JP2521225Y2 - 昇降機構 - Google Patents

昇降機構

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JP2521225Y2
JP2521225Y2 JP3609693U JP3609693U JP2521225Y2 JP 2521225 Y2 JP2521225 Y2 JP 2521225Y2 JP 3609693 U JP3609693 U JP 3609693U JP 3609693 U JP3609693 U JP 3609693U JP 2521225 Y2 JP2521225 Y2 JP 2521225Y2
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泰治 音丸
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マガジン内に積層して
収納されているコンパクトディスクを、挿排機構が搭載
された架台を昇降変位することによって選択的に取出し
てターンテーブル上の所定の再生位置に装填する、いわ
ゆるオートチェンジャ装置に好適に実施される昇降機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、典型的な従来技術の昇降機構1
を備えるコンパクトディスク再生装置2を簡略化して示
す側面図である。このコンパクトディスク再生装置2
は、マガジン3内に積層されて収納されているコンパク
トディスク4を、架台5に搭載された揺動アームなどの
挿排機構19によって取出し/押込むとともに、該架台
5を昇降機構1によって基台6に対して矢符7方向に近
接・離反変位することによって、前記架台5内に取込ん
だコンパクトディスク4をターンテーブル8上の所定の
装填位置に装填して再生を行い、こうしてマガジン3内
のコンパクトディスク4を選択的に再生を行う装置であ
る。
【0003】前記昇降機構1は、大略的に、レバー部材
9,10と、バイアスばね11と、レバー部材9の一端
部9aを矢符12方向に摺動変位させ、モータおよびウ
ォームギアなどを含んで構成される図示しない駆動機構
とを含んで構成されている。大略的にL字型に形成され
たレバー部材9の前記一端部9aには、前記モータなど
からの駆動力を伝達するとともに、基台6に形成された
案内溝6c内を摺動変位することができるピン13が立
設されており、また中央部9b付近は、基台6に立設さ
れた立上片20にピン14によって揺動変位自在に固定
されている。さらにまた、レバー部材9の他端部9c
は、ピン15によって架台5の一端部5aに揺動変位自
在に取付けられており、また前記中央部9bと他端部9
cとの間付近で、ピン16によってレバー部材10の中
央部10b付近と揺動変位自在に固定されている。レバ
ー部材10の一端部10aは、ピン17によって架台5
の他端部5bに揺動変位自在に取付けられており、また
他端部10cは、ピン18によって前記支持板12に揺
動変位自在かつ摺動変位自在に取付けられている。
【0004】したがって、ピン13が前記駆動機構によ
って矢符12方向に摺動変位されると、架台5は矢符7
方向に昇降し、マガジン3内の所望とする収納位置に収
納されているコンパクトディスク4が取出可能となる。
【0005】上述のように構成される昇降機構1におい
て、典型的な従来技術では、前記バイアスばね11は、
その一端部11aがレバー部材9の一端部9aに固定さ
れ、他端部11bは基台6上で前記一端部9aから矢符
12a方向に間隔をあけた一端部6bに固定される。こ
のようにして、該昇降機構1のがたつきを防止してい
る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
昇降機構1のうち、レバー部材9,10によるがたつき
を抑えることはできるけれども、これらのレバー部材
9,10によって支持されている架台5には、前記バイ
アスばね11のバイアス力の作用は小さく、したがっ
て、これらレバー部材9,10と架台5との間にがたつ
きを生じることになる。このようながたつきによって、
特に該コンパクトディスク再生装置2が車載用として用
いられる場合には、車体振動などによって該昇降機構1
に動作不良や故障を発生する恐れが生じる。
【0007】なお、架台5にバイアスばね11のバイア
ス力を直接作用させるために、たとえば架台5の前記一
端部5aと、該一端部5aに対向した基台6の他端部6
aとの間にバイアスばね11を張架するようにした場合
では、架台5が基台6に近接した状態でバイアスばね1
1は縮小し、充分なバイアス力を発生させることができ
ない。
【0008】本考案の目的は、架台の安定した動作を実
現して、動作不良や故障の発生を抑えることができる昇
降機構を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、架台を基台に
対して近接・離反変位可能に支持する昇降機構におい
て、前記架台に一端部が固定されるばね部材と、前記基
台において前記ばね部材の固定位置に対向した位置に取
付けられ、ばね部材を伸縮自在に、かつ該ばね部材の他
端部を前記近接・離反方向に対して交差方向に伸びるよ
うに案内する方向変換手段とを備え、前記ばね部材の他
端部を、前記基台上で方向変換手段から前記交差方向に
間隔をあけて固定することを特徴とする昇降機構であ
る。
【0010】
【作用】本考案に従えば、オートチェンジ機能を有する
コンパクトディスク再生装置における挿排機構を搭載し
たホルダなどの架台を、基台に対して近接・離反変位す
るための昇降機構において、がたつき防止のためのバイ
アス力を発生させるためのばね部材は、その一端部が架
台に固定され、他端部が方向変換手段を介して前記一端
部側とは交差する方向に延びて基台に固定される。前記
方向変換手段は、基台上でばね部材の架台への取付け位
置に対向した位置に設けられており、滑車やリールなど
で実現され、ばね部材が伸縮自在となるように支持す
る。前記ばね部材の他端部は、この方向変換手段によっ
て、たとえばその一端部側が鉛直方向に延びているとき
には、該他端部側は水平方向に延びて、前記方向変換手
段から間隔をあけて基台へ固定される。
【0011】したがって、架台が基台に最も近接した状
態であっても、該ばね部材によって架台を基台に近接す
る方向への充分なバイアス力を、直接、作用させること
ができ、したがって架台のがたつきを防止して、昇降機
構の動作不良や故障の発生を防止することができる。
【0012】
【実施例】図1は本考案の一実施例の昇降機構21を備
えるコンパクトディスク再生装置22の斜視図であり、
図2はそのコンパクトディスク再生装置22を簡略化し
て示す側面図である。このコンパクトディスク再生装置
22は、トレイ24上に載置されてマガジン25内に積
層状態で収納されているコンパクトディスク26を、架
台27上の挿排手段28によって選択的に取出して再生
を行うことで、操作者の煩雑なディスク交換動作を軽減
する、いわゆるオートチェンジャ機能を備えている。
【0013】前記挿排手段28は、図3で示されるよう
に、アームモータ31からの出力がウォーム32および
減速歯車33を介して揺動部材34に伝達され、該揺動
部材34が図3(1)で示される状態から図3(2)で
示されるように揺動変位することによって、その遊端部
34aに取付けられたフック35が架台27に形成され
た案内凹溝36に案内されて変位することによって、前
記マガジン25内でトレイ24上に載置されているディ
スク26を引出し、架台27に保持させる。また、再生
の終了したディスク26をトレイ24に載置した状態
で、図3(1)で示されるようにマガジン25内に押込
んで所定の収納位置内に収納させる。
【0014】前記架台27は、該架台27の両側部27
a,27bにそれぞれ設けられる一対の昇降機構21に
よって、矢符52方向に昇降変位自在に支持されてい
る。昇降機構21は、レバー部材53,54と、レバー
部材53の一端部53aを基台55上に形成された案内
凹溝56に沿って変位させる図示しないラックおよびピ
ニオンギアならびにモータなどの駆動機構57と、所望
とするディスクの収納位置に架台27が臨んでいるか否
かを判別するためのディスク判別装置60とを含んで構
成されている。
【0015】前記レバー部材53の一端部53aはピン
61によって前記案内凹溝56上を摺動変位可能であ
り、またその中央部53bは基台55から延設された立
上片62に立設されたピン63によって揺動自在に支持
されており、さらにまた他端部53cはピン64によっ
て架台27を揺動自在に支持する。
【0016】前記レバー部材54は、その一端部54a
がピン65によって架台27に揺動自在に取付けられて
おり、また中央部54b付近はピン66によって前記レ
バー部材53に揺動自在に連結されており、さらにまた
他端部54cはピン67によって前記立上片62に摺動
かつ揺動自在に支持されている。したがって、レバー部
材53の一端部53aが駆動機構57によって案内凹溝
56上を変位されることによって、架台27は前記矢符
52方向に昇降変位される。
【0017】基台55にはまた、前記マガジン25が取
付けられるマガジンホルダ71が設けられている。この
マガジンホルダ71において前記架台27側に臨んで、
ディスク判別装置60の検出部材72が立設されてい
る。ディスク判別装置60は、前記検出部材72と、架
台27に取付けられ一対の受発光素子などで実現される
ホトセンサ73とを含んで構成されている。検出部材7
2には、前記マガジン25内の各ディスク収納位置に対
応してスリット75が形成されている。
【0018】したがって所望とするディスクが選択され
るときには、昇降機構21が駆動され、これによる架台
27の矢符52方向の変位に伴ってホトセンサ73がス
リット75をカウントしてゆき、所望とするディスクの
収納位置に対応したカウント値となると前記昇降機構2
1が停止されて挿排手段28が駆動され、ディスク26
の取出しが行われる。その後、再び昇降機構21が駆動
されてディスク26がターンテーブル23上の所定の再
生位置に載置されて再生が行われる。また、再生の終了
したディスク26が昇降機構21によって再び収納位置
まで昇降変位された後、挿排手段28によってマガジン
25内に押込まれて収納される。このようにして、ディ
スク26の交換が可能となる。
【0019】また本考案では、前記昇降機構21には、
バイアスばね40と、滑車42とが設けられている。バ
イアスばね40の一端部40aは、架台27の一側部2
7aに立設された支持柱39に固定されており、他端部
40bは、基台55の一端部55bに立設された支持柱
41に固定されている。基台55の他端部55aには、
前記支持柱39に対向して、方向変換手段である滑車4
2が回転自在に取付けられている。前記滑車42と支持
柱41との間は、バイアスばね40の縮小状態での長さ
よりも充分長く形成されており、したがって支持柱39
から矢符52a方向の滑車42を介して、該滑車42か
ら前記矢符52方向とは垂直方向の矢符44方向に立設
された支持柱41間に張架されたバイアスばね40は、
常時、架台27を矢符52aで示される基台55への近
接方向にばね付勢している。また、架台27が基台55
に最も近接した状態であっても、前記支持柱41と滑車
42との間隔が長いので、充分なバイアス力を発揮する
ことができる。
【0020】したがって、該コンパクトディスク再生装
置22が車載用として用いられても、車体振動による架
台27のがたつきを防止することができ、該架台27の
動作不良や故障を未然に防止することができる。
【0021】なお上述の実施例では、バイアスばね40
および滑車42は、架台27の一方の側部27aについ
て設けられたけれども、本考案の他の実施例として他方
の側部27bに設けられてもよく、また両側部27a,
27bにともに設けられてもよい。
【0022】さらにまた、図4および図5のコンパクト
ディスク再生装置72で示すように、バイアスばね40
に関する構成を基台55内に設けるようにしてもよい。
すなわちこの実施例では、架台27の一方の側部27a
の中央部付近には凹所73が形成されており、この凹所
73内に支持柱39が立設される。またこの支持柱39
に対向して基台55内の立上片62の基端部付近には滑
車42が取付けられ、基台55内の一端部55bには支
持柱41が立設される。
【0023】これによって、バイアスばね40が外部の
構成部品と係合する恐れはなく、しかも架台27の中央
部付近にバイアス力が作用するので、円滑な動作を実現
することができる。なおこの実施例でも、バイアスばね
40および滑車42は、架台27の他方の側部27bに
設けられてもよく、あるいは両側部27a,27bに設
けられてもよい。
【0024】また本考案は、車載用の磁気テープ再生装
置における磁気テープカセットの昇降機構などの、基台
と架台との近接状態での該架台と基台との間隔が狭い構
成に好適に実施することができる。
【0025】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ばね部材
の一端部を架台に固定し、他端部を方向変換手段によっ
て前記一端部が延びる方向とは交差する方向に充分間隔
をあけて基台に固定するので、架台が基台に最も近接し
ている状態であっても、ばね部材は伸長して充分なバイ
アス力を、直接、架台に作用させることができ、これに
よって架台のがたつきを防止して、動作不良や故障の発
生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の昇降機構21を備えるコン
パクトディスク再生装置22の斜視図である。
【図2】前記コンパクトディスク再生装置22を簡略化
して示す側面図である。
【図3】挿排手段28によるマガジン25からのディス
ク26の挿排動作を説明するための平面図である。
【図4】本考案の他の実施例のコンパクトディスク再生
装置72を簡略化して示す側面図である。
【図5】前記コンパクトディスク再生装置72の平面図
である。
【図6】典型的な従来技術の昇降機構1を備えるコンパ
クトディスク再生装置2を簡略化して示す側面図であ
る。
【符号の説明】
21 昇降機構 22,72 コンパクトディスク再生装置 25 マガジン 26 コンパクトディスク 27 架台 40 バイアスばね 42 滑車 53,54 レバー部材 55 基台

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台を基台に対して近接・離反変位可能
    に支持する昇降機構において、 前記架台に一端部が固定されるばね部材と、 前記基台において前記ばね部材の固定位置に対向した位
    置に取付けられ、ばね部材を伸縮自在に、かつ該ばね部
    材の他端部を前記近接・離反方向に対して交差方向に伸
    びるように案内する方向変換手段とを備え、 前記ばね部材の他端部を、前記基台上で方向変換手段か
    ら前記交差方向に間隔をあけて固定することを特徴とす
    る昇降機構。
JP3609693U 1993-06-30 1993-06-30 昇降機構 Expired - Lifetime JP2521225Y2 (ja)

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JP3609693U JP2521225Y2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 昇降機構

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JPH0710850U JPH0710850U (ja) 1995-02-14
JP2521225Y2 true JP2521225Y2 (ja) 1996-12-25

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