JPH0964062A - 電界効果トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents

電界効果トランジスタ及びその製造方法

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JPH0964062A
JPH0964062A JP21183995A JP21183995A JPH0964062A JP H0964062 A JPH0964062 A JP H0964062A JP 21183995 A JP21183995 A JP 21183995A JP 21183995 A JP21183995 A JP 21183995A JP H0964062 A JPH0964062 A JP H0964062A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子の移動度が低く、また、チャネル層内の
電子の閉じ込め効果が悪く、シート電子濃度が低下して
しまう。 【解決手段】 半絶縁性GaAs基板1上にバッファ層
2が形成され、バッファ層2上にGa0.52In0.48Pか
らIn組成を徐々に上げられGa0.17In0.83Pまで組
成が変化する第1のグレーディッド層であるアンドープ
グレーディッド層31が形成され、アンドープグレーデ
ィッド層31上にGa0.5In0.5Asのチャネル層4が
形成され、チャネル層4上にGa0.17In0.83PからI
n組成を徐々に下げられGa0.52In0.48Pまで組成が
変化する第2のグレーディッド層であるグレーディッド
層5が厚形成され、グレーディッド層5上にのキャップ
層6が厚形成され、さらに、キャップ層6上にソース電
極、ドレイン電極及びゲート電極が形成されることによ
り構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、InGaAsをチ
ャネル層とした電界効果トランジスタ(FET)に関
し、特に、高周波で動作する電界効果トランジスタとそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の電界効果トランジスタの
一構造例を示す断面図である。
【0003】本従来例は図3に示すように、GaAs基
板501上にノンドープGaAsのバッファ層502が
5000Å厚形成され、バッファ層502上にGaAs
からIn組成を徐々に上げられ最上面においてはIn組
成が0.15となっているノンドープGa1-yInyAs
のグレーディッド層503が50Å厚形成され、グレー
ディッド層503上にSiが均一にドーピングされたn
型Ga1-yInyAs(y=0.15,n=4×1018
-3)からなるチャネル層504が50Å厚形成され、
チャネル層504上にIn組成を0.15から徐々に下
げられ最上面においてはGaAsとなっているGa1-y
InyAsからなるグレーディッド層505が50Å厚
形成され、グレーディッド層505上にGaAsキャッ
プ層506が400Å厚形成され、キャップ層506上
にゲート電極507、ソース電極508及びドレイン電
極509とがそれぞれ形成されることにより電界効果ト
ランジスタが構成されている(特開平4−326734
号公報参照)。
【0004】上記のように構成された電界効果トランジ
スタにおいては、電子の存在する領域が、チャネル層5
04だけでなくグレーディッド層503,505に一部
しみ出した状態で存在するので、電子は高い速度オーバ
ーシュートを有し、低いソース抵抗、高いトランスコン
ダクタンスを得ることができる。
【0005】また、電子供給層にGaInPを用いた従
来例として、アイ・イー・イー・イー エレクトロン
デバイス レタース、第14巻8号406頁1993年
(IEEE Electron Device Let
ters.VOL14,NO.8,p.p.406−4
08,1993)に開示されているように、GaAs基
板上にアンドープGaAsバッファ層、アンドープIn
0.25Ga0.75Asチャネル層がそれぞれ100Å厚、チ
ャネル層上にn型In0.48Ga0.52P電子供給層(n=
2×1018cm-3)が250Å厚それぞれ積層され、そ
の上にn−GaAsキャップ層(n=2×1018
-3)が積層された構造のものがある。
【0006】上記のように構成された電界効果トランジ
スタにおいては、室温での移動度が7000cm2 /V
・sec、シート電子濃度が1.5×1012cm-2であ
り、FET特性としては420mS/mmのトランスコ
ンダクタンスを有するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の電界効果トランジスタにおいては以下に
記載するような問題点がある。
【0008】(1)特開平4−326734号公報に記
載されたものにおいて 電子の存在する領域がグレーディッド層に一部存在する
ことにより電子が高い速度オーバーシュートを有する
が、大半の電子がSiドーピングされたチャネル層に存
在すること、グレーディッド層に電子の一部が存在する
ような構成であるためチャネル層の電子の閉じ込め効果
が悪くなってしまうということ、及びGa 1-yInyAs
結晶における電子の移動度が最も大きくなるy=0.4
7(In組成)の状態に対してy=0.15の状態であ
ること、からトランスコンダクタンスの向上等の特性改
善が困難となってしまう。
【0009】(2)電子供給層にInGaPが用いられ
たものにおいて 格子定数を変化させることができるInGaPを用いな
がらGaAsに格子整合させた組成を用いていることに
よりInGaAsチャネル層のIn組成は0.25とな
っている。そのため、In組成がInGaAs結晶にお
ける電子の移動度が最も大きくなる0.47の状態に対
して低くなっており、InGaAsの結晶が有する能力
を十分引き出していない。
【0010】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、高い移動度
を有する半導体結晶により構成される電界効果トランジ
スタを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、半絶縁性GaAs基板と、該半絶縁性Ga
As基板上に形成されGaAsに格子整合する高抵抗の
半導体結晶からなるバッファ層と、該バッファ層上に該
バッファ層から離れるに従ってIn組成を徐々に上げて
形成された第1のグレーディッド層と、該第1のグレー
ディッド層上に形成されたチャネル層と、該チャネル層
上に該チャネル層から離れるに従ってIn組成を徐々に
下げて形成された第2のグレーディッド層と、該第2の
グレーディッド層上に形成されたGaAsからなるキャ
ップ層と、該キャップ層上に形成されたソース、ドレイ
ン及びゲートの各電極とを有してなる電界効果トランジ
スタにおいて、前記チャネル層におけるIn組成は、
0.2以上0.5以下であることを特徴とする。
【0012】また、前記第1のグレーディッド層及び前
記第2のグレーディッド層の前記チャネル層との境界面
におけるIn組成のそれぞれは、前記第1のグレーディ
ッド層及び前記第2のグレーディッド層の前記チャネル
層との境界面におけるバンドギャップが前記チャネル層
におけるバンドギャップよりも大きくなるような値であ
ることを特徴とする。
【0013】また、前記第1のグレーディッド層及び前
記第2のグレーディッド層のうち少なくとも一方は、n
型のドーピングが施された電子供給層を有することを特
徴とする。
【0014】また、半絶縁性GaAs基板上にGaAs
に格子整合する高抵抗の半導体結晶からなるバッファ層
を形成し、該バッファ層上に該バッファ層から離れるに
従ってIn組成を徐々に上げた第1のグレーディッド層
を形成し、該第1のグレーディッド層上にチャネル層を
形成し、該チャネル層上に該チャネル層から離れるに従
ってIn組成を徐々に下げた第2のグレーディッド層を
形成し、該第2のグレーディッド層上にGaAsからな
るキャップ層を形成し、該キャップ層上にソース、ドレ
イン及びゲートの各電極を形成する電界効果トランジス
タの製造方法において、前記各形成時における設定温度
は、前記グレーディッド層におけるバンドギャップエネ
ルギーが最小となる温度に対して±10℃の範囲内であ
ることを特徴とする。
【0015】(作用)上記のように構成された本発明で
は、チャネル層におけるIn組成を、従来のものよりも
高い0.2以上0.5以下としたので、最も大きな電子
の移動度を示す値である0.47に近くなり、チャネル
層内の電子の移動度が高くなる。
【0016】また、グレーディッド層のチャネル層との
境界面におけるIn組成を、グレーディッド層のチャネ
ル層との境界面におけるバンドギャップがチャネル層に
おけるバンドギャップよりも大きくなるような値とした
ことにより、チャネル層内への電子の閉じ込め効果が高
まり、シート電子濃度が増加する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0018】(第1の実施の形態)図1は、本発明の電
界効果トランジスタの第1の実施の形態を示す断面図で
ある。
【0019】本形態は図1に示すように、有機金属気相
成長法(以下、「MOVPE法」と称す)により半絶縁
性GaAs(100)基板1上にアンドープGaAs
(バックグラウンド濃度p≦2×10-15cm-3)30
00Å厚及びアンドープAl0.2Ga0.8As(バックグ
ラウンド濃度p≦3×10-15cm-3)1000Å厚か
らなるバッファ層2が形成され、バッファ層2上にGa
Asに格子整合するアンドープでGa0.52In0.48Pか
らIn組成を徐々に上げられGa0.17In0.83Pまで組
成が変化する第1のグレーディッド層であるアンドープ
グレーディッド層31が500Å厚形成され、アンドー
プグレーディッド層31上にアンドープGa 0.5In0.5
Asのチャネル層4が130Å厚形成され、チャネル層
4上にGa0. 17In0.83PからIn組成を徐々に下げら
れGa0.52In0.48Pまで組成が変化する第2のグレー
ディッド層であるグレーディッド層5が500Å厚形成
され、グレーディッド層5上にn−GaAs(Siドー
プ、n=3×1018cm-3)のキャップ層6が800Å
厚形成され、さらに、キャップ層6上にソース、ドレイ
ン電極となるオーミック電極(不図示)が形成され、形
成されたソース電極とドレイン電極間のキャップ層6の
一部においてエッチングによるリセス形成が施され、ゲ
ート電極(不図示)が形成されることにより構成されて
いる。また、グレーディッド層5は、チャネル層4上に
アンドープ層51が20Å厚形成され、アンドープ層5
1上にn=3×1018cm-3の電子供給層52が150
Å形成され、電子供給層52上にn=1×1017cm-3
のSiドーピングが行われたドープ層53が330Å厚
形成されることにより構成されている。
【0020】ここで、上記構成においては、バッファ層
2とアンドープグレーディッド層31との境界面及びド
ープ層53とキャップ層6との境界面における格子不整
合度がGaAsの格子定数に対して±0.2%以内の範
囲に含まれるようになっている。
【0021】上記のように構成された電界効果トランジ
スタにおいては、チャネル層4にアンドープGa0.5
0.5Asが用いられているため、室温での移動度が8
000cm2/V・sec以上という従来よりも高い値
となり、また、アンドープグレーディッド層31及びグ
レーディッド層5のチャネル層4との境界面の組成が両
方ともGa0.17In0.83Pであるため、チャネル層4は
バンドギャップが約0.7eV大きい層に挟まれている
状態となる。そのため、従来よりもバンドギャップ差が
大きくなり、電子の閉じ込め効果が高くなってシート電
子濃度が増加する。この結果、電界効果トランジスタと
しては、大きなトランスコンダクタンス(gm)を有す
ることとなる。
【0022】(第2の実施の形態)図2は、本発明の電
界効果トランジスタの第2の実施の形態を示す断面図で
ある。
【0023】本形態は図2に示すように、MOVPE法
により半絶縁性GaAs(100)基板101上にアン
ドープGaAs(バックグラウンド濃度p≦2×10
-15cm-3)3000Å厚及びアンドープAl0.2Ga
0.8As(バックグラウンド濃度p≦3×10-15
-3)1000Å厚からなるバッファ層102が形成さ
れ、バッファ層2上にGaAsに格子整合するアンドー
プでGa0.52In0.48PからIn組成を徐々に上げられ
Ga0.37In0.63Pまで組成が変化する第1のグレーデ
ィッド層であるグレーディッド層103が400Å厚形
成され、グレーディッド層103上にアンドープGa
0.65In0.35Asのチャネル層104が130Å厚形成
され、チャネル層104上にGa0.37In0.63PからI
n組成を徐々に下げられGa0.52In0.48Pまで組成が
変化する第2のグレーディッド層であるグレーディッド
層105が400Å厚形成され、グレーディッド層10
5上にn−GaAs(Siドープ、n=3×1018cm
-3)のキャップ層106が800Å厚形成され、さら
に、キャップ層106上にソース、ドレイン電極となる
オーミック電極(不図示)が形成され、形成されたソー
ス電極とドレイン電極間のキャップ層106の一部にお
いてエッチングによるリセス形成が施され、ゲート電極
(不図示)が形成されることにより構成されている。ま
た、グレーディッド層103は、バッファ層102上に
アンドープグレーディッド層131が340Å厚形成さ
れ、アンドープグレーディッド層131上にn=3×1
18cm-3の電子供給層132が40Å形成され、電子
供給層132上にアンドープ層133が20Å厚形成さ
れることにより構成されており、グレーディッド層10
5は、チャネル層104上にアンドープ層151が20
Å厚形成され、アンドープ層151上にn=3×1018
cm-3の電子供給層152が30Å形成され、電子供給
層152上にn=1×1017cm-3のSiドーピングが
行われたドープ層153が350Å厚形成されることに
より構成されている。
【0024】ここで、上記構成においては、バッファ層
102とアンドープグレーディッド層131との境界面
及びドープ層153とキャップ層106との境界面にお
ける格子不整合度がGaAsの格子定数に対して±0.
2%以内の範囲に含まれるようになっている。
【0025】上記のように構成された電界効果トランジ
スタにおいては、グレーディッド層103及び105に
おけるIn組成の傾斜が第1の実施の形態において示し
たものと同様で、かつ、グレーディッド層103及び1
05のチャネル層104との境界面におけるIn組成
が、第1の実施の形態において示したものよりも少なく
なっているため、グレーディッド層103及び105の
厚さが、第1の実施の形態において示したものよりも薄
くなり、チャネル層104とキャップ層106上に形成
されたゲート電極との距離が短くなっている。これは、
チャネル層104の両側に電子供給層132及び152
が存在するため、グレーディッド層103及び105の
厚さが第1の実施の形態に示したものと同じであると、
ピンチオフ性が悪化してしまうためである。またこれに
より、チャネル層104のIn組成も格子歪と臨界膜厚
の規制から小さくなる。
【0026】また、チャネル層104の両側に電子供給
層132及び152が形成されているので、第1の実施
の形態において示したものよりも大きなシート電子濃度
が得られ、さらに、チャネル層104とグレーディッド
層103及び105とのバンドギャップ差が0.7eV
程度となることから電子の閉じ込めが十分に行われ、6
00mA/mm以上の大きな最大ドレイン電流を有する
高出力型の電界効果トランジスタを得ることができる。
【0027】なお、上記の電界効果トランジスタの形成
におけるMOVPE法による結晶成長を行う際の設定温
度は、GaAsに格子整合するGa0.52In0.48Pのバ
ンドギャップエネルギーの成長温度依存性が、V族/III
族比のもとで最小となる温度の±10℃以内の範囲とさ
れる。
【0028】また、グレーディッド層103及び105
の形成においては、以下に示すような成長条件確認が行
われる。
【0029】まず、GaAs基板上におけるGa0.52
0.48P結晶の成長から成長速度が求められ、所望の成
長速度になるようにIII族供給量が調整される。
【0030】次に、GaInP結晶の成長が所望の成長
速度になるように調整されたIn供給量におけるInP
基板上でのInP結晶の成長から成長速度が求められ
る。
【0031】上述した2つの条件からグレーディッド層
成長時の原料供給の割合を決めることができる。
【0032】この際、グレーディッド層の組成が直線的
に変化するようにIII族原料の流量が決められるととも
に、グレーディッド層成長中のV族/III族比が一定に保
たれるようにV族の流量が設定される。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載するような効果を奏する。
【0034】請求項1に記載のものにおいては、チャネ
ル層におけるIn組成を0.2以上0.5以下としたた
め、チャネル層におけるIn組成が従来のものよりも高
くなり、チャネル層内における電子の移動度を高めるこ
とができる。
【0035】請求項2に記載のものにおいては、第1の
グレーディッド層及び第2のグレーディッド層のチャネ
ル層との境界面におけるIn組成のそれぞれを、第1の
グレーディッド層及び第2のグレーディッド層のチャネ
ル層との境界面におけるバンドギャップがチャネル層に
おけるバンドギャップよりも大きくなるような値とした
ため、チャネル層内への電子の閉じ込め効果が高まり、
シート電子濃度を増加させることができる。
【0036】請求項4に記載のものにおいては、形成時
における設定温度を、グレーディッド層におけるバンド
ギャップエネルギーが最小となる温度に対して±10℃
の範囲内としたため、良好な素子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電界効果トランジスタの第1の実施の
形態を示す断面図である。
【図2】本発明の電界効果トランジスタの第2の実施の
形態を示す断面図である。
【図3】従来の電界効果トランジスタの一構造例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1,101 半絶縁性GaAs基板 2,102 バッファ層 5,103,105 グレーディッド層 4,104 チャネル層 6,106 キャップ層 31,131 アンドープグレーディッド層 51,133,151 アンドープ層 52,132,152 電子供給層 53,153 ドープ層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半絶縁性GaAs基板と、該半絶縁性G
    aAs基板上に形成されGaAsに格子整合する高抵抗
    の半導体結晶からなるバッファ層と、該バッファ層上に
    該バッファ層から離れるに従ってIn組成を徐々に上げ
    て形成された第1のグレーディッド層と、該第1のグレ
    ーディッド層上に形成されたチャネル層と、該チャネル
    層上に該チャネル層から離れるに従ってIn組成を徐々
    に下げて形成された第2のグレーディッド層と、該第2
    のグレーディッド層上に形成されたGaAsからなるキ
    ャップ層と、該キャップ層上に形成されたソース、ドレ
    イン及びゲートの各電極とを有してなる電界効果トラン
    ジスタにおいて、 前記チャネル層におけるIn組成は、0.2以上0.5
    以下であることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電界効果トランジスタ
    において、 前記第1のグレーディッド層及び前記第2のグレーディ
    ッド層の前記チャネル層との境界面におけるIn組成の
    それぞれは、前記第1のグレーディッド層及び前記第2
    のグレーディッド層の前記チャネル層との境界面におけ
    るバンドギャップが前記チャネル層におけるバンドギャ
    ップよりも大きくなるような値であることを特徴とする
    電界効果トランジスタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電界効
    果トランジスタにおいて、 前記第1のグレーディッド層及び前記第2のグレーディ
    ッド層のうち少なくとも一方は、n型のドーピングが施
    された電子供給層を有することを特徴とする電界効果ト
    ランジスタ。
  4. 【請求項4】 半絶縁性GaAs基板上にGaAsに格
    子整合する高抵抗の半導体結晶からなるバッファ層を形
    成し、 該バッファ層上に該バッファ層から離れるに従ってIn
    組成を徐々に上げた第1のグレーディッド層を形成し、 該第1のグレーディッド層上にチャネル層を形成し、 該チャネル層上に該チャネル層から離れるに従ってIn
    組成を徐々に下げた第2のグレーディッド層を形成し、 該第2のグレーディッド層上にGaAsからなるキャッ
    プ層を形成し、 該キャップ層上にソース、ドレイン及びゲートの各電極
    を形成する電界効果トランジスタの製造方法において、 前記各形成時における設定温度は、前記グレーディッド
    層におけるバンドギャップエネルギーが最小となる温度
    に対して±10℃の範囲内であることを特徴とする電界
    効果トランジスタの製造方法。
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