JP3061157U - 上体凭れ具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 手軽に上体を楽な姿勢に支えることができ、
必要に応じて背凭れ部に座布団クッションを容易に外れ
ないように付加できる。 【解決手段】 背凭れ部１、背凭れ支持体２、及びクッ
ション３を備え、クッション３の両側縁部及び後縁部
を、背凭れ支持体２の両側部材２ａ及び補強部材２ｃに
着脱自在に結合させ、角度調整機構４を介して背凭れ部
１の傾斜角度を調節自在とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、布団の上あるいはベッド上で横たわった状態から上半身を起こし て寛いだり、洋室の床や和室の畳の上に腰を下ろし、あるいは座って安らごうと する際に、上体の背後から簡単に上体の背面・腰部および腕部に添え置いて、上 体を楽な姿勢に支えて寛ぐための上体凭れ具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、和風の座敷では図１３に示すような座椅子が多用されている。すなわち 図１３の座椅子は、背凭れ部Ｈと臀部に敷かれる座部Ｓとから成り背凭れ部Ｈを 矢印Ｍ_３方向に倒して折り畳める座椅子である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし図１３に示すような従来の座椅子では、座部Ｓが常に背凭れ部Ｈに繋が っているため、既に室の床や畳に腰を下ろしていたり座っている場合、あるいは 既にベッド上で上体を起こしている場合、一旦腰を上げて座部Ｓを臀部の下へ挿 入して敷かねばならず、使い勝手が極めて面倒である。

【０００４】 この考案は、布団の上あるいはベッド上で上半身を起こして寛いだり、ベッド の端に腰掛けて寛ごうとする場合、あるいは洋室の床や和室の畳の上に腰を下ろ したり座って安らごうとする際に、上体の背後から上体を浮かすことなく手軽に 上体の背面・腰部および腕部に添え置いて上体を楽な姿勢に支えて寛ぐことがで きる上に、必要に応じて背凭れ部に座布団クッションを手軽に、そして容易に離 脱しないように着脱自在に付加できる上体凭れ具を構成することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、この考案は、背凭れ部と、棒材あるいはパイプ 材で二つの側部材と後部材からなるＵ字状に形成され腰を下ろす座面に接して置 かれる背凭れ支持体と、この両側部材の間を繋ぐ補強部材と、背凭れ支持体の両 側部材の間の座面に置き外し自在に置かれるクッションを備え、補強部材の近傍 で背凭れ支持体の両側部材の上に、背凭れ部の下端部を、背凭れ傾斜角度を変え る角度調整機構を介して回動自在に取り付け、前記クッションの両側縁部に、前 記背凭れ支持体の各側部材が着脱自在に挿入される穴、あるいは前記背凭れ支持 体の各側部材を巻いて着脱自在に包着する取付片を設け、且つ前記クッションを 前記補強部材に着脱自在に結合する取付片を前記クッションの後縁部に設けて上 体凭れ具を構成する。

【０００６】

【考案の実施の形態】

この考案の上体凭れ具の実施の形態は、背凭れ部と、棒材あるいはパイプ材で 二つの側部材と後部材からなるＵ字状に形成され腰を下ろす座面に接して置かれ る背凭れ支持体と、その両側部材の間を繋ぐ補強部材と、前記背凭れ支持体の両 側部材の間の座面に置き外し自在に置かれるクッションを備え、前記補強部材の 近傍で前記背凭れ支持体の両側部材上に、前記背凭れ部の下端部を、背凭れ傾斜 角度を変える角度調整機構を介して回動自在に取り付け、前記背凭れ部の前方に 突出し且つ前記背凭れ部の両側縁に沿う状態に回動し得る肘掛けを前記背凭れ部 の両側に回動自在に装着し、前記クッションの両側縁部に前記背凭れ支持体の各 側部材が着脱自在に挿入される穴を設け、前記クッションを前記補強部材に着脱 自在に結合する取付片を前記クッションの後縁部に設けたものである。

【０００７】 この考案の上体凭れ具の他の実施の形態は、背凭れ部と、棒材あるいはパイプ 材で二つの側部材と後部材からなるＵ字状に形成され腰を下ろす座面に接して置 かれる背凭れ支持体と、その両側部材の間を繋ぐ補強部材と、前記背凭れ支持体 の両側部材の間の座面に置き外し自在に置かれるクッションを備え、前記補強部 材の近傍で前記背凭れ支持体の両側部材上に、前記背凭れ部の下端部を、背凭れ 傾斜角度を変える角度調整機構を介して回動自在に取り付け、前記背凭れ部の前 方に突出し且つ前記背凭れ部の両側縁に沿う状態に回動し得る肘掛けを前記背凭 れ部の両側に回動自在に装着し、前記肘掛けの前部と前記背凭れ支持体の側部材 の前部との間にリンク部材を配設し、前記クッションの両側縁部に前記リンク部 材が位置する段部と前記背凭れ支持体の各側部材を巻いて着脱自在に包着する取 付片を設け、前記クッションを前記補強部材に着脱自在に結合する取付片を前記 クッションの後縁部に設けたものである。

【０００８】 この考案の上体凭れ具の更に他の実施の形態は、背凭れ部と、棒材あるいはパ イプ材で二つの側部材と後部材からなるＵ字状に形成され腰を下ろす座面に接し て置かれる背凭れ支持体と、その両側部材の間を繋ぐ補強部材と、前記両側部材 の上で前記補強部材の近傍に立つ支柱と、前記両側部材の後端から前方に弓状に 延び前記支柱に支えられた肘掛けと、前記背凭れ支持体の両側部材の間の座面に 置き外し自在に置かれるクッションを備え、前記支柱に前記背凭れ部の下端部を 回動自在に取り付け、前記背凭れ部の後方に背凭れ傾斜角度を変えるガススプリ ング機構の角度調整機構を配設し、前記クションの両側縁部に前記背凭れ支持体 の各側部材が着脱自在にに挿入される穴を設け、前記クッションを前記補強部材 に着脱自在に結合する取付片を前記クッションの後縁部に設けたものである。

【０００９】

【実施例】

以下この考案の上体凭れ具の実施例を図１ないし図１２を参考に説明する。図 １、図２、図３は第一の実施例で、上体凭れ具の主要部は、背凭れ部１と、背凭 れ支持体２と、クッション３からなる。背凭れ支持体２は、棒材あるいはパイプ 材で二つの側部材２ａと後部材２ｂからなるＵ字状に形成され腰を下ろす座面Ｚ （洋室の床面、和室の畳上面、布団やベッドの上面など）に接して置かれるもの で、二つの側部材２ａ、２ａの間を繋ぐ補強部材２ｃが設けられている。そして 補強部材２ｃの近傍で背凭れ支持体２の側部材２ａの上に、背凭れ部１の下端部 を角度調整機構４を介して回動自在に取り付けており、角度調整機構４によって 背凭れ部１の傾斜角度を変えることができる。また側部材２ａの前部には滑り止 めのために、ゴムや樹脂材あるいは織物のスリーブ２ｄが装着されている。背凭 れ部１の両側には肘掛け５が装着されている。肘掛け５は背凭れ部１の前方に突 出し且つ背凭れ部１の両側縁に沿う状態に回動し得るように背凭れ部１の両側に 回動自在に取り付けられている。一方クッション３は、背凭れ支持体２の両側部 材２ａ、２ａの間の座面Ｚａに置き外し自在に置かれるもので、クッション３の 両側縁部には、背凭れ支持体２の両側部材２ａ、２ａが着脱自在に挿入される穴 ３ａを設け、クッション３の後縁部には、クッション３を補強部材２ｃに着脱自 在に結合する取付片３ｂを設けている。取付片３ｂは帯状で補強部材２ｃを巻い てループ状となり平面ファスナー３ｃで閉着されるものである。なおクッション ３の底面には滑り止め加工が施されている。

【００１０】 この上体凭れ具は、クッション３を取り外した状態で、腰を下ろしている上体 の背後からそのまま簡単に背面・腰部に添わせて置いて上体の姿勢を支えること ができ、クッション３を望む際には、背凭れ支持体２の両側部材２ａ、２ａをク ッション３の両側縁部の穴３ａに挿入しクッション３の後縁部の取付片３ｂを補 強部材２ｃに巻いて閉着すれば、クッション３を背凭れ支持体２に手軽に、そし て容易に離脱しないように取り付けることができ、この状態で使用すれば良い。 また、この上体凭れ具を移動・運搬あるいは保管する際に、図３に示すように、 背凭れ部１を後方へ倒し肘掛け５を背凭れ部１の両側縁に沿う状態に回動させ全 体を平たくした状態にすれば、その移動・運搬あるいは保管が容易となる。

【００１１】 図４、図５、図６はこの考案の上体凭れ具の第二の実施例を示す。上体凭れ具 の主要部は、背凭れ部１と、背凭れ支持体２と、クッション２３からなり、背凭 れ部１と背凭れ支持体２の関係構造は図１ないし図３に示したところと同じであ る。即ち背凭れ支持体２は座面Ｚに置かれるもので、二つの側部材２ａと後部材 ２ｂからなるＵ字状をなし、二つの側部材２ａ、２ａの間を繋ぐ補強部材２ｃが 設けられ、補強部材２ｃの近傍において両側部材２ａ、２ａ上に、背凭れ部１の 下端部を角度調整機構４を介して回動自在に取り付けており、側部材２ａの前部 には滑り止めのスリーブ２ｄが装着されている。背凭れ部１の両側には肘掛け５ の後部が回動自在に取り付けられ、肘掛け５の前部と背凭れ支持体２の側部材２ ａの前部との間にリンク部材２５を配設している。一方クッション２３は、背凭 れ支持体２の両側部材２ａ、２ａの間の座面Ｚａに置き外し自在に置かれるもの で、クッション２３の両側縁部には、リンク部材２５が位置する段部２３ａと、 背凭れ支持体２の側部材２ａを巻いて着脱自在に包着する取付片２３ｂとを設け ると共に、クッション２３の後縁部には、クッション２３を補強部材２ｃに着脱 自在に結合する取付片２３ｄを設けており、取付片２３ｂ、２３ｄの裏面には、 取付片２３ｂ、２３ｄをそれぞれ封ずる平面ファスナー２３ｃ、２３ｅが付着さ れている。なおクッション２３の底面には滑り止め加工が施されている。

【００１２】 この上体凭れ具も、クッション２３を取り外した状態で、腰を下ろしている上 体の背後からそのまま簡単に背面・腰部に添わせて置いて上体の姿勢を支えるこ とができ、クッション２３を所望する場合には、リンク部材２５をクッション２ ３の段部２３ａに置き、クッション２３の両側縁部の取付片２３ｂを背凭れ支持 体２の両側部材２ａ，２ａに巻いて包着すると共に、クッション２３の後縁部の 取付片２３ｄを補強部材２ｃに巻いて包着すれば、クッション２３を背凭れ支持 体２に手軽に且つ容易に離脱しないように取り付けることができ、この状態で使 用すれば良い。また、図６に示すように、背凭れ部１を後方へ倒し肘掛け５とリ ンク部材２５を背凭れ部１の両側縁に沿う状態に回動させ全体を平たくした状態 にすれば、上体凭れ具の移動・運搬あるいは保管が容易となる。

【００１３】 図７、図８、図９はこの考案の上体凭れ具の第三の実施例を示すもので、背凭 れ部１、座面Ｚに置かれる背凭れ支持体２、側部材２ａ、後部材２ｂ、補強部材 ２ｃ、滑り止めのスリーブ２ｄ、肘掛け５、リンク部材２５、クッション２３、 段部２３ａ、取付片２３ｂ、２３ｄ、平面ファスナー２３ｃ、２３ｅ、座面Ｚａ などは前記の図４、図５、図６に示す第二の実施例と同じであるが、背凭れ部１ の傾斜角度を変える角度調整機構として、一部の乗用車のリクライニングシート に採用されているようなダイヤル式無段階角度調整機構３４を用い、このダイヤ ル式無段階角度調整機構３４を介して、背凭れ部１の下端部を背凭れ支持体２の 両側部材２ａ、２ａ上に回動自在に取り付けたものである。この上体凭れ具の用 い方、扱い方は前記第二の実施例と同じであるが、背凭れ部１の角度調整機構と してダイヤル式無段階角度調整機構３４を用いているので、背凭れ角度を微妙に 調節して休息効果を高めることができる。

【００１４】 図１０、図１１、図１２はこの考案の上体凭れ具の第四の実施例を示すもので 、背凭れ部１と、両側部材４２ａ、４２ａおよび後部材４２ｂからなるＵ字状に 形成されて座面Ｚに接して置かれる背凭れ支持体４２と、両側部材４２ａ、４２ ａの間を繋ぐ補強部材４２ｃと、両側部材４２ａ、４２ａの上で補強部材４２ｃ の近傍に立つ支柱４２ｅと、両側部材４２ａ、４２ａの後端から前方に弓状に延 び支柱４２ｅに支えられた肘掛け４２ｆと、背凭れ支持体４２の両側部材４２ａ 、４２ａの間の座面Ｚａに置き外し自在に置かれるクッション４３を備え、支柱 ４２ｅに背凭れ部１の下端部を回動自在に取り付け、背凭れ部１の後方に背凭れ 部１の傾斜角度を変えるガススプリング機構の角度調整機構４４を配設し、クッ ション４３の両側縁部に背凭れ支持体４２の各側部材４２ａが着脱自在に挿入さ れる穴４３ａを設けると共に、クッション４３を補強部材４２ｃに着脱自在に結 合する取付片４３ｂをクッション４３の後縁部に設けたものである。なお、４３ ｃは取付片４３ｂを補強部材４２ｃに巻いて包着するために取付片４３ｂの裏面 に付着した平面ファスナーであり、４２ｄは両側部材４２ａ、４２ａの底面に付 着した滑り止め材である。また、クッション４３の底面には滑り止め加工が施さ れている。

【００１５】 この実施例の上体凭れ具も、クッション４３を取り外した状態で、腰を下ろし ている上体の背後からそのまま簡単に背面・腰部に添わせて置いて上体の姿勢を 支えることができ、クッション４３を敷きたい場合には、背凭れ支持体４２の両 側部材４２ａ、４２ａをクッション４３の側縁部の穴４３ａに挿入しクッション ４３の後縁部の取付片４３ｂを補強部材４２ｃに巻いて包着すれば、クッション ４３を背凭れ支持体４２に手軽に且つ容易に離脱しないように取り付けて使用す ることもできる。そしてガススプリング機構の角度調整機構４４を用いているの で、背凭れ角度をソフトに微妙に調節して休息効果を高めることができる。

【００１６】

【考案の効果】 上記の実施例からも明らかなように、この考案の上体凭れ具は、臀部の下に敷 かれる座部を背凭れ部に常時固定することなく、座布団クッションを選択的に背 凭れ部に付加する構成にしているので、洋室の床に腰を下ろしている状態、和室 の畳の上に座っている状態、布団やベッドの上で上半身を起こしている状態、ベ ッドの端に腰掛けている状態など、何れの状態にあっても上体を浮かす必要なく 上体の背後から簡単にこの上体凭れ具を背面・腰部と腕部に添わせて置いて上体 の姿勢を支え何れの状態においても背面や腰部や腕部をこの上体凭れ具に凭れ掛 けて寛げるようにすることを基本に置きながらも、所望に応じて座布団クッショ ンを背凭れ部に選択的に添えて休息効果を高めることができ、背凭れ支持体の構 造に合わせて、クッションの側縁部に背凭れ支持体の両側縁部が着脱自在に挿入 する穴あるいは同両側縁部に着脱自在に巻いて包着する取付片を設けクッション の後縁部には背凭れ支持体の補強部材に着脱自在に巻いて包着する取付片を設け ているので、クッションを敷きたい場合には、クッションを背凭れ支持体に手軽 に、そして容易に離脱しないように取り付けて使用することができる。そして背 凭れ部の傾斜角度調整機構には種々の構造・方式のものを用いることができるが 、ダイヤル式無段階角度調整機構やガススプリング機構の角度調整機構を用いれ ば、背凭れ角度を微妙に、またソフトに調節して休息効果を高めることができる 。

【図面の簡単な説明】

【図 １】 この考案の第一の実施例を示す上体凭れ具
の斜視図。

【図 ２】 同上体凭れ具の分解斜視図。

【図 ３】 同上体凭れ具の折り畳んだ状態の斜視図。

【図 ４】 この考案の第二の実施例を示す上体凭れ具
の斜視図。

【図 ５】 同上体凭れ具の分解斜視図。

【図 ６】 同上体凭れ具の折り畳んだ状態の斜視図。

【図 ７】 この考案の第三の実施例を示す上体凭れ具
の斜視図。

【図 ８】 同上体凭れ具の分解斜視図。

【図 ９】 同上体凭れ具の折り畳んだ状態の斜視図。

【図１０】 この考案の第四の実施例を示す上体凭れ具
の斜視図。

【図１１】 同上体凭れ具の分解斜視図。

【図１２】 同上体凭れ具の折り畳んだ状態の斜視図。

【図１３】 従来の上体支え用具の斜視図。

【符号の説明】

１ ：背凭れ部 ２ ：背凭れ支持体 ２ａ：側部材 ２ｂ：後部材 ２ｃ：補強部材 ２ｄ：スリーブ ３ ：クッション ３ａ：穴 ３ｂ：取付片 ３ｃ：平面ファスナー ４ ：角度調整機構 ５ ：肘掛け ２３ ：クッション ２３ａ：段部 ２３ｂ：取付片 ２３ｃ：平面ファスナー ２３ｄ：取付片 ２３ｅ：平面ファスナー ２５ ：リンク部材 ３４ ：ダイヤル式無段階角度調整機構 ４２ ：背凭れ支持体 ４２ａ：側部材 ４２ｂ：後部材 ４２ｃ：補強部材 ４２ｄ：滑り止め材 ４２ｅ：支柱 ４２ｆ：肘掛け ４３ ：クッション ４３ａ：穴 ４３ｂ：取付片 ４３ｃ：平面ファスナー ４４ ：ガススプリング機構の角度調整機構 Ｚ ：座面 Ｚａ：両側部材２ａ、２ａ間の座面

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項 １】 背凭れ部と、棒材あるいはパイプ材で
   二つの側部材と後部材からなるＵ字状に形成され腰を下
   ろす座面に接して置かれる背凭れ支持体と、前記両側部
   材の間を繋ぐ補強部材と、前記背凭れ支持体の両側部材
   の間の座面に置き外し自在に置かれるクッションを備
   え、前記補強部材の近傍で前記背凭れ支持体の両側部材
   上に、前記背凭れ部の下端部を、前記背凭れ部の傾斜角
   度を変える角度調整機構を介して回動自在に取り付け、
   前記背凭れ部の前方に突出し且つ前記背凭れ部の両側縁
   に沿う状態に回動し得る肘掛けを前記背凭れ部の両側に
   回動自在に装着し、前記クッションの両側縁部に前記背
   凭れ支持体の各側部材が着脱自在に挿入される穴を設
   け、前記クッションを前記補強部材に着脱自在に結合す
   る取付片を前記クッションの後縁部に設けたことを特徴
   とする上体凭れ具。
2. 【請求項 ２】 背凭れ部と、棒材あるいはパイプ材で
   二つの側部材と後部材からなるＵ字状に形成され腰を下
   ろす座面に接して置かれる背凭れ支持体と、前記両側部
   材の間を繋ぐ補強部材と、前記背凭れ支持体の両側部材
   の間の座面に置き外し自在に置かれるクッションを備
   え、前記補強部材の近傍で前記背凭れ支持体の両側部材
   上に、前記背凭れ部の下端部を、前記背凭れ部の傾斜角
   度を変える角度調整機構を介して回動自在に取り付け、
   前記背凭れ部の前方に突出し且つ前記背凭れ部の両側縁
   に沿う状態に回動し得る肘掛けを前記背凭れ部の両側に
   回動自在に装着し、前記肘掛けの前部と前記背凭れ支持
   体の側部材の前部との間にリンク部材を配設し、前記ク
   ッションの両側縁部に前記リンク部材が位置する段部と
   前記背凭れ支持体の各側部材を巻いて着脱自在に包着す
   る取付片を設け、前記クッションを前記補強部材に着脱
   自在に結合する取付片を前記クッションの後縁部に設け
   たことを特徴とする上体凭れ具。
3. 【請求項 ３】 背凭れ部と、棒材あるいはパイプ材で
   二つの側部材と後部材からなるＵ字状に形成され腰を下
   ろす座面に接して置かれる背凭れ支持体と、前記両側部
   材の間を繋ぐ補強部材と、前記背凭れ支持体の両側部材
   の間の座面に置き外し自在に置かれるクッションを備
   え、前記補強部材の近傍で前記背凭れ支持体の両側部材
   上に、前記背凭れ部の下端部を、前記背凭れ部の傾斜角
   度を変えるダイヤル式無段階角度調整機構を介して回動
   自在に取り付け、前記背凭れ部の前方に突出し且つ前記
   背凭れ部の両側縁に沿う状態に回動し得る肘掛けを前記
   背凭れ部の両側に回動自在に装着し、前記肘掛けの前部
   と前記背凭れ支持体の側部材の前部との間にリンク部材
   を配設し、前記クッションの両側縁部に前記リンク部材
   が位置する段部と前記背凭れ支持体の各側部材を巻いて
   着脱自在に包着する取付片を設け、前記クッションを前
   記補強部材に着脱自在に結合する取付片を前記クッショ
   ンの後縁部に設けたことを特徴とする上体凭れ具。
4. 【請求項 ４】 背凭れ部と、棒材あるいはパイプ材で
   二つの側部材と後部材からなるＵ字状に形成され腰を下
   ろす座面に接して置かれる背凭れ支持体と、前記両側部
   材の間を繋ぐ補強部材と、前記両側部材の上で前記補強
   部材の近傍に立つ支柱と、前記両側部材の後端から前方
   に弓状に延び前記支柱に支えられた肘掛けと、前記背凭
   れ支持体の両側部材の間の座面に置き外し自在に置かれ
   るクッションを備え、前記支柱に前記背凭れ部の下端部
   を回動自在に取り付け、前記背凭れ部の後方に前記背凭
   れ部の傾斜角度を変えるガススプリング機構の角度調整
   機構を配設し、前記クションの両側縁部に前記背凭れ支
   持体の各側部材が着脱自在に挿入される穴を設け、前記
   クッションを前記補強部材に着脱自在に結合する取付片
   を前記クッションの後縁部に設けたことを特徴とする上
   体凭れ具。