JPH09589A - 霊柩寝台車の収容装置の構造 - Google Patents
霊柩寝台車の収容装置の構造Info
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Abstract
に収納固定でき、搬入・搬出作業を行う人の負担軽減を
図る。 【構成】 車体の床上に敷設した収容テーブル21の上
方に、柩等の先端部を載置して収容テーブル21の後端
部21bから前端部21aまで水平移動自在である補助
テーブル41を配置する。柩等の先端部を補助テーブル
41に載置して収容テーブル21の前端部21aまで移
動させた状態で柩等を収容テーブル21の前端部21a
と後端部21bとの間で位置決めする位置決め手段23
を設ける。
Description
儀場などへの遺体搬送用の霊柩寝台車の収容装置の構造
に関する。
して遺体を病院から自宅、或いは葬儀場へ送る場合、柩
に収容したり、或いは折り畳み式の車輪部を備えた車付
担架に収容して搬送することができる霊柩寝台車が用い
られている。
寝台車内の収容装置に搭載する場合にあっては、遺体の
尊厳を損なうことなく、静粛に、且ついかなる重さ、大
きさであっても、車体に当てたりすることなく、手早く
搬入することが特に強く要望されているが、特に折り畳
み式の車輪部を備えた車付担架(ストレッチャー型担
架)を搬送する場合、搬入の困難さに加えて、霊柩寝台
車の移動中の振動などによって動かないように固定する
のがきわめて難しく、移動中に動いて遺体の尊厳を損ね
たりするおそれがあるなど、非常に不都合である。
ので、その目的とするところは、柩、担架等を手早く搬
入して収容スペースに納めた収容装置上に容易に且つ確
実に収納固定でき、搬入・搬出作業を行う人の負担軽減
を図ることができる霊柩寝台車の収容装置の構造を提供
するにある。
に、本発明は、車体1aの床上に上面に柩、担架等を載
置して収容する収容テーブル21が敷設され、収容テー
ブル21の上方に柩等の先端部を載置して収容テーブル
21の後端部21bから前端部21aまで水平移動自在
である補助テーブル41が配置され、柩等の先端部を載
置した補助テーブル41を収容テーブル21の前端部2
1aまで移動させた状態で柩等を収容テーブル21の前
端部21aと後端部21bとの間で位置決めする位置決
め手段23を備えていることに特徴を有している。
持するレール溝43の後端部側にテーパ状の係止突起4
7が設けられ、補助テーブル41には該係止突起47に
係脱自在となった係止爪46と、係止爪46を係止突起
47に係合する方向に付勢するばね手段45とが設けら
れているのが好ましい。また、収容テーブル21の後端
部21bに、柩に指を掛けるための指掛け用空間24を
形成するのが好ましい。
上面に柩、担架等を載置して収容する収容テーブル21
の上方に、柩等の先端部を載置して収容テーブル21の
後端部21bから前端部21aまで水平移動自在である
補助テーブル41を配置し、柩等の先端部を補助テーブ
ル41に載置して収容テーブル21の前端部21aまで
移動させた状態で柩等を収容テーブル21の前端部21
aと後端部21bとの間で位置決めする位置決め手段2
3を設けたから、柩等を収容テーブル21上に搭載する
場合において、柩等を補助テーブル41を利用して収容
テーブル21上にスムーズに搬入することができ、且つ
位置決め手段23によって収容テーブル21の前端部2
1aと後端部21bとの間で柩等を位置決めできるの
で、柩等を収容テーブル21上に確実に収容固定できる
ものである。
する。本実施例では、バン型自動車1で構成される霊柩
寝台車を例示する。このバン型自動車1は、図6乃至図
8に示すように、前部に運転席スペース2と助手席スペ
ース3とが夫々形成されている。本実施例では、前席中
央に左右席用の肘掛けが固定されており、前席定員2人
である。
4、助手席スペース3の後部には車体1aの前後方向に
延びた収容スペース5が夫々形成されている。後部席ス
ペース4には、近親者が介添人として坐ることができる
後部席6が設置され、収容スペース5には、柩、担架等
(以下、「柩等」と略称する。)を納めるための収容装
置7が設置される。なお、運転席2の後部に収容スペー
ス5、助手席スペース3の後部に後部席スペース4を形
成してもよいが、収容スペース5を例えば2mの柩に対
応させる場合には、収容スペース5を助手席スペース3
の後部に形成するのが望ましい。つまり助手席スペース
3は多少犠牲にできるので、収容スペース5の前後方向
の長さを長くする場合には都合が良いものである。
は、図1に示すように、車体1aの床上に車体1aの前
後方向に沿って敷設された左右一対のレール20,20
と、このレール20,20のベアリング80上に水平移
動可能に支持された収容テーブル21と、収容テーブル
21の両サイドから立ち上がって柩等の横方向への動き
を規制する側壁部22と、収容テーブル21の上方にス
ライド自在に配置された補助テーブル41と、柩等を収
容テーブル21の前端部21aと後端部21bとの間で
位置決めする位置決め手段23等を備えており、該位置
決め手段23は、柩等の前進移動を阻止するフロントス
トッパ23aと、柩等の後端部を任意の位置で拘束する
逆U字型パイプから成るリアストッパ23bとで構成さ
れる。尚図1中の90は、側壁部22の前方F側の端部
に設けられて側壁部22の左右の動きを止めるためのベ
アリングである。
置して収容できる大きさで車体1aの前後方向に細長く
延びた平面視長方形状の水平板で構成されており、収容
テーブル21の奥行きは、柩等の奥行きに対応してお
り、左右の側壁部22,22間の幅は、柩等の左右の幅
に対応している。この左右の側壁部22の後端部22a
は、収容テーブル21の後端部21bよりも後方Bに突
出しており、側壁部22の後端部22aの間に収容テー
ブル21が存在しない指掛け用空間24が開口してい
る。この指掛け用空間24は、柩を搬入・搬出する際に
柩の下面を持つ指を指掛け用空間24に入れることで柩
に指を掛け易くするためのものである。なお、担架11
を搬入する際は、指掛け用空間24を特に必要とせず、
却って指掛け用空間24に担架11の脚や車が嵌まり込
むおそれがあるので、指掛け用空間24を蓋体(図示せ
ず)で塞ぐのが望ましい。
後端部22a側の上面には、前後方向に間隔をあけて複
数のパイプ穴25が穿孔されており、逆U字型パイプか
ら成るリアストッパ23bの両端部をいずれかのパイプ
穴25に差し込むことでリアストッパ23bを任意の位
置で保持できるものである。また、両側壁部22の中央
部側の上面にも別のパイプ穴26が穿孔されており、リ
ヤストッパ23bと同形状のストッパの両端部をこのパ
イプ穴26に差し込むことで、このストッパとリアスト
ッパ23bとの前後の間隔を調節でき、子供用の柩等に
も対応させることが可能となっている。
端部22a間には、水平方向に延びた案内ローラー27
が回転自在に支持されている。この案内ローラー27
は、収容テーブル21と一体に車体1a外部へ引き出さ
れて車体1aのリアバンパー13を覆う位置まで突出す
るものであり、車体1aの前後方向と直交する水平軸線
回りに回転自在となっている。この案内ローラー27は
柩等を搬入する際に柩等とリアバンパー13との衝突を
避けると共に、柩等をローラー部7aの上にスムーズに
搬入するために使用され、車体1aの保護と柩等の搬入
補助とを兼ねている。
27をリアバンパー13の上方を覆う位置まで突出させ
た位置と案内ローラー27を収容スペース5に収容する
位置との両方で夫々ロックするためのロック手段28を
備えている。このロック手段28は、図2に示すよう
に、車体1aの床上に固定される長手形状のロック部材
29と、収容テーブル21の裏面に取付けられるロック
ピン30と、該ロックピン30を操作するための操作機
構31とで構成される。本実施例では、ロック部材29
は、収容テーブル21のレール20,20(図1)間の
位置でレール20と平行にして車体1aの床上に固定さ
れており、このロック部材29にはその長さ方向に間隔
をあけて前後一対のロック孔32,33が形成されてい
る。後側のロック孔32は収容テーブル21を車体1a
外へ突出させた位置でロックさせるためのものであり、
前側のロック孔33は収容テーブル21を収容スペース
5に収容した位置でロックさせるためのものである。
尚、ロック孔32,33に限定されるものではなく、例
えば突起状のようなものをロック部材29から突出させ
るようにしてもよく、要するにロックピン30を所定位
置で係止させるものであればその形状は問わない。
1の裏面に取付けたガイド部34によってロック部材2
9の長手方向と直交する方向にスライド自在に支持され
ている。また、収容テーブル21の裏面には三角板35
が配置され、この三角板35の第1の頂部35aが収容
テーブル21に設けた軸部60を中心に水平方向に回転
自在に支持されている。三角板35の第2の頂部35b
には前記ロックピン30の基端部が回動自在に連結され
ていると共に、このロックピン30と略平行に配置され
た引張りばね36の一端部が連結されている。引張りば
ね36の他端部は収容テーブル21の裏面に設けたばね
受け部38に連結されており、これにより、三角板35
は通常、引張りばね36のばね力でロック部材29側に
向かう回転力が付与されている。また三角板35の第3
の頂部35cにはロッド38の一端部が連結されてお
り、ロッド38の他端部は収容テーブル21の後端部2
1bに設けた開口部39(図8)から引き出されて、収
容テーブル21の一方(本実施例では右側)の側壁部2
2の角部に配置された操作片40の先端部に連結されて
いる。操作片40の基端部はヒンジ部40aを中心に回
動自在とされ、この操作片40と、ロッド38、三角板
35、引張りばね36とで操作機構31が構成されてい
る。
容テーブル21の長手方向にスライド自在となった補助
テーブル41が配置されている。この補助テーブル41
は、図1に示すように、収容テーブル21の左右の幅と
略同じ幅を有し、補助テーブル41の奥行きは、収容テ
ーブル21の奥行きよりも短く、且つ柩等の先端部分を
載置できる程度の奥行きを有している。この補助テーブ
ル41の左右両端部には走行用の車輪42、及び補助テ
ーブル41の左右の動きを止めるためのベアリング42
a(図5)が夫々設けられ、一方、収容テーブル21の
左右の側壁部22の内面には該車輪42を走行自在にガ
イドするためのレール溝43が夫々設けられており、こ
れにより補助テーブル41は収容テーブル21の長さ方
向に沿ってスライド自在とされ、柩等を収容テーブル2
1上に搭載し易くするために使用される。
(a)に示すように、上下2枚重ねの折り畳み式プレー
トから成り、下側プレート41bの左右両端部に前記収
容テーブル21の側壁部22のレール溝43に走行支持
される車輪42が夫々取付けられていると共に、上下プ
レート41a,41bの後端部はヒンジ部44を介して
回動自在に連結され、これらプレート41a,41b間
には上側プレート41aを上方に押し上げるための圧縮
ばね45が介在されている。さらに下側プレート41b
の前端部には上方向に突出したストッパ41cが形成さ
れ、このストッパ41cの上端は上側プレート41aよ
りも上方に位置しており、柩等の先端部分が補助テーブ
ル41の上側プレート41aの前方Fへはみ出すのを防
止する働きをする。この上側プレート41aのレール溝
43側の側端部には係止爪46が突設されており、一
方、収容テーブル21の側壁部22のレール溝43の天
井面には、前記補助テーブル41の係止爪46が係脱可
能な係止突起47が突設されている。また係止突起47
は、側壁部22の後端部22aに向かう程下方に突出す
るテーパ部47aと、テーパ部47aの後端から垂直に
立ち上る垂直部47bとで構成されており、通常、補助
テーブル41の係止爪46は係止突起47の後方B側に
位置して補助テーブル41の前進移動を阻止しており、
補助テーブル41の上側プレート41aを押し下げた時
だけ係止爪46は係止突起47を乗り越えて補助テーブ
ル41の前進移動を可能とする、いわゆるロックセルフ
構造を有している。
架11(ストレッチャー型担架)を搬入・搬出する場合
の動作を説明する。先ず後部ドア17を開いた状態で、
収容テーブル21の側壁部22の後端部22aに設けた
操作片40を手で図3の矢印方向Aに引張ることによ
り、ロッド38が収容テーブル21の裏面に配置した三
角板35(図2)をロック部材29から離れる方向に回
転させ、これによりロックピン30がロック部材29の
前側のロック孔33から引き抜かれて、ロック部材29
に対する収容テーブル21のロックが解除され、収容テ
ーブル21は車体1aの床上に固定されたレール20,
20(図8)に沿って前後移動自在となる。その後、案
内ローラー27がリアバンパー13を覆う位置(図6及
び図7の仮想線で示す位置)に突出するまで収容テーブ
ル21を車外へ引き出す。このとき、操作片40から手
を離すと、引張りばね36のばね力でロックピン30の
先端部がロック部材39の側面に押し付けられた状態
で、ロックピン30は収容テーブル21と一体に後方B
に向けて移動し、ロックピン30がロック部材29の後
側のロック孔32の位置にくると引張りばね36のばね
力でこのロック孔32に差し込まれ、収容テーブル21
はロック部材29に対して自動的にロックされ、案内ロ
ーラー27はリアバンパー13を覆う位置で固定され
る。
1の後端位置に移動させておく。これにより、補助テー
ブル41の係止爪46はレール溝43に設けた係止突起
47よりも後方Bに位置する状態(図4(b)の状態)
となり、補助テーブル41の前進移動が係止突起47に
よって阻止され、補助テーブル41が勝手に動く心配が
ない。さらに、担架11の脚や車が指掛け用空間24
(図1)に嵌まり込むのを防止するために指掛け用空間
24は蓋体(図示せず)で閉じておく。
ブル21の上に搬入するのであるが、前記のように案内
ローラー27がリアバンパー13を覆う位置まで引き出
されてロックされているので、担架11の脚が案内ロー
ラー27に当たって折り畳まれる。従って、案内ローラ
ー27による担架11の搬入補助効果が得られると共
に、案内ローラー27によってリアバンパー13を保護
でき、車体1aに傷が付いたり、衝突による異音の発生
防止を図ることができる。また、指掛け用空間24は蓋
体で閉じられているので、担架11の脚部を蓋体の上面
を走行させながら、収容テーブル21側へスムーズに導
くことができる。
体を収容テーブル21の上に直接搭載するのではなく、
最初は図9(a)に示すように、担架11の先端部11
aだけを補助テーブル41の上に載置する。これによ
り、補助テーブル41の上側プレート41aが担架11
の荷重で図4(b)の矢印方向Cに押し下げられ、上側
プレート41aの係止爪46が収容テーブル21のレー
ル溝43内の係止突起47の垂直部47bを乗り越える
ことが可能な状態(係止爪46と係止突起47とのロッ
クが解除された状態)となり、この状態で担架11を前
方Fへ押すと、補助テーブル41は担架11と共にレー
ル溝43に沿って前進移動でき、担架11の先端部11
aを補助テーブル41に乗せたままの状態で担架11を
収容テーブル21上にスムーズに搭載できるようになる
(図9(b)の状態)。そして、補助テーブル41が収
容テーブル21の前端部21aに移動すると、収容テー
ブル21の前端部21aに設けたフロントストッパ23
aによって補助テーブル41はそれ以上の押し込みがで
きなくなり、担架11の前進移動が阻止される。その
後、リアストッパ23b(図8)を収容テーブル21の
側壁部22のパイプ穴25のいずれかに差し込むこと
で、担架11は後方Bへの移動も阻止される。また、担
架11の左右方向への移動は収容テーブル21の左右の
側壁部22によって阻止される。
に移動した補助テーブル41は後退移動自在であるが、
リアストッパ23bで担架11の後端部をロックするこ
とで、補助テーブル41の後退移動も阻止され、結果的
に収容テーブル21上及び補助テーブル41上に担架1
1を確実に収容固定できるものである。また、補助テー
ブル41の上面と収容テーブル21の上面との間には前
後方向に若干の高低差が生じているが、前後のストッパ
23a,23bによって担架11を前後方向に位置決め
できるので、担架等を収納固定するうえでかかる高低差
は何ら支障がないものである。しかも、担架11を収容
テーブル21上に搭載する場合において、補助テーブル
41を利用して収容テーブル21上にスムーズに搬入す
ることができ、且つ位置決め手段23によって収容テー
ブル21の前端部21aと後端部21bとの間で担架1
1を確実に位置決めできるので、遺体の尊厳を損なうこ
となく、静粛に、且ついかなる重さ、大きさであって
も、収容テーブル21上に手早く搬入して確実に固定で
き、搬入・搬出作業を行う人の負担を軽減でき、特に葬
儀の場合、壮重な雰囲気を壊さないようにできる。
した後に、収容テーブル21の側壁部22の後端部22
aに設けた操作片40を再び手で引張ると、ロック部材
29に対する収容テーブル21のロック状態が解除され
(図2(b)の状態)、収容テーブル21をレール2
0,20に沿って前進させて案内ローラー27が収容ス
ペース5に収容される位置まで移動させることにより、
ロックピン30はロック部材29の前側のロック孔33
に差し込まれ、収容テーブル21をロック部材29に対
して自動的にロックでき、案内ローラー27は収容スペ
ース5に収容された位置で固定されるようになる(図2
(a)の状態)。従って、後部ドアを閉じる際に案内ロ
ーラー27が邪魔になることがない。
逆の動作を行う。つまり、リアストッパ23bを取外す
と共に、操作片40の引張り操作により収容テーブル2
1を引き出して案内ローラー27をリアバンパー13を
覆う位置まで突出させた後に、担架11を後方Bへ引き
出す。このとき、補助テーブル41は担架11と共に引
き出され、補助テーブル41が収容テーブル21の後端
位置まで移動すると、補助テーブル41の係止爪46が
側壁部22のレール溝43に設けた係止突起47のテー
パ部47aを乗り越えて垂直部47bの後方Bに移動で
きる(図4(c)の状態)。その後、担架11を持ち上
げると、補助テーブル41の上側プレート41aが圧縮
ばね45のばね力によって押し上げられ、上側プレート
41aの係止爪46がレール溝43内の係止突起47に
係合して補助テーブル41を自動的にロックできるの
で、担架11を補助テーブル41から浮かせた後で補助
テーブル41が勝手に動く心配がなくなる。最後に案内
ローラー27を前記と同様な方法で収容スペース5に収
容することで、担架11の搬出作業が無事終了する。
1の場合のように脚や車が指掛け用空間24に嵌まり込
む心配がないため、案内ローラー27と補助テーブル4
1との間の指掛け用空間24は開放させておく。この指
掛け用空間24に柩の下面を持った指を入り込ませるこ
とにより、柩の搬入・搬出時に柩と収容テーブル21と
の間で指詰めする心配がなくなる。なお、案内ローラー
27によって柩の先端部がリアバンパー13に衝突する
のを防止できる点、及び柩の先端部を補助テーブル41
の上に乗せて搬入し易くできる点は、前記担架11の場
合と同様であり、担架11の場合の作用効果は柩の場合
においても同様に得られる。
象として述べたが、これに限定されず、例えば運転席背
後の柩を積載収容する部分が小さなやしろの外観をし
た、通常、宮型と称する霊柩車にも同様に適用できるも
のである。
車体の床上に上面に柩、担架等を載置して収容する収容
テーブルが敷設され、収容テーブルの上方に柩等の先端
部を載置して収容テーブルの後端部から前端部まで水平
移動自在である補助テーブルが配置され、柩等の先端部
を載置した補助テーブルを収容テーブルの前端部まで移
動させた状態で柩等を収容テーブルの前端部と後端部と
の間で位置決めする位置決め手段を備えているから、柩
等を収容テーブル上に搭載する場合において、柩等を補
助テーブルを利用して収容テーブル上にスムーズに搬入
することができ、且つ位置決め手段によって収容テーブ
ルの前端部と後端部との間で柩等を位置決めできるの
で、柩等を収容テーブルの上に確実に収容固定できる。
従って、遺体の尊厳を損なうことなく、静粛に、且つい
かなる重さ、大きさであっても、収容テーブル上に手早
く搬入して確実に固定でき、特に担架を搬入する場合
に、収容装置上に容易に且つ確実に収納固定でき、搬入
・搬出作業を行う人の負担軽減を図ることができるもの
である。
補助テーブルを移動自在に支持するレール溝の後端部側
にテーパ状の係止突起が設けられ、補助テーブルには該
係止突起に係脱自在となった係止爪と、係止爪を係止突
起に係合する方向に付勢するばね手段とが設けられてい
るから、請求項1記載の効果に加えて、補助テーブル上
に柩等の先端部を載置するだけで係止爪が係止突起から
離脱して、補助テーブルを柩等の先端部と共に収容テー
ブルの前端部に移動させることができ、柩等の搬入を一
層スムーズに行えるようになる。また、補助テーブル上
から柩等を持ち上げるだけで、ばね手段によって係止爪
が係止突起に係合して補助テーブルが動かないように固
定できるので、補助テーブルの使い勝手が一層良くな
る。
収容テーブルの後端部に、柩に指を掛けるための指掛け
用空間を形成したから、請求項1記載の効果に加えて、
柩を搬入・搬出する際に柩の下面を持つ指を指掛け用空
間に入れることで柩に指を掛け易くすることができ、搬
入・搬出作業を行う人の一層の負担軽減を図ることがで
きる。
作説明図である。
である。
(c)は補助テーブルの係止爪とレール溝の係止突起と
の係脱状態を説明する斜視図である。
テーブルの取付け状態を説明する断面図である。
る際の補助テーブルの動作を説明する概略平面図であ
る。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 車体の床上に上面に柩、担架等を載置し
て収容する収容テーブルが敷設され、収容テーブルの上
方に柩等の先端部を載置して収容テーブルの後端部から
前端部まで水平移動自在である補助テーブルが配置さ
れ、柩等の先端部を載置した補助テーブルを収容テーブ
ルの前端部まで移動させた状態で柩等を収容テーブルの
前端部と後端部との間で位置決めする位置決め手段を備
えていることを特徴とする霊柩寝台車の収容装置の構
造。 - 【請求項2】 補助テーブルを移動自在に支持するレー
ル溝の後端部側にテーパ状の係止突起が設けられ、補助
テーブルには該係止突起に係脱自在となった係止爪と、
係止爪を係止突起に係合する方向に付勢するばね手段と
が設けられていることを特徴とする請求項1記載の霊柩
寝台車の収容装置の構造。 - 【請求項3】 収容テーブルの後端部に、柩に指を掛け
るための指掛け用空間を形成したことを特徴とする請求
項1記載の霊柩寝台車の収容装置の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7150438A JP2703518B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 霊柩寝台車の収容装置の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7150438A JP2703518B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 霊柩寝台車の収容装置の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09589A true JPH09589A (ja) | 1997-01-07 |
JP2703518B2 JP2703518B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=15496939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7150438A Expired - Fee Related JP2703518B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 霊柩寝台車の収容装置の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2703518B2 (ja) |
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1995
- 1995-06-16 JP JP7150438A patent/JP2703518B2/ja not_active Expired - Fee Related
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