JPH11267155A - 介護用の搬送ベッド - Google Patents

介護用の搬送ベッド

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JPH11267155A
JPH11267155A JP10072731A JP7273198A JPH11267155A JP H11267155 A JPH11267155 A JP H11267155A JP 10072731 A JP10072731 A JP 10072731A JP 7273198 A JP7273198 A JP 7273198A JP H11267155 A JPH11267155 A JP H11267155A
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JP
Japan
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body frame
main body
backrest
frame
patient
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JP10072731A
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Hisahiro Osawa
久廣 大澤
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NOTO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者を搬送するに際し、介護者の使い勝手を
改善する。 【解決手段】 台車10と、台車10に搭載する折畳み
可能な本体フレーム20と、本体フレーム20に装着す
るマットレス31とを組み合わせ、本体フレーム20の
バックレスト22にリクライニング調整用の操作レバー
22d、22dを装着する。本体フレーム20は、操作
レバー22d、22dを介してバックレスト22のリク
ライニング調整をすることができ、バックレスト22を
押し操作することにより、台車10を介して患者を搬送
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、患者を載せて搬
送するために使用する介護用の搬送ベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】起き上がることができない患者をトイレ
や洗面所、浴室等に搬送するとき、介護用の搬送ベッド
を使用することがある。
【0003】従来の搬送ベッドは、本体フレーム上にマ
ットを設置して形成されており、本体フレームの脚部に
は、キャスタが付設されている。そこで、このものは、
患者が寝ているベッドの横に平行に移動させ、ベッドか
らマット上に患者を横移動させて載せ、目的とする場所
にまで患者を搬送することができる。なお、本体フレー
ムは、リクライニング調整可能なバックレストを有して
おり、バックレストをリクライニング調整する操作レバ
ーがバックレストの基部に装着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、リクライニング調整用の操作レバーは、バック
レストの基部に装着されており、本体フレームの横から
操作しなければならないから、操作が煩雑であるという
問題があった。一般に、患者を搬送するときの介護者
は、バックレストの後方に立ち、バックレストを押し操
作するのが普通であるからである。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、本体フレームのバックレストにリクラ
イニング調整用の操作レバーを装着することによって、
介護者の使い勝手を大きく改善することができる介護用
の搬送ベッドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、台車と、台車に搭載する折畳み
可能な本体フレームと、本体フレームに装着するマット
レスとを備えてなり、本体フレームのバックレストに
は、リクライニング調整用の操作レバーを装着すること
をその要旨とする。
【0007】なお、本体フレームは、ベルトを介してマ
ットレスを支持することができ、台車から分離可能にす
ることができる。
【0008】また、本体フレームは、折畳み可能なフッ
トレストを有してもよく、収納可能なアームレストを有
してもよい。
【0009】さらに、台車は、本体フレームを支持する
起倒可能な副フレームを有してもよい。
【0010】なお、台車は、ブレーキ機構を有してもよ
い。
【0011】
【作用】かかる発明の構成によるときは、本体フレーム
のバックレストには、リクライニング調整用の操作レバ
ーが装着されているから、介護者は、操作レバーを操作
してバックレストのリクライニング調整をすることがで
き、操作レバーの操作位置において本体フレームを押し
操作することにより、台車を介して患者を任意の場所に
搬送することができる。すなわち、介護者は、バックレ
ストの後方に立ちながら、バックレストのリクライニン
グ調整操作、搬送操作の双方を支障なく実行することが
できる。なお、本体フレームや台車は、たとえばアルミ
ニウムのパイプ材により、軽量に形成することが好まし
い。
【0012】ベルトを介してマットレスを支持するとき
は、ベルトは、患者の体形に合わせてマットレスの変形
を許容し、マットレスの厚さを薄くしても、患者を快適
に着座させることができる。
【0013】台車から分離可能な本体フレームは、不使
用時に台車から分離して折り畳むことにより、必要な収
納スペースを最少にすることができる。
【0014】折畳み可能なフットレストは、折畳み可能
なバックレストとともに、全体を台車上にコンパクトに
折り畳むことができる。
【0015】アームレストを有する本体フレームは、ア
ームレストを介し、患者が不用意に横方向に移動して転
落することを防止する。なお、アームレストは、プラス
チック樹脂等のパイプ材から形成することができる。
【0016】副フレームを有する台車は、副フレームを
介して本体フレームを所定高さに支持することができる
上、台車の振動が本体フレームに伝わり難い構造にする
ことができる。なお、副フレームは、起立させることに
より、本体フレームを高く支持することができ、本体フ
レームを台車から分離して倒伏させることにより、台車
の全体高さを小さくし、不使用時の台車をコンパクトに
収納することができる。
【0017】ブレーキ機構を有する台車は、本体フレー
ム上に患者を移載するときなどにおいて、本体フレーム
が不用意に移動することを有効に防止する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0019】介護用の搬送ベッドは、台車10と、台車
10に搭載する本体フレーム20と、本体フレーム20
に装着するマットレス31とを主要部材としてなる(図
1、図2)。
【0020】台車10は、ベースフレーム11と、ベー
スフレーム11上に立設する起倒可能な副フレーム1
2、12と、トレー13と、後部の車輪14、14、前
部のキャスタ15、15とを備えて構成されている。ベ
ースフレーム11は、パイプ材を枠状に組み合わせて形
成されており、前部には、ブラケット11a、11aを
介して全方向用のキャスタ15、15が装着されてい
る。なお、各キャスタ15の外周には、クッション材が
付設されている。ベースフレーム11の中間部には、本
体フレーム20との間に荷物を収納するトレー13が固
定されており、トレー13の左右には、上向きの規制部
13a、13aが形成されている。なお、トレー13に
は、図示しない水抜き用の孔が多数形成されている。ベ
ースフレーム11の後部には、車輪14、14が装着さ
れており、各車輪14の外周には、クッション材が付設
されている。
【0021】ベースフレーム11の後部には、ブレーキ
機構16が組み付けられている(図1、図3)。ブレー
キ機構16は、操作ペダル16aと、係合ロッド16
b、16bとから構成されている。操作ペダル16a
は、ベースフレーム11の後端に回転可能に装着されて
おり、各係合ロッド16bの一端は、操作ペダル16a
の先端部に連結されている。なお、係合ロッド16b、
16bは、ベースフレーム11の後部に付設するガイド
部材11b、11bに挿通されており、各車輪14に
は、係合ロッド16bに対応する係合孔14a、14a
…が形成されている。
【0022】そこで、ブレーキ機構16は、操作ペダル
16aを一方側に傾けることにより(図3の実線)、係
合ロッド16b、16bの先端部を車輪14、14の係
合孔14a、14aに進入させ、車輪14、14を回転
不能にロックすることができ、操作ペダル16aを他方
側に傾けることにより(同図の二点鎖線)、係合ロッド
16b、16bを係合孔14a、14aから退出させ、
車輪14、14を回転自在に解放することができる。な
お、各係合ロッド16bは、車輪14の係合孔14aに
係合させるに代えて、車輪14のホイールに付設する図
示しない係合リブに係合させてもよい。
【0023】副フレーム12、12は、それぞれ継手部
材12a、12aを介してベースフレーム11上に付設
されている(図1、図4)。各副フレーム12には、開
閉可能なクランプ部材12b、12bが付設されてお
り、各クランプ部材12b内には、クッション材12c
が装着されている。後側の継手部材12aには、受け部
材12dが付設されており、トレー13の規制部13a
には、受け部材12dに対応して係合部材12eが付設
されている。
【0024】そこで、各副フレーム12は、上方に起立
させることにより(図4の二点鎖線)、クッション材1
2c、12cを介して本体フレーム20を支持すること
ができる。このとき、各クランプ部材12bは、上方に
回転させて閉じ、キャッチ12b1 に係合させることに
より(図4の矢印K1 方向、図2)、本体フレーム20
のサイドフレーム21を副フレーム12に安定に連結す
ることができる。なお、副フレーム12は、受け部材1
2dが係合部材12eに係合することにより、規制部1
3aに沿って安定に起立させることができる。また、副
フレーム12、12は、それぞれクランプ部材12b、
12bを開放して本体フレーム20を台車10から分離
することができ、各副フレーム12は、受け部材12d
を係合部材12eから外すことにより、トレー13上に
コンパクトに倒伏させることができる(図4の実線)。
【0025】本体フレーム20は、左右のサイドフレー
ム21、21と、バックレスト22、フットレスト23
とを組み合わせて形成されている(図1、図5)。本体
フレーム20は、ベルト20a、20a…が縦横に張り
めぐらされており、ベルト20a、20a…を介してマ
ットレス31を支持している。なお、マットレス31
は、防水加工が施され、中央部に水切り用の孔31a、
31a…が形成されており、一端に形成する裏面側のポ
ケット31bにバックレスト22の先端部を挿入するこ
とにより本体フレーム20に装着されている(図2)。
ただし、マットレス31は、図示しない面状ファスナ等
を介し、両側端部を本体フレーム20のベルト20a、
20a…に併せ固定してもよい。
【0026】サイドフレーム21、21は、前後の連結
材21a、21aを介して連結されている(図2、図
5)。各連結材21aは、ベルト20a、20a…上の
マットレス31の変形を許容し得るように下方に円弧状
に湾曲しており、各サイドフレーム21には、アームレ
スト24が付設されている。アームレスト24の後部
は、連結ピン21b、押えねじ21b1 を介してサイド
フレーム21に回転自在に連結されており、前部は、連
結ピン21c、押えねじ21c1 を介し、サイドフレー
ム21に対して着脱自在に連結されている。なお、アー
ムレスト24の前部には、連結ピン21cに対応するス
リットが形成されている。そこで、アームレスト24、
24は、それぞれ止めねじ21c1 を介して前部をサイ
ドフレーム21に固定することにより、本体フレーム2
0の上側に突出する使用位置(図2の実線)をとり、前
部をサイドフレーム21から取り外して後方に回転さ
せ、本体フレーム20の下側に収納することができる
(図2の二点鎖線)。
【0027】バックレスト22は、U字状に形成され、
左右の連結ブラケット22a、22a、連結ピン21
b、21bを介し、サイドフレーム21、21の後部に
連結されている(図5、図6)。バックレスト22の先
端部には、押し操作用のハンドル22cが裏面側に付設
されている。ハンドル22cの両端部には、握り22c
1 、22c1 が装着されており、中間部には、リクライ
ニング調整用の操作レバー22d、22dが取り付けら
れている。バックレスト22の中間部は、連結材22b
を介して連結されており、連結ブラケット22a、22
aは、別の連結材22a1 を介して連結されている。な
お、連結材22b、22a1 は、サイドフレーム21、
21の連結材21a、21aとほぼ同形に湾曲してい
る。
【0028】バックレスト22は、連結ブラケット22
a、22aに対し、止め輪22e1、22e1 付きの連
結ピン22e、22eを介して回転自在に連結されてい
る。バックレスト22の基部には、ロック部材22f、
22fが付設されており、各ロック部材22fには、ロ
ックピン22f1 が出没可能に組み込まれている。そこ
で、ロック部材22f、22fは、それぞれロックピン
22f1 を連結ブラケット22a内に突出させることに
より、連結ブラケット22a、22aに対してバックレ
スト22を一直線状にロックすることができ、図示しな
い解除ボタンを介してロックピン22f1 を後退させる
ことにより、連結ブラケット22a、22aに対してバ
ックレスト22を回転自在にアンロックすることができ
る。
【0029】各サイドフレーム21、連結ブラケット2
2aは、ラチェット機構25を介して連結されている
(図6、図7)。ラチェット機構25は、サイドフレー
ム21側のラチェット25a、連結ブラケット22a側
のラチェット爪25bを組み合わせて構成されている。
ラチェット25aは、連結材21aをねじ止めするボル
ト21a1 、21a1 を介してサイドフレーム21の後
端に後向きに固定されており、先端下部には、ストッパ
部25a2 が後向きに突設されている。また、ラチェッ
ト25aの先端部は、アームレスト24を連結する連結
ピン21bを介し、連結ブラケット22aに回転自在に
連結されている。
【0030】ラチェット爪25bは、連結ブラケット2
2aに対し、止め輪25c1 、25c1 付きのピン25
cを介して揺動自在に装着され、ばね25dを介し、ラ
チェット25aに向けて付勢されている。ラチェット爪
25bの一端は、ワイヤロープ25eを介してバックレ
スト22の操作レバー22dに連結されている(図5、
図6)。
【0031】そこで、ラチェット機構25、25は、ば
ね25d、25dを介してラチェット爪25b、25b
がラチェット25a、25aに噛合するとき(図7
(A)の実線)、バックレスト22の起立を許容すると
ともに(図2の二点鎖線)、バックレスト22を倒伏不
能にロックすることができる。また、ラチェット機構2
5、25は、起立させたバックレスト22の背面側にお
いて、ばね25d、25dに抗し、操作レバー22d、
22dを介してワイヤロープ25e、25eを引き操作
することにより(図7(A)の矢印K2 方向)、ラチェ
ット爪25b、25bをラチェット25a、25aから
外し(同図の一点鎖線)、バックレスト22の倒伏を許
容することができる(同図の二点鎖線)。
【0032】なお、各ラチェット爪25bは、バックレ
スト22を僅かに上方に起こすように力を加えない限
り、操作レバー22dによってラチェット25aから外
すことができない。ラチェット爪25bは、ラチェット
25aの斜め上向きの歯に対して斜め下向きに噛合し、
ラチェット25aを回転させない限り、回転不能に形成
されているからである。
【0033】また、各ラチェット機構25は、バックレ
スト22を水平状態にロックすると(図2、図6)、ス
トッパ部25a2 を介してラチェット爪25bがラチェ
ット25aに噛合し、操作レバー22dを操作しても、
ラチェット爪25bがラチェット25aから外れること
がない。したがって、このときのバックレスト22は、
水平状態より下方に揺動するおそれがない。また、バッ
クレスト22は、90゜以上に起立させ(図7(B)の
実線)、各ロック部材22fのロックピン22f1 を後
退させることにより、サイドフレーム21、21上に折
り畳むことができる(図2の一点鎖線、図7(B)の二
点鎖線)。
【0034】フットレスト23は、バックレスト22と
同様に、サイドフレーム21、21に対し、基部の連結
ブラケット23a、23a、ラチェット機構26、26
を介して角度調節可能に連結されている(図5、図
8)。フットレスト23は、連結材23a1 、23bを
介して連結されており、先端部には、固定金具23c1
、23c1 を介して足置き23cが装着されている。
なお、マットレス31は、図2に拘らず、足置き23c
の先端にまで到達させてもよく、そのときは、足置き2
3cに沿って立ち上がる屈曲部分にも、水切り用の孔3
1a、31a…を設けるものとする。フットレスト23
は、連結ピン23e、23eを介して連結ブラケット2
3a、23aに回転自在に連結されており、バックレス
ト22のロック部材22fと同様のロックピン23f1
付きのロック部材23f、23fが付設されている。
【0035】ラチェット機構26、26は、それぞれラ
チェット機構25と同様の構造であり、ラチェット26
a、ラチェット爪26b、ピン26c、ばね26d、ワ
イヤロープ26eを組み合わせて形成されている。ただ
し、図8に示す符号26は、サフィクスを含めて符号2
5に一致している。なお、ラチェット機構26のラチェ
ット26aには、ストッパ部が省略されている。また、
左右のラチェット爪26b、26bに連結するワイヤロ
ープ26e、26eの先端は、フットレスト23の先端
部に挿通し、抜止め用の舌片26e1 が付設されてい
る。
【0036】そこで、フットレスト23は、ばね26
d、26dを介してラチェット爪26b、26bをラチ
ェット26a、26aに噛合させることにより、上方へ
の揺動を許容するとともに(図8の二点鎖線)、下方へ
の揺動をロックすることができる。また、フットレスト
23は、ばね26d、26dに抗してワイヤロープ26
e、26eを引くことにより、ラチェット爪26b、2
6bをラチェット26a、26aから外し、傾斜角度を
任意に調節することができる。すなわち、フットレスト
23は、サイドフレーム21、21に対して下方に傾斜
させる傾斜位置(図2の二点鎖線、図8の実線)と、サ
イドフレーム21、21に対して一直線状の水平位置
(図2の実線、図8の一点鎖線)との間に任意の傾斜角
度に設定することができる。また、フットレスト23
は、連結ブラケット23a、23aを介して90゜以上
に起立させ、ロック部材23f、23fのロックピン2
3f1 、23f1 を後退させることにより、サイドフレ
ーム21、21上に折り畳むことができる(図2の一点
鎖線、図8の二点鎖線)。
【0037】かかる介護用の搬送ベッドに患者を移載す
るときは、サイドフレーム21、21、バックレスト2
2、フットレスト23を一直線状にセットした上、一方
のアームレスト24を本体フレーム20の下部に収納
し、本体フレーム20を図示しないベッドに沿わせ、患
者を横方向に移動させてマットレス31上に容易に移載
することができる。なお、このときの台車10は、ブレ
ーキ機構16を介して車輪14、14をロックしてお
き、本体フレーム20が不用意に移動しないようにす
る。なお、ブレーキ機構16の操作ペダル16aは、介
護者が足によって操作することができる。
【0038】患者を移載したら、アームレスト24を使
用位置にセットし、車輪14、14のロックを解除する
ことにより、台車10を介して患者を任意の場所に搬送
することができる。また、本体フレーム20は、患者が
快適な姿勢となるように、バックレスト22、フットレ
スト23の各傾斜角度を適宜調節設定すればよい。この
とき、介護者は、操作レバー22d、22dを操作しな
がらハンドル22cを介してバックレスト22をリクラ
イニング調整することができ、ハンドル22cを押し操
作することにより、台車10を介して患者を移動させる
ことができる。また、アームレスト24、24は、図示
しないテーブルを載せ、テーブル上において食事や読書
等の軽作業をすることができる。
【0039】患者をベッド上に戻すときは、一方のアー
ムレスト24を収納し、ブレーキ機構16を介して台車
10を移動不能にロックし、バックレスト22、フット
レスト23を水平状態に戻した上、患者を横移動させれ
ばよい。
【0040】一方、マットレス31上の患者は、そのま
まシャワーを浴びることもできる。マットレス31は、
防水加工が施されており、患者の着座位置に水切り用の
孔31a、31a…が形成されているからである。
【0041】また、搬送ベッドは、本体フレーム20を
台車10と一体にしたまま、本体フレーム20をコンパ
クトに三つ折りに折り畳み、所定の収納場所に収納する
ことができる。このとき、マットレス31は、本体フレ
ーム20に装着したままであってもよく、本体フレーム
20から取り外してもよい。また、本体フレーム20
は、台車10から分離し、台車10と別体にして個別に
収納してもよい。このときの台車10は、副フレーム1
2、12をトレー13上に倒伏させて全体高さを一層小
さくすることができ、持ち運びの際にも極めて便利であ
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、折畳み可能な本体フレームを台車に搭載し、本体フ
レームのバックレストにリクライニング調整用の操作レ
バーを装着することによって、介護者は、患者を搬送す
るとき、バックレストの後方に立ちながらバックレスト
をリクライニング調整することができるから、患者の姿
勢を快適に保ちながら任意の場所に患者を搬送すること
ができ、患者の搬送作業を簡便にし、介護者の使い勝手
を大幅に改善することができるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成分解斜視図
【図2】 全体構成側面説明図
【図3】 図1のX矢視相当拡大説明図
【図4】 図1のY矢視相当拡大説明図
【図5】 要部拡大分解斜視図(1)
【図6】 要部拡大分解斜視図(2)
【図7】 要部拡大動作説明図(1)
【図8】 要部拡大動作説明図(2)
【符号の説明】
10…台車 12…副フレーム 16…ブレーキ機構 20…本体フレーム 20a…ベルト 22…バックレスト 22d…操作レバー 23…フットレスト 24…アームレスト 31…マットレス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車と、該台車に搭載する折畳み可能な
    本体フレームと、該本体フレームに装着するマットレス
    とを備えてなり、前記本体フレームのバックレストに
    は、リクライニング調整用の操作レバーを装着すること
    を特徴とする介護用の搬送ベッド。
  2. 【請求項2】 前記本体フレームは、ベルトを介して前
    記マットレスを支持することを特徴とする請求項1記載
    の介護用の搬送ベッド。
  3. 【請求項3】 前記本体フレームは、前記台車から分離
    可能であることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の介護用の搬送ベッド。
  4. 【請求項4】 前記本体フレームは、折畳み可能なフッ
    トレストを有することを特徴とする請求項1ないし請求
    項3のいずれか記載の介護用の搬送ベッド。
  5. 【請求項5】 前記本体フレームは、収納可能なアーム
    レストを有することを特徴とする請求項1ないし請求項
    4のいずれか記載の介護用の搬送ベッド。
  6. 【請求項6】 前記台車は、前記本体フレームを支持す
    る起倒可能な副フレームを有することを特徴とする請求
    項1ないし請求項5のいずれか記載の介護用の搬送ベッ
    ド。
  7. 【請求項7】 前記台車は、ブレーキ機構を有すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか記載の
    介護用の搬送ベッド。
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JP2012105718A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 Sakai Medical Co Ltd 担架
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