JP2896644B2 - 座椅子として使用できる敷マット - Google Patents

座椅子として使用できる敷マット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、登山やキャンプな
どでよく使用される座椅子として使用できる敷マットに
関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】就寝用
のマットとして敷いたり、或いは登山やキャンプなどで
少し横になって休みたい場合に敷いたりして、敷きマッ
トとして使用することができ、また、このマットを折り
曲げ座椅子として使用することもできる座椅子として使
用できる敷マットがあるが、特に半身用マットと称され
る半身サイズのものが登山用・キャンプ用として好評で
ある。
【0003】これは例えば登山などに際して携帯され、
前述のように登山途中で少し休みたい場合には、これを
平伏状態にして背中の当たる地面に敷いて敷マットとし
て使用し、また食事などに際してはマットの途中から上
方へ折り曲げて背もたれ部を形成し、座椅子としても使
用できるものである。
【0004】しかしながら、従来のこのような半身用マ
ットは、座椅子として使用する場合には前述のように単
にマットの途中をL字状に折り曲げ、下側の座部と、折
り曲げた背もたれ部とを連結・解除自在に設けた左右の
連結バンドで連結する構成である。
【0005】従って、この背もたれ部は、その左右の上
端と座部の左右前端とが前記連結バンドで連結されてい
ることにより、単に座部に腰を乗せて体重がかかること
で立設支承されていることになる。
【0006】そのため、従来のこのような半身用マット
では、背もたれ部に背もたれると、左右の連結バンドに
より座部の前端左右が内側へ引っ張られ、座部が内側へ
たわみ、座部が腿に押し付けられるなどして座り心地が
悪い。
【0007】また、背もたれ部があくまで座部にかかる
体重によって支承されているから、背もたれた状態で例
えば少し膝を当てると、背もたれ部の支承力は弱まり座
した人は後ろに転んでしまう。
【0008】従って、足を真っすぐに前に伸ばして座ら
なければ常に安定した支承力は得られず、膝を立てて座
りたい場合には、連結バンドの長さをその都度調整して
座部と背もたれ部との角度を座る人の姿勢(腿と背中の
角度)に合わせなければ座椅子としては機能しなかっ
た。
【0009】本発明は、従来の座椅子として使用できる
マットには、座椅子として使用できる利点があるもの
の、実はこのような欠点があることを見い出してこれを
解決したもので、非常に使い易く画期的な座椅子として
使用できるマットを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0011】少なくとも上半身に近い長さ以上の縦長
と、上半身の巾に近い巾以上の横長を有するマット体a
に、一側の座部1を地面に敷いた際反対側を平伏状態か
ら逆V字状に折り立て得る折り立て縁Pと頂部折り返し
縁Sとを有し背もたれ部2Aと支承部2Bとからなる逆
V字状形成部2を設け、この逆V字状形成部2の下側に
配される係止用シート体3をマット体aに重合状態に連
設し、この逆V字状形成部2の前記反対側下端部とこの
係止用シート体3とを着脱自在に連結する係止部4を設
け、前記逆V字状形成部2の少なくとも支承部2Bに補
強体5を設け、前記補強体5を棒状補強体として少なく
とも前記支承部2Bには交叉状態にして沿設配設した
とを特徴とする座椅子として使用できる敷マットに係る
ものである。
【0012】また、少なくとも上半身に近い長さ以上の
縦長と、上半身の巾に近い巾以上の横長を有するマット
体aに、一側の座部1を地面に敷いた際反対側を平伏状
態から逆V字状に折り立て得る折り立て縁Pと頂部折り
返し縁Sとを有し背もたれ部2Aと支承部2Bとからな
る逆V字状形成部2を設け、この逆V字状形成部2の下
側に配される係止用シート体3をマット体aに重合状態
に連設し、この逆V字状形成部2の前記反対側下端部と
この係止用シート体3とを着脱自在に連結する係止部4
を設け、前記逆V字状形成部2の少なくとも支承部2B
に補強体5を設 け、前記補強体5を取り外し自在に設
け、補強体5を取り外した前記マット体aを収納に際し
て巻回収納し得るように構成したことを特徴とする座椅
子として使用できる敷マットに係るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】最良と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0014】敷マットとして使用する場合には、逆V字
状形成部2は、立ち起こさず、平伏状態のまま敷く。
【0015】例えば、凹凸のある地面においては、この
マットを背中や後頭部に当たる部分に敷くことにより凹
凸による傷みは和らげられる。
【0016】座椅子として使用する場合には、一側の座
部1並びに逆V字状形成部2の下側の係止用シート体3
を地面に敷いた状態とし、折り立て縁Pから座部1に対
して背もたれ部2Aを立ち起こし、頂部折り返し縁Sよ
り支承部2Bを折り返し、座部1に連設した逆V字状形
成部2を側面より見て逆V字状に折り立て、係止用シー
ト体3とこの逆V字状形成部2の下側端部とを係止部4
により係止保持する。
【0017】この座部1に腰を下ろし、背もたれ部2A
に背もたれると、背もたれ部2Aは係止部4により係止
保持された逆V字状形成部2の支承部2B並びにこの支
承部2Bに設けた補強体5により支承保持されることに
なり、背もたれ部2Aは座部1にかかる体重の大小に拘
わらず立設支承されることとなる。
【0018】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0019】本実施例は、全身長を有せず腰から頭に当
たる部分の下に敷ける程度の長さを有し、軽量で携帯性
に秀れるいわゆる前述した半身用マットに本発明を適用
したものである。
【0020】本実施例はカバーシート製の袋地内に板状
クッション材を入れた板状のマット体aの途中横方向に
折り立て縁Pと頂部折り返し縁Sとを所定間隔を置いて
形成している。
【0021】具体的には、マット体aを折り立て縁P,
頂部折り返し縁Sを境にして三つの区画に区分けし、各
区画部内に夫々分断した板状クッション材を入れ、この
分断配設したクッション材の境目を折り立て縁P,頂部
折り返し縁Sとしている。
【0022】即ち、本実施例ではこのマット体aの三つ
に区分けされた部分が一側から座部1,背もたれ部2
A,支承部2Bとなるように構成している。尚、座部1
や支承部2Bに敷部を連設したりして全身マットとして
使用できるように構成しても良い。
【0023】また、この座部1の内側端にカバーシート
製の袋地と同材のシートで形成したマット体aと同巾の
係止用シート体3を連設し、逆V字状形成部2が平伏状
態の際逆V字状形成部2の下側に重合配設するように形
成している。
【0024】また、座部1とは反対側のこの逆V字状形
成部2の支承部2Bの左右両端部に係止部4としてマジ
ックテープ(商標名)の雌雄一方の止着片4Aを設け、
一方係止用シート体3の端部にこれと係合する他方の止
着片4Bを設けている。
【0025】従って座椅子として使用する場合には、一
側の座部1並びに逆V字状形成部2の下側の係止用シー
ト体3を地面に敷いた状態とし、折り立て縁Pから座部
1に対して背もたれ部2Aを立ち起こし、頂部折り返し
縁Sより支承部2Bを折り返し、座部1に連設した逆V
字状形成部2を側面より見て逆V字状に折り立て、係止
用シート体3とこの逆V字状形成部2の支承部2Bの下
側端部とを係止部4により(止着片4A・4B同志の止
着により)係止保持する。
【0026】この座部1に腰を下ろし、背もたれ部2A
に背もたれると、背もたれ部2Aは係止部4により係止
保持された逆V字状形成部2の支承部2B並びにこの支
承部2Bに設けた補強体5により支承保持されることに
なり、背もたれ部2Aは座部1にかかる体重の大小に拘
わらず立設支承されることとなる。
【0027】故に、座る人の体重の大小に拘わらず、ま
た座る姿勢に拘わらず常に背もたれ部2Aは安定に支承
されていて、座り心地が良く、常に安定性に秀れた構造
となる。
【0028】また、逆V字状形成部2と係止用シート体
3との間の逆VU字型空間部を収納空隙として使用で
き、所持品をこの中に置き収納できる。
【0029】また、本実施例では補強体5として棒杆に
比べて軽量なパイプを採用し、このパイプを挿入装着す
る装着袋11を逆V字状形成部2の背もたれ部2A並びに
支承部2Bの裏面側に設け、背もたれ部2Aの裏面には
左右端に長さ方向に沿設配設し、支承部2Bの裏面に
は、X字状に沿設配設されるように構成している。
【0030】従って、逆V字状形成部2の背もたれ部2
Aの支承強度は十分に高められ、体重のかなりある人が
座っても背もたれ支承できる実用性に秀れたものとな
る。
【0031】また、補強体5はパイプを採用したから軽
量で製作コストもかからない。
【0032】また、前記装着袋11にパイプの抜き差し口
を設け、この抜き差し口にマジックテープ(商標名)を
設けて開閉自在で閉塞する閉塞止着片11Aを設け、この
閉塞止着片11Aを開けて補強体5としてのパイプを抜き
外せるように構成している。
【0033】従って、収納に際してはこれらパイプを全
て抜き取り、これを包むようにして一端からマット体a
を巻回収納してコパクト化でき、マジックテープ(商標
名)を採用した巻回止め用止着片12で収納止めでき、携
帯性に秀れた極めて実用的な座椅子として使用できるマ
ットとなる。
【0034】尚、本発明は、本実施例に限られるもので
はなく、マット体a自体の構造や寸法,折り立て縁P,
頂部折り返し縁Sの形成手段,係止用シート体3の構
造,形状などは適宜設計し得るもので、例えば、係止用
シート体3はマット体aと同様のクッション構造として
背中や後頭部に当たる部分のクッション性をアップさせ
ても良いし、係止用シート体3を左右に配される短巾の
帯としても良いし、係止用シート体3に設ける係止部4
もマジックテープ(商標名)方式でなくても良い。
【0035】また、同様に補強体5の構成も請求項1に
おいては適宜設計し得るものである。
【0036】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、座
部に座る人の体重の加減や座る人の姿勢に関係なく背も
たれ部が立設支承されるから、従来例に比べて非常に座
り易い上、安定性に秀れ、敷きマットとして使用できる
ものでありながらこのように座椅子としての機能性が極
めて向上する画期的な座椅子として使用できるマットと
なる。しかも本発明においては、背もたれ部の支承強度
が著しく向上し、一層実用性に秀れた座椅子として使用
できるマットとなる。
【0037】また、請求項の発明においては、補強体
を取り外すことができ、マット体を巻回収納できるか
ら、不使用時にはコンパクトにでき、一層携帯性にも秀
れ実用性に秀れた座椅子として使用できるマットとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の説明斜視図である。
【図2】本実施例の座椅子として使用する場合の説明斜
視図である。
【図3】本実施例の補強体の配置,抜き外し構造を示す
説明裏面図である。
【図4】本実施例の巻回収納状態の説明斜視図である。
【符号の説明】
a マット体(シート体) P 折り立て縁 S 頂部折り返し縁 1 座部 2 逆V字状形成部 3 係止用シート体 4 係止部 5 補強体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−38337(JP,A) 実開 昭58−164553(JP,U) 実開 昭60−25473(JP,U) 実開 昭61−66562(JP,U) 実開 昭55−56149(JP,U) 実開 昭57−159754(JP,U) 実開 昭49−44506(JP,U) 実開 昭62−70847(JP,U) 実公 平3−34175(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 3/00 - 7/74 A47C 27/00 - 27/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも上半身に近い長さ以上の縦長
    と、上半身の巾に近い巾以上の横長を有するマット体
    に、一側の座部を地面に敷いた際反対側を平伏状態から
    逆V字状に折り立て得る折り立て縁と頂部折り返し縁と
    を有し背もたれ部と支承部とからなる逆V字状形成部を
    設け、この逆V字状形成部の下側に配される係止用シー
    ト体をマット体に重合状態に連設し、この逆V字状形成
    部の前記反対側下端部とこの係止用シート体とを着脱自
    在に連結する係止部を設け、前記逆V字状形成部の少な
    くとも支承部に補強体を設け、前記補強体を棒状補強体
    として少なくとも前記支承部には交叉状態にして沿設配
    設したことを特徴とする座椅子として使用できる敷マッ
    ト。
  2. 【請求項2】 少なくとも上半身に近い長さ以上の縦長
    と、上半身の巾に近い巾以上の横長を有するマット体
    に、一側の座部を地面に敷いた際反対側を平伏状態から
    逆V字状に折り立て得る折り立て縁と頂部折り返し縁と
    を有し背もたれ部と支承部とからなる逆V字状形成部を
    設け、この逆V字状形成部の下側に配される係止用シー
    ト体をマット体に重合状態に連設し、この逆V字状形成
    部の前記反対側下端部とこの係止用シート体とを着脱自
    在に連結する係止部を設け、前記逆V字状形成部の少な
    くとも支承部に補強体を設け、前記補強体を取り外し自
    在に設け、補強体を取り外した前記マット体を収納に際
    して巻回収納し得るように構成したことを特徴とする座
    椅子として使用できる敷マット。
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