JP3405365B2 - 媒体記録再生装置 - Google Patents

媒体記録再生装置

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JP3405365B2
JP3405365B2 JP02725694A JP2725694A JP3405365B2 JP 3405365 B2 JP3405365 B2 JP 3405365B2 JP 02725694 A JP02725694 A JP 02725694A JP 2725694 A JP2725694 A JP 2725694A JP 3405365 B2 JP3405365 B2 JP 3405365B2
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disc
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敬人 半田
秀哲 村松
薫 上保
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報を担う記録媒体を
複数枚収納可能とし、当該記録媒体を再生又は記録する
媒体記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報を記録した記録媒体としては、コン
パクトディスク(以下、単にCDと称する)が広く知ら
れている。最近では複数のCDをマガジンと称する収納
手段に収納して、該マガジンを装着したプレーヤを自動
車のトランク内に載置し、ヘッドユニットと称する本体
装置を運転席近くに配置して、当該ヘッドユニットから
の指令により、当該マガジンに収納したCDを再生させ
るCDオートチェンジャー装置が普及してきている。
【0003】一方、近年、保護用カートリッジケースに
情報記録用ディスクを収納した記録媒体で、光磁気記録
方式のミニディスクカートリッジ(以下、単にMDと称
する)が提案されている。該MDは、記録された情報を
再生するばかりでなく、新たに情報を記録したり、既に
記録された情報を書き換えて記録することも可能となっ
ている。
【0004】では、該MDについて説明する。図19は
一般的なMDの構成を示す平面図である。
【0005】図19においてMDは、直径6cm程度の
光ディスク又は光磁気ディスクである情報記録用のディ
スク本体201と、当該ディスク本体201を保護する
保護用カートリッジケース(以下、単にケースと称す
る)202と、ディスク本体201にアクセスするため
に該ケース202に形成されたアクセス用孔203と、
当該アクセス用孔203を開閉するスライドシャッター
204と、当該ケース202の前側左右側面部に設けた
位置決め用凹部205と、後述するディスクタイプを示
すIDホール206とを有している。尚、前記位置決め
用凹部205のディスク挿入方向側の面部を位置決め面
205aとしている。
【0006】前記ディスクタイプには、予め固定した情
報が記録された読出専用のプリマスタード(PRE−
M)タイプと、書込可能なレコーダブル(RECORD
ABLE)タイプとがある。
【0007】前記プリマスタードタイプは、そのスライ
ドシャッター204をケース202の片面にのみ設け、
後述するプレーヤ部の光ピックアップからの光ビームを
ディスク本体201のディスク面に照射することができ
る構造となっている。尚、当該プリマスタードにおける
IDホール206は、ホール部206aのみである。
【0008】また、前記レコーダブルタイプは、そのス
ライドシャッター204をケース202の両面に設け、
ディスク本体202への記録時には、光ビームを照射す
るディスク面と反対側のディスク面とに磁界をかけるプ
レーヤ部の磁気ヘッドが当接する構造となっている。
尚、当該レコーダブルタイプにおけるIDホール206
は、前記ホール部206aとホール部206bとの二つ
である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようなMDに対し
て記録又は再生を行う媒体記録再生装置としては、現
在、種々の製品企画がなされている段階であるが、本出
願人はこのようなMDを複数枚収納可能とし、該収納さ
れたMDに対して記録又は再生を行うMDオートチェン
ジャー装置を開発している。
【0010】当該MDオートチェンジャー装置は、該装
置内に複数枚のMDを収納する媒体収納手段であるスト
ッカと、当該装置内のMDに対して記録又は再生を行う
媒体駆動手段であるプレーヤと、当該装置内に挿入され
たMDを前記ストッカ又はプレーヤに搬送したり、当該
MDを装置内から排出又は装置内へ挿入する搬送手段で
あるキャリアとを有している。
【0011】そこで、前記キャリアには、当該MD搬送
時に該MDをキャリア内の正常な位置に装着させるため
の位置決めが必要となる。
【0012】従って、当該MDオートチェンジャー装置
によれば、前記MDの位置決め用凹部205に係合する
位置決め用フックをキャリア内に設けることにより、当
該MDをキャリア内の正常な位置に位置決めすることが
できる。尚、該MDの位置決め用凹部205の寸法に
は、各社毎に若干の誤差があるため、当該位置決め用凹
部205に対応できるように前記キャリアの位置決め用
フックに若干のゆとりを持たせてある。
【0013】しかしながら、当該MDオートチェンジャ
ー装置によれば、該キャリア内でのMDの搬送移動をロ
ーディングモーターの駆動により行うようにしている
が、当該キャリア内におけるMDの移動位置を正確に検
出できたとしても、当該ローディングモーターの過回転
により該ローディングモーターの回転を即座に停止させ
ることができず、しかも、前記位置決め用フックに若干
のゆとりを持たせているので、当該MDがキャリア内の
正常な装着位置からずれてしまうといった事態も考えら
れる。
【0014】本発明は、上記事態に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、カートリッジをキャ
リア内の正確な装着位置に確実に位置決めさせる媒体記
録再生装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、所定方向に移送されるカー
トリッジを所定位置に装着すると共に、前記カートリッ
ジに設けた係合凹部と係合すべく前記カートリッジの移
送方向奥側に設けられた係合片を有する搬送手段と、前
記カートリッジを前記移送方向に搬送する正転駆動、又
は前記移送方向と反対方向に搬送する逆転駆動を行う搬
送駆動手段と、前記係合片の動作に応じてカートリッジ
の係合凹部と係合片とが係合したか否かを示す第1係合
検出信号を送出する第1係合検出手段と、前記搬送手段
における前記カートリッジの移送方向前側に設けられて
前記カートリッジが前記搬送手段内に保持されているか
否かを示す第2係合検出信号を送出する第2係合検出手
段と、前記カートリッジが移送方向から移送されると、
当該搬送駆動手段を正転駆動させ、前記第1係合検出信
号が係合から非係合に切り替わったことを示したとき、
当該搬送駆動手段を停止させ、当該第1係合検出信号が
再び係合を示すまで前記搬送駆動手段を逆転駆動させる
と共に、前記カートリッジが移送方向とは反対の方向か
ら移送されると、当該搬送駆動手段を逆転駆動させ、前
記第2係合検出信号が前記カートリッジにおける前記搬
送手段への保持から非保持に切り替わったことを示した
とき、当該搬送駆動手段を停止させ、次に搬送駆動手段
を正転駆動させ、前記第1係合検出信号が係合から非係
合に切り替わったことを示したとき、当該搬送駆動手段
を停止させ、当該第1係合検出信号が再び係合を示すま
で前記搬送手段を逆転駆動させる制御手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0016】また、請求項に係る発明は、所定方向に
移送されるカートリッジを所定位置に装着すると共に、
前記カートリッジに設けた係合凹部と係合すべく前記カ
ートリッジの移送方向奥側に設けられた係合片を有する
搬送手段と、前記カートリッジを移送方向に搬送する正
転駆動、又は前記移送方向と反対方向に搬送する逆転駆
動を行う搬送駆動手段と、前記係合片の動作に応じてカ
ートリッジの係合凹部と係合片とが係合したか否かを示
す第1係合検出信号を送出する第1係合検出手段と、前
記搬送手段における前記カートリッジの移送方向前側に
設けられて前記カートリッジが前記搬送手段内に保持さ
れているか否かを示す第2係合検出信号を送出する第2
係合検出手段と、前記カートリッジが移送方向から移送
されると、当該搬送駆動手段を正転駆動させ、前記第
係合検出信号が係合から非係合に切り替わったことを示
したとき、当該搬送駆動手段を停止させ、当該第1係合
検出信号が再び係合を示すまで前記搬送駆動手段を逆転
駆動させると共に、前記カートリッジが移送方向とは反
対の方向から移送されると、当該搬送駆動手段を逆転駆
動させ、前記第2係合検出信号が前記カートリッジにお
ける前記搬送手段への保持から非保持に切り替わったこ
とを示したとき、当該搬送駆動手段を停止させ、次に搬
送駆動手段を正転駆動させ、前記第1係合検出信号が
合から非係合に切り替わったことを示したとき、当該
送駆動手段を停止させ、当該第1係合検出信号が再び係
合を示すまで前記搬送駆動手段を逆転駆動させる制御手
段とを有することを特徴とする。
【0017】また、請求項に係る発明は、請求項1
記載の発明において、記第1係合検出信号が再び係合
を示すまで前記搬送駆動手段を逆転駆動させた後に再び
非係合が検出されると、前記第1係合検出信号が再び係
合を示すまで前記搬送駆動手段を正転駆動させることを
特徴とする。
【0018】また、請求項に係る発明は請求項1に記
載の発明において、前記制御手段が、前記第1係合検出
信号が再び係合を示すまで前記搬送駆動手段を逆転駆動
させた後前記第2係合検出信号が再び非係合を示す
と、前記第1係合検出信号が再び係合を示すまで前記搬
送駆動手段を正転駆動させることを特徴とする。
【0019】また、請求項に係る発明は、請求項4記
載の発明において前記位置決め面が、その他方の側面に
比較して急峻にしたことを特徴とする。
【0020】また、請求項に係る発明は、請求項1に
記載の発明において、前記カートリッジを挿入する挿入
口を機器ケースに設け、複数の収納領域を上下方向に積
層し、各収納領域に前記カートリッジを夫々収納する媒
体収納手段と、前記上下方向に移動可能で装着中のカー
トリッジを前記挿入口又は前記媒体収納手段に搬送する
搬送手段とを当該機器ケース内に設け、前記搬送手段が
前記挿入口と対向した位置にあるときには、前記搬送手
段が前記媒体収納手段の収納領域に対向しないようにし
ており、更に、前記搬送手段が前記挿入口と対向した位
置にあるときに、当該搬送手段に装着中のカートリッジ
を媒体収納手段側にて抑止する第1ストッパー部と、前
記搬送手段が前記媒体収納手段と対向する位置にあると
きに、当該搬送手段に装着中のカートリッジを挿入口側
にて抑止する第2ストッパー部とを当該機器ケース内に
設けたことを特徴とする。
【0021】
【作用】かかる構成により、請求項1に係る発明によれ
ば、カートリッジが移送方向から搬送手段内に移送され
ると、当該搬送駆動手段を正転駆動させ、第1係合検出
信号が係合から非係合に切り替わったことを示したと
き、すなわち当該搬送手段内の係合片が当該カートリッ
ジの係合凹部から前記移送方向に外れた直後に、当該搬
送駆動手段を停止させ、当該第1係合検出信号が再び係
合を示すとき、すなわち当該係合片と当該係合凹部とが
係合して当該カートリッジが搬送手段の所定位置に装着
されるときまで前記搬送駆動手段を逆転駆動させるよう
にしたので、当該搬送駆動手段の過回転によるカートリ
ッジの位置ずれをなくして、当該カートリッジを搬送手
段内の正確な装着位置に確実に位置決めすることができ
る。
【0022】また、請求項に係る発明によれば、カー
トリッジが移送方向とは反対の方向から当該搬送手段内
に移送されると、当該搬送駆動手段を逆転駆動させ、第
2係合検出信号が係合から非係合に切り替わったことを
示したとき、すなわち当該係合片が係合凹部から前記反
対方向に外れた直後に、当該搬送駆動手段を停止させ、
次に搬送駆動手段を正転駆動させ、前記第1係合検出信
号が係合から非係合に切り替わったことを示したとき、
すなわち当該搬送手段内の係合片が当該カートリッジの
係合凹部から前記移送方向に外れた直後に、当該搬送駆
動手段を停止させ、当該第1係合検出信号が再び係合を
示すとき、すなわち当該係合片と当該係合凹部とが係合
して当該カートリッジが搬送手段の所定位置に装着され
るときまで前記搬送駆動手段を逆転駆動させるようにし
たので、当該搬送駆動手段の過回転によるカートリッジ
の位置ずれをなくして、当該カートリッジ搬送手段内の
正確な装着位置に確実に位置決めすることができる。
【0023】また、請求項に係る発明によれば、前記
第1係合検出信号が再び係合を示すまで前記搬送駆動手
段を逆転駆動させた後に、再び非係合、すなわち当該係
合片が係合凹部から前記反対方向に外れた状態が検出さ
れると、前記第1係合検出信号が再び係合を示すまで前
記搬送駆動手段を正転駆動させるようにしたので、当該
非係合による搬送駆動手段の逆転駆動及び正転駆動を繰
り返すといったハンチング状態を防止することができ
る。
【0024】また、請求項に係る発明によれば、前記
第1係合検出信号が再び係合を示すまで前記搬送駆動手
段を逆転駆動させた後に、前記第2係合検出信号が再び
非係合を示す、すなわち当該係合片が係合凹部から前記
反対方向に外れた状態が検出されると、前記第1係合検
出信号が再び係合を示すまで前記搬送駆動手段を正転駆
動させるようにしたので、当該非係合による搬送駆動手
段の逆転駆動及び正転駆動を繰り返すといったハンチン
グ状態を防止することができる。
【0025】また、請求項に係る発明によれば、前記
係合片の一方の側面にある位置決め面をその他方の側面
に比較して急峻にしたので、当該急峻な位置決め面が当
該カートリッジの係合凹部に係合しやすくなり、当該搬
送手段内におけるカートリッジの位置決めを良好に行う
ことができる。
【0026】また、請求項に係る発明によれば、挿入
口よりカートリッジを当該搬送手段内に挿入する場合に
は、当該搬送手段は当該挿入口と対向した位置にあるた
めに、当該機器ケース内に設けた第1ストッパー部が当
該搬送手段内に挿入したカートリッジを媒体収納手段側
にて抑止し、媒体収納手段よりカートリッジを当該搬送
手段内に挿入する場合には、当該搬送手段は当該媒体収
納手段と対向した位置にあるために、当該機器ケース内
に設けた第2ストッパー部が当該搬送手段内に挿入した
カートリッジを挿入口側にて抑止するようにしたので、
当該挿入されたカートリッジを搬送するローディングモ
ーターの過回転によって位置ずれをなくして、当該カー
トリッジを搬送手段内の正確な装着位置に確実に位置決
めすることができる。
【0027】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の媒体記録再生
装置を適用した車載用MDオートチェンジャー装置(以
下、単にMD装置と称する)の実施例について説明す
る。尚、従来技術にて説明した一般的なMDの構成につ
いては、同一符号を付すと共に、その説明を省略する。
以下、特に断らない限り、説明の便宜上、当該MDをを
ディスク(カートリッジ)という。
【0028】本発明の主旨とするところは、キャリアに
て搬送されるディスクをキャリア内の正確な装着位置に
確実に位置決めさせることにある。
【0029】図1はディスク挿入時における当該MD装
置の内部構造の概略を示す断面図である。尚、図面中の
矢印X1,X2は該MD装置の前後方向を示すものであ
り、矢印Y1,Y2は該MD装置の上下方向を示すもの
である。そこで、矢印X1側を手前側、X2側を奥側と
し、矢印Y1側を下側、Y2側を上側とする。
【0030】該MD装置は、ディスクを挿入して、該デ
ィスクに記録した情報を記録及び/あるいは再生するも
のである。
【0031】図1においてMD装置は、直方体状の機器
ケース1と、該機器ケース1内に設けられた主要部とを
有している 該機器ケース1正面の上側縁部にはディスクを挿入する
挿入口であるディスク挿入口2が形成されており、当該
ディスク挿入口2には該MD装置内への異物侵入を防止
する挿入防止シャッター3が開閉自在に取り付けられて
いる。また、当該ディスク挿入口2には後述するインサ
ートスイッチ(Insert-SW ;以下、単にIn−SWと称
する)21が取り付けられている。
【0032】該機器ケース1内部に設けられた主要部と
しては、挿入されたディスクを搬送及び保持する搬送手
段であるキャリア4と、該ディスクを回転駆動して、当
該ディスクに記録された情報を再生する媒体駆動手段で
あるプレーヤ部5と、該ディスクを収納する媒体収納手
段であるストッカ6とから構成されている。
【0033】前記キャリア4は、前記ディスク挿入口2
の奥側X2にて昇降可能に配置されており、当該キャリ
ア4の上部には、挿入されたディスクを装着(ローディ
ング)したり、又は装着しているディスクを、前記スト
ッカ6に収納したり又は前記ディスク挿入口2から排出
したりするための搬送ローラ7が回転可能に設けられて
いる。尚、前記搬送ローラ7の回転動作は図示せぬロー
ディングモーターにより行われるものである。
【0034】また、該キャリア4の各部には、後述する
第2係合検出手段であるフロントスイッチ(Front-SW;
以下、単にFr−SWと称する)41、イジェクトエン
ドスイッチ(Eject end-SW;以下、単にEj−SWと称
する)42、第1係合検出手段であるリアスイッチ(Re
ar-SW ;以下、単にR−SWと称する)43等の検出ス
イッチが取り付けられている。
【0035】また、前記プレーヤ部5は、前記キャリア
4の下方で該キャリア4と対向して配置されており、該
プレーヤ部5には図示しないダンパ及び防振スプリング
により遊動可能に機器ケース1に取り付けられている。
このためディスクの回転駆動時には、前記ダンパ及び防
振スプリングによってフローティング状態となり、外部
から受ける機器ケース1への振動が該プレーヤ部5に伝
達するのを防止することができる。
【0036】尚、ディスク回転駆動時でない場合には、
該プレーヤ部5は機器ケース1に固定される構造となっ
ている。また、ディスク回転駆動時である場合には、デ
ィスクを装着したキャリア4と、プレーヤ部5とが連結
状態となり、これによりディスクがプレーヤ部5のター
ンテーブルに取り付けられている。
【0037】該プレーヤ部5においては、ディスクのデ
ィスク本体201を装着するターンテーブル51と、当
該装着されたディスク本体201を回転駆動させるスピ
ンドルモーター52と、当該ディスク本体201に光ビ
ームを照射し、当該ディスク本体201に反射された光
ビームにより情報を読み取る光ピックアップ53と、当
該ターンテーブル51上にディスクが装着されたことを
検出するディスク装着完了センサ54とを有している。
尚、前記光ピックアップ53は図示せぬスレッドモータ
ーによりディスク半径方向にスライドする構造となって
いる。
【0038】また、前記ストッカ6は、ディスクを収納
する4つの収納部60a〜60dを上下方向に積層した
直方体状のケースであり、前記ディスク挿入口2から見
て前記キャリア4よりもさらに奥側X2に昇降可能に配
置されている。尚、前記キャリア4のみを昇降可能と
し、当該ストッカ6は固定とするようにしても良い。
【0039】各収納部60a〜60dには、手前側X1
にディスクが挿入可能な開口部が形成され、これら各開
口部の奥側X2にディスクを水平に収納可能なスペース
が設けられている。各収納部60a〜60dには、ディ
スクの収納完了を検出するストック完了センサー61a
〜61dと、バネの付勢力によりディスクの排出又は吸
引を行うディスク排出吸引機構(図示せず)とが夫々設
けられている。
【0040】尚、前記ディスク挿入口2に開閉自在に設
けられた挿入防止シャッター3は、前記キャリア4がデ
ィスク挿入口2と対向する位置にあるときはロック解除
状態とし、前記キャリア4がそれ以外の位置にあるとき
はロック状態とする。従って、当該キャリア4がディス
ク挿入口2の対向位置にあるとき以外は、該装置内に異
物が侵入するのを防止するものである。尚、当該挿入防
止シャッター3は常時回動可能としておき、当該挿入防
止シャッター3の奥側に異物挿入やディスクの二重装填
防止用の部材を設けるようにしても良い。
【0041】では、先に述べた前記In−SW21、F
r−SW41、Ej−SW42、R−SW43等といっ
た検出スイッチについて説明する。図2は各検出スイッ
チの動作状態を端的に示すキャリアの断面図、図3は図
2のA−A断面図、図5は各検出スイッチの動作状態を
示す説明図である。
【0042】図2においてディスク挿入口2の近傍部に
設けられた前記In−SW21は、当該ディスク挿入口
2よりディスクが挿入されているか否かを検知する検出
スイッチであり、該ディスク挿入口2の通路に先端部2
1aを突出させた状態で、当該機器ケース1に回動可能
に設けられたレバー部材21bと、当該レバー部材21
bの回動に応じてON・OFF動作を行うスイッチ21
cとを有している。尚、当該レバー部材21bは、その
先端部21aを常に下方向(下側Y1)にバネ支持され
ているものとする。
【0043】当該In−SW21は、前記ディスク挿入
口2よりディスクが挿入されていない状態においては、
図5(a)に示すように当該スイッチ21cをON状態
とし、前記ディスク挿入口2よりディスクが挿入されて
いる状態においては、当該挿入ディスクの押圧による該
レバー部材21bの回動に応じて当該スイッチ21cを
OFF状態とする。
【0044】図3においてキャリア4内の手前側(ディ
スク挿入口側)X1に設けられた前記Fr−SW41
は、当該キャリア4内に挿入されるディスクの装着状態
をキャリア4のディスク挿入口側X1で検知する検出ス
イッチであり、キャリア4内にてディスクを保持する保
持レール部4aに、その先端部41aを突出させた状態
で、当該キャリア4に回動可能に設けられたレバー部材
41bと、当該レバー部材41bの回動に応じてON・
OFF動作を行うスイッチ41cとを有している。尚、
当該レバー部材41bは、その先端部41aを常にZ1
方向にバネ支持されているものとする。
【0045】当該Fr−SW41は、図5(b)に示す
ように当該キャリア4内のディスク挿入口側X1にディ
スクがない状態においては、当該スイッチ41cをOF
F状態とし、当該キャリア4内のディスク挿入口側X1
にディスクがある状態においては、当該ディスクの押圧
によるレバー部材41bの回動に応じて当該スイッチ4
1cをON状態とする。尚、第2係合検出信号は、当該
スイッチ41cのON・OFFにより得られる信号であ
る。
【0046】図2において該キャリア4に設けられた前
記Ej−SW42は、当該キャリア4内にディスクが保
持されているか否かを検知する検出スイッチであり、図
3に示すように当該キャリア4の保持レール部4a上に
突出した状態で、当該保持レール部4aに上下動可能に
設けられた押圧部材42aと、当該押圧部材42aの上
下動に応じてON・OFF動作を行うスイッチ42bと
を有している。尚、当該押圧部材42aは、常に上方向
(上側Y2)にバネ支持されているものとする。
【0047】当該Ej−SW42は、図5(c)に示す
ようにキャリア4内にディスクが保持されていない状態
においては、当該スイッチ42bをOFF状態とし、当
該キャリア4内にディスクが保持されている状態におい
ては、該ディスクによる当該押圧部材42aの押圧動作
に応じて当該スイッチ42bをON状態とする。
【0048】図3においてキャリア4内の奥側(ストッ
カ側)X2に設けられたR−SW43は、当該キャリア
4内に挿入されるディスク及び当該ディスクの装着状態
を当該キャリア4内のストッカ側X2で検知する検出ス
イッチであり、前記保持レール部4aにその先端部を突
出させた状態で、当該キャリア4内のストッカ側X2に
回動可能に設けられた係合片である位置決め用フック4
4と、当該位置決め用フック44の回動に応じてON・
OFF動作を行うスイッチ43aとを有している。
【0049】前記位置決め用フック44は、その先端部
を図4に示すように前記ディスクの係合凹部である位置
決め用凹部205に係合させるものであり、その先端部
を常にZ2方向にバネ支持されているものとする。
【0050】該位置決め用フック44の先端部は、その
ディスク挿入口側X1を、当該キャリア4内に挿入され
るディスクの側面部を速やかにスライドさせるスライド
面部44aとし、そのストッカ側X2を、当該ディスク
の位置決め用凹部205にある位置決め面205a(図
19参照)に当接する位置決め面である当接面44bと
している。
【0051】当該R−SW43は、図5(d)に示すよ
うに当該キャリア4内のストッカ側X2にディスクがな
い状態、又は当該キャリア4内の装着位置にディスクが
装着された状態、すなわち、前記位置決め用フック44
と前記位置決め用凹部205とが係合した状態において
は、当該スイッチ43aをON状態とし、当該キャリア
4内のストッカ側X2にディスクがある状態(但し、当
該位置決め用フック44と前記位置決め用凹部205と
が係合している状態を除く)においては、当該ディスク
の押圧による前記位置決め用フック44の回動に応じて
当該スイッチ43aをOFF状態とする。尚、第1係合
検出信号とは、当該スイッチ43aのON・OFF動作
により得られる信号である。
【0052】尚、前記キャリア4内の正確な装着位置に
ディスクが確実に位置決めされた状態とは、当該ディス
クの位置決め用凹部205に該キャリア4の位置決め用
フック44が係合し、かつ当該位置決め用凹部205の
位置決め面205aと当該位置決め用フック44の当接
面44bとが当接した状態である。また、当該キャリア
内4の装着位置にディスクが正確に装着されている場合
には、前記Fr−SW41をOFF、Ej−SW42を
ON、R−SW43をONとしている。
【0053】では、次に当該MD装置を制御する制御
部、及び信号処理部について説明する。図6は該制御部
及び信号処理部の構成を示すブロック図である。尚、前
記ターンテーブル51、スピンドルモーター52、光ピ
ックアップ53、ディスク本体201は既に述べたので
説明を省略する。
【0054】図6において当該MD装置は音声系統、サ
ーボ系統及び制御系統とを有しており、当該音声系統に
おいては、当該光ピックアップ53にて読み取られた高
周波信号を増幅するRFアンプ101と、当該RFアン
プ101から得られるアドレス信号をデコードするAD
IP(ADdress In Pre-groove )信号処理部102と、
当該RFアンプ101から得られる読取信号をデジタル
信号の音声データに変換すると共に、所定の信号処理を
行う信号処理部103と、当該信号処理部103より得
られる音声データを時間軸に圧縮してメモリ104に書
き込むと共に、当該メモリ104より読み出した音声デ
ータを書込時とは非同期、すなわち遅い読出レートで出
力させるメモリコントローラ105と、当該メモリコン
トローラ105より得られる音声データの時間軸を伸長
すると共に、当該音声データに種々の聴感補正を施すA
TRAC (Adaptive TRansform Acoustic Coding) 信号
処理部106と、当該ATRAC信号処理部106より
得られるデジタル信号の音声データをアナログ音声信号
に変換するD/Aコンバータ107とを有している。
【0055】そして、該D/Aコンバータ107は、当
該アナログ音声信号を増幅するオーディオアンプ108
を介して、当該オーディオアンプ108にて増幅された
アナログ音声信号を音声出力するスピーカ109に接続
される。
【0056】また、前記サーボ系統においては、前記R
Fアンプ101にて得られる読取同期信号成分、トラッ
キングエラー信号等のその他の信号を受けて、駆動制御
信号を生成するサーボ処理部110と、当該サーボ処理
部110からの制御信号により光ピックアップ53の光
ビームの照射手段、トラッキングアクチュエータ、フォ
ーカスアクチュエータ、スレッドモーター(いずれも図
示せず)を駆動する駆動信号を生成するドライバー11
1と、当該サーボ処理部110からの制御信号により前
記スピンドルモーター52の回転数を制御する回転数制
御信号を生成するドライバー112とを有している。
【0057】また、前記制御系統においては、該ディス
クのケース202に設けたIDホールを検出するIDホ
ール検出機構113と、図示せぬ操作部からの入力デー
タを受けるキー入力インターフェース114と、前記キ
ャリア4のローディング動作や昇降動作といった動作等
に係るアクチュエータと前記In−SW21、Fr−S
W41、Ej−SW42及びR−SW43等の検出スイ
ッチとから構成されるディスクローディング機構115
と、前記ストッカ6の動作に係るアクチュエータと前記
ストック完了センサー60a〜60dから構成されるデ
ィスクストック機構116と、当該MD装置全体を制御
すると共に、ラジオチューナーやテープデッキ機能等や
ボリューム調整機能等を有する図示せぬセンターユニッ
トとを通信を行うCPU117と、当該CPU117か
ら出力される表示データに基づいて表示器118を駆動
させる表示用ドライバー119とを有している。
【0058】次に当該MD装置における第1実施例の位
置決め処理を図7乃至図13に基づいて説明する。
【0059】本発明の主旨とするところは、前記キャリ
ア4内へのディスク装着時に当該キャリア4内のディス
クを正常な装着位置に位置決めさせる位置決め処理にあ
り、図11乃至図13が第1実施例における当該位置決
め処理に相当するものである。
【0060】図7乃至図10は当該MD装置におけるC
PU117の全体的な処理動作の内、前記ディスク挿入
口2よりディスクが挿入されたときの処理動作を示すフ
ローチャートである。尚、本発明の主旨とする位置決め
処理はステップS11からステップS28までの処理動
作に相当するものである。
【0061】図7において前記In−SW21がONで
あるか否かを判定する(ステップS11)。該In−S
W21がOFFであれば、前記ディスク挿入口2にディ
スクが挿入されたと判断して、前記Fr−SW41がO
Nであるか否かを判定する(ステップS12)。当該F
r−SW41がONであれば、当該ディスク挿入口2か
らキャリア4内にディスクが挿入されたと判断して、当
該キャリア4内のディスクをストッカ方向に移動させる
ために、前記搬送ローラ7の駆動源であるローディング
モーターを正転方向に駆動させ(ステップS13)、前
記Ej−SW42がONであるか否かを判定する(ステ
ップS14)。
【0062】当該Ej−SW42がONであれば、該キ
ャリア4内にディスクがあると判断して、前記R−SW
43がONであるか否かを判定する(ステップS1
5)。当該R−SW43がOFFであれば、ディスクの
側面が前記位置決め用フック44の先端を押していると
判断し、次にFr−SW41がONであるか否かを判定
する(ステップS16)。
【0063】当該Fr−SW41がOFFであれば、す
なわちディスクの後端が先端部41aから離れてレバー
部材41bが再度回動したら、当該正転駆動中のローデ
ィングモーターを停止させ(ステップS17)、図8に
示すA1に移行する。
【0064】図8に示すA1において前記R−SW43
がONであるか否かを判定する(ステップS18)。当
該R−SW43がOFFであれば、当該キャリア4内の
位置決め用フック44が当該ディスクの位置決め用凹部
205から外れた状態、すなわち当該キャリア4内のデ
ィスクは正確な装着位置より行き過ぎた状態(オーバー
ラン状態)にあると判断し、当該キャリア4内のディス
クをストッカ方向からディスク挿入口方向へと移動させ
るために、前記ローディングモーターを逆転方向に駆動
させ(ステップS19)、再度、前記R−SW43がO
Nであるか否かを判定する(ステップS20)。
【0065】ステップS20にてR−SW43がONで
あれば、当該キャリア4内のディスクが正確な装着位置
に装着された状態、すなわち当該キャリア4内の位置決
め用フック44と当該ディスクの位置決め用凹部205
とが係合し、しかも、当該位置決め用フック44の当接
面44bと位置決め用凹部205の位置決め面205a
とが当接した状態であると判断し、当該逆転駆動中のロ
ーディングモーターを停止させ(ステップS21)、前
記Fr−SW41がONであるか否かを判定する(ステ
ップS22)。
【0066】当該Fr−SW41がOFFであれば、当
該ディスクが正確な装着位置に装着された状態であると
判断し、当該処理動作を終了する。
【0067】ステップS18にてR−SW43がONで
あれば、当該キャリア4内の位置決め用フック44とデ
ィスクの位置決め用凹部205とが係合した状態である
と判断できるが、前記位置決め用フック44の当接面4
4bと位置決め用凹部205の位置決め面205aとが
未だに当接していない可能性があるので、再度、当該ロ
ーディングモーターを正転方向に駆動させる(ステップ
S23)。そして、R−SW43がONであるか否かを
判定する(ステップS24)。
【0068】ステップS24にて当該R−SW43がO
FFであれば、当該ディスクのキャリア4内にある位置
決め用フック44が当該ディスクの位置決め用凹部20
5から外れた状態、すなわちオーバーラン状態であると
判断し、ステップS19に移行する。
【0069】ステップS24にてR−SW43がONで
あれば、タイムオーバーであるか否かを判定する(ステ
ップS25)。当該タイムオーバーであれば、後述する
図10に示すA2に移行し、タイムオーバーでなけれ
ば、ステップS24に移行する。
【0070】また、ステップS22にてFr−SW41
がONであれば、位置決め用フック44と位置決め用凹
部205とが正確な係合状態にないと判断し、当該ロー
ディングモーターを正転方向に駆動させ(ステップS2
6)、R−SW43がONであるか否かを判定する(ス
テップS27)。当該R−SW43がONであれば、当
該位置決め用フック44と位置決め用凹部205とが係
合状態にあると判断し、当該正転動作中のローディング
モーターを停止させ(ステップS28)、当該処理動作
を終了する。ステップS27にてR−SW43がOFF
であれば、ステップS26に移行する。
【0071】また、ステップS20にてR−SW43が
OFFであれば、Ej−SW42がONであるか否かを
判定する(ステップS29)。Ej−SW42がOFF
であれば、異常と判定し当該逆転駆動中のローディング
モーターを停止させる(ステップS30)。また、ステ
ップS29にてEj−SW42がONであれば、ステッ
プS20に移行する。
【0072】また、図7に示すステップS11にてIn
−SW21がONであれば、Fr−SW41がONであ
るか否かを判定する(ステップS31)。当該Fr−S
W41がOFFであれば、Ej−SW42がONである
か否かを判定する(ステップS32)。当該Ej−SW
42がOFFであれば、R−SW43がONであるか否
かを判定する(ステップS33)。当該R−SW43が
ONであれば、タイムオーバーしたか、すなわち、初め
てそのステップに入ってから所定時間が経過したか、否
かを判定する(ステップS34)。当該タイムオーバー
したのでなければ、ステップS11に移行する。
【0073】ステップS31にてFr−SW41がON
であれば、又はステップS32にてEj−SW42がO
Nであれば、又はステップS33にてR−SW43がO
FFであれば、又はタイムオーバーしたのであれば、図
9に示すA3に移行する。
【0074】図9に示すA3において当該ローディング
モーターを逆転方向に駆動させ(ステップS51)、タ
イムオーバーしたか否かを判定する(ステップS5
2)。当該タイムオーバーしたのであれば、当該逆転駆
動中のローディングモーターを停止させる(ステップS
53)。また、ステップS52にてタイムオーバーした
のでなければ、ステップS52に移行する。
【0075】また、図7に示すステップS12にてFr
−SW41がOFFであれば、In−SW21がONで
あるか否かを判定する(ステップS35)。当該In−
SW21がOFFであれば、Ej−SW42がONであ
るか否かを判定する(ステップS36)。当該Ej−S
W42がOFFであれば、R−SW43がONであるか
否かを判定する(ステップS37)。当該R−SW43
がONであれば、ステップS12に移行する。
【0076】また、ステップS35にてIn−SW21
がONであれば、ステップS11に移行し、ステップS
36にてEj−SW42がONであれば、後述する図1
0に示すA2に移行し、ステップS37にてR−SW4
3がOFFであれば、図9に示すA3に移行する。
【0077】ステップS14にてEj−SW42がOF
Fであれば、Fr−SW41がONであるか否かを判定
する(ステップS38)。当該Fr−SW41がONで
あれば、R−SW43がONであるか否かを判定する
(ステップS39)。当該R−SW43がONであれ
ば、タイムオーバーしたか否かを判定する(ステップS
40)。タイムオーバーしたのでなければ、ステップS
14に移行する。
【0078】また、ステップS38にてFr−SW41
がOFFであれば、又はステップS39にてR−SW4
3がOFFであれば、又はステップS40にてタイムオ
ーバーしたのであれば、図9に示すA3に移行する ステップS15にてR−SW43がONであれば、Fr
−SW41がONであるか否かを判定する(ステップS
41)。当該Fr−SW41がONであれば、Ej−S
W42がONであるか否かを判定する(ステップS4
2)。当該Ej−SW42がONであれば、タイムオー
バーしたか否かを判定する(ステップS43)。タイム
オーバーしたのでなければ、ステップS15に移行す
る。
【0079】また、ステップS41にてFr−SW41
がOFFであれば、又はステップS42にてEj−SW
42がOFFであれば、又はステップS43にてタイム
オーバーしたのであれば、図中のA4に移行する。
【0080】ステップS16にてFr−SW41がON
であれば、タイムオーバーしたか否かを判定する(ステ
ップS44)。タイムオーバーしたのでなければ、ステ
ップS16に移行する。また、ステップS44にてタイ
ムオーバーしたのであれば、図10に示すA2に移行す
る。
【0081】図10に示すA2において、当該ローディ
ングモーターを逆転方向に駆動させ(ステップS6
1)、Ej−SW42がONであるか否かを判定する
(ステップS62)。当該Ej−SW42がONであれ
ば、タイムオーバーしたか否かを判定する(ステップS
63)。タイムオーバーしたのであれば、当該逆転駆動
中のローディングモーターを停止させる(ステップS6
4)。
【0082】ステップS62にてEj−SW42がOF
Fであれば、ステップS64に移行し、ステップS63
にてタイムオーバーしたのでなければ、ステップS62
に移行する。
【0083】では、次に本発明の主旨となる第1実施例
の当該位置決め処理を図11乃至図13に基づいてより
詳細に説明する。
【0084】まずは、当該ディスク挿入口方向からキャ
リア4内にディスクが挿入された場合の位置決め処理に
ついて説明する。図11は当該ディスク挿入口方向から
ディスクが挿入された場合の第1実施例の当該位置決め
処理におけるCPU117の処理動作を示すフローチャ
ートであり、図7及び図8のフローチャートから本発明
の要部を抽出したものである。すなわち、これから説明
する図11のステップS71乃至ステップS84は、図
7及び図8のステップS12及びS13、ステップSS
16乃至ステップS24、ステップS26乃至ステップ
S28の処理動作にそれぞれ対応したものである。図1
3の(a)は当該位置決め処理におけるFr−SW4
1、R−SW43、ローディングモーターの理想的な動
作状態の一例を示すタイミングチャートである。尚、図
11に示すフローチャートは、In−SW21がOFF
となって動作を開始するものである。
【0085】図11においてFr−SW41がONであ
るか否かを判定する(ステップS71)。当該Fr−S
W41がONであれば、当該キャリア4内のディスク挿
入口方向からディスクが挿入されている状態であると判
断し、当該挿入されたディスクをキャリア4内に引き込
むためにローディングモーターを正転方向に駆動させ
(ステップS72)、Fr−SW41がONであるか否
かを判定する(ステップS73)。
【0086】当該Fr−SW41がOFFであれば、当
該正転駆動中のローディングモーターによりディスクが
キャリア4内に装着された状態、すなわちディスクの位
置決め用凹部205とキャリア4内の位置決め用フック
44とが係合した状態であると判断し、当該正転駆動中
のローディングモーターを停止させる(ステップS7
4)。尚、当該CPU117は、ステップS73及びス
テップS74にてFr−SW41のOFFに応じて当該
ローディングモーターを即座に停止させるように指令を
出すが、当該ローディングモーターは即座に停止するこ
とはできない場合がある。
【0087】従って、R−SW43がONであるか否か
を判定する(ステップS75)。当該R−SW43がO
Nであれば、当該ディスクの位置決め用凹部205とキ
ャリア4内の位置決め用フック44とが係合した状態で
あると判断するが、前述のように正確に位置決めできて
いない虞があるので、当該ローディングモーターを正転
方向に駆動させ(ステップS76)、R−SW43がO
Nであるか否かを判定する(ステップS77)。
【0088】当該R−SW43がOFFであれば、キャ
リア4内の位置決め用フック44がディスクの位置決め
用凹部205から外れて、キャリア4内のディスクがス
トッカ方向に行き過ぎた状態(ストッカ方向(前進方
向)にオーバーランした状態)であると判断し、当該正
転駆動中のローディングモーターを停止させてから逆転
方向に駆動させ(ステップS78)、R−SW43がO
Nであるか否かを判定する(ステップS79)。尚、当
該キャリア4内の位置決め用フック44はストッカ方向
から挿入されると、図4に示すように前記位置決め用フ
ック44の当接面44bが前記ディスクの位置決め用凹
部205の位置決め面205aに当接する構造となって
いるので、当該キャリア4内の正確な装着位置にディス
クを位置決めすることができるものである。
【0089】ステップS79にて当該R−SW43がO
Nであれば、当該ディスクの位置決め用凹部205とキ
ャリア4内の位置決め用フック44とが係合した状態で
あると判断し、当該逆転駆動中のローディングモーター
を停止させ(ステップS80)、Fr−SW41がON
であるか否かを判定する(ステップS81)。
【0090】当該Fr−SW41がOFFであれば、当
該ディスクが正確な装着位置に確実に装着された状態で
あると判断し、当該位置決め処理動作を終了する。
【0091】また、ステップS71にてFr−SW41
がOFFであれば、キャリア4内への挿入ディスクがま
だ無い状態であると判断し、ステップS71に移行し、
ステップS73にてFr−SW41がONであれば、前
記キャリア4内の位置決め用フック44と前記ディスク
の位置決め用凹部205とがまだ係合されていない状態
であると判断し、ステップS73に移行する。
【0092】また、ステップS77にてR−SW43が
ONであれば、当該位置決め用フック44と位置決め用
凹部205とがまだ係合した状態であると判断し、ステ
ップS77に移行し、ステップS79にてR−SW43
がOFFであれば、まだオーバーラン状態であると判断
し、ステップS79に移行する。
【0093】また、ステップS81にてFr−SW41
がONであれば、当該位置決め用フック44と位置決め
用凹部205とが係合されていない状態であると判断
し、当該ローディングモーターを正転方向に駆動させ
(ステップS82)、R−SW43がONであるか否か
を判定する(ステップS83)。
【0094】当該R−SW43がONであれば、当該位
置決め用凹部205と位置決め用フック44とが係合し
た状態であると判断し、当該正転駆動中のローディング
モーターを停止させ(ステップS84)、当該位置決め
処理動作を終了する。また、ステップS83にてR−S
W43がOFFであれば、ステップS83に移行する。
【0095】尚、ステップS82乃至ステップS84ま
での処理動作は、ローディングモーターを逆転駆動させ
てオーバーランしてしまった場合、再びローディングモ
ーターの正転→逆転→オーバーランといった動作を繰り
返す、すなわちハンチング状態を引き起こしてまうとい
った虞を未然に防止するようにしたものである。
【0096】つまり、ステップS81の肯定判断の後に
ステップS72に移行するようにしても良いが、この場
合、ディスクがストッカ方向(前進方向)にオーバーラ
ン、ディスク挿入口方向(後退方向)にオーバーランを
繰り返すハンチング状態となるのを防止するために、ス
テップS81の肯定判断の後は、ステップS83におけ
るR−SW43の状態判断のみで当該処理を終えるよう
になっている。
【0097】ステップS81が肯定判断であっても、ス
テップS82のローディングモーター正転は短時間で済
むために、当該モーターの速度もそれ程速くなっていな
い。従って、ステップS84の停止指令で当該ローディ
ングモーターは即座に停止し、当該ディスクは正常な装
着位置に正確に位置決めされる。
【0098】尚、ステップS83の処理をFr−SW4
1の動作状態を検知する処理とし、当該Fr−SW41
がOFFになれば、ステップS82に移行させるように
しても良い。
【0099】上記第1実施例によるディスク挿入口方向
からのディスク挿入時における位置決め処理によれば、
当該ローディングモーターを正転方向に駆動させること
により、当該挿入されたディスクをストッカ方向にオー
バーランさせ、次に前記ローディングモーターを逆転方
向に駆動させることにより当該ストッカ方向にオーバー
ランしたディスクをディスク挿入口方向へと移動させ、
当該ディスクの位置決め用凹部205と位置決め用フッ
ク44とが係合し、かつ当該位置決め用フック44の当
接面44bと当該位置決め用凹部205の位置決め面2
05aとを当接させるようにしたので、当該キャリア4
内の正確な装着位置にディスクを確実に位置決めするこ
とができる。
【0100】また、図4に示したように該当接面44b
は位置決め面205aと平行に近い状態(ディスク搬送
方向とほぼ垂直な方向)にセッティングされており、デ
ィスクが前進方向にオーバーランした後のローディング
モーターの回転は短時間でありモーター速度もあまり速
くないので、該当接面44bと位置決め面205aとの
当接により当該ローディングモーターは即座に停止し
て、ディスクは正確に位置決めされる。
【0101】次に上記第1実施例によるストッカ方向か
らのディスク搬送時における位置決め処理について説明
する。図12は当該ストッカ方向からディスクが搬送さ
れた場合の位置決め処理におけるCPU117の処理動
作を示すフローチャートである。図13(b)は当該位
置決め処理におけるFr−SW41及びR−SW43、
ローディングモーターの理想的な動作状態の一例を示す
タイミングチャートである。
【0102】ストッカ方向から当該キャリア4内にディ
スクが搬送される場合とは、図示せぬ操作部からの入力
操作に応じて当該ストッカ6のディスク排出吸引機構に
より当該ストッカ6からディスクを押出させることによ
り行われるものである。尚、当該位置決め処理は当該キ
ャリア4内にディスクがないことを前提とするものであ
り、キャリア4内にディスクがない場合には、前記Fr
−SW41はOFF、Ej−SW42はOFF、R−S
W43はONである。
【0103】図12においてR−SW43がONである
か否かを判定する(ステップS91)。当該R−SW4
3がONであれば、前記Fr−SW41がONであるか
否かを判定する(ステップS92)。当該Fr−SW4
1がOFFであれば、前記Ej−SW42がONである
か否かを判定する(ステップS93)。当該Ej−SW
42がOFFであれば、ステップS91乃至ステップS
93の処理動作により、当該キャリア4内にディスクが
ないと判断し、当該ストッカ6から押出されたディスク
をキャリア4内に引き込むためにローディングモーター
を逆転方向に駆動させ(ステップS94)、前記R−S
W43がONであるか否かを判定する(ステップS9
5)。
【0104】ステップS95にて当該R−SW43がO
FFであれば、当該ローディングモーターによりキャリ
ア4内をディスクが移動中であると判断し、次にR−S
WがONであるか否かを判定する(ステップS96)。
【0105】ステップS96にて当該R−SW43がO
Nであれば、当該キャリア4内を移動中のディスクにお
ける位置決め用凹部205と該キャリア4内の位置決め
用フック44とが係合した状態であると判断し、当該逆
転駆動中のローディングモーターを停止させ(ステップ
S97)、当該処理動作を終了する。
【0106】また、ステップS91にてR−SW43が
OFFであれば、又はステップS92にてFr−SW4
1がONであれば、又はステップS93にてEj−SW
42がONであれば、当該キャリア4内にディスクがあ
ると判断し、当該処理動作を受付けず、また当該処理動
作を行えないといった異常事態を前記表示器118に表
示させる(ステップS98)。
【0107】また、ステップS95にてR−SW43が
ONであれば、前記ストッカ6から押出されたディスク
がキャリア4内にまだ搬送されていない状態であると判
断し、ステップS95に移行し、ステップS96にてR
−SW43がOFFであれば、当該ディスクがキャリア
4内を移動中で位置決め用凹部205と位置決め用フッ
ク44とがまだ係合されていない状態であると判断し、
ステップS96に移行する。
【0108】従って、上記第1実施例によるストッカ方
向からのディスク搬送時における位置決め処理によれ
ば、ストッカ方向からディスクがキャリア4内に搬送さ
れるために、当該ディスクの位置決め用凹部205と当
該キャリア4内の位置決め用フック44とを係合し、し
かも当該位置決め用凹部205の位置決め面205aと
当該位置決め用フック44の当接面44bとを当接させ
るようにしたので、当該ディスクをキャリア4内の正確
な装着位置に確実に位置決めすることができる。
【0109】尚、第1実施例におけるストッカ方向から
のディスク搬送時に行われる位置決め処理は、ストッカ
方向からディスクが搬送されるために、ディスク挿入口
方向にオーバーランすることなく、当該ディスクの位置
決め用凹部205とキャリア4内の位置決め用フック4
4とを係合させることにより、当該キャリア4内のディ
スクを正確な装着位置にて位置決めさせるようにしたも
のであるが、当該キャリア4やディスクの寸法誤差によ
り該キャリア4とディスクの側面との間に比較的大きな
隙間ができると、当該キャリア4の側面に設けられたR
−SW43が誤動作して、当該位置決め用フック44と
位置決め用凹部205とが係合していないにもかかわら
ず、あたかも係合が完了したかのように当該ローディン
グモーターを停止させてしまうといった事態が考えられ
る。
【0110】そこで、このような考えられる事態を防止
しながら当該ディスクの装着位置をより一層確実なもの
にするために、次に説明するような第2実施例の位置決
め処理がある。
【0111】では、当該第2実施例の位置決め処理につ
いて説明する。図14及び図15は第2実施例の位置決
め処理におけるCPU117の処理動作を示すフローチ
ャートである。図16は当該位置決め処理におけるFr
−SW41及びR−SW43、ローディングモーターの
理想的な動作状態の一例を示すタイミングチャートであ
る。
【0112】図14においてR−SW43がONである
か否かを判定する(ステップS101)。当該R−SW
がONであれば、前記Fr−SW41がONであるか否
かを判定する(ステップS102)。当該Fr−SW4
1がOFFであれば、Ej−SW42がONであるかを
否かを判定する(ステップS103)。当該Ej−SW
42がOFFであれば、当該ステップS101乃至ステ
ップS103までの処理動作により当該キャリア4内に
ディスクがない状態であると判断し、当該ストッカ6か
ら押出されたディスクをキャリア4内に引き込むため
に、当該ローディングモーターを逆転方向に駆動させ
(ステップS104)、Fr−SW41がONであるか
否か判定する(ステップS105)。
【0113】当該Fr−SW41がONであれば、当該
キャリア4内を移動中のディスクにおける位置決め用凹
部205から位置決め用フック44が外れた、すなわち
ディスク挿入口方向にオーバーランした状態であると判
断し、当該逆転駆動中のローディングモーターを停止さ
せてから正転方向に駆動させ(ステップS106)、後
述する図15に示すA6に移行する。尚、図15のステ
ップS111乃至ステップS122は、それぞれ図11
のステップS73乃至ステップS84に対応している。
【0114】また、ステップS101にてR−SW43
がOFFであれば、又はステップS102にてFr−S
W41がONであれば、又はステップS103にてEj
−SW42がONであれば、当該キャリア4内にディス
クがあるため、当該処理動作を受付けず、また当該処理
動作を行えないといった異常事態を前記表示器118に
表示させる(ステップS107)。また、ステップS1
05にてFr−SW41がOFFであれば、まだディス
ク挿入口方向にオーバーランしていないと判断し、ステ
ップS105に移行する。
【0115】図15に示すA6においてFr−SW41
がONであるか否かを判定する(ステップS111)。
当該Fr−SW41がOFFであれば、当該キャリア4
内の位置決め用フック44とディスクの位置決め用凹部
205とが係合した状態であると判断し、当該正転駆動
中のローディングモーターを停止させ(ステップS11
2)、当該R−SW43がONであるか否かを判定する
(ステップS113)。
【0116】当該R−SW43がONであれば、当該キ
ャリア4内の位置決め用フック44とディスクの位置決
め用凹部205とが係合した状態であると判断できる
が、まだ正確に位置決めできない虞があるので、当該ロ
ーディングモーターを正転方向に駆動させ(ステップS
114)、R−SW43がONであるか否かを判定する
(ステップS115)。
【0117】当該R−SW43がOFFであれば、当該
ディスクがキャリア4のストッカ方向にオーバーランし
た状態であると判断し、当該正転駆動中のローディング
モーターを停止させてから、逆転方向に駆動させ(ステ
ップS116)、R−SW43がONであるか否かを判
定する(ステップS117)。
【0118】当該R−SW43がONであれば、当該キ
ャリア4内の位置決め用フック44とディスクの位置決
め用凹部205とが係合し、かつ前記位置決め用フック
44の当接面44bと位置決め用凹部205の位置決め
面205aとがほぼ当接した状態であると判断し、当該
逆転駆動中のローディングモーターを停止させ(ステッ
プS118)、Fr−SW41がONであるか否かを判
定する(ステップS119)。
【0119】当該Fr−SW41がOFFであれば、前
記位置決め面205aと当接面44bとが当接した状
態、すなわちディスクがキャリア4内の正確な装着位置
に確実に位置決めされたと判断し、当該処理動作を終了
する。
【0120】また、ステップS111にてFr−SW4
1がONであれば、当該位置決め用凹部205と位置決
め用フック44とがまだ係合されていない状態であると
判断してステップS111に移行し、ステップS113
にてR−SW43がOFFであれば、当該位置決め用フ
ック44が位置決め用凹部205から外れた状態である
と判断してステップS116に移行する。ステップS1
17にてR−SW43がOFFであれば、当該位置決め
用フック44と位置決め用凹部205とがまだ係合され
ていない状態であると判断してステップS117に移行
する。
【0121】また、ステップS119にてFr−SW4
1がONであれば、当該キャリア4内の位置決め用フッ
ク44とディスクの位置決め用凹部205とが係合状態
にないか、又は正確に位置決めされていないと判断し、
当該ローディングモーターを正転方向に駆動させ(ステ
ップS120)、R−SW43がONである否かを判定
する(ステップS121)。
【0122】当該R−SW43がONであれば、当該正
転駆動中のローディングモーターを停止させ(ステップ
S122)、当該処理動作を終了する。また、ステップ
S121にてR−SW43がOFFであれば、ステップ
S121に移行する。
【0123】上記第2実施例における位置決め処理によ
れば、ストッカ方向からディスクが搬送された場合、当
該ローディングモーターを逆転方向に駆動させることに
より当該搬送されたディスクをディスク挿入口方向にオ
ーバーランさせ、次に当該ローディングモーターを正転
方向に駆動させることにより当該ディスク挿入口方向に
オーバーランしたディスクをストッカ方向にオーバーラ
ンさせ、次に当該ローディングモーターを逆転方向に駆
動させることにより当該ディスクの位置決め用凹部20
5とキャリア4の位置決め用フック44とを係合し、か
つ当該位置決め用凹部205の位置決め面205aと位
置決め用フック44の当接面44bとを当接させるよう
にしたので、若干の寸法誤差にとらわれることなく、当
該キャリア4の正確な装着位置に該搬送されたディスク
を確実に位置決めすることができる。
【0124】尚、上記第1及び第2実施例においては、
Fr−SW41等といった検出スイッチをメカ的なスイ
ッチとしたが光センサーにしても良いことはいうまでも
ない。
【0125】また、上記第1及び第2実施例において
は、R−SW43における位置決め用フック44の先端
部の形状は、図4に示すように手前側X1をスライド面
44aとし、奥側X2を当該ディスクの位置決め用凹部
205の位置決め面205aとほぼ平行な、当接する形
状の当接面44bとしたが、当該形状にこだわるもので
はなく、当該位置決め用フック44の手前側X1の形状
を前記当接面44bと同形状にするようにしても良い。
【0126】このように改良された位置決め用フックに
よれば、ストッカ方向へのオーバーラン時においては、
当該位置決め用フックと位置決め用凹部205とが係合
するまでに要する移動距離が短いために、当該ローディ
ングモーターの回転数をあまり高くする必要がないの
で、当該手前側X1に形成した当接面により、当該ロー
ディングモーターの停止特性が良好になる。
【0127】また、上記第1及び第2実施例において
は、記録媒体をMDに適用して説明したが、ディスク挿
入方向に対して側面部に位置決め用凹部(図19の符号
205に相当するもの)を有する構造の記録媒体であれ
ば、この限りではない。
【0128】また、上記第1及び第2実施例において
は、図1に示すようにディスク挿入口2の奥側X2に設
けたキャリア4と、当該キャリア4の奥側X2に設けた
ストッカ6とを有する構造としたが、ディスク挿入口が
なくて当該キャリアの前後にストッカを有する構造とし
ても良い。
【0129】尚、図7のステップS17、図11のステ
ップS74、図15のステップS112は省略しても良
い。
【0130】ところで、上記第1実施例及び第2実施例
においては、電気的な処理によりキャリア4内のディス
クに対する位置決めを行うようにしたので、Fr−SW
41やR−SW43といった様々な検出スイッチを必要
とし、当該配線が複雑化して作業手間がかかるといった
事態が考えられる。
【0131】そこで、このような事態を打開するため
に、電気的な処理を極力減らしてメカ機構により当該キ
ャリア4内におけるディスクの位置決めを実現するMD
装置が考えられる。
【0132】では、メカ的に当該ディスクの位置決めを
実現する第3実施例のMD装置を図17に基づいて説明
する。図17は当該第3実施例のMD装置における内部
構造の概略を示す断面図である。尚、第1実施例のMD
装置と重複するものには、同一符号を付すと共に、その
構成及び動作の説明を省略する。
【0133】第3実施例のMD装置は、キャリア4がデ
ィスク挿入口2と対向した位置にある場合には、当該ス
トッカ6の収納部(60a〜60d)の開口部を当該キ
ャリア4の対向位置にないように設定してあり、当該機
器ケース1内部の上端部に下方向に突設させた第1スト
ッパー部である第1ストッパー300と、当該キャリア
4の下部にあるプレーヤ部5の手前側X1端部に設けた
第2ストッパー部である第2ストッパー400とを有し
ている。
【0134】前記第1ストッパー300は、当該キャリ
ア4がディスク挿入口2と対向した位置にあるとき、す
なわち当該ディスク挿入口2よりディスクが挿入される
ときに、当該キャリア4内のストッカ側に突出し、ま
た、前記第2ストッパー400は、当該ストッカ6から
押出されるディスクをキャリア4内に搬送するときに、
当該キャリア4のディスク挿入口側にある。
【0135】では、当該第3実施例のMD装置における
動作について説明する。
【0136】当該ディスク挿入口2よりディスクをキャ
リア4内に挿入する場合には、当該キャリア4はディス
ク挿入口2と対向した位置にあり、当該機器ケース1の
上端部に突設させた第1ストッパー300が当該キャリ
ア4のストッカ側に突出している。
【0137】次に当該ディスク挿入口2よりディスクが
挿入されると、図示せぬローディングモーターを正転方
向に駆動させ、当該駆動に応じて当該搬送ローラー7を
正転方向に駆動させることにより、当該挿入されたディ
スクは該キャリア4内のストッカ側へと移動する。
【0138】当該キャリア4内のストッカ方向に移動さ
れたディスクは、当該キャリア4のストッカ側に突出さ
れた第1ストッパー300に当たり、当該第1ストッパ
ー300は当該ストッカ方向へのディスク移動を抑止す
る。これによりディスクが位置決めされる。
【0139】また、前記ストッカ6よりディスクをキャ
リア4内に搬送する場合には、当該キャリア4はストッ
カ6における所望の収納部(60a〜60d)と対向し
た位置にあり、当該プレーヤ部5の端部に設けた第2ス
トッパー400が当該キャリア4のディスク挿入口側に
ある。
【0140】次に該キャリア4の図示せぬディスク吸引
排出機構により収納部(60a〜60d)からディスク
が押出され、当該搬送されたディスクをキャリア4内に
引き込むために、図示せぬローディングモーターを逆転
方向に駆動させ、当該駆動に応じて搬送ローラー7を逆
転方向に駆動させることにより、当該ディスクは該キャ
リア4内のディスク挿入口側へと移動する。
【0141】当該キャリア4内のディスク挿入口方向に
移動されたディスクは、該キャリア4内のディスク挿入
口側にある第2ストッパー400に当たり、当該第2ス
トッパー400は当該ディスク挿入口方向へのディスク
移動を抑止する。これによりディスクが位置決めされ
る。
【0142】従って、当該第3実施例のMD装置によれ
ば、該ディスクをディスク挿入口2よりキャリア4内に
搬送した場合には、当該第1ストッパー300によりス
トッカ方向への移動ディスクを抑止し、該ディスクをス
トッカ6よりキャリア4内に搬送した場合には、当該第
2ストッパー400によりディスク挿入口方向への移動
ディスクを抑止するようにしたので、電気的処理を行わ
なくてもメカ処理により当該ディスクをキャリア4内の
正確な装着位置に確実に位置決めすることができる。こ
れにより当該MD装置の構成を簡略化することができ
る。
【0143】また、上記第3実施例のMD装置において
は、前記機器ケース1に突出させた第1ストッパー30
0にて移動ディスクを抑止するようにしたが、当該第1
ストッパーを次のようにしても良い。
【0144】では、第4実施例のMD装置を図18に基
づいて説明する。図18は当該第4実施例のMD装置に
おける内部構造の概略を示す断面図である。尚、第3実
施例のMD装置と重複するものには、同一符号を付すと
共に、その構成及び動作の説明を省略する。
【0145】第4実施例におけるMD装置は、第3実施
例のMD装置と同様にキャリア4がディスク挿入口2と
対向した位置にある場合には、当該ストッカ6の収納部
(60a〜60d)の開口部を当該キャリア4の対向位
置にないように設定してあり、当該機器ケース1内部の
上端部には下方向に突設させた突設部300aと、当該
キャリア4のストッカ側に設けられたストッパー部材5
00とを有している。
【0146】前記ストッパー部材500は、当該キャリ
ア4に回動可能に設けられたストッパー本体500a
と、当該ストッパー本体500aの先端を上方向Y2に
支持するように、該キャリア4に設けられた支持バネ5
00cとを有している。
【0147】また、前記ストッパー本体500aの先端
部には、ストッパー面部500bが形成されている。
【0148】では、当該第4実施例のMD装置における
動作について説明する。
【0149】まず、当該キャリア4がディスク挿入口2
と対向する位置以外にあるときは、当該ストッパー部材
500のストッパー本体500aは、前記支持バネ50
0cにより上方向に支持され、当該キャリア4のストッ
カ側をディスク挿入可能な開口状態としている。
【0150】次に当該ディスク挿入口2よりディスクを
キャリア4内へ挿入する場合、当該キャリア4はディス
ク挿入口3と対向した位置に移動すると、当該機器ケー
ス1に設けた突設部300aが当該キャリア4に設けた
ストッパー本体500aの端部を押圧する。
【0151】当該ストッパー本体500aは当該突設部
300aによる押圧に応じて回動し、当該ストッパー本
体500aのストッパー面部500bがストッカ側キャ
リア4内に突出した状態になる。
【0152】次に当該ディスク挿入口2よりディスクが
挿入されると、当該挿入されたディスクを引き込むため
に図示せぬローディングモーターを正転方向に駆動さ
せ、当該駆動に応じて当該搬送ローラー7を正転方向に
駆動させることにより、当該ディスクは前記キャリア4
内のストッカ側へと移動する。
【0153】当該キャリア4内のストッカ方向に移動さ
れたディスクは、当該キャリア4のストッカ側に突出さ
れたストッパー部材500のストッパー面部500bに
当たり、当該ストッパー面部500bは当該ストッカ方
向へのディスク移動を抑止する。
【0154】また、ストッカ6側からディスクが搬送す
るときは、第3実施例と同様に作用する。
【0155】従って、当該第4実施例のMD装置によれ
ば、ディスク挿入口3よりディスクをキャリア4内に挿
入した場合には、当該ストッパー部材500のストッパ
ー面部500bにより当該キャリア4内の移動ディスク
を抑止するようにしたので、電気的処理を行わなくても
メカ処理により当該ディスクをキャリア4内の正確な装
着位置に確実に位置決めすることができる。
【0156】尚、第4実施例においては、特に突設部3
00aを設けなくても、ストッパー部材500のメカ的
制御が可能であることは言うまでもない。
【0157】さらに第3実施例及び第4実施例のタイプ
では、MDのみならず、CDやフロッピーディスク等に
対応するいかなるタイプのディスク装置においても適用
可能であることは言うまでもない。
【0158】
【発明の効果】上記のように構成された請求項1に係る
本発明の媒体記録再生装置によれば、カートリッジが移
送方向から搬送手段内に移送されると、当該搬送駆動手
段を正転駆動させ、第1係合検出信号が係合から非係合
に切り替わったことを示したとき、すなわち当該搬送手
段内の係合片が当該カートリッジの係合凹部から前記移
送方向に外れた直後に、当該搬送駆動手段を停止させ、
当該第1係合検出信号が再び係合を示すとき、すなわち
当該係合片と当該係合凹部とが係合して当該カートリッ
ジが搬送手段の所定位置に装着されるときまで前記搬送
駆動手段を逆転駆動させるようにしたので、当該搬送駆
動手段の過回転によるカートリッジの位置ずれをなくし
て、当該カートリッジを搬送手段内の正確な装着位置に
確実に位置決めすることができる。
【0159】また、請求項に係る発明によれば、カー
トリッジが移送方向とは反対の方向から当該搬送手段内
に移送されると、当該搬送駆動手段を逆転駆動させ、第
2係合検出信号が係合から非係合に切り替わったことを
示したとき、すなわち当該係合片が係合凹部から前記反
対方向に外れた直後に、当該搬送駆動手段を停止させ、
次に搬送駆動手段を正転駆動させ、前記第1係合検出信
号が係合から非係合に切り替わったことを示したとき、
すなわち当該搬送手段内の係合片が当該カートリッジの
係合凹部から前記移送方向に外れた直後に、当該搬送駆
動手段を停止させ、当該第1係合検出信号が再び係合を
示すとき、すなわち当該係合片と当該係合凹部とが係合
して当該カートリッジが搬送手段の所定位置に装着され
るときまで前記搬送駆動手段を逆転駆動させるようにし
たので、当該搬送駆動手段の過回転によるカートリッジ
の位置ずれをなくして、当該カートリッジを搬送手段内
の正確な装着位置に確実に位置決めすることができる。
【0160】また、請求項に係る発明によれば、前記
第1係合検出信号が再び係合を示すまで前記搬送駆動手
段を逆転駆動させた後に、再び非係合、すなわち当該係
合片が係合凹部から前記反対方向に外れた状態が検出さ
れると、前記第1係合検出信号が再び係合を示すまで前
記搬送駆動手段を正転駆動させるようにしたので、当該
非係合による搬送駆動手段の逆転駆動及び正転駆動を繰
り返すといったハンチング状態を防止することができ
る。
【0161】また、請求項に係る発明によれば、前記
第1係合検出信号が再び係合を示すまで前記搬送駆動手
段を逆転駆動させた後に、前記第2係合検出信号が再び
非係合を示す、すなわち当該係合片が係合凹部から前記
反対方向に外れた状態が検出されると、前記第1係合検
出信号が再び係合を示すまで前記搬送駆動手段を正転駆
動させるようにしたので、当該非係合による搬送駆動手
段の逆転駆動及び正転駆動を繰り返すといったハンチン
グ状態を防止することができる。
【0162】また、請求項に係る発明によれば、前記
係合片の一方の側面にある位置決め面をその他方の側面
に比較して急峻にしたので、当該急峻な位置決め面が当
該カートリッジの係合凹部に係合しやすくなり、当該搬
送手段内におけるカートリッジの位置決めを良好に行う
ことができる。
【0163】また、請求項に係る発明によれば、挿入
口よりカートリッジを当該搬送手段内に挿入する場合に
は、当該搬送手段は当該挿入口と対向した位置にあるた
めに、当該機器ケース内に設けた第1ストッパー部が当
該搬送手段内に挿入したカートリッジを媒体収納手段側
にて抑止し、媒体収納手段よりカートリッジを当該搬送
手段内に挿入する場合には、当該搬送手段は当該媒体収
納手段と対向した位置にあるために、当該機器ケース内
に設けた第2ストッパー部が当該搬送手段内に挿入した
カートリッジを挿入口側にて抑止するようにしたので、
当該挿入されたカートリッジを搬送するローディングモ
ーターの過回転によって位置ずれをなくして、当該カー
トリッジを搬送手段内の正確な装着位置に確実に位置決
めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の媒体記録再生装置を適用した車載用M
D装置における内部構造の概略を示す断面図である。
【図2】各検出スイッチの動作状態を端的に示したキャ
リアの断面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】キャリアの位置決め用フックとディスクの位置
決め用凹部との状態を示す平面図である。
【図5】検出スイッチの動作状態を示す説明図である。 (a) In−SWの動作状態を示す説明図である。 (b) Fr−SWの動作状態を示す説明図である。 (c) Ej−SWの動作状態を示す説明図である。 (d) R−SWの動作状態を示す説明図である。
【図6】MD装置の内部における制御部及び信号処理部
の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明のMD装置におけるCPUの全体的な処
理動作の内、ディスク挿入時における処理動作を詳細に
示すフローチャートである。
【図8】本発明のMD装置におけるCPUの全体的な処
理動作の内、ディスク挿入時における処理動作を詳細に
示すフローチャートである。
【図9】本発明のMD装置におけるCPUの全体的な処
理動作の内、ディスク挿入時における処理動作を詳細に
示すフローチャートである。
【図10】本発明のMD装置におけるCPUの全体的な
処理動作の内、ディスク挿入時における処理動作を詳細
に示すフローチャートである。
【図11】本発明の主旨となる第1実施例の位置決め処
理におけるCPUの処理動作を示すフローチャートであ
る。(ディスク挿入口側方向からのディスク挿入時)
【図12】本発明の主旨となる第1実施例の位置決め処
理におけるCPUの処理動作を示すフローチャートであ
る。(ストッカ側方向からのディスク挿入時)
【図13】(a) 第1実施例の位置決め処理時におけ
るローディングモーター、Fr−SW及びR−SWの理
想的な動作状態の一例を示すタイミングチャートであ
る。(ディスク挿入口側方向からのディスク挿入時) (b) 第1実施例の位置決め処理時におけるローディ
ングモーター、Fr−SW及びR−SWの理想的な動作
状態の一例を示すタイミングチャートである。(ストッ
カ側方向からのディスク挿入時)
【図14】本発明の主旨となる第2実施例の位置決め処
理におけるCPUの処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図15】本発明の主旨となる第2実施例の位置決め処
理におけるCPUの処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図16】第2実施例の位置決め処理時におけるローデ
ィングモーター、Fr−SW及びR−SWの理想的な動
作状態の一例を示すタイミングチャートである。
【図17】第3実施例におけるMD装置の内部構造の概
略を示す断面図である。
【図18】第4実施例におけるMD装置の内部構造の概
略を示す断面図である。
【図19】一般的なMDの構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1 機器ケース 2 ディスク挿入口(挿入口) 4 キャリア(搬送手段) 6 ストッカ(媒体収納手段) 41 Fr−SW(第2係合検出手段) 43 R−SW(第1係合検出手段) 44 位置決め用フック(係合片) 44b 当接面(位置決め面) 117 CPU(制御手段) 205 位置決め用凹部(係合凹部) 300 第1ストッパー(第1ストッパー部) 400 第2ストッパー(第2ストッパー部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−263768(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/22 - 17/30,15/68

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に移送されるカートリッジを所
    定位置に装着すると共に、前記カートリッジに設けた係
    合凹部と係合すべく前記カートリッジの移送方向奥側に
    設けられた係合片を有する搬送手段と、 前記カートリッジを前記移送方向に搬送する正転駆動、
    又は前記移送方向と反対方向に搬送する逆転駆動を行う
    搬送駆動手段と、 前記係合片の動作に応じてカートリッジの係合凹部と係
    合片とが係合したか否かを示す第1係合検出信号を送出
    する第1係合検出手段と、前記搬送手段における前記カートリッジの移送方向前側
    に設けられて前記カートリッジが前記搬送手段内に保持
    されているか否かを示す第2係合検出信号を送出する第
    2係合検出手段 と、 前記カートリッジが移送方向から移送されると、当該搬
    送駆動手段を正転駆動させ、前記第1係合検出信号が係
    合から非係合に切り替わったことを示したとき、当該搬
    送駆動手段を停止させ、当該第1係合検出信号が再び係
    合を示すまで前記搬送駆動手段を逆転駆動させると共
    に、前記カートリッジが移送方向とは反対の方向から移
    送されると、当該搬送駆動手段を逆転駆動させ、前記第
    2係合検出信号が前記カートリッジにおける前記搬送手
    段への保持から非保持に切り替わったことを示したと
    き、当該搬送駆動手段を停止させ、次に搬送駆動手段を
    正転駆動させ、前記第1係合検出信号が係合から非係合
    に切り替わったことを示したとき、当該搬送駆動手段を
    停止させ、当該第1係合検出信号が再び係合を示すまで
    前記搬送手段を逆転駆動させる制御手段とを有すること
    を特徴とする媒体記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記第1係合検出信号
    が再び係合を示すまで前記搬送駆動手段を逆転駆動させ
    た後に再び非係合が検出されると、前記第1係合検出信
    号が再び係合を示すまで前記搬送駆動手段を正転駆動さ
    せることを特徴とする請求項1記載の媒体記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記第1係合検出信号
    が再び係合を示すまで前記搬送駆動手段を逆転駆動させ
    た後、前記第2係合検出信号が再び非保持を示すと、前
    第1係合検出信号が再び係合を示すまで前記搬送駆動
    手段を正転駆動させるとを特徴とする請求項1に記載
    媒体記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記係合片は、その一方の側面を前記係
    合凹部に位置決めする位置決め面とすることを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載の媒体記録再生装
    置。
  5. 【請求項5】 前記位置決め面は、その他方の側面に比
    較して急峻にしたことを特徴とする請求項記載の媒体
    記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記カートリッジを挿入する挿入口を機
    器ケースに設け、複数の収納領域を上下方向に積層し、
    各収納領域に前記カートリッジを夫々収納する媒体収納
    手段と、前記上下方向に移動可能で装着中のカートリッ
    ジを前記挿入口又は前記媒体収納手段に搬送する搬送手
    段とを当該機器ケース内に設け、前記搬送手段が前記挿
    入口と対向した位置にあるときには、前記搬送手段が前
    記媒体収納手段の収納領域に対向しないようにしてお
    り、更に、前記搬送手段が前記挿入口と対向した位置に
    あるときに、当該搬送手段に装着中のカートリッジを媒
    体収納手段側にて抑止する第1ストッパー部と、前記搬
    送手段が前記媒体収納手段と対向する位置にあるとき
    に、当該搬送手段に装着中のカートリッジを挿入口側に
    て抑止する第2ストッパー部とを当該機器ケース内に設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の媒体記録再生装
    置。
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