JPH0739081Y2 - カセット装着装置 - Google Patents

カセット装着装置

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JPH0739081Y2
JPH0739081Y2 JP5077189U JP5077189U JPH0739081Y2 JP H0739081 Y2 JPH0739081 Y2 JP H0739081Y2 JP 5077189 U JP5077189 U JP 5077189U JP 5077189 U JP5077189 U JP 5077189U JP H0739081 Y2 JPH0739081 Y2 JP H0739081Y2
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cassette
holder
lever
cassette holder
detection sensor
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幸彦 辻野
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【考案の詳細な説明】 以下の順序でこの考案を説明する。
A.産業上の利用分野 B.考案の概要 C.従来の技術 D.考案が解決しようとする課題 E.課題を解決するための手段 F.作用 G.実施例 G1.カセット装着装置の概略 G2.装置本体 G3.アウタカセットホルダ G4.インナカセットホルダ G5.カセット押出し機構 G6.レバー戻し部材の位置規制手段 G7.押出しレバー変位手段 G8.リール台駆動機構 G9.各種検出センサと制御機構 G10.実施例の作用 H.考案の効果 A.産業上の利用分野 この考案はビデオテープレコーダ等に用いるカセット装
着装置に関する。
B.考案の概要 本考案は、装置本体に対してアウタカセットホルダをカ
セット挿入・イジェクト位置とカセット装着位置の間で
移動可能に設け、このカセット挿入・イジェクト位置か
らカセット装着位置への移動をカセットの挿入方向に対
して平行な水平ストロークとこれと垂直な垂直ストロー
クにて構成し、前記アウタカセットホルダに対して前記
インナカセットホルダを前記カセットの挿入方向でカセ
ット挿入口側位置とカセット装着側位置の間で移動可能
に設け、前記カセット挿入・イジェクト位置ではカセッ
ト挿入口から前記カセットを前記インナカセットホルダ
に挿入・引き出し可能に設け、前記インナカセットホル
ダにはカセット挿入非完了位置とカセット挿入完了位置
の間で移動可能で、前記カセットを前記インナカセット
ホルダに挿入する挿入ストロークでカセット挿入非完了
位置からカセット挿入完了位置へ変位される押出しレバ
ーを設け、前記アウタカセットホルダにはこの押出しレ
バーをカセットイジェクト過程の水平ストロークでカセ
ット挿入完了位置からカセット挿入非完了位置へ移動さ
せるレバー戻し部材を設け、カセットイジェクト過程の
水平ストローク時に前記レバー戻し部材を前記押出しレ
バーからの押圧力で変位させない位置規制部材を設けて
成るカセット押出し機構を備えることにより、カセット
イジェクト過程において、確実にカセットを押し出すこ
とができるものである。
C.従来の技術 従来から第13図〜第16図に示すS・M・Lの三種類の大
きさの異なるカセット5を選択的に挿入可能なカセット
装着装置1が知られている(特開昭60-76049号公報)。
第13図および第14図において、カセット装着装置1は、
装置本体2に対してカセットホルダ50を第13図の実線で
示すカセット挿入・イジェクト位置Aと第14図の実線で
示すカセット装着位置Bの間で移動可能に設けてある。
このカセット挿入・イジェクト位置Aからカセット装着
位置Bへの移動を、カセットの挿入方向に対し水平な水
平ストロークHSと、これと垂直な垂直ストロークVSにて
構成してある。前記カセット挿入・イジェクト位置Aで
は、装置本体2のカセット挿入口10から前記カセットホ
ルダ50にカセット5を挿入・引き出し可能に設けてあ
る。前記装置本体2のカセット装着位置Bではベースプ
レート9の上面に、前記カセット5が装着される一対の
リール台51が配置されるとともに、一対の基準ピン13が
立設してある。そして、前記カセット装着過程の垂直ス
トロークVSでカセットホルダ50に保持されたカセット5
の下面の位置決め孔12に前記一対の基準ピン13が挿入さ
れ、カセット5は位置決めされるとともに、前記一対の
リール台51に装着される。
第15図に示すように、前記カセットホルダ50には、前記
カセット5をイジェクトするための一対の押出しレバー
21が設けてある。この押出しレバー21の中央は前記カセ
ットホルダ50の底面に回動自在に支持され、先端には押
出しピン23が立設され、実線で示すカセット挿入非完了
位置Oと、仮想線で示すカセット挿入完了位置Pとの間
を移動可能となっている。この押出しレバー21は、前記
カセット5をカセットホルダ50に挿入する挿入ストロー
クで、カセット挿入非完了位置Oからカセット挿入完了
位置Pへ変位され、カセットイジェクト過程の水平スト
ロークHSで、装置本体2に設けたレバーカム(レバー戻
し手段)28により後端部が係合することにより、カセッ
ト挿入完了位置Pからカセット挿入非完了位置Oへ移動
され、カセット5を押出す。
D.考案が解決しようとする課題 ところで、カセット挿入イジェクト位置Aはカセット5
の挿入・引出しを可能とするため少なくともカセット5
の後端がカセット挿入口10から露出した位置に決定する
必要がある。カセット5の寸法にかかわらず単一のカセ
ット5のみ使用可能なカセット装着装置においてはカセ
ット5の寸法が大きくなればなるほどカセット5の先端
がカセット挿入口10から奥の位置になるようカセット挿
入イジェクト位置Aを設定できるが、大きさの異なるL
・M・Sカセットを使用可能なカセット装着装置におい
ては、カセット挿入イジェクト位置は最も小さいSカセ
ット5に合わせて決定する必要があるため、カセット5
の先端がカセット挿入口10に近い位置に設定しなければ
ならない。そのため、単一のカセット5のみ使用可能な
カセット装着装置に較べて装着過程の水平ストロークが
長くなり、カセット装着時間が長くなるという問題点が
ある。
そこで、第3図及び第17図に示すように、カセットホル
ダを二重構造とし、前記カセット挿入・イジェクット位
置Aとカセット装着位置B間とをL字状に移動するアウ
タカセットホルダ3と、このアウタカセットホルダ3の
水平移動時にアウタカセットホルダ3に対して水平移動
するインナカセットホルダ4とから構成し水平移動時間
を短くすることにより、装着時間を短縮することが考え
られる。
しかし、このようにカセットホルダを二重構造とする
と、インナカセットホルダ4の下面に前記押出レバー21
やカセットイン検出センサを設けなければならず、か
つ、カセット5を保持してリール台上に装着可能にする
ため、アウタカセットホルダ3の両側板3aを連続する底
板を設けるスペースがないため、両側板3aは外側方向の
外力に対して変形しやすい形状に構成せざるをえない。
一方、第17図に示すようにアウタカセットホルダ3の両
側板3aにレバー戻し部材28を設け、インナカセットホル
ダ4がアウタカセットホルダ3に対し挿入口側位置Xへ
移動するのを利用し、前記レバー戻し部材28にて、前記
押出しレバー21の後端部を押圧して回動させ、カセット
5を押出すカセット押出し機構が採用される。すると、
カセット5の押出し時に前記レバー戻し部材28は前記押
出しレバー21の後端部により大きな反力を受け、アウタ
カセットホルダ4の両側板3aは前記反力により第17図の
仮想線で示すように外側へ撓み、レバー戻し部材28が押
出しレバー21の後端部の両側方へ逃げてしまい、前記押
し出しレバー21は十分に又は全く回動せず、カセット5
をカセット挿入非完了位置まで確実に押し出さない事故
が生じるおそれがある。
本考案は上記課題を解決するために考案されたもので、
カセットホルダを二重構造とし、カセット装着時間の短
縮化を図りつつカセット押出し時に、レバー戻し部材に
より確実に押し出しレバーが回動されてカセットを押出
すことができるようにすることを目的とする。
E.課題を解決するための手段 本考案は、装置本体に対してアウタカセットホルダをカ
セット挿入・インジェクト位置とカセット装着位置の間
で移動可能に設け、このカセット挿入・イジェクト位置
からカセット装着位置への移動をカセットの挿入方向に
対して平行な水平ストロークとこれと垂直な垂直ストロ
ークにて構成し、前記アウタカセットホルダに対して前
記インナカセットホルダを前記カセットの挿入方向でカ
セット挿入口側位置とカセット装着側位置の間で移動自
在に設け、前記カセット挿入・イジェクト位置ではカセ
ット挿入口から前記カセットを前記インナカセットホル
ダに挿入・引き出し可能に設なけ、前記インナカセット
ホルダにはカセット挿入非完了位置とカセット挿入完了
位置の間で移動可能で、前記カセットを前記インナカセ
ットホルダに挿入する挿入ストロークでカセット挿入非
完了位置からカセット挿入完了位置へ変位される押出し
レバーを設け、前記アウタカセットホルダにはこの押出
しレバーをカセットイジェクト過程の水平ストロークで
カセット挿入完了位置からカセット挿入非完了位置へ移
動させるレバー戻し部材を設け、カセットイジェクト過
程の水平ストローク時に前記レバー戻し部材を前記押出
しレバーからの押圧力で変位させない位置規制部材を設
けて成るカセット押出し機構を備えたことを、その構成
とする。
F.作用 カセットアンローディング過程において、インナカセッ
トホルダがアウタカセットホルダに対しカセット挿入口
側位置へ移動すると、前記押出しレバーの後端部はレバ
ー戻し部材に押圧される。その反力にてレバー戻し部材
が設けられたアウタカセットホルダの両側板は外側へ撓
もうとするがこの両側板は装置本体の側壁に設けた位置
規制部材により支持されて撓まない。その結果、レバー
戻し部材も所定の位置に規制され、前記押し出しレバー
の後端部を確実に回動させ、押出しレバーはカセット挿
入完了位置からカセット挿入非完了位置へ移動し、この
押出しレバーの移動によってカセットがカセット挿入完
了位置からカセット挿入非完了位置へ移動する。
G.実施例 以下、この考案の一実施例を第1図〜第12図に基づいて
詳述する。
G1.カセット装着装置の概略 第1図および第3図において、カセット装着装置1は、
装置本体2と、装置本体2に対しカセット挿入・イジェ
クト位置Aとカセット装着位置B間を移動するアウタカ
セットホルダ3と、このアウタカセットホルダ3に対
し、カセット挿入口側位置Xとカセット装着側位置Y間
とを水平移動するインナカセットホルダ4と、カセット
5を押出すカセット押出し機構と、カセットの大きさに
対応してリール台を移動させるリール台移動機構33と各
種検出センサと制御機構とを備えている。
G2.装置本体 第2図および第3図において、カセット装着装置1の装
置本体2は箱状の剛性を有する金属からなり、その底部
にはベースプレート9が設けられている。
前記装置本体2の前面にはカセットを挿入するためカセ
ット挿入口10が設けられている。このカセット挿入口10
は大きさの異なるL・M・Sカセット5を選択的に挿入
・イジェクト可能なカセットガイド11が設けてある。前
記装置本体2の両側壁2aにはアウタカセットホルダ3を
移動自在にガイドするための3本の逆L字状のアウタガ
イド溝15が形成されている。
G3.アウタカセットホルダとその駆動機構 第1図および第4図において前記アウタカセットホルダ
3は両側板3aとその上端を連結する天井板3bとを備えて
いる。前記両側板3aには、前記インナカセットホルダ4
をガイドするための2本の直線状のインナガイド溝3cが
形成されるとともにその外側にはそれぞれ3個のガイド
ローラ14を有している。これらのガイドローラ14が、前
記装置本体側壁2aに形成された逆L字状のアウタガイド
溝15内に移動自在に嵌合し、アウタカセットホルダ3
は、前記アウタガイド溝15に案内され、第3図に示すよ
うに水平ストロークHSと、これに垂直な垂直ストローク
VSを移動することにより、前記カセット挿入・イジェク
ト位置Aとカセット装着位置B間とを移動可能に支持さ
れている。
また第1図および第4図において、前記アウタカセット
ホルダ3の両側板3aにはそれぞれL型のアウタラック16
が一体的に設けられ、このアウタラック16にはピニオン
17が歯合している。このピニオン17は前記装置本体2の
側壁aに回動自在に支持され、複数のギヤ郡81〜89を介
してアウタ駆動モーター48により駆動される。このアウ
タ駆動モーター48が正逆回転すると、前記アウタカセッ
トホルダ3は前記ガイド溝15にガイドされるとともに、
前記ピニオン17とL型のアウタラック16を介し、前記カ
セット5の挿入方向に対して水平な水平移動(水平スト
ローク)と、これに垂直な垂直移動(垂直ストローク)
を行い、前記装置本体2に対し、カセット挿入・イジェ
クト位置Aとカセット装着位置B間とを可逆移動する。
G4.インナカセットホルダとその駆動機構 第1図において前記インナカセットホルダ4は、断面が
矩形状に形成され、その天井部4a(第1図中下方)の両
端には平板状のインナラック20を有している。
前記インナカセットホルダ4の両側板4bにはそれぞれ2
個のガイド突起4cが形成されている。このガイド突起4c
は、前記アウタカセットホルダ3の両側板3aの直線状の
インナガイド溝3cに摺動自在に嵌合し、前記インナカセ
ットホルダ4はアウタカセットホルダ3対し水平移動可
能に支持されている。
また、前記アウタカセットホルダ3の両側板3aの天井部
3b側(第1図中下端)には回転軸18が架けわたされ、回
転自在に支持されている。この回転軸18の両端にはピニ
オン19が設けられ、前記インナラック20に歯合してい
る。第4図に示すように前記ピニオン19を複数のギヤ郡
90〜94を介して駆動するインナ駆動モーター49が前記ア
ウタカセットホルダ3に設けられている。このインナ駆
動モーター49が正・逆回転すると、前記インナカセット
ホルダ4は、ピニオン19とインナラック20を介してアウ
タカセットホルダ3に対しカセット挿入口側位置Xとカ
セット装着側位置Y間とを相対的に水平移動する。
G5.カセット押出し機構 第5図において、インナカセットホルダ4の底部4b(図
中上側)のカセット装着側位置Yの底面には前記カセッ
ト5を押出す一対の押出しレバー21が、回動自在に設け
られ、第5図の実線で示すカセット挿入非完了位置Oと
仮想線で示す挿入完了位置Pの間で移動可能となってい
る。
この押出しレバー21の中央は支軸22により前記底部4bに
回動自在に支持され、先端部には押出しピン23が立設さ
れ、後端部には係合ピン24が設けられている。また、前
記後端部には検知部25が一体的に形成され、この検知部
25が、インナカセットホルダ4の底部4bに設けられたカ
セットイン検出センサ26内の被検出空間に位置(IN)す
ることによりインナカセットホルダ4にカセット5が挿
入完了したことを検出する。前記押出しレバー21は、そ
の先端部が引張りコイルばね27に付勢されることにより
カセット挿入非完了位置Oに位置され、後端部の前記検
知部25はカセット挿入検出センサ26の被検出空間内に位
置しない(OUT)状態となっている。前記押出しレバー2
1はインナカセットホルダ4にカセット5を挿入する挿
入ストロークでカセット挿入非完了位置Oからカセット
挿入完了位置Pへ移動するようになっている。一方、前
記アウタカセットホルダ3の両側板3aには前記押出しレ
バー21をカセットイジェクト過程の水平ストロークでカ
セット挿入完了位置Pからカセット挿入非完了位置Oへ
移動させるレバー戻しカム(レバー戻し部材)28が設け
てある。このレバー戻しカム28は支軸29により前記両側
板3aに回動可能に設けられ、前記支軸29に巻付けられた
つる巻ばね30により、中央に位置するように付勢されて
いる。前記レバー戻しカム28は、平面形状の先端部が中
央側へ突出し、その両側面にはテーパ部28aが形成され
るとともに、その基端部の前記カセット挿入口10側には
係止突起28bが延設されている。この係止突起28bが、ア
ウタカセットホルダ3に立設したカムストッパ31に係止
され、レバー戻しカム28はそのカセット挿入口側位置X
への回動が規制されている。即ち、前記レバー戻しカム
28は、第6図の仮想線で示すように、カセット装着側位
置Yへは回動するが、実線で示す如くカセット挿入口側
位置Xには回動しない。従って、カセット5が挿入され
たインナカセットホルダ4がアウタカセットホルダ3に
対しカセット装着側位置Yへ移動する時は、レバー戻し
カム28は仮想線で示すように回動し、そのままインナカ
セットホルダ4は移動を続ける。カセットイジェクト過
程において、インナカセットホルダ4がアウタカセット
ホルダ3に対しカセット挿入口側位置Xへ水平移動する
と、実線に示すように、押出しレバー21の係合ピン24が
前記レバー戻しカム28のテーパ面28aに押圧され、前記
支軸22を中心に回動して、カセット挿入完了位置Pから
カセット挿入非完了位置Oへ移動し、カセット5を押出
す。
G6.レバー戻し部材の位置規制手段 第2図および第6図において、装置本体2の両側壁2aに
は位置規制部材(位置規制手段)70がそれぞれ設けられ
ている。この各位置規制部材70は前記側壁2aの中央にね
じにより固着された支持部71と、この支持部71に回転自
在に支持されたローラ72とから成る。この各ローラ72の
周面は前記アウタカセットホルダ3の両側板に近接した
位置に配置されている。
第6図に示すように、前記カセットイジェクト過程の水
平ストロークで、前記押出しレバー21の係合ピン24が前
記レバー戻しカム(レバー戻し部材)28のテーパー面28
aに押圧される。その反作用にて前記レバー戻しカム28
およびこのレバー戻しカム28が取付けられたアウタカセ
ットホルダ3の両側板3aには外側へ押し開く力が作用す
る。第1図に示した如く、このアウタカセットホルダ3
は、両側板3aとこれを連結する天井部3bとからなってお
り、底部が設けられていないため、両側板3aに外側へ押
圧する力が作用すると、前記両側板3aは外側へ撓みやす
い構造となっているが、前記位置規制部材70のローラ72
に支持され、両側板3aおよびレバー戻しカム28が外側へ
撓むことが防止される。また、水平移動するアウタカセ
ットホルダ3の両側板3aを、ローラ72が回転しながら支
持するのでこのローラ72と両側板3aとの間の摩擦は小さ
く、前記アウタカセットホルダ3の移動を防げない。ま
た、この位置規制部材70により前記アウタカセットホル
ダ3が上昇する際、その側板3aの位置規制がなされる。
G7.押出しレバー変位手段 第1図および第8図において、アウタカセットホルダ3
には、両側板3aのカセット装着側位置Yの近傍に一対の
押出しレバー変位ストッパ(押出しレバー変位手段)32
が中央方向へ突出している。この押出しレバー変位スト
ッパ32は、第8図に示すように、カセット5を挿入しな
いでインナカセットホルダ4がアウタカセットホルダ3
のカセット装着側位置Yへ移動した際、前記押出しレバ
ー21の係合ピン24が突き当たり、押出しピン23の位置が
基準ピン13の上方と略一致してしまうカセット挿入非完
了位置Oにある押出しレバー21をカセット挿入非完了位
置O以外の位置(カセット挿入非完了位置Oとカセット
挿入完了位置Pとの中間位置Q)へ変位させる位置に設
けてある。このように押出しレバー変位ストッパ32を、
前記押出しレバー21が前記中間位置Qまでしか回動しな
いように配置したのは、押出しレバー21をカセット挿入
完了位置Pまで移動させると、検知部25がカセットイン
検出センサ26の被検出空間に位置し(IN)してしまい、
カセット5が装着されていないにもかかわらず、オート
テープローディングがスタートしてしまうので、これを
防止するためである。
而して、アウタカセットホルダ4が水平ストロークから
垂直ストロークに移動し、カセット装着位置Bにまで下
降しても前記押出しレバー21が前記基準ピン13の上に乗
り上げることが防止され、前記基準ピン13は損傷を受け
ない。
G8.リール台駆動機構 リール台駆動機構33は、第9図に示すように、一対のリ
ール台34a,34bを有し、この一対のリール台34a,34bがベ
ースプレート9のレール部材35にてハの字状に移動可能
に設けられている。一対のリール台34a,34bにはベルト
固定部材36がそれぞれ設けられ、この各ベルト固定部材
36にタイミングベルト37がそれぞれ取付けられている。
この各タイミングベルト37はウォームホイール38とギア
体39との間に掛けられており、この一対のウォームホイ
ール38が左右対称位置でウォームギア40に噛み合ってい
る。このウォームギア40がリール台モータ41の回転軸に
固着されている。又、前記ウォームホイール38の軸には
平歯車(図示せず)が共に固定され、この平歯車にはエ
ンコーダ(リール台位置検出センサ)42の回転部が噛み
合っている。このエンコーダ(リール台位置検出セン
サ)42の出力はCPUに送出される。面して、リール台、
モータ41が回転するとウォームギア40が回転して一対の
ウォームホイール38が互いに反対方向に回転する。する
と、タイミングベルト37が互いに反対方向に移動して一
対のリール台34a,34bがa方向に又はb方向に移動す
る。この一対のリール台34a,34bの移動位置がエンコー
ダ(リール台位置検出センサ)42の出力にてCPUが判別
し、CPUがリール台モータ41を第5図にて一点鎖線で示
すSカセット装着位置、第5図にて実線で示すMカセッ
ト装着位置および第5図にて二点鎖線で示すLカセット
装着位置に停止制御できるよう構成されている。
G9.各種検出センサと制御機構 カセットイン検出センサ 第1図、第5図において、インナカセットホルダ4の底
部にはカセットイン検出センサ26が設けてある。前記押
出しレバー21の後端部には前記カセットイン検出センサ
26の被検出空間に位置(IN)または位置しない(OUT)
検知部26が設けてある。前記押出しレバー21がカセット
挿入完了位置Pに位置すると、前記検出部25はカセット
イン検出センサ26の被検出空間に位置(IN)し、カセッ
トイン検出センサ26の出力が0になる。また、押出しレ
バー21がカセット挿入非完了位置O側へ移動し、前記検
出部25がカセットイン検出空間に位置しない(OUT)状
態では、カセットイン検出センサの出力は1となる。
カセット判別検出センサ 第1図および第5図において、前記インナカセットホル
ダ4の底部4aにはMカセット判別センサ55が設けてあ
る。
第11図(A)に示すように、インナカセットホルダ4に
は実線で示す如く検知レバー55bが回動自在に設けら
れ、ばね55cにより常時インナカセットホルダ4内に突
出するように付勢されるとともに、前記検知レバー55b
の検知部55aが前記Mカセット判別センサ55の被検出空
間内に位置(IN)している。この状態では前記Mカセッ
ト判別センサ55の出力は0となり、Mカセット5が挿入
されていないことを判別する。Mカセット5がインナカ
セットホルダ4内に挿入された場合は、仮想線で示す如
く、検知レバー55bはばね力に抗して回動し、前記検知
部55aは被検出空間に位置しない(OUT)の状態となり出
力が1となる。
第5図において、Lカセット判別センサ56はアウタカセ
ットホルダ3の下端部に設けられ、前述したMカセット
判別センサ55と同様の構造となっている。すなわち、第
11図(A)に示すように、Lカセット5の非挿入時はL
カセット判別センサ56の被検出空間に検知レバー56bの
検知部56aが位置(IN)し、出力が0となっている。そ
してLカセット挿入時はLカセット判別センサ56の被検
出空間に検知部56aが位置しない(OUT)状態となり出力
は1となる。
アウタカセット挿入・イジェクト位置検出センサ 第1図および第11図(B)において、装置本体2のカセ
ット挿入口10側の端部にアウタカセットホルダ3が前記
カセット挿入・イジェクト位置Aに位置することを検出
するアウタカセット挿入・イジェクト位置検出センサ63
が設けてある。このアウタカセット挿入・イジェクト位
置検出センサ63の被検出空間に位置(IN)し、または位
置しない(OUT)検知レバー63aが、装置本体2の側壁2a
に回動自在に設けられ、ばね63bにより、常時前記被検
出空間に位置しない(OUT)方向に付勢されている。一
方前記アウタカセットホルダ3の挿入口10側の端部には
検知突起63cが設けられ、アウタカセットホルダ3がカ
セット挿入・イジェクト位置A側に移動すると前記検知
突起63cが検知レバー63aをばね力に抗して回動させる。
そしてこの検知レバー63aが前記アウタカセット挿入・
イジェクト検出センサ63の被検出空間に位置(IN)し、
その出力が0となる。アウタカセットホルダ3がカセッ
ト装着位置B側へ移動すると、前記検知レバーが、ばね
63bの復帰力によりアウタカセット挿入・イジェクト検
出センサ63の被検出空間に位置しない(OUT)状態とな
り、その出力が1となる。
アウタミッド位置検出センサ 第1図および第11図(B)において、装置本体2の側壁
2aには前記アウタカセットホルダ3が、水平ストローク
(HS)から垂直ストローク(VS)へ変化する直前の位置
(アウタミッド位置)から、垂直ストローク(VS)の位
置の間にあることを検出するアウタミッド位置検出セン
サ58が設けてある。前記装置本体2の側壁2aの前記アウ
タガイド溝15の近傍には略T字状の検知レバー58aの一
端が回動自在に支持され、他端側の検知部58bは常時前
記アウタミッド位置検出センサ58の被検出空間に位置し
ない(OUT)方向(装着位置B側)へばね58dにより付勢
され、その出力は1となっている。前記検知レバー58a
の略中間部には、前記アウタガイド溝15の湾曲部15bか
ら垂直部15cと略同一形状の検出カム部58cが突出してい
る。この検出カム部58cは前記ばね58dにより、常時前記
アウタガイド溝15の水平部15aから垂直部15cに変わる直
前の位置から垂直部15cの部分にまたがり前記アウタガ
イド溝15内に突出している。
そして、アウタカセットホルダ3が水平ストロークHSか
ら垂直ストロークVSに変わる直前の位置まで移動する
と、アウタカセットホルダ3のガイドローラ14が前記ア
ウタガイド溝15内で前記検出カム部58cをばね58dの復帰
力に抗して押圧し前記検知部58bが前記アウタミッド位
置検出センサ58の被検出空間に位置(IN)し、その出力
は1→0となる。前記アウタカセットホルダ3が前記ア
ウタミッド位置とカセット装着位置Bとの間に位置する
時、即ち、ガイドローラ14が垂直部15cと湾曲部15bとの
間に位置する時は、このガイドローラ14が前記検知カム
部58cを押圧し前記検知部58bが前記被検出空間に位置
(IN)し続けるので、その出力は0の状態が続く。アウ
タカセットホルダ3が前記アウタミッド位置から水平ス
トロークに移動、即ち、ガイドローラ14がアウタガイド
溝15の水平部15aに移動すると再び検知レバー58は、ば
ね58dの復帰力により回動し、検知部58bは被検出空間か
ら位置しない(OUT)状態となり、アウタミッド位置検
出センサ58の出力し0→1となる。
アウタカセットホルダダウン位置検出センサ 第1図および第11図(B)において、装置本体2の側壁
2aの底部側には、アウタカセットホルダ3がカセット装
置位置Bに位置したことを検出するアウタカセットホル
ダダウン位置検出センサ60が設けてある。一方、前記ア
ウタカセットホルダ3のラック16は側面に検知部60aが
一体成形されている。前記アウタカセットホルダ3が垂
直に下降移動してカセット装着位置Bに位置すると前記
検知部60aがアウタカセットホルダダウン位置検出セン
サ60の被検出空間に位置(IN)し、その出力が1→0と
なる。再びアウタカセットホルダ3が上昇して前記検知
部60aが前記被検出空間に位置しない(OUT)状態になる
とその出力は1となる。
インナカセットホルダ挿入口側位置検出センサ アウタカセットホルダ3の挿入口側位置Xには、インナ
カセットホルダ挿入口側位置検出センサ57が設けてあ
る。一方、インナカセットホルダ4の挿入口10の反対側
には検知部59aが設けてあり、この検知部59aが前記イン
ナカセットホルダ挿入口側位置検出センサ57の被検出空
間に位置し(IN,出力0)、または位置しない(OUT,出
力1)ことによりインナカセットホルダ4がカセット挿
入口側位置Xに位置するか否かを検出する。
インナカセットホルダ装着側位置検出センサ 第1図において、アウタカセットホルダ3のカセット装
着側位置Yにはインナカセットホルダ装着側位置検出セ
ンサ59が設けてある。一方、インナカセットホルダ4の
挿入口10の反対側に設けた前記検知部59aが前記インナ
カセットホルダ装着位置検出センサ59の被検出空間に位
置し(IN,出力0)、または位置しない(OUT,出力1)
ことによりインナカセットホルダ4がカセット装着側位
置Yに位置するか否かを検出する。
リール台位置検出センサ(エンコーダ) 第9図において、駆動モータ41の回転力がウォームギヤ
40およびウォームホイール38を介してエンコーダ(リー
ル台位置検出センサ)42の回転部に伝達され、このエン
コーダ(リール台位置検出センサ)42の回転パルスによ
ってリール台34a,34bの位置が検出される。例えば、S
カセットの場合はエンコーダ(リール台位置検出セン
サ)42の番地がO,Mカセットでは番地が128、Lカセット
では256になるように設定してある。
各種センサと駆動モータの制御機構 第12図のタイミングチャートに示すように、各種駆動モ
ータは検出センサの信号に基づきCPUにより駆動制御さ
れる。即ち、カセットイン検出センサ26の出力が1→0
になるとカセット挿入を検出し、アウタ・インナ駆動モ
ータ48,49およびリール台駆動モータ41を同時に駆動さ
せる。インナカセット装着側位置検出センサ59の出力が
1→0になるとインナ駆動モータ49を停止させる。ま
た、カセットイン検出センサ26およびM−Lカセット判
別センサ55,56にてその種類を判別する。即ち、カセッ
トイン検出センサ26の出力が0で、かつ、Lカセット判
別センサ56の出力が1の時はLカセット5であることを
判別する。カセットイン検出センサ26の出力が0で、か
つ、Mカセット判別センサ55が1の時はMカセットであ
ることを判別する。L・Mカセット判別センサ55,56が
1で、かつカセットイン検出センサが0の時、Sカセッ
トであることを判別する。このカセット5の種類の検出
に基づき、前記エンコーダ(リール台位置検出センサ)
42の番地がS=0,M=128,L=256になるようにリール台
駆動モータ41を駆動制御する。次にアウタミッド位置検
出センサ58の出力が1→0に変わるK点において、イン
ナカセット装着側位置検出センサ59の出力が1→0で、
前記エンコーダ(リール台位置検出センサ)42の番地が
カセットの種類に応じた値であることを確認した後、ア
ウタ駆動モータ48をさらに駆動する。前記K点にて、イ
ンナのカセット装着側位置検出センサの出力が1→0に
なっていない場合、又は、エンコーダ(リール台位置検
出センサ)42の番地がカセットの種類に応じた値になっ
ていない時は、アウタ駆動モータ48を停止させ、前記2
つの条件が満たされた後、アウタ駆動モータ48を駆動
し、カセット5をカセット装着位置Bに降下させる。こ
の制御機構を設けたことによりインナカセットホルダ4,
アウタカセットホルダ及びリール台34a,34bを同時駆動
させて高速でカセット装着を行うことができるととも
に、前記アウタミッド位置検出センサ58にてインナカセ
ットホルダ4およびリール台34a,34bを所定の位置に駆
動させたことを確認した後、アウタカセットホルダ3を
垂直に降下させカセット装着位置Bに移動させるので、
カセット装着安全性および確実性を確保できる。
アウタカセットホルダダウン位置検出センサ60の出力が
1→0になるとアウタ駆動モータを停止させ、オートテ
ープローディングをスタートさせる。
次にテープローディングが終了した後、カセットアンロ
ーディングをスタートさせると、アウタ駆動モータ48が
逆転駆動し、アウタミッド位置検出センサ58の出力がT
点で0→1に変換すると、S・Mカセットの場合は1点
鎖線および2点鎖線で示すようにアウタ駆動モータ48を
逆転駆動させるとともに、インナ駆動モータ49も逆転駆
動させる。インナカセット挿入口側位置検出センサ57と
アウタカセット挿入、イジェクト位置検出センサ63の出
力が1→0になるとアウタ・インナ駆動モータ48,49を
停止させる。また、前記アウタミッド位置検出センサ58
の出力が0→1に変換するT点にて、Lカセットである
ことが検出されると、アウタ駆動モータ48を停止させ、
インナ駆動モータ49のみを駆動させるよう制御機構を設
けてある。その結果、Lカセット5のイジェクト時に、
アウタカセットホルダ3は停止したままで、インナカセ
ットホルダ4のみが移動するので、Lカセット5のカセ
ット挿入口10からの排出量がMカセット5と略同じにな
る。
G10.実施例の作用 以下、上記構成の作用について説明する。
アウタカセットホルダ3ガカセット挿入・イジェクト位
置A、インナカットホルダ4がカセット挿入口側位置X
にある場合に、第5図に示すように、カセット5を挿入
すると、先ず、カセット5の先端面が押出しレバー21の
先端に当接する。コイルバネ27に抗してカセット5をさ
らに挿入すると、カセット5の移動と共に押出しレバー
21がカセット挿入完了位置P側へ回動する。カセット5
がカセット挿入完了位置Pまで挿入されるとカセット5
が図示しない係止手段にて支持されると共に押出しレバ
ー21がカセット挿入完了位置Pに位置する。すると、検
知部25がカセットイン検出センサ26の被検出空間に位置
してカセットイン検出センサ26の出力が1→0に変換さ
れる。
ここで、第10図に示すように、挿入したカセットがSカ
セット5の場合には、カセットイン検出センサ26のみが
出力を1→0へ変位することにより、Sカセット5が挿
入されたこと及びカセット5がカセット挿入完了位置P
にあることをCPUが認識する。また、Mカセット5の場
合には、Mカセット判別センサ55の出力が0→1へ変位
することによりMカセット5が挿入されたことをCPUが
認識すると共にカセットイン検出センサ26の出力が1→
0へ変位されることによりカセットがカセット挿入完了
位置PにあることをCPUが認識する。さらに、Lカセッ
ト5の場合には、Lカセット判別センサ56の出力が0→
1へ変位することによりLカセット5が挿入されたこと
をCPUが認識すると共にカセットイン検出センサ26の出
力が1→0へ変位されることによりカセット5がカセッ
ト挿入完了位置PにあることをCPUが認識する。
カセットイン検出センサ26の出力によりカセット5が挿
入されたことを認識すると、CPUはインナカセット駆動
モータ49とアウタカセット駆動モータ48を駆動させる。
すると、この水平移動時において、押出しレバー21がレ
バー戻しカム28に接触するが、レバー戻しカム28が押出
しレバー21の移動を許容する方向に回転する。そして、
押出しレバー21がカセット挿入完了位置Pに位置したま
までアウタカセットホルダ3とインナカセットホルダ4
が移動する。インナカセット装着側位置検出センサ57の
出力が1→0に変わるとインナカセット駆動モータ49が
停止されてインナカセットホルダ4はカセット装着側位
置Yに位置する。
一方、CPUは前記アウタカセットホルダ3およびインナ
カセットホルダ4の駆動と同時に挿入されたカセット5
の種別に応じてリール台駆動モータ41を駆動しリール台
34a,34bをカセット5の種別に応じた位置へ移動する。
また、アウタミッド位置検出センサ58の出力が1→0に
変わると、CPUは、インナカセット装着側位置検出セン
サ59の出力及びエンコーダ(リール台位置検出センサ)
42の出力をチェックする。そして、インナのカセット装
着側位置検出センサ59がインナカセットホルダ4を検出
し(出力O状態)、且つ、エンコーダ42は一対のリール
台34a,34bが所定の位置に位置していることを検出(エ
ンコーダ42の出力が所定番地)している場合にのみアウ
タカセットのアウタ駆動モータ48が駆動状態に維持され
る。それ以外のときにはアウタ駆動モータ48を停止さ
せ、上記両方の条件が満足されて始めてアウタ駆動モー
タ48の駆動を再開する。そして、アウタ駆動モータ48は
アウタカセットホルダダウン位置検出センサ60がアウタ
カセットホルダ3を検出する(出力が1→0に変位)ま
で駆動され、アウタカセットホルダ3はカセット装着位
置Bで停止される。このカセット装着過程の垂直ストロ
ークVSの後半において、基準ピン13がカセット5の位置
決め孔12に挿入されてカセット5はカセット装着位置に
位置決めされた状態で装着される。
カセット5がカセット装着位置に位置されると、テープ
ローディング動作が実行され、選択モードに応じて記録
・再生・等がなされる。
そして、イジェクトモードが選択されると、テープアン
ローディング動作が実行された後に、アウタ駆動モータ
48が駆動されてアウタカセットホルダ3が上昇される。
アウタミッド位置検出センサ58の出力が0→1に変位す
ると、CPUは挿入されているカセット5がLカセット5
の場合にはアウタ駆動モータ48を停止させる。そして、
インナ駆動モータ49を駆動してカセット挿入口側位置X
へ移動する。
また、CPUは挿入されているカセット5がM又はSカセ
ット5,5の場合には、アウタ駆動モータ48を駆動してア
ウタカセットホルダ3をカセット挿入・イジェクト位置
A側へ移動すると共にインナ駆動モータ49を駆動して、
インナカセットホルダ4をカセット挿入口側位置Xへ移
動する。そして、第6図に示すように、この水平移動時
において、押出しレバー21がレバー戻しカム(レバー戻
し手段)28に当接して押出しレバー21がカセット挿入完
了位置Pからカセット非完了位置Oへ回動する。する
と、この押出しレバー21の回動でカセット5が所定量だ
けカセット挿入口10から排出される。寸法の大きいLカ
セット5はアウタカセットホルダ3が水平移動しないた
めに必要以上にカセット挿入口10から飛び出すことがな
い。
また、押出しレバー21がレバー戻しカム28に当接して回
動する動作時にはレバー戻しカム28は押出しレバー21か
ら反力を受けるために両側の側板3cが外方向にたわもう
とするが、側板3cが位置規制部材71にて位置規制されて
いるため、たわむことがない。そのため、押出しレバー
21はレバー戻しカム28に十分に当接して回動され、カセ
ット5の押出し動作が確実に行われる。
一方、テストモードやマニュアル動作等カセット5を挿
入しない状態でインナ及びアウタカセットホルダ4,3の
みを動作させた場合には、インナカセットホルダ4及び
アウタカセットホルダ3は上記と略同様にしてカセット
装着動作及びカセットイジェクト動作が実行される。そ
して、カセット装着動作時のインナカセットホルダ4の
カセット挿入口側位置Xからカセット装着側位置Yへの
移動時において、押出しレバー21の後端が押出しレバー
変位手段32に当接して押出しレバー21がカセット挿入非
完了位置Oからカセット挿入完了位置Pとの間の位置Q
に変位される。そして、押出しレバー21がこの位置に位
置した状態でアウタカセットホルダ3が水平移動の後に
垂直移動へ移行して装着位置Bに位置される。従って、
ベースプレート9に立設している基準ピン13に押出しレ
バー21が接触して基準ピン13が押出しレバー21が損傷す
ることがない。
H.考案の効果 以上の説明から明らかなように本考案は、装置本体に対
してアウタカセットホルダをカセット挿入・イジェクト
位置とカセット装着位置の間で移動可能に設け、このカ
セット挿入・イジェクト位置からカセット装着位置への
移動をカセットの挿入方向に対して平行な水平ストロー
クとこれと垂直な垂直ストロークにて構成し、前記アウ
タカセットホルダに対して前記インナカセットホルダを
前記カセットの挿入方向でカセット挿入口側位置とカセ
ット装着側位置の間で移動可能に設け、前記カセット挿
入・イジェクト位置ではカセット挿入口から前記カセッ
トを前記インナカセットホルダに挿入・引き出し可能に
設け、前記インナカセットホルダにはカセット挿入非完
了位置とカセット挿入完了位置の間で移動可能で、前記
カセットを前記インナカセットホルダに挿入する挿入ス
トロークでカセット挿入非完了位置からカセット挿入完
了位置へ変位される押出しレバーを設け、前記アウタカ
セットホルダにはこの押出しレバーをカセットイジェク
ト過程の水平ストロークでカセット挿入完了位置からカ
セット挿入非完了位置へ移動させるレバー戻し部材を設
け、カセットイジェクト過程の水平ストローク時に前記
レバー戻し部材を前記押出しレバーからの押圧力で変位
させない位置規制部材を設けて成るカセット押出し機構
を備えたので、カセットイジェクト過程において、確実
にカセットを押し出すことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第12図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図は底面側から見たカセット装着装置の一部を切欠いた
斜視図、第2図は、上方から見たカセット装着装置の斜
視図、第3図はカセット装着装置の動作を示す概略側面
図、第4図は上方から見たカセット装着装置の分解斜視
図、第5図はカセット挿入状態を示す要部底面図、第6
図はカセット装着過程及びイジェクト過程を示す要部底
面図、第7図はカセット非挿入時における要部底面図、
第8図はカセット非挿入状態でアウタ・インナカセット
ホルダをカセット装着側位置Yに移動させた状態を示す
要部底面図、第9図はリール台駆動機構の平面図、第10
図はS・M・Lカセットの装着状態を示す要部底面図、
第11図(A)は第5図のXIA−XIA線におけるL・Mカセ
ット判別センサの側面図、第11図(B)はアウタカセッ
トホルダの位置を検出するセンサの配置を示す側面図、
第12図は各種センサの出力とこの出力に基づいて各種駆
動部を制御する制御機構を示すタイミングチャート、第
13図〜第16図は従来例を示すもので、第13図はカセット
ホルダがカセット挿入・イジェクト位置にある状態を示
す概略側面図、第14図はカセットホルダがカセット装着
位置にある状態を示す概略側面図、第15図はカセット挿
入時の底面図、第16図はカセットホルダがカセット装着
位置にある状態を示す底面図、第17図はカセットホルダ
を二重構造とした場合の底面図である。 1……カセット装着装置、2……装置本体、3……(ア
ウタ)カセットホルダ、4……(インナ)カセットホル
ダ、5……カセット、21……押出しレバー、28……レバ
ー戻しカム(レバー戻し手段)、70……位置規制手段、
A……カセット挿入・イジェクト位置、B……カセット
装着位置、X……カセット挿入口側位置、Y……カセッ
ト装着側位置、HS……水平ストローク、VS……垂直スト
ローク、P……カセット挿入完了位置、O……カセット
挿入非完了位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体に対してアウタカセットホルダを
    カセット挿入・イジェクト位置とカセット装着位置の間
    で移動可能に設け、このカセット挿入・イジェクト位置
    からカセット装着位置への移動をカセットの挿入方向に
    対して平行な水平ストロークとこれと垂直な垂直ストロ
    ークにて構成し、前記アウタカセットホルダに対して前
    記インナカセットホルダを前記カセットの挿入方向でカ
    セット挿入口側位置とカセット装着側位置の間で移動可
    能に設け、前記カセット挿入・イジェクト位置ではカセ
    ット挿入口から前記カセットを前記インナカセットホル
    ダに挿入・引き出し可能に設け、 前記インナカセットホルダにはカセット挿入非完了位置
    とカセット挿入完了位置の間で移動可能で、前記カセッ
    トを前記インナカセットホルダに挿入する挿入ストロー
    クでカセット挿入非完了位置からカセット挿入完了位置
    へ変位される押出しレバーを設け、前記アウタカセット
    ホルダにはこの押出しレバーをカセットイジェクト過程
    の水平ストロークでカセット挿入完了位置からカセット
    挿入非完了位置へ移動させるレバー戻し部材を設け、前
    記装置本体側にはカセットイジェクト過程の水平ストロ
    ーク時に前記アウタカセットホルダの前記レバー戻し部
    材が設けられた部位を前記押出しレバーからの押圧力で
    前記装置本体側に変位させない位置規制部材を設けて成
    るカセット押出し機構を備えたことを特徴とするカセッ
    ト装着装置。
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