JP3116045B1 - 記録媒体の再生装置 - Google Patents

記録媒体の再生装置

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JP3116045B1
JP3116045B1 JP2000199519A JP2000199519A JP3116045B1 JP 3116045 B1 JP3116045 B1 JP 3116045B1 JP 2000199519 A JP2000199519 A JP 2000199519A JP 2000199519 A JP2000199519 A JP 2000199519A JP 3116045 B1 JP3116045 B1 JP 3116045B1
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Abstract

【要約】 【目的】 記録媒体の誤挿入を防ぐ。 【構成】 MD再生装置1は、昇降装置3、マガジン
4、再生装置5、制御装置、操作パネルおよびメモリを
含んで構成される。挿排口12から挿入されたMDは、
昇降装置3によってマガジン4に収納または再生装置5
に装填される。再生装置5によるMDの再生中には、他
のMDの挿入/排出が可能である。マガジン4に最大収
納数(4)のMDが収納されているときには、挿排口1
2に臨む挿排位置以外の位置に昇降装置3の昇降部材1
3の収納部16が配置され、昇降部材13に連動して挿
排口12がシャッタ220によって閉鎖される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミニディスクなどの記
録媒体の再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、いわゆるオートチェンジ機能
を有する記録媒体の再生装置は、マガジンを備えて構成
されることがある。たとえば、記録媒体がコンパクトデ
ィスク(以後「CD」と略称する)であるとき、複数枚
のCDは、それぞれトレイに載置されて積層状態でマガ
ジン内に収納される。マガジンは、大略的に、両側壁、
底板、背壁および天板を備え、前面にトレイを挿入/排
出するための開口部が設けられる。両側壁には、複数の
仕切板が、トレイの積層方向に、トレイの厚さよりもや
や大きいピッチで等間隔に形成され、これらの仕切板間
の溝にトレイが挿入される。CDが載置されたトレイの
マガジンへの搬送は、搬送手段によって行われる。
【0003】図15は、従来のCD再生装置201aの
構成を模式的に示す側面図である。CD再生装置201
aは、前述したようなマガジン202、CDの挿入/排
出を行う搬送手段203、CDの再生を行う再生手段2
04および前記搬送手段203を上下方向に移動させる
昇降手段205を備える。CD再生装置201aでは、
搬送手段203内に再生手段204が設けられており、
前記昇降手段205による搬送手段203の昇降変位に
伴って、該再生手段204も昇降変位する。
【0004】前記CD再生装置201aでは、再生手段
204が搬送手段203内に設けられるので、たとえば
このようなCD再生装置201aを車載用として用いた
場合、車の走行に伴う振動が搬送手段203を介して再
生手段204に伝播し、CDの再生に悪影響を及ぼす。
再生手段204に伝播する振動を軽減するために、搬送
手段203内に設けられる再生手段204に対して防振
対策を施したとしても、搬送手段203自身が昇降手段
205によって昇降変位可能に支持されており、かつ再
生手段204は比較的重量が重いことから、充分な防振
効果を得ることができない。
【0005】図16は、前述したような振動による影響
を考慮したCD再生装置201bの構成を模式的に示す
側面図である。このCD再生装置201bは、再生手段
204を搬送手段203から独立して設けたものであ
り、搬送手段203の昇降手段205による昇降変位に
伴った再生手段204の昇降変位はなくなる。再生手段
204を該CD再生装置201bの筺体でフローティン
グ支持することによって、防振対策が施される。このよ
うな構成とすることによって、充分な防振効果を得るこ
とが可能となり、CDの再生に対する悪影響が低減す
る。このようなCD再生装置201bの構成をミニディ
スクに適用した先行技術が、本件出願人によって、特願
平6−111466ですでに提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図15に示されるCD
再生装置201aでは、再生手段204と搬送手段20
3とを一体的に設けているので、CDの再生中に、たと
えばマガジン202に収納されている他のCDを取出す
こと、またはマガジン202のCDが収納されていない
収納可能領域に、他のCDを収納することは不可能であ
る。このような操作を行おうとしたときには、一旦CD
の再生を中止し、再生手段204上のCDを、マガジン
202に収納あるいは排出しなければならず、利便性が
悪い。
【0007】図16に示されるCD再生装置201bで
は、再生手段204と搬送手段203とが独立して設け
られているので、CDの再生を継続したまま、前記操作
を行うことが可能となる。このため、搬送手段203
は、常にCDの挿排口に臨む挿排位置に配置される。し
かしながら、搬送手段203を常に挿排位置に配置する
と、マガジン202に収納されているCDの枚数に拘わ
らず、すなわちマガジン202の収納状況に拘わらず、
新たなCDを挿入することが可能となるので、たとえば
マガジン202に収納可能領域がない場合にも、CDを
取込んでしまうこととなる。したがって、CD再生装置
201bの故障の原因となる。
【0008】また、CD再生装置201bにおいては、
マガジン202に収納可能領域がない場合でも、操作性
を向上するために、挿入されたCDを再生手段204で
再生可能に構成されている。このような構成において、
マガジン202に収納されているCDを排出し、これに
よってマガジン202の収納可能となった領域に再生中
のCDを収納しようとした場合、再生手段204上のC
Dは直ちにマガジン202に収納されずに、一旦排出さ
れてしまう。したがって、利便性が悪い。
【0009】上述したようなCD再生装置201a,2
01bを車載用として用いた場合、運転者が車の運転以
外の操作を行うことは非常に危険であり、CD再生装置
の操作としては、簡単であるのが好ましい。
【0010】本発明の目的は、利便性に優れ、記録媒体
の誤挿入を防止することができる記録媒体の再生装置を
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体の挿
入方向とは交差する方向に昇降変位する昇降手段と、前
記昇降手段によって案内された記録媒体を前記昇降方向
と平行な方向に積層した状態で複数枚収納することがで
きるマガジンと、前記マガジンの下方に設けられ、記録
媒体を再生する再生手段とを含み、前記昇降手段によっ
て案内された記録媒体を前記再生手段に受け渡しするこ
とにより、前記再生手段による記録媒体の再生中に前記
マガジン内に記録媒体を挿入または前記マガジン内の記
録媒体を排出可能である記録媒体の再生装置において、
前記記録媒体を1枚ずつ挿入/排出することができる挿
排口を有する筺体と、前記昇降手段の位置に応じて、前
記筺体の挿排口を開閉する開閉手段とを備えることを特
徴とする記録媒体の再生装置である。
【0012】
【作用】本発明に従えば、挿入された記録媒体は、当該
記録媒体の挿入方向とは交差する方向に昇降変位する昇
降手段によって、マガジンに収納または再生手段に装填
される。マガジンには、記録媒体を前記昇降手段の昇降
方向と平行な方向に積層した状態で複数枚収納すること
ができる。昇降手段によって案内された記録媒体を再生
手段に受け渡しすることによって、再生手段によって記
録媒体を再生している間に、マガジン内に他の記録媒体
を挿入すること、またはマガジンから他の記録媒体を排
出することが可能となる。このような操作は、記録媒体
の再生を中止することなく行うことが可能であり、記録
媒体の再生装置の利便性を向上することができる。
【0013】筺体の挿排口を開閉する開閉手段が備えら
れ、当該開閉手段は前記昇降手段の動作に連動する。す
なわち、たとえば昇降手段が前記挿排位置に配置された
ときには挿排口を開放し、昇降手段が前記挿排位置以外
の位置に配置されたときには挿排口を閉鎖する。したが
って筺体内への新たな記録媒体の挿入を確実に防止する
ことができる。このことから、記録媒体の誤挿入による
記録媒体の再生装置の故障を低減することが可能とな
る。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるミニディスク
(以後「MD」と略称する)再生装置1の天板を外した
平面図であり、図2は前記MD再生装置1を図1の切断
面線A−Aから見た断面図であり、図3はMD再生装置
1の天板を外した斜視図である。MD再生装置1は、大
略的に、筺体2内に、昇降装置3、マガジン4、ローデ
ィング機構86および再生装置5などが収納されて構成
される。筺体2の底板6からは側壁7,8と背壁9とが
立設され、上面には天板85が設けられ、前面にはMD
11を挿入/排出するための挿排口12を備える前面板
10が取付けられる。
【0015】昇降装置3は、昇降部材13と、一対の昇
降レバー14,15とを含んで構成される。昇降部材1
3は、MD再生装置1内に挿入されたMD11を収納す
るための収納部16と、収納部16から一方側壁7側へ
延設された支持片17,18および他方側壁8側へ延設
された支持片19とを備える。支持片17には誤挿入防
止レバー20が設けられ、その押圧部22は昇降部材1
3の側壁87を挿通して収納部16に臨む。さらに、支
持片17の一方側壁7側には、支持部材224が立設さ
れる。また、支持片18にはスイッチ88が設けられ、
そのアクチュエータ89は、前記側壁87を挿通して収
納部16に臨む。さらに、支持片18には、後述するマ
ガジン4に臨む発光ダイオード212aと、受光素子2
12bとが間隔をあけて配置されて成るフォトインタラ
プタ212が設けられる。
【0016】誤挿入防止レバー20は、該誤挿入防止レ
バー20に形成された掛止片24と、支持片17に形成
された掛止片26とに、ばね28の両端部がそれぞれ掛
止されて、参照符号30aの矢符に示される収納部16
方向へばね付勢される。また、誤挿入防止レバー20に
形成された一対の案内溝31には、支持片17に立設さ
れた一対のピン33が嵌入しているので、誤挿入防止レ
バー20には前記矢符30a方向およびその逆方向30
bに変位が許容される。
【0017】支持片19には、誤挿入防止レバー21、
スイッチ36,69,90、モータ40,59、歯車列
44,63およびローラ圧着レバー64などが設けられ
る。誤挿入防止レバー21は、前記誤挿入防止レバー2
0と同様に、案内溝32にピン34が嵌入することによ
って押圧片23が収納部16へ突出または後退自在とな
るように取付けられるとともに、該誤挿入防止レバー2
1に形成された掛止片25と、支持片19に形成された
掛止片27とに、ばね29の両端部がそれぞれ掛止され
て、前記矢符30b方向にばね付勢される。誤挿入防止
レバー21の他方側壁8側にはスイッチ36が設けられ
る。さらに、支持片19の他方側壁8側には、支持部材
225が立設される。
【0018】MD11が収納部16へ挿入されると、M
D11によって誤挿入防止レバー20が矢符30b方向
へ押圧されて変位するとともに、誤挿入防止レバー21
が矢符30a方向へ押圧されて変位し、スイッチ36の
アクチュエータ37が誤挿入防止レバー21の押圧片3
5で押圧されることによって、該スイッチ36が導通す
る。支持片19には、スイッチ36の導通信号によって
駆動するモータ40が設けられ、このモータ40の出力
は、出力軸41の先端に取付けられたウォーム42を介
して歯車43を駆動し、さらに歯車列44を介して減速
された後、ローラ45,46を参照符号47に示される
矢符方向へ回転駆動する。
【0019】ローラ45および歯車48は、軸45a,
48aによって、略コの字状に形成されたローラホルダ
49に回転自在に支持されており、またローラホルダ4
9は軸48aによって支持片19に揺動変位自在に支持
されている。軸45aから軸48aを介して、支持片1
9に立設された固定軸51との間には、ローラ圧着ばね
52が巻掛けられる。ローラ圧着ばね52は、ローラ4
5を参照符号53に示される、収納部16に突出する方
向にばね力が働くように取付けられる。これによって、
ローラ45は収納部16へ挿入されるMD11に圧着し
た状態で回転駆動することができるので、MD11を収
納部16内へ確実に送り込むことができる。
【0020】同様に、ローラ46および歯車54を覆う
ローラホルダ55に立設された軸46aから軸54aと
固定軸57との間に、矢符56に示される方向へのばね
力を発生するローラ圧着ばね58が巻回されている。こ
れによって、ローラ46もまた、マガジン4の側壁10
4に形成された透孔50からマガジン4内に突出し、M
D11に圧着した状態で回転駆動することができる。
【0021】モータ59は支持片19の背壁9側に設け
られ、この出力は、出力軸60の先端に取付けられたウ
ォーム61を介して歯車62へ伝達される。さらに、歯
車列63によって減速された後、ローラ圧着レバー64
のラック65に噛合する歯車66を駆動する。ローラ圧
着レバー64の立下片91に形成された長孔92には、
支持片19に立設されたホロア93が嵌入しているの
で、ローラ圧着レバー64の変位は参照符号67a,6
7bに示される矢符方向に規制される。ローラ圧着レバ
ー64に形成された立上片68は、ローラ圧着レバー6
4が背壁9に最も近接する位置まで変位すると、スイッ
チ69のアクチュエータ70を押圧する。これによっ
て、モータ59の駆動が停止される。
【0022】ローラ圧着レバー64には傾斜部94が設
けられており、ローラ圧着レバー64が矢符67a方向
へ駆動されると、軸46aに案内されてローラホルダ5
5が傾斜部94に沿って参照符号56に示される矢符方
向へ変位して、ローラ46が前記透孔50からMD11
に当接する位置にまで突出する。また、ローラ圧着レバ
ー64が矢符67b方向へ駆動されると、ローラホルダ
55が矢符56とは反対の方向へ変位して、ローラ46
がローラ圧着ばね58のばね力によって所定の位置へ戻
る。このとき、スイッチ90のアクチュエータ97がロ
ーラホルダ55によって押圧されて、ローラ46の開放
が検知される。
【0023】ローラ圧着レバー64にはまた位置決片3
9が形成されており、これに対応してマガジン4の側壁
104において、後述する各収納空間100に対応して
案内片38が延設されている。この案内片38には、昇
降部材13側になるにつれて幅広に形成された案内溝3
8aを有している。したがって、上述のようにローラ圧
着レバー64が矢符67a方向へスイッチ69が導通す
るまで変位されると、前記案内片39は案内溝38aに
嵌り込み、こうしてMD11のマガジン4への挿排にあ
たっての昇降部材13の正確な昇降位置の位置決めを行
うことができる。
【0024】底板6上において、収納部16の下方側に
はモータ71および歯車列72が設けられる。モータ7
1が駆動されると、その出力は、出力軸73に取付けら
れたウォーム74および歯車列72を介して減速された
後、歯車75に噛合する昇降レバー14のラック76に
伝達される。昇降レバー14と昇降レバー15とは、該
昇降レバー14,15の長手方向の一端部で連結レバー
121によって連結される。昇降レバー14,15に
は、案内凹溝78,79がそれぞれ形成されており、該
案内凹溝78には支持片18から突出するホロア80が
嵌入し、案内凹溝79には支持片19に形成されたホロ
ア81が嵌入している。これによって、昇降レバー1
4,15がモータ71によって矢符67a,67b方向
に駆動されることによって、昇降部材13が昇降変位可
能となる。
【0025】マガジン4は、後述する再生装置5の上方
側に設けられ、大略的に、天板101と底板102との
間に3枚の仕切板103が形成されて4つの収納空間1
00を有しており、MD11を4枚収納することができ
る。また、マガジン4の一方側壁7側には、支持片18
に設けられたフォトインタラプタ212の発光ダイオー
ド212aと、受光素子212bとの間に配置される検
出用板213が設けられる。当該検出用板213には、
後述するような開口部が4つの収納空間100および再
生装置5に応じて5つ設けられる。フォトインタラプタ
212の検出結果に基づいて昇降部材13の位置が検出
される。
【0026】各収納空間100には、マガジン4の一方
の側壁104において、背壁9に近接する位置にはスイ
ッチ105が設けられ、そのアクチュエータ106は前
記側壁104を挿通して収納空間100の内方側へ突出
している。MD11がローラ46によって収納空間10
0内へ挿入されると、MD11の隅角部129でアクチ
ュエータ106が押圧されてスイッチ105が導通す
る。
【0027】このようにして、MD11のマガジン4内
への収納が検知されると、モータ40の駆動が停止し
て、ローラ46の回転を停止する。各収納空間100に
はまた、側壁104において、マガジン4の内方側へ突
出する板ばね部材113が形成されており、この板ばね
部材113は収納空間100内へ収納されたMD11の
ケーシング111を他方の側壁108へ押圧する。これ
によって、MD11のマガジン4に対するがたつきが防
止される。
【0028】MD11は、光学的かつ磁気的に記録また
は再生可能なディスク112がケーシング111内に収
納されて構成されており、このディスク112は、その
中心にターンテーブル134に吸着されるクランププレ
ート110を有しており、このクランププレート110
に対応して前記ケーシング111には駆動孔109が形
成されている。
【0029】これに対応して、各仕切板103および底
板102の中央部には、それらを切り起こして形成され
た板ばね部材107が設けられ、挿入されたMD11の
前記駆動孔109から侵入し、ディスク112の中心に
取付けられたクランププレート110を図2の上方へ押
圧する。これによって、ケーシング111内のディスク
112のがたつきが防止される。
【0030】図4は、再生装置5の分解斜視図である。
この再生装置5は、大略的に、ホルダ131と、昇降機
構132と、再生機構133とを備えて構成されてい
る。再生機構133は、ホルダ131によって該再生機
構133に装填されたMD11に対して、ターンテーブ
ル134が前記駆動孔109内に嵌り込んでクランププ
レート110を吸着してディスク112を回転駆動する
とともに、ピックアップ135がディスク112に記録
されている記録内容を読出すことによって、その記録内
容の再生を行う。
【0031】ホルダ131は、昇降機構132によって
図2において実線で示す上昇位置と、仮想線で示す下降
位置とに変位可能である。前記上昇位置では昇降部材1
3内のMD11を取込みまたは排出することができ、下
降位置ではMD11をターンテーブル134に装填して
再生可能とすることができる。ホルダ131は、MD1
1を外囲する大略的にコの字状の枠体141から成り、
この枠体141の両側壁142,143にはそれぞれ案
内ピン144,145;146,147が立設されてい
る。また、側壁143において昇降部材13側には、前
記案内片38と同様の案内片148が形成されるととも
に、透孔50に対応する透孔149が形成される。さら
にまた、側壁142には、前記板ばね部材113に対応
した板ばね部材150が形成されており、この板ばね部
材150によって、該枠体141内に取込まれたMD1
1のケーシング111はがたつきなく保持される。
【0032】昇降機構132は、大略的に、レバー15
1と、モータ152と、歯車列153と、規制板154
〜156とを備えて構成されている。規制板154〜1
56は、底板6から立設されており、該規制板154〜
156に形成された案内溝164,165;166,1
67に前記案内ピン144,145;146,147が
それぞれ嵌り込むことによって、枠体141は図4の上
下方向のみの変位が許容される。
【0033】前記案内ピン144,145はまた、前記
案内溝164,165を挿通した後、レバー151に形
成された案内溝161,162にそれぞれ嵌まり込んで
いる。これらの案内溝161,162は、上下方向に形
成された前記案内溝164〜167に対して、交差する
方向に形成されている。レバー151は、架台160に
形成された案内ピン168および規制板154に形成さ
れた案内ピン169が、該レバー151の長手方向に延
びて形成された長孔170,171にそれぞれ嵌り込む
ことによって水平方向に変位可能となる。
【0034】前記レバー151の一側面172には、ラ
ック173が形成されている。このラック173には、
前記架台160に取付けられたモータ152からの駆動
力が、歯車列153を介して伝達される。さらにまたレ
バー151において、長手方向の両端部付近には立上片
174,175がそれぞれ形成されており、これらの立
上片174,175は、前記架台160に取付けられて
いるリミットスイッチ176,177のアクチュエータ
178,179にそれぞれ当接することができる。
【0035】前記モータ152が駆動され、レバー15
1が水平方向に変位を行い、立上片174または立上片
175がそれぞれアクチュエータ178またはアクチュ
エータ179に当接すると、前記モータ152の駆動が
停止され、こうしてレバー151はリミットスイッチ1
76,177の範囲内で変位可能とされる。
【0036】前記レバー151の変位に伴ってその案内
溝161,162で案内ピン144,145がそれぞれ
案内され、こうして枠体141が前述のように上下方向
に昇降変位することができる。枠体141の背壁9側の
端部にはスイッチ180が設けられており、このスイッ
チ180は、前記スイッチ105と同様に、枠体141
内でのMD11の有無検知のために用いられる。
【0037】前記レバー151にはまた、案内溝16
1,162に臨んでバイアス片181,182がそれぞ
れ取付けられる。このバイアス片181,182は、案
内溝161,162の両端部付近、すなわち枠体141
が所定の上昇位置または下降位置となった状態で前記案
内ピン144,145に当接する一対の当接片183,
184と、これらの当接片183,184をレバー15
1に固定するための取付片185とを備えて構成されて
いる。したがって、このバイアス片181,182によ
って、枠体141は前記上昇位置または下降位置でがた
つきなく保持される。
【0038】上述のように構成されたMD再生装置1に
おいて、挿排口12からMD11が挿入されたことをス
イッチ36が検出すると、モータ40が駆動され、該M
D11はスイッチ88によって取込み完了が検出される
まで昇降部材13内に取込まれてゆく。その後、図示し
ない操作手段への入力操作などに対応してモータ71が
駆動され、昇降部材13が再生装置5またはマガジン4
の所定の収納空間100へ臨むように変位される。
【0039】次に、モータ59が駆動されてローラ圧着
レバー64が矢符67a方向に変位され、案内片39に
よって昇降部材13の位置決めが行われるとともに、ロ
ーラ46がマガジン4内または再生装置5の枠体141
内へ突出される。こうして、MD11の搬送準備が整う
と、再びモータ40が駆動されてMD11がマガジン4
または枠体141内に取込まれてゆく。スイッチ105
またはスイッチ180によって所定の取込位置まで取込
まれたことが検出されると、モータ40が停止されると
ともに、再生が行われるときには、モータ152が駆動
されてMD11は所定の再生位置へ装填される。
【0040】再生が完了したMD11は、前記入力操作
などに対応して、マガジン4内の所定の収納空間100
内へ収納され、または上述と逆の動作によって挿排口1
2から外部へ排出される。
【0041】図5は、昇降部材13の昇降変位に連動す
るシャッタ220の動作を説明するための斜視図であ
る。なお、図5〜図7では、一方のレバー214が設け
られた側のみの動作を説明するけれども、他方のレバー
215が設けられた側の動作も同様である。
【0042】図1および図5を参照して、上述した昇降
装置3、マガジン4、ローディング機構86および再生
装置5は、シャーシ211に組付けられ、さらに筺体2
で覆われる。シャーシ211の前方には、前面板10の
背後側に臨むシャッタ220が設けられる。シャッタ2
20には、前面板10の挿排口12に対応する挿排口2
23が形成される。シャッタ220の、筺体2の側壁7
に対向する側壁220aには、2本の案内溝232,2
33が形成されており、シャーシ211から突出して設
けられた案内ピン226,227が前記案内溝232,
233にそれぞれ嵌入している。案内溝232,233
は、昇降部材13の昇降方向に延びて形成される。シャ
ッタ220の、筺体2の側壁8に対向する側壁220b
にも同様の案内溝が2本形成されており、シャーシ21
1から突出して設けられた案内ピン228,229が前
記案内溝にそれぞれ嵌入している。
【0043】シャッタ220は、昇降部材13の昇降変
位に連動して、前面板10の挿排口12を開閉する。シ
ャーシ211の、筺体2の側壁7,8に対向する前記側
壁211a,211bには、ピン218,219によっ
てレバー214,215がそれぞれ揺動可能に取付けら
れる。レバー214,215の両端部付近には、ともに
後述するそれぞれ2つの案内溝が長手方向に延びて形成
されており、一方の案内溝にはシャッタ220から突出
するピン221,222がそれぞれ嵌入し、他方の案内
溝には支持部材224,225から突出するピン21
6,217がそれぞれ嵌入している。これによって、昇
降部材13の昇降変位に連動してシャッタ220が筺体
2の挿排口12を開閉する。
【0044】シャッタ220の、筺体2の一方側壁7に
対向する側壁220aには、前述したように昇降部材1
3の昇降方向に沿った2本の案内溝232,233が設
けられており、当該案内溝232,233にシャーシ2
11から突出する2つの案内ピン226,227がそれ
ぞれ嵌入している。シャッタ220の側壁220aと、
昇降部材13との間には、前記レバー214が配置され
る。レバー214は、シャーシ211の側壁211a
に、ピン218によって揺動可能に取付けられている。
レバー214には、前述したようにその両端部において
長手方向に延びる2本の案内溝230,231が設けら
れており、当該案内溝230,231に、昇降部材13
から突出するピン216と、シャッタ220の側壁22
0aから突出するピン221とがそれぞれ嵌入してい
る。
【0045】たとえば、図5に示すように、昇降部材1
3をマガジン4の上から2段目の収納位置に配置したと
きを基準状態とし、このときに昇降部材13の収納部1
6が前面板10の挿排口12に臨むように設定する。前
面板10の挿排口12と、シャッタ220の挿排口22
3とが一致しており、挿排口12は開放されている。
【0046】昇降部材13を、図6に示すように降下さ
せると、昇降部材13に設けられたピン216と、シャ
ッタ220に設けられたピン221とが、それぞれのピ
ン216,221が嵌入される案内溝230,231に
沿って移動する。このとき、シャッタ220は、シャー
シ211に設けられた案内ピン226,227が、シャ
ッタ220の案内溝223,233に嵌入しているの
で、上下方向にしか移動することができず、前述のよう
に昇降部材13を降下させると、シャッタ220は上昇
する。シャッタ220が上昇すると、シャッタ220の
挿排口223と、前面板10の挿排口12とが一致しな
くなり、これによって挿排口12が閉鎖される。
【0047】また、反対に昇降部材13を、図7に示す
ように上昇させると、前述した降下させた場合と同様
に、ピン216,221とが案内溝230,231に沿
って移動し、シャッタ220が降下する。シャッタ22
0が降下すると、シャッタ220の挿排口223と前面
板10の挿排口12とが一致しなくなり、これによって
挿排口12が閉鎖される。
【0048】図8は、MD再生装置1の電気的構成を示
すブロック図である。MD再生装置1は、MD再生装置
1全体の動作を制御する制御装置241を備え、制御装
置241には前述した昇降装置3、マガジン4、再生装
置5の他に操作パネル242、メモリ243および表示
装置244が接続される。操作パネル242には、操作
者によって指示されるイジェクト(取出し)ボタン、指
定ボタンおよびストア(収納)ボタンなどが設けられて
おり、イジェクトボタンからは再生中のMD、またはマ
ガジン4に収納されているMDの取出しが指示される。
指定ボタンからは、前記取出し時において、4枚のMD
が収納可能なマガジン4の収納位置(アドレス)が指示
され、たとえば指定ボタンから「1」を指示し、イジェ
クトボタンを指示すると、マガジン4の「1」の収納位
置に収納されているMDが取出される。ストアボタンか
らは、後述する特殊操作の指示が行われる。
【0049】メモリ243には、再生装置5によって再
生されているMDのマガジン4における収納位置を表す
アドレスが記憶される。表示装置244には、収納され
ているMDの有無が、収納位置毎に、たとえば1,2,
3,4として表示される。また、再生中のMDに対して
は、たとえば他のMDとは異なる表示色で表示される。
【0050】図9は、マガジン4および再生装置5のホ
ルダ131に設定されるアドレスを示す図である。マガ
ジン4には、下から順にN1,N2,…,Nmaxとア
ドレスが設定され、前記ホルダ131にはNmax+1
とアドレスが設定される。本実施例では、マガジン4に
は4枚のMDを収納することができるので、「1」〜
「4」のアドレスがマガジン4に設定され、ホルダ13
1には「5」とアドレスが設定される。
【0051】なお、前記検出用板213には、マガジン
4の収納位置および再生装置5のホルダ131の上昇位
置に応じて5つの開口部245a〜245eが設けられ
る。前記フォトインタラプタ212の発光ダイオード2
12aと、受光素子212bとの間を前記検出用板21
3が通過することによって、受光素子212bからの出
力信号レベルが変化する。たとえば、最上段の収納位置
(すなわち、マガジン4のアドレスNmaxの位置)を
基準位置としておき、前記受光素子212bからの出力
信号レベルの変化回数と、昇降装置3の昇降方向とに基
づいて、昇降部材13がマガジン4および再生装置5の
どの位置にあるかを判断することができる。
【0052】図10および図11は、前記メモリ243
のストア状態を示す図である。メモリ243には、図1
0に示されるMDの有無を表す「1」または「0」のM
D有無データと、図11に示される再生中のMDのアド
レスを表す再生MDデータとが、メモリ243の異なる
メモリアドレスに記憶される。メモリアドレスA1〜A
k,Ak+1は、前述したマガジン4の収納位置と再生
装置5のホルダ131とを表すアドレスに対応してお
り、各メモリアドレスにMDの有無を表すデータが記憶
される。たとえば、「0」または「1」と記憶されて、
「0」はMDが無いことを、「1」はMDが有ることを
それぞれ表す。また、メモリアドレスAmには、再生M
Dデータが記憶される。本実施例では、後述するような
場合において、この再生MDデータが書換えられる。
【0053】図12は、前記MD再生装置1の動作を示
すフローチャートである。また、図13および図14
は、MD再生装置1の動作を段階的に示す図である。ス
テップa1では、挿入されたMDの枚数を表す変数Ni
が0に初期設定される。ステップa2では、MDが挿入
されたか否かが判断される。挿入されるとステップa3
に移り、前記変数NiがNi+1に設定される。ステッ
プa4では、挿入されたMDが、上述のように1枚目で
あるときには、図13(1)に示されるマガジン4のア
ドレスN1が割付けられて、かつMD有無データ「1」
としてメモリ243に登録される。
【0054】ステップa5では、前記変数Niが最大収
納枚数のNmaxか否かが判断され、Nmaxであった
場合にはステップa7に移る。また、Nmaxでなかっ
た場合にはステップa6に移り、昇降部材13の収納部
16が前面板10の挿排口12に臨む位置に配置される
とともに、シャッタ220の挿排口223と前面板10
の挿排口12とが挿通して開放される。
【0055】マガジン4に収納されたMDの再生装置5
による再生は、以下のようにして行われる。たとえば図
13(1)に示されるように、マガジン4にMD(1)
〜MD(4)の4枚のMDが挿入されている場合に、M
D(1)を再生しようとした場合、図13(2)に示さ
れるように、前記MD(1)が再生装置5の再生位置に
配置される。また、他のマガジン4に収納された他のM
D(2)〜MD(4)を再生しようとしたときには、再
生中のMD(1)がマガジン4のアドレスN1の収納位
置に収納された後、所望のMDが再生装置5の再生位置
に配置される。
【0056】前記ステップa5でNi=Nmaxであっ
た場合のステップa7では、昇降部材13の収納部16
が前面板10の挿排口12に臨む挿排位置以外の位置に
配置されるとともに、前記挿排口12がシャッタ220
によって閉鎖される。ステップa8では、前記操作パネ
ル242のストアボタンが指示されたかどうかが判断さ
れる。ストアボタンが指示された場合にはステップa9
に移り、指示されなかった場合には、他のボタンからの
指示に基づく所定の動作が実行される。ステップa9で
は、昇降部材13の収納部16が前記挿排位置に配置さ
れるとともに、前面板10の挿排口12がシャッタ22
0の挿排口223によって開放される。ステップa10
では、MDが挿入される。ステップa11では、前記変
数NiがNmax+1と設定される。ステップa12で
は、前記メモリアドレスAk+1にMD有無データ
「1」が登録される。ステップa13では、挿入された
MDの再生装置5による再生が開始される。ステップa
14では、昇降部材13の収納部16が前記挿排位置以
外の位置に配置されるとともに、前面板10の挿排口1
2がシャッタ220によって閉鎖される。
【0057】ステップa15では、MDの排出が指示さ
れたか否かが判断され、MDの指示されているとステッ
プa16に移る。ステップa16では、指示された排出
すべきMDの変数Niが前記Nmax+1であるか否か
が判断される。Nmax+1であった場合にはステップ
a17に移り、なかった場合にはステップa21に移
る。ステップa17では、MDの再生が停止される。ス
テップa18では、再生が停止されたか否かが判断さ
れ、停止されるとステップa19に移りMDが排出され
る。ステップa20では、前記メモリアドレスAk+1
の登録が無効とされる。すなわち、MD有無データ
「0」が登録される。ステップa20の動作が終了する
と、ステップa7に戻る。
【0058】前記ステップa16で排出すべきMDがN
max+1でないと判断されるとステップa21に移
り、Nj(j=1〜max)のMDが排出される。たと
えば、図14(1)に示されるように、マガジン4のア
ドレスN3に収納されているMD(3)が排出される。
ステップa22では、メモリアドレスAjの登録が無効
とされる。すなわち、メモリアドレスA3にMD有無デ
ータ「0」が登録される。ステップa23では、メモリ
アドレスAmに記憶されている再生MDデータが変更さ
れる。図11に示されるように、変更前にはNmax+
1と記憶されていたデータがステップa23の処理によ
って変更後には、Njと書換えられる。ステップa23
の処理が終了すると、ステップa7に戻る。
【0059】前述したステップa23の処理を行うこと
によって、ステップa10で挿入したMD(5)を、収
納しようとした場合には、図14(2)に示されるよう
に、MD(5)を一旦排出することなく、マガジン4の
アドレスN3に直接収納することが可能となる。
【0060】以上のように本実施例のMD再生装置1
は、再生装置5と昇降装置3とが独立して設けられるの
で、再生装置5でMDを再生している間に、再生を中止
することなく、マガジン4内に他のMDを挿入する、あ
るいは他のMDを排出することが可能となる。
【0061】また、マガジン4の収納枚数が4であった
ときには、MDの挿入/排出時以外のときに、昇降部材
13の収納部16は、前面板10の挿排口12に臨む挿
排位置以外の位置に配置されるとともに、シャッタ22
0によって前記挿排口12が閉鎖される。一方、マガジ
ン4の収納枚数が4未満であったときには、MDの挿入
/排出時以外のときに、昇降部材13の収納部16は前
面板10の挿排口12に臨む挿排位置に配置されるとと
もに、シャッタ220の挿排口223によって前記挿排
口12が開放される。このように、マガジン4の収納数
に応じて昇降部材13の位置が選ばれるとともに、挿排
口12が開閉されるので、マガジン4の収納数が最大で
あったときに新たなMDの挿入を防止することができ、
新たなMDをマガジン4または再生装置5に案内するこ
とを防止することができる。
【0062】また、マガジン4に4枚のMDが収納され
ており、上述したような特殊な操作によって5枚目のM
Dを再生装置5に装填して再生しているときに、マガジ
ン4に収納された4枚のMDのうちのいずれかを排出
し、再生中のMDを収納しようとした場合には、再生中
のMDを一旦排出することなく、前記排出することによ
って収納可能となったマガジン4の収納位置にMDを収
納することが可能となる。
【0063】したがって、MD再生装置1の利便性が著
しく向上し、またMDの誤挿入による故障を低減するこ
とが可能となる。
【0064】本発明は次の実施の各形態が可能である。 (1)記録媒体の挿入方向とは交差する方向に昇降変位
する昇降手段と、前記昇降手段によって案内された記録
媒体を前記昇降方向と平行な方向に積層した状態で複数
枚収納することができるマガジンと、前記昇降手段とは
独立して設けられ、前記昇降手段によって案内された記
録媒体を再生する再生手段とを含み、前記再生手段によ
る記録媒体の再生中に前記マガジン内の記録媒体が交換
可能であることを特徴とする記録媒体の再生装置であ
る。
【0065】(2)前記記録媒体を1枚ずつ挿入/排出
することができる挿排口を有する筺体と、前記マガジン
に最大収納数の記録媒体が収納されたときには、記録媒
体の挿入/排出時以外のときに、前記昇降手段を前記挿
排口に臨む挿排位置以外の位置に配置し、最大収納数未
満の記録媒体が収納されているときには、記録媒体の挿
入/排出時以外のときに、前記昇降手段を前記挿排位置
に配置する駆動手段とを備えることを特徴とする。
【0066】本発明に従えば、前記昇降手段、マガジン
および再生手段は、記録媒体を1枚ずつ挿入/排出する
ことができる挿排口を有する筺体内に配置される。昇降
手段は、駆動手段によって次のように制御される。すな
わち、マガジンに収納されている記録媒体の収納数が最
大収納数のときには、記録媒体の挿入/排出時以外のと
きに、昇降手段は筺体の前記挿排口に臨む挿排位置以外
の位置に配置される。マガジンに収納された記録媒体の
収納数が最大収納数未満のときには、記録媒体の挿入/
排出時以外のときに、昇降手段は筺体の挿排口に臨む挿
排位置に配置される。したがって、マガジンの収納数が
最大収納数であったときに、昇降手段によって記録媒体
をマガジンまたは再生手段に案内してしまうことを防止
することができ、故障を未然に防止することができる。
【0067】(3)前記再生手段によって再生されてい
る記録媒体のマガジンにおける収納位置を表すアドレス
が記憶されるアドレスメモリと、前記マガジンにすでに
最大収納数の記録媒体が収納されており、さらに昇降手
段によって案内された他の記録媒体が再生手段で再生さ
れているときに、前記マガジンに収納されている記録媒
体が排出されると、前記アドレスメモリの内容を排出さ
れた記録媒体のアドレスに書換える制御手段とを備える
ことを特徴とする。
【0068】本発明に従えば、前記再生手段によって再
生されている記録媒体のマガジンにおける収納位置を表
すアドレスが記憶されるアドレスメモリと、当該アドレ
スメモリを制御する制御手段とを備え、アドレスメモリ
は制御手段によって次のように制御される。すなわち、
マガジンにすでに最大収納数の記録媒体が収納されてお
り、さらに昇降手段によって案内された他の記録媒体が
再生手段で再生されているときに、前記マガジンに収納
されている記録媒体が排出されると、前記アドレスメモ
リの内容が、排出された記録媒体のアドレスに書換えら
れる。したがって、再生中の記録媒体は、再生が終了し
てマガジンに収納されるときに、一旦筺体内から排出さ
れることなく、アドレスメモリに記憶された新たに収納
可能となったマガジンの収納位置に直接収納される。こ
のため、記録媒体の再生装置の利便性を向上することが
できる。
【0069】さらにまた、マガジンに最大収納数の記録
媒体が収納されていて、さらに他の記録媒体を装填して
再生を行っている際に、マガジンから記録媒体が排出さ
れると、再生されていた記録媒体を、排出することな
く、マガジンに収納させることが可能となり、利便性を
向上することができる。
【0070】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、記録媒体
の再生中においても、マガジンに収納されている記録媒
体から所望とする記録媒体を排出すること、またはマガ
ジンに記録媒体を収納することが可能となり、記録媒体
の再生を中断することがなくなるので利便性を向上する
ことができる。
【0071】また、筺体の挿排口を、昇降手段の位置に
応じて開閉手段によって開閉するので、不所望な新たな
記録媒体の挿入を防止することができ、誤挿入による故
障を未然に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるMD再生装置1の天板
を外した平面図である。
【図2】前記MD再生装置1を、図1の切断面線A−A
から見た断面図である。
【図3】前記MD再生装置1の天板を外した斜視図であ
る。
【図4】再生装置5の分解斜視図である。
【図5】昇降部材13の昇降変位に連動するシャッタ2
20の動作を説明するための斜視図である。
【図6】シャッタ220を降下させた場合の斜視図であ
る。
【図7】シャッタ220を上昇させた場合の斜視図であ
る。
【図8】前記MD再生装置1の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】マガジン4および再生装置5の収納空間100
に設定されるアドレスを示す図である。
【図10】メモリ243のMD有無データのストア状態
を示す図である。
【図11】メモリ243の再生MDデータのストア状態
を示す図である。
【図12】前記MD再生装置1の動作を示すフローチャ
ートである。
【図13】前記MD再生装置1の基本的な動作を段階的
に示す図である。
【図14】前記MD再生装置1の動作を段階的に示す図
である。
【図15】従来のCD再生装置201aの構成を模式的
に示す側面図である。
【図16】振動による影響を考慮したCD再生装置20
1bの構成を模式的に示す側面図である。
【符号の説明】
1 MD再生装置 2 筺体 3 昇降装置 4 マガジン 5 再生装置 11 MD 12,223 挿排口 13 昇降部材 16 収納部 220 シャッタ 241 制御装置 243 メモリ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の挿入方向とは交差する方向に
    昇降変位する昇降手段と、 前記昇降手段によって案内された記録媒体を前記昇降方
    向と平行な方向に積層した状態で複数枚収納することが
    できるマガジンと、 前記マガジンの下方に設けられ、記録媒体を再生する再
    生手段とを含み、 前記昇降手段によって案内された記録媒体を前記再生手
    段に受け渡しすることにより、前記再生手段による記録
    媒体の再生中に前記マガジン内に記録媒体を挿入または
    前記マガジン内の記録媒体を排出可能である記録媒体の
    再生装置において、 前記記録媒体を1枚ずつ挿入/排出することができる挿
    排口を有する筺体と、 前記昇降手段の位置に応じて、前記筺体の挿排口を開閉
    する開閉手段とを備えることを特徴とする記録媒体の再
    生装置。
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