JP3042289U - 自動車積載荷物固定装置 - Google Patents

自動車積載荷物固定装置

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JP3042289U
JP3042289U JP1997002605U JP260597U JP3042289U JP 3042289 U JP3042289 U JP 3042289U JP 1997002605 U JP1997002605 U JP 1997002605U JP 260597 U JP260597 U JP 260597U JP 3042289 U JP3042289 U JP 3042289U
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Japan
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luggage
rear stopper
handle
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hole
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JP1997002605U
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English (en)
Inventor
暢男 茂木
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暢男 茂木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後方ストッパーを係止するチェーンが緩ん
で、荷物を固定する後方ストッパーがガタつき易かっ
た。 【解決手段】 ロック機構3を、後方ストッパー2の起
伏回動に伴ってスライド可能な可動部4と、可動部4の
スライドに伴って後方ストッパー2の起伏方向に起伏可
能なガイド部5と、可動部4のスライドをロック・解除
可能なハンドル6で構成し、ハンドル6に可動部4が貫
通する通孔8を開け、ハンドル7は通常は可動部4に対
して傾斜して、通孔8の内周面がそれを貫通する可動部
4の外周面に接触して可動部4をロックし、手動操作に
より傾斜角度を変えて通孔8の内周面を可動部4の外周
面から離すとロックが解除されるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は霊柩車や救急車等の自動車の荷台に積載した柩、ストレッチャー等の 荷物を固定して、自動車の停車・発進時の振動や、走行中の振動等により荷物が 移動しないようにするための自動車積載荷物固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
霊柩車は荷台に設置されたローラの上に柩を積載できるようにしたものとか、 柩をストレッチャーにのせたまま積載できるようにしたもの等がある。救急車に は患者や怪我人等を載せて運ぶストレッチャーを積載できるようにしたものもあ る。
【0003】 従来の霊柩車では図5に示すように、自動車Aの荷台Bの左右の略半分に、多 数本のローラCを取り付けた積載装置Dを設置してある。この積載装置Dは図4 (a)に示すように、底板Eに間隔をあけて2本のメインフレームFを取り付け 、メインフレームF間に2本のローラフレームGを配置し、そのローラフレーム G間に多数本のローラCを間隔をあけて回転自在に取り付けてある。また、メイ ンフレームFの前方上方に、前方調節ストッパーHを被せると共に、同ストッパ ーHの突子IをメインフレームFの穴Jに差し込み、このとき、差し込む穴Jを 選択することにより、メインフレームFへの前方調節ストッパーHの取り付け位 置を変えて、柩をのせる部分の長さ(前後方向の長さ)を調節できるようにして ある。また、メインフレームFの後方には後方ストッパーKが矢印X−Y方向に 回動可能に取り付けてある。更に、メインフレームFの外側面にチェーンLを取 り付けておき、後方ストッパーKの外側面に係止具Mを取り付けてある。この係 止具Mは図4(b)に示すように半円筒状に形成され、その開口部の一端Nだけ を後方ストッパーKの外側面に取り付け、他端Oを同外側面から離してチュエー ンJを通す隙間Pをあけてある。
【0004】 図4(a)に示す積載装置Dに柩をのせる場合は、後方ストッパーKを荷台の 後方に倒した状態で、荷台の後方からローラCの上に柩R(図6)をのせ、柩R を前方に押して前方調節ストッパーHのラバーS(図4a)に押し当て、その後 に後方ストッパーKを起立させて同ストッパーKに取り付けられているラバーT を図6のように柩Rの後面に押し当て、その状態でチェーンLを係止具Mの切欠 き部(図4b)Vに係止して後方ストッパーKを固定し、自動車の発進・停止時 、或は走行時の振動により後方ストッパーKが後方に戻ったり、倒れたりしない ようにして柩Rを固定できるようにしている。
【0005】 図4(a)に示す積載装置Dが設置されている自動車の荷台に、柩をのせたス トレッチャーをのせる場合は、後方ストッパーKを荷台の後方に倒して、荷台の 後方から積載装置Dをまたいでストレッチャーをのせ、ストレッチャーを前方に 押して所定位置に停止させてから、後方ストッパーKを起立させてストレッチャ ーの後面に押し当て、その状態でチェーンKを係止具Mの切欠き部(図4b)V に係止して後方ストッパーKを固定し、自動車の発進・停止時、或は走行時の振 動により後方ストッパーKが後方に戻ったり、倒れたりしないようにしてストレ ッチャーを固定している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら図4に示す従来の積載装置Dには次の様な課題があった。即ち、 チェーンLを係止具Mの切欠き部Vに係止するためには、チェーンLを係止具M の上面の上まで引上げてから、チェーンLを切欠き部Vに落し込まなければなら ないため、切欠き部Vに落し込まれたチェーンLは、係止具Mの上面と切欠き部 Vとの間の寸法差分だけたるむことになり、チェーンLによる後方ストッパーK の係止が緩む。このため自動車の発進・停止時、或は走行時の振動により後方ス トッパーKがガタつき、それに伴って柩や柩をのせたストレッチャーも前後に移 動してガタつき、柩の中の遺体が損傷する虞れがある。通常、図5に示すように 自動車の後部座席Wには遺族や関係者が同乗しているため、同乗車にそのような 不安や心配を与えることになり、好ましいことではない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、後方ストッパーを確実に固定して、後方ストッパーで固定される積 載荷物が移動しないようにすることを目的とする。
【0008】 本件出願の第1の考案は、自動車の荷台に積載した荷物、又は自動車の荷台に 設けた多数本のローラ1の上に積載した荷物、又は自動車の荷台に設けた多数本 のローラ1をまたいで積載した荷物に、起伏回動可能な後方ストッパー2を起立 させて押し当て、同後方ストッパー2をロック機構3によりロックして、荷物を 固定する自動車積載荷物固定装置であり、ロック機構3は、後方ストッパー2の 起伏回動に伴ってスライド可能な可動部4と、可動部4のスライドに伴って後方 ストッパー2の起伏方向に起伏可能なガイド部5と、可動部4のスライドをロッ ク・解除可能なハンドル6を備え、ハンドル6には前記可動部4が貫通する通孔 8が形成され、ハンドル6は通常は可動部4に対して傾斜して、通孔8の内周面 がそれを貫通する可動部4の外周面に接触して可動部4をスライドできないよう にロックし、手動操作により傾斜角度を変えて通孔8の内周面を可動部4の外周 面から離すと前記ロックが解除されて可動部4がスライド可能なるようにしたも のである。
【0009】 本件出願の第2の考案は請求項1記載の自動車積載荷物固定装置において、ハ ンドル6がスプリング9により押されて、通孔8を貫通する可動部4に対して斜 めに保持されるようにしたものである。 てある。
【0010】 本件出願の第3の考案は請求項1又は請求項2記載の自動車積載荷物固定装置 において、ロック機構3を自動車の荷台に取り付けられる積載装置11の両側に 取り付けてなるものである。
【0011】
【考案の実施の形態1】 本考案の自動車積載荷物固定装置の実施の形態を図1〜図3に基づいて詳細に 説明する。図1に示すものは自動車の荷台に取り付けるための積載装置11であ り、これは平板状の基板21の上に2本のメインフレーム22を間隔を開けて配 置し、底板21の上に間隔を開けて配置した2本のローラフレーム23間に多数 本のローラ1を間隔をあけて回転自在に取り付けてある。この場合、ローラ1は メインフレーム22及びローラフレーム23の上面よりやや上方に突出するよう に取り付けて、その上を柩がスムースに移動できるようにしてある。
【0012】 メインフレーム22の前方上方には、前方調節ストッパー24を被せると共に 同ストッパー24の突子25をメインフレーム22の穴26に差し込んで、前方 調節ストッパー24をメインフレーム22に取り付けてある。この場合、突子2 5を差し込む穴26を選択することにより、前方調節ストッパー24の取り付け 位置を変えて、柩をのせる部分の長さ(前後方向の長さ)を調節できるようにし てある。また、メインフレーム22の後方には後方ストッパー2が図1の矢印X −Y方向に回動して起伏可能としてある。
【0013】 そして、この実施例では一方のメインフレーム22の外側面にロック機構3を 設けてある。このロック機構3はメインフレーム22の外側面に円筒状のガイド 部5の一端を回動可能に取り付けて、他端側を矢印X−Y方向に起伏回動可能な るようにし、このガイド部5内にパイプ状の可動部4がスライド可能に差し込ま れ、可動部4の後端部が後方ストッパー2の外側面に回動可能に取り付けられて いる。このような構造とすることにより、後方ストッパー2を矢印Y方向に起立 するように回動させると、可動部4が同方向に起立しながらスライドしてガイド 部5内に差し込まれると共に、可動部4の起立に伴ってガイド部5も同方向に起 立するようにしてある。
【0014】 また、ロック機構3には可動部4のスライドをロック・解除可能なハンドル6 が取り付けられている。このハンドル6は図2に示すように側面形状がL字状に 形成されており、その縦板7にパイプ状の可動部4が貫通する通孔8を形成し、 ハンドル6の下端部を図2(a)のように連結具31に回動可能に連結し、更に 、連結具31を前記ガイド部5に取付けてある支持具32に回動可能に取付けて ある。この場合、通孔8の内径は可動部4の外径よりも多少大きくしてある。更 に、ハンドル6とガイド部5との間にスプリング9(図2a)を配置して、ハン ドル6がスプリング9により常時外側に押されて、通孔8に貫通した可動部4に 対して傾斜し、通孔8の内周面が図2(a)のように可動部4の外周面に接触し て可動部4がスライドできないようにロックされるようにしてある。また、ハン ドル6は手動操作により図2(a)の矢印方向に押し下げると、図2(b)に示 すように傾斜角度が変化して通孔8に貫通している可動部4に対して平行になり 、通孔8の内周面が可動部4の外周面から離れて前記ロックが解除されて可動部 4がスライド可能なるようにしてある。また、ガイド部5の外側面には安全板3 4(図2a)が突設されている。これはハンドル6を押し下げるときに、ハンド ル6の上に親指をかけ、安全板34の下に他の指をあてがってハンドル6を押し 下げ易くすると共に、親指以外の指がハンドル6とガイド部5との間に挟まれな いようにするためのものである。
【0015】 前記した自動車積載荷物固定装置を使用するには、それを自動車の荷台に設置 する。この場合、前方調節ストッパー24が荷台の前方に、後方ストッパー2が 荷台の後方になるように荷台に取り付ける。荷台に柩R(図3)を積載する場合 は、柩Rをローラ1の上にのせて荷台の前方に送り込む。このとき、ローラ1が 回転するので柩は容易且つスムースに押込まれる。柩Rが前方調節ストッパー2 4に突き当たったら、後方ストッパー2を起立させて柩Rの後面に押し当てる。 このときハンドル6を図2(b)のように押し下げて可動部4のロックを解除し た状態で後方ストッパー2を起立させると、可動部4がスライドしてガイド部5 の内部に差し込まれ、後方ストッパー2と共に起立する。これに伴ってガイド部 5も起立する。後方ストッパー2を起立させて柩Rの後面に押し当てたら、ハン ドル6の押し下げを解除する。これによりハンドル6がスプリング9で自動的に 外側に押されて傾斜し、図2(a)のように可動部4に対して傾斜して、通孔8 の内周面が可動部4の外周面に接触して可動部4がロックされ、スライドできな くなる。このため後方ストッパー2は自動車の走行中の振動や発進・停止時の振 動等によっても後方に戻されたり、倒れたりせず、ガタつくことがない。なお、 前記のように後方ストッパー2を起立させて柩Rの後面に押し当てるときはハン ドル6を押し下げなくともよく、操作せずに後方ストッパー2を起立させれば、 後方ストッパー2は無段階にどの位置ででも停止する。
【0016】 柩Rを荷台から下ろすときは、ハンドル6を手動操作により図2(a)の矢印 O方向に押し下げると、図2(b)のように通孔8の内周面が可動部4の外周面 から離れて前記ロックが解除され、可動部4がスライド可能となる。この状態で 後方ストッパー2を荷台の後方に倒伏させると、それに伴ってガイド部5及び可 動部4が後方に倒れると共に、可動部4がスライドして外側に伸び出し、後方ス トッパー2が荷台の後方に倒れ、柩Rを後方に引き出して荷台から下ろすことが できる。
【0017】 図示したロック機構3は2本のメインフレーム22のうち、一方のメインフレ ーム22の外側面にのみ取り付けてあるが、ロック機構3は両方のメインフレー ム22に取り付けることもできる。また、メインフレーム22以外の他の場所、 例えば、荷台の所望箇所に取り付けることも可能である。ローラ1も図示したも のは平行な2本のレールフレーム23間に取り付けてあるが、他の場所、例えば 、荷台の床にブラケットを取り付けて、そのブラケットにローラ1を取り付ける ようにすることもできる。
【0018】
【考案の効果】
本考案の第1の自動車積載荷物固定装置は次のような効果がある。 1.ロック機構3のハンドル6を手で押し下げたり、押し下げを解除したりす るだけのワンタチ操作で可動部4をロックしたり、ロックを解除したりすること ができるので、取扱いが簡便である。 2.ロック機構3による後方ストッパー2のロックが確実であるため、後方ス トッパー2が自動車の走行中の振動や発進・停止時の振動等によっても戻された り、倒れたりせず、ガタつくことがないため、後方ストッパー2で押される柩も 安定する。
【0019】 本考案の第2の自動車積載荷物固定装置は前記効果の他に、更に次のような効 果もある。 1.ハンドル7がスプリング9により押されて、通孔8を貫通する可動部4に 対して自動的に斜めに保持されるので、ハンドル7を操作しない限り可動部4の ロックは解除されず、可動部4のロックが確実になる。
【0020】 本考案の第3の自動車積載荷物固定装置は前記効果の他に、更に次のような効 果もある。 1.ロック機構3を、荷台に取り付ける積載装置11の両側に取り付けたので 、大きな荷重の後方ストッパー2をもロックすることができ、ロックがより一層 確実になル。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動車積載荷物固定装置の一例を示す
斜視説明図。
【図2】(a)は本考案の自動車積載荷物固定装置にお
けるロック機構の説明図、(b)はロック機構をハンド
ル操作した状態の部分説明図。
【図3】本考案の自動車積載荷物固定装置により柩を固
定した状態の側面説明図。
【図4】(a)は従来の自動車積載荷物固定装置の斜視
説明図、(b)は同装置におけるロック機構の説明図。
【図5】従来の霊柩車の一例を示す平面概略図。
【図6】従来の自動車積載荷物固定装置により柩を固定
した状態の側面説明図。
【符号の説明】
1 ローラ 2 後方ストッパー 3 ロック機構 4 可動部 5 ガイド部 6 ハンドル 8 通孔 9 スプリング 11 積載装置

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の荷台に積載した荷物、又は自動車
    の荷台に設けた多数本のローラ(1)の上に積載した荷
    物、又は自動車の荷台に設けた多数本のローラ(1)を
    またいで積載した荷物に、起伏回動可能な後方ストッパ
    ー(2)を起立させて押し当て、後方ストッパー(2)
    をロック機構(3)によりロックして、荷物を固定する
    自動車積載荷物固定装置であり、ロック機構(3)は、
    後方ストッパー(2)の起伏回動に伴ってスライド可能
    な可動部(4)と、可動部(4)のスライドに伴って後
    方ストッパー(2)の起伏方向に起伏可能なガイド部
    (5)と、可動部(4)のスライドをロック・解除可能
    なハンドル(6)を備え、ハンドル(6)には前記可動
    部(4)が貫通する通孔(8)が形成され、ハンドル
    (6)は通常は可動部(4)に対して傾斜して通孔
    (8)の内周面がそれを貫通する可動部(4)の外周面
    に接触して可動部(4)をスライドできないようにロッ
    クし、手動操作により傾斜角度を変えて通孔(8)の内
    周面を可動部(4)の外周面から離すと前記ロックが解
    除されて可動部(4)がスライド可能なるようにしたこ
    とを特徴とする自動車積載荷物固定装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動車積載荷物固定装置に
    おいて、ハンドル(6)がスプリング(9)により押さ
    れて、通孔(8)を貫通する可動部(4)に対して斜め
    に保持されるようにしたことを特徴とする自動車積載荷
    物固定装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の自動車積載荷
    物固定装置において、ロック機構(3)を自動車の荷台
    に取り付けられる積載装置(11)の両側に取り付けて
    なることを特徴とする自動車積載荷物固定装置。
JP1997002605U 1997-04-08 1997-04-08 自動車積載荷物固定装置 Expired - Lifetime JP3042289U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113771901A (zh) * 2021-08-03 2021-12-10 北京交通大学 一种履带式货物加固装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113771901A (zh) * 2021-08-03 2021-12-10 北京交通大学 一种履带式货物加固装置
CN113771901B (zh) * 2021-08-03 2022-06-28 北京交通大学 一种履带式货物加固装置

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