JPH04111040U - マガジン収納式デイスクプレーヤ - Google Patents

マガジン収納式デイスクプレーヤ

Info

Publication number
JPH04111040U
JPH04111040U JP2070091U JP2070091U JPH04111040U JP H04111040 U JPH04111040 U JP H04111040U JP 2070091 U JP2070091 U JP 2070091U JP 2070091 U JP2070091 U JP 2070091U JP H04111040 U JPH04111040 U JP H04111040U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magazine
disc
disk
moving table
movable table
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2070091U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2527225Y2 (ja
Inventor
昌司 鈴木
Original Assignee
アルパイン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アルパイン株式会社 filed Critical アルパイン株式会社
Priority to JP2070091U priority Critical patent/JP2527225Y2/ja
Publication of JPH04111040U publication Critical patent/JPH04111040U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2527225Y2 publication Critical patent/JP2527225Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Disk Changers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マガジンが本体に対して突出した状態でマガ
ジン内からディスクが引出されて演奏されるディスクプ
レーヤにおいて、マガジンが突出した状態ならびに収納
された状態でロックされる。 【構成】 複数枚のディスクが収納されたマガジンMが
移動テーブルAに保持され、マガジンMならびに移動テ
ーブルAがケース21から突出した状態で、移動テーブ
ルAに搭載された選択駆動機構によりマガジンMからデ
ィスクが引出されて再生ユニットにて再生される。この
移動テーブルAが突出状態のときに、前記選択駆動機構
によりストッパ57cが突出し、ケース21に形成され
たロック穴21cに嵌合して移動テーブルAがロックさ
れる。またディスク演奏動作中は移動テーブルAとマガ
ジンMがケース21内に収納されるが、この状態におい
ても同様に、ストッパ57cにより移動テーブルAがロ
ックされる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンパクトディスクなどのディスクを再生などするディスクプレー ヤに係り、特にディスクを収納しているマガジンがディスク再生ユニットと同じ 筐体内に収納されこのマガジン内から所定のディスクが選択されて演奏されるマ ガジン収納式ディスクプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
複数のディスクを選択して演奏する装置としていわゆるディスクチェンジャが ある。このディスクチェンジャは、6枚や8枚など数の多いディスクを選択演奏 できるように構成されている。この種のディスクチェンジャは、その外形が大き いために、車内には設置できずトランクルーム内などに設置されて使用される。 そして操作する者は車室内から操作し、トランクルーム内にあるディスクチェン ジャ内にて、マガジン内からディスクが選択して引き出されるなどし、チェンジ ャ内に設けられたディスク再生ユニットにより選択されたディスクが演奏される 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の上記ディスクチェンジャでは、トランクルーム内などに チェンジャの本体を設置しているため、ディスクを交換するたびにトランクルー ムを開け、ディスクマガジンを排出させる必要がある。また、装置が大型である ため、トランクルーム内のスペースも広く占有することになり、スペース効率の 悪いものとなっている。そこで本考案の考案者は、先願である特願平2ー234 061号において、マガジン収納式ディスクプレーヤを提供した。これはディス クを収納しているマガジンをディスク再生ユニットと重なる収納領域に移動でき るようにし、マガジンがこの収納領域から外れる位置へ移動している状態で、マ ガジン内からディスクを引き出すようにしているものである。このマガジン内に 例えば3枚などの複数のディスクを収納することにより小型のディスクチェンジ ャとして使用することが可能になる。
【0004】 ところがこのマガジン収納式ディスクプレーヤでは、マガジン内からディスク を引出しまたはマガジン内にディスクを戻しているときには、マガジンが前記収 納領域から外方へ突出した状態になる。そのためマガジン内からディスクを引出 しまたは戻しているときに、突出した状態のマガジンが故意に押し込まれるよう なことがあると、ディスクの取出しならびに戻し動作に支障をきたすことになる 。またディスクが再生ユニットにて再生されているときには、マガジンは、再生 ユニットと重なる収納領域に位置しているが、このときも外力の振動などにより マガジンが収納領域から飛び出すようなことがあると、誤動作の原因になる。 そこで、マガジンがディスクの取出しと戻しを行っているときならびにディス クの再生が行われているときに、マガジンを機器本体内にてロックする必要があ るが、このロックのために新たにソレノイドなどの機構を設けると、装置の構造 がさらに複雑になってしまう。 本考案は上記の課題を解決するものであり、特願平2ー234061号に記載 されているようなマガジンを再生ユニットと並ぶ位置に収納するものにおいて、 ディスクの引出しならびに戻しを行っているときならびにディスクを再生してい るときに、別個の駆動機構を設けることなく、マガジンのロックができるように したものであり、並びにマガジン内の所定のスぺース内に確実に戻すことができ ない場合であっても装置の使用不能状態などが生じるのを防止できるようにした マガジン収納式ディスクプレーヤを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案によるマガジン収納式ディスクプレーヤは、ケース内に、ディスクを回 転させる回転機構ならびにディスクに対向するピックアップを備えたディスク再 生ユニットと、装置外方へ突出する位置から前記ディスク再生ユニットと重なる 収納領域との間を移動し且つディスクを収納したマガジンを保持する移動テーブ ルと、移動テーブルに設けられてディスクをマガジン内から引出しまたはマガジ ン内に送り込むディスク搬送部材と、同じく移動テーブルに設けられて前記ディ スク搬送部材をディスクの引出しと送り込みを行う第1の位置とこの位置から外 れる第2の位置とへ移動させる駆動機構とが設けられており、前記移動テーブル にはその移動領域の両端部に位置しているときに前記ケースに形成されたロック 穴内に嵌合する方向へ付勢されたストッパが設けられており、このストッパは前 記ディスク搬送部材が第2の位置へ移動するときにこのディスク搬送部材により ロック穴から抜け出る方向へ駆動されることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
上記手段では、マガジンを保持した移動テーブルが装置外方へ突出している状 態のときに、ディスク搬送部材が第1の位置へ移動してこのディスク搬送部材に より、マガジン内からディスク再生ユニットへのディスクの引出しならびにマガ ジン内へのディスクの戻し動作が行われる。このときストッパは付勢部材に付勢 されてケースに形成されたロック穴に嵌合する。よってこのとき、移動テーブル はロックされていることになり、外部から移動テーブルまたはマガジンが押され ても、装置内へ移動することが防止できる。ディスクの引出しまたはディスクの 戻し動作が完了すると、ディスク搬送部材は第2の位置へ移動する。このときこ のディスク搬送部材によりストッパがロック穴から抜け出る方向へ駆動され、移 動テーブルのロックが解除される。よって移動テーブルはケース内方へ移動でき ることになる。またマガジンがディスク再生ユニットと重なる位置に移動してい るときにも、前記ディスク搬送部材は第1の位置へ移動する。よってストッパが ロック穴内に嵌合し、この状態でも移動テーブルはロックされるようになる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案について図面を参照して説明する。 第1図は本考案によるマガジン収納式ディスクプレーヤを示す分解斜視図であ る。 第1図において、符号AはマガジンMを支持する移動テーブルである。この移 動テーブルAの奥左側には所望のディスクを選択する選択駆動機構Bが搭載され ている。Cは上記移動テーブルAを進退自在に支持する上部ユニットである。E は上部ユニットCの下側に設けられた下部ユニットである。上部ユニットと下部 ユニットEは固定ねじにより固定され、上部ユニットCと下部ユニットEとが上 下に重ねられて互いに固定される。この組み立てられた状態で、幅、高さ、奥行 き寸法が、いわゆる1ディンサイズとなり、自動車のダッシュボードにてカーラ ジオやカーステレオと同じ取付スペース内に実装できるようになる。
【0008】 図2は移動テーブルAに保持されたマガジンMの外観を示しており、図5の左 部分に移動テーブルAに保持されたマガジンの一部が断面にて示されている。こ のマガジンMはディスクDを複数枚収納するものであり、図の実施例では3枚の ディスクDが収納される。このマガジンMはケース1とカバー2とから構成され ている。ケース1とカバー2とが固定された状態では、一側部に開口3が形成さ れ、それ以外の3側面は閉塞された箱形状となる。また、マガジンM内には3枚 の可動板4,5,6が収納されている。ケース1の底面1aと可動板4との間が 1段目のディスク収納スペースS1で、可動板4と5の間が2段目のディスク収 納スペースS2、そして可動板5と6の間が3段目のディスク収納スペースS3 である。
【0009】 図1ならびに図2に示すように、前記移動テーブルAは、底板11aとこの底 板11aの両側部に折曲げられた側板11bと、この側板11bの上縁から折曲 げられた上部ガイド板11cとを有している。また側板11bの手前側の間には ドア19が設けられている。このドア19は軸19aにより内側方向へ開放自在 に支持されている。マガジンMは、移動テーブルAが上部ユニットC内に入り込 んでいるときに、外装筺体の挿入口から挿入される。そしてドア19は内方へ回 動した状態に維持される。挿入されたマガジンMは、図1に示す前記底板11a に設けられたロックピン12により移動テーブルA内にてロックされ、以後はイ ジェクトされるまでマガジンMと移動テーブルAは一体の状態となる。前記ロッ クピン12はロックレバー13に固定されているものであり、このロックレバー 13はスプリング14により常にロック方向へ付勢されている。 このプレーヤにおいて、マガジンMを移動テーブルAに装填してロックする動 作と、移動テーブルAからマガジンMを排出するイジェクト動作は、移動テーブ ルAが上部ユニットC内に引き込まれて下部ユニットEと重なって収納されてい る状態において行なわれる。
【0010】 図2に示すように、上部ユニットCのケース21は板金により逆コの字形に折 曲げ形成されている。その一方の側板21aには一対の平行なガイド溝21bが 形成されている。前記移動テーブルAの側板11bの外面には摺動ピン22が設 けられ、この摺動ピン22が上記ガイド溝21bに挿入され、移動テーブルAは ガイド溝21bに案内されて、ケース21内に退行し且つ突出する方向、すなわ ち下部ユニットEと重なる収納領域ならびに図1と図2に示すように、上部ユニ ットCから前方へ突出する位置との間を往復移動自在にガイドされている。 図1に示すように、ケース21の側板21aの下縁部には軸に支持された送り ギヤ24が設けられている。一方前記移動テーブルAの側板11bの下縁にはラ ックが形成され、このラックが送りギヤ24と噛み合っている。この下側に位置 する下部ユニットEから後述の経路により動力がこの送りギヤ24に伝達される と、その動力がラックに伝達されて、移動テーブルAは上部ユニットCのケース 21内に退行しまたは突出する方向へ駆動される。なおケース21の反対側の側 板21cにも同様に送りギヤが設けられ、この送りギヤにより側板21c側にお いても移動テーブルAの側板11bに送り力が与えられる。
【0011】 次に移動テーブルAにおいて図1の上側奥方に位置する選択駆動機構Bの構造 を説明する。 図3は選択駆動機構Bの構造を説明するためのものであり、図1のケース21 内におけるIII−III断面図に相当している。図5に示すように、ケース2 1内には、移動テーブルAに保持されたマガジンMの開口部に対向する排出挿入 ローラ41ならびに下側従動ローラ31が設けられている。図5に示すように、 前記排出挿入ローラ41は揺動レバー42に支持され、下側従動ローラ31はロ ーラホルダ32に支持され、この下側従動ローラ31はスプリングの付勢力によ り排出挿入ローラ41に圧接されている。なお下側従動ローラ31のローラホル ダ32を支持している軸33は前記ケース21内の固定されているものであり、 移動テーブルAが図示右方向へ移動するとき、下側従動ローラ31は下方向へ待 避し、移動テーブルAと一緒に移動しない。
【0012】 一方前記排出挿入ローラ41は移動テーブルAと共に移動する。すなわち、図 3に示すように、前記移動テーブルAの側板11bには機構ベース40が延長し て固定されており、この機構ベース40に固定された軸43の先端部に対し、前 記揺動レバー42が回動自在に支持されている。図3と図4に示すように、機構 ベース40には上下方向へ移動する昇降ブロック45が設けられている。この昇 降ブロック45に設けられたピン46には、ローラ連結レバー47が回動自在に 支持され、このローラ連結レバー47の先部が前記排出挿入ローラ41の軸に連 結されている。
【0013】 上記昇降ブロック45は図3と図4において図の上下方向に延びるガイド軸5 3によって昇降方向にガイドされている。また昇降ブロック45にはナット部材 48が保持されており、このナット部材48は駆動スクリュー49に螺装されて いる。駆動スクリュー49は前記ガイド軸53と平行に設けられており、その下 部にウォームホイール51が固設されている。機構ベース40には昇降用のモー タm1が設けられ、このモータm1の回転軸に設けられたウォーム52が上記ウ ォームホイール51と噛み合っている。モータm1によりウォームホイール51 ならびに駆動スクリュー49が駆動されると、その回転数に応じた距離だけ昇降 ブロック45が昇降動作する。この昇降動作により、ローラ連結レバー47を介 して排出挿入ローラ41も昇降駆動され、これにより揺動レバー42が軸43を 中心として揺動し、排出挿入ローラ41が図の上下方向の位置が決められる。
【0014】 上記モータm1により排出挿入ローラ41が軸43を中心として揺動駆動され 、これにより排出挿入ローラ41は図5に示す各ポジションへ移動する。図5に 示すように、移動テーブルAが図示左方向へ突出している状態では、スプリング の付勢力により下側従動ローラ31は排出挿入ローラ41に圧接しており、よっ て排出挿入ローラ41の昇降動作に下側従動ローラ31が追従する。図5におい て排出挿入ローラ41が(0)の高さのときが原位置であり、(1)が1段選択 位置、(2)が2段選択位置、(3)が3段選択位置である。 前記(0)で示す原位置はマガジンのイジェクト動作などに使用されるポジシ ョンである。イジェクト動作は移動テーブルAが上部ユニットC内に収納されて いる状態でのみ行なわれ、このとき下側従動ローラ31は排出挿入ローラ41か ら離れている。またマガジンM内のディスクの排出ならびに挿入動作は図5に示 すように、移動テーブルAが上部ユニットCから突出している状態においてのみ 行われる。このとき(1)はマガジンM内の1段目のディスク収納スペースS1 内のディスクDの排出挿入位置、(2)は2段目のディスク収納スペースS2内 のディスクDの排出挿入位置、(3)は3段目のディスク収納スペースS3内の ディスクDの排出挿入位置である。この各ポジションは図3に示す前記モータm 1の回転数を制御することにより行なわれる。この制御のための検知回転体55 はガイド軸53の下部に回転自在に設けられている。検知回転体55の周囲には 歯が形成され、この歯が前記ウォームホイール51と一体のギヤ54に噛み合っ ている。この検知回転体55には1回転につき2箇所の検知穴が形成され、これ が光学検知器56により検知される。
【0015】 また図3に示すように、機構ベース40にはモータm2が設けられている。こ のモータm2の動力は、ピニオン61から、ギヤ62、63、64、67、68 を経て排出挿入ローラ41と一体のギヤに伝達され、モータm2の動力により排 出挿入ローラ41は正逆両方向へ駆動される。さらにギヤ64の動力は、ギヤ7 1、72、73を介して切換回転体76に伝達され、この切換回転体76と一体 のカム75が回転して切換レバー(図示せず)が駆動され、これにより軸85に 回転自在に設けられた駆動腕86が駆動される。移動テーブルAがケース21内 に移動している状態において、排出挿入ローラ41が図5に示す(0)の原位置 へ下降しているとき、昇降ブロック45により駆動腕86が下降させられ、移動 テーブルAに設けられた前記ロックレバー13の側方13aに対向する。このと きカム75により駆動腕86が駆動されると、ロックレバー13によるマガジン Mのロックが解除され、マガジンMは移動テーブルAから排出される。
【0016】 図4に示すように、前記昇降ブロック45が支持されているガイド軸53には ストッパレバー57が昇降自在に設けられている。このストッパレバー57は板 金により形成されているものであり、その上下の折り曲げ部57aと57bがガ イド軸53に摺動自在に外挿されている。またストッパレバー57はスプリング 58により図示上方へ付勢されている。そしてストッパレバー57の上部にスト ッパ57cが一体に突出している。前記昇降ブロック45により排出挿入ローラ 41が(1)から(3)の各切換位置にあるときには、図3に示すように、スプ リング58の付勢力によりストッパレバー57が上方へ移動し、ストッパ57c が上方へ大きく突出している。また昇降ブロック45が下降し、排出挿入ローラ 41が(0)で示す原位置へ下降しているときには、昇降ブロック45の下縁部 がストッパレバー57の下側の折り曲げ部57aを押し、ストッパレバー57が 下降させられて、上端のストッパ57cが後退する。 図1に示すように、上部ユニットCのケース21の上面にはロック穴21dと 21eが形成されている。移動テーブルAが突出している状態ならびに上部ユニ ットC内に移動したディスク再生状態において、前記ストッパ57cがロック穴 21dまたは21e内に嵌合して、移動テーブルAがロックされる。
【0017】 次に下部ユニットEの構造を図1と図5とにより説明する。 下部ユニットEのベース100には、再生ユニットFがダンパ102aから1 02dにより弾性的に浮上して設けられている。また再生ユニットFのシャーシ 103は複数のコイルスプリング105a,105b,105cにより前記ベー ス100から吊下げられている。再生ユニットFは上記ダンパならびにコイルス プリングを介して支持されることにより、車体振動が再生部に及ぶことによる影 響を減少させている。再生ユニットFのシャーシ103のほぼ中央部にはターン テーブル106が設けられている。このターンテーブル106はマガジンM内か ら引き出されたディスクDを支持して回転駆動するためのものであり、シャーシ 103の下面に設けられたモータにより回転駆動される。またシャーシ103の 切欠き103a内には光ピックアップが設けられている(図示せず)。この光ピ ックアップが、ターンテーブル106に装填されたディスクDの記録面に沿って 移動し、これにより演奏が行なわれる。
【0018】 再生ユニットFのシャーシ103の上方にはクランプアーム110が対向して 設けられこのクランプアーム110にクランパ115が支持されている。再生ユ ニットFの側部にはモータm3が設けられている。このモータm3の動力は、ギ ヤ群125により駆動レバー141に伝達され、この動力によりクランプアーム 110が昇降駆動されて、ターンテーブル106とクランパ115とでディスク が挟持される。前記ギヤ群125の動力は伝達駆動ギヤ128aに伝達される。 この伝達駆動ギヤ128aは、ベース100を横断して回動自在に設けられた軸 129の一端に固定されている。この軸129の他端にはもうひとつの伝達駆動 ギヤ128bが固定されている。上部ユニットCは下部ユニットE上に重ねられ て互いに固定されるが、このとき上部ユニットCのケース21の側板21aに設 けられた前記送りギヤ24は伝達駆動ギヤ128aに噛み合い、またケース21 の他方の側板21cに設けられた送りギヤは伝達駆動ギヤ128bと噛み合う。 すなわち上部ユニットCに対し突出し且つ引き込まれるように動作する移動テー ブルAは下部ユニットEに設けられたモータm3の動力により駆動される。 マガジンM内から引き出されたディスクDは再生ユニットFのターンテーブル 106上にクランプされるが、このクランプのための動力源と移動テーブルAを 移動させるための動力源は、共に前記モータm3である。
【0019】 次に上記構造のマガジン収納式ディスクプレーヤの動作について説明する。 (マガジン装填ならびにイジェクト動作) マガジンMの装填ならびにイジェクトは、移動テーブルAが上部ユニットCの ケース21内に引き込まれ、下降しているクランプアーム110上にて再生ユニ ットFと重なる収納領域内に収納されている状態で行なわれる。移動テーブルA を上部ユニットC内に引き込む動作は、下部ユニットEのモータm3により行な われる。このモータm3によりギヤ群125を介して伝達駆動ギヤ128aと1 28bを反時計方向へ駆動すると、上部ユニットCのケース21の側板21aに 設けられた送りギヤ24が時計方向へ駆動され、移動テーブルAの側板11bの ラックが駆動されて、移動テーブルAが上部ユニットC内に引き込まれる。 このときモータm3により、クランプアーム110が下降し、クランプアーム 110が下降している再生ユニットF上に移動テーブルAが収納される。この状 態でマガジンMが挿入される。マガジンMは移動テーブルAのドア19を押すよ うにして底板11aとガイド板11cの間に挿入される。マガジンMが挿入され ると、ロックピン12によりマガジンMがロックされる。以後イジェクトされる まで、移動テーブルAとマガジンMは一体となって動作する。
【0020】 マガジンMを排出するイジェクト動作が行なわれるのは、移動テーブルAなら びにこれに保持されたマガジンMが再生ユニットFの上方に引き込まれていると きである。イジェクト指令が出されると、図3に示す選択駆動機構Bのモータm 1により、ウォームホイール51が駆動されこれと一体の駆動スクリュー49が 駆動されて、昇降ブロック45が下降する。昇降ブロック45が下降したとき、 昇降ブロック45と共に昇降する排出挿入ローラ41は(0)で示す原位置とな る。この原位置では昇降ブロック45と共に昇降する駆動腕86は、移動テーブ ルAの底板11aの下側に設けられたロックレバー13の側部13aに対向する 。この状態で選択駆動機構B内に設けられたモータm2が駆動され、ギヤ62な らびにギヤ63,64,71,72,ギヤ73により切換ギヤ74が駆動される と、カム75により駆動腕86が駆動され、ロックレバー13によるロックが解 除されて、マガジンMが排出される。
【0021】 (演奏動作) マガジンMの装填ならびにイジェクト動作は、上記のようにマガジンMが引き 込まれている状態で行なわれるが、ディスクDの演奏動作もマガジンMが上部ユ ニットC内に引き込まれている状態で行なわれる。このときマガジンMから引き 出されているディスクDは、ターンテーブル106とクランパ115との間に挟 持される。そして下降しているクランプアーム110の上に重なる位置の収納領 域に移動テーブルAならびにマガジンMが収納される。 この演奏動作状態では、移動テーブルAに設けられている選択駆動機構B(図 3参照)のモータm1により駆動スクリュー49が駆動され、昇降ブロック45 が上昇し、排出挿入ローラ41は、図5に示す原位置(0)よりも上の位置すな わち第1の選択位置(1)よりも上の位置へ移動している。なお図3に示す駆動 腕86も昇降ブロック45と共に上昇し、ロックレバー13から外れる位置へ移 動している。このように演奏動作では、昇降ブロック45が上昇しているため、 その下端がストッパレバー57の下部の折り曲げ部57aから離れ、スプリング 58の弾性力によりストッパレバー57が上昇する。よってこのときストッパレ バー57の上部に設けられたストッパ57cがケース21の後方のロック穴21 eに嵌合する。その結果、演奏状態では、移動テーブルAは上部ユニットC内に 収納された状態でロックされていることになる。
【0022】 (ディスク交換動作) 以下では前記演奏状態からディスクを交換する動作を説明する。 ディスク交換動作では、上記演奏状態から、図3に示すモータm1を駆動して 昇降ブロック45を下降させる。このとき昇降ブロック45の下端によりストッ パレバー57の折り曲げ部57aが押し下げられ、ストッパレバー57が下降し てその上端のストッパ57cが、ケース21のロック穴21dから外れて移動テ ーブルAのロックが解除される。 次に、下部ユニットEのモータm3を駆動する。この駆動力は図1に示すギヤ 群125により伝達駆動ギヤ128aと128bに伝達され、上部ユニットCの 側板21aに設けられた送りギヤ24ならびに他方の側板21cに設けられた送 りギヤが反時計方向へ駆動されて、移動テーブルAの側板11bに設けられたラ ックに動力が与えられ、移動テーブルAが上部ユニットCから突出する。図2な らびに図5はディスク交換動作における移動テーブルAとマガジンMの突出状態 を示している。このときマガジンMは移動テーブルAに保持された状態でまたド ア19も上方へ回動した状態で突出するため、使用者はイジェクトされたマガジ ンMではなく、ディスク交換動作中であることを認識できる。
【0023】 下部ユニットEのモータm3により、伝達駆動ギヤ128aと128bが駆動 され、移動テーブルAが突出する際、同じモータm3の駆動力により、クランプ アーム110がほぼ水平姿勢で上昇させられる。よってターンテーブル106上 のディスクDのクランプは解除される。このクランプアーム110の上昇と前記 移動テーブルAの突出動作は、ちょうどマガジンMなどがディスクDの上から外 れたときにクランプアーム110の上昇が完了するタイミングである。またクラ ンプアーム110が上昇したとき、下側従動ローラ31がローラホルダ32のス プリング付勢力により回動して持ち上げられ、ディスクDの図示左端は排出挿入 ローラ41と下側従動ローラ31とで挟持された状態になる。
【0024】 このように移動テーブルAが上部ユニットCから突出し、且つクランプアーム 110が上昇した状態でディスクの交換が行なわれる。まず図3に示す選択駆動 機構Bのモータm1により駆動スクリュー49が駆動され、昇降ブロック45が 昇降して、ローラ連結レバー47を介して排出挿入ローラ41を昇降させ、図5 にて(1)から(3)で示すいずれかの選択位置へ移動させる。これは前述のよ うに図3に示す検知回転体55の回転数を光学検知器56により検知することに より制御される。例えばこれまでターンテーブル106上にクランプされていた ディスクDを戻す場所がマガジンMの2段目のディスク収納スペースS2である ときには、排出挿入ローラ41が(2)で示す2段選択位置となり、このローラ 41と下側従動ローラ31によりクランプ解除されたディスクDの端部が挟持さ れて、このディスクDが上記スペースS2の前方に対向する。排出挿入ローラ4 1ならびに下側従動ローラ31の選択位置の制御が完了すると、図3に示す選択 駆動機構Bのモータm2が駆動され、ギヤ群を介して排出挿入ローラ41が時計 方向へ駆動され、ディスクDが前記スペースS2内に戻される。
【0025】 次に新たなディスクを引出すときには、図3に示すモータm1により昇降ブロ ック45を昇降させ、排出挿入ローラ41ならびに下側従動ローラ31を図5に おける(1)から(3)で示すいずれかの選択位置へ移動する。そしてカム75 により図示しない切換レバーが駆動される駆動腕86がマガジンMに設けられた 図示しない排出部材を動作させ、マガジンM内の可動板4、5、6のいずれかが 回動してスペースS1、S2、S3のいずれかの内部に設けられたディスクDが マガジンMの開口部3から突出する。そしてモータm2により排出挿入ローラ4 1が反時計方向へ駆動されて、選択されたディスクDがディスク再生ユニットF 内のターンテーブル106とクランパ115との間に送りこまれる。 ディスクDの引き出しが完了すると、図3に示すモータm1が再度駆動され、 昇降ブロック45が下降して、排出挿入ローラ41と下側従動ローラ31が図5 における原位置(0)に下降し、未だローラ41と31とで挟持されているディ スクDの端部がターンテーブル106上へ下降させられる。
【0026】 上記のように、移動テーブルAが上部ユニットCから突出した状態で、マガジ ンM内のディスクDの引出しと戻し動作が行われている間は、図3に示す昇降ブ ロック45が上昇して排出挿入ローラ41が(1)から(3)のいずれかの選択 位置にある。よってストッパレバー57はスプリング58の弾性力により上昇し 、その上端に設けられたストッパ57cが、図1においてケース21の前方に形 成されているロック穴21dに嵌合し、移動テーブルAがロックされた状態とな っている。またディスクDの選択ならびに引出し動作が完了したときには、前述 のように、昇降ブロック45が下降して排出挿入ローラ41は(0)で示す原位 置へ下降する。よってこのとき、昇降ブロック45の下端がストッパレバー57 を押し、ストッパ57cがロック穴21dから抜け出て、移動テーブルAのロッ クが解除される。
【0027】 上記の移動テーブルAのロックが解除された後、下部ユニットEのモータm3 が始動し、ギヤ群を介して伝達駆動ギヤ128aと128bが反時計方向へ駆動 され、送りギヤ24が時計方向へ駆動されて、移動テーブルAが上部ユニットC 内に引き込まれる。そしてディスクDがクランパ115とターンテーブル106 とで挟まれる。そしてディスクDが回転駆動され、光ピックアップにより再生が 行なわれる。 なお上記実施例では、マガジンM内に3枚のディスクDが収納されている状態 を示しているが、この収納枚数は何枚であってもよく、マガジンMにディスクD が1枚だけ収納されていてもよい。 また、上記の実施例では、車載用のCDプレーヤを想定したが、家庭用のCD プレーヤあるいは業務用のCDプレーヤ、LD(レーザディスク)プレーヤ、さ らには光メモリ装置などにも実施可能である。
【0028】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、移動テーブルAが突出してマガジン内のディ スクの引出しと送り込みを行っている状態と、移動テーブルAが収納領域に移動 してディスク再生ユニットにより演奏動作を行っているときに、移動テーブルが ロックされる。よってディスク交換動作中に誤ってマガジンならびに移動テーブ ルが押し込まれるようなことはなく、また演奏動作中に移動テーブルが突出する ような誤動作を防止できるようになる。またこのロックのための駆動源として、 ディスク搬送部材を動作させる駆動機構を設けているので、ロック用のソレノイ ドなどを別個に設ける必要はなく、構造を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるマガジン収納式ディスクプレーヤ
の全体構造を示す分解斜視図。
【図2】マガジンを保持した移動テーブルがケースから
突出している状態を示す部分斜視図。
【図3】移動テーブルに設けられた選択駆動機構を示す
ものであり、図1のケース内部のIII−III断面
図。
【図4】図3と同じ部分の別の動作を示す断面図。
【図5】マガジンならびに再生ユニットの対向状態を示
す側面図。
【符号の説明】
A 移動テーブル B 選択駆動機構 C 上部ユニット F ディスク再生ユニット M マガジン D ディスク 21 ケース 21d ロック穴 21e ロック穴 31 下側従動ローラ 41 排出挿入ローラ 45 昇降ブロック 53 ガイド軸 57 ストッパレバー 57c ストッパ 58 ストッパレバーを付勢するスプリング 106 ターンテーブル 115 クランパ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に、ディスクを回転させる回転
    機構ならびにディスクに対向するピックアップを備えた
    ディスク再生ユニットと、装置外方へ突出する位置から
    前記ディスク再生ユニットと重なる収納領域との間を移
    動し且つディスクを収納したマガジンを保持する移動テ
    ーブルと、移動テーブルに設けられてディスクをマガジ
    ン内から引出しまたはマガジン内に送り込むディスク搬
    送部材と、同じく移動テーブルに設けられて前記ディス
    ク搬送部材をディスクの引出しと送り込みを行う第1の
    位置とこの位置から外れる第2の位置とへ移動させる駆
    動機構とが設けられており、前記移動テーブルにはその
    移動領域の両端部に位置しているときに前記ケースに形
    成されたロック穴内に嵌合する方向へ付勢されたストッ
    パが設けられており、このストッパは前記ディスク搬送
    部材が第2の位置へ移動するときにこのディスク搬送部
    材によりロック穴から抜け出る方向へ駆動されることを
    特徴とするマガジン収納式ディスクプレーヤ。
JP2070091U 1991-03-08 1991-03-08 マガジン収納式ディスクプレーヤ Expired - Fee Related JP2527225Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2070091U JP2527225Y2 (ja) 1991-03-08 1991-03-08 マガジン収納式ディスクプレーヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2070091U JP2527225Y2 (ja) 1991-03-08 1991-03-08 マガジン収納式ディスクプレーヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04111040U true JPH04111040U (ja) 1992-09-28
JP2527225Y2 JP2527225Y2 (ja) 1997-02-26

Family

ID=31906715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2070091U Expired - Fee Related JP2527225Y2 (ja) 1991-03-08 1991-03-08 マガジン収納式ディスクプレーヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2527225Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2527225Y2 (ja) 1997-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20040039180A (ko) 디스크식 기록재생장치
EP0766248B1 (en) Cartridge for disc autochange player
JP2000260100A (ja) ディスクチェンジャ装置
JPH04111040U (ja) マガジン収納式デイスクプレーヤ
EP0767460B1 (en) Device for reproducing data stored in recording medium
JPH04111081U (ja) マガジン収納式デイスクプレーヤ
JP2537694B2 (ja) マガジン収納式ディスクプレ―ヤ
JP3786548B2 (ja) ディスクプレーヤ
EP0784318A1 (en) Device for reproduction for recording medium
JP2571153B2 (ja) ディスク交換式プレーヤ
JP3057796B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP2665689B2 (ja) 車載用ディスクプレーヤ
JP3057795B2 (ja) ディスクオートチェンジャープレーヤ
JPH07111809B2 (ja) ディスクプレーヤのカートリッジイジェクト装置
JP3552533B2 (ja) スライダ駆動切換え機構
JP3374595B2 (ja) 光磁気ディスク記録再生装置
JP3080846B2 (ja) ディスク演奏装置
JP2571154B2 (ja) ディスク交換式プレーヤ
JP3365749B2 (ja) 記録媒体の記録再生装置
JPH04302882A (ja) ディスクカートリッジ
JP2000285575A (ja) 担体自動再生装置
JPH05114217A (ja) デイスク交換式プレーヤ
JP2003157611A (ja) ディスクチェンジャ装置
JPH08339608A (ja) 光磁気ディスク記録再生装置
JPH04302853A (ja) ディスクプレーヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960903

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees