JP2527225Y2 - マガジン収納式ディスクプレーヤ - Google Patents

マガジン収納式ディスクプレーヤ

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JP2527225Y2 JP2070091U JP2070091U JP2527225Y2 JP 2527225 Y2 JP2527225 Y2 JP 2527225Y2 JP 2070091 U JP2070091 U JP 2070091U JP 2070091 U JP2070091 U JP 2070091U JP 2527225 Y2 JP2527225 Y2 JP 2527225Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンパクトディスクな
どのディスクを再生などするディスクプレーヤに係り、
特にディスクを収納しているマガジンがディスク再生ユ
ニットと同じ筐体内に収納されこのマガジン内から所定
のディスクが選択されて演奏されるマガジン収納式ディ
スクプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】複数のディスクを選択して演奏する装置
としていわゆるディスクチェンジャがある。このディス
クチェンジャは、6枚や8枚など数の多いディスクを選
択演奏できるように構成されている。この種のディスク
チェンジャは、その外形が大きいために、車内には設置
できずトランクルーム内などに設置されて使用される。
そして操作する者は車室内から操作し、トランクルーム
内にあるディスクチェンジャ内にて、マガジン内からデ
ィスクが選択して引き出されるなどし、チェンジャ内に
設けられたディスク再生ユニットにより選択されたディ
スクが演奏される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記ディスクチェンジャでは、トランクルーム内などに
チェンジャの本体を設置しているため、ディスクを交換
するたびにトランクルームを開け、ディスクマガジンを
排出させる必要がある。また、装置が大型であるため、
トランクルーム内のスペースも広く占有することにな
り、スペース効率の悪いものとなっている。そこで本考
案の考案者は、先願である特願平2ー234061号に
おいて、マガジン収納式ディスクプレーヤを提供した。
これはディスクを収納しているマガジンをディスク再生
ユニットと重なる収納領域に移動できるようにし、マガ
ジンがこの収納領域から外れる位置へ移動している状態
で、マガジン内からディスクを引き出すようにしている
ものである。このマガジン内に例えば3枚などの複数の
ディスクを収納することにより小型のディスクチェンジ
ャとして使用することが可能になる。
【0004】ところがこのマガジン収納式ディスクプレ
ーヤでは、マガジン内からディスクを引出しまたはマガ
ジン内にディスクを戻しているときには、マガジンが前
記収納領域から外方へ突出した状態になる。そのためマ
ガジン内からディスクを引出しまたは戻しているとき
に、突出した状態のマガジンが故意に押し込まれるよう
なことがあると、ディスクの取出しならびに戻し動作に
支障をきたすことになる。またディスクが再生ユニット
にて再生されているときには、マガジンは、再生ユニッ
トと重なる収納領域に位置しているが、このときも外力
の振動などによりマガジンが収納領域から飛び出すよう
なことがあると、誤動作の原因になる。そこで、マガジ
ンがディスクの取出しと戻しを行っているときならびに
ディスクの再生が行われているときに、マガジンを機器
本体内にてロックする必要があるが、このロックのため
に新たにソレノイドなどの機構を設けると、装置の構造
がさらに複雑になってしまう。本考案は上記の課題を解
決するものであり、特願平2ー234061号に記載さ
れているようなマガジンを再生ユニットと並ぶ位置に収
納するものにおいて、ディスクの引出しならびに戻しを
行っているときならびにディスクを再生しているとき
に、別個の駆動機構を設けることなく、マガジンのロッ
クができるようにしたものであり、並びにマガジン内の
所定のスぺース内に確実に戻すことができない場合であ
っても装置の使用不能状態などが生じるのを防止できる
ようにしたマガジン収納式ディスクプレーヤを提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によるマガジン収
納式ディスクプレーヤは、ケース内に、ディスクを回転
させる回転機構ならびにディスクに対向するピックアッ
プを備えたディスク再生ユニットと、装置外方へ突出す
る位置から前記ディスク再生ユニットと重なる収納領域
との間を移動し且つディスクを収納したマガジンを保持
する移動テーブルと、移動テーブルに設けられてディス
クをマガジン内から引出しまたはマガジン内に送り込む
ディスク搬送部材と、同じく移動テーブルに設けられて
前記ディスク搬送部材をディスクの引出しと送り込みを
行う第1の位置とこの位置から外れる第2の位置とへ移
動させる駆動機構とが設けられており、前記移動テーブ
ルにはその移動領域の両端部に位置しているときに前記
ケースに形成されたロック穴内に嵌合する方向へ付勢さ
れたストッパが設けられており、このストッパは前記デ
ィスク搬送部材が第2の位置へ移動するときにこのディ
スク搬送部材によりロック穴から抜け出る方向へ駆動さ
れることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上記手段では、マガジンを保持した移動テーブ
ルが装置外方へ突出している状態のときに、ディスク搬
送部材が第1の位置へ移動してこのディスク搬送部材に
より、マガジン内からディスク再生ユニットへのディス
クの引出しならびにマガジン内へのディスクの戻し動作
が行われる。このときストッパは付勢部材に付勢されて
ケースに形成されたロック穴に嵌合する。よってこのと
き、移動テーブルはロックされていることになり、外部
から移動テーブルまたはマガジンが押されても、装置内
へ移動することが防止できる。ディスクの引出しまたは
ディスクの戻し動作が完了すると、ディスク搬送部材は
第2の位置へ移動する。このときこのディスク搬送部材
によりストッパがロック穴から抜け出る方向へ駆動さ
れ、移動テーブルのロックが解除される。よって移動テ
ーブルはケース内方へ移動できることになる。またマガ
ジンがディスク再生ユニットと重なる位置に移動してい
るときにも、前記ディスク搬送部材は第1の位置へ移動
する。よってストッパがロック穴内に嵌合し、この状態
でも移動テーブルはロックされるようになる。
【0007】
【実施例】以下、本考案について図面を参照して説明す
る。第1図は本考案によるマガジン収納式ディスクプレ
ーヤを示す分解斜視図である。第1図において、符号A
はマガジンMを支持する移動テーブルである。この移動
テーブルAの奥左側には所望のディスクを選択する選択
駆動機構Bが搭載されている。Cは上記移動テーブルA
を進退自在に支持する上部ユニットである。Eは上部ユ
ニットCの下側に設けられた下部ユニットである。上部
ユニットと下部ユニットEは固定ねじにより固定され、
上部ユニットCと下部ユニットEとが上下に重ねられて
互いに固定される。この組み立てられた状態で、幅、高
さ、奥行き寸法が、いわゆる1ディンサイズとなり、自
動車のダッシュボードにてカーラジオやカーステレオと
同じ取付スペース内に実装できるようになる。
【0008】図2は移動テーブルAに保持されたマガジ
ンMの外観を示しており、図5の左部分に移動テーブル
Aに保持されたマガジンの一部が断面にて示されてい
る。このマガジンMはディスクDを複数枚収納するもの
であり、図の実施例では3枚のディスクDが収納され
る。このマガジンMはケース1とカバー2とから構成さ
れている。ケース1とカバー2とが固定された状態で
は、一側部に開口3が形成され、それ以外の3側面は閉
塞された箱形状となる。また、マガジンM内には3枚の
可動板4,5,6が収納されている。ケース1の底面1
aと可動板4との間が1段目のディスク収納スペースS
1で、可動板4と5の間が2段目のディスク収納スペー
スS2、そして可動板5と6の間が3段目のディスク収
納スペースS3である。
【0009】図1ならびに図2に示すように、前記移動
テーブルAは、底板11aとこの底板11aの両側部に
折曲げられた側板11bと、この側板11bの上縁から
折曲げられた上部ガイド板11cとを有している。また
側板11bの手前側の間にはドア19が設けられてい
る。このドア19は軸19aにより内側方向へ開放自在
に支持されている。マガジンMは、移動テーブルAが上
部ユニットC内に入り込んでいるときに、外装筺体の挿
入口から挿入される。そしてドア19は内方へ回動した
状態に維持される。挿入されたマガジンMは、図1に示
す前記底板11aに設けられたロックピン12により移
動テーブルA内にてロックされ、以後はイジェクトされ
るまでマガジンMと移動テーブルAは一体の状態とな
る。前記ロックピン12はロックレバー13に固定され
ているものであり、このロックレバー13はスプリング
14により常にロック方向へ付勢されている。このプレ
ーヤにおいて、マガジンMを移動テーブルAに装填して
ロックする動作と、移動テーブルAからマガジンMを排
出するイジェクト動作は、移動テーブルAが上部ユニッ
トC内に引き込まれて下部ユニットEと重なって収納さ
れている状態において行なわれる。
【0010】図2に示すように、上部ユニットCのケー
ス21は板金により逆コの字形に折曲げ形成されてい
る。その一方の側板21aには一対の平行なガイド溝2
1bが形成されている。前記移動テーブルAの側板11
bの外面には摺動ピン22が設けられ、この摺動ピン2
2が上記ガイド溝21bに挿入され、移動テーブルAは
ガイド溝21bに案内されて、ケース21内に退行し且
つ突出する方向、すなわち下部ユニットEと重なる収納
領域ならびに図1と図2に示すように、上部ユニットC
から前方へ突出する位置との間を往復移動自在にガイド
されている。図1に示すように、ケース21の側板21
aの下縁部には軸に支持された送りギヤ24が設けられ
ている。一方前記移動テーブルAの側板11bの下縁に
はラックが形成され、このラックが送りギヤ24と噛み
合っている。この下側に位置する下部ユニットEから後
述の経路により動力がこの送りギヤ24に伝達される
と、その動力がラックに伝達されて、移動テーブルAは
上部ユニットCのケース21内に退行しまたは突出する
方向へ駆動される。なおケース21の反対側の側板21
cにも同様に送りギヤが設けられ、この送りギヤにより
側板21c側においても移動テーブルAの側板11bに
送り力が与えられる。
【0011】次に移動テーブルAにおいて図1の上側奥
方に位置する選択駆動機構Bの構造を説明する。図3は
選択駆動機構Bの構造を説明するためのものであり、図
1のケース21内におけるIII−III断面図に相当
している。図5に示すように、ケース21内には、移動
テーブルAに保持されたマガジンMの開口部に対向する
排出挿入ローラ41ならびに下側従動ローラ31が設け
られている。図5に示すように、前記排出挿入ローラ4
1は揺動レバー42に支持され、下側従動ローラ31は
ローラホルダ32に支持され、この下側従動ローラ31
はスプリングの付勢力により排出挿入ローラ41に圧接
されている。なお下側従動ローラ31のローラホルダ3
2を支持している軸33は前記ケース21内の固定され
ているものであり、移動テーブルAが図示右方向へ移動
するとき、下側従動ローラ31は下方向へ待避し、移動
テーブルAと一緒に移動しない。
【0012】一方前記排出挿入ローラ41は移動テーブ
ルAと共に移動する。すなわち、図3に示すように、前
記移動テーブルAの側板11bには機構ベース40が延
長して固定されており、この機構ベース40に固定され
た軸43の先端部に対し、前記揺動レバー42が回動自
在に支持されている。図3と図4に示すように、機構ベ
ース40には上下方向へ移動する昇降ブロック45が設
けられている。この昇降ブロック45に設けられたピン
46には、ローラ連結レバー47が回動自在に支持さ
れ、このローラ連結レバー47の先部が前記排出挿入ロ
ーラ41の軸に連結されている。
【0013】上記昇降ブロック45は図3と図4におい
て図の上下方向に延びるガイド軸53によって昇降方向
にガイドされている。また昇降ブロック45にはナット
部材48が保持されており、このナット部材48は駆動
スクリュー49に螺装されている。駆動スクリュー49
は前記ガイド軸53と平行に設けられており、その下部
にウォームホイール51が固設されている。機構ベース
40には昇降用のモータm1が設けられ、このモータm
1の回転軸に設けられたウォーム52が上記ウォームホ
イール51と噛み合っている。モータm1によりウォー
ムホイール51ならびに駆動スクリュー49が駆動され
ると、その回転数に応じた距離だけ昇降ブロック45が
昇降動作する。この昇降動作により、ローラ連結レバー
47を介して排出挿入ローラ41も昇降駆動され、これ
により揺動レバー42が軸43を中心として揺動し、排
出挿入ローラ41が図の上下方向の位置が決められる。
【0014】上記モータm1により排出挿入ローラ41
が軸43を中心として揺動駆動され、これにより排出挿
入ローラ41は図5に示す各ポジションへ移動する。図
5に示すように、移動テーブルAが図示左方向へ突出し
ている状態では、スプリングの付勢力により下側従動ロ
ーラ31は排出挿入ローラ41に圧接しており、よって
排出挿入ローラ41の昇降動作に下側従動ローラ31が
追従する。図5において排出挿入ローラ41が(0)の
高さのときが原位置であり、(1)が1段選択位置、
(2)が2段選択位置、(3)が3段選択位置である。
前記(0)で示す原位置はマガジンのイジェクト動作な
どに使用されるポジションである。イジェクト動作は移
動テーブルAが上部ユニットC内に収納されている状態
でのみ行なわれ、このとき下側従動ローラ31は排出挿
入ローラ41から離れている。またマガジンM内のディ
スクの排出ならびに挿入動作は図5に示すように、移動
テーブルAが上部ユニットCから突出している状態にお
いてのみ行われる。このとき(1)はマガジンM内の1
段目のディスク収納スペースS1内のディスクDの排出
挿入位置、(2)は2段目のディスク収納スペースS2
内のディスクDの排出挿入位置、(3)は3段目のディ
スク収納スペースS3内のディスクDの排出挿入位置で
ある。この各ポジションは図3に示す前記モータm1の
回転数を制御することにより行なわれる。この制御のた
めの検知回転体55はガイド軸53の下部に回転自在に
設けられている。検知回転体55の周囲には歯が形成さ
れ、この歯が前記ウォームホイール51と一体のギヤ5
4に噛み合っている。この検知回転体55には1回転に
つき2箇所の検知穴が形成され、これが光学検知器56
により検知される。
【0015】また図3に示すように、機構ベース40に
はモータm2が設けられている。このモータm2の動力
は、ピニオン61から、ギヤ62、63、64、67、
68を経て排出挿入ローラ41と一体のギヤに伝達さ
れ、モータm2の動力により排出挿入ローラ41は正逆
両方向へ駆動される。さらにギヤ64の動力は、ギヤ7
1、72、73を介して切換回転体76に伝達され、こ
の切換回転体76と一体のカム75が回転して切換レバ
ー(図示せず)が駆動され、これにより軸85に回転自
在に設けられた駆動腕86が駆動される。移動テーブル
Aがケース21内に移動している状態において、排出挿
入ローラ41が図5に示す(0)の原位置へ下降してい
るとき、昇降ブロック45により駆動腕86が下降させ
られ、移動テーブルAに設けられた前記ロックレバー1
3の側方13aに対向する。このときカム75により駆
動腕86が駆動されると、ロックレバー13によるマガ
ジンMのロックが解除され、マガジンMは移動テーブル
Aから排出される。
【0016】図4に示すように、前記昇降ブロック45
が支持されているガイド軸53にはストッパレバー57
が昇降自在に設けられている。このストッパレバー57
は板金により形成されているものであり、その上下の折
り曲げ部57aと57bがガイド軸53に摺動自在に外
挿されている。またストッパレバー57はスプリング5
8により図示上方へ付勢されている。そしてストッパレ
バー57の上部にストッパ57cが一体に突出してい
る。前記昇降ブロック45により排出挿入ローラ41が
(1)から(3)の各切換位置にあるときには、図3に
示すように、スプリング58の付勢力によりストッパレ
バー57が上方へ移動し、ストッパ57cが上方へ大き
く突出している。また昇降ブロック45が下降し、排出
挿入ローラ41が(0)で示す原位置へ下降していると
きには、昇降ブロック45の下縁部がストッパレバー5
7の下側の折り曲げ部57aを押し、ストッパレバー5
7が下降させられて、上端のストッパ57cが後退す
る。図1に示すように、上部ユニットCのケース21の
上面にはロック穴21dと21eが形成されている。移
動テーブルAが突出している状態ならびに上部ユニット
C内に移動したディスク再生状態において、前記ストッ
パ57cがロック穴21dまたは21e内に嵌合して、
移動テーブルAがロックされる。
【0017】次に下部ユニットEの構造を図1と図5と
により説明する。下部ユニットEのベース100には、
再生ユニットFがダンパ102aから102dにより弾
性的に浮上して設けられている。また再生ユニットFの
シャーシ103は複数のコイルスプリング105a,1
05b,105cにより前記ベース100から吊下げら
れている。再生ユニットFは上記ダンパならびにコイル
スプリングを介して支持されることにより、車体振動が
再生部に及ぶことによる影響を減少させている。再生ユ
ニットFのシャーシ103のほぼ中央部にはターンテー
ブル106が設けられている。このターンテーブル10
6はマガジンM内から引き出されたディスクDを支持し
て回転駆動するためのものであり、シャーシ103の下
面に設けられたモータにより回転駆動される。またシャ
ーシ103の切欠き103a内には光ピックアップが設
けられている(図示せず)。この光ピックアップが、タ
ーンテーブル106に装填されたディスクDの記録面に
沿って移動し、これにより演奏が行なわれる。
【0018】再生ユニットFのシャーシ103の上方に
はクランプアーム110が対向して設けられこのクラン
プアーム110にクランパ115が支持されている。再
生ユニットFの側部にはモータm3が設けられている。
このモータm3の動力は、ギヤ群125により駆動レバ
ー141に伝達され、この動力によりクランプアーム1
10が昇降駆動されて、ターンテーブル106とクラン
パ115とでディスクが挟持される。前記ギヤ群125
の動力は伝達駆動ギヤ128aに伝達される。この伝達
駆動ギヤ128aは、ベース100を横断して回動自在
に設けられた軸129の一端に固定されている。この軸
129の他端にはもうひとつの伝達駆動ギヤ128bが
固定されている。上部ユニットCは下部ユニットE上に
重ねられて互いに固定されるが、このとき上部ユニット
Cのケース21の側板21aに設けられた前記送りギヤ
24は伝達駆動ギヤ128aに噛み合い、またケース2
1の他方の側板21cに設けられた送りギヤは伝達駆動
ギヤ128bと噛み合う。すなわち上部ユニットCに対
し突出し且つ引き込まれるように動作する移動テーブル
Aは下部ユニットEに設けられたモータm3の動力によ
り駆動される。マガジンM内から引き出されたディスク
Dは再生ユニットFのターンテーブル106上にクラン
プされるが、このクランプのための動力源と移動テーブ
ルAを移動させるための動力源は、共に前記モータm3
である。
【0019】次に上記構造のマガジン収納式ディスクプ
レーヤの動作について説明する。 (マガジン装填ならびにイジェクト動作) マガジンMの装填ならびにイジェクトは、移動テーブル
Aが上部ユニットCのケース21内に引き込まれ、下降
しているクランプアーム110上にて再生ユニットFと
重なる収納領域内に収納されている状態で行なわれる。
移動テーブルAを上部ユニットC内に引き込む動作は、
下部ユニットEのモータm3により行なわれる。このモ
ータm3によりギヤ群125を介して伝達駆動ギヤ12
8aと128bを反時計方向へ駆動すると、上部ユニッ
トCのケース21の側板21aに設けられた送りギヤ2
4が時計方向へ駆動され、移動テーブルAの側板11b
のラックが駆動されて、移動テーブルAが上部ユニット
C内に引き込まれる。このときモータm3により、クラ
ンプアーム110が下降し、クランプアーム110が下
降している再生ユニットF上に移動テーブルAが収納さ
れる。この状態でマガジンMが挿入される。マガジンM
は移動テーブルAのドア19を押すようにして底板11
aとガイド板11cの間に挿入される。マガジンMが挿
入されると、ロックピン12によりマガジンMがロック
される。以後イジェクトされるまで、移動テーブルAと
マガジンMは一体となって動作する。
【0020】マガジンMを排出するイジェクト動作が行
なわれるのは、移動テーブルAならびにこれに保持され
たマガジンMが再生ユニットFの上方に引き込まれてい
るときである。イジェクト指令が出されると、図3に示
す選択駆動機構Bのモータm1により、ウォームホイー
ル51が駆動されこれと一体の駆動スクリュー49が駆
動されて、昇降ブロック45が下降する。昇降ブロック
45が下降したとき、昇降ブロック45と共に昇降する
排出挿入ローラ41は(0)で示す原位置となる。この
原位置では昇降ブロック45と共に昇降する駆動腕86
は、移動テーブルAの底板11aの下側に設けられたロ
ックレバー13の側部13aに対向する。この状態で選
択駆動機構B内に設けられたモータm2が駆動され、ギ
ヤ62ならびにギヤ63,64,71,72,ギヤ73
により切換ギヤ74が駆動されると、カム75により駆
動腕86が駆動され、ロックレバー13によるロックが
解除されて、マガジンMが排出される。
【0021】(演奏動作) マガジンMの装填ならびにイジェクト動作は、上記のよ
うにマガジンMが引き込まれている状態で行なわれる
が、ディスクDの演奏動作もマガジンMが上部ユニット
C内に引き込まれている状態で行なわれる。このときマ
ガジンMから引き出されているディスクDは、ターンテ
ーブル106とクランパ115との間に挟持される。そ
して下降しているクランプアーム110の上に重なる位
置の収納領域に移動テーブルAならびにマガジンMが収
納される。この演奏動作状態では、移動テーブルAに設
けられている選択駆動機構B(図3参照)のモータm1
により駆動スクリュー49が駆動され、昇降ブロック4
5が上昇し、排出挿入ローラ41は、図5に示す原位置
(0)よりも上の位置すなわち第1の選択位置(1)よ
りも上の位置へ移動している。なお図3に示す駆動腕8
6も昇降ブロック45と共に上昇し、ロックレバー13
から外れる位置へ移動している。このように演奏動作で
は、昇降ブロック45が上昇しているため、その下端が
ストッパレバー57の下部の折り曲げ部57aから離
れ、スプリング58の弾性力によりストッパレバー57
が上昇する。よってこのときストッパレバー57の上部
に設けられたストッパ57cがケース21の後方のロッ
ク穴21eに嵌合する。その結果、演奏状態では、移動
テーブルAは上部ユニットC内に収納された状態でロッ
クされていることになる。
【0022】(ディスク交換動作) 以下では前記演奏状態からディスクを交換する動作を説
明する。ディスク交換動作では、上記演奏状態から、図
3に示すモータm1を駆動して昇降ブロック45を下降
させる。このとき昇降ブロック45の下端によりストッ
パレバー57の折り曲げ部57aが押し下げられ、スト
ッパレバー57が下降してその上端のストッパ57c
が、ケース21のロック穴21dから外れて移動テーブ
ルAのロックが解除される。次に、下部ユニットEのモ
ータm3を駆動する。この駆動力は図1に示すギヤ群1
25により伝達駆動ギヤ128aと128bに伝達さ
れ、上部ユニットCの側板21aに設けられた送りギヤ
24ならびに他方の側板21cに設けられた送りギヤが
反時計方向へ駆動されて、移動テーブルAの側板11b
に設けられたラックに動力が与えられ、移動テーブルA
が上部ユニットCから突出する。図2ならびに図5はデ
ィスク交換動作における移動テーブルAとマガジンMの
突出状態を示している。このときマガジンMは移動テー
ブルAに保持された状態でまたドア19も上方へ回動し
た状態で突出するため、使用者はイジェクトされたマガ
ジンMではなく、ディスク交換動作中であることを認識
できる。
【0023】下部ユニットEのモータm3により、伝達
駆動ギヤ128aと128bが駆動され、移動テーブル
Aが突出する際、同じモータm3の駆動力により、クラ
ンプアーム110がほぼ水平姿勢で上昇させられる。よ
ってターンテーブル106上のディスクDのクランプは
解除される。このクランプアーム110の上昇と前記移
動テーブルAの突出動作は、ちょうどマガジンMなどが
ディスクDの上から外れたときにクランプアーム110
の上昇が完了するタイミングである。またクランプアー
ム110が上昇したとき、下側従動ローラ31がローラ
ホルダ32のスプリング付勢力により回動して持ち上げ
られ、ディスクDの図示左端は排出挿入ローラ41と下
側従動ローラ31とで挟持された状態になる。
【0024】このように移動テーブルAが上部ユニット
Cから突出し、且つクランプアーム110が上昇した状
態でディスクの交換が行なわれる。まず図3に示す選択
駆動機構Bのモータm1により駆動スクリュー49が駆
動され、昇降ブロック45が昇降して、ローラ連結レバ
ー47を介して排出挿入ローラ41を昇降させ、図5に
て(1)から(3)で示すいずれかの選択位置へ移動さ
せる。これは前述のように図3に示す検知回転体55の
回転数を光学検知器56により検知することにより制御
される。例えばこれまでターンテーブル106上にクラ
ンプされていたディスクDを戻す場所がマガジンMの2
段目のディスク収納スペースS2であるときには、排出
挿入ローラ41が(2)で示す2段選択位置となり、こ
のローラ41と下側従動ローラ31によりクランプ解除
されたディスクDの端部が挟持されて、このディスクD
が上記スペースS2の前方に対向する。排出挿入ローラ
41ならびに下側従動ローラ31の選択位置の制御が完
了すると、図3に示す選択駆動機構Bのモータm2が駆
動され、ギヤ群を介して排出挿入ローラ41が時計方向
へ駆動され、ディスクDが前記スペースS2内に戻され
る。
【0025】次に新たなディスクを引出すときには、図
3に示すモータm1により昇降ブロック45を昇降さ
せ、排出挿入ローラ41ならびに下側従動ローラ31を
図5における(1)から(3)で示すいずれかの選択位
置へ移動する。そしてカム75により図示しない切換レ
バーが駆動される駆動腕86がマガジンMに設けられた
図示しない排出部材を動作させ、マガジンM内の可動板
4、5、6のいずれかが回動してスペースS1、S2、
S3のいずれかの内部に設けられたディスクDがマガジ
ンMの開口部3から突出する。そしてモータm2により
排出挿入ローラ41が反時計方向へ駆動されて、選択さ
れたディスクDがディスク再生ユニットF内のターンテ
ーブル106とクランパ115との間に送りこまれる。
ディスクDの引き出しが完了すると、図3に示すモータ
m1が再度駆動され、昇降ブロック45が下降して、排
出挿入ローラ41と下側従動ローラ31が図5における
原位置(0)に下降し、未だローラ41と31とで挟持
されているディスクDの端部がターンテーブル106上
へ下降させられる。
【0026】上記のように、移動テーブルAが上部ユニ
ットCから突出した状態で、マガジンM内のディスクD
の引出しと戻し動作が行われている間は、図3に示す昇
降ブロック45が上昇して排出挿入ローラ41が(1)
から(3)のいずれかの選択位置にある。よってストッ
パレバー57はスプリング58の弾性力により上昇し、
その上端に設けられたストッパ57cが、図1において
ケース21の前方に形成されているロック穴21dに嵌
合し、移動テーブルAがロックされた状態となってい
る。またディスクDの選択ならびに引出し動作が完了し
たときには、前述のように、昇降ブロック45が下降し
て排出挿入ローラ41は(0)で示す原位置へ下降す
る。よってこのとき、昇降ブロック45の下端がストッ
パレバー57を押し、ストッパ57cがロック穴21d
から抜け出て、移動テーブルAのロックが解除される。
【0027】上記の移動テーブルAのロックが解除され
た後、下部ユニットEのモータm3が始動し、ギヤ群を
介して伝達駆動ギヤ128aと128bが反時計方向へ
駆動され、送りギヤ24が時計方向へ駆動されて、移動
テーブルAが上部ユニットC内に引き込まれる。そして
ディスクDがクランパ115とターンテーブル106と
で挟まれる。そしてディスクDが回転駆動され、光ピッ
クアップにより再生が行なわれる。なお上記実施例で
は、マガジンM内に3枚のディスクDが収納されている
状態を示しているが、この収納枚数は何枚であってもよ
く、マガジンMにディスクDが1枚だけ収納されていて
もよい。また、上記の実施例では、車載用のCDプレー
ヤを想定したが、家庭用のCDプレーヤあるいは業務用
のCDプレーヤ、LD(レーザディスク)プレーヤ、さ
らには光メモリ装置などにも実施可能である。
【0028】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、移動テ
ーブルAが突出してマガジン内のディスクの引出しと送
り込みを行っている状態と、移動テーブルAが収納領域
に移動してディスク再生ユニットにより演奏動作を行っ
ているときに、移動テーブルがロックされる。よってデ
ィスク交換動作中に誤ってマガジンならびに移動テーブ
ルが押し込まれるようなことはなく、また演奏動作中に
移動テーブルが突出するような誤動作を防止できるよう
になる。またこのロックのための駆動源として、ディス
ク搬送部材を動作させる駆動機構を設けているので、ロ
ック用のソレノイドなどを別個に設ける必要はなく、構
造を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるマガジン収納式ディスクプレーヤ
の全体構造を示す分解斜視図。
【図2】マガジンを保持した移動テーブルがケースから
突出している状態を示す部分斜視図。
【図3】移動テーブルに設けられた選択駆動機構を示す
ものであり、図1のケース内部のIII−III断面
図。
【図4】図3と同じ部分の別の動作を示す断面図。
【図5】マガジンならびに再生ユニットの対向状態を示
す側面図。
【符号の説明】
A 移動テーブル B 選択駆動機構 C 上部ユニット F ディスク再生ユニット M マガジン D ディスク 21 ケース 21d ロック穴 21e ロック穴 31 下側従動ローラ 41 排出挿入ローラ 45 昇降ブロック 53 ガイド軸 57 ストッパレバー 57c ストッパ 58 ストッパレバーを付勢するスプリング 106 ターンテーブル 115 クランパ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に、ディスクを回転させる回転
    機構ならびにディスクに対向するピックアップを備えた
    ディスク再生ユニットと、装置外方へ突出する位置から
    前記ディスク再生ユニットと重なる収納領域との間を移
    動し且つディスクを収納したマガジンを保持する移動テ
    ーブルと、移動テーブルに設けられてディスクをマガジ
    ン内から引出しまたはマガジン内に送り込むディスク搬
    送部材と、同じく移動テーブルに設けられて前記ディス
    ク搬送部材をディスクの引出しと送り込みを行う第1の
    位置とこの位置から外れる第2の位置とへ移動させる駆
    動機構とが設けられており、前記移動テーブルにはその
    移動領域の両端部に位置しているときに前記ケースに形
    成されたロック穴内に嵌合する方向へ付勢されたストッ
    パが設けられており、このストッパは前記ディスク搬送
    部材が第2の位置へ移動するときにこのディスク搬送部
    材によりロック穴から抜け出る方向へ駆動されることを
    特徴とするマガジン収納式ディスクプレーヤ。
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