JPH0589584A - デイスク再生装置 - Google Patents

デイスク再生装置

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JPH0589584A
JPH0589584A JP24738091A JP24738091A JPH0589584A JP H0589584 A JPH0589584 A JP H0589584A JP 24738091 A JP24738091 A JP 24738091A JP 24738091 A JP24738091 A JP 24738091A JP H0589584 A JPH0589584 A JP H0589584A
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JP
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tray
plate
sliding
disc
drive
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Application number
JP24738091A
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English (en)
Inventor
Norihiro Kurokawa
則浩 黒川
均 ▲吉▼村
Hitoshi Yoshimura
Yoji Okamoto
庸二 岡本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 記録媒体としてのディスクを個々に保持する
複数のトレイを備えるマガジン31を設ける。そのマガ
ジン31のトレイを出し入れするトレイ駆動フック4を
設ける。このトレイ駆動フック4を駆動し、その駆動後
もさらに移動できるローディング板2を設ける。 【効果】 従来はトレイ駆動フックを駆動するためだけ
の駆動部材を必要としていたが、上記構成は、ローディ
ング板2がトレイ駆動フック4を駆動した後もさらに移
動できることにより、従来の駆動部材の機能と他の機能
とを兼用できる。よって、上記構成は、部材数を削減で
きて、コストダウンおよび小型化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体である複数の
ディスクを個々のトレイ上に載置して収納するディスク
収納手段を備え、トレイ上のディスクをトレイと共にデ
ィスク収納手段から取り出し、再生するディスク再生装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のディスク再生装置としては、図1
3および図14に示すように、個々にディスク41を収
容する複数のトレイ42…が所定のピッチで並設された
ディスク収納手段としてのディスクマガジン43を備
え、トレイ駆動部材としてのトレイ駆動フック44にて
トレイ42を駆動することにより、ディスクマガジン4
3からトレイ42と共にディスク41を出し入れし、デ
ィスク41の再生時には、トレイ駆動フック44により
トレイ42と共にディスク41を取り出して所定の再生
位置に配し、ターンテーブルおよび光ピックアップ等か
らなる図示しない再生部により再生するものが知られて
いる。
【0003】このようなディスク再生装置は、上記のト
レイ駆動フック44を各トレイ42…の並設方向へシフ
トさせる図示しないトレイ駆動部材移動手段と、ディス
クマガジン43からトレイ42を出し入れする方向にト
レイ駆動フック44を駆動するローディング手段と、上
記トレイ駆動部材移動手段およびローディング手段の動
力源となるモーターと、そのモーターの動力を上記のト
レイ駆動部材移動手段およびローディング手段に伝達す
る駆動伝達手段とを備えている。
【0004】上記のトレイ駆動部材移動手段は、図24
に示すように、略箱型を形成するメインシャーシ45の
両側面に沿って摺動する一対の摺動板62・63を有し
ていて、それら各摺動板62・63が相互に逆方向に摺
動することで、トレイ駆動フック44や前記の再生部等
の高さを調整している。
【0005】このメインシャーシ45には、前記の図示
しないディスクマガジン43が、メインシャーシ45の
前部側開口を通して装着され、このメインシャーシ45
内に、図示していないが、その後部側にターンテーブル
や光ピックアップからなる再生部が配設され、この再生
部は、その両側部で、メインシャーシ45の両側面に沿
って配設される摺動板62・63によって支持されてい
る。
【0006】これら摺動板62・63は、メインシャー
シ45に設けられた案内突片45a・45b・45cに
案内されて前後方向に摺動する。そして、これら摺動板
62・63には、段階的に斜めに傾斜するカム溝62b
・62cが穿設されており、上記再生部はこれらカム溝
62b・62cに支持ピンを挿通させた状態で支持され
ている。
【0007】したがって、摺動板62・63が前後方向
に摺動することで、再生部の高さ位置が変更され、これ
により、図示しないが、再生部を前記トレイ駆動部材と
してのトレイ駆動フック44と共に、選択されたトレイ
42に対応する高さに位置させるようになっている。
【0008】なお、一方の摺動板62には、駆動モータ
ーMによって回転されるギヤ64に噛み合うラックギヤ
部62aが形成されており、上記駆動モーターMによっ
て摺動板62が駆動される。また、その摺動板62の動
作を他方の摺動板63に連動させることで、再生部にお
ける両側の高さ位置を一致させ、これにて水平位置が維
持されるようにする必要がある。
【0009】このため、メインシャーシ45の上面に沿
って両側面間に渡って延びる連結板65がさらに設けら
れ、この連結板65の両端部にそれぞれ突設されている
係合ピン65a・65bが、各摺動板62・63におけ
る上記メインシャーシ45の上面方向への折り曲げ部に
形成されている凹部にそれぞれ挿通した状態で係合する
ようになっており、また、上記連結板65はメインシャ
ーシ45の上面中央部に取付ネジ66によって回動自在
に取り付けられ、各摺動板62・63が逆方向に連動し
て摺動するようになっている。
【0010】一方、前記のローディング手段は、図15
および図16に示すように、図示しないディスククラン
プ機構の支持体を駆動することで、ディスク41を再生
手段のターンテーブルへとクランプする第1レバー部材
51と、フック駆動レバー53を介して図示しないトレ
イ駆動フック44を駆動する第2レバー部材52と、第
1,第2レバー部材51・52を駆動するために、ディ
スクマガジン43の脱着方向としてのメインシャーシ4
5における前後方向であるA'-B' 方向に摺動する移動
体54とから構成されている。
【0011】上記の第1レバー部材51は、図20およ
び図21に示すように、第1開口部5aが形成されてお
り、一方、図22および図23に示すように、第2レバ
ー部材52は係合ピン52a、第2開口部52b、およ
び第3開口部52cが形成されている。また、図17な
いし図19に示すように、移動体54には、第1,第
2,第3凹部54a・54b・54cが形成されてい
る。
【0012】また、図15および図16に示すように、
フック駆動レバー53は、その円筒状の支持穴53a
が、メインシャーシ45の上面に突設された支持ピン4
5aに挿入されると共に、回動一端部に設けられたカム
溝53bに第2レバー部材52の係合ピン52aが係合
されることで、第2レバー部材52の摺動動作に伴い支
持ピン45aを中心として回動されるようになってい
る。
【0013】また、上記フック駆動レバー53の回動他
端部には、下方に突起したロッド53cが突設されてお
り、このロッド53cが図示しないトレイ駆動フック4
4の挿入孔44aに挿着されることで、トレイ駆動フッ
ク44が回動駆動され、トレイ42が出し入れされる。
【0014】また、上記第1レバー部材51の第1開口
部51aには、移動体54の第1凹部54aと係合し得
る可動球56が配され、一方、第2レバー部材52の第
3開口部52cには移動体54の第3凹部54cと係合
し得る可動球57が配されている。
【0015】これにより、上記の第1レバー部材51お
よび第2レバー部材52は、それぞれ移動体54の移動
に応じてロック状態、あるいはロック解除状態に制御さ
れ、所定の位置で、移動体54と共にそれぞれ摺動する
ようになっている。
【0016】さらに、移動体54の高さと同じ高さに一
対のローラー58・59が設けられ、それらは前記の
A'-B' 方向とは直交する方向、図におけるC'-D' 方
向に移動可能に取り付けられ、各ローラー58・59に
近接して一対の検出スイッチ60・61が設けられてい
て、各ローラー58・59の移動により各スイッチ60
・61がオン・オフする。
【0017】次に、上記のローディング手段の動作例に
ついて説明すると、まず、図示しないディスクマガジン
43の排出時では、移動体54がA’方向に移動して、
移動体54のローラー押圧部54dにローラー59が落
ち込むと、検出スイッチ61はオフ状態となり、移動体
54の摺動を停止する。このとき、検出スイッチ60も
オフ状態である。
【0018】次に、移動体54をA’方向に移動しきっ
た状態より、B’方向に移動させると、ローラー押圧部
54dがローラー58を押圧し検出スイッチ60がオン
状態となる。このように各検出スイッチ60・61がオ
ンの状態がスタンバイ状態である。
【0019】さらに、上記のように移動体54をB’方
向に移動させて検出スイッチ60がオン状態となった
後、移動体54をさらにB’方向に一定時間摺動させる
と、移動体54が図示しないマガジンロック部材を押圧
して解除し、そのマガジンロック部材により係止されて
いたディスクマガジンが排出される。
【0020】一方、図示しないディスクマガジン43の
挿入時では、上記と逆方向に移動体54が摺動して、ま
ず、第2レバー部材52が摺動して図示しないトレイ4
2が取り出され、続いて、第1レバー部材51が摺動し
て、上記トレイ42のディスク41がクランプされ、図
示しない再生部により再生される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、ローディング手段のうち、トレイ駆動フック
44を回動駆動するために、構成部材として第2レバー
部材52、フック駆動レバー53、移動体54および可
動球56・57が必要であり、また、ディスククランプ
機構の支持台を駆動するために、構成部材として第1レ
バー部材51、移動体54および可動球55がそれぞれ
必要であった。よって、上記構成は、各機能をタイミン
グよく動作させるために多くの構成部材を必要としてお
り、大型化を招来していた。
【0022】また、上記構成では、ディスクマガジン4
3を排出するには、スタンバイ位置を検出する検出スイ
ッチ60がオンした後、一定時間、移動体54を駆動摺
動させる。このため、動力や摺動する際の負荷のバラツ
キにより移動体54のストロークは変化する。よって、
そのようなバラツキを見越したタイミングとする必要が
あり、必然的に移動体54のストロークの増大につなが
り、そのような移動体54の大型化を招いていた。
【0023】さらに、上記構成では、トレイ駆動部材移
動手段としての摺動板62・63のカム溝62b・62
cは、左右両側合わせて3本あれば、再生部などの高さ
位置を維持できるが、再生部などを3本のカム溝で保持
するとなると、輸送時などに大きな揺れや振動が加わる
と大きな負荷が生じることから、故障の要因となってい
た。そこで、強度を増すためにカム溝を4本に増やして
いることから、必然的に摺動板のサイズが大きくなり、
メカニズムサイズの大型化を招来していた。
【0024】このように上記構成は、安定に動作させる
ために、上述したように小型化、軽量化への障害を有し
ているという問題を生じている。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ディスク再生装置は、以上の課題を解決するために、記
録媒体としてのディスクを個々に収容する複数のトレイ
が所定ピッチで、かつ、出し入れ可能に並設されたディ
スク収納手段と、そのディスク収納手段が装着される略
箱型の取付基体と、トレイを出し入れするトレイ駆動部
材と、そのトレイ駆動部材をトレイの並設方向に移動さ
せるトレイ駆動部材移動手段と、上記ディスク収納手段
からトレイが取り出されて所定の取出位置に配されるよ
うに上記トレイ駆動部材を運動させると共にトレイが取
出位置からディスク収納手段の内部に収納されるように
上記トレイ駆動部材を運動させるローディング手段と、
動力源となるモーターと、そのモーターの動力を上記ト
レイ駆動部材移動手段およびローディング手段に伝達す
る駆動伝達手段とを備え、上記ローディング手段は、前
記取付基体に沿って摺動する第1摺動板と、トレイが所
定の位置に配された後、そのトレイのディスクをクラン
プするディスククランプ機構を運動させる第2摺動板と
を備え、一方、上記のトレイ駆動部材移動手段は上記の
取付基体に沿って摺動する第3摺動板を備え、各第1、
第2、第3摺動板は前記モーターおよび駆動伝達手段に
より摺動し、各第1、第2、第3摺動板の摺動動作が上
記のトレイ駆動部材移動手段およびローディング手段に
よる上記のトレイ駆動部材の各動作として伝達されるデ
ィスク再生装置において、上記の第1摺動板に軸が垂設
され、かつ、その軸と係合し得る係合用カム溝が設けら
れた回動板が前記取付基体に回動自在に配設され、上記
の第1摺動板が摺動することにより、上記回動板がその
係合用カム溝を上記軸と係合して回動し、この回動動作
により、前記のトレイ駆動部材がトレイを出し入れする
と共に、上記回動板の回動動作終了後の上記軸が回動板
より離れて、上記第1摺動板が摺動できるように設定さ
れていることを特徴としている。
【0026】また、請求項2記載のディスク再生装置
は、以上の課題を解決するために、請求項1記載のディ
スク再生装置において、上記第1摺動板および回動板
に、上記軸が回動板より離れたとき、上記回動板の遊動
範囲を規制する遊動規制部材が設けられていることを特
徴としている。
【0027】また、請求項3記載のディスク再生装置
は、以上の課題を解決するために、記録媒体としてのデ
ィスクを個々に収容する複数のトレイが所定ピッチで、
かつ、出し入れ可能に並設されたディスク収納手段と、
そのディスク収納手段が装着される略箱型の取付基体
と、トレイを出し入れするトレイ駆動部材と、そのトレ
イ駆動部材をトレイの並設方向に移動させるトレイ駆動
部材移動手段と、上記ディスク収納手段からトレイが取
り出されて所定の取出位置に配されるように上記トレイ
駆動部材を運動させると共にトレイが取出位置からディ
スク収納手段の内部に収納されるように上記トレイ駆動
部材を運動させるローディング手段と、動力源となるモ
ーターと、そのモーターの動力を上記トレイ駆動部材移
動手段およびローディング手段に伝達する駆動伝達手段
とを備え、上記ローディング手段は、前記取付基体に沿
って摺動する第1摺動板と、トレイが所定の位置に配さ
れた後、そのトレイのディスクをクランプするディスク
クランプ機構を運動させる第2摺動板とを備え、一方、
上記のトレイ駆動部材移動手段は上記の取付基体に沿っ
て摺動する第3摺動板を備え、各第1、第2、第3摺動
板は前記モーターおよび駆動伝達手段により摺動し、各
第1、第2、第3摺動板の摺動動作が上記のトレイ駆動
部材移動手段およびローディング手段による上記のトレ
イ駆動部材の各動作として伝達されるディスク再生装置
において、上記第1摺動板に、その摺動方向に延びて第
1摺動板を案内する溝とその摺動方向に対して略直角方
向に延びる係合用溝とが設けられ、上記溝および係合用
溝を連続させ、かつ、それら両者に対して傾斜したガイ
ド溝が設けられる一方、上記第2摺動板に、前記トレイ
の並設方向である上下方向の双方向に突起した第1係合
軸と、下方に突起した第2係合軸とが立設され、第1係
合軸は前記溝に挿通されると共に、前記取付基体には、
上記第1係合軸および第2係合軸にそれぞれ対応するよ
うに第1案内溝および第2案内溝が上記の摺動方向に延
びて形成され、また、上記第1案内溝に略直角方向に延
びる連続したロック用溝が形成され、上記第1係合軸を
前記のガイド溝に当接させて前記第1摺動板を摺動させ
ることにより、上記第1係合軸を第1案内溝およびロッ
ク用溝間で相互に移動させることを特徴としている。
【0028】また、請求項4記載のディスク再生装置
は、以上の課題を解決するために、記録媒体としてのデ
ィスクを個々に収容する複数のトレイが所定ピッチで、
かつ、出し入れ可能に並設されたディスク収納手段と、
そのディスク収納手段が装着される略箱型の取付基体
と、トレイを出し入れするトレイ駆動部材と、そのトレ
イ駆動部材をトレイの並設方向に移動させるトレイ駆動
部材移動手段と、上記ディスク収納手段からトレイが取
り出されて所定の取出位置に配されるように上記トレイ
駆動部材を運動させると共にトレイが取出位置からディ
スク収納手段の内部に収納されるように上記トレイ駆動
部材を運動させるローディング手段と、動力源となるモ
ーターと、そのモーターの動力を上記トレイ駆動部材移
動手段およびローディング手段に伝達する駆動伝達手段
とを備え、上記ローディング手段は、前記取付基体に沿
って摺動する第1摺動板と、トレイが所定の位置に配さ
れた後、そのトレイのディスクをクランプするディスク
クランプ機構を運動させる第2摺動板とを備え、一方、
上記のトレイ駆動部材移動手段は上記の取付基体に沿っ
て摺動する第3摺動板を備え、各第1、第2、第3摺動
板は前記モーターおよび駆動伝達手段により摺動し、各
第1、第2、第3摺動板の摺動動作が上記のトレイ駆動
部材移動手段およびローディング手段による上記のトレ
イ駆動部材の各動作として伝達されるディスク再生装置
において、上記第1摺動板にカム溝が設けられる一方、
前記取付基体に回動自在に取り付けられた検出用アーム
が、上記の第1摺動板の移動により上記カム溝と当接し
て回動することで、上記第1摺動板の位置を検出するス
イッチを作動させることを特徴としている。
【0029】また、請求項5記載のディスク再生装置
は、以上の課題を解決するために、記録媒体としてのデ
ィスクを個々に収容する複数のトレイが所定ピッチで、
かつ、出し入れ可能に並設されたディスク収納手段と、
そのディスク収納手段が装着される略箱型の取付基体
と、トレイを出し入れするトレイ駆動部材と、そのトレ
イ駆動部材をトレイの並設方向に移動させるトレイ駆動
部材移動手段と、上記ディスク収納手段からトレイが取
り出されて所定の取出位置に配されるように上記トレイ
駆動部材を運動させると共にトレイが取出位置からディ
スク収納手段の内部に収納されるように上記トレイ駆動
部材を運動させるローディング手段と、前記取付基体の
両側面に沿ってそれぞれ前後方向に摺動可能で、かつ前
記トレイ駆動部材移動手段と係合する階段状カム溝をそ
れぞれ備えた一対の摺動板と、動力源としてのモーター
と、そのモーターの動力を上記各摺動板に伝達する駆動
伝達手段とを有するディスク再生装置において、上記各
摺動板に合わせて少なくとも4本の階段状カム溝が設け
られ、少なくとも4本目以降の上記階段状カム溝が前後
方向に短く形成されていることを特徴としている。
【0030】
【作用】上記の請求項1、2、3、4および5記載の構
成によれば、モーターの動力は駆動伝達手段により、ト
レイ駆動部材移動手段、およびローディング手段に伝達
される。トレイ駆動部材伝達手段に伝達されたモーター
の動力は、摺動板およびその他の部材を介してトレイ駆
動部材をトレイの並設方向に移動させる動力として伝達
され、これによって、トレイ駆動部材がディスク収納手
段における所定のトレイの位置へ移動する。
【0031】また、ローディング手段に伝達されたモー
ターの動力は、ディスク収納位置から所定の取出位置、
例えば再生位置にディスクが配されるようにトレイ駆動
部材を運動させ、あるいはトレイが取出位置からディス
ク収納手段の内部に収納され得るようにトレイ駆動部材
を運動させる。
【0032】ここで、請求項1記載の構成では、ローデ
ィング手段の第1摺動板に軸が垂設されていると共に、
この軸と係合する係合用カム溝が設けられた回動板が取
付基体に回動自在に設けられていることにより、第1摺
動板の直線的な移動で、上記係合用カム溝に上記軸が係
合して回動板を回動させることができ、この回動動作に
よってトレイ駆動部材がトレイを駆動できる。また、回
動板の回動終了後も第1摺動板は移動を継続できる。
【0033】また、請求項2記載の構成では、第1摺動
板の軸と回動板の係合用カム溝との係合終了後、遊動規
制部材によって回動板の遊動範囲を規制しているため、
外部からの振動や衝撃等の外乱が回動板やトレイ駆動部
材等に加わる場合においても、回動板が勝手に回動する
ことなく所定の位置で待機しているため、第1摺動板が
移動した際における上記軸と係合用カム溝との係合が確
保され、ひいてはトレイ駆動部材がトレイを確実に駆動
できる。
【0034】また、請求項3記載の構成では、トレイ駆
動部材を駆動する第1摺動板の摺動方向を規制する溝
に、その略直角方向に係合用溝を設け、一方、ディスク
クランプ機構を駆動する第2摺動板の摺動方向を規制す
る第1案内溝に、その略直角方向にロック用溝を設け、
さらに、第1摺動板の溝と係合溝との間を傾斜してつな
ぐガイド溝を設けている。
【0035】これにより、第2摺動板に立設された第1
係合軸を上記各溝に挿通して摺動させると、第1係合軸
がガイド溝の傾斜部分に当接することから、第1案内溝
とロック用溝との間を相互に移動可能となり、第2摺動
板をロック状態とロック解除状態とに制御できるしたが
って、ローディング手段によってディスク収納手段のト
レイを所定の位置に取り出した後に、第2摺動板の移動
によりディスククランプ機構を運動させて、ディスクを
例えば再生部にクランプすることができる。
【0036】また、請求項4記載の構成では、上記の第
1摺動板の移動によりカム溝と当接させることで回動さ
せて、その検出用アームが、上記第1摺動板の位置を検
出するスイッチを作動させることから、第1摺動板の移
動位置を正確に検出できる。
【0037】また、請求項5記載の構成では、摺動板を
駆動手段により駆動することで、摺動板が移動し、一対
の摺動板には階段状カム溝が少なくとも4本設けられて
いることから、それら階段状カム溝にトレイ駆動部材を
係合させることで、摺動板の移動に応じてトレイ駆動部
材をトレイの並設方向に移動できる。
【0038】このとき、少なくとも4本目以降の階段状
カム溝が前後方向に短く形成されているので、少なくと
も3本のカム溝が常にトレイ駆動部材と係合でき、安定
してトレイ駆動部材を移動させることができる。
【0039】また、摺動板の移動位置によっては、少な
くとも4本の階段状カム溝がトレイ駆動部材と係合する
ことが可能となり、3本のカム溝が係合している場合と
比べて、トレイ駆動部材を保持する強度を増加させるこ
とができ、例えば、輸送時などの衝撃などに対し強度を
増やすことが可能となる。その上、少なくとも4本目以
降の階段状カム溝は3本目までの階段状カム溝に対して
短くてすむため、摺動板を小型化できる。
【0040】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図12
に基づいて説明すれば、以下の通りである。ディスク再
生装置は、図1に示すように、平板状の底板1aと断面
略コの字形の枠板1bとからなる取付基体としてのメイ
ンシャーシ1を有している。メインシャーシ1内にはマ
ガジン装着用開口部1cを通じてディスク収納手段とし
てのディスクマガジン31が着脱されるようになってい
る。
【0041】上記ディスクマガジン31は、図2および
図3に示すように、マガジンケース32内に、記録媒体
であるディスク33が載置される複数のディスク収納ト
レイ(以下、トレイと称する)34…が所定のピッチで
上下方向に配されたものとなっている。
【0042】複数のトレイ34…は、図示しない同一の
支軸により、水平状態に、かつ、回動自在に支持されて
いる。したがって、各トレイ34…は、マガジンケース
32のトレイ取出口32aを通じてマガジンケース32
内から外方への回動によるディスク33の取り出し動作
と、マガジンケース32内への回動によるディスク33
の収納動作とを行い得るようになっている。
【0043】また、マガジンケース32には、図1に示
すように、後述のトレイ駆動フック4を挿入して任意の
トレイ34を押し出すための複数のフック挿入口32b
…が、各トレイ34…の位置に対応して形成されてい
る。
【0044】上記のメインシャーシ1内には、図4ない
し図6に示すように、一方の側面に左側シフトプレート
(第3摺動板)6が配され、対向する他方の側面に摺動
板としての右側シフトプレート(第3摺動板)7が配さ
れ、さらに、マガジン装着用開口部1cとそれとは反対
側の部位に後述する昇降シャーシ5が配されている。
【0045】各シフトプレート6・7は、メインシャー
シ1の側面における左右方向であるA−B方向、つまり
メインシャーシ1におけるディスクマガジン31の着脱
方向である前後方向に摺動可能に取り付けられている。
なお、ここではマガジン装着用開口部1c側を前部とす
る。
【0046】上記の左側シフトプレート6には、前部方
向であるA方向に向かって段階的に上昇する昇降駆動案
内孔(階段状カム溝)6a・6bがそれぞれ形成され、
さらに、これら昇降駆動案内孔6a・6bの上方に2個
の摺動案内孔6c・6dが水平方向に形成されている。
【0047】また、左側シフトプレート6には、その前
部下方に外向きにほぼ水平に延長された略長方形状のフ
ラップ状部位にA−B方向に並ぶ複数のスリット6e…
が形成され、その上、左側シフトプレート6の上端中央
部にメインシャーシ1の上面側に折り曲げられた部位に
ピン保持溝6fが形成されている。
【0048】上記のスリット6e…の近傍には、各スリ
ット6e…の位置を検出する図示しない光センサが設け
られていて、この光センサは各シフトプレート6・7の
位置を検出するものであり、この検出結果に基づいて、
各シフトプレート6・7に支持されている昇降シャーシ
5の高さ位置、すなわち後述のトレイ駆動フック4がデ
ィスクマガジン31の何れのトレイ34との対応位置に
あるかを検知し得るようになっている。
【0049】さらに、シフトプレート6の後端部にある
昇降駆動案内孔6bの途上でメインシャーシ1の側面に
垂直方向外向きに屈曲部6gが形成されていて、図7に
示すように、屈曲部6g付近の昇降駆動案内孔6bの幅
βは、通常位置での幅αより広く形成されている。この
ことにより、上記昇降駆動案内孔6bに挿通される後述
する昇降シャーシ5のピン5bが挿着され易くなってお
り、また、昇降駆動案内孔6bの前後方向の長さが昇降
駆動案内孔6aより短くなっている。
【0050】一方、図4ないし図6に示すように、右側
シフトプレート7には、左側シフトプレート6の昇降駆
動案内孔6aと同一形状をなし、後方向であるB方向に
向かって段階的に上昇する昇降駆動案内孔(階段状カム
溝)7a・7bが形成されている。昇降駆動案内孔7a
は、シフトプレート7の前端側であるA方向側端部に形
成され、昇降駆動案内孔7bは、反対側であるB方向端
部に形成され、また、これら昇降駆動案内孔7a・7b
間には、2個の摺動案内孔7c・7dが水平方向に形成
されている。
【0051】さらに、右側シフトプレート7には、その
上端の前方側でメインシャーシ1の上面側に水平方向に
屈曲された横設部7eにA−B方向に伸びるラックギヤ
部(駆動伝達手段)7fが形成され、シフトプレート7
の上端中央部でメインシャーシ1の上面側に水平方向に
屈曲されたフラップ状部位にピン保持溝7gが設けられ
ている。
【0052】上記の各昇降駆動案内孔6a・6b・7a
・7bには、昇降シャーシ5に設けられた各案内ピン5
a・5b・5c・5dが個々に配され、これによって昇
降シャーシ5が水平に保持されている。
【0053】その上、上記の各案内ピン5a・5dは、
メインシャーシ1に形成された上下方向に延びる各昇降
案内孔1h・1iをそれぞれ介して、各昇降駆動案内孔
6a・7bに個々に配されている。これにより、昇降シ
ャーシ5が水平方向の一定位置において、各シフトプレ
ート6・7の移動により、上下方向の移動、すなわち昇
降シャーシ5の昇降動作を行い得るようになっている。
【0054】また、各摺動案内孔6c・6d・7c・7
dには、メインシャーシ1に設けられた案内突片1d・
1e・1f・1gが個々に配され、これによって、各シ
フトプレート6・7がA−B方向へ直線的に摺動し得る
ようになっている。
【0055】左側シフトプレート6のピン保持溝6f、
および右側シフトプレート7のピン保持溝7gには、連
結板8に設けられた係合ピン8a・8bが個々に配さ
れ、係合ピン8aは連結板8の一端部に、また、係合ピ
ン8bは連結板8の他端部に設けられていて、連結板8
はメインシャーシ1上に立設された支持ピン1jにより
回動自在に支持されている。このような構造によって、
左側シフトプレート6と右側シフトプレート7とが相互
に反対方向へ連動し得るようになっている。
【0056】そして、上記の昇降シャーシ5、各シフト
プレート6・7、連結板8、連結板8に設けられた係合
ピン8a・8b、メインシャーシ1上に立設された支持
ピン1j、昇降シャーシ5に設けられた各案内ピン5a
・5b・5c・5d、メインシャーシ1に形成された昇
降案内孔1h・1iおよび案内突片1d・1e・1f・
1gによってトレイ駆動部材移動手段が構成される。
【0057】一方、昇降シャーシ5には、図示しない再
生手段が設けられていて、この再生手段は、ターンテー
ブルおよび光ピックアップ等からなり、ディスクマガジ
ン31内からトレイ駆動フック4によってトレイ34と
共に再生位置に取り出されたディスク33を再生するよ
うになっている。
【0058】また、メインシャーシ1の上面には、図1
に示すように、駆動機構取付板9が図示しないビスにて
取り付けられている。この駆動機構取付板9には、上面
側にシフトプレート駆動モーター10とローディング板
駆動モーター11とが取り付けられている一方、下面に
ギヤ12・13と図示しないプーリーとベルトとが設け
られ、上記シフトプレート駆動モーター10の回転力が
ギヤ12に伝達される一方、ローディング板駆動モータ
ー11の回転力がギヤ13に伝達されるようになってい
る。そして、上記のギヤ12・13、図示しないプーリ
ー、およびベルトは駆動伝達手段として用いられる。
【0059】また、メインシャーシ1の上面前部側に
は、図11に示すように、ローディング手段の第1摺動
板としてのローディング板2が前後方向であるA−B方
向に摺動可能に設けられ、また、メインシャーシ1の上
面後部側には、第2摺動板としてのスライド板14が上
記ローディング板2に挟まれてA−B方向に摺動可能に
設けられている。
【0060】上記のローディング板2は前部と後部とを
有し、その後部は上記スライド板14を挟んで摺動でき
る所定量の立上部を介して前部と連結されていて、ロー
ディング板2前部には、図8に示すように、シフトプレ
ート7のラックギヤ部7fと対向して、A−B方向に延
びるラックギヤ部(駆動伝達手段)2aおよびピン貫通
溝2dと、垂直上方に突起した駆動ピン(軸)2bとが
形成され、ローディング板2後部には、案内溝2cと、
上記立上部に開口するカム溝2eとが形成されている。
【0061】そして、案内溝2cは、A−B方向に延び
る溝2c1と、その溝2c1の前端からほぼ直角外向きに延
びる係合用溝2c2と、さらに上記各溝2c1・2c2を連結
して、かつ、それら両者に対して傾斜している傾斜部
(ガイド溝)2c3・2c4とからなっている。
【0062】一方、スライド板14には、このスライド
板14に対して上下方向に突起して形成された係合ピン
(第1係合軸)14aと下方に突起して形成された係合
ピン(第2係合軸)14bとが立設されており、上記係
合ピン14aの上部が、ローディング板2の案内溝2c
に係合される一方、係合ピン14aの下部がメインシャ
ーシ1にA−B方向および水平に延びて形成された第1
案内溝1kおよびそれに略直角に方向に連続して形成さ
れたロック用溝1k’に挿通され、また、前記係合ピン
14bが、メインシャーシ1にA−B方向に水平に延び
て形成された第2案内溝1L に挿通される。
【0063】一方、図1に示すトレイ駆動フック4を回
動駆動するフック駆動板3(回転板)は、メインシャー
シ1に立設されると共に、ピン貫通溝2dに貫通した支
軸1mにより回転面がほぼ水平な回転方向であるC−D
方向に回動自在にメインシャーシ1に支持されていると
共にフック駆動板3の反時計方向であるC方向の回動
時、駆動機構取付板9のスプリング係合部9aに係合し
て設けられた圧着スプリング15が案内ピン3aに当持
することで、C方向への回動が圧着スプリング15によ
り付勢されるようになっている。
【0064】また、フック駆動板3には、係合溝(係合
用カム溝)3bが設けられ、ローディング板2に立設さ
れた駆動ピン2bと係合することで、ローディング板2
のA−B方向の摺動をフック駆動板3のC−D方向の回
動に伝達する。さらに、フック駆動板3には、上下方向
に延びる連結棒3cが設けられ、この連結棒の3cの下
方には昇降シャーシ5と共に昇降するトレイ駆動部材と
してのトレイ駆動フック4が設けられている。
【0065】このトレイ駆動フック4の上面には案内ピ
ン4aが立設されている。この案内ピン4aは、トレイ
駆動フック4の回動動作の補助のために昇降シャーシ5
に設けられた案内片5eの略円弧状の案内溝5fに遊貫
されている。
【0066】上記の構造により、ローディング板2の移
動に従い駆動ピン2bに駆動されフック駆動板3がC−
D方向に回動し、この動作が連結棒3cを介してトレイ
駆動フック4に伝達されてトレイ駆動フック4が回動す
るようになっている。
【0067】トレイ駆動フック4は、図1に示すよう
に、メインシャーシ1の側面に形成された作業窓1nか
ら突出して配され、メインシャーシ1に装着されたディ
スクマガジン31に対して、上記の回動動作によりマガ
ジンケース32のフック挿入口32bからマガジンケー
ス32内に挿入されて、所定のトレイ34を押し出し、
または、逆に動作して収納するようになっている。
【0068】したがって、昇降シャーシ5、すなわちト
レイ駆動フック4を上下方向に案内する前記の各昇降駆
動案内孔6a・6b・7a・7bの階段形状における各
段と、上下方向に形成された各フック挿入口32b…と
が対応するように設定されている。そして、図1および
図8に示すように、上記のローディング板2、フック駆
動板3、係合溝3b、メインシャーシ1に立設された支
軸1m、連結棒3c、案内ピン3a、トレイ駆動フック
4に設けられた案内ピン4a、昇降シャーシ5に設けら
れた案内片5e、スライド板14および圧着スプリング
15によりローディング手段が構成されている。
【0069】さらに、上記ローディング板2のピン貫通
溝2d内には、図8および図11に示すように、ローデ
ィング板2の上面側へ屈曲して形成された2個の規制凸
部2f・2gが設けられており、これら規制凸部2f・
2gが、フック駆動板3の係合溝3bとローディング板
2の駆動ピン2bとの係合が離れたときに、フック駆動
板3の下面に突設された各規制ピン3d・3eと当接す
るように設定されていて、これにより、駆動ピン2bと
の係合が解除されたフック駆動板3のC−D方向への遊
動範囲が規制されるようになっている。
【0070】このように上記のローディング板2に設け
られた各規制凸部2f・2gおよびフック駆動板3の下
面に突設された各規制ピン3d・3eによって、遊動規
制部材が構成されている。
【0071】また、支軸1mには、図8に示すように、
摺動するローディング板2の位置を検出するための略く
の字状の検出アーム16がC−D方向に回動自在に支持
され、検出アーム16の一端部下面には検出ピン16a
が突設されており、ローディング板2のA方向の摺動に
より、ローディング板2のカム溝2eが検出ピン16a
に当接し、検出アーム16を回動させるようになってい
る。
【0072】一方、メインシャーシ1の側面には、マガ
ジンケース32を保持できるようにC−D方向に回動す
るロックアーム17が設置され、また、垂設されている
ロックアーム支持部1pに、支持穴1qが穿設されてい
て、上記ロックアーム17の一端部は、支持穴1qに回
動自在に挿通されている。
【0073】そのようなロックアーム17は、図示しな
いスプリングにて常時時計方向であるD方向に付勢され
ているので、図9に示すように、ロックアーム17の他
端部であるロック部17aと、マガジンケース32のロ
ック孔32cとが係合することで、マガジンケース32
を所定の位置に保持できる。
【0074】さらに、メインシャーシ1の側面部には、
検出スイッチ18・19がそれぞれ設けられ、各検出ス
イッチ18・19にレバー18a・19aがC−D方向
に回動自在に設けられ、各レバー18a・19aの回動
により各検出スイッチ18・19がそれぞれ電気的なオ
ン・オフする。
【0075】これら検出スイッチ18・19は、前記検
出アーム16の作動部16b並びにローディング板2の
作動部2hとほぼ同一の高さに基板20に取り付けられ
ている。そして、検出アーム16、検出アーム16上に
設けられた検出ピン16aと作動部16b、ローディン
グ板2に設けられたカム溝2eと作動部2h、および検
出スイッチ18・19によってローディング板検出手段
を構成している。
【0076】次に、上記構成の作用について説明する
と、まず、ディスクマガジン31がマガジン装着用開口
部1cから挿入されると、マガジンケース32のロック
孔32cとロックアーム17のロック部17aとが係合
し、ディスクマガジン31が所定の位置に装着、保持さ
れる。
【0077】次に、シフトプレート駆動モーター10が
回転し、この回転が図示しないプーリー、ベルトおよび
ギヤ12を介して、図4に示すように、右側シフトプレ
ート7がA−B方向に摺動する。このとき、この右側シ
フトプレート7の摺動動作は、図5に示す連結板8を介
して、図6に示す左側シフトプレート6に伝達され、左
側シフトプレート6が右側シフトプレート7とは反対の
方向に摺動する。
【0078】このように各シフトプレート6・7の摺動
により、図4および図6に示すように、昇降シャーシ5
が各昇降駆動案内孔6a・6b・7a・7b、あるいは
昇降シャーシ5の高さによっては各昇降駆動案内孔6a
・7a・7bに案内されて段階的に昇降し、昇降シャー
シ5に伴って、図11に示すように、トレイ駆動フック
4が段階的に昇降する。
【0079】このようにしてトレイ駆動フック4がマガ
ジンケース32の所定のフック挿入口32bに対応する
位置に配される。上記の昇降シャーシ5の昇降動作は、
ローディング板2が図8に示したようなスタンバイ位置
にあるときに行われる。
【0080】次に、図8で示したスタンバイ位置より図
9で示した再生状態へ移行して、ディスクをローディン
グする場合を説明すると、まず、図8に示すように、前
記のローディング板駆動モーター11が回転し、この回
転が図示しないプーリー、ベルトおよびギヤ13を介し
てローディング板2のラックギヤ部2aに伝達され、ロ
ーディング板2は後方であるB方向に摺動する。
【0081】上記のローディング板2の摺動動作によ
り、フック駆動板3の係合溝3bとローディング板2の
駆動ピン2bが係合し、押圧されることで、フック駆動
板3は反時計方向であるC方向に回動すると、これに伴
いトレイ駆動フック4が、C方向に回動して、図11に
示すように、マガジンケース32のフック挿入口32b
からマガジンケース32内に挿入されて、図示しない所
定のディスク33が載置されたトレイ34がトレイ駆動
フック4によって押される。
【0082】これによって、図示しない上記のトレイ3
4が外方へ回動してマガジンケース32のトレイ取出口
32aから取り出される。この間、図8に示すように、
スライド板14の係合ピン14aは、ローディング板2
の案内溝2c1とメインシャーシ1の案内溝1k’との間
に挟まれる形となり、スライド板14が摺動することは
ない。
【0083】さらに、ローディング板2がB方向に摺動
して、図12に示すように、ローディング板2の駆動ピ
ン2bとフック駆動板3の係合溝3bとの係合が解かれ
るとき、圧着スプリング15がフック駆動板3の案内ピ
ン3aを押圧し、フック駆動板3は、反時計方向である
C方向に付勢される。また、フック駆動板3の規制ピン
3eとローディング板2の規制凸部2gは当接を開始す
る。
【0084】一方、ローディング板2の案内溝2cの傾
斜部2c3にスライド板14の上向きに延びた係合ピン1
4aが押圧し、スライド板14は、その係合ピン14b
を略中心として時計方向であるD方向に回動し、下向き
に突設された係合ピン14aは、メインシャーシ1のA
−B方向に延びた案内溝1kに案内されて移動すること
により、スライド板14はB方向に摺動可能な状態、つ
まりロック解除の状態となる。このようにしてフック駆
動板3のC方向への回動が完了する時、マガジンケース
32のディスク33を載置したトレイ34が再生位置に
配される。
【0085】さらに、ローディング板2がB方向に摺動
すると、案内溝2c2がスライド板14の係合ピン14a
を押圧し、メインシャーシ1の案内溝1k・1L に案内
されながらスライド板14はB方向へ摺動する。このと
き、図9に示すように、スライド板14の下方に突設さ
れた係合ピン14bは、図示しないディスククランプ機
構を駆動する。このディスククランプ機構は、再生装置
に配されたトレイ34上のディスク33を図示しない再
生手段のターンテーブルに載置する。これにより、ディ
スク33の再生が可能となる。
【0086】上記の動作と同時に、ローディング板2の
作動部2hが検出スイッチ19のレバー19aを押圧す
ることで、ローディング板駆動モーター11の回転は停
止し、ローディング動作は完了する。
【0087】このように図12に示すローディングの途
上の状態より図9に示すローディング完了の状態へ移行
する間、フック駆動板3の規制ピン3eとローディング
板2の規制凸部2gとは当接しており、フック駆動板3
のD方向への回動を規制している。このため、フック駆
動板3の係合溝3bと、ローディング板2の駆動ピン2
bとの係合が解かれた後、外部からの振動や衝撃等の外
乱が加わっても、フック駆動板3の遊動が規制される。
【0088】次に、図9で示した再生状態より、図8で
示したスタンバイ位置を経て図10で示したディスクマ
ガジンの排出状態へ移行する動作を説明する。まず、上
記のローディング板駆動モーター11を、上記の動作と
は逆方向に回転させて、この回転が図示しないプーリ
ー、ベルトおよびギヤ13を介して、ローディング板2
のラックギヤ部2aに伝達され、ローディング板2はA
方向に摺動する。
【0089】このような動作により、ローディング板2
の傾斜部2c4は、スライド板14の係合ピン14aを押
圧する。上記の傾斜部2c4は摺動方向の略直角方向に対
してわずかに傾斜しているため、傾斜部2c4は係合ピン
14aを強い力でA方向に、弱い力で、幅方向における
向かって右方向であるE方向に押圧する。
【0090】よって、スライド板14がメインシャーシ
1の案内溝1k・1Lに案内されてA方向に摺動し、ス
ライド板14の係合ピン14aが案内溝1k’の横に到
達すると、スライド板14は、図12に示すように、そ
の係合ピン14bを回転中心としてC方向に回転する。
さらに、上記の係合ピン14aはメインシャーシ1の案
内溝1k’とローディング板2の案内溝2c1に挟まれて
摺動の不可能な状態、つまりロックされた状態となる。
【0091】このスライド板14のA方向への摺動によ
り、図示しないディスククランプ機構を駆動する。この
ディスククランプ機構は、図示しない再生手段のターン
テーブルに載置されたディスク33を再生位置に配され
たトレイ34上に載置する。
【0092】一方、フック駆動板3は、ローディング板
2の駆動ピン2bとフック駆動板3の係合溝3bとが係
合することで、D方向に回転する。これに伴い、トレイ
駆動フック4がD方向に回転し、図11に示すように、
所定のディスク33が載置されたトレイ34がトレイ駆
動フック4にて押される。これによって、上記のトレイ
34がD方向に回動して、マガジンケース32内に収納
される。
【0093】さらに、ローディング板2がA方向に摺動
すると、図8に示すように、フック駆動板3の係合溝3
bとローディング板2の駆動ピン2bの移動方向が等し
くなってフック駆動板3の回転が停止し、ローディング
板2の作動部2hが検出スイッチ18のレバー18aを
押圧する。
【0094】このとき、ローディング板駆動モーター1
1の回転を停止させれば、スタンバイ位置となり昇降シ
ャーシ5を上下させることが可能となり、トレイ34の
選択が可能となる。一方、ローディング板駆動モーター
11の回転を停止させることなく、ローディング板2を
A方向にさらに摺動させれば、図10に示すように、ロ
ーディング板2の駆動ピン2bとフック駆動板3の係合
溝3bとの係合が解かれる。
【0095】それとほぼ同時に、ローディング板2の規
制凸部2fと、フック駆動板3の規制ピン3dが当接す
る。これにより、フック駆動板3のC方向への回動を規
制している。また、このとき、トレイ駆動フック4と昇
降シャーシ5の案内片5eも近接しており、これによ
り、フック駆動板3のD方向の回動も規制している。
【0096】このため、フック駆動板3の係合溝3bと
ローディング板2の駆動ピン2bとの係合が解かれた後
に、外部からの振動や衝撃等の外乱が加わっても、フッ
ク駆動板3が遊動することが防止される。
【0097】その上、ローディング板2のA方向への摺
動により、ロック解除片2iがロックアーム17のロッ
ク解除部17bを押圧し、ロックアーム17をロックア
ーム支持部1pを中心にC方向に回動させると、ロック
アーム17のロック部17aとマガジンケース32のロ
ック孔32cとの係合が解かれ、ディスクマガジン31
は図示しない排出機構によりメインシャーシ1より排出
される。
【0098】そして、ローディング板2のカム溝2e
が、検出アーム16の検出ピン16aを押圧し、検出ア
ーム16はメインシャーシ1の支軸1mを中心にD方向
に回動し、検出アーム16の作動部16bが、検出スイ
ッチ19のレバー19aを押圧し、検出スイッチはオン
状態となる。
【0099】よって、検出スイッチ18・19ともオン
状態となることにより、ローディング板駆動モーター1
1を停止し、ローディング板2のA方向への摺動は終了
となる。続いて、直ちにローディング板駆動モーター1
1を反転させ、検出スイッチ18がオフ状態となる、つ
まり、図8に示すスタンバイ状態となるまで、ローディ
ング板2を反対方向であるB方向に摺動させる。
【0100】なお、ローディング板2における前記カム
溝2eは、図12に示すように、検出スイッチ19がオ
ン状態となるまでは、検出アーム16を速く回動させ、
検出スイッチ19がオン状態となった以降は検出アーム
16をゆっくりと回動させるように、検出アーム16の
検出ピン16aとの当接面における直線部の角度を変え
ているために、ローディング板2の位置検出を正確にで
きる。
【0101】その上、位置検出後は検出スイッチ19に
負担を掛けないようにできるため、ローディング板2が
摺動しすぎた場合や、急激に移動した場合でも検出スイ
ッチ19の破損を防ぐことができる。
【0102】このように上記実施例の構成では、ローデ
ィング板2およびスライド板14を前後方向であるA−
B方向に摺動させるための溝形状をそれぞれ略L字状と
し、ローディング板2の案内溝2cの角部2c3・2c4
傾斜を設けることで、スライド板14をロック状態とロ
ック解除状態とに制御でき、ローディング板2によって
スライド板14を駆動できるようになっている。
【0103】また、ローディング板2は、トレイ駆動フ
ック4を駆動するための駆動ピン2bがフック駆動板3
との係合を解除した後でも摺動可能となっている。
【0104】これらにより、従来はトレイ駆動フックを
駆動するために第2レバー部材およびそれを制御する可
動球等の制御部材を、また、ディスククランプ機構を駆
動するために第1レバー部材およびそれを制御する可動
球等の制御部材を、さらに、それら第1・第2レバー部
材を駆動するための移動体を必要としていた。
【0105】しかしながら、上記構成は、従来の移動体
と第2レバー部材の機能をローディング板2が兼用で
き、その上、第1レバー部材用の可動球等の制御部材を
省くことができることから、部品点数を削減できること
により、組み付けの簡素化できてコストダウンでき、さ
らに、小型化、軽量化を図ることができる。
【0106】さらに、上記構成は、駆動ピン2bがフッ
ク駆動板3との係合を解除した後において、フック駆動
板3の遊動を防止する遊動規制部材が設けられているの
で、ローディング板2の駆動ピン2bとフック駆動板3
の係合溝3bとの係合がより確かなものとなってフック
駆動板3の動作が確実なものとなり、ひいてはトレイ3
4の出し入れを安定なものとしている。
【0107】また、上記構成は、フック駆動板3を駆動
するローディング板2に、カム溝2eが設けられる一
方、メインシャーシ1に回動自在に取り付けられた検出
用アーム16を、上記ローディング板2の移動により上
記カム溝2eと当接させることで回動させ、上記ローデ
ィング板2の位置を検出する検出スイッチ19を作動さ
せることにより、ローディング板2の位置を直接的に検
出している。
【0108】それゆえ、従来におけるディスクマガジン
の排出時では、ローディング手段としての移動体をスタ
ンバイ位置から、所定時間だけ摺動させてディスクマガ
ジンの排出機構を作動させていたため、駆動伝達手段や
モーターの負荷などのバラツキを考慮して移動体の移動
距離であるストロークを長く設定していたが、上記構成
は、従来のようなバラツキを考慮する必要がなく、ロー
ディング板2は必要最小限のストロークに設定可能なた
め、小型化を図ることができる。
【0109】さらに、上記構成は、一対のシフトプレー
ト6・7に、トレイ駆動部材である昇降シャーシ5と係
合する昇降駆動案内孔6a・6b・7a・7bが合わせ
て4本設けられ、その内のシフトプレート6の後端部に
形成されている昇降駆動案内孔6bの階段状カム溝形状
の途上で外向きの折り曲げ部6gが形成されて、その昇
降駆動案内孔6bが、他の昇降駆動案内孔6a・7a・
7bと比べて前後方向に短く形成されている。
【0110】それゆえ、上記構成は、各シフトプレート
6・7の移動位置によって、少なくとも3本の昇降駆動
案内孔6a・7a・7bが常に昇降シャーシ5と係合で
きることから、各昇降駆動案内孔6a・7a・7bは昇
降シャーシ5を安定して移動させることが可能となる。
【0111】また、各シフトプレート6・7の移動位置
によって、4本の昇降駆動案内孔6a・6b・7a・7
bが昇降シャーシ5と係合することが可能となり、3本
の昇降駆動案内孔6a・7a・7bが係合している場合
と比べて、昇降シャーシ5を保持する強度を増加させる
ことができ、例えば、輸送時などの衝撃などに対し強度
を増やすことが可能となる。
【0112】したがって、従来と同様の強度を有するこ
とができる共に昇降駆動案内孔6bを短くできるので、
シフトプレート6を短く設定できて小型化でき、上記構
成の小型化を図ることができる。
【0113】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のディスク再生装
置は、以上のように、ディスクを備えるトレイを出し入
れするトレイ駆動部材を回動する回動板が設けられ、そ
の回動板を駆動する第1摺動板が、上記回動板の回動動
作終了後にさらに摺動可能に設定されている構成であ
る。
【0114】それゆえ、従来は、トレイ駆動部材を回動
する回動板を駆動するために専用のレバー部材およびそ
れを制御する可動球などの制御部材、さらに上記レバー
部材を駆動する移動体を必要としていたが、上記構成
は、第1摺動板が、従来の専用レバー部材、その制御部
材および移動体を兼用できるので、部品点数の削減が可
能となり、よって、コストダウンおよび小型化、軽量化
が可能となるという効果を奏する。
【0115】また、請求項2記載のディスク再生装置
は、以上のように、請求項1記載のディスク再生装置に
おいて、上記第1摺動板および回動板に、上記軸が回動
板より離れたとき、上記回動板の遊動範囲を規制する遊
動規制部材が設けられている構成である。
【0116】それゆえ、従来は、トレイ駆動部材を回動
する回動板を駆動するために専用のレバー部材およびそ
れを制御する可動球などの制御部材、さらに上記レバー
部材を駆動する移動体を必要としていたが、上記構成
は、第1摺動板が、従来の専用レバー部材、その制御部
材および移動体を兼用できるので、部品点数の削減が可
能となり、よって、コストダウンおよび小型化、軽量化
が可能となるという効果を奏する。
【0117】さらに、遊動規制部材によって回動板の遊
動範囲を規制しているため、外部からの振動や衝撃等の
外乱が回動板やトレイ駆動部材等に加わる場合において
も、回動板が勝手に回動することなく所定の位置で待機
している。このため、第1摺動板が移動した際における
上記軸と係合用カム溝との係合が確保され、ひいてはト
レイ駆動部材がトレイを確実に駆動でき、トレイの出し
入れ操作が安定なものとなるという効果も奏する。
【0118】また、請求項3記載のディスク再生装置
は、以上のように、トレイ駆動部材を駆動する第1摺動
板の摺動方向を規制する溝に、その略直角方向に係合用
溝を設け、一方、ディスククランプ機構を駆動する第2
摺動板の摺動方向を規制する第1案内溝に、その略直角
方向にロック用溝を設け、さらに、第1摺動板の溝と係
合溝との間を傾斜してつなぐガイド溝を設けている構成
である。
【0119】これにより、第2摺動板に立設された第1
係合軸を摺動させると、第1係合軸がガイド溝に当接す
ることから、第1案内溝とロック用溝との間を相互に移
動可能となり、第2摺動板をロック状態とロック解除状
態とに制御できる。
【0120】それゆえ、従来は、ディスククランプ機構
を駆動する第2レバー部材に可動球等の制御部材を必要
としていたが、上記構成は、従来のような制御部材を省
いても、第2摺動板をロック状態とロック解除状態とに
制御できるので、従来より部品定数を削減できる。した
がって、コストダウンおよび小型化、軽量化が可能とな
るという効果を奏する。
【0121】その上、上記構成は、従来のような取付基
体の下方から第2レバー部材等の部品を取り付けるよう
なことは必要とせず、取付基体の上方から組み付けるこ
とが可能であるので、組み付け作業を簡単、かつ、迅速
にでき、作業性の向上を図れるという効果も奏する。
【0122】また、請求項4記載のディスク再生装置
は、以上のように、トレイ駆動部材を駆動する第1摺動
板に、第2カム溝が設けられる一方、取付基体に回動自
在に取り付けられた検出用アームを、上記の第1摺動板
の移動により上記第2カム溝と当接させることで回動さ
せて、その検出用アームが、上記第1摺動板の位置を検
出するスイッチを作動させる構成である。
【0123】それゆえ、従来におけるディスク収納手段
であるディスクマガジンの排出時では、ローディング手
段としての移動体をスタンバイ位置から、所定時間だけ
摺動させてディスクマガジンの排出機構を作動させてい
たため、駆動伝達手段やモーターの負荷などのバラツキ
を考慮して移動体の移動距離であるストロークを長く設
定していたが、上記構成は、従来のようなバラツキを考
慮する必要がなく、第1摺動板は必要最小限のストロー
クに設定可能なため、小型化を図ることができるという
効果を奏する。
【0124】また、請求項5記載のディスク再生装置
は、以上のように、一対の摺動板に、トレイ駆動部材と
係合する階段状カム溝が合わせて少なくとも4本設けら
れ、少なくとも4本目以降の階段状カム溝が前後方向に
短く形成されている構成である。
【0125】それゆえ、上記構成は、摺動板の移動位置
によって、少なくとも4本の階段状カム溝がトレイ駆動
部材と係合することが可能となり、3本のカム溝が係合
している場合と比べて、トレイ駆動部材を保持する強度
を増加させることができ、例えば、輸送時などの衝撃な
どに対し強度を増やすことが可能となる。
【0126】したがって、少なくとも4本目以降の階段
状カム溝は3本目までの階段状カム溝に対して短くてす
み、摺動板を小型化できることから、上記構成の小型化
を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク再生装置の要部斜視図であ
る。
【図2】上記ディスク再生装置のディスクマガジンの斜
視図である。
【図3】上記ディスクマガジンおよびそれに収納されて
いるトレイおよびディスクの斜視図である。
【図4】上記ディスク再生装置の要部左側面図である。
【図5】上記ディスク再生装置の上方から見た要部正面
図である。
【図6】上記ディスク再生装置の要部右側面図である。
【図7】上記ディスク再生装置における昇降駆動案内孔
の形状を示す要部左側面図である。
【図8】上記ディスク再生装置の動作例を示す上方から
見た要部正面図である。
【図9】上記ディスク再生装置の他の動作例を示す上方
から見た要部正面図である。
【図10】上記ディスク再生装置のさらに他の動作例を
示す上方から見た要部正面図である。
【図11】上記ディスク再生装置におけるローディング
手段の要部側面図である。
【図12】上記ディスク再生装置を上方から見た拡大要
部正面図図である。
【図13】従来のディスク再生装置に使用されるディス
クマガジンの斜視図である。
【図14】上記ディスクマガジンに収容されているトレ
イおよびディスク、並びにそのトレイを駆動するトレイ
駆動フックの斜視図である。
【図15】上記ディスク再生装置におけるローディング
手段の上方から見た正面図である。
【図16】上記ローディング手段の要部断面図である。
【図17】上記ローディング手段の移動体の下方から見
た正面図である。
【図18】上記移動体の側面図である。
【図19】上記移動体の図17におけるE−E矢視断面
図である。
【図20】上記ローディング手段の第1レバー部材の上
方から見た正面図である。
【図21】上記第1レバー部材の側面図である。
【図22】上記ローディング手段の第2レバー部材の上
方から見た正面図である。
【図23】上記第2レバー部材の側面図である。
【図24】上記ディスク再生装置におけるトレイ駆動部
材移動手段の要部斜視図である。
【符号の説明】
1 メインシャーシ(取付基体) 2 ローディング板(第1摺動板) 2a ラックギヤ部(駆動伝達手段) 2b 駆動ピン(軸) 2c 溝 2f 規制凸部(遊動規制部材) 3 フック駆動板(回動板) 3b 係合溝(係合用カム溝) 4 トレイ駆動フック(トレイ駆動部材) 6 左側シフトプレート(第3摺動板) 6a 昇降駆動案内孔(階段状カム溝) 6b 昇降駆動案内孔(階段状カム溝) 7 右側シフトプレート(第3摺動板) 10 シフトプレート駆動モーター 11 ローディング板駆動モーター 12 ギヤ(駆動伝達手段) 13 ギヤ(駆動伝達手段) 14 スライド板(第2摺動板) 16 検出アーム 31 ディスクマガジン(ディスク収納手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体としてのディスクを個々に収容す
    る複数のトレイが所定ピッチで、かつ、出し入れ可能に
    並設されたディスク収納手段と、そのディスク収納手段
    が装着される略箱型の取付基体と、トレイを出し入れす
    るトレイ駆動部材と、そのトレイ駆動部材をトレイの並
    設方向に移動させるトレイ駆動部材移動手段と、上記デ
    ィスク収納手段からトレイが取り出されて所定の取出位
    置に配されるように上記トレイ駆動部材を運動させると
    共にトレイが取出位置からディスク収納手段の内部に収
    納されるように上記トレイ駆動部材を運動させるローデ
    ィング手段と、動力源となるモーターと、そのモーター
    の動力を上記トレイ駆動部材移動手段およびローディン
    グ手段に伝達する駆動伝達手段とを備え、上記ローディ
    ング手段は、前記取付基体に沿って摺動する第1摺動板
    と、トレイが所定の位置に配された後、そのトレイのデ
    ィスクをクランプするディスククランプ機構を運動させ
    る第2摺動板とを備え、一方、上記のトレイ駆動部材移
    動手段は上記の取付基体に沿って摺動する第3摺動板を
    備え、各第1、第2、第3摺動板は前記モーターおよび
    駆動伝達手段により摺動し、各第1、第2、第3摺動板
    の摺動動作が上記のトレイ駆動部材移動手段およびロー
    ディング手段による上記のトレイ駆動部材の各動作とし
    て伝達されるディスク再生装置において、 上記の第1摺動板に軸が垂設され、かつ、その軸と係合
    し得る係合用カム溝が設けられた回動板が前記取付基体
    に回動自在に配設され、上記の第1摺動板が摺動するこ
    とにより、上記回動板がその係合用カム溝を上記軸と係
    合して回動し、この回動動作により、前記のトレイ駆動
    部材がトレイを出し入れすると共に、上記回動板の回動
    動作終了後の上記軸が回動板より離れて、上記第1摺動
    板が摺動できるように設定されていることを特徴とする
    ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】上記第1摺動板および回動板に、上記軸が
    回動板より離れたとき、上記回動板の遊動範囲を規制す
    る遊動規制部材が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載のディスク再生装置。
  3. 【請求項3】記録媒体としてのディスクを個々に収容す
    る複数のトレイが所定ピッチで、かつ、出し入れ可能に
    並設されたディスク収納手段と、そのディスク収納手段
    が装着される略箱型の取付基体と、トレイを出し入れす
    るトレイ駆動部材と、そのトレイ駆動部材をトレイの並
    設方向に移動させるトレイ駆動部材移動手段と、上記デ
    ィスク収納手段からトレイが取り出されて所定の取出位
    置に配されるように上記トレイ駆動部材を運動させると
    共にトレイが取出位置からディスク収納手段の内部に収
    納されるように上記トレイ駆動部材を運動させるローデ
    ィング手段と、動力源となるモーターと、そのモーター
    の動力を上記トレイ駆動部材移動手段およびローディン
    グ手段に伝達する駆動伝達手段とを備え、上記ローディ
    ング手段は、前記取付基体に沿って摺動する第1摺動板
    と、トレイが所定の位置に配された後、そのトレイのデ
    ィスクをクランプするディスククランプ機構を運動させ
    る第2摺動板とを備え、一方、上記のトレイ駆動部材移
    動手段は上記の取付基体に沿って摺動する第3摺動板を
    備え、各第1、第2、第3摺動板は前記モーターおよび
    駆動伝達手段により摺動し、各第1、第2、第3摺動板
    の摺動動作が上記のトレイ駆動部材移動手段およびロー
    ディング手段による上記のトレイ駆動部材の各動作とし
    て伝達されるディスク再生装置において、 上記第1摺動板に、その摺動方向に延びて第1摺動板を
    案内する溝とその摺動方向に対して略直角方向に延びる
    係合用溝とが設けられ、上記溝および係合用溝を連続さ
    せ、かつ、それら両者に対して傾斜したガイド溝が設け
    られる一方、上記第2摺動板に、前記トレイの並設方向
    である上下方向の双方向に突起した第1係合軸と、下方
    に突起した第2係合軸とが立設され、第1係合軸は前記
    溝に挿通されると共に、前記取付基体には、上記第1係
    合軸および第2係合軸がそれぞれ対応するように挿通さ
    れる第1案内溝および第2案内溝が上記の摺動方向に延
    びてそれぞれ形成され、また、上記第1案内溝に略直角
    方向に延びる連続したロック用溝が形成され、上記第1
    係合軸を前記のガイド溝に当接させて前記第1摺動板を
    摺動させることにより、上記第1係合軸を第1案内溝お
    よびロック用溝間で相互に移動させることを特徴とする
    ディスク再生装置。
  4. 【請求項4】記録媒体としてのディスクを個々に収容す
    る複数のトレイが所定ピッチで、かつ、出し入れ可能に
    並設されたディスク収納手段と、そのディスク収納手段
    が装着される略箱型の取付基体と、トレイを出し入れす
    るトレイ駆動部材と、そのトレイ駆動部材をトレイの並
    設方向に移動させるトレイ駆動部材移動手段と、上記デ
    ィスク収納手段からトレイが取り出されて所定の取出位
    置に配されるように上記トレイ駆動部材を運動させると
    共にトレイが取出位置からディスク収納手段の内部に収
    納されるように上記トレイ駆動部材を運動させるローデ
    ィング手段と、動力源となるモーターと、そのモーター
    の動力を上記トレイ駆動部材移動手段およびローディン
    グ手段に伝達する駆動伝達手段とを備え、上記ローディ
    ング手段は、前記取付基体に沿って摺動する第1摺動板
    と、トレイが所定の位置に配された後、そのトレイのデ
    ィスクをクランプするディスククランプ機構を運動させ
    る第2摺動板とを備え、一方、上記のトレイ駆動部材移
    動手段は上記の取付基体に沿って摺動する第3摺動板を
    備え、各第1、第2、第3摺動板は前記モーターおよび
    駆動伝達手段により摺動し、各第1、第2、第3摺動板
    の摺動動作が上記のトレイ駆動部材移動手段およびロー
    ディング手段による上記のトレイ駆動部材の各動作とし
    て伝達されるディスク再生装置において、 上記第1摺動板にカム溝が設けられる一方、前記取付基
    体に回動自在に取り付けられた検出用アームが、上記の
    第1摺動板の移動により上記カム溝と当接して回動する
    ことで、上記第1摺動板の位置を検出するスイッチを作
    動させることを特徴とするディスク再生装置。
  5. 【請求項5】記録媒体としてのディスクを個々に収容す
    る複数のトレイが所定ピッチで、かつ、出し入れ可能に
    並設されたディスク収納手段と、そのディスク収納手段
    が装着される略箱型の取付基体と、トレイを出し入れす
    るトレイ駆動部材と、そのトレイ駆動部材をトレイの並
    設方向に移動させるトレイ駆動部材移動手段と、上記デ
    ィスク収納手段からトレイが取り出されて所定の取出位
    置に配されるように上記トレイ駆動部材を運動させると
    共にトレイが取出位置からディスク収納手段の内部に収
    納されるように上記トレイ駆動部材を運動させるローデ
    ィング手段と、前記取付基体の両側面に沿ってそれぞれ
    前後方向に摺動可能で、かつ前記トレイ駆動部材移動手
    段と係合する階段状カム溝をそれぞれ備えた一対の摺動
    板と、動力源としてのモーターと、そのモーターの動力
    を上記各摺動板に伝達する駆動伝達手段とを有するディ
    スク再生装置において、 上記各摺動板に合わせて少なくとも4本の階段状カム溝
    が設けられ、少なくとも4本目以降の上記階段状カム溝
    が前後方向に短く形成されていることを特徴とするディ
    スク再生装置。
JP24738091A 1991-09-26 1991-09-26 デイスク再生装置 Pending JPH0589584A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107764993A (zh) * 2017-10-19 2018-03-06 东方伊诺(苏州)医疗科技有限公司 一种分析仪用的固相载体自动加料装置及反应盘系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107764993A (zh) * 2017-10-19 2018-03-06 东方伊诺(苏州)医疗科技有限公司 一种分析仪用的固相载体自动加料装置及反应盘系统

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