JP2703516B2 - 霊柩寝台車の内部構造 - Google Patents
霊柩寝台車の内部構造Info
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- JP2703516B2 JP2703516B2 JP7130309A JP13030995A JP2703516B2 JP 2703516 B2 JP2703516 B2 JP 2703516B2 JP 7130309 A JP7130309 A JP 7130309A JP 13030995 A JP13030995 A JP 13030995A JP 2703516 B2 JP2703516 B2 JP 2703516B2
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- JP
- Japan
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- hearse
- guide plate
- floor
- seat space
- space
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自宅とか病院等から葬
儀場などへの遺体搬送用の霊柩寝台車に関する。
儀場などへの遺体搬送用の霊柩寝台車に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、人が自宅とか病院その他で死亡
して遺体を病院から自宅、或いは葬儀場へ送る場合、柩
に収容したり、或いは折り畳み式の車輪部を備えた車付
担架に収容して搬送することができる霊柩寝台車が用い
られている。
して遺体を病院から自宅、或いは葬儀場へ送る場合、柩
に収容したり、或いは折り畳み式の車輪部を備えた車付
担架に収容して搬送することができる霊柩寝台車が用い
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遺体を霊柩
寝台車に搭載する際は、遺体の尊厳を損なうことなく、
静粛に、且ついかなる重さ、大きさであっても、車体に
当てたりすることなく、手早く搬入することが特に強く
要望されているが、遺体を収容した柩の先端部分とか、
担架の脚部分が車内への搬入時に車体後部に突出したリ
アバンパーに当たり易いものである。特に葬儀の場合、
柩等を車体に当てたりすると、異音が発生して壮重な雰
囲気を壊したり、車体に傷が付いて尊厳を損ねたりする
など、非常に不都合である。
寝台車に搭載する際は、遺体の尊厳を損なうことなく、
静粛に、且ついかなる重さ、大きさであっても、車体に
当てたりすることなく、手早く搬入することが特に強く
要望されているが、遺体を収容した柩の先端部分とか、
担架の脚部分が車内への搬入時に車体後部に突出したリ
アバンパーに当たり易いものである。特に葬儀の場合、
柩等を車体に当てたりすると、異音が発生して壮重な雰
囲気を壊したり、車体に傷が付いて尊厳を損ねたりする
など、非常に不都合である。
【0004】本発明は、従来の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、車体の保護と、柩、担
架等の搬入補助とを図ることができる霊柩寝台車を提供
するにある。
ので、その目的とするところは、車体の保護と、柩、担
架等の搬入補助とを図ることができる霊柩寝台車を提供
するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、前部に運転席スペース2と助手席スペー
ス3とが夫々形成され、運転席スペース2の後部又は助
手席スペース3の後部のいずれか一方に後部席スペース
4、他方に車体1aの前後方向に延出させて柩、担架等
を納める収容装置7の収容スペース5が夫々形成され、
該収容スペース5に収容装置7が納められると共に、収
容スペース5の後端部に車体1aのリアバンパー13を
覆う位置まで回動して柩等を収容装置7上に案内する案
内プレート12が回動自在に設けられており、案内プレ
ート12は、基端部が車体1aの床に固定される床補強
板15にヒンジ結合されていると共に、前記床補強板1
5の左右の側壁部8,8の一方に、先端ほど外側に湾曲
した形状を有する誘い込み部9が設けられていることに
特徴を有している。
に、本発明は、前部に運転席スペース2と助手席スペー
ス3とが夫々形成され、運転席スペース2の後部又は助
手席スペース3の後部のいずれか一方に後部席スペース
4、他方に車体1aの前後方向に延出させて柩、担架等
を納める収容装置7の収容スペース5が夫々形成され、
該収容スペース5に収容装置7が納められると共に、収
容スペース5の後端部に車体1aのリアバンパー13を
覆う位置まで回動して柩等を収容装置7上に案内する案
内プレート12が回動自在に設けられており、案内プレ
ート12は、基端部が車体1aの床に固定される床補強
板15にヒンジ結合されていると共に、前記床補強板1
5の左右の側壁部8,8の一方に、先端ほど外側に湾曲
した形状を有する誘い込み部9が設けられていることに
特徴を有している。
【0006】
【0007】
【作用】本発明によれば、収容装置7を納める収容スペ
ース5の後端部に、車体1aのリアバンパー13を覆う
位置まで回動して柩、担架等を収容装置7上に案内する
案内プレート12を回動自在に設けたから、柩等を搬入
する際に案内プレート12で車体1aのリアバンパー1
3を覆って柩等とリアバンパー13との衝突を避けるこ
とができると共に、柩等を案内プレート12でガイドし
ながら収容装置7上にスムーズに搬入することができる
ものである。
ース5の後端部に、車体1aのリアバンパー13を覆う
位置まで回動して柩、担架等を収容装置7上に案内する
案内プレート12を回動自在に設けたから、柩等を搬入
する際に案内プレート12で車体1aのリアバンパー1
3を覆って柩等とリアバンパー13との衝突を避けるこ
とができると共に、柩等を案内プレート12でガイドし
ながら収容装置7上にスムーズに搬入することができる
ものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例では、バン型自動車1で構成される霊柩
寝台車を例示する。このバン型自動車1は、図1乃至図
3に示すように、前部に運転席スペース2と助手席スペ
ース3とが夫々形成されている。本実施例では、前席中
央に左右席用の肘掛けが固定され、前席定員2人であ
る。
する。本実施例では、バン型自動車1で構成される霊柩
寝台車を例示する。このバン型自動車1は、図1乃至図
3に示すように、前部に運転席スペース2と助手席スペ
ース3とが夫々形成されている。本実施例では、前席中
央に左右席用の肘掛けが固定され、前席定員2人であ
る。
【0009】また、助手席スペース3の後部には後部席
スペース4、運転席スペース2の後部には車体1aの前
後方向に延出した収容スペース5が夫々形成されてい
る。後部席スペース4には、近親者が介添人として坐る
ことができる後部席6が設置される。なお、収容スペー
ス5を例えば2mの柩に対応させる場合には、収容スペ
ース5を助手席スペース3の後部に形成し、後部席スペ
ース4を運転席スペース2の後部に形成するのが望まし
い。つまり助手席スペース3は多少犠牲にできるので、
収容スペース5の前後方向の長さを長くする場合には都
合が良いものである。
スペース4、運転席スペース2の後部には車体1aの前
後方向に延出した収容スペース5が夫々形成されてい
る。後部席スペース4には、近親者が介添人として坐る
ことができる後部席6が設置される。なお、収容スペー
ス5を例えば2mの柩に対応させる場合には、収容スペ
ース5を助手席スペース3の後部に形成し、後部席スペ
ース4を運転席スペース2の後部に形成するのが望まし
い。つまり助手席スペース3は多少犠牲にできるので、
収容スペース5の前後方向の長さを長くする場合には都
合が良いものである。
【0010】前記収容スペース5には、柩、担架等(以
下、「柩等」と略称する。)を搭載して収容できる収容
装置7が設置されている。この収容装置7の左右の幅
は、柩等の左右の幅に対応しており、収容装置7の奥行
きは、柩等の奥行きに対応している。収容装置7は、図
4に示すように、車体1aの床1bに固定されたローラ
ー枠7bに回転自在に支持されて柩をガイド支持する複
数のローラー部7aと、ローラー部7aの両サイドに設
けられて担架をガイド支持する平坦面40,40と、各
平坦面40の両サイドから立ち上がって柩等の横方向へ
の動きを規制する側壁部8,8とで構成されている。
下、「柩等」と略称する。)を搭載して収容できる収容
装置7が設置されている。この収容装置7の左右の幅
は、柩等の左右の幅に対応しており、収容装置7の奥行
きは、柩等の奥行きに対応している。収容装置7は、図
4に示すように、車体1aの床1bに固定されたローラ
ー枠7bに回転自在に支持されて柩をガイド支持する複
数のローラー部7aと、ローラー部7aの両サイドに設
けられて担架をガイド支持する平坦面40,40と、各
平坦面40の両サイドから立ち上がって柩等の横方向へ
の動きを規制する側壁部8,8とで構成されている。
【0011】また、一方の側壁部8の後端部側(本実施
例では左側の側壁部8の手前側)には、後端部になる程
左側に向けて円弧状に拡開する誘い込み部9が曲成され
ており、この誘い込み部9に沿って柩等を左右の側壁部
8,8間にスムーズに搬入できるようになっている。さ
らに、ローラー枠7bの前端部7cには逆U字型のパイ
プから成るストッパ10が設けられている。このストッ
パ10は柩等の前進移動を止めるものであるが、例えば
このストッパ10を収容装置7の前端部7cから中央部
付近までスライド移動可能とし、ストッパ10の位置を
変えるようにすることで子供用の小さな柩等に対応させ
ることも可能である。
例では左側の側壁部8の手前側)には、後端部になる程
左側に向けて円弧状に拡開する誘い込み部9が曲成され
ており、この誘い込み部9に沿って柩等を左右の側壁部
8,8間にスムーズに搬入できるようになっている。さ
らに、ローラー枠7bの前端部7cには逆U字型のパイ
プから成るストッパ10が設けられている。このストッ
パ10は柩等の前進移動を止めるものであるが、例えば
このストッパ10を収容装置7の前端部7cから中央部
付近までスライド移動可能とし、ストッパ10の位置を
変えるようにすることで子供用の小さな柩等に対応させ
ることも可能である。
【0012】また、収容装置7の後端部7d側には、車
体1aのリアバンパー13を覆う位置まで回動自在とな
ったステンレス製の案内プレート12が配置されてい
る。この案内プレート12は、柩等を搬入する際に車体
1aのリアバンパー13を覆って柩等とリアバンパー1
3との衝突を避けると共に、柩等をローラー部7aの上
にスムーズに搬入するために使用され、車体1aの保護
と柩等の搬入補助とを兼ねている。
体1aのリアバンパー13を覆う位置まで回動自在とな
ったステンレス製の案内プレート12が配置されてい
る。この案内プレート12は、柩等を搬入する際に車体
1aのリアバンパー13を覆って柩等とリアバンパー1
3との衝突を避けると共に、柩等をローラー部7aの上
にスムーズに搬入するために使用され、車体1aの保護
と柩等の搬入補助とを兼ねている。
【0013】本実施例では、案内プレート12の基端部
12aは、図5(a)〜(c)に示すように、車体1a
の床1bに固定されたステンレス製の床補強板15にヒ
ンジ部14を介して一体にヒンジ結合されており、図2
に示すように、ヒンジ部14を中心として車外へ突出す
る方向Aに回動自在とされ、リアバンパー13を覆う位
置まで倒した状態で、案内プレート12は基端部12a
から先端部12b側に向かう程徐々に低くなる略円弧状
に湾曲するようになっている。また、床補強板15は、
左右2枚の板部材15a,15bで構成され、一方(本
実施例では左側)の板部材15aは、前記左側の側壁部
8の誘い込み部9に沿った湾曲形状を有している。尚、
床補強板15は図5(d)のように一枚の板部材15c
で形成してもよい。さらに、車体1aの床1bにおける
収容装置7の後端部7d近傍には、案内プレート12を
立てたときに、案内プレート12の重心をヒンジ部14
より後方にずれた位置で保持するためのゴム製の案内プ
レート支持用突起16(図2)が立設されており、この
突起16によって案内プレート12が後側(搬入口側)
に転倒するのが防止される。尚、図3では、案内プレー
ト12、床補強板13の図示が省略してある。
12aは、図5(a)〜(c)に示すように、車体1a
の床1bに固定されたステンレス製の床補強板15にヒ
ンジ部14を介して一体にヒンジ結合されており、図2
に示すように、ヒンジ部14を中心として車外へ突出す
る方向Aに回動自在とされ、リアバンパー13を覆う位
置まで倒した状態で、案内プレート12は基端部12a
から先端部12b側に向かう程徐々に低くなる略円弧状
に湾曲するようになっている。また、床補強板15は、
左右2枚の板部材15a,15bで構成され、一方(本
実施例では左側)の板部材15aは、前記左側の側壁部
8の誘い込み部9に沿った湾曲形状を有している。尚、
床補強板15は図5(d)のように一枚の板部材15c
で形成してもよい。さらに、車体1aの床1bにおける
収容装置7の後端部7d近傍には、案内プレート12を
立てたときに、案内プレート12の重心をヒンジ部14
より後方にずれた位置で保持するためのゴム製の案内プ
レート支持用突起16(図2)が立設されており、この
突起16によって案内プレート12が後側(搬入口側)
に転倒するのが防止される。尚、図3では、案内プレー
ト12、床補強板13の図示が省略してある。
【0014】次に動作を説明する。先ず後部ドア17を
開き、次いで図2の破線で示すように、案内プレート1
2をリアバンパー13を覆う方向に倒す。従って、図
2、図3のような折り畳み式の車輪部を備えた車付担架
11(ストレッチャー型担架)を搬入する場合は、担架
11の脚11bを案内プレート12に沿って平坦面40
上に搭載でき、一方、柩を搬入する場合は、柩の先端部
を案内プレート12に沿ってローラー部7a上に搭載で
き、従って、案内プレート12による柩等の搬入補助効
果が得られる。しかも、柩等を搭載する際に、案内プレ
ート12によってリアバンパー13を保護でき、車体1
aに傷が付いたり、衝突による異音の発生防止を図るこ
とができる。
開き、次いで図2の破線で示すように、案内プレート1
2をリアバンパー13を覆う方向に倒す。従って、図
2、図3のような折り畳み式の車輪部を備えた車付担架
11(ストレッチャー型担架)を搬入する場合は、担架
11の脚11bを案内プレート12に沿って平坦面40
上に搭載でき、一方、柩を搬入する場合は、柩の先端部
を案内プレート12に沿ってローラー部7a上に搭載で
き、従って、案内プレート12による柩等の搬入補助効
果が得られる。しかも、柩等を搭載する際に、案内プレ
ート12によってリアバンパー13を保護でき、車体1
aに傷が付いたり、衝突による異音の発生防止を図るこ
とができる。
【0015】また、案内プレート12は床補強板15に
ヒンジ結合されているので、案内プレート12をリアバ
ンパー13を覆う位置まで倒したときに、床補強板15
と案内プレート12との高低差を無くすことができる。
つまり、ヒンジ一体型であるので、案内プレート12と
床補強板15との間のヒンジ部14に大きな隙間が生じ
なくなり、案内プレート12と床補強板15との高低差
や段差などによるつっかかりが生じる心配がない。その
うえ、案内プレート12は略円弧状に湾曲しているの
で、柩等を案内プレート12の上面で滑らかに動かして
収容装置7a上に容易に搭載できると共に、収容装置7
の側壁部8には誘い込み部9が設けられているので、案
内プレート12から床補強板15に送られた柩等は誘い
込み部9に沿って左右の側壁部8間にスムーズに誘い込
まれるようになり、一層スムーズな搬入作業が可能にな
る。
ヒンジ結合されているので、案内プレート12をリアバ
ンパー13を覆う位置まで倒したときに、床補強板15
と案内プレート12との高低差を無くすことができる。
つまり、ヒンジ一体型であるので、案内プレート12と
床補強板15との間のヒンジ部14に大きな隙間が生じ
なくなり、案内プレート12と床補強板15との高低差
や段差などによるつっかかりが生じる心配がない。その
うえ、案内プレート12は略円弧状に湾曲しているの
で、柩等を案内プレート12の上面で滑らかに動かして
収容装置7a上に容易に搭載できると共に、収容装置7
の側壁部8には誘い込み部9が設けられているので、案
内プレート12から床補強板15に送られた柩等は誘い
込み部9に沿って左右の側壁部8間にスムーズに誘い込
まれるようになり、一層スムーズな搬入作業が可能にな
る。
【0016】また、柩等を収容した後に、案内プレート
12を立てて車内の床1b上に立設したゴム製の突起1
6に当てるだけで、案内プレート12の重心がヒンジ部
14よりも前側に移動して、案内プレート12が後側
(搬入口18側)に転倒するのを防止できる。また、案
内プレート12を立てることによって後部ドアを閉じる
のに案内プレート12が邪魔にならなくなる。
12を立てて車内の床1b上に立設したゴム製の突起1
6に当てるだけで、案内プレート12の重心がヒンジ部
14よりも前側に移動して、案内プレート12が後側
(搬入口18側)に転倒するのを防止できる。また、案
内プレート12を立てることによって後部ドアを閉じる
のに案内プレート12が邪魔にならなくなる。
【0017】一方、柩を搬出する際は、再び案内プレー
ト12をリアバンパー13を覆う位置まで倒すことによ
り、柩等を引き出す際にもリアバンパー13に当たるの
を防止でき、且つ案内プレート12に沿ってスムーズに
車外に搬出できるので、搬出作業もまた容易となる。前
記実施例では、バン型の霊柩寝台車を対象として述べた
が、これに限定されず、例えば運転席背後の柩を積載収
容する部分が小さなやしろの外観をした、通常、宮型と
称する霊柩車にも同様に適用できるものである。
ト12をリアバンパー13を覆う位置まで倒すことによ
り、柩等を引き出す際にもリアバンパー13に当たるの
を防止でき、且つ案内プレート12に沿ってスムーズに
車外に搬出できるので、搬出作業もまた容易となる。前
記実施例では、バン型の霊柩寝台車を対象として述べた
が、これに限定されず、例えば運転席背後の柩を積載収
容する部分が小さなやしろの外観をした、通常、宮型と
称する霊柩車にも同様に適用できるものである。
【0018】
【発明の効果】上述のように請求項1の発明によれば、
前部に運転席スペースと助手席スペースとが夫々形成さ
れ、運転席スペースの後部又は助手席スペースの後部の
いずれか一方に後部席スペース、他方に車体の前後方向
に延出させて柩、担架等を納める収容装置の収容スペー
スが夫々形成され、該収容スペースに収容装置が納めら
れると共に、収容スペースの後端部に車体のリアバンパ
ーを覆う位置まで回動して柩、担架等を収容装置上に案
内する案内プレートが回動自在に設けられており、案内
プレートは、基端部が車体の床に固定される床補強板に
ヒンジ結合されていると共に、前記床補強板の左右の側
壁部の一方に、先端ほど外側に湾曲した形状を有する誘
い込み部が設けられているから、柩等を案内プレートで
ガイドしながら収容装置上に迅速且つスムーズに収容で
きるようになり、しかも案内プレートによって柩等がリ
アバンパーに当たるおそれがなくなり、車体に傷が付く
のを防止できる。従って、車体の保護と柩等の搬入補助
とを兼ねる案内プレートを使用することで、遺体の尊厳
を損なうことなく、静粛に、且ついかなる重さ、大きさ
であっても、車体に当てたりすることなく、手早く搬入
することができる。さらに、床補強板の左右の側壁部の
一方に、先端ほど外側に湾曲した形状を有する誘い込み
部を設けたことによって、柩等を誘い込み部に沿わせて
床補強板の左右の側壁部間にスムーズに搬入できるよう
になる。特に、案内プレートから車体の床上に移行する
際に、誘い込み部によって柩の先端部が床補強板の側壁
部の先端に当たることなく、スムーズに誘い込まれるよ
うになるので、滑らかな移動動作で車内に収容できるよ
うになり、壮重な雰囲気を壊さないようにできるという
効果がある。
前部に運転席スペースと助手席スペースとが夫々形成さ
れ、運転席スペースの後部又は助手席スペースの後部の
いずれか一方に後部席スペース、他方に車体の前後方向
に延出させて柩、担架等を納める収容装置の収容スペー
スが夫々形成され、該収容スペースに収容装置が納めら
れると共に、収容スペースの後端部に車体のリアバンパ
ーを覆う位置まで回動して柩、担架等を収容装置上に案
内する案内プレートが回動自在に設けられており、案内
プレートは、基端部が車体の床に固定される床補強板に
ヒンジ結合されていると共に、前記床補強板の左右の側
壁部の一方に、先端ほど外側に湾曲した形状を有する誘
い込み部が設けられているから、柩等を案内プレートで
ガイドしながら収容装置上に迅速且つスムーズに収容で
きるようになり、しかも案内プレートによって柩等がリ
アバンパーに当たるおそれがなくなり、車体に傷が付く
のを防止できる。従って、車体の保護と柩等の搬入補助
とを兼ねる案内プレートを使用することで、遺体の尊厳
を損なうことなく、静粛に、且ついかなる重さ、大きさ
であっても、車体に当てたりすることなく、手早く搬入
することができる。さらに、床補強板の左右の側壁部の
一方に、先端ほど外側に湾曲した形状を有する誘い込み
部を設けたことによって、柩等を誘い込み部に沿わせて
床補強板の左右の側壁部間にスムーズに搬入できるよう
になる。特に、案内プレートから車体の床上に移行する
際に、誘い込み部によって柩の先端部が床補強板の側壁
部の先端に当たることなく、スムーズに誘い込まれるよ
うになるので、滑らかな移動動作で車内に収容できるよ
うになり、壮重な雰囲気を壊さないようにできるという
効果がある。
【0019】
【図1】本発明の一実施例の霊柩寝台車の一部破断平面
図である。
図である。
【図2】同上の一部破断側面図である。
【図3】同上の車体後部から見た正面図である。
【図4】同上の収容装置を後側から見た斜視図である。
【図5】(a)は同上の案内プレート及び床補強板の平
面図、(b)(c)は案内プレートの回動状態を説明す
る側面図、(d)は案内プレート及び床補強板の他例の
平面図である。
面図、(b)(c)は案内プレートの回動状態を説明す
る側面図、(d)は案内プレート及び床補強板の他例の
平面図である。
1a 車体 1b 床 2 運転席スペース 3 助手席スペース 4 後部席スペース 5 収容スペース 7 収容装置 12 案内プレート 12a 基端部 12b 先端部 13 リアバンパー 15 床補強板
Claims (1)
- 【請求項1】 前部に運転席スペースと助手席スペース
とが夫々形成され、運転席スペースの後部又は助手席ス
ペースの後部のいずれか一方に後部席スペース、他方に
車体の前後方向に延出させて柩、担架等を納める収容装
置の収容スペースが夫々形成され、該収容スペースに収
容装置が納められると共に、収容スペースの後端部に車
体のリアバンパーを覆う位置まで回動して柩等を収容装
置上に案内する案内プレートが回動自在に設けられてお
り、案内プレートは、基端部が車体の床に固定される床
補強板にヒンジ結合されていると共に、前記床補強板の
左右の側壁部の一方に、先端ほど外側に湾曲した形状を
有する誘い込み部が設けられていることを特徴とする霊
柩寝台車の内部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7130309A JP2703516B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 霊柩寝台車の内部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7130309A JP2703516B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 霊柩寝台車の内部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08317954A JPH08317954A (ja) | 1996-12-03 |
JP2703516B2 true JP2703516B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=15031245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7130309A Expired - Fee Related JP2703516B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 霊柩寝台車の内部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2703516B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BRMU9001525U2 (pt) * | 2010-08-06 | 2011-10-11 | Queiroz Ivana De | maca motorizada com mìdia eletrÈnica e cámeras de tv acopladas |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5147689Y2 (ja) * | 1972-06-08 | 1976-11-17 | ||
JPH01159844U (ja) * | 1988-04-28 | 1989-11-06 | ||
JP2571443Y2 (ja) * | 1992-07-27 | 1998-05-18 | 実 田尻 | 搬送物載置用パレット |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP7130309A patent/JP2703516B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08317954A (ja) | 1996-12-03 |
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