JP3061646U - 折畳式電動ベッド - Google Patents
折畳式電動ベッドInfo
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- JP3061646U JP3061646U JP1999000921U JP92199U JP3061646U JP 3061646 U JP3061646 U JP 3061646U JP 1999000921 U JP1999000921 U JP 1999000921U JP 92199 U JP92199 U JP 92199U JP 3061646 U JP3061646 U JP 3061646U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大掛かりな装置を必要とせず、容易に且つ速
やかにベッドをリクライニング状態にすることができる
と共に、不要な時にはコンパクトに折り畳むことによ
り、移動や収納を簡易化させることができる折畳式電動
ベッドを提供する。 【解決手段】 上部に背板および脚板が載置されてな
り、中央部より折り畳みを可能としたベッド枠と、該ベ
ッド枠を折り畳み方向に付勢する付勢バネとを有するベ
ッドにおいて、前記ベッド枠の下部に、モータを包含す
る起伏装置と、該起伏装置に接続され、モータの駆動に
より前記背板を起伏させる作動リンクと、該作動リンク
の一端に設置され、作動リンクと連動して前記脚板を起
伏させるロープとを具備する。
やかにベッドをリクライニング状態にすることができる
と共に、不要な時にはコンパクトに折り畳むことによ
り、移動や収納を簡易化させることができる折畳式電動
ベッドを提供する。 【解決手段】 上部に背板および脚板が載置されてな
り、中央部より折り畳みを可能としたベッド枠と、該ベ
ッド枠を折り畳み方向に付勢する付勢バネとを有するベ
ッドにおいて、前記ベッド枠の下部に、モータを包含す
る起伏装置と、該起伏装置に接続され、モータの駆動に
より前記背板を起伏させる作動リンクと、該作動リンク
の一端に設置され、作動リンクと連動して前記脚板を起
伏させるロープとを具備する。
Description
【0001】
本考案は、背板および脚板を自動的に起伏させると共に、ベッド本体を中央部 より折畳可能とした折畳式電動ベッド(以下、単に「ベッド」とも称する。)に 関する。
【0002】
従来より、モータにてベッドの床板を起伏させ、容易に且つ速やかにリクライ ニングさせることができる電動ベッドが多数開発されている(実開昭54−17 0208号公報、実開昭63−13061号公報等に記載)。
【0003】 上記公報に記載されている電動式のベッドは、モータから連結されている駆動 杆により、ベッド枠内の背板および脚板を自動的に起伏させる構造で形成されて いる。
【0004】 また最近では、ベッドの枠体を中央部より二つ折りにすることができる、簡易 的な折り畳みベッドが開発されている(実用新案登録第3003385号公報、 実用新案登録第3027499号公報に記載)。
【0005】 上記公報に記載されている折り畳みベッドは、枠体の中央部を折曲自在とし、 枠体と両支持脚との間に、折り畳み方向に付勢するバネを張架し、さらに、脚枠 の下端部にキャスタを取り付けた構成である。
【0006】
しかしながら、従来の電動ベッドは、起伏される背板および脚板が、強靭なベ ッド枠体内に収容されているため、不要な時にコンパクトに折り畳むことができ なかった。また、大掛かりな部材や装置が介在するために、全体の形状や重量が 嵩み、運搬や移動時に多大な労力が必要であった。
【0007】 また、簡易的な折り畳みベッドにおいては、ベッドをリクライニングさせるた めには、背板および脚板の起伏を手動で行わなければならなかった。そのため、 高齢者や身体の不自由な人達にとっては、単独でリクライニング状態に形成する ことは不可能であった。
【0008】 本考案は上記の点に鑑み、大掛かりな装置を必要とせず、容易に且つ速やかに ベッドをリクライニング状態にすることができると共に、不要な時にはコンパク トに折り畳むことにより、移動や収納を簡易化させることができる折畳式電動ベ ッドを提供することにある。
【0009】
上記課題を達成するために、本考案の折畳式電動ベッドは、上部に背板および 脚板が載置されてなり、中央部より折り畳みを可能としたベッド枠と、該ベッド 枠を折り畳み方向に付勢する付勢バネとを有するベッドにおいて、前記ベッド枠 の下部に、モータを包含する起伏装置と、該起伏装置に接続され、モータの駆動 により前記背板を起伏させる作動リンクと、該作動リンクの一端に設置され、作 動リンクと連動して前記脚板を起伏させるロープとを具備することを特徴とする ものである。
【0010】 また、本考案の他の折畳式電動ベッドは、前記付勢バネが、前記ベッド枠の両 折曲部に設置されてなるものである。
【0011】 更に、前記脚板の端部に、前記ベッド枠の架設軸上を回動するローラが設けら れたものである。
【0012】 更にまた、前記ロープが、ベッド枠平坦時に弛緩した状態となるよう設置され ているものである。
【0013】 本考案のベッドにおいては、上記構成とすることにより、スイッチを入力して モータを始動させると、作動リンクの一端がモータ側に引き寄せられ、作動リン クの他端が背板を押し上げる。また、作動リンクの一端がさらにモータ側に引き 寄せられると、弛緩していたロープが緊張し、脚板の端部を引き寄せて、略中央 部分を上方に折曲させる。
【0014】 また、収納する場合には、把手を持って上方に引き上げることにより、ベッド 枠の両折曲部に設置された折り畳み方向に付勢する付勢バネによって、ベッドを 少ない力で二つ折りに折り畳むことができる。
【0015】 更に、脚板の端部に架設軸上を回動するローラが設置されていることにより、 脚板をスムーズに起伏させることができる。
【0016】 更にまた、ロープを弛緩した状態にしておくことにより、背板が上昇した後に 脚板が上昇するので、快適なリクライニング状態を実現することができる。
【0017】
以下、本考案の折畳式電動ベッドの実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1および2に示すように、ベッド本体1は、中央部より折り畳み可能とした ベッド枠10と、該ベッド枠10の上部に載置された背板2および脚板3と、前 記ベッド枠10の下部に設置された起伏装置30と、背板2をモータ31の駆動 により起伏させる作動リンク40と、該作動リンク40の一端に設置された、前 記脚板3を起伏させるロープ50とで形成されている。
【0018】 ベッド枠10は、コ字形をなす一対の枠体11、12と、該枠体11、12の 開口端部13を折曲自在に保持する連結材14と、枠体11の端部に設置された ガード枠15および、枠体12の端部に設置された脚枠16とで形成されている 。また、前記脚枠16の下端にはローラ17が設置され、上部側面には、ベッド 枠10を折り畳む時、脚枠16の側面を床面上にスライドさせるためのローラ1 8が設置されている。
【0019】 また、枠体11の端部には、キャスター19を有する脚体20が、また枠体1 1、12の連結材14付近には、ベッド本体1を折り畳む場合に把持する把手2 1が夫々設けられている。さらに、連結材14の下部には、支持脚22が設置さ れている。
【0020】 また、ベッド枠10の両折曲部24における、前記支持脚22間を繋ぐ横架軸 23と枠体11および12の中央下部との間には、ベッドを折り畳む際にベッド 枠10を折り畳み方向に付勢する付勢バネ26が張架されていることが好ましい 。付勢バネ26を夫々の折曲部24の下部に設けることにより、ベッド本体1を 、少ない力で、且つ容易に二つ折りに折り畳むことができる。
【0021】 前記ベッド枠10の上部には、屈曲自在の背板2および脚板3が載置されてい る。背板2の一端は、支持材4にて枠体11に固定されており、他端は非固定状 態となっている。また、前記背板2の支持材4付近には、屈曲部5が設けられて いる。
【0022】 脚板3は、支持材6にて枠体12に固定されている。前記脚板3の略中央部分 には屈曲部7が設けられており、端部には、作動リンク40から接続されている ロープ50を保持する固定具8が設置されている。なお、図6に示すように、脚 板3の端部に、架設軸25上を回動するローラ9を設置することが好ましい。該 ローラ9を設置することにより、起伏時に脚板3の端部がスムーズに摺動する。
【0023】 起伏装置30は、ベッド枠10の枠体11下部に設置されており、モータ31 と、ネジ軸32と、該ネジ軸32に螺合する駆動軸33とで形成されている。ま た前記起伏装置30には、コード35を介してコントローラ34が接続されてい る。
【0024】 作動リンク40は略L字形状をなしており、一端が連結軸42により駆動軸3 3の端部に回動自在に設置されている。また前記作動リンク40の他端は、背板 2の屈曲部5付近に固着された軸体41に固定されている。
【0025】 ロープ50の一端51は、作動リンク40の連結軸42に巻着されており、他 端52はフックを介して脚板3の固定具8に着脱自在に設置されている。また、 ロープ50の中間部分は、横架軸23に設けられているリング53内に挿入され ている。
【0026】 また、前記ロープ50は、ベッド本体1の平坦時においては、弛緩した状態に 保持されていることが好ましい。ロープ50を弛緩させておくことにより、背板 2が上昇した後に脚板3が上昇するので、快適なリクライニング状態を実現する ことができる。また、ベッド本体1を折り畳んだ場合、ロープ50の緊張による 脚板3の上昇を防ぐこともできる。
【0027】 次に、本考案の折畳式電動ベッドの作用動作を図3乃至図5に基づいて説明す る。
【0028】 コントローラ34の上昇スイッチを押すと、モータ31が始動してねじ軸32 を回転させ、駆動軸33をモータ側に引き寄せる。このとき、同時に作動リンク 40の一端がモータ側に引き寄せられ、作動リンク40の他端が背板2を押し上 げる。この状態でスイッチを切ると、背板2のみを上昇させておくことができる 。
【0029】 さらに上昇スイッチを押し続けると、作動リンク40の一端がモータ側に引き 寄せられ、背板2がさらに上昇される。またこの時、ロープ50が緊張すること により脚板3の端部が引き寄せられ、脚板3を屈曲部7から上方に折曲させる。 なお、脚板3の端部には、架設軸25上を回動するローラ9が設置されているの で、脚板3はスムーズに摺動して起伏される。
【0030】 また、ベッド本体1を運搬したり、不要な時に収納したりする場合には、把手 21を把持し上方に引き上げることにより、図7に示すようにコンパクトに二つ 折りに折り畳むことができる。なおこの時、折り畳み方向に付勢する付勢バネ2 6により、ベッド本体1を少ない力で容易に二つ折りに折り畳むことができる。 また、脚体20は、枢軸27を支点として、枠体11に対し垂直方向から平行方 向まで回動自在に形成され、夫々ベッドの使用時および折り畳み時にベッド本体 1を支持することができるよう、各位置で固定可能なロック機構を備えている。 折り畳み時にはキャスター19が床面に接地し、ベッド本体1を折り畳んだ状態 で自由に移動させることができる。
【0031】
以上説明してきたように、本考案の折畳式電動ベッドは、上述の構成とするこ とで以下に示す効果を奏するものである。
【0032】 背板と脚板とを自動的に起伏させる電動ベッドと、簡易的な折畳ベッドを組み 合わせることにより、大掛かりな装置を必要とせず、容易に且つ速やかにベッド をリクライニングさせると共に、不要な時や運搬時にはコンパクトに二つ折りに 畳むことができる。
【0033】 また、ベッド枠の両折曲部に、折り畳み方向に付勢する付勢バネを設置するこ とにより、ベッド本体を少ない力で容易に二つ折りに折り畳むことができる。
【0034】 更に、脚板の端部に枠体の架設軸上を回動するローラを設けたことにより、脚 板がスムーズに起伏される。
【0035】 更にまた、ロープを弛緩させておくことにより、背板が上昇した後に脚板が上 昇されるので、快適なリクライニング状態を実現することができる。
【図1】本考案の折畳式電動ベッドを表す全体斜視図で
ある。
ある。
【図2】本考案の折畳式電動ベッドを表す底部平面図で
ある。
ある。
【図3】本考案の折畳式電動ベッドを表す側面図であ
る。
る。
【図4】本考案の折畳式電動ベッドの背板を上昇させた
状態を表す側面図である。
状態を表す側面図である。
【図5】本考案の折畳式電動ベッドの背板および脚板を
上昇させた状態を表す側面図である。
上昇させた状態を表す側面図である。
【図6】脚板に設置されたローラの詳細を示す断面図で
ある。
ある。
【図7】本考案の折畳式電動ベッドの二つ折に折り畳ん
だ状態を表す斜視図である。
だ状態を表す斜視図である。
1 ベッド本体 2 背板 3 脚板 4 支持材 5 屈曲部 6 支持材 7 屈曲部 8 固定具 9 ローラ 10 ベッド枠 11 枠体 12 枠体 13 開口端部 14 連結材 15 ガード枠 16 脚枠 17 ローラ 18 ローラ 19 キャスター 20 脚体 21 把手 22 支持脚 23 横架軸 24 折曲部 25 架設軸 26 付勢バネ 27 枢軸 30 起伏装置 31 モータ 32 ネジ軸 33 駆動軸 34 コントローラ 35 コード 40 作動リンク 41 軸体 42 連結軸 50 ロープ 51 ロープの一端 52 ロープの他端 53 リング
Claims (4)
- 【請求項1】 上部に背板および脚板が載置されてな
り、中央部より折り畳みを可能としたベッド枠と、該ベ
ッド枠を折り畳み方向に付勢する付勢バネとを有するベ
ッドにおいて、 前記ベッド枠の下部に、モータを包含する起伏装置と、
該起伏装置に接続され、モータの駆動により前記背板を
起伏させる作動リンクと、該作動リンクの一端に設置さ
れ、作動リンクと連動して前記脚板を起伏させるロープ
とを具備することを特徴とする折畳式電動ベッド。 - 【請求項2】 前記付勢バネが、前記ベッド枠の両折曲
部に設置されてなる請求項1記載の折畳式電動ベッド。 - 【請求項3】 前記脚板の端部に、ベッド枠の架設軸上
を回動するローラが設けられた請求項1または2記載の
折畳式電動ベッド。 - 【請求項4】 前記ロープが、ベッド枠平坦時に弛緩し
た状態となるよう設置されている請求項1、2または3
記載の折畳式電動ベッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999000921U JP3061646U (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 折畳式電動ベッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999000921U JP3061646U (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 折畳式電動ベッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3061646U true JP3061646U (ja) | 1999-09-24 |
Family
ID=43195413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999000921U Expired - Fee Related JP3061646U (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 折畳式電動ベッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3061646U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112273923A (zh) * | 2019-07-24 | 2021-01-29 | 嘉兴赛诺机械有限公司 | 具有多个床部分的床 |
-
1999
- 1999-02-24 JP JP1999000921U patent/JP3061646U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112273923A (zh) * | 2019-07-24 | 2021-01-29 | 嘉兴赛诺机械有限公司 | 具有多个床部分的床 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |