JPH0969066A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH0969066A
JPH0969066A JP25404195A JP25404195A JPH0969066A JP H0969066 A JPH0969066 A JP H0969066A JP 25404195 A JP25404195 A JP 25404195A JP 25404195 A JP25404195 A JP 25404195A JP H0969066 A JPH0969066 A JP H0969066A
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克巳 福本
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    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 外部からライトプロテクト信号WPの入力端
子を設ける必要がなく、既存のEPROMやEEPROMなどとの
互換性を保つ。 【解決手段】 消去ブロック1の保護状態設定部2に設
定された保護状態を有効にするためのWP信号をWP信
号発生部9aで発生させる。このWP信号発生部9a
は、コマンドステートマシン8がロックブロックコマン
ドを判定した場合にWP信号を自動的にアクティブにす
る。WP解除コマンド判定部9bがWP解除コマンドを
判定した場合には、WP信号を非アクティブにする。な
お、WP設定コマンド判定部9cがWP設定コマンドを
判定した場合にもアクティブにすることができる。これ
らの機能は、1回目の書き込みサイクルで特定のデータ
が入力され、2回目の書き込みサイクルで特定のアドレ
スとデータが入力された場合に動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的にデータの
書き換えと消去が可能な不揮発性半導体記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーザ側でデータの書き換えが可
能な不揮発性半導体記憶装置としては、FAMOS[Flo
ating gate Avalanche injection Metal Oxide Semicon
ductor]構造などのセルトランジスタを用いたEPRO
M[Erasable Programmable Read-Only Memory]がある。
このEPROMは、プログラマ(ライタ)と称される書
き込み装置を用いてデータの書き込みを行うことがで
き、紫外線の照射により全メモリセルのデータを一括し
て消去することができる。そして、このEPROMは、
メモリセル面積の小さい1トランジスタ/1セル構造が
可能であるため、大容量の集積化が容易でビット単価が
安いという利点を有する。しかし、消去の際の紫外線照
射のために高価な石英ガラス付きのセラミックパッケー
ジを用いる必要があるので、チップ単価があまり安くな
らないだけでなく、データの書き込みには専用の書き込
み装置を用いるので、チップの脱着が可能なソケットを
介してシステムに装着しなければならず、この書き込み
の際のチップの脱着の手間が面倒であり実装コストも高
くなるという欠点があった。
【0003】一方、電気的に書き換えが可能となる不揮
発性半導体記憶装置としては、FN[Fowler-Nordheim]
トンネル電流を利用するFLOTOX[Floating gate T
unnelOxide]構造などのセルトランジスタを用いたEE
PROM[Electrically EPROM]がある。このEEPRO
Mは、システムに装着したままで電気的にデータの書き
込みと消去が可能となる利点を有する。しかし、各メモ
リセルには選択トランジスタが必要となるので、このメ
モリセル面積がEPROMの1.5〜2倍程度の大きさ
となるため、ビット単価が高くなり大容量化に適さない
という欠点があった。
【0004】そこで、上記EPROMとEEPROMの
利点を兼ね備えた不揮発性半導体記憶装置として、フラ
ッシュメモリが従来から開発されている。このフラッシ
ュメモリのメモリセルは、例えば米国特許524915
8号や米国特許5245570号などにおいて開示され
ているように、図10に示すようなMOS[Metal Oxide
Semiconductor]・FET[Field Effect Transistor]構
造のセルトランジスタの制御ゲート41の下層にゲート
酸化膜で絶縁された浮遊ゲート(floating gate)42
を設けたものであり、これによって選択トランジスタを
省略して1トランジスタ/1セル構造を実現することに
より、EPROMと同程度の安いビット単価を得て大容
量化に適したものとしている。しかも、電気的なデータ
の書き込みと消去が可能であるため、安価なプラスチッ
クパッケージが利用でき、チップの脱着の手間もなくす
ことができる。ただし、データの消去は、チップ単位ま
たはチップ内を複数の消去ブロックに分割した場合には
この消去ブロック単位となる。
【0005】上記フラッシュメモリのセルトランジスタ
にデータを書き込む際には、制御ゲート41に12V程
度の高電圧を印加すると共にソース43を接地(0V)
し、ドレイン44に7V程度の電圧を印加する。する
と、ドレイン44とソース43の間に大きな電流が流
れ、これによってドレイン接合近傍に発生した高エネル
ギーのホットエレクトロンが浮遊ゲート42内に注入さ
れて、この浮遊ゲート42に電子が蓄積される。したが
って、データが書き込まれたセルトランジスタは、制御
ゲート41から見たしきい値電圧が高くなり、これによ
って例えば“1”のデータを記憶することができる。な
お、このようにホットエレクトロンを用いて浮遊ゲート
42に電子を注入する方式では、書き込み時に各セルト
ランジスタに1mA程度の大きな電流を供給する必要が
生じる。そこで、通常のEEPROMと同様に、FNト
ンネル電流を利用して電子の注入を行うことにより、書
き込み時に必要となる電流を低減させるようにしたフラ
ッシュメモリも開発されている。
【0006】データの消去の際には、ソース43に12
V程度の高電圧を印加すると共に制御ゲート41を接地
する。すると、浮遊ゲート42とソース43の間に高電
界が発生し、この浮遊ゲート42に蓄積された電子が薄
いゲート酸化膜を介してトンネル電流により引き抜かれ
るので、セルトランジスタのしきい値電圧が低下して記
憶していたデータが消去される。ただし、フラッシュメ
モリのセルトランジスタは選択トランジスタが省略され
ているので、浮遊ゲート42から電子が過剰に引き抜か
れる過剰消去が発生すると、セルトランジスタのしきい
値電圧が負電圧となりリーク電流が流れるようになっ
て、同一ビット線上のセルトランジスタへのアクセスが
妨害される致命的な不良となる。したがって、データの
消去を行う場合には、この過剰消去を防止するための対
策を講じる必要がある。
【0007】なお、上記消去方法では、ソース43に高
電圧を印加するので、ソース接合の耐電圧を高める必要
上ソース電極側が微細化し難くなると共に、ソース接合
近傍に発生したホットホールの一部がゲート酸化膜中に
トラップされてセルトランジスタの信頼性が低下すると
いう欠点が生じる。そこで、ソース43に電源電圧VCC
(通常は約5V)を印加すると共に制御ゲート41に−
10V程度の負電圧を印加し、浮遊ゲート42に蓄積さ
れた電子をトンネル電流により引き抜くことにより消去
を行う方法(負ゲート消去)もある。この負ゲート消去
によれば、ソース43に印加される電圧が低下するの
で、ソース接合の耐電圧を低くすることができ、セルト
ランジスタのゲート長を短縮することができるという利
点がある。また、ソース43に高電圧を印加する上記消
去方法では、消去時に流れるバンド間トンネル電流がチ
ップ全体で数mAに達するので、通常の電流供給能力の
小さい昇圧回路ではこの高電圧を供給することができ
ず、消去用の高電圧Vppを外部の電源から供給する必要
があった。しかし、負ゲート消去を用いた場合には、ソ
ース43には電源電圧VCCを印加すればよいので、フラ
ッシュメモリにこの電源電圧VCCのみを供給する単一電
源化を比較的容易に可能にすることができる。
【0008】データの読み出しの際には、ソース43を
接地(0V)してドレイン44に1V程度の低電圧を印
加すると共に、制御ゲート41に電源電圧VCC(通常は
約5V)を印加する。すると、浮遊ゲート42に電子が
蓄積されていない場合にはしきい値電圧が低いためにセ
ルトランジスタが導通してドレイン44とソース43の
間にドレイン電流が流れるが、上記書き込みが行われて
浮遊ゲート42に電子が蓄積されている場合にはしきい
値電圧が高くなってセルトランジスタが遮断されたまま
になるので、ドレイン44とソース43の間にほとんど
ドレイン電流が流れない。したがって、このドレイン電
流の大小を検出することにより、セルトランジスタに記
憶された“0”または“1”のデータを読み出すことが
できる。なお、この読み出しの際にドレイン44に印加
する電圧を1V程度の低電圧とするのは、高い電圧の印
加により寄生的な弱い書き込み(ソフトライト)が発生
するのを防止するためである。
【0009】上記フラッシュメモリのセルトランジスタ
は、書き込みをドレイン接合側で行い、消去をソース接
合側で行うので、素子設計上のこれらの接合プロファイ
ルをそれぞれの動作に応じて最適化することが望まし
い。即ち、ドレイン接合は、書き込み効率を高めるため
に電界集中型プロファイルを用いると共に、ソース接合
は、消去の際の高電圧を印加可能にするために電界緩和
型プロファイルを用いて、ドレイン接合側とソース接合
側が非対称構造となるようにする。
【0010】ところで、近年の電池駆動による携帯型の
電子機器の普及や半導体製造プロセスの微細化に伴い、
半導体装置の動作電源の低電圧化が要望されるようにな
って来て、最近では電源電圧VCCを5Vから3.3Vに
低下させた半導体装置の開発が活発になっている。そし
て、上記フラッシュメモリにおいても、この3.3Vの
電源電圧VCCにより動作するデバイスが開発されてい
る。ただし、このような3.3Vの電源電圧VCCを用い
るフラッシュメモリであっても、現状では、読み出し時
にセルトランジスタの制御ゲート41に印加する電圧
は、動作の高速化と動作マージンを十分に拡大するため
に、チップ内部に設けたワード線昇圧回路によって電源
電圧VCCを5V程度に昇圧して印加するようにしてい
る。
【0011】上記フラッシュメモリは、RAM[Random
Access Memory]などと異なり、データの書き込みや読み
出しの他に、ブロック消去やチップ一括消去および状態
レジスタの読み出しなどの多数の動作状態を備えてい
る。したがって、これらの各動作状態を外部から送られ
て来るチップイネーブル信号CEバーやライトイネーブ
ル信号WEバーなどの制御信号の組み合わせで指定しよ
うとすると、従来のEPROMやEEPROMの制御信
号以外にさらに新たな制御信号を定め、それぞれの制御
信号ごとに入力端子を設けなければならないために使い
難いデバイスとなる。そこで、実際に実用化されている
フラッシュメモリは、米国特許5053990号に開示
されているように、制御信号の組み合わせではなく、デ
ータやアドレスの組み合わせをコマンドとし、これによ
り各動作状態を指定するコマンド方式が主流になってい
る。このようなフラッシュメモリでは、外部から入力さ
れたコマンドの種類をコマンドステートマシン(CS
M)が判定し、このコマンドに応じてライトステートマ
シン(WSM)がそれぞれの動作を実行することにな
る。
【0012】上記フラッシュメモリは、米国特許524
9158号に開示されたようにメモリセルアレイを分割
した消去ブロックの大きさが不均等なもの(ブートブロ
ック構成)と、米国特許5245570号に開示された
ようにこの消去ブロックの大きさが均等なものとがあ
る。そして、消去ブロックを均等な大きさに分割したフ
ラッシュメモリには、消去ブロック内のデータの消去と
書き込みを禁止するために、各消去ブロックごとに保護
状態を設定可能にしたWP[Write Protect]機能を備え
たものがある。また、このようなフラッシュメモリは、
外部からライトプロテクト信号WPバーを入力するため
のWPバー入力端子を設けている。ライトプロテクト信
号WPバーは、これがアクティブ(Lレベル)の場合に
各消去ブロックに設定された保護状態を有効にし、非ア
クティブ(Hレベル)の場合にはこの保護状態を無効に
するための制御信号である。即ち、WPバー入力端子が
Lレベルに設定されている場合にのみ、保護状態を設定
された消去ブロックへの消去動作と書き込み動作を禁止
し、その他の場合には全て消去/書き込み動作を実行可
能とする。なお、ブートブロック構成のものは、特定の
ピンに12Vの高電圧を印加するかしないかで消去ブロ
ックの保護を行っている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記WP機
能を備えたフラッシュメモリでは、WPバー入力端子を
有するために、既存のEPROMやEEPROMなどの
メモリデバイスとの互換性がなくなり、ライトプロテク
ト信号WPバーを入力するための周辺回路が増加すると
いう問題があった。また、このWPバー入力端子に入力
するライトプロテクト信号WPバーをアクティブに設定
する前に、重要なデータなどが誤って消去されたり書き
換えられるおそれが生じ易いという問題もあった。
【0014】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、内部的に発生させたWP信号を外部からのコマンド
によって切り換えることによりデータの保護状態の有効
/無効を制御することができる不揮発性半導体記憶装置
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の不揮発性半導体
記憶装置は、電気的にデータの書き換えと消去が可能な
不揮発性半導体記憶装置において、所定の各アドレス領
域について、それぞれ当該アドレス領域内のデータの書
き込みと消去を禁止するための保護状態を設定すること
ができる保護状態設定手段と、WP信号がアクティブで
ある場合にのみ、該保護状態設定手段が保護状態にある
データの書き込み動作と消去動作を禁止するデータ保護
手段と、1回のバスサイクルによって外部から入力され
る特定のデータおよび/またはアドレス、または、2回
以上のバスサイクルによって外部から入力される特定の
データおよび/またはアドレスの組み合わせによりWP
設定コマンドの入力を判定するWP設定コマンド判定手
段と、WP信号を発生するものであり、少なくとも該W
P信号が非アクティブである場合に、該WP設定コマン
ド判定手段がWP設定コマンドの入力を判定すると、該
WP信号をアクティブにするWP信号発生手段とを備
え、そのことにより上記目的が達成される。
【0016】また、好ましくは、本発明の不揮発性半導
体記憶装置において、電気的にデータの書き換えと消去
が可能な不揮発性半導体記憶装置において、所定の各ア
ドレス領域について、それぞれ当該アドレス領域内のデ
ータの書き込みと消去を禁止するための保護状態を設定
することができる保護状態設定手段と、WP信号がアク
ティブである場合にのみ、該保護状態設定手段が保護状
態にあるデータの書き込み動作と消去動作を禁止するデ
ータ保護手段と、1回のバスサイクルによって外部から
入力される特定のデータおよび/またはアドレス、また
は、2回以上のバスサイクルによって外部から入力され
る特定のデータおよび/またはアドレスの組み合わせに
よりWP解除コマンドの入力を判定するWP解除コマン
ド判定手段と、WP信号を発生するものであり、少なく
とも該WP信号がアクティブである場合に、該WP解除
コマンド判定手段がWP解除コマンドの入力を判定する
と、該WP信号を非アクティブにするWP信号発生手段
とを備えている。
【0017】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置において、電気的にデータの書き換えと消
去が可能な不揮発性半導体記憶装置において、所定の各
アドレス領域について、それぞれ当該アドレス領域内の
データの書き込みと消去を禁止するための保護状態を設
定することができる保護状態設定手段と、WP信号がア
クティブである場合にのみ、該保護状態設定手段が保護
状態にあるデータの書き込み動作と消去動作を禁止する
データ保護手段と、1回のバスサイクルによって外部か
ら入力される特定のデータおよび/またはアドレス、ま
たは、2回以上のバスサイクルによって外部から入力さ
れる特定のデータおよび/またはアドレスの組み合わせ
によりWP設定コマンドの入力を判定するWP設定コマ
ンド判定手段と、1回のバスサイクルによって外部から
入力される特定のデータおよび/またはアドレス、また
は、2回以上のバスサイクルによって外部から入力され
る特定のデータおよび/またはアドレスの組み合わせに
よりWP解除コマンドの入力を判定するWP解除コマン
ド判定手段と、WP信号を発生するものであり、少なく
とも該WP信号が非アクティブである場合に、該WP設
定コマンド判定手段がWP設定コマンドの入力を判定す
ると、該WP信号をアクティブにし、少なくとも該WP
信号がアクティブである場合に、該WP解除コマンド判
定手段がWP解除コマンドの入力を判定すると、該WP
信号を非アクティブにするWP信号発生手段とを備えて
いる。
【0018】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置におけるWP設定コマンド判定手段が、1
回のバスサイクルによって外部から入力される特定のデ
ータ、または、2回以上のバスサイクルによって外部か
ら入力される特定のデータの組み合わせによりWP設定
コマンドの入力を判定するものである。
【0019】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置におけるWP設定コマンド判定手段が、1
回目のバスサイクルによって外部から入力される特定の
データおよび/またはアドレスと、2回目のバスサイク
ルによって外部から入力される特定のデータおよび/ま
たはアドレスとの組み合わせによりWP設定コマンドの
入力を判定するものである。
【0020】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置におけるWP設定コマンド判定手段が、1
回目のバスサイクルによって外部から入力される特定の
データと、2回目のバスサイクルによって外部から入力
される特定のデータとの組み合わせによりWP設定コマ
ンドの入力を判定するものである。
【0021】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置におけるWP設定コマンド判定手段が、1
回目のバスサイクルによって外部から入力される特定の
データと、2回目のバスサイクルによって外部から入力
される特定のデータおよびアドレスとの組み合わせによ
りWP設定コマンドの入力を判定するものである。
【0022】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置におけるWP設定コマンド判定手段が、1
回目のバスサイクルによって外部から入力される特定の
データおよびアドレスと、2回目のバスサイクルによっ
て外部から入力される特定のデータとの組み合わせによ
りWP設定コマンドの入力を判定するものである。
【0023】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置におけるWP設定コマンド判定手段が、1
回目のバスサイクルによって外部から入力される特定の
データおよびアドレスと、2回目のバスサイクルによっ
て外部から入力される特定のデータおよびアドレスとの
組み合わせによりWP設定コマンドの入力を判定するも
のである。
【0024】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置におけるWP設定コマンド判定手段が、各
バスサイクル時に入力されるデータをラッチするデータ
ラッチ回路と、該データラッチ回路がラッチしたデータ
を特定のデータと比較するデータ比較回路と、該データ
比較回路の比較結果をラッチする比較結果ラッチ回路
と、各バスサイクル時に入力されるアドレスをラッチす
るアドレスラッチ回路と、該アドレスラッチ回路がラッ
チしたアドレスを特定のアドレスと比較するアドレス比
較回路と、2回目のバスサイクル以降における、該比較
結果ラッチ回路がラッチした前回比較結果がデータの一
致であり、該データ比較回路の比較結果がデータの一致
であり、かつ、該アドレス比較回路の比較結果がアドレ
スの一致である場合にWP設定コマンドであると判定す
る論理回路とからなるものである。さらに、好ましく
は、本発明の不揮発性半導体記憶装置におけるWP解除
コマンド判定手段が、1回のバスサイクルによって外部
から入力される特定のデータ、または、2回以上のバス
サイクルによって外部から入力される特定のデータの組
み合わせによりWP解除コマンドの入力を判定するもの
である。
【0025】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置におけるWP解除コマンド判定手段が、1
回目のバスサイクルによって外部から入力される特定の
データおよび/またはアドレスと、2回目のバスサイク
ルによって外部から入力される特定のデータおよび/ま
たはアドレスとの組み合わせによりWP解除コマンドの
入力を判定するものである。
【0026】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置におけるWP解除コマンド判定手段が、1
回目のバスサイクルによって外部から入力される特定の
データと、2回目のバスサイクルによって外部から入力
される特定のデータとの組み合わせによりWP解除コマ
ンドの入力を判定するものである。
【0027】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置におけるWP解除コマンド判定手段が、1
回目のバスサイクルによって外部から入力される特定の
データと、2回目のバスサイクルによって外部から入力
される特定のデータおよびアドレスとの組み合わせによ
りWP解除コマンドの入力を判定するものである。
【0028】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置におけるWP解除コマンド判定手段が、1
回目のバスサイクルによって外部から入力される特定の
データおよびアドレスと、2回目のバスサイクルによっ
て外部から入力される特定のデータとの組み合わせによ
りWP解除コマンドの入力を判定するものである。
【0029】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置におけるWP解除コマンド判定手段が、1
回目のバスサイクルによって外部から入力される特定の
データおよびアドレスと、2回目のバスサイクルによっ
て外部から入力される特定のデータおよびアドレスとの
組み合わせによりWP解除コマンドの入力を判定するも
のである。
【0030】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置におけるWP解除コマンド判定手段が、各
バスサイクル時に入力されるデータをラッチするデータ
ラッチ回路と、該データラッチ回路がラッチしたデータ
を特定のデータと比較するデータ比較回路と、該データ
比較回路の比較結果をラッチする比較結果ラッチ回路
と、各バスサイクル時に入力されるアドレスをラッチす
るアドレスラッチ回路と、該アドレスラッチ回路がラッ
チしたアドレスを特定のアドレスと比較するアドレス比
較回路と、2回目のバスサイクル以降における、該比較
結果ラッチ回路がラッチした前回比較結果がデータの一
致であり、該データ比較回路の比較結果がデータの一致
であり、かつ、該アドレス比較回路の比較結果がアドレ
スの一致である場合にWP解除コマンドであると判定す
る論理回路とからなるものである。さらに、好ましく
は、本発明の不揮発性半導体記憶装置におけるWP信号
発生手段が、電源投入時およびシステムのリセット時に
WP信号をアクティブとするものである。
【0031】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置において、1回のバスサイクルによって外
部から入力される特定のデータおよび/またはアドレ
ス、または、2回以上のバスサイクルによって外部から
入力される特定のデータおよび/またはアドレスの組み
合わせにより保護状態設定コマンドの入力を判定し、か
つ、いずれかのバスサイクルによって外部から入力され
るアドレスにより保護状態を設定するアドレス領域を指
定する保護状態設定コマンド判定手段が設けられると共
に、前記保護状態設定手段が、該保護状態設定コマンド
判定手段が保護状態設定コマンドの入力を判定した場合
に、指定されたアドレス領域について保護状態を設定す
るものであり、前記WP信号発生手段が、該保護状態設
定コマンド判定手段が保護状態設定コマンドの入力を判
定した場合に、WP信号をアクティブとするものであ
る。
【0032】以下、その作用について説明する。
【0033】上記構成により、不揮発性半導体記憶装置
の内部に設けたWP信号発生手段がWP信号を発生す
る。このWP信号がアクティブであれば、データ保護手
段が保護状態を設定したデータの書き込み動作と消去動
作を禁止する。そして、外部から特定のデータやアドレ
スの組み合わせが入力された場合に、WP設定コマンド
判定手段やWP解除コマンド判定手段がWP設定コマン
ドやWP解除コマンドを判定して、このWP信号をアク
ティブまたは非アクティブにする。したがって、外部か
らライトプロテクト信号WPバーを入力するためのWP
バー入力端子を設ける必要がなくなり、既存のEPRO
MやEEPROMなどとの互換性を保って周辺回路を簡
略化することができるようになる。また、WP設定コマ
ンド判定手段を設けた場合には、専用のコマンドによっ
て明示的にWP信号をアクティブにすることができる。
例えば保護状態を設定したデータの内容を修正する必要
が生じたためにWP解除コマンドでWP信号を一時的に
非アクティブにしたような場合に、WP設定コマンドを
用いてWP信号を再びアクティブに戻すことができるよ
うになる。
【0034】なお、WP設定コマンドやWP解除コマン
ドがWP信号をアクティブまたは非アクティブにするた
めだけのコマンドである場合には、WP信号のアクティ
ブ/非アクティブにかかわらず、WP信号発生手段は、
WP設定コマンドの入力によりこのWP信号をアクティ
ブにし、また、WP解除コマンドの入力によりこのWP
信号を非アクティブにする。しかし、WP設定コマンド
やWP解除コマンドがトグル動作を行うように設定され
ている場合には、WP信号がアクティブである場合にW
P設定コマンドが入力されると、WP信号を非アクティ
ブにし、WP信号が非アクティブである場合にWP解除
コマンドが入力されると、WP信号をアクティブにす
る。
【0035】また、上記構成により、WP設定コマンド
判定手段は、外部から入力される特定のデータのみによ
ってWP設定コマンドを判定するので、コマンド体系を
簡略化することができる。
【0036】さらに、上記構成により、WP設定コマン
ド判定手段は、2回のバスサイクルによって外部から特
定のデータやアドレスが入力された場合にWP設定コマ
ンドを判定するので、1回のバスサイクルのみで判定す
る場合に比べ、偶然にWP設定コマンドが入力される危
険を低減させると共に、3回以上のバスサイクルによっ
て判定する場合に比べ、コマンドの実行時間を短縮させ
ることができる。
【0037】さらに、上記構成により、WP設定コマン
ド判定手段は、2回のバスサイクルによって外部から入
力される特定のデータのみによりWP設定コマンドを判
定するので、コマンド体系を簡略化すると共に回路構成
も簡易化することができる。さらに、上記構成により、
WP設定コマンド判定手段は、2回目のバスサイクルで
特定のアドレスの入力も考慮してWP設定コマンドを判
定するので、偶然にWP設定コマンドが入力される危険
を低減させることができる。
【0038】さらに、上記構成により、WP設定コマン
ド判定手段は、1回目のバスサイクルで特定のアドレス
の入力も考慮してWP設定コマンドを判定するので、偶
然にWP設定コマンドが入力される危険を低減させるこ
とができる。
【0039】さらに、上記構成により、WP設定コマン
ド判定手段は、1回目と2回目のバスサイクルで特定の
アドレスの入力も考慮してWP設定コマンドを判定する
ので、偶然にWP設定コマンドが入力される危険をほと
んどなくすことができる。
【0040】さらに、上記構成により、WP設定コマン
ド判定手段を簡単な回路の組み合わせによって構成する
ことができる。
【0041】さらに、上記構成により、WP解除コマン
ド判定手段は、外部から入力される特定のデータのみに
よってWP解除コマンドを判定するので、コマンド体系
を簡略化することができる。
【0042】さらに、上記構成により、WP解除コマン
ド判定手段は、2回のバスサイクルによって外部から特
定のデータやアドレスが入力された場合にWP解除コマ
ンドを判定するので、1回のバスサイクルのみで判定す
る場合に比べ、偶然にWP解除コマンドが入力される危
険を低減させると共に、3回以上のバスサイクルによっ
て判定する場合に比べ、コマンドの実行時間を短縮させ
ることができる。
【0043】さらに、上記構成により、WP解除コマン
ド判定手段は、2回のバスサイクルによって外部から入
力される特定のデータのみによりWP解除コマンドを判
定するので、コマンド体系を簡略化すると共に回路構成
も簡易化することができる。さらに、上記構成により、
WP解除コマンド判定手段は、2回目のバスサイクルで
特定のアドレスの入力も考慮してWP解除コマンドを判
定するので、偶然にWP解除コマンドが入力される危険
を低減させることができる。
【0044】さらに、上記構成により、WP解除コマン
ド判定手段は、1回目のバスサイクルで特定のアドレス
の入力も考慮してWP解除コマンドを判定するので、偶
然にWP解除コマンドが入力される危険を低減させるこ
とができる。
【0045】さらに、上記構成により、WP解除コマン
ド判定手段は、1回目と2回目のバスサイクルで特定の
アドレスの入力も考慮してWP解除コマンドを判定する
ので、偶然にWP解除コマンドが入力される危険をほと
んどなくすことができる。
【0046】さらに、上記構成により、WP解除コマン
ド判定手段を簡単な回路の組み合わせによって構成する
ことができる。
【0047】さらに、上記構成により、WP信号発生手
段が電源投入時やシステムのリセット時にWP信号を強
制的にアクティブにするので、以前に保護状態を設定し
たことを忘れて誤ってこのデータを破損してしまうよう
な間違いをなくすことができる。
【0048】さらに、上記構成により、保護状態設定コ
マンドが入力されるとWP信号も自動的にアクティブに
なるので、保護状態設定コマンドの発行後にWP信号を
アクティブにするコマンドの発行を忘れて保護状態を設
定したデータを破損してしまうようなおそれがなくな
る。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0050】図1〜図6は本発明の第1実施形態を示す
ものであって、図1はWP信号発生回路の構成を示すブ
ロック図、図2は不揮発性半導体記憶装置の構成を示す
ブロック図、図3はWP信号ラッチ回路の具体的構成を
示すブロック図、図4はデータラッチ回路の具体的構成
を示すブロック図、図5は第1データ比較回路の具体的
構成を示すブロック図、図6はWP信号発生回路の動作
を示すタイムチャートである。
【0051】本実施形態は、メモリセルとしてフラッシ
ュメモリを用いた不揮発性半導体記憶装置について説明
する。この不揮発性半導体記憶装置は、図2に示すよう
に、メモリセルアレイがN個の消去ブロック(セクタ)
1に分割されている。各消去ブロック1は、それぞれ同
じ数の複数のメモリセルからなる。これらの各消去ブロ
ック1には、それぞれ不揮発性のメモリセルを用いた保
護状態(Block Protect)設定部2が設けられている。ラ
イトステートマシン3は、これらの消去ブロック1内の
メモリセルにデータを書き込むための書き込み(プログ
ラム)動作や、このメモリセルのデータを消去ブロック
1単位で消去するための消去動作などを実行する回路で
ある。そして、書き込み動作や読み出し動作などの場合
には、外部から入力されたアドレスに基づいて、行デコ
ーダ/センス回路4の行デコーダがワード線を選択する
と共に、列デコーダ5がビット線を選択することによ
り、これらの消去ブロック1内のメモリセルを特定す
る。この際、行デコーダ/センス回路4のセンス回路
は、列デコーダ5が選択したビット線をセンスする。ま
た、消去動作の場合には、外部から入力されたアドレス
に基づいて、ブロック選択回路6が消去を行う消去ブロ
ック1を特定する。
【0052】消去/書き込み電圧発生回路7は、外部か
ら供給される電源電圧VCCに基づいて高電圧(12V)
を発生する昇圧回路であり、この高電圧をライトステー
トマシン3に供給することによりフラッシュメモリの消
去動作と書き込み動作が実行される。なお、本実施形態
のフラッシュメモリが負ゲート消去を行うタイプのもの
である場合には、この消去/書き込み電圧発生回路7
は、高電圧に代えて負電圧を発生させる。
【0053】コマンドステートマシン8は、外部から入
力されたチップイネーブル信号CEバーとライトイネー
ブル信号WEバーとデータとアドレスによってコマンド
の種類を判定する回路である。チップイネーブル信号C
Eバーは、当該不揮発性半導体記憶装置へのアクセスの
有無を示す制御信号であり、これがアクティブ(Lレベ
ル)の場合にのみコマンドステートマシン8が動作す
る。ライトイネーブル信号WEバーは、書き込みと読み
出しの区別を行う制御信号であり、これがアクティブ
(Lレベル)の場合にはバスサイクルが書き込みサイク
ルとなる。データは、メモリセルに書き込むためのデー
タとして行デコーダ/センス回路4に送られると共に、
コマンド用としてこのコマンドステートマシン8に送ら
れる。アドレスは、データを書き込むメモリセルや消去
を行う消去ブロック1を特定するために行デコーダ/セ
ンス回路4や列デコーダ5に送られると共に、コマンド
用としてこのコマンドステートマシン8に送られる。コ
マンドステートマシン8は、1回〜3回程度のバスサイ
クルの間に、これらライトイネーブル信号WEバーがア
クティブであるかどうかを検出すると共に、データの値
と場合によってアドレスの値が所定値であるかどうかを
検出することによりコマンドを判定する。判定されたコ
マンドは、ライトステートマシン3に送られ、これによ
って書き込み動作や消去動作などが実行される。また、
このコマンドステートマシン8には、外部から入力され
たリセット信号により、電源投入時やシステムのリセッ
ト時に初期化が行われるようになっている。
【0054】上記コマンドステートマシン8が判定する
コマンドの一部を表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】なお、ここで示すコマンドは、バスサイク
ルが全て書き込みサイクルの場合のもののみを示し、各
バスサイクルでは、チップイネーブル信号CEバーとラ
イトイネーブル信号WEバーは共にアクティブ(Lレベ
ル)になるものとする。この表1において、1回目の書
き込みサイクルで送られて来たデータが40H(「H」
は数値が16進表記であることを示す。また、以降も同
様である)であった場合には、データ書き込みコマンド
であると判定し、2回目の書き込みサイクルで送られて
来た書き込みアドレスWAと書き込みデータWDに基づ
いてライトステートマシン3に書き込み動作を実行させ
る。また、1回目の書き込みサイクルと2回目の書き込
みサイクルで送られて来たデータがそれぞれ20HとD
0Hであった場合には、ブロック消去コマンドであると
判定し、2回目の書き込みサイクルで送られて来た消去
ブロックアドレスBAに基づいてライトステートマシン
3に消去動作を実行させる。さらに、1回目の書き込み
サイクルと2回目の書き込みサイクルで送られて来たデ
ータがそれぞれ77HとD0Hであった場合には、ロッ
クブロックコマンド(保護状態設定コマンド)であると
判定し、2回目の書き込みサイクルで送られて来たロッ
クブロックアドレスBAに基づいてライトステートマシ
ン3により、当該消去ブロック1の保護状態設定部2に
保護状態を設定させる。なお、コマンドステートマシン
8におけるこれらの動作は、従来例で示した不揮発性半
導体記憶装置と同じである。
【0057】上記コマンドステートマシン8には、WP
信号発生回路9が設けられている。WP信号発生回路9
は、WP信号を発生させてライトステートマシン3に送
る回路である。ライトステートマシン3は、このWP信
号がアクティブ(Hレベル)な場合に、各消去ブロック
1の保護状態設定部2に設定された保護状態を有効なも
のとして取り扱う。即ち、表2に示すように、
【0058】
【表2】
【0059】WP信号がHレベルの場合にのみ、保護状
態を設定された消去ブロック1への消去動作と書き込み
動作を禁止し、その他の場合には全て消去/書き込み動
作を実行可能とする。
【0060】WP信号発生回路9は、図1に示すよう
に、WP信号発生部9aとWP解除コマンド判定部9b
とで構成されている。WP信号発生部9aは、WP信号
ラッチ回路11からWP信号を出力するようになってい
る。WP信号ラッチ回路11は、図3に示すように、フ
リップフロップ回路を構成する2個のインバータ11
a,11bと、このインバータ11aの出力を反転して
WP信号として出力する1個のインバータ11cと、ゲ
ートがそれぞれセット端子とリセット端子に接続された
2個のNチャンネルのMOS・FET11d,11eと
からなる。したがって、セット端子がHレベルになる
と、MOS・FET11dがONとなるので、インバー
タ11aの出力がLレベルとなりインバータ11cから
出力されるWP信号がHレベルとなって、セット端子が
Lレベルに戻った後もこの状態が維持される。また、リ
セット端子がHレベルになると、MOS・FET11e
がONとなるので、インバータ11aの出力がHレベル
となりインバータ11cから出力されるWP信号がLレ
ベルとなって、リセット端子がLレベルに戻った後もこ
の状態が維持される。図1に示すように、このWP信号
ラッチ回路11のセット端子には、OR回路12を介し
てロック信号とリセット信号が入力されると共に、リセ
ット端子には、WP解除コマンド判定部9bの出力が入
力されるようになっている。ロック信号は、コマンドス
テートマシン8が上記ロックブロックコマンドを判定し
た場合にHレベルとなる信号である。このため、外部か
らの操作によりいずれかの消去ブロック1の保護状態設
定部2に保護状態が設定されると、WP信号ラッチ回路
11がセットされてWP信号がアクティブ(Hレベル)
となるので、この保護状態が自動的に有効になる。ま
た、リセット信号は、電源投入時やシステムのリセット
時にHレベルとなる信号である。このため、電源投入時
やシステムのリセット時には、WP信号ラッチ回路11
がセットされてWP信号がアクティブ(Hレベル)とな
るので、以前に保護状態設定部2に設定されていた保護
状態が自動的に有効になる。
【0061】WP解除コマンド判定部9bは、外部から
入力されたデータをタイミング信号φ1によってデータ
ラッチ回路13にラッチするようになっている。タイミ
ング信号φ1は、図6に示すように、ライトイネーブル
信号WEバーを反転させた信号であり、各書き込みサイ
クルの前半(時刻t1〜t2,t3〜t4)に一旦Hレベル
となり、後半(時刻t2〜t3,t4〜t5)にLレベルに
戻る。データラッチ回路13は、図4に示すように、フ
リップフロップ回路を構成する2個のインバータ13
a,13bと、このインバータ13aの出力を反転する
1個のインバータ13cと、ゲートにタイミング信号φ
1またはこのタイミング信号φ1をインバータ13dで反
転させた信号が入力されるようになった2個ずつのNチ
ャンネルのMOS・FET13e,13fとPチャンネ
ルのMOS・FET13g,13hからなる1ビットの
ラッチ回路をデータのビット幅の数だけ併設した回路で
ある。したがって、図6に示すように、各書き込みサイ
クルの前半にタイミング信号φ1がHレベルになると、
MOS・FET13e,13hがONとなり、データの
各ビットがそれぞれフリップフロップ回路に入力され
る。また、書き込みサイクルの後半にタイミング信号φ
1がLレベルに戻ると、MOS・FET13e,13h
がOFFに戻り、直前に入力されたデータの各ビットが
それぞれフリップフロップ回路にラッチされると共に、
MOS・FET13f,13gがONとなるので、この
ラッチされたデータの各ビットが出力される。
【0062】図1に示すように、データラッチ回路13
でラッチされたデータは、第1データ比較回路14と第
2データ比較回路15にそれぞれ入力される。第1デー
タ比較回路14は、図5に示すように、データのビット
幅の数と同じ個数のEX−NOR回路14aと、これら
全てのEX−NOR回路14aの出力の論理積を取る1
個の多入力AND回路14bとからなる回路である。な
お、本実施形態では、データとアドレスが共に8ビット
の例を示すので、図5では、8個のEX−NOR回路1
4aを設けた場合を示している。各EX−NOR回路1
4aは、2方の入力の論理レベルが一致した場合にのみ
Hレベルを出力する排他的論理和回路である。これらの
EX−NOR回路14aの一方の入力端子には、データ
ラッチ回路13が出力するデータの各ビットが入力さ
れ、他方の入力端子には、予め設定された比較値の各ビ
ットが入力される。したがって、このデータと比較値の
各ビットが全部一致すると、全てのEX−NOR回路1
4aの出力がHレベルとなるので、多入力AND回路1
4bから出力される比較結果もHレベルとなる。しか
し、データと比較値が1ビットでも相違すると、いずれ
かのEX−NOR回路14aの出力がLレベルとなるの
で、多入力AND回路14bから出力される比較結果も
Lレベルとなる。図1に示す第2データ比較回路15
も、この図5に示した第1データ比較回路14と同様の
構成である。ただし、第1データ比較回路14は、比較
値として47Hを設定しているので、入力されたデータ
がこの47Hである場合にのみ比較結果としてHレベル
を出力し、第2データ比較回路15は、比較値としてD
0Hを設定しているので、入力されたデータがこのD0
Hである場合にのみ比較結果としてHレベルを出力す
る。
【0063】上記第1データ比較回路14から出力され
た比較結果は、比較結果ラッチ回路16のセット端子に
入力される。比較結果ラッチ回路16は、図3に示した
WP信号ラッチ回路11と同様の構成の回路である。し
たがって、図6に示すように、1回目の書き込みサイク
ルの時刻t2に、データラッチ回路13が47Hのデー
タをラッチすることにより第1データ比較回路14の比
較結果がHレベルになると、少し遅れてこの比較結果ラ
ッチ回路16が出力する前回比較結果φAがHレベルに
なる。また、比較結果ラッチ回路16のリセット端子に
は、カウンタ回路17が出力するカウントアップ信号φ
Bが入力されるようになっている。カウンタ回路17
は、この比較結果ラッチ回路16が出力する前回比較結
果φAがHレベルである間にAND回路18を介してタ
イミング信号φ1を入力し、このタイミング信号φ1の立
ち上がりを2回カウントする回路であり、2回のカウン
トを行うと、出力のカウントアップ信号φBをHレベル
にするようになっている。したがって、図6に示すよう
に、時刻t2の少し後に前回比較結果φAがHレベルにな
ると、カウンタ回路17がタイミング信号φ1の立ち上
がりを時刻t3と時刻t5でカウントし、この時刻t5に
2回目のカウントが行われるとカウントアップ信号φB
がHレベルになるので、これより少し遅れて比較結果ラ
ッチ回路16が出力する前回比較結果φAがLレベルに
戻る。
【0064】図1に示すように、上記WP解除コマンド
判定部9bは、外部から入力されたアドレスをタイミン
グ信号φ1によってアドレスラッチ回路19にラッチす
るようになっている。アドレスラッチ回路19は、図4
に示したデータラッチ回路13と同様の構成の回路であ
り、図6に示す1回目の書き込みサイクルの時刻t2と
2回目の書き込みサイクルの時刻t4にアドレスをラッ
チして出力する。このアドレスラッチ回路19がラッチ
したアドレスは、アドレス比較回路20に送られる。ア
ドレス比較回路20は、図5に示した第1データ比較回
路14や第2データ比較回路15と同様の構成の回路で
あるが、比較値としてFFHが設定されているので、入
力されたアドレスがこのFFHである場合にのみ比較結
果としてHレベルを出力する。
【0065】上記比較結果ラッチ回路16が出力する前
回比較結果φAと第2データ比較回路15が出力する比
較結果とアドレス比較回路20が出力する比較結果は、
3入力AND回路21に入力され、この3入力AND回
路21の出力が上記WP信号発生部9aにおけるWP信
号ラッチ回路11のリセット端子に入力されるようにな
っている。したがって、図6に示すように、1回目の書
き込みサイクルで47Hのデータが入力されることによ
り時刻t2の少し後に前回比較結果φAがHレベルにな
り、2回目の書き込みサイクルでD0HのデータとFF
Hのアドレスが入力されることにより時刻t4に第2デ
ータ比較回路15とアドレス比較回路20の比較結果が
Hレベルになると、3入力AND回路21の出力がHレ
ベルになってWP信号ラッチ回路11がリセットされW
P信号が非アクティブ(Lレベル)となるので、保護状
態設定部2に設定されていた保護状態が無効となる。な
お、この3入力AND回路21の出力は、時刻t5以降
に前回比較結果φAがLレベルに戻ることによりLレベ
ルとなるが、WP信号ラッチ回路11は、これ以降もセ
ット端子にHレベルが入力されるまでWP信号のLレベ
ルを維持する。
【0066】上記構成の不揮発性半導体記憶装置は、コ
マンドステートマシン8に設けられたWP信号発生回路
9によって表3に示すWP解除コマンドが判定される。
【0067】
【表3】
【0068】即ち、各バスサイクルは、チップイネーブ
ル信号CEバーとライトイネーブル信号WEバーを共に
アクティブ(Lレベル)にして書き込みサイクルとし、
1回目の書き込みサイクルで47Hのデータが入力され
ると共に、2回目の書き込みサイクルでFFHのアドレ
スとD0Hのデータが入力された場合にWP解除コマン
ドが判定されて、WP信号発生回路9から出力されるW
P信号が非アクティブ(Lレベル)となる。この際、1
回目の書き込みサイクルで入力されるアドレスはコマン
ドの判定対象とはならないので、任意のアドレスとする
ことができる。このようにWP信号がLレベルになる
と、保護状態設定部2に設定されていた保護状態が無効
となるので、表2に示したように、これ以降は保護状態
設定部2の設定にかかわらず任意の消去ブロック1の消
去/書き込み動作が実行可能となる。
【0069】以上説明したように、本実施形態の不揮発
性半導体記憶装置は、消去ブロック1の消去/書き込み
動作を禁止する保護状態を有効にするためのWP信号を
コマンドステートマシン8内に設けたWP信号発生回路
9によって発生させ、WP解除コマンドによってこのW
P信号を非アクティブ(Lレベル)にすることができる
ので、外部からライトプロテクト信号WPバーを入力す
るためのWPバー入力端子を設ける必要がなくなる。ま
た、ロックブロックコマンドにより消去ブロック1の保
護状態設定部2に保護状態を設定すれば、自動的にWP
信号もアクティブになるので、従来のようにロックブロ
ックコマンドの発行後にライトプロテクト信号WPバー
をアクティブにするのを忘れて重要なデータなどが破壊
されるというようなおそれもなくなる。さらに、電源投
入時やシステムのリセット時にもWP信号が強制的にア
クティブとなるので、以前に保護状態を設定したことを
忘れ誤ってデータなどを破壊するというようなおそれも
なくなる。
【0070】ここで、表1や表3に示したコマンドは、
システムのCPUなどから見れば、不揮発性半導体記憶
装置に対して連続して2回の書き込み命令を実行してい
るにすぎない。したがって、プログラムの作成ミスや実
行プログラムが暴走したような場合には、偶然にWP解
除コマンドが発行され、さらにデータ書き込みコマンド
やブロック消去コマンドが発行される危険が全くないと
はいえない。そして、このような場合には、ロックブロ
ックコマンドにより特定の消去ブロック1の保護状態設
定部2を保護状態に設定すると共にWP信号をアクティ
ブ(Hレベル)にして保護状態を有効にしていたとして
も、この消去ブロック1に格納していた重要なデータや
プログラムが破壊されるおそれがある。これに対して、
外部からライトプロテクト信号WPバーを入力するため
のWPバー入力端子を設けた従来の不揮発性半導体記憶
装置では、ハードウエア的にこのWPバー入力端子をア
クティブ(Lレベル)に設定しておけば、このような偶
然による破壊を確実に防止することができる。そこで、
本実施形態では、2回の書き込みサイクルの特定のデー
タの組み合わせに加えて、2回目の書き込みサイクルで
は特定のアドレスが入力された場合にのみWP解除コマ
ンドを判定するようにしている。このように2つのデー
タに1つのアドレスを加えてWP解除コマンドの判定を
行うと、これらがWP解除コマンドと同じ値を同じ順序
で連続して発行される確率は極めて低くなるので、実用
上はこのような偶然による破壊を被るおそれはほとんど
ない。ところで、上記WP解除コマンドは、表4に示す
第1コマンド例のように、2回目の書き込みサイクルに
おいてもアドレスを無視しデータのみにより判定するよ
うに定めることができる。
【0071】
【表4】
【0072】この第1コマンド例は、上記のような偶然
による破壊があまり問題とならないような場合に利用で
き、これによってWP信号発生回路9におけるアドレス
ラッチ回路19やアドレス比較回路20などが不要とな
り回路を簡易化すると共に、コマンド体系が複雑化する
のを防止することができる。また、このWP解除コマン
ドは、表4の第2コマンド例のように、2回目ではなく
1回目の書き込みサイクルでアドレスがFFHであるか
どうかを判断して判定したり、第3コマンド例のよう
に、1回目と2回目の双方の書き込みサイクルでアドレ
スがFFHであるかどうかを判断して判定することもで
きる。第3コマンド例では、別途設けたAND回路によ
って第1データ比較回路14とアドレス比較回路20の
比較結果の論理積を取り、この結果を比較結果ラッチ回
路16のセット端子に入力するだけでよく、これによっ
て偶然によるデータの破壊の確率を上記実施形態の場合
よりも低下させることができる。
【0073】さらに、上記WP解除コマンドは、2回の
書き込みサイクルで送られて来るデータやアドレスによ
り判定を行ったが、偶然による破壊がほとんど問題とな
らない場合には、1回の書き込みサイクルで送られて来
るデータまたはこのデータとアドレスの組み合わせによ
り判定を行うこともできる。また、これとは逆に、3回
以上の書き込みサイクルで送られて来るデータまたはこ
のデータとアドレスの組み合わせにより判定を行うこと
もでき、このように書き込みサイクル数を増やせば偶然
による破壊の確率をさらに低下させることができる。た
だし、書き込みサイクル数が増加すれば、回路構成が複
雑になるだけでなく、コマンドの実行時間が長くなり使
い勝手も悪くなるという欠点が生じる。
【0074】図7〜図8は本発明の第2実施形態を示す
ものであって、図7はWP信号発生回路の構成を示すブ
ロック図、図8はWP信号発生回路の動作を示すタイム
チャートである。なお、第1実施形態で示したものと同
様の機能を有する構成部材には同じ番号を付記して説明
を省略する。
【0075】上記第1実施形態では、一旦WP解除コマ
ンドでWP信号が非アクティブになると、ロックブロッ
クコマンドによって新たな保護状態を設定するか、また
は、システムをリセットしたり電源を再投入しなけれ
ば、このWP信号をアクティブにすることができなかっ
た。そこで、本実施形態では、WP信号をアクティブに
するためだけのWP設定コマンドを独立して設けた不揮
発性半導体記憶装置について説明する。
【0076】本実施形態の不揮発性半導体記憶装置の全
体構成は、図2に示した第1実施形態の場合と同じであ
る。しかし、図7に示すように、WP信号発生回路9に
は、WP信号発生部9aとWP解除コマンド判定部9b
に加えて、WP設定コマンド判定部9cが設けられてい
る。WP信号発生部9aとWP解除コマンド判定部9b
の構成は、図1に示した第1実施形態と同じである。ま
た、WP設定コマンド判定部9cは、WP解除コマンド
判定部9bとほぼ同じ構成を成していて、第1データ比
較回路14に比較値として設定される値が57Hである
ことだけが相違する。そして、このWP設定コマンド判
定部9cの3入力AND回路21の出力は、ロック信号
とリセット信号と共に、WP信号発生部9aのOR回路
12に入力されるようになっている。
【0077】上記WP信号発生回路9は、第1実施形態
と同様にWP解除コマンド判定部9bが表3に示したW
P解除コマンドを判定してWP信号を非アクティブにす
るだけでなく、WP設定コマンド判定部9cが表5に示
すWP設定コマンドを判定してWP信号をアクティブに
することができる。
【0078】
【表5】
【0079】即ち、WP設定コマンド判定部9cは、図
8に示すように、時刻t11に1回目の書き込みサイクル
として、チップイネーブル信号CEバーとライトイネー
ブル信号WEバーが共にアクティブ(Lレベル)になっ
てから57Hのデータが入力されると、時刻t12でのタ
イミング信号φ1の立ち下がりによってデータラッチ回
路13がこの57Hのデータをラッチするので、第1デ
ータ比較回路14の比較結果がHレベルになり、少し遅
れて比較結果ラッチ回路16が出力する前回比較結果φ
AがHレベルになる。また、時刻t13に2回目の書き込
みサイクルとして、チップイネーブル信号CEバーとラ
イトイネーブル信号WEバーが共にアクティブになって
からFFHのアドレスとD0Hのデータが入力される
と、時刻t14でのタイミング信号φ1の立ち下がりによ
ってアドレスラッチ回路19とデータラッチ回路13が
これらFFHのアドレスとD0Hのデータをそれぞれラ
ッチするので、アドレス比較回路20と第2データ比較
回路15の比較結果が共にHレベルになる。ところで、
このとき第1データ比較回路14の比較結果はLレベル
になるが、比較結果ラッチ回路16は、時刻t15にカウ
ンタ回路17から出力されるカウントアップ信号φBが
Hレベルとなってリセットされるまで、前回比較結果φ
AのHレベルの出力を維持する。したがって、時刻t14
〜t15の間は、この比較結果ラッチ回路16と第2デー
タ比較回路15とアドレス比較回路20の出力が全てH
レベルとなるので、3入力AND回路21の出力もHレ
ベルとなる。そして、これによってWP設定コマンド判
定部9cの出力がHレベルとなるので、WP信号発生部
9aのOR回路12を介してWP信号ラッチ回路11が
セットされ、WP信号がアクティブ(Hレベル)とな
る。
【0080】この結果、本実施形態のWP信号発生回路
9は、第1実施形態の場合と同様に、1回目の書き込み
サイクルで47Hのデータが入力されると共に、2回目
の書き込みサイクルでFFHのアドレスとD0Hのデー
タが入力された場合に、WP解除コマンドであると判定
するので、WP信号が非アクティブ(Lレベル)とな
る。すると、保護状態設定部2に設定されていた保護状
態が無効となるため、表2に示したように、これ以降は
保護状態設定部2の設定にかかわらず任意の消去ブロッ
ク1の消去/書き込み動作が実行可能となる。また、こ
の後に、1回目の書き込みサイクルで57Hのデータが
入力されると共に、2回目の書き込みサイクルでFFH
のアドレスとD0Hのデータが入力されると、WP設定
コマンドであると判定するので、WP信号がアクティブ
(Hレベル)となる。すると、保護状態設定部2に設定
されていた保護状態が再び有効となるため、表2に示し
たように、これ以降は保護状態設定部2に保護状態が設
定された消去ブロック1の消去/書き込み動作が禁止さ
れる。
【0081】以上説明したように、本実施形態の不揮発
性半導体記憶装置は、第1実施形態の場合と同様に、W
P信号をコマンドステートマシン8内に設けたWP信号
発生回路9によって発生させるので、外部からライトプ
ロテクト信号WPバーを入力するためのWPバー入力端
子を設ける必要がなくなる。また、WP解除コマンドに
よってWP信号を非アクティブにするだけでなく、WP
設定コマンドによってこのWP信号をアクティブにする
こともできる。しかも、ロックブロックコマンドにより
消去ブロック1の保護状態設定部2に保護状態を設定す
れば、自動的にWP信号もアクティブになり、電源投入
時やシステムのリセット時にもWP信号が強制的にアク
ティブになる。ただし、本実施形態の場合には、WP設
定コマンドが独立して設けられるので、ロックブロック
コマンドが入力されてもWP信号が自動的にアクティブ
にはならないようにすることもできる。
【0082】ところで、上記WP設定コマンドについて
も、表6に示す第1コマンド例のように、1回目と2回
目の書き込みサイクルで共にアドレスを無視しデータの
みにより判定するように定めることができる。
【0083】
【表6】
【0084】この第1コマンド例は、第1実施形態で説
明した実行プログラムの暴走などによる誤ったコマンド
操作があまり問題とならないような場合に利用でき、こ
れによってWP信号発生回路9の回路構成とコマンド体
系を簡易化することができる。また、このWP設定コマ
ンドは、表6の第2コマンド例のように、2回目ではな
く1回目の書き込みサイクルでアドレスがFFHである
かどうかを判断して判定したり、第3コマンド例のよう
に、1回目と2回目の双方の書き込みサイクルでアドレ
スがFFHであるかどうかを判断して判定することもで
きる。第3コマンド例では、誤ったコマンド操作の確率
を上記実施形態の場合よりも低下させることができる。
【0085】さらに、上記WP設定コマンドは、2回の
書き込みサイクルで送られて来るデータやアドレスによ
り判定を行ったが、誤ったコマンド操作がほとんど問題
とならない場合には、1回の書き込みサイクルで送られ
て来るデータまたはこのデータとアドレスの組み合わせ
により判定を行うこともできる。また、これとは逆に、
3回以上の書き込みサイクルで送られて来るデータまた
はこのデータとアドレスの組み合わせにより判定を行う
こともでき、このように書き込みサイクル数を増やせば
誤ったコマンド操作の確率をさらに低下させることがで
きる。ただし、書き込みサイクル数が増加すれば、回路
構成が複雑になるだけでなく、コマンドの実行時間が長
くなり使い勝手も悪くなるという欠点が生じる。
【0086】図9は本発明の第3実施形態を示すもので
あって、WP信号発生回路の構成を示すブロック図であ
る。なお、第1および第2実施形態で示したものと同様
の機能を有する構成部材には同じ番号を付記して説明を
省略する。
【0087】上記第1および第2実施形態では、WP信
号をアクティブにするためのロックブロックコマンドや
WP設定コマンドと、WP信号を非アクティブにするた
めのWP解除コマンドとを区別していたが、本実施形態
では、1つのWP解除コマンドのトグル動作によってこ
のWP信号を制御する場合について説明する。本実施形
態の不揮発性半導体記憶装置の全体構成は、図2に示し
た第1実施形態の場合と同じである。また、図9に示す
ように、本実施形態のWP信号発生回路9におけるWP
解除コマンド判定部9bも、図1に示した第1実施形態
の場合と同じ構成であり、同様にしてWP解除コマンド
を判定する。しかし、WP信号発生部9aは、第1実施
形態の場合と異なり、第1のフリップフロップ回路を構
成するインバータ31およびNOR回路32と、第2の
フリップフロップ回路を構成するインバータ33および
NOR回路34と、このNOR回路34の出力を反転し
てWP信号として出力するインバータ35と、2個のN
チャンネルのMOS・FET36,37と、WP解除コ
マンド判定部9bの3入力AND回路21の出力を反転
するインバータ38とからなる。また、NOR回路3
2,34の他方の入力にはリセット信号が入力される。
【0088】上記構成のWP信号発生部9aは、通常時
は3入力AND回路21の出力がLレベルとなるので、
MOS・FET36がOFFでMOS・FET37がO
Nとなる。そして、電源投入時やシステムのリセット時
にリセット信号がHレベルになると、NOR回路34が
Lレベルの出力を維持すると共に、インバータ35から
出力されるWP信号がアクティブ(Hレベル)となる。
また、この際、WP信号はMOS・FET36を介して
NOR回路32に送られるので、このNOR回路32の
出力はLレベルとなる。
【0089】ここで、WP解除コマンド判定部9bにW
P解除コマンドが入力されて3入力AND回路21の出
力がHレベルになると、MOS・FET37がOFFと
なるので、NOR回路32のLレベルの出力が維持され
ると共に、MOS・FET36がONとなることによ
り、このNOR回路32の出力のLレベルがNOR回路
34に入力される。すると、3入力AND回路21の出
力がLレベルに戻りMOS・FET36がOFFになっ
た後も、NOR回路34がHレベルの出力を維持し、イ
ンバータ35から出力されるWP信号が非アクティブ
(Lレベル)に変わる。ただし、3入力AND回路21
の出力がLレベルに戻りMOS・FET37がONにな
ると、WP信号のLレベルによりNOR回路32の出力
はHレベルとなる。
【0090】また、WP解除コマンド判定部9bに再度
WP解除コマンドが入力されて3入力AND回路21の
出力が再びHレベルになると、MOS・FET37がO
FFとなるので、NOR回路32のHレベルの出力が維
持されると共に、MOS・FET36がONとなること
により、このNOR回路32の出力のHレベルがNOR
回路34に入力される。すると、3入力AND回路21
の出力がLレベルに戻りMOS・FET36がOFFに
なった後も、NOR回路34がLレベルの出力を維持
し、インバータ35から出力されるWP信号が再びアク
ティブ(Hレベル)となる。そして、以降も同様にして
WP解除コマンドが入力されるたびに、WP信号のアク
ティブと非アクティブがトグル動作によって交互に入れ
変わる。
【0091】以上説明したように、本実施形態の不揮発
性半導体記憶装置によれば、WP解除コマンドをWP設
定コマンドと兼用することができるので、コマンド体系
を簡略化することができる。
【0092】なお、上記第1〜第3実施形態では、WP
解除コマンドやWP設定コマンドを判定するためのデー
タの値を47Hや57HとD0Hにしアドレスの値をF
FHにしたが、本発明はこれらの値に限定されるもので
なく、他のコマンドについても同様である。また、上記
第1〜第3実施形態では、WP信号がHレベルの場合に
アクティブとしたが、Lレベルの場合にアクティブとす
ることもでき、他の信号についても同様である。
【0093】さらに、上記第1〜第3実施形態では、図
10に示すような浮遊ゲート42を備えたメモリセルに
よるフラッシュメモリについて例示したが、例えばゲー
ト酸化膜に強誘電体薄膜を用いたメモリセルを有する不
揮発性半導体記憶装置、または、DRAMキャパシタの
容量部の酸化膜に強誘電体薄膜を用いたメモリセルを有
する不揮発性半導体記憶装置などについても同様に実施
することができる。強誘電体薄膜を用いた不揮発性半導
体記憶装置は、この強誘電体薄膜によるゲート酸化膜の
分極反転を利用してデータの記憶を行うので、従来のよ
うに極めて薄いトンネル酸化膜を用いる必要がなくな
り、さらに高集積化を図ることができるという利点があ
る。
【0094】
【発明の効果】以上のように本発明の不揮発性半導体記
憶装置によれば、各消去ブロックなどに設定された保護
状態を有効にするためのWP信号を内部で発生させると
共に、このWP信号を外部からのコマンドなどによって
制御することにより、外部からライトプロテクト信号W
Pバーを入力するためのWPバー入力端子を設ける必要
がなくなり、既存のEPROMやEEPROMなどとの
互換性を保って周辺回路を簡略化することができるよう
になる。また、このライトプロテクト信号WPバーの設
定忘れなどにより誤って重要なデータなどが破壊される
ようなこともなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すものであって、W
P信号発生回路の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示すものであって、不
揮発性半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示すものであって、W
P信号ラッチ回路の具体的構成を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の第1実施形態を示すものであって、デ
ータラッチ回路の具体的構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1実施形態を示すものであって、第
1データ比較回路の具体的構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第1実施形態を示すものであって、W
P信号発生回路の動作を示すタイムチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態を示すものであって、W
P信号発生回路の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2実施形態を示すものであって、W
P信号発生回路の動作を示すタイムチャートである。
【図9】本発明の第3実施形態を示すものであって、W
P信号発生回路の構成を示すブロック図である。
【図10】フラッシュメモリのメモリセルの構成を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 消去ブロック 2 保護状態設定部 3 ライトステートマシン 8 コマンドステートマシン 9 WP信号発生回路 9a WP信号発生部 9b WP解除コマンド判定部 9c WP設定コマンド判定部 13 データラッチ回路 14 第1データ比較回路 16 比較結果ラッチ回路 19 アドレスラッチ回路 20 アドレス比較回路 21 3入力AND回路

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的にデータの書き換えと消去が可能
    な不揮発性半導体記憶装置において、 所定の各アドレス領域について、それぞれ当該アドレス
    領域内のデータの書き込みと消去を禁止するための保護
    状態を設定することができる保護状態設定手段と、 WP信号がアクティブである場合にのみ、該保護状態設
    定手段が保護状態にあるデータの書き込み動作と消去動
    作を禁止するデータ保護手段と、 1回のバスサイクルによって外部から入力される特定の
    データおよび/またはアドレス、または、2回以上のバ
    スサイクルによって外部から入力される特定のデータお
    よび/またはアドレスの組み合わせによりWP設定コマ
    ンドの入力を判定するWP設定コマンド判定手段と、 WP信号を発生するものであり、少なくとも該WP信号
    が非アクティブである場合に、該WP設定コマンド判定
    手段がWP設定コマンドの入力を判定すると、該WP信
    号をアクティブにするWP信号発生手段とを備えた不揮
    発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 電気的にデータの書き換えと消去が可能
    な不揮発性半導体記憶装置において、 所定の各アドレス領域について、それぞれ当該アドレス
    領域内のデータの書き込みと消去を禁止するための保護
    状態を設定することができる保護状態設定手段と、 WP信号がアクティブである場合にのみ、該保護状態設
    定手段が保護状態にあるデータの書き込み動作と消去動
    作を禁止するデータ保護手段と、 1回のバスサイクルによって外部から入力される特定の
    データおよび/またはアドレス、または、2回以上のバ
    スサイクルによって外部から入力される特定のデータお
    よび/またはアドレスの組み合わせによりWP解除コマ
    ンドの入力を判定するWP解除コマンド判定手段と、 WP信号を発生するものであり、少なくとも該WP信号
    がアクティブである場合に、該WP解除コマンド判定手
    段がWP解除コマンドの入力を判定すると、該WP信号
    を非アクティブにするWP信号発生手段とを備えた不揮
    発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 電気的にデータの書き換えと消去が可能
    な不揮発性半導体記憶装置において、 所定の各アドレス領域について、それぞれ当該アドレス
    領域内のデータの書き込みと消去を禁止するための保護
    状態を設定することができる保護状態設定手段と、 WP信号がアクティブである場合にのみ、該保護状態設
    定手段が保護状態にあるデータの書き込み動作と消去動
    作を禁止するデータ保護手段と、 1回のバスサイクルによって外部から入力される特定の
    データおよび/またはアドレス、または、2回以上のバ
    スサイクルによって外部から入力される特定のデータお
    よび/またはアドレスの組み合わせによりWP設定コマ
    ンドの入力を判定するWP設定コマンド判定手段と、 1回のバスサイクルによって外部から入力される特定の
    データおよび/またはアドレス、または、2回以上のバ
    スサイクルによって外部から入力される特定のデータお
    よび/またはアドレスの組み合わせによりWP解除コマ
    ンドの入力を判定するWP解除コマンド判定手段と、 WP信号を発生するものであり、少なくとも該WP信号
    が非アクティブである場合に、該WP設定コマンド判定
    手段がWP設定コマンドの入力を判定すると、該WP信
    号をアクティブにし、少なくとも該WP信号がアクティ
    ブである場合に、該WP解除コマンド判定手段がWP解
    除コマンドの入力を判定すると、該WP信号を非アクテ
    ィブにするWP信号発生手段とを備えた不揮発性半導体
    記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記WP設定コマンド判定手段が、1回
    のバスサイクルによって外部から入力される特定のデー
    タ、または、2回以上のバスサイクルによって外部から
    入力される特定のデータの組み合わせによりWP設定コ
    マンドの入力を判定する請求項1または請求項3記載の
    不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記WP設定コマンド判定手段が、1回
    目のバスサイクルによって外部から入力される特定のデ
    ータおよび/またはアドレスと、2回目のバスサイクル
    によって外部から入力される特定のデータおよび/また
    はアドレスとの組み合わせによりWP設定コマンドの入
    力を判定する請求項1または請求項3記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記WP設定コマンド判定手段が、1回
    目のバスサイクルによって外部から入力される特定のデ
    ータと、2回目のバスサイクルによって外部から入力さ
    れる特定のデータとの組み合わせによりWP設定コマン
    ドの入力を判定する請求項5記載の不揮発性半導体記憶
    装置。
  7. 【請求項7】 前記WP設定コマンド判定手段が、1回
    目のバスサイクルによって外部から入力される特定のデ
    ータと、2回目のバスサイクルによって外部から入力さ
    れる特定のデータおよびアドレスとの組み合わせにより
    WP設定コマンドの入力を判定する請求項5記載の不揮
    発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記WP設定コマンド判定手段が、1回
    目のバスサイクルによって外部から入力される特定のデ
    ータおよびアドレスと、2回目のバスサイクルによって
    外部から入力される特定のデータとの組み合わせにより
    WP設定コマンドの入力を判定する請求項5記載の不揮
    発性半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記WP設定コマンド判定手段が、1回
    目のバスサイクルによって外部から入力される特定のデ
    ータおよびアドレスと、2回目のバスサイクルによって
    外部から入力される特定のデータおよびアドレスとの組
    み合わせによりWP設定コマンドの入力を判定する請求
    項5記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記WP設定コマンド判定手段が、各
    バスサイクル時に入力されるデータをラッチするデータ
    ラッチ回路と、該データラッチ回路がラッチしたデータ
    を特定のデータと比較するデータ比較回路と、該データ
    比較回路の比較結果をラッチする比較結果ラッチ回路
    と、各バスサイクル時に入力されるアドレスをラッチす
    るアドレスラッチ回路と、該アドレスラッチ回路がラッ
    チしたアドレスを特定のアドレスと比較するアドレス比
    較回路と、2回目のバスサイクル以降における、該比較
    結果ラッチ回路がラッチした前回比較結果がデータの一
    致であり、該データ比較回路の比較結果がデータの一致
    であり、かつ、該アドレス比較回路の比較結果がアドレ
    スの一致である場合にWP設定コマンドであると判定す
    る論理回路とからなる請求項7記載の不揮発性半導体記
    憶装置。
  11. 【請求項11】 前記WP解除コマンド判定手段が、1
    回のバスサイクルによって外部から入力される特定のデ
    ータ、または、2回以上のバスサイクルによって外部か
    ら入力される特定のデータの組み合わせによりWP解除
    コマンドの入力を判定する請求項2〜3記載の不揮発性
    半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記WP解除コマンド判定手段が、1
    回目のバスサイクルによって外部から入力される特定の
    データおよび/またはアドレスと、2回目のバスサイク
    ルによって外部から入力される特定のデータおよび/ま
    たはアドレスとの組み合わせによりWP解除コマンドの
    入力を判定する請求項2〜3記載の不揮発性半導体記憶
    装置。
  13. 【請求項13】 前記WP解除コマンド判定手段が、1
    回目のバスサイクルによって外部から入力される特定の
    データと、2回目のバスサイクルによって外部から入力
    される特定のデータとの組み合わせによりWP解除コマ
    ンドの入力を判定する請求項12記載の不揮発性半導体
    記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記WP解除コマンド判定手段が、1
    回目のバスサイクルによって外部から入力される特定の
    データと、2回目のバスサイクルによって外部から入力
    される特定のデータおよびアドレスとの組み合わせによ
    りWP解除コマンドの入力を判定する請求項12記載の
    不揮発性半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 前記WP解除コマンド判定手段が、1
    回目のバスサイクルによって外部から入力される特定の
    データおよびアドレスと、2回目のバスサイクルによっ
    て外部から入力される特定のデータとの組み合わせによ
    りWP解除コマンドの入力を判定する請求項12記載の
    不揮発性半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記WP解除コマンド判定手段が、1
    回目のバスサイクルによって外部から入力される特定の
    データおよびアドレスと、2回目のバスサイクルによっ
    て外部から入力される特定のデータおよびアドレスとの
    組み合わせによりWP解除コマンドの入力を判定する請
    求項12記載の不揮発性半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】 前記WP解除コマンド判定手段が、各
    バスサイクル時に入力されるデータをラッチするデータ
    ラッチ回路と、該データラッチ回路がラッチしたデータ
    を特定のデータと比較するデータ比較回路と、該データ
    比較回路の比較結果をラッチする比較結果ラッチ回路
    と、各バスサイクル時に入力されるアドレスをラッチす
    るアドレスラッチ回路と、該アドレスラッチ回路がラッ
    チしたアドレスを特定のアドレスと比較するアドレス比
    較回路と、2回目のバスサイクル以降における、該比較
    結果ラッチ回路がラッチした前回比較結果がデータの一
    致であり、該データ比較回路の比較結果がデータの一致
    であり、かつ、該アドレス比較回路の比較結果がアドレ
    スの一致である場合にWP解除コマンドであると判定す
    る論理回路とからなる請求項14記載の不揮発性半導体
    記憶装置。
  18. 【請求項18】 前記WP信号発生手段が、電源投入時
    およびシステムのリセット時にWP信号をアクティブと
    する請求項1〜17のいずれかに記載の不揮発性半導体
    記憶装置。
  19. 【請求項19】 1回のバスサイクルによって外部から
    入力される特定のデータおよび/またはアドレス、また
    は、2回以上のバスサイクルによって外部から入力され
    る特定のデータおよび/またはアドレスの組み合わせに
    より保護状態設定コマンドの入力を判定し、かつ、いず
    れかのバスサイクルによって外部から入力されるアドレ
    スにより保護状態を設定するアドレス領域を指定する保
    護状態設定コマンド判定手段が設けられると共に、 前記保護状態設定手段が、該保護状態設定コマンド判定
    手段が保護状態設定コマンドの入力を判定した場合に、
    指定されたアドレス領域について保護状態を設定するも
    のであり、 前記WP信号発生手段が、該保護状態設定コマンド判定
    手段が保護状態設定コマンドの入力を判定した場合に、
    WP信号をアクティブとする請求項1〜18のいずれか
    に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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