JP2000135988A - 自動車のラゲージフロア構造 - Google Patents

自動車のラゲージフロア構造

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JP2000135988A
JP2000135988A JP10311419A JP31141998A JP2000135988A JP 2000135988 A JP2000135988 A JP 2000135988A JP 10311419 A JP10311419 A JP 10311419A JP 31141998 A JP31141998 A JP 31141998A JP 2000135988 A JP2000135988 A JP 2000135988A
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luggage
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subfloor
vehicle
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Yasuoki Kawashima
康沖 川島
Kiyoshi Sakurazawa
潔 櫻澤
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラゲージフロアに長尺荷物を載せた場合、こ
の長尺荷物が、自動車の走行中等にたとえ移動しても、
フロントシートのシートバック背面を突き叩くことによ
る乗員への不快感を取り除いた。 【解決手段】 自動車10の車体後部に設けられたラゲ
ージフロア本体21に、ラゲージフロア本体21に対し
て起伏可能なサブフロア23を設け、サブフロア23の
起立状態においてその上面が自動車10の後部側から前
部側に向って下向きに傾斜するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷物を格納する自
動車のラゲージフロア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図14に示すように、ワンボック
スカー等の自動車1の後部には、荷物を格納するための
ラゲージフロア2が設けられており、しかも、スキー板
等の長尺荷物4や大きな荷物の場合、このラゲージフロ
ア2ばかりでなく、リアシート3を折り畳んで、そのシ
ートバック3aの背面をラゲージフロア2とほぼ同一面
にして、荷物載置面積を拡大させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成する自動車のラゲージフロア構造にあって
は、例えば、スキー板等の長尺荷物4を、ラゲージフロ
ア2及びシートバック3aの背面に載せた場合、略水平
となり、しかも、長尺荷物4の前端は、フロントシート
5のシートバック5aにおける背面に近接することにな
り、自動車の急ブレーキ時等には、長尺荷物4が略水平
に移動してシートバック5aの背面を突き叩いて、着座
者に不快感を与える虞がある。また、長尺荷物4のラゲ
ージフロア2からの出し入れは、長尺荷物4をラゲージ
フロア2のフロア面上を引きずることによって行なうこ
とが多くなり、ラゲージフロア2のフロア面或いはリア
シート3のシートバック3a背面に傷をつけてしまう。
【0004】本発明は、かかる点に鑑み、ラゲージフロ
アに長尺荷物を載せた場合、この長尺荷物が、自動車の
走行中等にたとえ移動しても、フロントシートのシート
バック背面を突き叩くことによる乗員への不快感を取り
除くよう工夫した自動車のラゲージフロア構造を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明は、自動車の車体後部に設
けられたラゲージフロア本体に、該ラゲージフロア本体
に対して起伏可能なサブフロアを設け、該サブフロアの
起立状態においてその上面が前記自動車の後部側から前
部側に向って下向きに傾斜するように構成したものであ
る。
【0006】本発明によれば、サブフロア上に長尺荷物
を載せれば、この長尺荷物は、自動車の後部側から前部
側に向って下向きに傾斜することになって、自動車の走
行中等に長尺荷物が移動したとしても、フロントシート
のシートバック背面を突き叩いたりしない。また、長尺
荷物の出し入れは、サブフロアを引きずって行なうこと
になり、ラゲージフロアロア本体が傷つくことが少な
い。更には、ラゲージフロア本体のサブフロアが占有し
ていない部分に、長尺荷物に邪魔されず、別の荷物が積
み込めると共に、該別の荷物と長尺荷物とを立体的に積
載できるため収納効率も向上する。
【0007】請求項2に記載の本発明は、前記サブフロ
アが、自動車の前後方向において2分割し離間して前記
車体後部に設置した一対の分割サブフロアにて構成し、
起立状態において、該一対の分割サブフロアの内、前側
サブフロアの上面に対して、後側サブフロアの上面が前
記ラゲージフロア本体の床面から高くなるように構成さ
れたものである。
【0008】本発明によれば、分割サブフロア同士をで
きる限り離してラゲージフロア本体に設けるようにすれ
ば、長尺物の先端付近を支持することになって、長尺荷
物が安定載置される。
【0009】請求項3に記載の本発明は、前記ラゲージ
フロア本体に開口部を設け、該開口部を通して起伏自在
になるよう前記サブフロアを前記自動車車体に設け、且
つ、前記サブフロアが、倒伏状態で、前記ラゲージフロ
ア本体の床面とほぼ面一になるよう前記開口部内に収容
されるように構成したものである。本発明によれば、長
尺荷物等を載せる必要がない時、サブフロアを倒伏させ
て開口部内に収納することにより、サブフロアに邪魔さ
れず、ラゲージフロア全体を通常通り有効に使用するこ
とができる。
【0010】請求項4に記載の本発明は、前記ラゲージ
フロア本体に設けた開口凹部を閉塞する蓋体を有して、
該蓋体の裏面に前記サブフロアを設置して成り、該サブ
フロアを使用する際には、前記蓋体を裏返して前記開口
部に嵌合するようにして構成したものである。
【0011】本発明によれば、長尺荷物等を載せる必要
がない時、蓋体の表面を開口凹部から表出させて、その
裏面に設置したサブフロアを開口凹部内に収容し、開口
凹部を閉塞すれば、サブフロアに邪魔されず、ラゲージ
フロア全体を通常通り有効に使用することができる。
【0012】請求項5に記載の本発明は、前記サブフロ
アが、載置する荷物を締着するベルト等から成る締着具
を備えて構成しているものである。本発明によれば、長
尺荷物等の積載荷物が締着具によってサブフロア上に固
定載置されて、自動車の走行中などに積載荷物が移動せ
ず乗員への安全性を向上させると共に、サブフロア上の
積載荷物がラゲージフロア本体上にある他の荷物を傷つ
けたりすることを防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を用いて説明する。図1乃至図5は、本発明の実
施の形態1における自動車のラゲージフロア構造を示し
ており、図1はサブフロアの倒伏状態を示す斜視図、図
2は起立状態を示す斜視図、図3はサブフロアの倒伏状
態における要部縦断面図、図4はサブフロアの起立状態
における要部縦断面図、図5は自動車の後部側を示す概
略側面断面図である。
【0014】図において、10は自動車1の車体で、車
体10には、その後部側から、ラゲージフロア11、リ
アシート12及びフロントシート13が順次設置されて
いる。
【0015】ラゲージフロア11は、床板となるラゲー
ジフロア本体21を有している。このラゲージフロア本
体21には、上面が開口した開口凹部22が形成されて
おり、開口凹部22には、サブフロア23が収容されて
いる。
【0016】サブフロア23の下面には、車体前後方向
に、片側一対計4本の平行4節リンク24の一端側が枢
着されていて、平行4節リンク24の他端側は、ラゲー
ジフロア本体21に枢着されている。
【0017】平行4節リンク24のうち、前側リンク2
5には、長手方向に長孔25aが穿設されていて、この
長孔25aにステーリンク27の一端側に突設されたピ
ン27aが移動自在に嵌挿されている。
【0018】ステーリンク27の他端側はラゲージフロ
ア本体21に枢着されていて、前側リンク25を起立さ
せたり、ステーリンク27のピン27aを長孔25aの
上端に設けられた係止部25bに係止することにより、
前側リンク25を起立状態に保持できるようになってい
る。
【0019】後側リンク26は、前側リンク25に対し
て、長めに設定されており、その一端側にピン26aが
突設されており、このピン26aは、サブフロア23の
側部に形成された長孔23a内を移動自在に嵌挿されて
前側リンク25をサブフロア23に対して枢着してい
る。長孔23aの後端は、下向きに刻設された係止部2
3bが連続しており、この係止部23bにピン26aを
係止することにより、後側リンク26を起立状態に保持
できるようになっている。後側リンク26の他端側は、
ラゲージフロア本体21に枢着されている。そして、開
口凹部22の後部壁部22aには、後側リンク26の起
伏作動時の逃げ溝22bが刻設されている。
【0020】また、サブフロア23の前後両側には、サ
ブフロア23の起伏作動時の補助として、把手28が設
けてあり、更に、サブフロア23における両把手28の
中央よりには、長尺物等の荷物を締着固定するベルト等
の一対の締着具29が取付けられている。
【0021】かくて、平行4節リンク24を起伏させる
ことにより、サブフロア23は、開口凹部22内外を出
入りして、ラゲージ本体21に対して起伏自在に構成さ
れており、後側リンク26が前側リンク25に対して長
めに設定されている結果、4節平行リンク24の起立状
態では、サブフロア23は、その上面が自動車10の後
部側から前部側に向って下向きに傾斜するように構成さ
れている。
【0022】図3は4節平行リンク24を折り畳んで、
サブフロア23を倒伏させた状態を示しており、この状
態では、サブフロア23は、開口凹部22内に収容さ
れ、その上面がラゲージフロア本体21の床面とほぼ面
一になっているので、サブフロア23が邪魔とならず
に、ラゲージフロア本体21上に大型の荷物も充分積め
ることになる。
【0023】図4は4節平行リンク24を起立させて、
サブフロア23を起立させた状態を示しており、この状
態では、サブフロア23の上面は、自動車10の後部側
から前部側に向って下向きに傾斜していることから、ス
キー等長尺荷物4を載せた場合、長尺荷物4も自動車1
0の前部側に向って傾斜することになって、自動車10
の走行中の急ブレーキ時などに長尺荷物4がたとえ図5
の矢印方向に移動したとしても、フロントシート13の
シートバック13a下端部或いはシートクッション13
bの背面等を突き叩くことになるが、この部位は通常ク
ッションばねやシートフレームが存在する関係で、着座
者に不快感を与えることはない。更には、長尺荷物4
は、一対の締着具29によってサブフロア23に締着し
ておけば、走行中の急ブレーキなどで移動し、シートバ
ック13aの下端部やシートクッション13bの背面を
突き叩くことを防止でき、しかも、長尺荷物4がラゲー
ジ本体21上にある他の荷物を傷つけたりすることも防
止できる。また、長尺荷物4の出し入れは、サブフロア
23上を引きずって行なうことになり、ラゲージフロア
本体21を傷つけることが少なく、ラゲージフロア本体
21のサブフロア23が占有していない部分に、長尺荷
物4に邪魔されず、別の荷物を積むことができ、この結
果、長尺荷物4及び別の荷物を立体的に積載することに
なって、収納効率も向上する。
【0024】更に、ラゲージフロア11に長尺荷物4を
載せない場合には、サブフロア23を倒伏させて開口凹
部22内に収納することによって、サブフロア23の上
面により開口凹部22を閉塞することができ、サブフロ
ア23に邪魔されることなく、ラゲージフロア全体を有
効にしようすることができる。
【0025】図6乃至図9は本発明における実施の形態
2を示すもので、図6はサブフロアの倒伏状態を示すラ
ゲージフロアの斜視図、図7は起立状態を示す同じ斜視
図、図8はサブフロアの起立状態における要部縦断面
図、図9は自動車の後部側を示す概略側面断面図であ
る。
【0026】図に示すように、実施の形態2では、サブ
フロア23は、自動車10の前後方向に2分割231
232して構成しており、後側サブフロア231と前側サ
ブフロア232は、それぞれ、ラゲージフロア本体21
に設けた開口凹部221、222に収納するように構成さ
れている。
【0027】後側サブフロア231は、開口凹部221
においてラゲージフロア本体21に擺動するように、そ
の後端側がラゲージフロア本体21に枢支されてラゲー
ジフロア本体21に起伏自在に設けられて、コイルスプ
リング31により、起立方向に付勢されている。後側サ
ブフロア231の前端部には、ばね33に付勢されたロ
ックピン33が設けられていて、このロックピン33を
開口凹部221の前部壁に形成されたロック孔34に係
合することによって、後側サブフロア231の開口凹部
内での倒伏状態をコイルスプリング31の付勢力に抗し
て保持している。
【0028】そして、後側サブフロア231は、前側サ
ブフロア232よりも倒伏状態で自動車10の前後方向
(起立状態で自動車10の上下方向)に長めに設定され
ている。
【0029】前側サブフロア232は、開口凹部222
においてラゲージフロア本体21に擺動するように、そ
の前端面部が開口凹部222内において枢支されてラゲ
ージフロア本体21に起伏自在に設けられ、コイルスプ
リング35により、起立方向に付勢されている。前側サ
ブフロア232の後端面部には、ばね36に付勢された
ロックピン37が設けられていて、このロックピン37
を開口凹部222の後部壁に形成されたロック孔38に
係合することによって、前側サブフロア232 の開口凹
部222内での倒伏状態をコイルスプリング35の付勢
力に抗して保持している。
【0030】後側サブフロア231の上面における前端
部及び前側サブフロア232の上面における後端部に
は、それぞれ起伏作動を補助するための把手39がそれ
ぞれ取付けられている。
【0031】また、後側サブフロア231の両側壁231
aにおける前端側及び前側サブフロア232の両側壁2
2aにおける後端側には、ベルト等の締着具29が収
納可能に設けられていて、長尺荷物4を後側サブフロア
231の前端側面及び前側サブフロア232の後端側面に
締着するように構成している。
【0032】図6は後側サブフロア231及び前側サブ
フロア232を倒伏させた状態を示しており、この状態
では、両サブフロア231及び232は、開口凹部221
及び222内に収容され、その上面がラゲージフロア本
体21の床面とほぼ面一になっているので、サブフロア
23が邪魔とならずに、ラゲージフロア本体21上に大
型の荷物も充分積めることになる。
【0033】図7及び図8は後側サブフロア231を自
動車後部側に擺動起立させ、前側サブフロア232を自
動車10の前部側に擺動起立させた状態を示しており、
この状態では、後側サブフロア231の前端側面が前側
サブフロア232の後端側面より高い位置にあることか
ら、図8に示すように、後側サブフロア231の前端側
面及び前側サブフロア232の後端側面にスキー等長尺
荷物4を載せた場合、自動車10の後部側から前部側に
向って下向きに傾斜することになって、自動車10の走
行中の急ブレーキ時などに長尺荷物4がたとえ自動車1
0の前方に移動した場合、フロントシート13のシート
バック13a下端部或いはシートクッション13bの背
面等を突き叩くことになるが、この部位は通常クッショ
ンばねやシートフレームが存在する関係で、着座者に不
快感を与えることはない。更には、長尺荷物4は、一対
の締着具29によって後側サブフロア231及び前側サ
ブフロア232に締着しておけば、走行中の急ブレーキ
などで移動し、フロントシート13のシートバック13
aの下端部やシートクッション13bの背面を突き叩く
ことを防止でき、しかも、長尺荷物4がラゲージ本体2
1上にある他の荷物を傷つけたりすることも防止でき
る。
【0034】また、長尺荷物4の出し入れは、後側サブ
フロア231及び前側サブフロア232上を引きずって行
なうことになり、ラゲージフロア本体21を傷つけるこ
とが少なく、ラゲージフロア本体21のサブフロア23
が占有していない部分に、長尺荷物4に邪魔されず、別
の荷物を積むことができ、この結果、長尺荷物4及び別
の荷物を立体的に積載することになって、収納効率も向
上する。
【0035】図10乃至図13は本発明による実施の形
態3を示すもので、図10はサブフロアの倒伏状態を示
すラゲージフロアの斜視図、図11は起立状態を示す同
じ斜視図、図12はサブフロアの倒伏状態における要部
縦断面図、図13はサブフロアの起立状態における要部
縦断面図である。
【0036】この実施の形態3は、実施の形態2の変形
例ともいうべきもので、サブフロア23を後側サブフロ
ア231及び前側サブフロア232により構成している点
共通している。但し、この後側サブフロア231及び前
側サブフロア232は、蓋体40の裏面40aに、それ
ぞれヒンジばね41、42により擺動起伏可能に取付け
られており、また、蓋体40はラゲージフロア本体21
に設けた開口凹部22に取外し可能に嵌合して、この開
口凹部22を閉塞するように構成しており、蓋体40の
前側サブフロア232先端部には把手28が設けてある
点が実施の形態2とは異なる。
【0037】そして、図10及び図12は、後側サブフ
ロア231及び前側サブフロア232 を倒伏させた蓋体4
0を、その表面側40bを表出させて、開口凹部22に
嵌合指せた状態を示しており、この状態では、後側サブ
フロア231及び前側サブフロア232は開口凹部22な
いに収容されて、蓋体40の表面40bがラゲージフロ
ア本体21の床面とほぼ面一になっているので、サブフ
ロア23が邪魔とならずに、ラゲージフロア本体21上
に大型の荷物も充分積めることになる。
【0038】図11及び図13は、蓋体40を裏返し
て、その裏面側40aが表出した状態で開口凹部22に
嵌合し、後側サブフロア231を自動車後部側に擺動起
立させ、前側サブフロア232を自動車10の前部側に
擺動起立させた状態を示しており、この状態では、後側
サブフロア231の前端側面が前側サブフロア232の後
端側面より高い位置にあることから、後側サブフロア2
1の前端側面及び前側サブフロア232の後端側面にス
キー等長尺荷物4を載せた場合、自動車10の後部側か
ら前部側に向って下向きに傾斜することになって、自動
車の走行中の急ブレーキ時などに長尺荷物がたとえ自動
車の前方に移動した場合、フロントシートのシートバッ
ク下端部或いはシートクッションの背面等を突き叩くこ
とになるが、この部位は通常クッションばねやシートフ
レームが存在する関係で、着座者に不快感を与えること
はない。実施の形態2と同様に、ベルトとの締着具を用
いれば、走行中の急ブレーキなどで移動し、フロントシ
ートのシートバックの下端部やシートクッションの背面
を突き叩くことを防止でき、しかも、長尺荷物がラゲー
ジ本体21上にある他の荷物を傷つけたりすることも防
止できる。
【0039】また、長尺荷物の出し入れは、後側サブフ
ロア231及び前側サブフロア232 上を引きずって行な
うことになり、ラゲージフロア本体21を傷つけること
が少なく、ラゲージフロア本体21のサブフロア23が
占有していない部分に、長尺荷物に邪魔されず、別の荷
物を積むことができ、この結果、長尺荷物及び別の荷物
を立体的に積載することになって、収納効率も向上す
る。
【0040】
【発明の効果】本発明の自動車のラゲージフロア構造に
よれば、自動車の車体後部に設けられたラゲージフロア
本体に、該ラゲージフロア本体に対して起伏可能なサブ
フロアを設け、該サブフロアの起立状態においてその上
面が前記自動車の後部側から前部側に向って下向きに傾
斜するように構成したものであるから、サブフロア上に
長尺荷物を載せれば、この長尺荷物は、自動車の後部側
から前部側に向って下向きに傾斜することになって、自
動車の走行中等に長尺荷物が移動したとしても、フロン
トシートのシートバック背面を突き叩いたりしない。
【0041】また、長尺荷物の出し入れは、サブフロア
を引きずって行なうことになり、ラゲージフロアロア本
体が傷つくことが少ない。更には、ラゲージフロア本体
のサブフロアが占有していない部分に、長尺荷物に邪魔
されず、別の荷物が積み込めると共に、該別の荷物と長
尺荷物とを立体的に積載できるため収納効率も向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施の形態2の自動車のラゲー
ジフロア構造によるサブフロアの倒伏状態を示す斜視図
である。
【図2】同じく、起立状態を示す斜視図である。
【図3】同じく、サブフロアの倒伏状態における要部縦
断面図である。
【図4】同じく、サブフロアの起立状態における要部縦
断面図である。
【図5】本発明における実施の形態1のラゲージフロア
構造を採用した自動車の後部側を示す概略側面断面図で
ある。
【図6】本発明における実施の形態2の自動車のラゲー
ジフロア構造によるサブフロアの倒伏状態を示す斜視図
である。
【図7】同じく、起立状態を示す斜視図である。
【図8】同じく、サブフロアの起立状態における要部縦
断面図である。
【図9】本発明における実施の形態2のラゲージフロア
構造を採用した自動車の後部側を示す概略側面断面図で
ある。
【図10】本発明における実施の形態3の自動車のラゲ
ージフロア構造によるサブフロアの倒伏状態を示す斜視
図である。
【図11】同じく、サブフロアの起立状態における斜視
図である。
【図12】同じく、サブフロアの倒伏状態における要部
縦断面図である。
【図13】同じく、サブフロアの起立状態における要部
縦断面図である。
【図14】従来におけるラゲージフロア構造を採用した
自動車の後部側を示す概略側面断面図である。
【符号の説明】
4 長尺荷物 10 自動車 11 ラゲージフロア 12 リアシート 13 フロントシート 13a シートバック 13b シートクッション 21 ラゲージフロア本体 22、221、222 開口凹部 23 サブフロア 29 締着具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車体後部に設けられたラゲージ
    フロア本体に、該ラゲージフロア本体に対して起伏可能
    なサブフロアを設け、該サブフロアの起立状態において
    その上面が前記自動車の後部側から前部側に向って下向
    きに傾斜するように構成したことを特徴とする自動車の
    ラゲージフロア構造。
  2. 【請求項2】 前記サブフロアは、自動車の前後方向に
    おいて2分割して互いに離間して前記車体後部に設置し
    た一対の分割サブフロアにて構成し、起立状態におい
    て、該一対の分割サブフロアの内、前側サブフロアの上
    面に対して、後側サブフロアの上面が前記ラゲージ本体
    の床面から高くなるように構成したことを特徴とする請
    求項1記載の自動車のラゲージフロア構造。
  3. 【請求項3】 前記ラゲージフロア本体に開口部を設
    け、該開口部を通して起伏自在になるよう前記サブフロ
    アを前記自動車車体に設け、且つ、前記サブフロアが、
    倒伏状態で、前記ラゲージフロア本体の床面とほぼ面一
    になるよう前記開口部内に収容されるように構成したし
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の自動車のラゲ
    ージフロア構造。
  4. 【請求項4】 前記ラゲージフロア本体に設けた開口凹
    部を閉塞する蓋体を有して、該蓋体の裏面に前記サブフ
    ロアを設置して成り、該サブフロアを使用する際には、
    前記蓋体を裏返して前記開口部に嵌合するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の自動車のラゲー
    ジフロア構造。
  5. 【請求項5】 前記サブフロアが、載置する荷物を締着
    するベルト等から成る締着具を備えて構成していること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の自動
    車のラゲージフロア構造。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009095993A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Seiko Epson Corp プリンタ
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