット挿入イジェクト位置Aとカセット装置位置B
間とを移動しなければならない。また、カセットホルダ
50は、Sカセットを挿入口から手で取り出せる奥行きが
ある為、水平ストロークが長くなり、カセット装着時間
が長くなるという問題点がある。
そこで、本発明は上記問題点を解決するためになされ
たもので、カセットローディングを高速化するととも
に、大きさの異なるカセットに対応させて確実にカセッ
トを装着させることを目的とする。
E.課題を解決するための手段 本発明は、装置本体に対してアウタカセットホルダを
カセット挿入・イジェクト位置とカセット装着位置の間
で移動可能に設け、このカセット挿入・イジェクト位置
からカセット装着位置への移動をカセットの挿入方向に
対して平行な水平ストロークとこれと垂直な垂直ストロ
ークで構成し、カセット挿入・イジェクト位置とカセッ
ト装着位置間の移動過程の中途位置に前記アウタカセッ
トホルダが位置することを検出するアウタミッド位置検
出センサを設け、前記アウタカセットホルダに対して前
記インナカセットホルダを前記カセットの挿入方向でカ
セット挿入口側位置とカセット装着側位置の間で移動可
能に設け、前記インナカセットホルダがカセット装着側
位置に位置することを検出するインナカセット装着側位
置検出センサを設け、前記インナカセットホルダを大き
さの異なる前記カセットを選択的に挿入可能に設け、前
記インナカセットホルダに挿入された前記カセットの種
別を検出するカセット種別検出センサを設け、このカセ
ット種別検出センサの種別判別結果に応じて前記装置本
体に対して一対のリール台を移動して一対のリール台間
隔を変位させるリール台移動機構を設け、この一対のリ
ール台の位置を検出するリール台位置検出センサを設
け、前記アウタカセットホルダがカセット挿入・イジェ
クト位置でかつ前記インナカセットホルダがカセット挿
入口側位置にあるといに前記インナカセットホルダに前
記カセットが挿入されると、前記アウタカセットホルダ
をカセット装着位置へ移動し、前記インナカセットホル
ダをカセット装着側位置へ移動すると共に前記カセット
種別検出センサの種別判別結果に応じて前記リール台移
動機構にて前記一対のリール台を移動し、前記アウタミ
ッド位置検出センサが前記アウタカセットホルダを検出
すると、前記インナカセット装着側位置検出センサが前
記インナカセットホルダを検出し、且つ、前記リール台
位置検出センサが一対のリール台が所定の位置に位置し
ていることを検出した場合にのみ前記アウタカセットホ
ルダのカセット装着位置への移動続行を許容するべく構
成したものである。
F.作用 カセットローディング過程では、アウタカセットホル
ダからカセット挿入・イジェクト位置からカセット装着
位置へ移動するとともに、インナカセットホルダもアウ
タカセットホルダに対し、カセット挿入口側位置からカ
セット装着側位置へ移動し、かつ、一対のリール台もリ
ール台移動機構にてカセットの種別に応じた所定位置へ
移動する。
そして、アウタカセットホルダがカセット挿入・イジ
ェクト位置とカセット装着位置との中途位置まで移動す
ると、アウタミッド位置検出センサがアウタカセットホ
ルダがこの中途位置にあることを検出する。すると前記
インナカセット装着側位置検出センサが前記インナカセ
ットホルダを検出し、且つ、前記リール台位置検出セン
サが一対のリール台が所定の位置に位置していることを
検出した場合にのみ前記アウタカセットホルダのカセッ
ト装着位置への移動続行を許容する。
G.実施例 以下、この発明の一実施例を第1図〜第12図に基づい
て詳述する。
G1.カセット装着装置の概略 第1図および第3図において、カセット装着装置1
は、装置本体2と、装置本体2に対しカセット挿入・イ
ジェクト位置Aとカセット装着位置B間を移動するアウ
タカセットホルダ3と、このアウタカセットホルダ3に
対し、カセット挿入口側位置Xとカセット装着側位置Y
間とを水平移動するインナカセットホルダ4と、カセッ
ト5を押出するカセット押出し機構と、カセットの大き
さに対応してリール台を移動させるリール台移動機構33
と各種検出センサと制御機構とを備えている。
G2.装置本体 第2図および第3図において、カセット装着装置1の
装置本体2は箱状の剛性を有する金属からなり、その底
部にはベースプレート9が設けられている。
前記装置本体2の前面にはカセットを挿入するためカ
セット挿入口10が設けられている。このカセット挿入口
10は大きさの異なるL・M・Sカセット5を選択的に挿
入・イジェクト可能なカセットガイド11が設けてある。
前記装置本体2の両側壁2aにはアウタカセットホルダ3
を移動自在にガイドするための3本の逆L字状のアウタ
ガイド溝15が形成されている。
G3.アウタカセットホルダとその駆動機構 第1図および第4図において前記アウタカセットホル
ダ3は両側板3aとその上端を連結する天井板3bとを備え
ている。前記両側板3aには、前記インナカセットホルダ
4をガイドするための2本の直線状のインナガイド溝3c
が形成されるとともにその外側にはそれぞれ3個のガイ
ドローラー14を有している。これらのガイドローラ14
が、前記装置本体側壁2aに形成された逆L字状のアウタ
ガイド溝15内に移動自在に嵌合し、アウタカセットホル
ダ3は、前記アウタガイド溝15に案内され、第3図に示
すように水平ストロークHSと、これに垂直な垂直ストロ
ークVSを移動することにより、前記カセット挿入・イジ
ェクト位置Aとカセット装着位置B間とを移動可能に支
持されている。
また第1図および第4図において、前記アウタカセッ
トホルダ3の両側板3aにはそれぞれL型のアウタラック
16が一体的に設けられ、このまアウタラック16にはピニ
オン17が歯合している。このピニオン17は前記装置本体
2の側壁aに回動自在に支持され、複数のギヤ郡81〜89
を介してアウタ駆動モーター48により駆動される。この
アウタ駆動モーター48が正逆回転すると、前記アウタカ
セットホルダ3は前記ガイド溝15にガイドされるととも
に、前記ピニオン17とL型のアウタラック16を介して、
前記カセット5の挿入方向に対して水平な水平移動(水
平ストローク)と、これに垂直な垂直移動(垂直ストロ
ーク)を行い、前記装置本体2に対し、カセット挿入・
イジェクト位置Aとカセット装着位置B間とを可逆移動
する。
G4.インナカセットホルダとその駆動機構 第1図において前記インナカセットホルダ4は、断面
が矩形状に形成され、その天井部4c(第1図中下方)の
両端には平板状のインナラック20を有している。
前記インナカセットホルダ4の両側板4bにはそれぞれ
2個のガイド突起4cが形成されている。このガイド突起
4cは、前記アウタカセットホルダ3の両側板3aの直線状
のインナガイド溝3cに摺動自在に嵌合し、前記インナカ
セットホルダ4はアウタカセットホルダ3対し水平移動
可能に支持されている。
また、前記アウタカセットホルダ3の両側板3aの天井
部3b側(第1図中下端)には回転軸18が架けわたされ、
回転自在に支持されている。この回転軸18の両端にはピ
ニオン19が設けられ、前記インナラック20に歯合してい
る。第4図に示すように前記ピニオン19を複数のギヤ郡
90〜94を介して駆動するインナ駆動モーター49が前記ア
ウタカセットホルダ3に設けられている。このインナ駆
動モーター49が正・逆回転すると、前記インナカセット
ホルダ4は、ピニオン19とインナラック20を介してアウ
タカセットホルダ3に対しカセット挿入口側位置Xとカ
セット装着側位置Y間とを相対的に水平移動する。
G5.カセット押出し機構 第5図において、インナカセットホルダ4の底部4b
(図中上側)のカセット装着側位置Yの底面には前記カ
セット5を押出す一対の押出しレバー21が、回動自在に
設けられ、第5図の実線で示すカセット挿入非完了位置
Oと仮想線で示す挿入完了位置Pの間で移動可能となっ
ている。
この押出しレバー21の中央は支軸22により前記底部4b
に回動自在に支持され、先端部には押出ピン23が立設さ
れ、後端部には係合ピン24が設けられている。また、前
記後端部には検知部25が一体的に形成され、この検知部
25が、インナカセットホルダ4の底部4bに設けられたカ
セットイン検出センサ26内の被検出空間に位置(IN)す
ることによりインナカセットホルダ4にカセット5が挿
入完了したことを検出する。前記押出しレバー21は、そ
の先端部が引張りコイルばね27に付勢されることにより
カット挿入非完了位置Oに位置され、後端部の前記検知
部25はカセット挿入検出センサ26の被検出空間内に位置
しない(OUT)状態となっている。前記押出しレバー21
はインナカセットホルダ4にカセット5を挿入する挿入
ストロークでカセット挿入非完了位置Oからカセット挿
入完了位置Pへ移動するようになっている。一方、前記
アウタカセットホルダ3の両側板3aには前記押出しレバ
ー21をカセットイジェクト過程の水平ストロークでカセ
ット挿入完了位置Pからカセット挿入非完了位置Oへ移
動させるレバー戻しカム(レバー戻し部材)28が設けて
ある。このレバー戻しカム28は支軸29により前記両側板
3aに回動可能に設けられ、前記支軸29に巻付けられたつ
る巻ばね30により、中央に位置するように付勢されてい
る。前記レバー戻しカム28は、平面形状の先端部が中央
側へ突出し、その両側面にはテーパ部28aが形成される
とともに、その基端部の前記カセット挿入口10側には係
止突起28bが延設されている。この係止突起28bが、アウ
タカセットホルダ3に立設したカムストッパ31に係止さ
れ、レバー戻しカム28はのカセット挿入口側位置Xへの
回動が規制されている。即ち、前記レバー戻しカム28
は、第6図の仮想線で示すように、カセット装着側位置
Yへは回動するが、実線で示す如くカセット挿入口側位
置Xには回動しない。従って、カセット5が挿入された
インナカセットホルダ4がアウタカセットホルダ3に対
しカセット装着側装置Yへ移動する時は、レバー戻しカ
ム28は仮想線で示すように回動し、そのままインナカセ
ットホルダ4は移動を続ける。カセットイジェクト過程
において、インナカセットホルダ4がアウタカセットホ
ルダ3に対しカセット挿入口側位置Xへ水平移動する
と、実線に示すように、押出しレバー21の係合ピン24が
前記レバー戻しカム28のテーパ面28aに押圧され、前記
支軸22を中心に回動して、カセット挿入完了位置Pから
カセット挿入非完了位置Oへ移動し、カセット5を押出
す。
G6.レバー戻し部材の位置規制手段 第2図および第6図において、装置本体2の両側壁2a
には位置規制部材(位置規制手段)70がそれぞれ設けら
れている。この各位置規制部材70は前記側壁2aの中央に
ねじにより固着された支持部71と、この支持部71に回転
自在に支持されたローラ72とから成る。この各ローラ72
の周面は前記アウタカセットホルダ3の両側板に近接し
た位置に配置されている。
第6図に示すように、前記カセットイジェクト過程の
水平ストロークで、前記押出しレバー21の係合ピン24が
前記レバー戻しカム(レバー戻し部材)28のテーパー面
28aに押圧される。その反作用にて前記レバー戻しカム2
8およびこのレバー戻しカム28が取付けられたアウタカ
セットホルダ3の両側板3aには外側へ押し開く力が作用
する。第1図に示した如く、このアウタカセットホルダ
3は、両側板3aとこれを連結する天井部3bとからなって
おり、底部が設けられていないため、両側板3aに外側へ
押圧する力が作用すると、前記両側板3aは外側へ撓みや
すい構造となっているが、前記位置規制部材70のローラ
72に支持され、両側板3aおよびレバー戻しカム28が外側
へ撓むことが防止される。また、水平移動するアウタカ
セットホルダ3の両側板3aを、ローラ72が回転しながら
支持するのでこのローラ72と両側板3aとの間の摩擦は小
さく、前記アウタカセットホルダ3の移動を妨げない。
また、この位置規制部材70により前記アウタカセットホ
ルダ3がカセット挿入、イジェクト位置Aで、その側板
の位置規制がなされる。
G7.押出しレバー変位手段 第1図および第8図において、アウタカセットホルダ
3には、両側板3aのカセット装着側位置Yの近傍に一対
の押出しレバー変位ストッパ(押出しレバー変位手段)
32が中央方向へ突出している。この押出しレバー変位ス
トッパ32は、第8図に示すように、カセット5を挿入し
ないでインナカセットホルダ4がアウタカセットホルダ
3のカセット装着側位置Yへ移動した際、前記押出しレ
バー21の係合ピン24が突き当たり、押出しピン23の位置
が基準ピン13の上方と略一致してしまうので、カセット
挿入非完了位置Oにある押出しレバー21をカセット挿入
非完了位置O以外の位置(カセット挿入非完了位置Oと
カセット挿入非完了位置との中間位置Q)へ変位させる
位置に設けてある。このように押出しレバー変位ストッ
パ32を、前記押出しレバー21が前記中間位置Qまでしか
回動しないように配置したのは、押出しレバー21をカセ
ット挿入完了位置Pまで移動させると、検知部25がカセ
ットイン検出センサ26の被検出空間に位置(IN)してし
まい、カセット5が装着されていないにもかかわらず、
オートテープローディングがスタートしてしまうので、
これを防止するためである。
而して、アウタカセットホルダ4が水平ストロークか
ら垂直ストロークに移動し、カセット装着位置Bにまで
下降しても前記押出しレバー21が前記基準ピン13の上に
乗り上げることが防止され、前記基準ピン13は損傷を受
けない。
G8.リール台駆動機構 リール台駆動機構33は、第5図に示すように、一対の
リール台34a,34bを有し、この一対のリール台34a,34bが
ベースプレート9のレール部材35にてハの字状に移動可
能に設けられている。一対のリール台34a,34bにはベル
ト固定部材36がそれぞれ設けられ、この各ベルト固定部
材36にタイミングベルト37がそれぞれ取付けられてい
る。この各タイミングベルト37はウォームホイール38と
ギア体39との間に掛けられており、この一対のウォーム
ホイール38が左右対称位置でウォームギア40に噛み合っ
ている。このウォームギア40がリール台モータ41の回転
軸に固着されている。又、前記ウォームホイール38の軸
には平歯車(図示せず)が共に固定され、この平歯車に
はエンコーダ(リール台位置検出センサ)42の回転部が
噛み合っている。このエンコーダ(リール台位置検出セ
ンサ)42の出力はCPUに送出される。面して、リール
台、モータ41が回転するとウォームギア40が回転して一
対のウォームホイール38が互いに反対方向に回転する。
すると、タイミングベルト37が互いに反対方向に移動し
て一対のリール台34a,34bがa方向に又はb方向に移動
する。この一対のリール台34a,34bの移動位置がエンコ
ーダ(リール台位置検出センサ)42の出力にてCPUが判
別し、CPUがリール台モータ41を第5図にて一点鎖線で
示すSカセット装着位置、第5図にて実線で示すMカセ
ット装着位置および第5図にて二点鎖線で示すLカセッ
ト装着位置に停止制御できるよう構成されている。
G9.各種検出センサと制御機構 カセットイン検出センサ 第1図、第5図において、インナカセットホルダ4の
底部にはカセットイン検出センサ26が設けてある。前記
押出しレバー21の後端部には前記カセットイン検出セン
サ26の被検出空間に位置(IN)または位置しない(OU
T)検知部26が設けてある。前記押出しレバー21がカセ
ット挿入完了位置Pに位置すると、前記検出部25はカセ
ットイン検出センサ26の被検出空間にINし、カセットイ
ン検出センサ26の出力が0になる。また、押出しレバー
21がカセット挿入非完了位置O側へ移動し、前記検出部
25がカセットイン検出空間に位置しない(OUT)状態で
は、カセットイン検出センサの出力は1となる。
カセット判別検出センサ 第1図および第5図において、前記インナカセットホ
ルダ4の底部4bにはMカセット判別センサ55が設けてあ
る。
第11図(A)に示すように、インナカセットホルダ4
には実線で示す如く検知レバー55bが回動自在に設けら
れ、ばね55cにより常時インナカセットホルダ4内に突
出するように付勢され、前記Mカセット判別センサ55の
被検出空間内に位置(IN)し、その出力が0となり、M
カセット5が挿入されていないことを判別する。Mカセ
ット5がインナカセットホルダ4内に挿入された場合
は、仮想線で示す如く、検知レバー55bはばね力に抗し
て回動し、被検出空間に位置しない(OUT)の状態とな
り出力が1となる。
第5図において、Lカセット判別センサ56はアウタカ
セットホルダ3の下端部に設けられ、前述したMカセッ
ト判別センサ55と同様の構造となっている。すなわち、
第11図(A)に示すように、Lカセット5の非挿入時は
Lカセット判別センサ56の被検出空間に検知しレバー56
bが位置(IN)し、出力が0となっている。そしてLカ
セット挿入時はLカセット判別センサ56の被検出空間に
検知レバー56bが位置しない(OUT)の状態となり出力は
1となる。
アウタカセット挿入・イジェクト位置検出センサ 第1図および第11図(B)において、装置本体2のカ
セット挿入口10側の端部にアウタカセットホルダ3が前
記カセット挿入・イジェクト位置Aに位置することを検
出するアウタカセット挿入・イジェクト位置検出センタ
63が設けてある。このアウタカセット挿入・イジェクト
位置検出センサ63の被検出空間に位置(IN)し、または
位置しない(OUT)検知レバー63aが、装置本体2の側壁
2aに回動自在に設けられ、ばね63bにより、常時前記被
検出空間に位置しない(OUT)方向に付勢されている。
一方前記アウタカセットホルダ3の挿入口10側の端部に
は検知突起63cが設けられ、アウタカセットホルダ3が
カセット挿入・イジェクト位置A側に移動すると前記検
知突起63cが検知レバー63aをばね力に抗して回動させ
る。そしてこの検知レバー63aが前記アウタカセット挿
入・イジェクト検出センサ63の被検出空間に位置(IN)
し、その出力が0となる。アウタカセットホルダ3がカ
セット装置位置B側へ移動すると、前記検知レバーが、
ばね63bの復帰力によりアウタカセット挿入・イジェク
ト検出センサ63の被検出空間に位置しない(OUT)状態
となり、その出力が1となる。
アウタミッド位置検出センサ 第1図および第11図(B)において、装置本体2の側
壁2aには前記アウタカセットホルダ3が、水平ストロー
ク(HS)から垂直ストローク(VS)へ変化する直前の位
置(アウタミッド位置)から、垂直ストローク(VS)の
位置の間にあることを検出するアウタミッド位置検出セ
ンサ58が設けてある。前記装置本体2の側壁2aの前記ア
ウタガイド溝15の近傍には略T字状の検知レバー58aの
一端が回動自在に支持され、他端側の検知部58bは常時
前記アウタミッド位置検出センサ58の被検出空間に位置
しない(OUT)方向(装着位置B側)へばね58dにより付
勢され、その出力は1となっている。前記検知レバー58
aの略中間部には、前記アウタガイド溝15の湾曲部15bか
ら垂直部15cと略同一形状の検出カム部58cが突出してい
る。このカム部58cは前記ばね58dにより、常時前記アウ
タガイド溝15の水平部15aから垂直部15cに変わる直前の
位置から垂直部15cの部分にまたがり前記アウタガイド
溝15内に突出している。
そして、アウタカセットホルダ3が水平ストロークHS
から垂直ストロークVSに変わる直前の位置で、アウタカ
セットホルダ3のガイドローラ14が前記アウタガイド溝
15内で前記検出カム部58cをばね58dの復帰力に抗して押
圧し前記検知部58bが前記アウタミッド位置検出センサ5
8の被検出空間に位置(IN)し、その出力1→0とな
る。前記アウタカセットホルダ3が前記アウタミッド位
置とカセット装着位置との間に位置する時、即ち、ガイ
ドローラ14が垂直部15cと湾曲部15bとの間に位置する時
は、前記検知カム部58cを押圧し前記被検出空間に位置
(IN)し続けるので、その出力は0の状態が続く。アウ
タカセットホルダ3が前記アウタミッド位置から水平ス
トロークに移動、即ち、ガイドローラ14がアウタガイド
溝15の水平部15aに移動すると再び検知レバー58は、ば
ね58dの復帰力により回動し、検知部58cは被検出空間か
ら位置しない(OUT)状態となり、アウタミッド位置検
出センサ58の出力し0→1となる。
アウタカセットホルダダウン位置検出センサ 第1図および第11図(B)において、装置本体2の側
壁2aの底部側には、アウタカセットホルダ3がカセット
装置位置Bに位置したことを検出するアウタカセットホ
ルダダウン位置検出センサ60が設けてある。一方、前記
アウカセットホルダ3のラック16の側面に検知部60aが
一体成形されている。前記アウタカセットホルダ3が垂
直に下降移動してカセット装置位置Bに位置すると前記
検知部60aがアウタカセットホルダダウン位置検出セン
サ60の被検出空間に位置(IN)し、その出力が1→0と
なる。再びアウタカセットホルダ3が上昇して前記検知
部60aが前記被検出空間に位置しない(OUT)状態になる
とその出力は1となる。
インナカセットホルダ挿入口側位置検出センサ アウタカセットホルダ3の挿入口側位置Xには、イン
ナカセットホルダ挿入口側位置検出センサ57が設けてあ
る。一方、インナカセットホルダ4の挿入口10の反対側
には検知部59aが設けてあり、この検知部59aが前記イン
ナカセットホルダ挿入口側位置検出センサ57の被検出空
間に位置し(1N,出力0)、または位置しない(OUT,出
力1)ことによりインナカセットホルダ4がカセット挿
入口側位置Xに位置するか否かを検出する。
インナカセットホルダ装着側位置検出センサ 第1図において、アウタカセットホルダ3のカセット
装着側位置Yにはインナカセットホルダ装置側位置検出
センサ59が設けてある。一方、インナカセットホルダ4
の挿入口10の反対側に設けた前記検知部59aが前記イン
ナカセットホルダ装置位置検出センサ59の被検出空間に
位置し(IN,出力0)、または位置しない(OUT,出力
1)ことによりインナカセットホルダ4がカセット装着
側位置Yに位置するか否かを検出する。
リール台位置検出センサ(エンコーダ) 第9図において、駆動モータ41の回転力がウォームギ
ヤ40およびウォームホイール38を介してエンコーダ(リ
ール台位置検出センサ)42の回転部に伝達され、このエ
ンコーダ(リール台位置検出センサ)42の回転パルスに
よってリール台34a,34bの位置が検出される。そして、
Sカセットの場合はエンコーダ(リール台位置検出セン
サ)42の番地がO,Mカセットでは番地が128、Lカセット
では256に設定してある。
各種センサと駆動モータの制御機構 第12図のタイミングチャートに示すように、各種駆動
モータは検出センサの信号に基づきCPUにより駆動制御
される。即ち、カセットイン検出センサ26の出力が1→
0になるとカセット挿入を検出し、アウタ・インナ駆動
モータ48,49およびリール台駆動モータ41を同時に駆動
させる。インナのカセット装着側位置検出センサの出力
が1→0になるとインナ駆動モータを停止させる。ま
た、カセットイン検出センサ26およびM−Lカセット判
別センサ55,56にてその種類を判別する。即ち、カセッ
トイン検出センサ26の出力が1→0で、かつ、M・Lカ
セット判別センサ55,56の両者の出力が0→1の時はL
カセット5であることを判別する。カセットイン検出セ
ンサ26の出力が1→0で、かつ、Mカセット判別センサ
55が0→1、Lカセット判別センサ56が1の時はMカセ
ットであることを判別する。L−Mカセット判別センサ
55,56が1でカセットイン検出センサ1→0の時Sカセ
ットであることを判別する。このカセット5の種類の検
出に基づき、前記エンコーダ(リール台位置検出セン
サ)42の番地がS=0,M=128,L=256になるようにリー
ル台駆動モータ41を駆動制御する。次にアウタミッド位
置検出センサ58の出力が1→0に変わるK点において、
インナカセット装着側位置検出センサ59の出力が1→0
で、前記エンコーダ(リール台位置検出センサ)42の番
地がカセットの種類に応じた値であることを確認した
後、アウタ駆動モータ48をさらに駆動する。前記K点に
て、インナのカセット装着側位置検出センサの出力が1
→0になっていない場合、又は、エンコーダ(リール台
位置検出センサ)42の番地がカセットの種類に応じた値
になっていない時は、アウタ駆動モータ48を停止させ、
前記2つの条件が満たされた後、アウタ駆動モータ48を
駆動し、カセット5をカセット装置位置Bに下降させ
る。この制御機構を設けたことによりインナカセットホ
ルダ4,アウタカセットホルダ及びリール台34a,34bを同
時駆動させてカセット装着を行うとともに、前記アウタ
ミッド位置検出センサ58にてインナカセットホルダ4お
よびリール台34a,34bを所定の位置に駆動させたことを
確認した後、アウタカセットホルダ3を垂直に下降させ
カセット装着位置Bに移動させるので、カセット装着の
高速化および安全性・確実性を確保できる。
アウタカセットホルダダウン位置検出センサ60の出力
が1→0になるとアウタ駆動モータを停止させ、オート
テープローディングをスタートさせる。
次にテープローディングが終了した後、カセットアン
ローディングをスタートさせると、アウタ駆動モータ48
が逆転駆動し、アウタミッド位置検出センサ58の出力が
T点で0→1に変換すると、S・Mカセットの場合は1
点鎖線および2点鎖線で示すようにアウタ駆動モータ48
を逆転駆動させるとともに、インナ駆動モータ49も逆転
駆動させる。インナカセット挿入口側位置検出センサ57
とアウタカセット挿入、イジェクト位置検出センサ63の
出力が1→0になるとアウタ・インナ駆動モータ48,49
を停止させる。また、前記アウタミッド位置検出センサ
58の出力が0→1に変換するT点にて、Lカセットであ
ることが検出されると、アウタ駆動モータ48を停止さ
せ、インナ駆動モータ49のみを駆動させるよう制御機構
を設けてある。その結果、Lカセット5のイジェクト時
に、アウタカセットホルダ3は停止したままで、インナ
カセットホルダ4のみが移動するので、Lカセット5の
カセット挿入口10からの排出量がMカセット5と略同じ
になる。
G10.実施例の作用 以下、上記構成の作用について説明する。
アウタカセットホルダ3ガカセット挿入・イジェクト
位置A、インナカセットホルダ4がカセット挿入口側位
置Xにある場合に、第5図に示すように、カセット5を
挿入すると、先ず、カセット5の先端面が押出しレバー
21の先端に当接する。コイルバネ27に抗してカセット5
をさらに挿入すると、カセット5の移動と共に押出しレ
バー21がセット挿入完了位置P側へ回動する。カセット
5がカセット挿入完了位置Pまで挿入されるとカセット
5が図示しない係止手段にて支持されると共に押出しレ
バー21がカセット挿入完了位置Pに位置する。すると、
検知部25がカセットイン検出センサ26の被検出空間に位
置してカセットイン検出センサ26の出力が1→0に変換
される。
ここで、第10図に示すように、挿入したカセットがS
カセット5の場合には、カセットイン検出センサ26のみ
が出力を1→0へ変位することにより、Sカセット5が
挿入されたこと及びカセット5がカセット挿入完了位置
PにあることをCPUが認識する。また、Mカセット5の
場合には、Mカセット判別センサ55の出力が0→1へ変
位することによりMカセット5が挿入されたことをCPU
が認識すると共にカセットイン検出センサ26の出力が1
→0へ変位されることによりカセットがカセット挿入完
了位置PにあることをCPUが認識する。さらに、Lカセ
ット5の場合には、Lカセット判別センサ56の出力が0
→1へ変位することによりLカセット5が挿入されたこ
とをCPUが認識すると共にカセットイン検出センサ26の
出力が1→0へ変位されることによりカセット5がカセ
ット挿入完了位置PにあることをCPUが認識する。
カセットイン検出センサ26の出力によりカセット5が
挿入されたことを認識すると、CPUはインナカセット駆
動モータ49とアウタカセット駆動モータ48を駆動させ
る。すると、この水平移動時において、押出しレバー21
がレバー戻しカム28に接触するが、レバー戻しカム28が
押出しレバー21の移動を許容する方向に回転する。そし
て、押出しレバー21がカセット挿入完了位置Pに位置し
たままでアウタカセットホルダ3とインナカセットホル
ダ4が移動する。そして、インナカセット装着側位置検
出センサ57の出力が1→0に変わるとインナカセット駆
動モータ49が停止されてインナカセットホルダ4はカセ
ット装着側位置Yに位置する。
一方、CPUは前記アウタカセットホルダ3およびイン
ナカセットホルダ4の駆動と同時に挿入されたカセット
5の種別に応じてリール台モータ41を駆動しリール台34
a,34bをカセット5の種別に応じた位置へ移動する。ま
た、アウタミッド位置検出センサ58の出力が1→0に変
わると、CPUは、インナカセット装着側位置検出センサ5
9の出力及びエンコーダ(リール台位置検出センサ)42
の出力をチェックする。そして、インナのカセット装着
側位置検出センサ59がインナカセットホルダ4を検出し
(出力O状態)、且つ、エンコーダ42は一対のリール台
34a,34bが所定の位置に位置していることを検出(エン
コーダ42の出力が所定番地)している場合にのみアウタ
カセットのアウタ駆動モータ48が駆動状態に維持され
る。それ以外のきにはアウタ駆動モータ48を停止させ、
上記両方の条件が満足されて始めてアウタ駆動モータ48
の駆動を再開する。そして、アウタ駆動モータ48はアウ
タカセットホルダダウン位置検出センサ60がアウタカセ
ットホルダ3を検出する(出力が1→0に変位)まで駆
動され、アウタカセットホルダ3はカセット装着位置B
で停止される。このカセット装着過程の垂直ストローク
VSの後半において、基準ピン13がセット5の位置決め孔
12に挿入されてカセット5はカセット装着位置に位置決
めされた状態で装着される。
カセット5がカセット装着位置に位置されると、テー
プローディング動作が実行され、選択モードに応じて記
録・再生・等がなされる。
そして、イジェクトモードが選択されると、テープア
ンローディング動作が実行された後に、アウタ駆動モー
タ48が駆動されてアウタカセットホルダ3が上昇され
る。アウタミッド位置検出センサ58の出力が0→1に変
位すると、CPUは挿入されているカセット5がLカセッ
ト5の場合にはアウタ駆動モータ48を停止させる。そし
て、インナ駆動モータ49を駆動してカセット挿入口側位
置Xへ移動する。
また、CPUは挿入されているカセット5がM又はSカ
セット5,5の場合には、アウタ駆動モータ48を駆動して
アウタカセットホルダ3をカセット挿入・イジェクト位
置A側へ移動すると共にインナ駆動モータ49を駆動し
て、インナカセットホルダ4をカセット挿入口側位置X
へ移動する。そして、第6図に示すように、この水平移
動時において、押出しレバー21がレバー戻しカム(レバ
ー戻し手段)28に当接して押出しレバー21がセット挿入
完了位置Pからカセット非完了位置Oへ回動する。する
と、この押出しレバー21の回動でカセット5か所定量だ
けカセット挿入口10から排出される。寸法の大きいLカ
セット5はアウタカセットホルダ3が水平移動しないた
めに必要以上にカセット挿入口10から飛び出すことがな
い。
また、押出しレバー21がレバー戻しカム28に当接して
回動する動作時にはレバー戻しカム28は押出しレバー21
から反力を受けるために両側の側板3cが外方向にたわも
うとするが、側板3cが位置規制部材71にて位置規制され
ているため、たわむことがない。そのため、押出しレバ
ー21はレバー戻しカム28に十分に当接して回動され、カ
セット5の押出し動作が確実に行われる。
一方、テストモードやマニュアル動作等カセット5を
挿入しない状態でインナ及びアウタカセットホルダ4,3
のみを動作させた場合は、インナカセットホルダ4及び
アウタカセットホルダ3は上記と略同様にしてカセット
装着動作及びカセットイジェクト動作が実行される。そ
して、カセット装着動作時のインナカセットホルダ4の
カセット挿入口側位置Xからカセット装着側位置Yへの
移動時において、押出しレバー21の後端が押出しレバー
変位手段32に当接して押出しレバー21がカセット挿入非
完了位置からOカセット挿入非完了位置10とカセット挿
入完了位置Pとの間の位置に変位される。そして、押出
しレバー21がこの位置に位置した状態でアウタカセット
ホルダ3が水平移動の後に垂直移動へ移行して装着位置
Bに位置される。従って、ベースプレート9に立設して
いる基準ピン13に押出しレバー21が接触して基準ピン13
が押出しレバー21が損傷することがない。
H.発明の効果 本発明は、装置本体に対してアウタカセットホルダを
カセット挿入・イジェクト位置とカセット装着位置との
間で移動可能に設け、このカセット挿入・イジェクト位
置からカセット装着位置への移動をカセットの挿入方向
に対して平行な水平ストロークとこれと垂直な垂直スト
ロークで構成し、カセット挿入・イジェクト位置とカセ
ット装着位置間の移動過程の中途位置に前記アウタカセ
ットホルダが位置することを検出するアウタリミッド位
置検出センサを設け、前記アウタカセットホルダに対し
て前記インナカセットホルダを前記カセットの挿入方向
でカセット挿入口側位置とカセット装着側位置の間で移
動可能に設け、前記インナカセットホルダがカセット装
着側位置に位置することを検出するインナカセット装着
側位置検出センサを設け、前記インナカセットホルダを
大きさの異なる前記カセットを選択的に挿入可能に設
け、前記インナカセットホルダに挿入された前記カセッ
トの種別を検出するカセット種別検出センサを設け、こ
のカセット種別検出センサの種別判別結果に応じて前記
装置本体に対して一対のリール台を移動して一対のリー
ル台間隔を変位させるリール台移動機構を設け、この一
対のリール台の位置を検出するリール台位置検出センサ
を設け、前記アウタカセットホルダがカセット挿入・イ
ジェクト位置でかつ前記インナカセットホルダがカセッ
ト挿入口側位置にあるときに前記インナカセットホルダ
に前記カセットが挿入されると、前記アウカセットホル
ダをカセット装着位置へ移動し、前記インナカセットホ
ルダをカセット装着側位置へ移動すると共に前記カセッ
ト種別検出センサの種別判別結果に応じてリール台移動
機構にて前記一対のリール台を移動し、前記アウタミッ
ド位置検出センサが前記アウタカセットホルダを検出す
ると、前記インナカセット装着側位置検出センサが前記
インナカセットホルダを検出し、且つ、前記リール台位
置検出センサが一対のリール台が所定の位置に位置して
いることを検出した場合にのみ前記アウタセットホルダ
のカセット装着位置への移動続行を機構をするべく構成
したのでリール台移動、カセット装着の確実性、高速化
を図るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第12図は本発明の一実施例を示すもので、第1
図は底面側から見たカセット装着装置の一部を切欠いた
斜視図、第2図は、上方から見たカセット装着装置の斜
視図、第3図はカセット装着装置の動作を示す概略側面
図、第4図は上方から見たカセット装着装置の分解斜視
図、第5図はカセット挿入状態を示す要部底面図、第6
図はカセット装着過程及びイジェクト過程を示す要部底
面図、第7図はカセット排挿入時における要部底面図、
第8図はカセット非挿入状態でアウタ・インナカセット
ホルダをカセット装着側位置Yに移動させた状態を示す
要部底面図、第9図はリール台駆動機構の平面図、第10
図はS・M・Lカセットの装着状態を示す要部底面図、
第11図(A)は第5図のXI A−XI A線におけるL・Mカ
セット判別センサの側面図、第11図(B)はアウタカセ
ットホルダの位置を検出するセンサの配置を示す側面
図、第12図は各種センサの出力とこの出力に基づいて各
種駆動部を制御する制御機構を示すタイミングチャー
ト、第13図〜第16図は従来例を示すもので、第13図はカ
セットホルダがカセット挿入・イジェクト位置にある状
態を示す概略側面図、第14図はカセットホルダがカセッ
ト装着位置にある状態を示す概略側面図、第15図はカセ
ット挿入時の底面図、第16図はカセットホルダがカセッ
ト装着位置にある状態を示す底面図である。 1……カセット装着装置、2……装置本体、3……(ア
ウタ)カセットホルダ、4……(インナ)カセットホル
ダ、5……カセット、26……カセットイン検出センサ、
33……リール台移動機構、34a,34b……リール台、42…
…エンコーダ(リール台位置検出センサ)、55……Mカ
セット判別センサ、56……Lカセット判別センサ、57…
…インナカセット挿入口側位置検出センサ、58……アウ
タミッド位置検出センサ、59……インナカセット装着側
位置検出センサ、A……カセット挿入・イジェクト位
置、B……カセット装着位置、X……カセット挿入口側
位置、Y……カセット装着側位置、HS……水平ストロー
ク、VS……垂直ストローク、P……カセット挿入完了位
置、O……カセット挿入非完了位置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体に対してアウタカセットホルダを
    カセット挿入・イジェクト位置とカセット装着位置の間
    で移動可能に設け、このカセット挿入・イジェクト位置
    からカセット装着位置への移動をカセットの挿入方向に
    対して平行な水平ストロークとこれと垂直な垂直ストロ
    ークで構成し、カセット挿入・イジェクト位置とカセッ
    ト装着位置間の移動過程の中途位置に前記アウタカセッ
    トホルダが位置することを検出するアウタミッド位置検
    出センサを設け、前記アウタカセットホルダに対してイ
    ンナカセットホルダを前記カセットの挿入方向でカセッ
    ト挿入口側位置とカセット装着側位置の間で移動可能に
    設け、前記インナカセットホルダがカセット装着側位置
    に位置することを検出するインナカセット装着側位置検
    出センサを設け、前記インナカセットホルダを大きさの
    異なるカセットを選択的に挿入可能に設け、前記インナ
    カセットホルダに挿入された前記カセットの種別を検出
    するカセット種別検出センサを設け、このカセット種別
    検出センサの種別判別結果に応じて前記装置本体に対し
    て一対のリール台を移動して一対のリール台間隔を変位
    させるリール台移動機構を設け、この一対のリール台の
    位置を検出するリール台位置検出センサを設け、 前記アウタカセットホルダがカセット挿入・イジェクト
    位置でかつ前記インナカセットホルダがカセット挿入口
    側位置にあるときに前記インナカセットホルダに前記カ
    セットが挿入されると、前記アウタカセットホルダをカ
    セット装着位置へ移動し、前記インナカセットホルダを
    カセット装着側位置へ移動すると共に前記カセット種別
    検出センサの種別判別結果に応じて前記リール台移動機
    構にて前記一対のリール台を移動し、 前記アウタミッド位置検出センサが前記アウタカセット
    ホルダを検出すると、前記インナカセット装着側位置検
    出センサが前記インナカセットホルダを検出し、且つ、
    前記リール台位置検出センサが一対のリール台が所定の
    位置に位置していることを検出した場合にのみ前記アウ
    タカセットホルダのカセット装着位置への移動続行を許
    容するべく構成したことを特徴とするカセット装着装
    置。
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