JP2002017786A - ストレッチャーにおけるサイドレールの立位保持機構 - Google Patents

ストレッチャーにおけるサイドレールの立位保持機構

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Abstract

(57)【要約】 【課題】載置台にサイドレールを回動自在に取り付ける
ことによって、脱着時の煩わしさを解消するとともに、
不測の場合にも立設状態は保持される安全性の高い立位
保持機構を備えたサイドレールを提供すること。 【解決手段】走行可能に車輪を具備した下部フレーム
と、該下部フレームに立設した支柱と、該支柱上部に付
設した平面視において前後方向が長くて左右方向が短い
略々矩形状の載置台とからなるストレッチャーにおい
て、前記載置台側部には軸受を介して、サイドレールを
前後方向に摺動可能かつ該軸受の軸心周りに回動可能に
取り付け、さらに、前記軸受及びサイドレール端部に夫
々係合部を設け立設状態が保持されるよう構成し、サイ
ドレール内部に枢止されたレバーの操作により、サイド
レールを前後方向に摺動可能とするとともに、この摺動
によって前記係合部の係合状態が解除され、前記サイド
レールが前記軸受周りを回動自在となるよう構成された
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ストレッチャーに
おけるサイドレールの立位保持機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、病院あるいは施設等で患者あるい
は療養者等をベッド等から所望の場所へ搬送するにはス
トレッチャーが用いられている。このストレッチャーに
は、患者等の落下防止のために載置台両側部にサイドレ
ールが具備されている。
【0003】しかし、従来のサイドレールにあっては、
載置台側部に設けた空孔部に門型のサイドレールを差し
込むもの、また、載置台側部に設けた軸に回動自在に枢
着したサイドレールをスプリング等により一方に付勢
し、立設状態で保持されるよう係合部を備えているもの
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者のような脱着式の
サイドレールにあっては、患者等の移載を行うたびにサ
イドレールを脱着しなければならず、操作上非常に煩わ
しいものであった。また、後者の回動可能なサイドレー
ルの場合には、患者等の不測の動作によって係合状態が
解除されないように強力なスプリングが必要であり、ま
た、ストレッチャーの移動時にもサイドレールを不用意
に掴んで押してしまうと係合状態が解除され、患者等の
転倒につながる恐れがあった。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みなされ
たものであり、載置台にサイドレールを回動自在に取り
付けることによって、脱着時の煩わしさを解消するとと
もに、不測の場合にも立設状態は保持される安全性の高
い立位保持機構を備えたサイドレールを提供することを
課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、走行可能に車
輪を具備した下部フレームと、該下部フレームに立設し
た支柱と、該支柱上部に付設した平面視において前後方
向が長くて左右方向が短い略々矩形状の載置台とからな
るストレッチャーにおいて、前記載置台側部には軸受を
介して、サイドレールを前後方向に摺動可能かつ該軸受
の軸心周りに回動可能に取り付け、さらに、前記軸受及
びサイドレール端部に夫々係合部を設け、少なくとも立
設状態が保持されるよう構成し、サイドレール内部に枢
止されたレバーの操作により、サイドレールを前後方向
に摺動可能とするとともに、この摺動によって前記係合
部の係合状態が解除され、前記サイドレールが前記軸受
周りを回動自在となるよう構成されたことを特徴とす
る。
【0007】また、走行可能に車輪を具備した下部フレ
ームと、該下部フレームに立設した支柱と、該支柱上部
に付設した平面視において前後方向が長くて左右方向が
短い略々矩形状の載置台とからなるストレッチャーにお
いて、前記載置台側部にはサイドレールを構成するサイ
ドレールパイプが軸受を介して該軸受軸心周りに回動自
在かつ前後方向に摺動可能に設けられており、さらに前
記軸受及びサイドレールパイプ端部には夫々係合部が設
けられており、少なくともサイドレールが立設状態で保
持され、該係合部の係合を解除する手段として、前記サ
イドレールパイプ内にはレバーが枢着されており、前記
軸受側には該軸受軸心周りに回動可能な回動軸受が前後
方向の摺動を規制された状態で枢止され、該回動軸受に
固着されたプレートにピンが止着され、前記レバーに固
着されたプレートに設けられたロック部と作動部とから
なる規制孔に前記ピンを挿通させ、該ピンが相対的にレ
バーの回動に伴い回動中心から略々同一距離にあるロッ
ク部から徐々に遠ざかるように形成された作動部へ移動
することによって、回動軸受に摺動が規制された軸受
と、レバーの枢着されているサイドレールの係合状態が
解除されるよう構成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に係る立位保持機構を備えたサイドレー
ルは、載置台側部に軸受を介して前後に摺動可能かつ軸
受周りを回動可能に取り付けられている。そして、前記
軸受及びサイドレールを構成するサイドレールパイプ端
部に係合部が設けられており、立設状態で保持される構
成となっている。そして、サイドレールパイプ内部に枢
止されたレバーの回動により、サイドレールパイプを前
後に摺動させることができる。これにより、前記係合部
の係合状態が解除され、回動自在となる。
【0009】すなわち、レバー操作をしなければ立設状
態は保持され、不測にサイドレールに力が作用してもサ
イドレールの立設状態は保持されるものである。また、
側方に展開した状態から、サイドレールを立設状態まで
回動させると前記係合部の係合が自動的に行われ、操作
も非常に簡単である。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係るストレッチャーにおける
サイドレール立位保持機構について、一つの実施形態を
示し、添付の図面に基づいて説明する。図1乃至図3
は、本発明に係るサイドレールの立位保持機構1を備え
たストレッチャー2を示す。このストレッチャー2は、
キャスタ型の車輪3,3,・・・を備えた下部フレーム
4上に、支柱5を介して、載置台6を支持する構成と
し、前記下部フレーム4は背丈が低く、また、正面視に
おいて前記載置台6下方には側方に開放された空間S1
が形成されるよう構成されている。そして、該空間S1
により、ベッドB等に載置台6を重ねることが可能とさ
れている。
【0011】上記のストレッチャー2には次に説明する
立位保持機構1を内部に設けたサイドレール7が付設さ
れている。まず、前記載置台6を構成するフレームパイ
プ6a,6a端部には、軸受8,8,9,9が固着され
ている。該軸受8,9は、一方が中空の筒体8aからな
り、他方は軸受外周部に抜止溝9aが形成されるととも
に端部に係合溝9bが形成されている。
【0012】この軸受9には中空の筒体10aにU字状
に曲折されたプレート10bが固着されてなる回動軸受
10が挿通され、筒体10aに設けた雌ネジ部10cに
ネジ11を螺着し、前記抜止溝9aに該ネジ11先端部
が挿通され回動軸受10の抜け止めがされるとともに、
前記軸受9に対して回動自在に取り付けられている。な
お、前記プレート10bにはピン12,13を嵌入する
空孔部10d,10eが設けられている。
【0013】7aはサイドレールパイプであり、一端部
には段付支軸14が固着されている。該段付支軸14は
前記軸受9に挿通可能な小径軸部14aと前記回動軸受
10に挿通可能な大径軸部14bとからなり、大径軸部
14b端部には前記係合溝9bに係合する凸部14cが
一体的に形成されている。そして、サイドレールパイプ
7aの一端部を前記軸受8に挿通するとともに他端部で
ある段付支軸14側を前記回動軸受10に挿通し、軸受
9に小径軸部14aを枢止している。なお、前記サイド
レールパイプ7aにはU字状のプレート15が固着され
ている。
【0014】16はレバーであり、前記サイドレールパ
イプ7aに沿うように曲折されたレバー部材16aに両
端部近傍に空孔部16b及び規制孔16cが設けられた
プレート16dが固着されている。なお、前記規制孔1
6cは空孔部16bを中心とした円弧状の上下方向のロ
ック部aと、前記空孔部16bに対して徐々に遠ざかる
よう傾斜した作動部bとからなる。
【0015】このレバー16を前記プレート15にピン
17により回動自在に取付けるとともに、回動軸受10
のプレート10bにピン12を嵌入し、該ピン12が相
対的に前記規制孔16c内を移動可能に取り付けてい
る。なお、一方の空孔部10eにはピン13が嵌着さ
れ、前記レバー部材16a端部の空孔部16eと該ピン
13にスプリング18を掛け止め、レバー16が下方回
動し、ピン12がロック部aに位置するよう付勢されて
いる。7b,7b,・・・はカバー取付部材であり、7
c,7cは前記カバー取付部材7b,7b,・・・にね
じ止めされたカバーである。
【0016】上記のように構成されたサイドレール7に
あっては、搬送中等立設状態としているときには立位保
持機構1を構成するレバー16がスプリング18により
下方回動され、前記軸受9の係合溝9bと段付支軸14
の凸部14cが係合状態にあり、また、回動軸受10の
プレート10bに嵌入されたピン12がレバー16の規
制孔16cのロック部aに位置しているので、サイドレ
ール7に前後左右および上下方向から不測の力が作用し
てもサイドレール7の前後方向の摺動が規制されてお
り、係合溝9bおよび凸部14cの係合状態が解除され
ることがなく、非常に安全な立位保持機構である。さら
に、レバー16をサイドレールパイプ7a内側に設け、
カバー7cの窓部からの操作とすることによって、誤操
作を軽減することができた。
【0017】逆に、このサイドレール7を側方に倒す場
合には、レバー16をスプリング18に抗して上方回動
させ、相対的にピン12をロック部aから作動部bに移
動させる。すると、サイドレールパイプ7aが回動軸受
10から遠ざかるように摺動し、軸受9の係合溝9bと
段付支軸14の凸部14cの係合が解除され、回動自在
となる。
【0018】なお、前記係合溝9bを第6図に示すよう
に複数設けることによって、水平状態で保持することも
可能となり、点滴等の処置を行う際にサイドレール7を
補助的な台として使用することも可能となり、非常に好
適である。
【0019】さらに、以下に説明する移乗装置20を設
けたストレッチャー2に該立位保持機構1を備えたサイ
ドレール7を付設することによって、患者等の移載作業
が非常に簡単に行えるようになる。このストレッチャー
2は、前後にそれぞれ設けられる前フレーム4aと後フ
レーム4bとを前後方向の縦フレーム4c,4dで連結
して略々H型状に構成し、四隅にはキャスター型の車輪
3,3,・・が取り付けられた下部フレーム4を備えて
おり、前後及び左右何れの方向にも移動自在に設けら
れ、またベッドB下に侵入可能なように背丈の低い構造
となっている。
【0020】5は支柱で昇降機構21が設けられてい
る。前記縦フレーム4c,4d間に、前後両端部をそれ
ぞれ軸受体22,23により回転自在に支持したねじ軸
24を設け、さらにこのねじ軸24の一端には軸継手2
5を介してペタル(図示しない)操作により、正・逆回
転操作可能なモーター26が連結されている。27は前
記ねじ軸24に螺合する螺合体であり、ねじ軸24が回
転することによって、このねじ軸24に沿って前後移動
するようになっている。
【0021】そして、中央部で交差した2本のリンク2
8,29を、その交差部でピン30により枢着し、この
リンク28,29は、一端をそれぞれ下部フレーム4側
と載置台6側とにピン31,32を介して前後方向揺動
自在に連結し、他端にはローラー33,34をそれぞれ
設けて、このローラー33,34が載置台6側と下部フ
レーム4側にそれぞれ設けられた断面コ字状のレール3
5,36に沿って前後方向に転動するように設け、リン
ク28,29の開閉により載置台6を昇降させるX型リ
ンク機構を基本構成としている。
【0022】37は押上アームであり、一端を前記リン
ク28のピン30とピン31の中間部に固着されたブラ
ケット38にピン39を介して枢着し、他端には前記下
部フレーム4側に設けられたレール36に沿って転動自
在なローラー40を左右に設けると共に突設ブラケット
41を一体的に取り付けている。そして、前記突設ブラ
ケット41の先端部と螺合体27とを連結リンク42に
より連結し、螺合体27の前後移動によって押上アーム
37を介してリンク28がピン31を軸心として起伏回
動されるように設けられている。これは、すなわちX型
リンク機構の開閉作動となり、載置台6が昇降されるこ
とになる。43は昇降部のカバーである。
【0023】なお、本実施例においては上述の昇降機構
を用いているが、前記載置台6が上下に昇降するもので
あればよく、本実施例に限定するものではない。
【0024】44は床部フレームで、パイプを格子状に
接合したものである。そして、該床部フレーム44には
L字状のプレート45,45が固着されており、該プレ
ート45,45を前記支柱5上端にボルト等により、固
定している。
【0025】なお、該床部フレーム44には、移乗装置
20の巻取手段46が設けられている。47はブラケッ
トであり、該ブラケット47には軸受48が固着されて
いる。そして、該軸受48には一端部に方形状の空孔部
49aを備え、他端部にはベベルギヤ49bが止着され
た軸体49が軸受けされている。そして、コ字状に形成
されてなるブラケット50に支承された軸体51のベベ
ルギヤ51aと噛合している。さらに軸体51にはギヤ
51bが止着されており、該軸体51下方にブラケット
50によって軸受けされた回転軸52のギヤ52aと噛
合している。なお、該回転軸52には係止片53aが固
着された巻取筒53が止着されている。54はハンドル
で、L字状に形成され、一端部にグリップ55を止着
し、他端部は方形軸部54aとし、前記方形状の空孔部
49aに挿し込み可能とされている。すなわち、ハンド
ル54を前記空孔部49aに挿し込み、回転させること
によって、回転軸52が正逆転可能に構成されたもので
ある。
【0026】この床部フレーム44上にはボード56が
付設され、さらに、ボード56上にはクッション性のよ
い、マット57が設けられている。
【0027】前記マット57上には、移送シート58が
配されている。59,60は巻取帯であり、共に基端を
輪状に縫い合わせて、その輪部を前記巻取筒53,5
3,・・の係止片53a,53a,・・・に挿通係合さ
せた状態でそれぞれ正転巻と逆転巻で巻取り可能に取り
付けている。
【0028】移送シート58は屈曲自在な合成樹脂やゴ
ムあるいは布からなる少し厚みのある強力シートであ
り、前記マット57の上面に付設されている。そして、
この移送シート58の裏面に前記巻取帯59,60の自
由端側をそれぞれ前記ボード56の裏面側から表面側へ
迂回した状態で止着し、前記回転軸52を逆転〔反
(イ)方向〕すると巻取帯59を送り出して、逆に巻取
帯60を巻取り、第15図に示すように載置台上から外
方に大きくはみだすように移送シート58が移動され、
逆転〔(イ)方向〕すると巻取帯60を送り出して、逆
に巻取帯59を巻取り、移送シート58を載置台13の
上に戻すことが可能かつ、さらに逆転を続けると反対側
の外方へ大きくはみ出し得るように設けている。
【0029】なお、本実施例においては、左右両側に大
きくはみ出すよう構成しているが片側にのみはみ出すよ
う構成したものでも何ら問題ではない。
【0030】次に、上例の作用について説明する。ま
ず、ベッドBと載置台6の高さをそろえ、空間S1にベ
ッドサイドが進入するようにベッド側へストレッチャー
を移動させる。そして、ベッドB上の患者等を横臥姿勢
とし、サイドレール7のレバー16を引き上げる。する
と、軸受9と段付支軸14の係合が解除され、回動自在
となるので該サイドレール7をベッドB上に展開させ
る。
【0031】そして、ハンドル54を回転操作して、回
転軸52を逆転方向である反矢印(イ)方向へ回転させ
ると、移送シート58が繰り出され、患者の背面側ベッ
ド上に位置することになる。
【0032】この状態からゆっくりと患者を元の仰伏姿
勢にすると、ちょうど移送シート58上に横たわる状態
になり、それからハンドル54を正転〔矢印(イ)方
向〕すると、移送シート58が移動し、極めて容易に患
者をベッドB上から載置台6上に移し替えることができ
る。
【0033】次に、展開しておいたサイドレールを略々
90度起こす。すると、スプリングによって付勢されて
いるので立設状態となったときに自動的に軸受9と段付
支軸14が係合され、この状態で保持される。然る後、
ペタル(図示しない)を操作して載置台を上昇させれ
ば、自由に目的場所へ患者を移動させることができる。
【0034】また、載置台6上に載せられた患者を再び
ベッドB上に戻すには、上記移し替えの手順と逆の操作
をすれば良い。
【0035】なお、載置台6上に移し変えられた患者が
不測にサイドレールを何れかの方向に押しても、ピン1
2がロック部aに位置しているので軸受9と段付支軸1
4の係合が解除される恐れはない。また、介助者Mが移
動中にサイドレールを押した場合においても同様に係合
状態が介助されることがなく、非常に安全である。
【0036】さらに、軸受9に複数の係合溝9aを設け
ておけば、水平状態で保持することも可能となり、点滴
等の処置を行う際に、狭い載置台の補助台としても使用
でき実用上至便である。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る立
位保持機構を備えたサイドレールを設けたストレッチャ
ーはサイドレールの誤操作によるサイドレールの側方展
開がほとんど防止でき、非常に安全である。また、展開
するときには、レバー操作のみでよく、また、立設状態
とするときにはサイドレールを垂直方向に回動させるだ
けでよく操作も非常に簡単である。また、軸受9側に複
数の係合溝を設けることによって、補助的な台として使
用することもでき至便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサイドレールを備えたストレッチ
ャーの全体平面図
【図2】その全体側面図
【図3】その全体正面図
【図4】本発明に係る立位保持機構を備えたサイドレー
ルの要部断面図
【図5】その構成を示す斜視図
【図6】軸受の別例を示す斜視図
【図7】立位状態を示す要部斜視図
【図8】係合状態の解除を示す要部斜視図
【図9】ストレッチャーの昇降機構を示す要部平面図
【図10】その要部側面図
【図11】移乗装置を示す要部平面図(1)
【図12】移乗機構を示す要部平面図(2)
【図13】移乗機構を示す要部背面図(1)
【図14】移乗機構を示す要部背面図(2)
【図15】使用状態を示す正面図
【符号の説明】
1 立位保持機構 2 ストレッチャー 3 車輪 4 下部フレーム 5 支柱 6 載置台 7 サイドレール 7a サイドレールパイプ 8,9 軸受 10 回動軸受 10b プレート 12 ピン 9b,14c 係合部 16 レバー 16c 規制孔 16d プレート a ロック部 b 作動部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行可能に車輪を具備した下部フレーム
    と、該下部フレームに立設した支柱と、該支柱上部に付
    設した平面視において前後方向が長くて左右方向が短い
    略々矩形状の載置台とからなるストレッチャーにおい
    て、前記載置台側部には軸受を介して、サイドレールを
    前後方向に摺動可能かつ該軸受の軸心周りに回動可能に
    取り付け、さらに、前記軸受及びサイドレール端部に夫
    々係合部を設け、少なくとも立設状態が保持されるよう
    構成し、サイドレール内部に枢止されたレバーの操作に
    より、サイドレールを前後方向に摺動可能とするととも
    に、この摺動によって前記係合部の係合状態が解除さ
    れ、前記サイドレールが前記軸受周りを回動自在となる
    よう構成されたことを特徴とするストレッチャーにおけ
    るサイドレールの立位保持機構。
  2. 【請求項2】 走行可能に車輪を具備した下部フレーム
    と、該下部フレームに立設した支柱と、該支柱上部に付
    設した平面視において前後方向が長くて左右方向が短い
    略々矩形状の載置台とからなるストレッチャーにおい
    て、前記載置台側部にはサイドレールを構成するサイド
    レールパイプが軸受を介して該軸受軸心周りに回動自在
    かつ前後方向に摺動可能に設けられており、さらに前記
    軸受及びサイドレールパイプ端部には夫々係合部が設け
    られており、少なくともサイドレールが立設状態で保持
    され、該係合部の係合を解除する手段として、前記サイ
    ドレールパイプ内にはレバーが枢着されており、前記軸
    受側には該軸受軸心周りに回動可能な回動軸受が前後方
    向の摺動を規制された状態で枢止され、該回動軸受に固
    着されたプレートにピンが止着され、前記レバーに固着
    されたプレートに設けられたロック部と作動部とからな
    る規制孔に前記ピンを挿通させ、該ピンが相対的にレバ
    ーの回動に伴い回動中心から略々同一距離にあるロック
    部から徐々に遠ざかるように形成された作動部へ移動す
    ることによって、回動軸受に摺動が規制された軸受と、
    レバーの枢着されているサイドレールの係合状態が解除
    されるよう構成したことを特徴とするストレッチャーに
    おけるサイドレールの立位保持機構。
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