JP5209995B2 - 車両用収納装置 - Google Patents
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また、車両用収納装置は、段部の前後端部に蓋部材を支持する支持部を有することによって、蓋部材の一端部および他端部を支持部に載せて支持させることができる。また、一方の高さのフロア底面と他方の高さのフロア底面との間に収納凹部が形成されていることによって、荷物を収納凹部内に床下収納して、蓋部材により閉塞することができる。
また、第2固定手段によって、蓋部材の他端部がフロア底面の他方の高さと略同一の高さに固定されることにより、蓋部材の上面が傾斜した状態に保持できる。このため、蓋部材の傾斜面を、蓋部材の後側が低く、前側が高くなるように配置すれば、重量物や車輪を有する荷物等を蓋部材上に載置して奥側に移動させ易くなり、荷物の運び込みが行い易くなる。また、第1固定手段と第2固定手段とで蓋部材の一端部と他端部とを車体に固定することによって、走行中の振動で蓋部材が、がたつくことを防止することができる。
かかる構成によれば、蓋部材は、上板と、上板の端部から下方に延設する側板とから形成されていることにより、側板を前記段部の開口部側(他方側)に向け、上板を段部のフロア底面の一方側に向けて配置すれば、段部を閉塞した蓋部材の上面全体が略水平な状態になる。蓋部材は、前後の向きを反転させてそれとは反対の向きに配置すると、略水平な面であった蓋部材の上面が傾斜面になるので、その上面がスロープ状になり、車内への重量物の運び込み作業が行い易くなる。
かかる構成によれば、蓋部材は、第1固定手段によって、蓋部材の他端部がフロア底面の一方の高さと略同一の高さの状態に固定されることにより、蓋部材の上面がフロア底面に連続して水平な平坦面の状態に保持できる。このため、蓋部材は、この蓋部材上に荷物を載せて車内へ押し込んだとしても動かないので、荷物を収納し易くすることができる。
また、第2固定手段によって、蓋部材の他端部がフロア底面の他方の高さと略同一の高さに固定されることにより、蓋部材の上面が傾斜した状態に保持できる。このため、蓋部材の傾斜面を、蓋部材の後側が低く、前側が高くなるように配置すれば、重量物や車輪を有する荷物等を蓋部材上に載置して奥側に移動させ易くなり、荷物の運び込みが行い易くなる。また、第1固定手段と第2固定手段とで蓋部材の一端部と他端部とを車体に固定することによって、走行中の振動で蓋部材が、がたつくことを防止することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用収納装置を示す車両の後部の斜視図である。
なお、本発明の実施形態では、「前」は車両1のフロント側、「後」は車両1のリア側、「上」は鉛直上方側、「下」は鉛直下方側とする。
まず、本発明の実施形態に係る車両用収納装置3を説明するのに先立って、図1を参照して車両用収納装置3が採用される車両1について説明する。
車両1は、後側の端部1aにドア開口部(開口部)1bを有し、このドア開口部1bを開閉自在に支持される扉2を備える自動車であり、例えば、ハッチバックや、ワゴンタイプや、クーペタイプ等からなる。車両1は、ドア開口部1bと後部座席9との間に、荷室1dを形成する車両用収納装置3を備えている。車両1は、例えば、後部座席9等のシートバッグ9aを前側に倒せば、フロア底面1eが荷室1d側と車室側とが繋がるスルーの状態になるようになっている。
ドア開口部1bは、特許請求の範囲に記載の「開口部」に相当する。その開口部は、例えば、バックドア、サイドドア、トランク等によって開閉される開口部であり、以下、バックドアによって開閉されるドア開口部1bを例に挙げて説明する。
扉2は、ドア開口部1bを閉塞するものであれば、どのようなタイプのドアでもよい。その扉2は、観音開きのドアや、スライドドアや、横方向に開くタイプのヒンジ式ドアや跳ね上げタイプのヒンジ式ドアや、トランク等でもよく、以下、跳ね上げタイプのヒンジ式ドアを例に挙げて説明する。
図1に示すように、車両用収納装置3は、車両1において、荷物を積載したり、収納したりする空間を形成する部位である。この車両用収納装置3は、車両1の後部のフロア底面1eと、このフロア底面1eに形成された段部4と、この段部4を閉塞してスロープ状にする蓋部材6と、段部4の下方部位に設置された収納凹部5(図2参照)と、を備えて構成されている。
図1に示すように、フロア底面1eは、車両用収納装置3および荷室1dの床面であり、例えば、車室(キャビン)の床面に連続して形成されている。フロア底面1eには、段部4と、この段部4を閉塞する蓋部材6と、段部4の下方に連続して形成された収納凹部5(図2参照)と、が設けられている。
図3に示すように、段部4は、フロア底面1eの荷室前端部1fから荷室後端部1gにわたって形成されて、荷室前端部1fの上面に対して一段下がって窪んだ状態に形成された部位である。段部4内には、その段部4の上端部に形成された開口4aと、蓋部材6の周縁部をそれぞれ支持する前側上部支持部(支持部)4bおよび前側下部支持部(支持部)4dと、蓋部材6の周縁部の後側を支持する後側支持部(支持部)4cと、蓋部材6を開口4a内の縁に固定するための固定手段7(図4参照)と、が設けられている。この段部4は、荷室1d内のフロア底面1eの中央部全体に形成され、平面視して長方形、縦断面視して略三角形の空間を形成している。段部4上に荷物を載置する場合は、通常、段部4を蓋部材6で閉塞して、蓋部材6の上に荷物を配置する。
前側上部支持部4bは、蓋部材6の上板6cが、図3に二点鎖線で示すように、水平な状態に配置された場合に、一端部(上板6cの先端部)6aが載置されて支持される部位である。前側上部支持部4bは、フロア底面1eの荷室前端部1fから開口4a内の下側へ蓋部材6の厚さt分だけ下がった位置の前側内縁に段差形状に形成されている。
後側支持部4cは、蓋部材6の一端部6aまたは他端部6bが支持される部位である。後側支持部4cは、ドア開口部1bの下端部1cから開口4a内の下側へ蓋部材6の厚さt(高さH7)分だけ下がった位置の開口4aの後側内縁に段差形状に形成されている。
図3に示すように、収納凹部5は、工具等の比較的小物の荷物を収納する空間を形成して、その荷物をいわゆる床下収納する物入れである。この収納凹部5は、段部4の下方部位に連続して形成された直方体形状の収納部分であり、側壁および内底面5aが樹脂製の板部材によって形成されている。収納凹部5は、例えば、金属製平板部材からなるフロアパネル8の上方に配置される。
図4(a)、(b)に示すように、蓋部材6は、段部4の開口4aを閉塞するための部材であり、収納凹部5を閉塞する蓋体も兼ねている。蓋部材6は、側面視して略三角形に形成されている。蓋部材6は、荷物を載置する載置面となる上板6cと、この上板6cの端部6fから前後方向の下方に延設された側板6dと、側面視してへの字状に折曲した形状の連続形成された上板6cおよび側板6dの左右側面に設けられた脇板6e,6eと、から主に構成されている。蓋部材6には、後記する固定手段7のロックピン7aが係合する係止穴6gが周縁部の複数個所に形成されている。蓋部材6は、例えば、上板6cと側板6dと脇板6e,6eとを合成樹脂で一体形成した中空状の厚板部材からなり、防水性を備え、泥等が付着しても拭き取り易くなっている。
蓋部材6の前後方向の他端部(後端部)6bは、図3に実線で示すように、側板6dを前側にして段部4に配置したとき、前側下部支持部4dに支持されて、この他端部6bの上面が前側下部支持部4dの高さH3と同一の高さの位置に配置される。この蓋部材6の他端部6bは、側板6dを後側にして段部4に配置した場合、後側支持部4cに支持される。
蓋部材6において、上板6cの端部6fは、側板6dを前側にして段部4に配置しても、側板6dを後側にして段部4に逆向きに配置してもいずれの場合も、高さH1の位置に配置されるようになっている。
上板6cは、荷室1dにおいて、荷室1dの床面を形成し、荷物が積載される部位である。上板6cは、蓋部材6において、側板6dより面積が広い平板部材によって形成されている。上板6cは、この上板6cより狭い面積である側板6dを折り曲げて側面視してへの字の状態に連設してなる。図4(a)に示すように、上板6cは、側板6dを後側にして蓋部材6を段部4に配置した場合に、フロア底面1eの荷室前端部1fに対して水平な状態になるように形成されている。図4(b)に示すように、上板6cは、側板6dを前側にして蓋部材6を段部4に配置した場合に、フロア底面1eの荷室前端部1fから荷室後端部1gにわたって下降する斜面の状態になるように形成されている。
図4(a)、(b)に示すように、側板6dは、上板6cの補強部材であり、側面視して、三角形の頂点に配置された端部6fから斜め外側へ垂下した状態に形成された長方形の平板材からなる。図3に示すように、側板6dは、この側板6dの下端部(他端部6b)を前側下部支持部4d上に配置した場合に、側板6dの上端部(端部6f)が荷室前端部1fのフロア底面1eと面一の高さの状態に配置される。側板6dは、この側板6dの下端部(他端部6b)を後側支持部4c上に配置した場合にも、側板6dの上端部(端部6f)が荷室前端部1fのフロア底面1eの高さH1と面一の高さの状態に配置される。また、側板6dは、フロア底面1eの一方の高さH1と他方の高さH6との差と略同一の高さになるように配置されている。
図4(a)、(b)に示すように、脇板6e,6eは、上板6cおよび側板6dの補強部材であり、上板6cおよび側板6dの左右端部から垂下した状態に形成された三角形の平板材からなる。その脇板6e,6eの一端部6a側、他端部6b側および端部6fの三箇所には、ロックピン7aが係合・離脱する係止穴6gがそれぞれ形成されている。
図4(c)および図5(a)に示すように、固定手段7は、段部4および収納凹部5を閉塞した蓋部材6の閉塞状態を保持するためのものであり、例えば、第1固定手段7Aと第2固定手段7Bとから構成されている。図4(c)に示すように、固定手段7は、例えば、段部4の開口4aの縁の前後左右の四箇所にそれぞれ設置される。
第2固定手段7Bは、蓋部材6の他端部6bをフロア底面1eの荷室後端部1gの高さH6(図3参照)と略同一の高さに固定するための装置である。第2固定手段7Bは、開口4a内の後縁の左右にそれぞれ設置され、例えば、前記第1固定手段7Aと同一構造をしている。以下、図5(a)〜(d)を参照して固定手段7の一例をさらに詳しく説明する。
図5(b)、(c)、(d)に示すように、固定手段(第1固定手段7Aおよび第2固定手段7B)7は、蓋部材6の係止穴6gと、ロックピン7aと、圧縮コイルばね7eと、設置穴7fと、プレート7gと、から主に構成されている。
操作部7bは、指で摘む箇所であり、固定手段7を解除するときに、この操作部7bを指で摘んでロックピン7aを圧縮コイルばね7cの弾性に抗して後退操作することによって、ロックピン7aが係止穴6gから離脱してロックが解除できるようになっている。操作部7bは、指で摘めるように、フロア底面1eに露出した状態に配置されている。
ストッパ7cは、圧縮コイルばね7eの端面が弾接するばね受け部と、圧縮コイルばね7cに付勢されたロックピン7aが設置穴7fの内壁に当接して設置穴7fから脱落するのを防止する脱落防止部としての機能を果たす部位である。ストッパ7cは、ばね支持部7dに直交する方向に突設されている。
圧縮コイルばね7eは、ロックピン7aを常に係止穴6g側に付勢するためのばね部材であり、設置穴7fの内壁と、ロックピン7aのばね受けとの間に介在される。
設置穴7fは、ロックピン7aおよび圧縮コイルばね7eを収納する収納空間である。
プレート7gは、設置穴7fの上側開口部を閉塞するための蓋体であり、操作部7bおよびロックピン7aの移動範囲および移動方向をガイドするガイド孔を係止穴6gの方向に向けて穿設している。
次に、図1〜図5を参照して本発明の実施形態に係る車両用収納装置3の作用を説明する。
まず、自転車11、バイク、車椅子等の車輪を有する荷物や、長尺の荷物や、大型の荷物等を車両用収納装置3に載置する場合を説明する。
この場合、まず、扉2を開けて、固定手段7の操作部7bを圧縮コイルばね7eに抗して解除方向に移動させて、ロックピン7aを解除させる(図5(a)〜(d)参照)。この状態で、図1〜図3に示すように、蓋部材6を側板6d側が後側になるようにして、その蓋部材6で段部4を覆うように配置する。つまり、蓋部材6は、側板6dの前端部を前側下部支持部4d上に載置し、上板6cの後端部を後側支持部4c上に載置するようにする。そうすると、図2に示すように、蓋部材6の上板6cは、フロア底面1eの荷室前端部1fから荷室後端部1gまで傾斜面を形成してスロープ状態になる。そして、後部座席9のシートバッグ9aを畳んでシートクッション9bごと前方へ移動させると、シートバッグ9aの背面がフロア底面1eの荷室前端部1fに対して平らな面一の状態になる。さらに、前部座席10を前方へ移動させれば、車両1における荷物の収納空間を前後方向に長くし、全体を大きくさせることができる。
さらに、自転車11の後輪11bを持ち上げて、自転車11を前方へ押し込むようにして前輪11aを傾斜した蓋部材6の上、フロア底面1eの荷室前端部1f上、およびシートバッグ9aの背面上を移動するように転がすと、容易に図2に示す状態に自転車11を車両1に載せることができる。その自転車11は、ベルト(図示省略)等でその自転車11を車室内の車体等に結んで固定すれば、輸送中に転倒することがない。このようにすれば、長尺の荷物や大型の荷物も、同様に、車両1内に積載できる。
この場合も、図3に示すように、蓋部材6を前記同様に、側板6dを前側に向けて、上板6cを傾斜状態に配置して、その状態を固定手段7で保持して使用する。このようにすることにより、蓋部材6の後側の他端部6bが荷室後端部1gと同じ高さH6になって、フロア底面1eの荷室前端部1fより低くなるので、重量物を持ち上げる高さが低くなる。このため、重量物の積み降ろし作業が容易になる。蓋部材6上に載せた重量物は、押し込めばスロープ状に傾斜した上板6c上を移動するので、車内へ容易に運び込むことができる。
この場合や通常の場合は、蓋部材6を図3の二点鎖線で示す状態、および、図4(a)に示す状態のように、側板6dを後側に向けて、上板6cを水平な状態に配置し、その状態を固定手段7で保持させて使用する。このようにすると、荷室1dの底面となる上板6c上が水平な状態になるので、荷物が傾いた状態に載置されるのを防止することができる。
この場合、図4(c)に示すように、固定手段7のロック状態を解除して、蓋部材6を上げるか、取り外すかして収納凹部5を開く。そして、品物を収納凹部5内に入れて、収納凹部5の上方の開口4aを蓋部材6で閉塞すればよい。このようにして収納凹部5内に品物等を入れれば、車両1の走行中に品物が収納凹部5内から飛び出すことがなく、品物が荷室1d内に散らばるのを防止することができる。そして、荷物は、小さな荷物を収納凹部5内に収納し、大きな荷物を蓋部材6上に配置して、小さい荷物と大きな荷物とを分別して配置することができる。
なお、蓋部材6は、固定手段7で車体に固定できるので、走行中に車体が振動したとしても、段部4から外れたり、がたついたり、振動音を発生したりすることがない。
例えば、前記実施形態では、ワゴンタイプの車両1を例に挙げて説明したが、トランクルームを備えるセダンタイプの自動車にも実施することができることは、勿論である。
蓋部材6の表面には、荷物の滑り防止用の 凹凸を形成したり、滑り防止部材を設けたり、表面を保護する保護部材等を設けてもよい。
また、蓋部材6の周縁部には、蓋部材6が載置される開口4a内の前側上部支持部4b、後側支持部4cおよび前側下部支持部4dから蓋部材6を引き上げるための手掛けバンドを取り付けたり、指を引っ掛ける部分を形成したりしても構わない。このようにすれば、蓋部材6の開閉作業が行い易くなる。
なお、前記実施形態では、車両用収納装置3に固定手段7を設けた場合を説明したが、その固定手段7はなくても構わない。つまり、蓋部材6は、図3に示すように、フロア底面1eから1段下がった前側上部支持部4b、後側支持部4c、または、前側下部支持部4dに嵌合した状態に配置されるので、車両1の走行中の振動等で段部4の開口4aから外れることがない。
1a 車両の端部
1b ドア開口部(開口部)
1c 下端部
1d 荷室
1e フロア底面
2 扉
3 車両用収納装置
4 段部
4b 前側上部支持部(支持部)
4c 後側支持部(支持部)
4d 前側下部支持部(支持部)
5 収納凹部
6 蓋部材
6a 一端部
6b 他端部
6c 上板
6d 側板
6e 脇板
6f 蓋部材の端部
6g 係止穴
7 固定手段
7A 第1固定手段
7B 第2固定手段
H1 荷室前端部の高さ(一方の高さ)
H3 前側下部支持部の高さ(段部の他方の高さ)
H4 蓋部材の高さ
H5 後側支持部の高さ(段部の他方の高さ)
H6 荷室後端部の高さ(他方の高さ)
Claims (7)
- 車両の端部に開口部を有し、この開口部を開閉自在に支持される扉を備える車両用収納装置において、
前記車両用収納装置のフロア底面は、前後方向の一方の高さを他方の高さより高くすると共に、前記他方の高さを前記開口部の下端部と略同一の高さとした段部と、
前記フロア底面の一方の高さの部位と前記開口部の下端部とを結ぶ前記段部を閉塞可能な縦断面視して略L字形状の蓋部材と、
前記段部の前後端部に前記蓋部材を支持する支持部と、
前記一方の高さのフロア底面と前記他方の高さのフロア底面との間に形成された収納凹部と、を備えていることを特徴とする車両用収納装置。 - 前記蓋部材は、前記蓋部材の前後方向の一端部が、前記フロア底面の一方の高さと略同一の高さの位置に配置され、前記蓋部材の他端部が、前記フロア底面の他方の高さと略同一の高さに配置された状態を保持する固定手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両用収納装置。
- 前記固定手段は、蓋部材の前後方向の一端部が、前記フロア底面の一方の高さと略同一の高さに保持することと、前記蓋部材の他端部をフロア底面の一方の高さと略同一の高さに保持することが可能な第1固定手段と、
前記蓋部材の他端部を前記フロア底面の他方の高さと略同一の高さに保持する第2固定手段と、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の車両用収納装置。 - 前記蓋部材は、上板と、この上板の端部から下方に延設された側板と、から構成され、
前記側板は、前記フロア底面の一方の高さと他方の高さの差とが略同一の高さになるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用収納装置。 - 前記収納凹部は、前記段部の下部に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用収納装置。
- 車両の端部に開口部を有し、この開口部を開閉自在に支持される扉を備える車両用収納装置において、
前記車両用収納装置のフロア底面は、前後方向の一方の高さを他方の高さより高くすると共に、前記他方の高さを前記開口部の下端部と略同一の高さとした段部を備え、
前記フロア底面の一方の高さの部位と前記開口部の下端部とを結ぶ前記段部を閉塞可能な蓋部材で覆い、
前記蓋部材は、上板と、この上板の端部から下方に延設された側板と、から構成され、
前記側板は、前記フロア底面の一方の高さと前記他方の高さの差と略同一の高さになるように配置されていることを特徴とする車両用収納装置。 - 車両の端部に開口部を有し、この開口部を開閉自在に支持される扉を備える車両用収納装置において、
前記車両用収納装置のフロア底面は、前後方向の一方の高さを他方の高さより高くすると共に、前記他方の高さを前記開口部の下端部と略同一の高さとした段部を備え、
前記フロア底面の一方の高さの部位と前記開口部の下端部とを結ぶ前記段部を閉塞可能な蓋部材で覆い、
前記蓋部材は、前記蓋部材の前後方向の一端部が、前記フロア底面の一方の高さと略同一の高さの位置に配置され、前記蓋部材の他端部が、前記フロア底面の他方の高さと略同一の高さに配置された状態を保持する固定手段を備え、
前記固定手段は、前記蓋部材の前後方向の一端部が、前記フロア底面の一方の高さと略同一の高さに保持することと、前記蓋部材の他端部をフロア底面の一方の高さと略同一の高さに保持することが可能な第1固定手段と、
前記蓋部材の他端部を前記フロア底面の他方の高さと略同一の高さに保持する第2固定手段と、を備えたことを特徴とする車両用収納装置。
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