JP2940178B2 - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JP2940178B2
JP2940178B2 JP2788491A JP2788491A JP2940178B2 JP 2940178 B2 JP2940178 B2 JP 2940178B2 JP 2788491 A JP2788491 A JP 2788491A JP 2788491 A JP2788491 A JP 2788491A JP 2940178 B2 JP2940178 B2 JP 2940178B2
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disc
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lock
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浩行 千ヶ崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクプレーヤ、特
に複数枚のディスクを交換再生できるようにしたディス
クチェンジャー付ディスクプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】予め複数枚のディスクを積層状に収納し
ておき、任意のディスクを交換引出して再生するように
したディスクチェンジャ機構を備えたディスクチェンジ
ャ付ディスクプレーヤが知られている。
【0003】このようなディスクプレーヤには、複数枚
のディスクを積層状に収納することができ、独立した機
構として形成されるディスクパックが着脱自在に装着さ
れて、このディスクパックに対してディスクをディスク
装填部に搬送するディスク搬送機構を昇降移動させて任
意のディスクを引出し再生できるように構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなディスクプ
レーヤは、ディスク搬送機構をディスクパックに対して
昇降移動させるためにディスク搬送機構を備えたエレベ
ータシャーシを基準面としてのシャーシに垂直に配設し
た複数、例えば3本の送りネジにより支持し、この3本
の送りネジを1つの大歯車を用いることによって同位相
で回動させてエレベータシャーシを昇降させるようにな
されている。
【0005】しかし、ディスク搬送機構を備えたエレベ
ータシャーシを安定して昇降させるには3本の送りネジ
の回動位相を正確に合せるために調整が必要であり、ま
た送りネジ及び大歯車等が大きなスペースを取るために
昇降機構が大形になり、ディスクプレーヤ全体も大形化
し、そして部品点数も多くコスト高になる不具合があ
る。この問題点を解消するためにエレベータシャーシの
昇降機構をピニオンとラックにより構成するとノイズが
少なくスペースファクターも良好となり、エレベータシ
ャーシの昇降移動が円滑に行えることになるが、ピニオ
ンとラックの噛合は落下等の衝撃で歯飛びを起こすおそ
れがある。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、ディスク再生機構が搭載されたエレベータシャーシ
を輸送時、不使用時等においてディスクがディスク収納
部に装填されていない状態では基準面としてのシャーシ
に対してロックさせることができるようにしたディスク
プレーヤを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるディスクプ
レーヤは、ディスク再生機構が搭載され、基準面として
のシャーシに対して昇降可能に支持されてディスク収納
部の任意部位に対応するように昇降駆動されるエレベー
タシャーシと、ディスク収納部側に設けられ、収納ディ
スクの装填を解除するディスクイジェクト部材と、この
ディスクイジェクト部材のイジェクト動作に連動してエ
レベータシャーシをシャーシに対してロックするロック
部材とを備え、エレベータシャーシをシャーシに対し
て、ディスク収納部へのディスクの装填によりロックが
解除され、ディスクの装填解除によりロックされるよう
に構成したものである。
【0008】
【作用】このように本発明によれば、ディスク再生機構
を搭載したエレベータシャーシはディスク収納部にディ
スクが装填されていない状態では基準面としてのシャー
シに対してロック部材により昇降方向にロックされ、デ
ィスク収納部にディスクを装填するとこの装填方向に移
動されるディスクイジェクト部材の移動に連動してロッ
ク部材がロック解除動作されて昇降可能状態となる。ま
た、ディスクイジェクト部材のディスク収納部に対する
ディスクの装填解除動作に連動してロック部材がエレベ
ータシャーシに対してロック動作される。このようにエ
レベータシャーシはディスクをディスク収納部に装填さ
れないディスクプレーヤの輸送時、不使用時等において
はシャーシに対してロック保持される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0010】図1及び図2はディスクオートチェンジャ
ープレーヤの略全体を示し、シャーシ1の前半部にディ
スク再生機構2が設置され、後半部にディスク収納部3
が設けられており、ディスク再生機構2はシャーシ1に
対して昇降されるエレベータシャーシ4に搭載され、デ
ィスク収納部3に対して昇降対応される。
【0011】このディスク再生機構2を搭載するエレベ
ータシャーシ4は、前面側に上下方向に配設した軸受体
5a,5bをシャーシ1に植立した案内軸6a, 6bに
摺動可能に嵌挿してシャーシ1に対して平行に昇降させ
るようにすると共に前面側及び左右両側面側においてX
字状に連結されて上下伸縮運動が自由なパンダグラフ状
の支持体7(71,72,73)により連結支持されている。
このパンダグラフ支持体7の夫々の両支持片7aと7b
はその中央部において連結ピン7cによって回転可能に
連結されて一端部がシャーシ1とエレベータシャーシ4
に軸ピン8aと8bにより枢着され、また他端部はシャ
ーシ1とエレベータシャーシ4に略水平に形成された長
孔9aと9bに軸ピン10aと10bを係合することに
より摺動可能に連結してある。
【0012】そして、このシャーシ1とエレベータシャ
ーシ4の前面側の一側角部には昇降駆動機構11が備え
られ、この昇降駆動機構11はエレベータシャーシ4側
にピニオン12とこれを駆動するモータ13及び減速ギ
ヤ14が配設され、シャーシ1側にピニオン12と噛合
するラック15を立設して構成されている。
【0013】この昇降駆動機構11のピニオン12をモ
ータ13により減速ギヤ14を介して駆動すると、ピニ
オン12はラック15に対して回転移動することにな
り、この回転方向によりエレベータシャーシ4はシャー
シ1に対して上昇又は下降され、このエレベータシャー
シ4の昇降に伴ってパンダグラフ状の支持体7は伸縮、
即ち両支持片7aと7bが連結ピン7cによる連結支点
7cを中心として起伏される。この両支持片7aと7b
の起伏動作においてこの両支持片7aと7bの両端間の
間隔は等しくなるためエレベータシャーシ4は前面側の
一側角部を昇降駆動、即ち前述した如くピニオン12と
ラック15により上昇又は下降駆動してもエレベータシ
ャーシ4は前面側の他側部も同等の高さで昇降され、こ
れにより、両側面側も前後部において同等の高さで昇降
されることになって全体がシャーシ1に対して平行に昇
降される。
【0014】従って、エレベータシャーシ4は昇降駆動
機構11を、このエレベータシャーシ4のどの角部に設
置してもシャーシ1に対して平行に昇降できることにな
る。
【0015】この構成においては、パンダグラフ状の支
持体7の部品精度と両シャーシ1,4に対する枢着部及
び摺動係合部の精度をある程度高めておけば組立時の調
整が不要で、またスペース効率も高くなる。
【0016】このように構成されるエレベータシャーシ
4に搭載されるディスク再生機構2はディスクDを支持
して回転させるディスク回転機構16、回転されるディ
スクDから情報信号を読取る信号読取機構17、ディス
クを回転機構16側へ搬送するディスク搬送機構18及
びディスクを回転機構16に対して圧接保持するディス
クチャッキング機構19から構成される。
【0017】このディスク回転機構16はディスクDを
その中心孔において係合して載置するターンテーブル2
0とこのターンテーブル20を回転駆動するスピンドル
モータ21とから構成されてエレベータシャーシ4のほ
ぼ中央部に支持枠22に取付けられて配設され、この支
持枠22はエレベータシャーシ4の前面方向に延長され
た形状で、この延長部22aに信号読取機構17の光学
ピックアップ23がターンテーブル20方向に移動可能
に支持されてモータ24により回動される送り螺子軸2
5により移送するようになされている。
【0018】また、ディスク搬送機構18はエレベータ
シャーシ4の後部側に駆動ローラ26と従動ローラ27
とを上下に対向して配設して構成され、上側に位置する
駆動ローラ26はエレベータシャーシ4の両側面板4
a,4bの後端部間に軸支されて後述する駆動機構によ
り駆動されるようになされている。一方、従動ローラ2
7は、エレベータシャーシ4の両側縁部から後縁部にか
けて対応するコ字状で両側辺部28a,28bの前端部
をエレベータシャーシ4の両側面板4a,4bの前端部
に夫々枢着してこれを支点としてエレベータシャーシ4
に対して起伏自在の可動支持枠28にその後辺部28c
と平行状で駆動ローラ26の下側に対応して回転自在に
軸支されている。
【0019】この従動ローラ27を軸支する可動支持枠
28は後辺部28c側においてエレベータシャーシ4と
の間に圧縮コイルスプリングが介装されて常時起上方向
に偏倚され、従動ローラ27が駆動ローラ26にその両
端側において転接されるようになされており、また後辺
部28cの中央部には前方へ向けてコロ30が枢着され
てこのコロ30はエレベータシャーシ4に軸支されて後
述する駆動機構により回動されるカム31に転接される
ようになされている。
【0020】そして、カム31の回動によりコロ30が
下方へ押圧されて可動支持枠28は前端部の枢着部を支
点としてコイルスプリングの偏倚力に抗して下方へ回動
され、従動ローラ27が駆動ローラ26から離隔される
ようになされている。また、ディスクチャッキング機構
19は可動支持枠28にターンテーブル20の上方に位
置して固着される押板32にチャッキングプレート33
とディスクの上下ホルダー34a,34b及び35a,
35bを備えて構成される。
【0021】即ち、可動支持枠28の両側辺部28a,
28b間にターンテーブル20の上方に位置して押板3
2を下ホルダー35a,35bと共に横架固着し、この
押板32の中央部にはターンテーブル20に対応してチ
ャッキングプレート33がターンテーブル20と平行方
向に揺動可能に遊嵌されており、この押板32の前後縁
部側に位置して前後一対の上側ホルダー34a,34b
が配され、この上側ホルダー34a及び34bは樹脂製
で押板32の横方向の長さとほぼ同長さのバー状でディ
スクと対向する下面側はほぼ円弧状に凹曲されて両端部
34a1,34a2 及び34b1,34b2 が下方に膨曲状
に形成されている。この上側ホルダー34a及び34b
は両側にアーム部36a1,36b2 及び36b1,36b
2 を有するフレーム36a及び36bに固着されて、夫
々のアーム部36a1,36b2 及び36b1,36b2
端部を押板32の両側面部に軸着して押板32に対して
上下方向に回動可能に取付けられ、フレーム36a及び
36aのアーム部36a1,36a2 及び36b1,36b
2 には係合ピン37a1,37a2 及び37b1,37b2
が突設されて上側ホルダー34a及び34bが下方へ回
動されて押板32とほぼ同一平面上に位置した状態でエ
レベータシャーシ4の両側面板4a,4bの上縁に当接
するようになされている。なお、押板32には押えばね
片38a及び38bが取付けられて上側ホルダー34a
及び34bをフレーム36a及び36bを介して常時下
方へ押圧偏倚させるようになされている。
【0022】また、下側ホルダー35a及び35bは押
板32の両側部の下側にディスクの厚みよりやや広い間
隔aを置いて配設され、この左右一対の下側ホルダー3
5a及び35bは押板32の前後方向の幅とほぼ同長さ
で内方へ低く傾斜するディスクの係合載置面部35a1
及び35b1 が形成されている。
【0023】このように構成されるディスクチャッキン
グ機構19はディスクDを押板32の下側においてその
中心孔をチャッキングプレート33に対応させた状態で
上側ホルダー34a及び34bと下側ホルダー35a及
び35bにより上下から挟んだ状態で保持する。
【0024】このディスクの保持状態では上側ホルダー
34a及び34bは下面側、即ちディスクDとの対向面
は凹曲状に形成されているのでその膨曲両端部34a1,
34b2 及び34b1,34b2がディスク周面の上側角
縁のみに当接し、また下側ホルダー35a及び35bの
係合載置面部35a1 及び35b1 は内方へ低く傾斜し
ているのでその載置面部35a1 及び35b1 がディス
ク周面の下側角縁のみに当接して保持することになるの
でディスクの表面、即ち記録面に損傷を与えることなく
保持できる。
【0025】そして、可動支持枠28が下方へ回動され
ることにより、ディスクDはターンテーブル20上に載
置され、この状態でチャッキングプレート33がディス
クDに圧接されてディスクDをターンテーブル20と共
に挾持し、可動支持枠28が更に下方へ回動されること
により上側ホルダー34a及び35aはフレーム36a
及び36bの係合ピン37a1,37a2 及び37b1,3
7b2 がエレベータシャーシ4の両側面板4a,4bの
上縁に係合することにより押板32に対して上方へ回動
する状態となってディスク上面から離隔されると共に下
側ホルダー35a及び35bは下方に移動されることに
なってディスク下面から離隔されディスクDはフリーと
なる。
【0026】そこで、スピンドルモータ21を駆動する
ことにより、ディスクDはターンテーブル20とチャッ
キングプレート33により挾持された状態で回転駆動さ
れることになる。
【0027】このように構成されるディスク再生機構2
が搭載されるエレベータシャーシ4とシャーシ1の間に
は、エレベータシャーシ4がシャーシ1に対して複数の
所定の昇降位置でロックされるように、即ち後述するデ
ィスク収納部3のディスク収納段の各番地に対応してロ
ックされるようにロック機構40が備えられている。
【0028】このロック機構40はロックレバー41と
ロック操作部材42から構成され、ロックレバー41は
シャーシ1とエレベータシャーシ4との間の一側面側の
前後部に配されるロックレバー411,412 と他側面側
の後部に配されるロックレバー413 とから成り、一側
面側のロックレバー411,412 にはその前縁側に、他
側面側のロックレバー413 には後縁側に、エレベータ
シャーシ4の所定の昇降位置となる複数のディスク収納
段、本例では1番地から10番地に対応する略V字状の係
合溝群41a(41a1,41a2 〜41a10) を長手方
向に連接すると共に夫々の中央部長手方向に案内長孔4
1bを形成してある。
【0029】この夫々のロックレバー411,412 及び
413 はシャーシ1に、エレベータシャーシ4の一側面
側の前後部及び他側面部の後部に対応して前後方向に起
伏可能に軸着されてエレベータシャーシ4の夫々のロッ
クレバー41に対応して突設した係合ピン(431,43
2,433)に夫々の係合溝41a1 〜41a10のうちの1
つの係合溝を係合することによりエレベータシャーシ4
はシャーシ1に対してロックされて不動状態となり、ま
たロックレバー411 〜413 を傾倒すると係合溝は係
合ピンから離脱してエレベータシャーシ4はシャーシ1
に対するロックが解除され、昇降可能状態となる。
【0030】このロックレバー411,412,413 を操
作するロック操作部材42はディスク収納部3からディ
スクを引出すディスク引出機構としての引出レバー44
に連動して動作されるもので、この引出レバー44はエ
レベータシャーシ4の一側面部にディスク収納部3側に
延長されて前後方向に摺動可能に備えられており、この
引出レバー44の外面側に操作レバー45を前後方向
(長手方向)に摺動可能に連結してこの両端部に係合ピ
ン461,462 を突設し、この係合ピン461,462
前述した一側面側の前後部のロックレバー411,412
に形成した夫々の案内長孔41bに係合してこの操作レ
バー45の前後方向の摺動によりロックレバー411
412 が連動して起伏回動されるようになされている。
【0031】そして、操作レバー45は引出レバー44
の前端部との間に引張りコイルスプリング47を架張し
て常時前方へ摺動偏倚され、この状態で操作レバー45
の先端が引出レバー44の先端部の係合片部44aに当
接されるようになされており、また、この状態で操作レ
バー45を引出レバー44に連結するために操作レバー
45に前後方向に形成した案内孔45a,45bの後端
も引出レバー44に突設した支持ピン48a,48bに
係合される。
【0032】一方、エレベータシャーシ4の他側面部の
後部に連動操作プレート50を前後方向に摺動可能に配
設してこの操作プレート50に突設した係合ピン463
を他側面部側の後部のロックレバー413 に形成した案
内長孔41bに係合してこの操作プレート50の前後方
向の摺動によりロックレバー413 が起伏回動されるよ
うになされている。
【0033】この操作プレート50は引出レバー44に
連動バー51を介して連結されており、即ち、連動バー
51をエレベータシャーシ4の他側面板4bの後部上縁
から内方へ水平に延設した支持片4b1 の先端部に軸支
して横架し、その一端部を引出レバー44の上縁部に水
平に突設したアーム片44aに軸着し他端部を操作プレ
ート50の前端部に引張りコイルスプリング52を介し
て連結すると共にこの他端部の前縁側を操作プレート5
0の上縁部前側に形成された係合段部50aに係合させ
ることにより操作プレート50を引出レバー44に連結
してある。このようにしてロック操作部材42が構成さ
れている。
【0034】このように構成されるエレベータシャーシ
4のロック機構40はディスク収納部3からディスクを
引出す引出レバー44の動作、即ち引出レバー44はデ
ィスクの引出しを行わない状態では後退位置にあり、こ
のため操作レバー45は引出レバー44の先端部の係合
片部44aに係合押圧されて後方に摺動位置され、この
ためエレベータシャーシ4の一側面部側のロックレバー
411,412 は案内長孔41bを介して操作レバー45
の係合ピン461,462 により押されて後方へ傾倒し、
係合溝41aがエレベータシャーシ4の係合ピン431,
432 から離隔された状態にある。
【0035】また、引出レバー44が後退位置にあると
きは連動バー51が支持片4b1 に対する軸支部を支点
として一端部側が後方へ回動された状態にあるため他端
部側がエレベータシャーシ4の他側面部側の操作プレー
ト50を係合段部50aを介して前方に押圧して摺動位
置させ、これによりエレベータシャーシ4の他側面部の
後部のロックレバー413 は案内長孔41bを介して操
作プレート50の係合ピン463 により押されて前方へ
傾倒され、エレベータシャーシ4の係合ピン433 から
離隔された状態にある。
【0036】このようにして引出レバー44がディスク
の引出しを行わない状態ではエレベータシャーシ4はロ
ックレバー(411,412,413)によるロックが解除さ
れた状態にある。
【0037】このロック解除状態においてディスクの引
出レバー44がディスク引出動作、即ち前方へ移動され
ると操作レバー45は係合片部45aによる押圧が解除
されると共に引張りコイルスプリング47の収縮弾力に
より前方へ摺動され、この操作レバー45の摺動により
係合ピン461,462 を介してエレベータシャーシ4の
一側面部側のロックレバー411,412 が前方へ起立回
動されて係合溝41a1,41a2 〜41a10のうちの一
つがエレベータシャーシ4の係合ピン431,432 に係
合される。
【0038】一方、引出レバー44の前方への移動によ
り連動レバー51は支持片4b1 に対する軸支部を支点
として一端部側が前方へ回動されて他端部側が後方へ変
位されるので操作プレート50の係合段部50aから離
れ、この押圧を解除する状態となると共に操作プレート
50は引張りコイルスプリング52の収縮弾力により後
方へ摺動され、この操作プレート50の摺動により係合
ピン463 を介して他側面部の後部のロックレバー41
3 が後方へ起立回動されて係合溝41a1,41a2 〜4
1a10のうちの一つがエレベータシャーシ4の係合ピン
433 に係合される。
【0039】このようにしてエレベータシャーシ4はシ
ャーシ1に対して一側面部の前後部及び他側面部の後部
においてロックレバー411,412 及び413 と係合ピ
ン431,432 及び433 との係合によりロックされて
ほぼ完全に固定されることになる。以上のように構成さ
れるディスク再生機構2のディスク搬送機構18、ディ
スクチャキング機構19及びエレベータシャーシ4のロ
ック機構40の駆動機構60はエレベータシャーシ4に
設置されて1個のモータ61によって駆動される。
【0040】この駆動機構60において、ディスク搬送
機構18の駆動ローラ26を駆動する駆動部60aはモ
ータ61の軸に軸着されたウォームギヤ62に軸状の第
1のウォームホイール63の一端側が噛合されてこのウ
ォームホイール63の他端側がエレベータシャーシ4の
一側面板4aに軸着された第1の大歯車64と噛合さ
れ、この大歯車64に駆動ローラ26の軸に固定された
小歯車65を噛合して構成されている。
【0041】また、ディスクチャッキング機構19を駆
動する駆動部、即ち前述したカム31の駆動部60bは
前述したウォームギヤ62に第2のウォームホイール6
6が噛合され、このウォームホイール66に同軸上に一
体に形成された小歯車66aが第2の大歯車67と噛合
され、この大歯車67とカム31に同軸上に一体に形成
された歯車68とに跨って噛合される中間歯車69が大
歯車67の軸67aに回転可能に軸支されたアーム70
に軸着され、そしてこの中間歯車69は所定の駆動信号
によって動作されるプランジャ71によって連動片72
を介してカム31の歯車68に対して接離動作されるよ
うにして構成されている。
【0042】また、ロック機構40の駆動部、即ちディ
スクの引出レバー44を摺動する駆動部60cは一部に
歯が形成されていない部分欠歯歯車73がエレベータシ
ャーシ4の一側面板4aに軸着されて、この欠歯歯車7
3にローラ74が取付けられ、これが引出レバー44に
垂直方向に形成された案内長孔44bに挿入係合してあ
り、一方、前述した一側面板4aに軸着された第1の大
歯車64の軸64aにアーム75を軸着し、このアーム
75に大歯車64と噛合する小歯車76を軸支してこの
小歯車76を欠歯歯車73にその歯が形成されている範
囲で噛合するようにして構成されている。次に、以上の
ように構成されるディスク再生機構2に対応してシャー
シ1の後半部に設置されるディスク収納機構3にセット
するディスクパックの一例を図3を参照して説明する。
【0043】このディスクパック80は、直方体状の匣
体で前面側に開口部81aが形成され、この匣体81内
に複数のディスクDが積層状に収納されるディスク収納
部82が複数の仕切板82aによって段状に形成されて
おり、この各段の収納部(82a1,82a2 〜82
10) の一側部側にはディスクDを押出すスライダー8
3(831,832 〜8310) が前後方向、即ち開口部8
1a方向に摺動自在に配され、このスライダー83には
内縁側にディスクDの外周縁部に当接する押出し片83
aが形成され外縁側の前後部に、匣体81の一側面部に
各段の収納部(82a1,82a2 〜82a10) に対応し
て前後方向に形成されたスリット81b(81b1,81
2 〜81b10) から外部に突出する係合片 83b,
83cが形成されている。また、匣体81の底板81c
には一端面部まで延びる溝84及びロック用凹部15が
設けられている。
【0044】そして、このディスクパック80の匣体8
1内の各段収納部(82a1,82a2 〜82a10) に収
納されるディスクDは匣体81の一側面部のスリット8
1bから突出されるスライダー83の係合片83b,8
3cを外部から後方へ押してスライダー83を前方へ摺
動させることにより、押出し片83aにより押されて前
面開口部81aから送り出される。このディスクDの送
り出しは一枚毎に行う。
【0045】このように構成されるディスクパック80
をセットするディスク収納機構3は、ディスクパック8
0を収納装填する装填枠部90の底面90aの上側に所
要間隔を置いてパック装填台91を設置し、このパック
装填台91の面上にディスクパック81の嵌挿方向に溝
84が係合する合成樹脂等の滑性に富む材料により形成
されるガイドレール92が敷設されており、そしてこの
装填枠部90には底面90aとパック装填台91間の間
隔部内に位置してディスクパック80を装填状態でロッ
クし、また排出を行うロック・イジェクト機構93aと
ディスクパック80に対してディスクDを押し戻すと共
に押えるディスクリセット・ストッパー機構93bが備
えられている。
【0046】この構成においてロック・イジェクト機構
93aは装填枠部90の底面90a側に、先端係合部9
4aがパック装填台91に形成した窓孔91aから出没
するように上下動可能に枢着されたロック部材94と、
パック装填台91の裏面側に軸ピン95により水平方向
に回転可能に軸支された第1の回転アームプレート96
の先端部に立設されてパック装填台91の上面からディ
スクパック80の高さとほぼ等しい長さに突出され、回
転アームプレート96の回転によりパック装填台91に
軸ピン95を中心として形成された円弧状案内孔91b
に沿ってほぼ中央部から外側縁部の範囲内で移行するイ
ジェクト用シャフト97を備えて構成される。
【0047】このうち、ロック部材94には内側縁部に
装填枠部90の底面90aに対応して押片94bが突設
されており、このロック部材94は底面90aに切起し
状に立設された掛片90bとの間に引張りスプリング9
8を架張して先端係合部94aが常時上方へ回動偏倚さ
れてパック装填台91に形成された窓孔91aから突出
されるようになされている。
【0048】そして、このロック部材94は押片94b
が装填枠部90の底面90a上に軸支された大歯車 9
9の下面側に形成された端面カム部99aに摺接されて
大歯車99の回動により上下に回動されるようになされ
ている。
【0049】また、イジェクト用シャフト97を立設し
た回転アームプレート96をパック装填台91に軸支す
る軸ピン95には回転アームプレート96と重ね合せた
状態で回転プレート100を軸支し、この回転プレート
100には大歯車99の上面側に形成された円弧カム部
99bに摺接される突子101が突設され、周面には回
転アームプレート96の他端部に突設した突片96aに
対応する突片100aとこの両突片96a,100aが
所要間隔で対応するように回転アームプレート96の突
片 96aに係合する係止片100bが突設されてい
る。
【0050】そして回転アームプレート96と回転プレ
ート100の突片96aと100aの間に引張りコイル
スプリング102を架張して両プレート96と100を
弾性的に連結してあり、回転アームプレート96はイジ
ェクト用シャフト97が常時内方、即ちイジェクト方向
に位置するようにトーションスプリング103により偏
倚させている。
【0051】また、装填枠部90の前側部、即ちディス
ク再生機構2との間に位置してディスクリセット・スト
ッパー機構93bが備えられ、この機構93bは一端を
装填枠部90の底面90aに切起状に突設した軸受片9
0cに他端を側壁90dに夫々軸支してディスク再生機
構2のディスク搬送機構18のローラ26, 27に対し
て平行に位置する案内軸110に可動枠111を摺動可
能に取付け、この可動枠111に縦枠部111aを立設
してディスクパック80の高さとほぼ等しい長さの回転
ローラ軸112を軸支してある。またこの可動枠111
には案内軸110と直交する方向に案内長孔111bを
形成して、この案内長孔111bに底面90aに軸支し
た第2の回転アームプレート113の先端に突設したロ
ーラピン114が係合され、この回転アームプレート1
13に軸支部からローラピン114方向にカム孔113
aが形成されてこのカム孔113aに底面90aに軸支
された大歯車115の上面周縁部に軸支されたローラピ
ン116を係合して構成されている。
【0052】この大歯車115を回転させることにより
回転アームプレート113が、このカム孔113aとロ
ーラピン116の係合により回転されて可動枠111が
案内長孔111bとローラピン114の係合により押圧
されて案内軸110に沿って摺動される。
【0053】そして、このように構成されるロック・イ
ジェクト機構93aとディスクリセット・ストッパー機
構93bの大歯車99と115には夫々小歯車117と
118が噛合されており、この両小歯車117と118
には切換歯車駆動機構119により回転駆動力が伝達さ
れる。この切換歯車駆動機構119はモータ120とこ
のモータ軸に軸着されたウォーム121と、このウォー
ム121に噛合され、歯車122aを同軸で一体的に設
けたウォームホイール122と、このウォームホイール
122の一体歯車122aに噛合される中間歯車123
と、この中間歯車123の軸に回転自在に軸支したアー
ム124に軸着されて中間歯車123に噛合され、小歯
車117と118の間に移動可能に位置される切換歯車
125とから構成される。
【0054】このように構成される切換歯車駆動機構1
19はモータ120の駆動によりウォームホイール12
2がウォーム121を介して回転されてこれと一体の歯
車122aにより中間歯車123が回転され、この中間
歯車123の回転により切換歯車125も回転される
が、この切換歯車125は中間歯車123の回転方向に
より、アーム124に支持された状態で回転されながら
移動し、その移動方向に対応する一方の小歯車117又
は118に噛合し、中間歯車123の回転が伝達され
る。また、モータ120が逆回転駆動されると中間歯車
123も逆回転されて切換歯車125が逆方向に移動
し、他方の小歯車118又は117に噛合し中間歯車1
23の回転が伝達される。
【0055】また、ロック・イジェクト機構93aとデ
ィスクリセット・ストッパー機構93bの大歯車99と
115の近傍にはマイクロスイッチ126と127が配
設されてロック・イジェクト機構93aの大歯車99側
のマイクロスイッチ126は大歯車99の上面側の円弧
カム99bにより直接操作され、一方、ディスクリセッ
ト・ストッパー機構93bの大歯車115側のマイクロ
スイッチ127は大歯車115の下面側の円弧カム11
5aに対応して設置された回動レバー128が円弧カム
115aにより押圧回動されることにより操作されるよ
うになされている。
【0056】以上のように構成されるディスクプレーヤ
において、エレベータシャーシ4の底面部4cの後縁部
には一側部寄りにディスク収納部3側へ突出する突片部
4dを一体的に設けてある。
【0057】一方、ディスク収納部3側には装填枠部9
0の底面90aにエレベータシャーシ4の突片部4dと
対応してロックアーム130が回動可能にその略中央部
において軸着されて、トーションスプリング131によ
り一方向に回動偏倚され、前端部130aが前述した突
片部4dに重なるように対応する状態で底面90aに突
設されたリミッタピン132により係止されるように成
されており、また、このロックアーム130の後端部1
30bには係合ピン133が立設されている。そして、
前述した回転プレート100の突片100aにはロック
アーム130の係合ピン133に回転により当接される
押圧部100cが一体に延長形成され、この押圧部10
0cの係合ピン133に当接される縁部100c1 は傾
斜して形成されており、この回転プレート100の回転
により押圧部100cの縁部100c1 は係合ピン13
3に摺接状に当接されるように成されている。
【0058】この回転プレート100はディスクイジェ
クト部材としてのイジェクト用シャフト97を立設した
回転アームプレート96がディスクパック80の装填時
にディスクイジェクト用シャフト97が押されることに
より回転されると突片96aと100aの間に架張した
引張りコイルスプリング102を介して牽引されて回転
される。このように回転プレート100が回転されると
押圧部100cの縁部100c1 がロックアーム130
の後端部130bの係合ピン133に当接し回転プレー
ト100が更に回転されることにより、ロックアーム1
30は係合ピン133を介して押圧されてトーションス
プリング131の偏倚力に抗して回転され、前縁部13
0aがエレベータシャーシ4の底面部4cの突片部4d
との対応位置から外れる状態となる。
【0059】次に以上のように構成されるディスクプレ
ーヤの動作について説明する。先ず、ディスク収納機構
3にディスクパック80を収納装填するには、装填枠部
90に設置したパック装填台91上にディスクパック8
0をスライダー83の係合片83b,83cが突設する
側面から、底面のガイド溝80cをガイドレール92に
嵌挿させた状態で押込むとディスク装填台91のほぼ中
央に突出位置するイジェクト用シャフト97に突当り、
このまま強く押込むことによりイジェクト用シャフト9
7は押圧されて回転アームプレート96がトーションス
プリング103の偏倚力に抗して回転され、これにより
イジェクト用シャフト97はディスクパック80の側面
に沿って前方へ摺動される。このディスクパック80の
嵌挿の際、ロック部材94はディスクパック80の底面
により押圧されて引張りコイルスプリング98の偏倚力
に抗してパック装填台91の窓孔91a内に没入されて
ディスクパック80は支障なく嵌挿できる。
【0060】そして、ディスクパック80が装填枠部9
0に完全に嵌挿されるとその底面に形成したロック用凹
部81dがパック装填台91の窓孔91aに対応され、
この状態で、ロック部材94が引張りコイルスプリング
98の偏倚力により回動されてその先端係合部94aが
窓孔91aから突出されてロック用凹部80cに係合
し、ディスクパック80はイジェクト用シャフト97を
介して加わるトーションスプリング95の偏倚力に抗し
てロックされて装填保持される。
【0061】この状態でディスクパック80の前面側、
即ちディスクDが出入される開口部80a側のほぼ中央
部にディスクリセット・ストッパー機構93dの可動枠
111が位置され、この縦枠111aに軸支された回転
ローラ軸112が開口部80aの中央部に転接されてデ
ィスクDの開口部80aからの不用意の突出が防止され
る。また、この状態でディスクパック80の一つのスラ
イダー83の前側係合片83bはディスク再生機構2側
から延出される引出レバー44の後端部に内方へ向けて
突設された前後の爪片44c,44d間に挿入状に対応
されることになる。
【0062】このようにしてディスク収納機構3の装填
枠部90に装填されるディスクパック80に収納された
ディスクDを再生するには、ディスクリセット・ストッ
パー機構93bを駆動して可動枠111を装填枠部90
の側端部に移動させ、ディスクパック80の開口部81
aを開放状態にしておく。この状態で前述した如く回転
プレート100が回転アームプレート96の外方への回
転に伴い回転されてロックアーム130を回転させるこ
とによりその前端部130aがディスク再生機構2のエ
レベータシャーシ4の底面部4cの突片部4dの上面側
から外れることになってエレベータシャーシ4は上昇可
能となり昇降機構11により、即ちモータ13を駆動し
て減速ギヤ14を介してピニオン12を回動することに
より上昇させて引出レバー44をディスクパック80の
所望のディスクDが収納された収納部82(82a1,8
2a2 〜82a10) のスライダー83(831,832
8310) の1つに前後の爪片44c,44dで前側係合
片83bを挟むように対応させる。なお、このように装
填枠部90にディスクパック80が装填収納された状態
ではロックアーム130が回動されエレベータシャーシ
4のロックが解除された状態で保持され、エレベータシ
ャーシ4は昇降動作が自由となっている。
【0063】そこで、駆動機構60のモータ61を駆動
することによりウォームギヤ62、第1のウォームホイ
ール63、第1の大歯車64及び小歯車65から成る駆
動部60aを介してディスク搬送機構18の駆動ローラ
26が回動されると共に第1の大歯車64の回動が小歯
車76を介して引出レバー44の駆動部60cの欠歯歯
車73に伝達され、この欠歯歯車73の回動により引出
レバー44がその案内長孔44bと欠歯歯車73のロー
ラ74との係合により前方へ摺動される。この引出レバ
ー44の摺動によりこの引出レバー44が前述の如く対
応されるディスクパック80のスライダー83を、その
係合片83dに後側爪片44dが係合して前方へ牽引
し、これにより、ディスクDが開口部81aから引出さ
れてその前縁部が前述した如く回動されている駆動ロー
ラ26と従動ローラ27との間に挟み込まれ、駆動ロー
ラ26の回動により前方へ搬送される。
【0064】このようにしてディスクDが引出レバー4
4の前方への摺動によって引出され、駆動ローラ26と
従動ローラ27との間に挟み込まれた時点において欠歯
歯車73の欠歯部が小歯車76に対応することになって
引出レバー44は前方へ引出し摺動された状態で停止さ
れる。この状態でロック機構40の操作レバー45が引
張りコイルスプリング47の弾力により前方へ摺動さ
れ、これに伴いロックレバー411 と412 が起立回動
されてエレベータシャーシ4に突設した係合ピン431
と433 に、これに対応する係合溝41aの1つが係合
すると共にエレベータシャーシ4の他側面側においても
ロックレバー41aが操作レバー45の摺動により連動
レバー51を介して操作プレート50により起立回動さ
れて係合ピン43aにこれと対応する係合溝41aが係
合してこれにより、エレベータシャーシ4はシャーシ1
に対してロックされ固定状態となる。
【0065】このようにして、エレベータシャーシ4が
ロックされた状態でディスクDは更に搬送されて、チャ
ッキング機構19の押板32の下側に挿入され、中心孔
がチャッキングプレート33に対応された状態で上側ホ
ルダー43a,34bと下側ホルダー35a,35bに
より上下の両側周縁部において挟んだ状態で保持され
る。このようにディスクDが所定の状態で保持される
と、これが検出され(検出機構図示せず)、この信号に
よりプランジャー71が駆動されて駆動機構60の中心
歯車69をカム31の歯車68に噛合させて第2の大歯
車67の回転を伝達し、これによりカム31を回動させ
る。このカム31の回動により、可動支持枠28がコロ
30を介して下方へ押圧されて前端部の枢着部を支点と
して下方へ回動され、これによりディスクDも押板32
と共に下降され、この下降において上側ホルダー34a
及び34bがエレベータシャーシ4の両側面板4a,4
bの上縁に係合ピン37a1,37a2 及び37b1,37
2 を介して係合されて押板32に対して跳ね上げられ
る状態となってディスクDの上縁面から離れ、ディスク
Dはチャッキングプレート33により押えられてディス
ク回転機構16のターンテーブル20上に載置される。
【0066】このようにしてディスクDがターンテーブ
ル20上に載置保持された状態でターンテーブル20の
スピンドルモータ21による回転と信号読取機構17の
光学ピックアップ23の、モータ24と送り螺子軸25
による移送により再生が行われる。なお、駆動機構60
のモータ61はディスクDがターンテーブル20上に載
置された時点でこの検出信号により停止され、またカム
31はコロ30を押圧した状態で停止されてこれにより
可動支持枠28は下降状態で保持される。
【0067】また、ディスクDの再生終了等におけるア
ンローディング動作は、このアンローディング操作信号
により駆動機構60のモータ61が逆回転駆動され、こ
れにより前述した歯車機構を介してカム31が逆回転さ
れてコロ30の押圧を解除し、可動支持枠28が圧縮コ
イルスプリングの弾力により上昇回動される。この可動
支持枠28の上昇により、ディスクDはチャッキング機
構19の下側ホルダー35a,35bによってターンテ
ーブル20上から持ち上げられると共に上側ホルダー3
4a,34bによって上面側から押えられ、この状態で
後縁部側が駆動ローラ26と従動ローラ27により挾持
されて逆回転されている駆動ローラ26により後方へ移
送される。この動作が検出されることによりプランジャ
ー71が駆動されて中間歯車69をカム31の歯車68
から離し、カム31は停止される。
【0068】このようにディスクDが後方へ移送される
状態になると欠歯歯車73が逆回動されて引出レバー4
4は後方へ摺動されてディスクパック80のスライダー
83を後方、即ち匣体81の後部側へ押込み、前述の如
く後方へ移送されるディスクDは引出された収納部82
内に再び挿入される。このようにしてディスクDが挿入
されるとディスクリセット・ストッパー機構93bの可
動枠111がディスクパック80の開口部81aの中央
部に移動され、この際回転ローラ軸112がディスクD
の前縁部側に転接されてこれを押し、ディスクDは収納
部82に完全に収納されることになり、この状態で他の
ディスクDと共にディスクパック80内に収納保持され
る。
【0069】この状態では引出レバー44が後退してい
ることにより、ロック機構40の操作レバー45が後方
へ摺動されてロックレバー411,412 にが後方へ傾動
されると共にロックレバー413 は連動レバー51を介
して前方へ傾動されて夫々エレベータシャーシ4側の係
合ピン431,432,433 から離れてエレベータシャー
シ4はシャーシ1に対してロックが解除されることにな
って、昇降可能となり、ディスクパック80の収納部8
2に対して選択対応させることができる。
【0070】また、ディスクパック80を装填枠部90
から取出すにはイジェクト操作によりモータ120が駆
動されてロック・イジェクト機構93aの大歯車99が
切換歯車駆動機構119を介して回動されて、ロック部
材94の押片94bを端面カム部99aにより押圧し、
これによりロック部材94は引張りスプリング98の偏
倚力に抗して下方へ回動されて係合部94aがパック装
填台91の窓孔91a内に没入されてディスクパック8
0のロック用凹部81dが外れることになり、即ちディ
スクパック80のロックが解除される。このロック解除
によりディスクパック80はトーションスプリング10
3により偏倚されるイジェクト用シャフト97により装
填枠部90から押し出され、自動的に取出されることに
なる。
【0071】このようにしてディスクパック80が装填
枠部90から取出されると回転アームプレート96はト
ーションスプリング103の偏倚力により内方へ強制的
に回動され、これに伴い回転プレート100がその係止
片100bに回転アームプレート96の突片96aが係
合することにより戻り回転される。この回転プレート1
00の戻り回転により押圧部100cによりロックアー
ム130の係合ピン133の押圧が解除され、ロックア
ーム130はトーションスプリング131の偏倚力によ
り回動されて前端部130aがディスク再生機構2側へ
突出される。即ちロックアーム130は回動されて前端
部130aが、シャーシ1に対して最下位置まで下降さ
れているエレベータシャーシ4の底面部4cの突片部4
d上に位置され、これによりエレベータシャーシ4は昇
降方向にロックされてシャーシ1に対して固定される。
【0072】以上のように、本例においてはディスク再
生機構2を搭載したエレベータシャーシ4は基準面とし
てのシャーシ1に対する昇降方向のロック及びロック解
除はディスクパック80のイジェクト機構と連動されて
ディスク収納部3の装填枠部90にディスクパック80
が装填されない状態ではロックされ、ディスクパック8
0を装填するとロック解除されるように構成したので、
ディスクパック80を装填しない輸送時、不使用時等に
おいて落下等の衝撃が加わってもエレベータシャーシ4
はシャーシ1に対して固定状態に保持されて、エレベー
タシャーシ4を昇降動作させる昇降駆動機構11のピニ
オン12とラック15の歯飛び等が防止される。
【0073】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。例え
ば、以上の構成においてロックアーム130の前端部1
30a、即ちエレベータシャーシ4の突片部4dと対応
する部分を上下方向に所要間隔を置いて複数の段片状に
形成することにより、エレベータシャーシ4をシャーシ
1に対する最下位置のみではなく複数位置において突片
部4dを上下から挟む状態でロックすることができる。
また、ロックアーム130は回転プレート100を介す
ることなく、イジェクト部材としての回転アームプレー
ト96により直接回動操作するようにしてもよく、この
場合は回転アームプレート96の突片96aに押圧部を
延長形成することになる。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明によるディスクプレ
ーヤは、ディスク再生機構を搭載し、昇降動作されるエ
レベータシャーシを基準面としてのシャーシに対して、
ディスク収納部のディスクイジェクト動作に連動してロ
ック・ロック解除動作されるように構成したので、ディ
スク収納部にディスクを装填しない輸送時、不使用時等
において落下等の衝撃が加わってもエレベータシャーシ
はシャーシに対して固定状態に保持されてエレベータシ
ャーシを昇降動作させる昇降駆動機構等の破損が防止さ
れ、安全に輸送できると共に使用時においては別の工具
部材を用いることなくディスクをディスク収納部に装填
するだけでロック解除動作されて極めて簡単にディスク
の再生可能状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクプレーヤの斜視図
【図2】一部省略した平面図
【図3】ディスクパックの一部分解した斜視図
【図4】ディスクパックの一部の断面図
【図5】ディスクチャッキング機構の正面図
【図6】同、下面図
【図7】同、側面図
【図8】同、動作状態の側面図
【図9】ディスクプレーヤの一部分の一部省略した側面
【図10】同、他側面図
【図11】ディスク収納部の断面図
【図12】同、一部分の斜視図
【符号の説明】
1 シャーシ 2 ディスク再生機構 3 ディスク収納部 4 エレベータシャーシ 4d 突片部 7 支持体 11 昇降駆動機構 18 ディスク搬送機構 19 ディスクチャッキング機構 80 ディスクパック 96 回転アームプレート 97 イジェクト用シャフト 100 回転プレート 100c 押圧部 130 ロックアーム 130a 前端部 133 係合ピン D ディスク

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のディスクを積層状に収納してお
    き、任意の一枚を引出して再生するディスクプレーヤで
    あって、ディスク再生機構が搭載され、基準面としての
    シャーシに対して昇降可能に支持されて上記ディスク収
    納部の任意部位に対応するように昇降駆動されるエレベ
    ータシャーシと、上記ディスク収納部側に設けられた、
    収納ディスクの装填を解除するディスクイジェクト部材
    と、上記ディスクイジェクト部材のイジェクト動作に連
    動して上記エレベータシャーシを上記シャーシに対して
    ロックするロック部材とを備え、上記エレベータシャー
    シが上記シャーシに対して、上記ディスク収納部へのデ
    ィスクの装填によりロックが解除され、ディスクの装填
    解除によりロックされるようにしたことを特徴とするデ
    ィスクプレーヤ。
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