JP3276875B2 - ディスクローディング装置 - Google Patents

ディスクローディング装置

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JP3276875B2
JP3276875B2 JP05401997A JP5401997A JP3276875B2 JP 3276875 B2 JP3276875 B2 JP 3276875B2 JP 05401997 A JP05401997 A JP 05401997A JP 5401997 A JP5401997 A JP 5401997A JP 3276875 B2 JP3276875 B2 JP 3276875B2
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    • G11B33/00Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
    • G11B33/12Disposition of constructional parts in the apparatus, e.g. of power supply, of modules
    • G11B33/125Disposition of constructional parts in the apparatus, e.g. of power supply, of modules the apparatus comprising a plurality of recording/reproducing devices, e.g. modular arrangements, arrays of disc drives

Landscapes

  • Automatic Disk Changers (AREA)
  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクを載置用
トレーにラックを設け、このラックに噛合するギヤを正
逆回転させてトレーを搬送するディスクローディング装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク再生装置のディスクローディン
グ装置として、ディスク載置用のトレーにラックと噛合
するギヤを正逆回転させてトレーを搬送する構成のもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のディスクロー
ディング装置において、トレーが移動している途中で、
もっと早く移動させようとしてトレーを手で引張ったり
押したりすると、ギヤやこれを駆動するモータに過剰な
負荷が加わって、これらが損傷する恐れがある。
【0004】また、トレーを係止機構により移動終端位
置で停止させる必要があるが、トレーが移動終端位置に
到達した時点でモータへの通電を停止させるようにする
と、モータの慣性力により移動し続けようとするトレー
を強制的に停止させることになるので、トレーが停止し
た瞬間、ギヤやモータに過剰な負荷が加わって、これら
が損傷する恐れもある。このような場合、一般には、モ
ータからトレーに至る動力伝達経路に滑りクラッチを介
在させておき、モータの過剰な回転を滑りクラッチで吸
収されることが考えられるが、滑りクラッチを介在させ
るとその分、構成が複雑になる。
【0005】さらに、複数枚のディスクを収納したマガ
ジンを装置内に設置し、マガジン内の複数枚のトレーの
中から適宜1枚のトレーを選択して再生位置へ搬送する
ようにしたものもある。この種の装置において、マガジ
ン内のトレーを再生位置とは反対の方向へも移動可能と
し、再生位置と反対の側へ移動したときトレーに設けた
ラックがギヤから外れるようにすれば、トレーをマガジ
ンから取り出して、装置外部でディスクの交換が容易に
行える。ところが、この場合、装置外部へ取り出したト
レーを再びマガジン内に戻す際のラックとギヤとの噛合
が困難となる恐れがある。
【0006】そこで本発明は、ディスク載置用のトレー
にラックを設け、このラックに噛合するギヤを正逆回転
させてトレーを搬送するようにしたディスクローディン
グ装置において、トレーが移動している途中でトレーを
手で引張ったり押したりしても、ギヤやこれを駆動する
モータに過剰な負荷が加わらないようにすることを目的
とする。
【0007】また、構成を複雑にすることなく、トレー
が移動終端位置で停止する際にもギヤやモータに過剰な
負荷が加わらないようにすることを目的とする。
【0008】さらに、複数枚のディスクを収納したマガ
ジンを装置内に設置して、マガジン内のトレーを再生位
置とは反対の方向に移動したときトレーに設けたラック
がギヤから外れるようにしたディスクローディング装置
において、マガジンから取り出したトレーを再びマガジ
ン内に戻す際、ラックとギヤとの噛合が容易に行われる
ようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ディスク載置用のトレーにラックを設
け、定位置に位置する第1ギヤと支持部材とを同軸に設
けて、駆動モータにより第1ギヤを正逆回転させ、第1
ギヤの回転により支持部材を第1ギヤと同一方向へ回動
付勢し、この支持部材では第2ギヤを支持して、この第
2ギヤを常時第1ギヤに噛合させると共に、該第2ギヤ
を支持部材に作用する回動付勢力により、第1ギヤの回
転方向に応じて該第1ギヤの一方または他方の側で前記
ラックに噛合させて、前記トレーを、ディスクの記録情
報を再生する再生位置と該再生位置から外れた引出し位
置との間において搬送するように構成される。
【0010】このような構成であれば、トレーが移動し
ている途中でトレーを手で引張ったり押したりしてトレ
ーの移動速度を速めようとすると、支持部材を前記回動
付勢力に抗して押戻しながら、第2ギヤをラックから外
すようになるので、ギヤやモータに過剰な負荷が加わる
ことはない。
【0011】また、支持部材には一対の第2ギヤを、第
1ギヤの両側にて支持させるようにし、これら一対の第
2ギヤを、第1ギヤの回転方向に応じて前記ラックに択
一的に噛合させるようにすると、第2ギヤを僅かな移動
量でラックに対して噛合または離反させることができ
る。従って、第2ギヤのラックに対する噛合、離反の切
換えを迅速に行わせることができる。
【0012】前記トレーを係止機構によって再生位置及
び引出し位置に選択的に係止するようにし、トレーが再
生位置または引出し位置に至る直前に駆動モータを停止
させ、モータの停止後は、前記トレーを、前記係止機構
に設けられた押圧付勢手段で押圧付勢して、前記再生位
置または前記引出し位置まで移動させるようにすると、
構成を複雑にすることなしに、トレーが移動終端位置で
停止する際のギヤやモータに加わる負荷を軽減すること
ができる。
【0013】更に、複数枚のトレーを前記引出し位置に
おいて収納するマガジンを設けて、マガジン内のトレー
を再生位置とは反対側のディスク交換位置へも移動可能
とし、各トレーのラックには、端部に該ラックの歯より
高い突出部と、この突出部の更に先端に位置する押し退
け傾斜面とを形成し、マガジンからディスク交換位置へ
向かって移動したトレーが該ディスク交換位置に到達す
る直前に突出部で第2ギヤをラックから離反させ、ディ
スク交換位置からマガジンへ向かって挿入されるときは
前記傾斜面で第2ギヤを押し退けてトレーの挿入を可能
とした構成も提案される。この構成によって、装置外部
でディスクの交換を容易に行えるとともに、トレーを再
びマガジン内に戻す際のラックとギヤの噛合がスムーズ
に行われる。
【0014】また更に、前記支持部材の回動量を制限す
ることにより前記第2ギヤのラックに対する噛合深さを
規制する規制手段を設けた構成も提案される。これによ
って、第2ギヤがラックに温度に食い込むなどの不具合
を確実に解消するとともにラックとの係脱動作をより迅
速に行わせることができる。
【0015】以下、図面を参照して本発明の実施の形態
を説明する。
【0016】
【発明の実施形態】図1から図4までは本発明に係るデ
ィスクローディング装置の第1の実施形態を示し、図1
はディスクKを再生する装置の上面から見た斜視図であ
る。主フレーム1の上面には、ディスクKを載置する凹
部を形成したトレー2がA−B方向に移動自在に取付け
られている。このトレー2は、主フレーム1の側面に折
曲げ形成されたガイド1aにトレーの側面に形成される
溝2aを嵌め込んで支持されている。主フレーム1に
は、ディスクKを駆動、再生するターンテーブル3及び
ピックアップ4が取付けられた副フレーム5が、一端を
主フレーム1に支持され図中C−D方向に回動自在に取
付けられている。主フレーム1上には螺旋溝をもつ円筒
体6が配置され、この螺旋溝に副フレーム5の他端を嵌
合させ、円筒体6を回転させることで副フレーム5をC
−D方向に回動させるようにしている。
【0017】図1に示すように、トレー2は図において
実線で示す引出し位置と図において仮想線で示す再生位
置との間をA−B方向に往復動自在に搬送される。その
移動距離をLで表わしてある。再生位置においてディス
クの中心位置Pがターンテーブル3の中心に位置し、こ
の状態で副フレーム5が円筒体6によって矢印D方向に
回動させられ、ピックアップ4をディスクKに近接させ
てディスクの再生動作が行われ、ディスクKの記録情報
が再生される。
【0018】図2は、本発明に係るディスクローディン
グ装置10の構成部分を示す。トレー2は仮想線で示し
てあるが、このトレー2にはラック7が一体形成されて
いる。主フレーム1には、可逆駆動モータ8より動力を
受けて回転するギヤ9aとこのギヤ9aに常時噛合する
大径ギヤ9bとが回転自在に取付けられ、大径ギヤ9b
には、これと同軸で一体に回転する小径ギヤ11(以
下、第1ギヤ11という)がラックに近接する定位置に
設けられている。第1ギヤ11にはギヤ12(以下、第
2ギヤ12という)が常時噛合しており、第2ギヤ12
はギヤ11のまわりを公転可能となっている。第2ギヤ
12は、第1がギヤ11の支軸13を中心に回動自在な
支持部材14に、支軸15を介して軸支され、第1ギヤ
11の回転に伴い、支持部材14に作用する回動付勢力
により、第1ギヤ11の一方または他方の側で前記ラッ
ク7に噛合する。
【0019】この図2においては、第1ギヤ11は反時
計方向に回転しており、第2ギヤ12は時計方向に自転
しながら、ギヤ11の回転力で反時計方向に公転付勢さ
れてラック7に噛合している。このためトレー2はA方
向(引出し方向)に移動する。
【0020】上記のごとく構成された本発明に係るディ
スクローディング装置10においては、駆動モータ8に
より、減速歯車機構をなすギヤ9a,9bを介して第1
ギヤ11が主フレーム1上の定位置において回転駆動さ
れる。そして、第2ギヤ12がラック7に噛合して、ト
レー2が図2においてA方向(引出し方向)移動中、ト
レー2にその移動速度を速めるような外力が加えられた
場合、図3に示すように第2ギヤ12は、ラック7に押
されて支持部材14を時計方向に公転する。そこで、第
2ギヤ12とラック7との噛合が外れ、トレー2は、駆
動モータ8の回転速度に制限されることなく、軽く、か
つ速やかに引出すことができる。このとき、各ギヤ9
a,9b,11,12には、トレー2の引出しに伴う負
荷が加わらないので、歯の損傷を防止できる。
【0021】このように、本発明に係るディスクローデ
ィング装置においては、第1ギヤ11の回転力によって
第2ギヤ12が公転付勢されてラック7と噛合し、第2
ギヤ12の自転によりトレー2を移動させる構成とし、
トレー2に移動速度を早める向きの外力が作用した場合
には、第2ギヤ12が上記付勢力に抗してラック7から
外れるようにしている。従って、従来装置において特に
問題となっていた外力の作用によるギヤあるいはラック
の破損を確実に防止することができる。
【0022】一方、トレー2を引出し位置から再生位置
に向けてB方向(再生位置方向)に移動させる場合につ
き図4を参照して説明する。駆動モータ8の回転方向が
図2とは反対方向に切換わると第1ギヤ11は時計方向
に回転駆動される。このため第2ギヤ12は支軸13の
まわりを時計方向に公転して、第1ギヤ11の反対の側
においてラック7に再度噛合し、反時計方向に自転し
て、トレー2をB方向に向かって移動させる。このと
き、トレー2にその移動速度を速める向きの外力が作用
すると、第2ギヤ12は、ラック7に押されて公転し、
前記と同様にラック7との噛合を解除する。この結果、
駆動モータ8の回転速度に制限されることなくトレー2
を軽く、かつ速やかに移動させることができ、ギヤ及び
ラックの破損も防止できる。そして、トレー2に対する
外力がなくなると、第2ギヤ12が第1ギヤ11の回転
力でラック7に再び噛合するので、自動的に駆動モータ
8からの動力伝達経路が形成されて、トレー2は所定の
速度でB方向へ移動がされる。
【0023】このように、トレー2がA方向(引出し方
向)及びB方向(再生位置方向)のいずれの方向に移動
している間においても、外部から手操作などにより移動
を速める向きの外力が作用した場合、第2ギヤ12がラ
ック7から外れて駆動モータ8からラック7に至る動力
伝達経路を遮断するので、ギヤ列やラックを破損するこ
とがなく、これによるディスクローディング装置の故障
や動作不良を解消することができるものである。
【0024】上記第1の実施形態においては、第1ギヤ
11に単一の第2ギヤ12を噛合させた構成を説明した
が、図5(a),(b)にそれぞれ示す変形例のごと
く、第1ギヤ11に対して、これを中央にして第2ギヤ
12a,12bを一対設け、これをラック7に択一的に
噛合させる構成も可能である。
【0025】すなわち、図5(a)においては、支持部
材14を、支軸13を中心としてこれより左右に延出
し、その両延出端部に支軸15a,15bを設け、これ
にそれぞれ第2ギヤ12a,12bを支持させた構成で
ある。図5(a)において、第1ギヤ11が矢印で示す
反時計方向に回転するときは、一方の第2ギヤ12aが
ラック7と噛合して、ラック7をA方向(引出し方向)
に移動させ、他方の第2ギヤ12bはラック7より離れ
た位置にある。他方、第1ギヤ11が時計方向に回転す
るときは、第1ギヤ11の回転力によって支持部材14
が支軸13のまわりに時計方向に回動して、今度は他方
の第2ギヤ12bがラック7に噛合してラック7をB方
向(再生位置方向)へ移動させる。
【0026】図5(b)においては、支持部材14を支
軸13のところで屈曲させた構成としてある。従って一
対の第2ギヤの内、ラック7より離脱している一方の第
2ギヤ12bの離脱位置がラック7に、より近接した位
置を占める。従って、ラック7に対し一対の第2ギヤ1
2a,12bの係合、離脱の動作切換をより迅速に行い
得る。
【0027】上記変形例のごとく、第2ギヤを一対設け
ることにより、トレーの移動方向に応じて一対の第2ギ
ヤがラックに交互に噛合するので、ラックの移動方向の
切換動作時に支持部材14が支軸13のまわりで反転す
る回動量、換言すれば第2ギヤの公転量を、より小さく
でき、切換動作を、よりスムーズに行うことができる。
又、この変形例において、ラック7に対して移動を速め
る向きの外力が作用した場合には第1の実施形態で説明
したと同様、第2ギヤ12a又は12bがラック7から
外れるので第1の実施形態と同様の効果を奏する。な
お、この場合、第2ギヤは図5(b)で示すように、ラ
ックから外れた後も絶えずラック7方向に付勢されてい
るため、ラック7の歯先面との接触状態を保ち、ラック
7から離反することがない。従って、一方の第2ギヤ1
2aがラック7から外れたときの反動で他方の第2ギヤ
12bがラックに噛合するおそれはない。
【0028】本発明に係るディスクローディング装置の
第2の実施形態を図6から図16に示す。図6はオート
チェンジャー型のディスク再生装置の上面斜視図であ
る。この再生装置の主フレーム21には、ディスクを再
生部を備えた副フレーム22が昇降自在に支持されると
ともに、複数のトレー23を積層収納するマガジン24
が副フレーム22の手前側に配設されている。
【0029】トレー23は、マガジン24の前方開口部
24aを通してマガジン24に対し手動により挿脱可能
で、前方開口部24aより引出した図示の位置で、トレ
ー23上へのディスクKの交換が行なえる。また、マガ
ジンの後方開口部24bを通して副フレーム22上にト
レー23を引出すことにより、ディスクの再生が行なえ
る。すなわち、この第2の実施形態で示したディスク再
生装置は、それぞれディスクKを載置した複数枚のトレ
ー23をマガジン24内に多段に収納可能となってい
る。そして、このマガジン24内の位置(以下、ストッ
カ位置という)から任意に選択したトレー23を再生位
置へ移動させて再生動作を遂行するとともにマガジン2
4内のディスクKを交換したい場合にはトレー23をマ
ガジン24内のストッカ位置より図6に示すように外方
に引出した位置(以下、ディスク交換位置という)へ移
動させることができる構成である。なお、第1の実施形
態と対応させた場合、このストッカ位置が第1の実施形
態における引出し位置に相当する。
【0030】図7は、再生装置の副フレーム22側を示
す斜視図で、主フレーム21には副フレーム22及び副
フレーム22を昇降移動させる昇降機構25と、トレー
23をマガジン24と副フレーム22との間で往復移動
させる本発明に係るディスクローディング装置26とが
設けられている。副フレーム22には、ターンテーブル
22a及び光学ピックアップ22bが設けられ、副フレ
ーム22の昇降機構25は、主フレーム21に軸支され
た3つのカムギヤ27(図中では代表的に1個のカムギ
ヤを示す。)と、このカムギヤ27を同期回転させる大
径ギヤ28とにより構成されている。
【0031】ディスクローディング装置26は、歯幅の
長い円筒ギヤ29と、この円筒ギヤ29に常時噛合する
中間ギヤ30と、この中間ギヤ30と同軸で一体的に回
転する小径ギヤ31(以下、第1ギヤという)と、第1
ギヤ31の軸の回りに回動自在な支持部材32と、第1
ギヤ31に常時噛合し、支持部材32に支軸32aを介
して回転自在に支持されたギヤ33(以下、第2ギヤと
いう)とから形成されている。すなわち、この第1ギヤ
31,第2ギヤ33及び支持部材32の構成は第1の実
施形態において示した第1ギヤ11,第2ギヤ12及び
支持部材14に対応し、同様の動作を行う。
【0032】上記昇降機構25とディスクローディング
装置26とは、図8に示すように主フレーム21に設け
られる可逆駆動モータ40からの回転力を動作選択機構
41を介して択一的に受けて所定の動作を遂行する。動
作選択機構41は、モータ40の回転軸40aに固定さ
れるモータギヤ42とモータギヤ42に常時噛合する揺
動ギヤ43と、この揺動ギヤ43を軸支して、モータ4
0の回転軸40aを中心に回動自在な回動板44と、回
動板44を一方(図において反時計方向)に回動付勢し
て揺動ギヤ43を主フレーム21に軸支された伝達ギヤ
46に噛合させるばね45と、回動板44をばね45の
力に抗して図において時計方向に回動させる作動レバー
47とにより構成される。尚、伝達ギヤ46は、円筒ギ
ヤ29と同軸一体に形成される鍔形ギヤ29aに常時噛
合している。
【0033】作動レバー47の操作により回動板44を
図において時計方向に回動すると、揺動ギヤ43が昇降
機構25の大径ギヤ28に噛合し、モータ40の回転力
伝達経路がディスクローディング装置26側から昇降機
構25側へと切換る。尚、図中、副フレーム22に設け
られた丸孔22cは、副フレーム22が昇降移動すると
き円筒ギヤ29との当接を回避するための逃げ孔となっ
ている。
【0034】ディスクローディング装置26の中間ギヤ
30と第1ギヤ31とは、回転支軸35により同軸一体
に連結されている。回転支軸35は、副フレーム22の
一端に上下動自在に軸支されている。そして、第1ギヤ
31は、副フレーム22と支持部材32との間に介挿さ
れる圧縮ばね36により図7において常時上方向に付勢
されている。従って、副フレーム22が上昇するとき、
例えば第2ギヤ33が予知しない障害物に当接してその
上昇が阻止された場合には、圧縮ばね36が圧縮される
だけで、副フレーム22の上昇が妨げられることはな
い。
【0035】一方、障害物に当接した第2ギヤ33は、
第1ギヤ31の回りを公転することによって、当接状態
より解除される。この当接が解除されると、第1ギヤ3
1及び第2ギヤ33は、圧縮ばね36の復帰力で、支持
部材32とともに所定の位置に押上げられる。
【0036】前記支持部材32の下面には下方に突出す
る棒37が設けられ、副フレーム22には、この棒37
に係合可能な回動規制片38が設けられて、支持部材3
2の回動範囲を一定の角度範囲に限定するようにしてい
る。この棒37と回動規制片38とにより規制手段が構
成される。すなわち、支持部材32は図8の実線位置か
ら仮想線位置まで回動可能であり、この規制手段の構成
により、第2ギヤがラックに過度に食い込むなどの不具
合を確実に解消するとともにラックとの係脱動作をより
迅速に行わせることができる。
【0037】図7に示すように副フレームの上方には、
トレー23をターンテーブル22a上に案内するガイト
板50が配置され、このガイド板50には、ディスクを
ターンテーブル22aと共働して挟持するクランパ51
が、上下回動自在なブラケット52を介して取付けられ
ている。ガイド板50は、副フレーム22とともに昇降
する。前記主フレーム21の後部には、縦方向に複数段
にわたって保持溝53が形成されており、マガジン24
から引出されたトレー23がいずれかの保持溝53に保
持溝53に嵌合することにより、ガイド板50の昇降動
作は禁止される。一方、クランパ51は、トレー23が
マガジン24から引出される前は、トレー23がガイド
板50に沿って移動するのを妨げないように、ガイド板
50に対して最上位置にある。そして、トレー23が保
持溝53に嵌合してガイド板50の昇降が禁止された状
態で副フレーム22が上昇すると、ブラケット52が下
方向に回動して、ターンテーブル22aとクランパ51
とでディスクを挟持するようにしている。
【0038】図9は、トレー23がマガジン24内に装
着された状態を示し、トレー23を実線で、マガジン2
4を仮想線で示している。トレー23の側面には、凹部
状に形成された第1係止部61と第2係止部62との間
とが設けられている。そして、第1係止部61と第2係
止部62との間の、トレーの側面部分は直線状に形成さ
れている。第1係止部61は、トレー23の一方の側面
の一端部に形成され、図10に示すようにトレー側面に
対して傾斜する第1斜面61aとトレー側面に対して直
交する直交面61bとからなっている。また、第2係止
部62は、図9のごとくトレー23の両方の側面の他端
部にそれぞれ形成され、トレー側面に対して鋭角に傾斜
する第2斜面62aならびに係合縁部62bを有してい
る(図13,図14)。
【0039】マガジン24の一方の側面には、第1係止
部材63、第2係止部材65が、また、他方の側面には
押出し部材64が、いずれも複数段に重ねられたトレー
に対応して複数ずつ設けられている。第1係止部材6
3、押出し部材64は、それぞれ支軸63a,64aを
介して回動自在にマガジン24に取付けられている。
又、マガジン24には箱67が着脱自在に取付けられる
が、第2係止部材65は、この箱67に設けた支軸65
aに、回動自在に取付けられている。そして、これら第
1係止部61,第2係止部62,第1係止部材63,押
出し部材64及び第2係止部材65が、トレー23を再
生位置と引出し位置に選択的に係止する係止機構を構成
する。
【0040】図10に示すように第1係止部材63に
は、回動先端に爪63bが形成され、引きばね66によ
り、爪63bを前記第1係止部61に係合させる向きに
付勢されている。この爪63bには、回動先端側に第1
係止部材63の回動方向に対して傾斜する第3斜面63
cが形成され、その反対側には回動方向にほぼ平行な面
63dが形成されている。そして、爪63bは、第1係
止部61に係合することでトレー23の、マガジン24
より副フレーム22側への移動を禁止する。このとき、
トレー23に載置されるディスクKの中心とターンテー
ブル22aの中心とが一致するようになる。
【0041】爪63bは、第1係止部61に係合したと
き、この爪63bの回動方向にほぼ平行な面63dと第
1係止部61の側面に対して直交する面61bとが対向
しているので、マガジン内にあるトレー23をマガジン
24の前面24aから副フレーム側に向け強く押込んで
も移動しない。このようにしたことで、トレー23がマ
ガジン24に多少乱暴に押込まれても、トレー23が、
マガジン24から副フレーム22側に向かって飛出すこ
とを防止している。
【0042】押出し部材64は、第1係止部材63とは
反対の側に設けられ、図9の状態では、引きばね64c
による回動の力で、押出し部材64の先端64bをトレ
ー23の傾斜面23eに押当てている。尚、トレー23
の側面には傾斜面23eに連続して、トレー移動方向と
平行な滑り面23fが形成されている。
【0043】第2係止部材65は、図9の係合状態では
回動先端に形成された爪65bを第2係止部62に係合
させ、押出し部材64の押出し力に抗してトレー23を
マガジン24内に保持している。
【0044】この第2係止部材65は、前記箱67内に
装着されている。また、箱67には、解除釦68が進退
自在に取付けられている。そこで、解除釦68を押込み
操作すると解除釦の段部68aで第2係止部材65を押
して反時計方向に回動させ、爪65bを第2係止部62
から外して、トレー23を前記引きばね64cによりマ
ガジン24外に飛出させる。この、第2係止部62及び
第2係止部材65と解除釦68と箱67とでトレーロッ
ク機構を構成している。
【0045】マガジン24の両側面に、前記箱67を取
付ける取付部を設けるとともに、トレー23の両側面に
第2係止部62を設けておけば、トレーロック機構をマ
ガジンのいずれの側にでも取付けることができ、装置の
デザインの多様性をもたせることができる。
【0046】前記トレー23の第1係止部61側の角隅
部には、爪63bに摺接可能な第4斜面23bが設けら
れている。この第4斜面23bは、トレー23をマガジ
ン24の外からマガジンに挿入するときに爪63bに当
接し、トレー23を挿入する力で第1係止部材63を引
きばね66の力に抗して時計方向に回動させるものとな
っている。
【0047】前記トレー23の下面には、ラック48が
トレーの移動方向と同方向に沿って該トレー23と所定
範囲相対移動自在に取付けられている。このラック48
には、2つの長孔48a,48bが設けられ、トレー下
面には、各長孔48a,48bに嵌合する2つのガイド
軸23c,23dが形成されている。そして、一方の長
孔48a内には図10,11で示すように圧縮コイルば
ね70が介挿されている。また他方の長孔48bの長さ
によって、ラック48の相対移動範囲を規制するように
している。
【0048】ラック48の歯49は第2ギヤ33に対峙
している。図10に示すようにラック48の副フレーム
22側の先端には、ラック側に第1ギヤ31に干渉しな
い程度に突出した突出部48cと、トレー23の側面側
に前記爪63bに当接可能な第5斜面48dと、第2ギ
ヤ33に係合可能な第6斜面をなす押し退け傾斜面48
eとが設けられている。第5斜面48dの一端はトレー
23の側面の直線状の部分に達している。前記突出部4
8cは、トレー23がマガジン24より引出されるとき
第2ギヤ33に係合して該ギヤ33をラック48から離
反させる。
【0049】このようにトレー23の引出しで第2ギヤ
33とラック48とを離反させておくことで、トレー2
3が再びマガジン24に挿入されたとき第2ギヤ33は
トレー23の押込みを阻害するのを防止できる。
【0050】また、トレー23がマガジン24に挿入さ
れるとき、第2ギヤ33がラック48に噛合する位置に
あった場合、押し退け傾斜面48eと突出部48cと
は、トレーの押込みで押し退け傾斜面48eが第2ギヤ
33を押し、突出部48cが第2ギヤ33をラック48
に噛合しないようにラックの移動軌跡外に押戻し、トレ
ー23の押込みを阻害しない位置に第2ギヤ33を位置
させる。
【0051】図9に示すように主フレーム21には、ト
レー23がマガジン24より副フレーム22側に引出さ
れたことを検出するセンサの機能を果す第1スイッチ7
1と、トレー23が副フレーム22上まで引出されたこ
とを検出するセンサの機能を果す第2スイッチ72とが
設けられる。これら第1及び第2スイッチ71,72は
図9に示すように駆動モータ40と制御回路73を介し
て接続されている。これらのスイッチ71,72は、発
光素子と受光素子とからなり、第1スイッチ71は、ト
レー23がマガジン24から引出されて光路がトレー2
3により遮断されるとトレーが副フレーム22に達する
までの間、前記駆動モータ40を駆動状態にしておくよ
うに制御回路73を働かせる。
【0052】また、第2スイッチ72は、トレー23が
副フレーム22上まで引出されてトレー23により光路
が遮断されると駆動モータ40の回転を停止させるよう
に制御回路73を働かせる。
【0053】これらスイッチ71,72の動作は、前記
爪63bが第1または第2係止部61,62に係合する
直前にモータ40の駆動を停止させるタイミングに設定
されている。
【0054】尚、スイッチ71,72はこの実施形態で
示した発光素子及び受光素子との組合せによる光学的構
成に代えて、マガジン24から引出されるトレーに押さ
れて回動する部材と、副フレーム22上に達したトレー
に押されて回動する部材をそれぞれ主フレーム21に設
けてなる機械的構成も可能であり、これらの部材が回動
したときにオンまたはオフするリーフスイッチで構成し
てもよい。そして、これらリーフスイッチで前記制御回
路73を働かせてもよい。
【0055】図9の状態、すなわちトレー23がストッ
カ位置にある状態において、選定されたディスクKの再
生の操作が行われる場合、まず、昇降機構25がモータ
40の動力を受けて副フレーム22を所定の位置に昇降
移動する。副フレーム22が所定の位置に達したことが
検出されると、前記動作選択機構41によりディスクロ
ーディング装置26にモータ40の動力伝達経路が切り
替える。この時、第1ギヤ31は、図9では時計方向に
回転し、図10に示すように第2ギヤ33は、反時計方
向に自転しながら第1ギヤ31のまわりを時計方向に公
転してラック48とラック49に噛合する。しかし、こ
のときトレー23は、第1係止部材63の爪63bが第
1係止部61に係合して、第1係止部材63の回動方向
にほぼ平行な面63cと、トレーの第1係止部61の側
面に対して直交する面61bとが対向しているので、マ
ガジン24内より移動できない。
【0056】ところがラック48は、トレー23に対し
て所定の範囲で移動可能であるから、図11に示すよう
にラック48だけが圧縮ばね70を圧縮させながら図中
右方に相対的に移動する。ラック48が右方に移動する
ラック48の第5斜面48dが第1係止部材63の爪6
3bを押し、この爪6aを第1係止部61から押し出し
トレー23の右方への移動を可能にする。この後、ガイ
ド軸23dがガイド孔48bの縁に当接してトレー23
を再生位置に向かって右方に移動させる。そして、トレ
ー23のこの移動に伴い第1スイッチ71が作動して制
御回路73を介してモータ40は駆動状態に設定され
る。
【0057】右方に送られたトレー23は、図12に示
すように再生位置である移動終端近くで第1係止部材6
3の爪63bが第2係止部62に係合し、トレー23を
図示の再生位置に保持する。第2スイッチ72は、該爪
63bが第2係止部62に係合する直前に作動して制御
回路73を介してモータ40の回転を停止させる。この
ときトレー23は、図13に示すように爪63bの第3
斜面63cが第2係止部62の係合縁部62bに達して
いるので、トレー23は、ばね66の付勢力による第1
係止部材63の回動力により右方に移動される。すなわ
ち、係止機構をなす第1係止部材63に設けられた第3
斜面63cは、バネ66と共働してトレー23をモータ
40の駆動停止後に移動終端に向かって押圧付勢する押
圧付勢手段を構成する。このとき、第2ギヤ33は、ト
レー23が右方に移動することでトレー23に連動する
ラック48の歯49に押されて支持部材32を反時計方
向に回動させる。この回動で第2ギヤ33は、図14に
示すようにラック48の歯49から離反するので、トレ
ー23を移動させる動力が遮断される。第2ギヤ33が
ラック48の歯49から離脱するので、第2ギヤ33は
トレー23の右方の移動を妨げない。尚、右方に送られ
たトレー23は、第1係止部材63の第3傾斜面63c
と第2係止部62とによって係止されて再生位置に係止
される。従って、トレー23が再生位置に至る移動終端
近くでモータ40による強制駆動より解放されて、その
後、再生位置までは上記の通り第1係止部材63の回動
力により移動するので、モータの慣性によって再生位置
の位置決めが不安定になることを解消できる。
【0058】又、このようにトレー24が再生位置に至
る移動終端近くでモータ40の回転を停止させ、かつ第
2ギヤ33によるトレーの移動を行わないようにしたの
で全てのギヤには、トレー移動停止に伴う回転負荷が加
わらない。そして、ラック48の歯49と第2ギヤ33
との噛合を切り離したことで第2ギヤ33は、トレー2
3の移動終端までの第1係止部材63による移動を阻害
しない。また、押戻し部材64は、トレー23の側面に
形成された滑り面23fに接していてトレーの上下左右
の遊びを規制しているので、トレーの位置決めがより高
精度に行われる。
【0059】再生位置まで右方に移動したトレー23を
下のストッカ位置に戻すには、まずディスクKの再生を
停止する操作を行う。すると、この操作でモータ40の
回転が逆転して第1ギヤ31を図14において反時計方
向に回転させる。この第1ギヤ31の反時計方向の回転
で第2ギヤ33は、時計方向に自転しながら第1ギヤ3
1の周りを反時計方向に公転し、ラック48の歯49に
噛合する。すると、トレー23は、図中左方に移動を開
始し、この移動で第2係止部62の係合縁部62bが爪
63bの第3斜面63cを押して第1係止部材63を時
計方向に回動させ、爪63bを第2係止部62から押し
出す。そして、トレー23は、爪63bが第1係止部6
1に係合する図9のストッカ位置に達する直前で第1ス
イッチ71がモータ40の回転を停止させる。この時、
トレー23はトレー23を更に移動させる押圧付勢手段
をなす押し出し部材64に押されて更に若干移動し、こ
の移動で第2ギヤ33はラック48の歯49に押されて
ラックとの噛合状態を解除される。尚、左方に送られた
トレー23は、第1係止部材63と第1係止部61と押
出し部材64によって係止されてストッカ位置に保持さ
れる。
【0060】このように、再生位置からストッカ位置へ
のトレー23の移動に際しても、トレー23は、ストッ
カ位置に至る移動終端位置で係止機構によって係止され
るとき、モータ40の電源が直前において遮断されて、
その後ストッカ位置までは係止機構に付設した押圧付勢
手段による押圧作用で最終移動終端位置(ストッカ位
置)まで送られ、第2ギヤ33は、ラック48の歯49
に押されてラック48から離脱し、係止機構によるトレ
ーの移動を妨げないので、トレー23がストッカ位置で
急激に係止されて停止してもギヤに負荷が加わらずギヤ
の保護が図れる。そして、モータ40の慣性もトレー2
3の位置決めに悪影響を及ぼさない。
【0061】図16は、トレー23がマガジン24から
外方へディスク交換位置へ向かって左方に引出されると
きに、ラック48の突出部48cが第2ギヤ33をラッ
ク48から離反させる状態を示すもので、トレー23が
マガジン24内に保持されているとき、第2ギヤ33
は、図15に示すように第1ギヤ31の周りを反時計方
向に公転してラック48の歯49に噛合した状態になっ
ている。
【0062】この状態よりトレー23を左方に引出すと
第2ギヤ33は、突出部48cに押されてラック48の
歯49から離反して、この離反した位置に留められ、こ
の状態でトレー23をマガジン24の外方へ移動して、
ラック48を第2ギヤ33との噛合より外すことができ
る。このためトレー23をマガジン交換位置より再びマ
ガジン24内に挿入するため右方に移動させた時、第2
ギヤ33はラック48に噛合しないのでトレー23の移
動を妨げない。
【0063】そして、トレー23をマガジン24に押込
む時、ラック48の先端に形成される第6斜面48eと
突出部48cとが第2ギヤ33をラック48と噛合しな
い位置まで押し上げるので、第2ギヤ33はトレー23
のマガジン24への出し入れを阻害しない。更に、トレ
ー23が引出されているときに、何かの理由で、第2ギ
ヤがラック48に噛合する位置に移動することもあり得
るので、支持部材32に設けた棒37と副フレーム22
に形成される回動規制片38とにより第2ギヤ33がラ
ック48に噛合可能な範囲に留める構成を採用すれば、
より一層確実にトレー23をマガジン24内へ挿入でき
る。
【0064】尚、押圧付勢手段の構成として、押出し部
材64を省略し、これに代えて第1係止部材63の爪の
先端部分を三角状の突起とし、第1及び第2係止部6
1,62の形状も三角状をなす係止機構を形成し、トレ
ーの移動終端近くで三角状の突起と三角状の凹部との係
合により、ばね付勢によりトレーを移動方向に移動させ
るようにしてもよい。この場合は、トレーが副フレーム
22側に不用意に送り込まれないようにする部材を第1
係止部材63とは別途に設ければよい。その他、本発明
は、上述した第1及び第2の実施形態ならびに変形例に
限定されるものではない。尚、又、上記実施形態におい
ては、駆動モータが可逆回転型のもので説明したが、モ
ータは一方向回転型であっても、ギヤ列中に一般的な回
転切換機構を設けて第1ギヤを両方向に選択回転させる
ようにすれば、同様の作用効果を得ることができ、この
構成も本発明に含まれる。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明に係るディスクロー
ディング装置においては、トレーの移動操作が行われて
いる間に、使用者がトレーを無理に押込んだり引出した
りしてトレーの移動速度を速めようとすると、支持部材
を回動付勢力に抗して押戻しながら、第2ギヤをラック
から外すようになるので、ラックとギヤとの噛合部分や
駆動モータに至るギヤ列に対して過度の負荷が拘らず、
これら部分を損傷するなどの危険を防止でき、使用者も
安心してトレー操作を行うことができる。
【0066】又、本発明によれば、駆動モータによるト
レーの駆動をトレーの移動終端に達する直前で停止さ
せ、その後、トレーが終端位置で停止機構によって係止
されるまでの間は、係止機構に付設した押圧付勢手段に
よってトレーを移動させるようにしたので、駆動モータ
の慣性によってトレーの位置設定が不安定になるなどの
問題が解消し、トレーの位置設定を確実に行うことがで
きる。
【0067】更に、本発明のディスクローディング装置
は、トレーが複数段にわたってマガジン内に格納され、
再生時にそのストッカ位置より選択したトレーを再生位
置に移動させ、ディスク交換時にはトレーをマガジンよ
り引出すように構成される、いわゆるオートチェンジャ
ー型のディスク再生装置にも適用可能である。この場合
に、トレーに設けたラックはトレーをストッカ位置より
マガジン外方へ引出した際に第2ギヤとの噛合より外れ
る構成を採用してもよく、トレーを再度マガジン内へ挿
入した際にラックが第2ギヤに干渉されることなくスム
ーズに噛合できる。従って、ラックとギヤとの噛合、離
脱動作を確実に行い得るとともにラック長の短縮化によ
る構造の簡素化、コストダウンも可能である等の種々の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るディスクローデ
ィング装置を備えたディスク再生装置の外観斜視図であ
る。
【図2】トレー及びディスクを仮想線で表わした図1の
平面図である。
【図3】図2に示すラックとギヤとの噛合い部分の要部
拡大説明図である。
【図4】トレー及びディスクを仮想線で表わし、トレー
を再生位置に向けて移動させる状態を示す図2と同様の
平面図である。
【図5】図5(a),(b)共に第2ギヤを一対設けた
変形例を示す要部拡大説明図である。
【図6】本発明のディスクローディング装置を適用した
オートチェンジャー型再生装置の外観斜視図である。
【図7】図6に示す再生装置を左側より見た要部斜視図
である。
【図8】駆動モータから駆動伝達切換の状態を示す要部
拡大平面図である。
【図9】図6に示す再生装置においてトレーがストッカ
位置に係止された状態で示す概略平面図である。
【図10】係止機構の要部拡大説明図である。
【図11】図10の動作説明図である。
【図12】図6に示す再生装置においてトレーが再生位
置に係止された状態で示す概要平面図である。
【図13】係止機構の要部拡大説明図である。
【図14】図13に示す係止機構の動作説明図である。
【図15】ラックをギヤとの噛合状態より外すように移
動させる状態を示す要部拡大説明図である。
【図16】図15の動作説明図である。
【符号の説明】
1 主フレーム 2 トレー 7 ラック 8 駆動モータ 10 ディスクローディング装置 11 第1ギヤ 12,12a,12b 第2ギヤ 14 支持部材 21 主フレーム 23 トレー 24 マガジン 26 ディスクローディング装置 31 第1ギヤ 32 支持部材 33 第2ギヤ 40 駆動モータ 48 ラック 71,72 スイッチ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラック(7,48)を備えたディスク載置
    用のトレー(23)と、 定位置において回転自在な第1ギヤ(31)と、 この第1ギヤを正逆回転させる駆動モータ(40)と、 前記第1ギヤと同軸に回動自在で、第1ギヤの回転によ
    り該第1ギヤの回転方向と同一の方向へ回動付勢される
    支持部材(32)と、 この支持部材に回転自在に支持されて前記第1ギヤに常
    時噛合し、かつ支持部材に作用する回動付勢力により、
    第1ギヤの回転方向に応じて該第1ギヤの一方または他
    方の側で前記ラックに噛合する第2ギヤ(33)と、前記トレー(23)をディスクの記録情報を再生する再
    生位置および該再生位置から外れた引出し位置に選択的
    に係止する係止機構 (61,62,63,64,6
    5)と、 前記トレーが再生位置または引出し位置に至る直前に前
    記駆動モータを停止させるスイッチ(71,72)と、 を具備し、 第2ギヤをラックに噛合させて第1ギヤが回転すること
    により、前記トレーを、再生位置と引出し位置との間に
    おいて搬送させ、前記駆動モータの停止後は、前記トレ
    ーを、前記係止機構に設けられた押圧付勢手段(63
    c,66,64b,64c,23e)で押圧付勢して、
    前記再生位置または前記引出し位置まで移動させること
    を特徴とするディスクローディング装置。
  2. 【請求項2】前記支持部材(14)は、一対の第2ギヤ
    (12a,12b)を第1ギヤ(11)の両側にて支持
    し、これら一対の第2ギヤを、第1ギヤの回転方向に応
    じて前記ラック(7)に択一的に噛合させることを特徴
    とする請求項1に記載のディスクローディング装置。
  3. 【請求項3】複数枚のトレー(23)を前記引出し位置
    において収納するマガジン(24)を具備し、 各トレーのラック(48)は、端部に該ラックの歯より
    高い突出部(48c)と、この突出部の更に先端に位置
    する押し退け傾斜面(48e)とを有し、 各トレーは、前記マガジンから再生位置とは反対側のデ
    ィスク交換位置へも移動可能で、マガジンからディスク
    交換位置へ向かって移動したトレーが該ディスク交換位
    置からマガジンへ向かって挿入されるときは前記傾斜面
    で第2ギヤを押し退けてトレーの挿入を可能としたこと
    を特徴とする請求項1に記載のディスクローディング装
    置。
  4. 【請求項4】前記支持部材の回動量を制限することによ
    り前記第2ギヤのラックに対する噛合深さを規制する規
    制手段(37,38)を設けたことを特徴とする請求項
    1に記載のディスクローディング装置。
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