JP2002199966A - 正座用床几状座椅子 - Google Patents

正座用床几状座椅子

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JP2002199966A
JP2002199966A JP2001148149A JP2001148149A JP2002199966A JP 2002199966 A JP2002199966 A JP 2002199966A JP 2001148149 A JP2001148149 A JP 2001148149A JP 2001148149 A JP2001148149 A JP 2001148149A JP 2002199966 A JP2002199966 A JP 2002199966A
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width
chair
floor
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Sukeyasu Ono
祐靖 小野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンパクトでバックに入れて携帯でき、足と足
の間に置いて正座するだけで、足の親指どうしを組む通
常の正座に近い姿勢の正座ができ、また、尻に局所的な
痛みの来ることもなく、正座時の背丈も通常の正座とあ
まり変わらず、座布団にも損傷を与えない正座用床几状
座椅子を得る。 【解決手段】正座用床几状座椅子の縦長に置いた時の前
後方向の略中央部のベルト幅を一対の座骨間の幅より広
く、通常の正座時に対向する足のかかと間の幅より狭い
幅に構成し、正座時のベルト中央高さを決める為の一組
の支持脚体のX状の支持脚の最大開き時の距離を一定あ
るいは可変にて設定するベルト中央高さ確保手段を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冠婚葬祭の式場ある
いはお茶や生け花の席にて正座用の座椅子として用いる
もので、体重を支えることにより長時間座っていても足
にしびれの来たり、尻に痛みが来ることを防止する正座
用床几状座椅子にかかわる。
【0002】
【従来の技術】従来は正座して座る時に足がしびれるの
を防止する手段として、尻を乗せて座る四方に折りたた
み式の4本の支持脚からなるアイロン台形状の台座や大
名が使ったようなぶ厚いクッションを有するひじかけ台
を小さくした台座が告別式場や寺や前記の各席にて使用
されている。
【0003】しかし、アイロン台形状の台座の場合、四
角形であり、4本の支持脚が4隅にて末広がりをなす脚
であることから、足の親指を重ね合わせて組み正座する
ことができず、左右の足のつま先の間を開けて座ること
になる。よって、一見だらしない座り方となり、これを
用いた場合、通常の正座にて座っている周囲の人との間
に外見上違和感が生じたり、また、女性には向かない座
り方ともなる短所を有する。
【0004】また、通常の腰掛椅子の場合は尻のみなら
ず膝から上の足の部分も椅子に乗る為、より体重を分散
でき、座骨の尻部分に集中することはない。しかし、正
座用の座椅子の場合、その座椅子に乗るのは尻部分のみ
となり、よりせまい面積にて体重を支持することになる
ことから、尻部分により大きな負荷がかかるのみなら
ず、下方に突出している一対の座骨部分に体重がより集
中しやすくなる。よって、台座のクッション性が弱い場
合、一対の座骨部分が略点接触にて台座上部に接触し、
長時間座っていると、座骨の尻部分に局所的な痛みを起
こしやすい。
【0005】そこで、台座方式の場合、尻下部全体に略
均等な圧力を与えられるクッション構造とし、体重を略
均等に分散できるようにクッション部を通常の腰掛椅子
よりもぶ厚くし、大名が使ったひじかけ台のようなより
クッション性を向上させてなる前記台座もある。この台
座を横長に置いて正座する時、かかとが台座の下に進入
できるように、台座下面の高さを正座時の足のかかとの
上部の高さより高い構造としてなる。よって、全体とし
て、正座した時の背丈がかなり高くなり、それを用いな
いで正座している周囲の人の高さと大きく異なり、よっ
て、調和が取れなく違和感を生じ易い。
【0006】葬式業者に式場を任せた場合、その台座を
参列者に提供するところもある。その場合、左右の足の
爪先の間を大きく開けて座る座り方となっても、あるい
は正座の背丈が高くなる場合でも、出席者の姿勢が皆同
じになる為、周囲と違和感を感ずることはない。しか
し、その台座が提供されない場合、その台座を持ってい
ても、前記の理由から、それを使用するのをためらい、
しびれるのを覚悟で通常の正座の姿勢で座ることにな
る。
【0007】特開2000−4972「折りたたみ式椅
子」においても座部がアイロン台と類似していることか
ら、長時間座っていると足にしびれの来ることを防止で
きるものの座骨の尻部分に体重が集中しやすく局所的な
痛みが発生しやすい。また、板の間の床や畳上に置いて
正座する時、第1と第2脚部の下端部を接接触させロッ
クして外側への折り曲げ部分で接地面を形成すると、足
の爪先近傍部分がその折り曲げ部分に当たり、痛みが来
る。それを防止する為に、その折り曲げ部分に柔らかい
カバーを施しても凹凸はあることから、その凸部に長時
間足が当たり圧迫を受け続けると、やはり局所的な痛み
が起き易い。更に、左右方向を前後方向に向けて使用す
ると、脚部の幅が広いことから足の相互の爪先間が開い
てしまうことになる。
【0008】特開平11−290157「正座椅子」は
床几状構造ではなく、また、製品価格が高価となる構成
となっている。
【0009】特開平7−213380「折りたたみ脚を
有する台および脚を有する正座補助椅子」は床几状構成
であるが、立脚部下部の相互の3b間あるいは4b間の
幅を有する一組の平行な立脚部を有する構成であり、こ
の図示された幅では足の爪先部分の親指を重ねあわせて
正座することは困難である。また、親指を重ねあわせて
正座できるように、相互の3b間あるいは4b間の幅を
狭め、姿勢の安定を図る為に、逆に相互の3bあるいは
4bの脚部を更に両側に突出させた脚部として構成する
と足の部分がその脚部に乗って当たり痛みが起きる。ま
た、開示された台部はベルト構成ではない。
【0010】特開平7−20901「正座イス」もある
いは特開平7−308238「折りたたみ脚を有する正
座補助椅子」も共に尻を乗せる腰掛け部が剛性部分を有
する台座であって図に示されたようにクッション部を厚
く構成してなる為、前記短所を有する。また、これも両
側に平行な脚部を有することから前記特開平7−213
380と同様の短所を有する。
【0011】実開平3ー21244「折りたたみ椅子」
は2個所のX状の交叉部と回動自在な枢着部を有し、小
型化して正座用床几状座椅子とすれば、前側にて、幅方
向に一組の1と2の支持パイプの下端部14を接地させ
て左右方向の姿勢の安定を図り、また、後ろ側にて、他
の支持パイプ3の下端部14を接地させて前後方向の姿
勢の安定を図って、3点支持にてシート4を支持するこ
とができ、足の親指を組んで正座できる構成が開示され
ている。
【0012】これは支持パイプ1と2が交叉部9を軸と
して回動でき、対向する一組の1と2の支持パイプの下
端部の14間の幅はその上端部5間の一側辺11の幅と
連動する。この椅子を小型化して正座用とした場合、そ
の前側となる下端部の14間の幅は正座時に対向する足
の間に入る狭い局所的な幅となるが、それを座布団上に
置いた場合、シートに尻を乗せて座る瞬間、体重でシー
ト全体が下がって一側辺11が張設され、対向する上端
部5間が幅方向に強制的に開かせられる。その時、凸部
をなして対向する下端部14の間の幅も広がり、対向す
る下端部14が幅方向に布地を引きずって急激に広がる
ことになる。よって、対向する下端部14間の狭い局所
的な布部分が両側方向に引っ張られ、その間に座布団特
有の膨らみが若干あっても、引き伸ばされ引き裂かれる
場合もある。よって、座布団にも用いる正座用座椅子の
場合、幅方向の下端部14間は固定されていなければな
らない。
【0013】一方、正座時、その前側にて前記対向して
一対存在する支持パイプ1と2の下端部の14と、後ろ
側に位置する支持パイプ3の下端部14とは足と足の間
の隙間にて縦方向に配置される為、前記支持パイプ1と
2の下端部の14間よりも長い接地距離を有する設定が
可能となる。よって、布が前後方向に引っ張られても、
その間に充分な座布団特有の膨らみを有することから、
引き伸ばされても引き裂かれるところまでは伸びず、よ
って、破れる恐れはほとんどない。また、この発明にお
いては正座用とする為のベルトの幅にも規制範囲の開示
もない。また、3点支持形態は公知の技術である。
【0014】実開昭64−14062「折畳式正座用椅
子」は足の親指を組んで正座できるコンパクトな構成で
はあるが床几状ではない。また、台座板体にラバークッ
ションを貼って台座を構成しているが、この図に開示さ
れた程度の厚さのラバークッションではほとんどの場
合、長時間じっとして座っていると前記座骨の尻部分に
局所的な痛みが発生する。よって、そのラバークッショ
ンの厚さをより厚くしてクッション性をより高めなけれ
ばまず使用できない。その場合、座る高さがかなり高く
なり、コンパクト化の効果が損なわれることから製品化
しても利用価値が薄いと思われる。
【0015】実開昭55−69445「床几」は上部バ
ー間にファスナーでエンドレスシートを構成したもので
あるが、一組の支持脚体が共に長方形のままであり、小
さくして正座用とした場合、対向する立脚部が足の親指
の関節部分近傍の足部分に当たることから、爪先間を開
いて正座せねばならない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コンパクト
でバックに入れて携帯でき、式場などにて正座する時
に、バックから取り出し、尻の下に置いて座るだけで、
足の親指どうしを組む通常の正座に近い姿勢の正座がで
き、また、尻に局所的な痛みの来ることもなく、座り高
さすなわち正座時の背丈も違和感を生じるほど高くなら
ず、座布団の布を引き裂くようなことのない正座用床几
状座椅子を提供するものである。
【0017】
【課題を解決する為の手段】一組の支持脚体の相互の立
脚部をX状に開閉可能に枢着し、座り時に、該一組の支
持脚体上部のベルト掛け脚部間にベルトを設け、該ベル
トを縦長にして用いてなる折りたたみ式正座用床几状座
椅子において、該ベルトの前後方向の中央部の幅を一対
の座骨間の幅より広く、通常の正座時に対向する足のか
かと間の幅より狭い幅に構成してなり、前記一組の支持
脚体のうち、一方の支持脚体の下部に、該ベルト中央部
の幅方向に固定された幅を有して接地する姿勢安定接地
部を備え、他方の支持脚体の立脚部の下方部分にて、通
常の正座時に対向する足の親指の関節部間の幅より狭い
幅にて幅方向の略中央にて立脚する立脚部分を有してな
り、正座時におけるベルトの前後方向の略中央部の高さ
を、かかと上部の高さより低く、土踏まず近傍の足の表
から足の裏までの足の厚さ分の高さより高くなるベルト
中央高さ確保手段を有してなることを特徴とする。
【0018】該ベルト中央高さ確保手段が前記X状の最
大開き距離を一定としてなることを特徴とする。
【0019】該ベルト中央高さ確保手段が前記X状の最
大開き距離を可変とする可変手段であることを特徴とす
る請求項1記載の正座用床几状座椅子。
【0020】該可変手段が他方の立脚部分の前側上部と
ベルトとの間にネジ部とナット部との組合せからなる長
さ調整手段を介在させたことを特徴とする。
【0021】該ベルトの形状が略二等辺の三角形あるい
は略二等辺の台形であり、少なくとも該二等辺部分に線
状の部材を略一体化して設けてなり、長さ調整手段のネ
ジ部の一端部と該線状の部材とが係合してなることを特
徴とする。
【0022】該係合がネジ部の一端部に設けた貫通孔に
該線状の部材を通してなる形態であることを特徴とす
る。
【0023】該可変手段が環状ベルトの内側の上下部分
に略対向して設けた着脱自在なマジックテープであるこ
とを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。通常、人が正座する時、
体重によって膝から下の足の部分が圧迫されることによ
りしびれが発生する。特に、骨盤の下部にて約7〜9c
mの間の幅1Bを有し、尻2aの中でも最も下部に位置
して下方に突出する一対の座骨の突出部分2bを支持し
て浮かせれば、膝から下の足の部分に加わる体重を激減
させ、しびれを防止しやすい。
【0025】その浮かして支持する正座用の台座には図
1に示すように、アイロン台に類似した正座用台座3あ
るいは図3に示すように、大名が使ったようなぶ厚いク
ッションを敷いたひじかけ台のような台座4もある。ア
イロン台方式の場合はひじかけ台方式に比べて薄くクッ
ション性が劣り、よって、体重が一対の座骨の尻部分に
集中しやすく、長時間座っているとしびれは防止できる
ものの、座骨やその近傍の尻部分に局所的な痛みが発生
しやすい。一方、図2に示すように、正座時に足の爪先
部分が開いてしまう。
【0026】また、台座4のようにぶ厚いクッションの
場合、クッション性が向上し、尻全体にて体重を支持す
る形態となり、体重が座骨の尻部分に集中せず尻全体に
分散する。よって、座骨の尻部分に痛みの来ることをよ
り防止しやすい。しかし、通常、正座する高さが高くな
る傾向となり、また、座部の下部に足を進入させる為、
座部は足のかかとの上部までの高さ1G以上に高くせね
ばならず、全体としてかなり高くなり、周囲で通常の正
座している人と違和感が生じる。
【0027】しかし、図4に示すような上部にベルト5
を設けてなる従来の床几座椅子の場合、ベルトを縦長に
して用いても、尻が少々移動して位置が変わると自動的
にベルトが尻の形状に合い、常に、尻を略面接触にてフ
ィットさせてベルトに乗せることができ、体重の分散化
が図れる。よって、ぶ厚いクッション材と同様に座骨の
尻部分に局所的な痛みの発生を防止できる効果を有す
る。
【0028】また、前記ベルトを縦長にして用い、正座
の姿勢で尻を乗せた場合、ベルトの前後方向の略中央部
分が沈む形態となる為、尻が少々前後方向に揺れて位置
が変わった場合でも、尻をベルトの中央方向に略センタ
リングする機能も有することから安定性がよく座り心地
もよい。また、ベルトはシート状と薄いことから座り高
さをより低く押えることができる。ここで、略との表現
はだいたいあるいはおおよその意である。
【0029】通常において、正座をした時、姿勢の安定
を図る為に、自然と一対の座骨を足裏の中央部分にて内
側にへこむ土踏まず部分の足7と足8との間に入れ、一
対の座骨を挟む形態として尻を略固定して座っている
が、一対の座骨を挟む分、その足と足の間が開くことか
ら膝から下の足と足の間に隙間ができる。図5と図6に
示すように、対向する土踏まず近傍の足の間の幅1Dに
略合う幅を有する座椅子を対向する膝から下の足と足の
間の隙間に置き、その一対の座骨の突出部分2bを足裏
から浮かして支持するのが望ましい。
【0030】そこで、本発明では一組の支持脚体9と1
0の相互の立脚部9aと10aをX状に開閉可能に枢着
し、座り時に、該一組の支持脚体上部のベルト掛け脚部
9bと10bとの間に前記X状の最大開き距離を一定ある
いは可変にて設定するベルト5を設け、折りたたみ可能
とした従来の床几を全体に小さくし、正座に合う形態に
改良して図7〜図15などで示すような形態の正座用床
几状座椅子を構成し、膝から下の足と足の間の隙間にベ
ルトが縦長になるようにして置き、正座用の床几状の座
椅子として使用する。図7〜図11ではベルト5の前後
方向の両端をその一組の支持脚体上部の対向するベルト
掛け脚部9bと10bに固定され、前記X状の最大開き距
離を一定としてなる。ここで、前記X状の最大開き距離
とはベルトをピンと張るまで床几状座椅子の相互の立脚
部をX状に開いた時の形態を言う。
【0031】床几状座椅子を前記ベルトを縦長に置いて
正座するにも、ベルト幅が一対の座骨間の幅1Bより狭
い場合、一方の座骨部分がベルトから外れて脱落し、尻
が位置ずれを起こすことから、安定して座っていること
ができない。よって、土踏まずの足部分に位置する一対
の座骨部分がこのベルトに共に乗ることが安定して座る
ことのできる必須条件となる。よって、一対の座骨2b
の乗る前後方向のベルト中央部の幅1Aを一対の座骨の
間の幅1Bより広く、また、正座時に対向する足のかか
と間の幅1Cより狭い幅に構成してなる。
【0032】また、通常の正座に近い姿勢の正座を可能
とする為に、座った時、一対の座骨の突出部分2bがベ
ルトに乗り、正座してベルトに体重がかかった時の前後
方向のベルト中央高さ1Iを土踏まず近傍の足の表から
裏までの足の厚さ分の高さ1Fより高く、かかとの上部
の高さ1Gより低い範囲の高さになるように、一定ある
いは可変にてX状の最大開き距離を定める支持脚体を構
成してなる。ここで前後方向のベルト中央とはベルトを
縦長にして置いた正座用床几状座椅子に正座した時の前
後方向の中央部分の意であり、言い換えればベルトの長
手方向の中央部分とも言える。
【0033】X状の最大開き距離を一定とした支持脚体
の場合、標準より体の大きな人あるいは小さい人で一対
の座骨の間の幅は異なるが、それ用に製作すればよく、
また、大人の標準の体形に合わせた本発明品である正座
用床几状座椅子を製品化すればシェアの拡大が期待でき
ることは言うまでもない。
【0034】ここで、支持脚体は安価なバー状で中空の
孔を有するスチールパイプを用い、折り曲げ加工にて製
作するのが好ましく、ベルトは厚手の布製あるいは塩化
ビニールなどの樹脂製あるいは皮製などでよい。また、
枢着とは相対的に回動可能に係合してなる形態を言い、
X状に枢着する枢着部11が図9に示すように、一個所
であってもあるいは図7などに示すように、両側に一対
にて構成されてもあるいは図示しないが複数あっても床
几状の形態に含む。
【0035】支持脚体をスチールあるいはアルミなどの
パイプで構成する場合、前後方向のベルト中央部の幅1
Aを一対の座骨の間の幅1Bより広く、正座時に対向す
る足のかかと間の幅1Cより狭い適宜な幅になるように
して構成する。
【0036】次に、体が左右に揺れてもぐらぐらさせず
姿勢の安定を図る為に、前記一組の支持脚体のうち、一
方の支持脚体9の下部に、通常の正座時の足裏の土踏ま
ず近傍の足7と8の間すなわち対向する足の間1Dの幅
以内の幅に固定された幅を有して接地する姿勢安定接地
部を備えてなる。
【0037】スチールパイプを用いて支持脚体を構成す
る場合、例えば、図7に示すように、前記一方の支持脚
体9を略長方形の支持脚体として構成し、支持脚体の下
部にて該ベルトの幅方向に立脚部間の前記固定された幅
を有して延在する下辺となるスチールパイプの脚部部分
9cとして線接地してなる姿勢安定接地部としてもよ
い。
【0038】あるいは、図8に示すように、一方の支持
脚体9のベルト掛け脚部の略両側に、バー状の立脚部を
それぞれ設けコの字状に形成した支持脚体として構成
し、立脚部の下端部にキャップ12を有した凸部9dと
9eを構成してベルト幅方向に立脚部間の固定された幅
を有する2点接地形態の姿勢安定接地部としてもよい。
【0039】ここで、一方のコの字状の支持脚体の両側
の下端部が該ベルトの幅方向に固定されていることによ
り、座布団上に置かれ人が座っても、実開平3ー212
44の開示技術のように、その体重でその下端部間の座
布団の布部分が局所的に幅方向すなわち左右方向に広げ
られ引き伸ばされ、その布部分が引き裂かれる懸念はな
い。
【0040】また、一方の支持脚体9の立脚部の下端部
に位置する凸部9d及び9eと他方の支持脚体の凸部1
0cとの間の距離は本体を足と足の隙間にベルトが縦長
になるようにして置く為、その距離を幅方向に比べてよ
り長くでき、よって、座り時に急に凸部9d及び9eと
他方の支持脚体の凸部10cとの間の距離が前後方向に
開き、その間の座布団の布がその前後方向に引っ張られ
ても、その間に充分な座布団特有の膨らみを有すること
から引き裂かれるまで大幅に引き伸ばされることはな
い。
【0041】あるいは、図9に示すように、前記スチー
ルパイプを幅方向に延在させて一方の支持脚体9のベル
ト掛け脚部9bとし、そのベルト掛け脚部のいずれか一
方の一端部を内側に曲げ、更に、その中央部にて下方に
向けて曲げ、X状の枢着部11の下方にて略三角形を形
成し、その固定された幅を有する底辺部分9cを幅方向
に延在して線接地する姿勢安定接地部とし、一方、他方
の支持脚体10の上方部分についてはベルト掛け脚部1
0bや立脚部10a部分を一方の支持脚体9に対して略
勝手違いに構成し、下端部を凸部10cとしてキャップ
12を被せて、相互の立脚部をX状に枢着し、その枢着
部を一個所としてシンプルな床几状の正座用床几状座椅
子として構成してもよい。
【0042】座布団に置いて使用する時、図8で示すよ
うなコの字状の支持脚体の場合、その両側の立脚部の下
端部の凸部が座布団に突き刺して食い込む形態となるこ
とから、その部分の座布団が傷みやすい。しかし、前記
のように、図7と図9〜図15で示すような線接地形態
とすることにより座布団との接触面積も増えより布地を
より傷め難くする効果もある。
【0043】次に、正座する時、もし、その後側の下方
部分において、その略両側の位置に設けた立脚部がまっ
すぐな直線構造、例えば、図4に示すように、一組の支
持脚体を長方形として相互の立脚部をX状に枢着して正
座用床几状座椅子を構成し、ベルトを前記一対の座骨の
幅1Bより若干広い幅に略合わせて製作すると、足の親
指の関節部近傍の足の部分が他方の支持脚体10の下方
部分の両側の立脚部に当たり、よって、正座して足の親
指を組み合わせることができず、足の爪先が開く姿勢と
なって前記のような短所が生じ易すい。
【0044】よって、それを防止する為に、正座時に、
後側となる他方の支持脚体10の両側の立脚部10aの
下方部分にて、通常の正座時に対向する足の親指の関節
部間の幅1E近傍の広さの幅かそれより狭い幅にて幅方
向の中央にて立脚する立脚部分10fを有してなる。
【0045】前記幅方向の中央にて立脚する他方の支持
脚体の立脚部の下方部分は図7で示すように、対向する
立脚部を近接させて略平行に構成してもよく、あるい
は、図示しないが、略逆三角形の形状でもよく、また、
後述する図8と図9で示すような一本の立脚部として構
成し、下端部にキャップ12を被せての凸部10cを形
成してもよい。いずれの場合でも、他方の支持脚体の立
脚部の下方部分にて、通常の正座時に対向する足の親指
の関節部間近傍の広さの幅1Eかそれより狭い幅にて幅
方向の中央にて立脚する立脚部分10fを有すればよ
く、よって、通常の正座に近い略正座の姿勢にて相互の
足の親指を重ねて正座できる。
【0046】ここで、前記幅方向の中央にて立脚する立
脚部分が両側の該立脚部を近接させ、2本の平行な立脚
部分として体重を支持する形態とすると、より強度が増
すことからより一本の場合より細いスチールパイプで構
成でき、よりスマートな印象を与える形態とすることが
できる。一方、その立脚部分の下部を曲げて凸状に形成
することから、一本の場合の立脚部下部のシャープな凸
状の形状に比べてより緩やかなカーブの凸状とすること
ができ、よって、座布団に置いて使用する時、座布団を
より傷め難い効果もある。
【0047】前記立脚部分の近接形態は略平行に近接さ
せただけでもよく、あるいは、接触するまで近接させお
互いを溶接等にて結合させ一体化してもよい。
【0048】よって、正座時に、膝から下の足と足の間
で一対の座骨近傍の下側に本正座用床几状座椅子をベル
トが縦長になるようにして置き、ベルトをまたいで尻を
乗せ、略後ろ側に位置した前記下方部分の略中央に位置
した該立脚部分10fを両方の爪先で挟むようにして相
互に足の親指を重ね合わせ、通常の正座に近い姿勢にて
本正座用床几状座椅子に正座することができる。
【0049】次に、正座する時、図10に示すように、
後ろ側に位置する足の下側に姿勢安定接地部がバー状の
脚部10dとして幅方向に延在する形態の場合、クッシ
ョン性のよい座布団の上に置いた時、体重によりその姿
勢安定接地用の脚部は座布団に沈み込む為、足の指を重
ねて組んで座っても姿勢安定接地用の脚部が足に強く当
たることはない。しかし、板の間の床上あるいは畳上に
て座った場合、その姿勢安定接地用の脚部が足の表に当
たり障害物に当たったような痛みが発生することからそ
の場合には適さない。
【0050】よって、その足の爪先近傍の足の下側には
幅方向に延在する姿勢安定接地用の脚部を設けず、一方
の支持脚体9にのみ姿勢安定接地部を設け、正座時に前
側に位置させた方がよい。
【0051】ここで、正座しての座り時のベルトの中央
高さを足のかかとまでの高さ1Gより低く、足の厚さ1
Fより高く設定するベルト中央高さ確保手段を前記X状
の最大開き距離を図7〜図10に示すように一定とする
構成でもよく、あるいは、ベルト中央高さを微調整可能
とする為に、ベルト中央高さ確保手段を図11〜図15
で示すように、前記X状の最大開き距離を可変として適
宜な高さに固定できる構成としてもよい。
【0052】X状の最大開き距離を可変とする場合、図
11に示すように、正座用床几状座椅子の該可変手段が
立脚部分10fの前側上部にネジ部14bとナット部1
4aの組合せからなる長さ調整手段14を介在させてネ
ジ部あるいはナット部をベルト5と係合して構成しても
よい。ここで、長さ調整手段とはネジとナットを組み合
わせ相対的に回すことにより長さ調整をする手段を言
う。
【0053】本実施の形態ではネジ部14bの一端部を
図11に示すように、ベルトと係合させ、他方の支持脚
体10の立脚部10aの上端部に設けた貫通孔14dを
貫通してナット部 14aである蝶型ナットとネジ係合
し、その蝶型ナットを指で摘まんで回すことにより、前
記X状の最大開き時の距離すなわち該一組の支持脚体上
部のベルト掛け脚部間の距離1Hを最大にする時の距離
を変え、正座時のベルト中央高さ1Iを自分に適する適
宜な高さに設定する構成としてなる。
【0054】ここで、蝶型ナットが外れることのないよ
うにネジ部の他端部にストッパー部14cを設けたり、
図示しないが、もう1つのナットをネジ部に設けて蝶型
ナットとダブルナット構成とし、お互いを締めつけるこ
とによって、蝶型ナットの位置が変わらない通常の技術
を適用してもよい。
【0055】また、図11や図12や図13に示すよう
に、膝を合わせての正座を容易とする為に、該ベルトの
形状を自転車のサドルのような略二等辺の三角形あるい
は略二等辺の台形としてもよい。この場合も、正座時の
前後方向における前後方向のベルト中央部の左右の幅は
前記1Aとなり、座骨をベルトで支持できる。ここで、
二等辺とは対向し合う2つの等しい長さの辺の意であ
る。
【0056】また、その略二等辺の三角形あるいは略二
等辺の台形とした場合、図13に示すように、少なくと
もその二等辺部分にワイヤーなどの線状の部材5cを設
けてベルトと略一体化し、長さ調整手段のネジ部と該線
状の部材とが係合して構成してもよい。
【0057】その場合、図12や図13に示すように、
例えば、本実施の形態ではベルトの両側の辺である二等
辺部分である5aや5bをそれぞれ筒状とし、その筒状
部分にワイヤーなどの線状部材5cを通して略一体化し
てなり、一方、正座した時、前部となる位置のネジ部の
前記一端部に設けた貫通孔14eに、ワイヤーなどの線
状部材5cを通して構成する。
【0058】貫通孔14eはネジ部13の一端部に孔を
開けて構成してもよく、あるいは図12と図13に示す
ように、ベルトの端部部分にスチールパイプなどのパイ
プ状の部材14fを一体化して設け、そのパイプ状の部
材の孔を貫通孔14eとして構成してもよい。
【0059】この場合、パイプ状の部材とネジ部材は溶
接などで一体化してなる構成でもよい。また、ワイヤー
などの線状部材は環状形態とし、後部となるベルト掛け
脚部9bもパイプ状の部材として同様にそのパイプ状の
部材の孔にワイヤーなどの線状部材5cを通して構成し
てもよい。
【0060】また、図14に示すように、該可変手段を
環状ベルトの内側の上下部分に略対向して設けた着脱自
在なマジックテープ15で構成してもよい。
【0061】この構成の場合、ベルトを包むように設け
た環状部材15aを指で摘まんで下方にベルト5を引っ
張って図15で示すように弛ませ、ベルト中央高さ1I
を自分に合った正座時における体重のかかった時の適宜
な高さとなるように、対向する上下のベルトを押し合わ
せて略対向して設けた着脱自在なマジックテープ同しを
結合させる。
【0062】以上の構成により、容易に足の親指を重ね
て爪先を組んで正座でき、正座時の背丈も周囲の人の正
座した人の高さよりあまり高くならず、また、長時間座
っていても座骨部の尻部分に局所的な痛みも発生するこ
とのなく、座布団を引き裂き損傷を与えることのない正
座用床几状座椅子を得ることができる。
【0063】更に、一組の支持脚体を折り畳んだ時、例
えば、図10に示すような略平面状として、コンパクト
化することができ、手さげバックにも容易に入る形状と
なる。
【0064】更に、本正座用床几型座椅子全体を覆うこ
とのできる大きさで、その覆いの柄や模様を冠婚葬祭の
式場やお茶や生け花の席にマッチさせ、式場にてそれを
本正座用床几状座椅子に被せることで、座椅子全体を覆
って隠すことができ、周囲とより調和できる。また、汚
れた時、外して洗濯することもできることは言うまでも
ない。
【0065】
【発明の効果】一組の支持脚体の相互の立脚部をX状に
開閉可能に枢着し、座り時に、該一組の支持脚体上部の
ベルト掛け脚部間にベルトを設け、該ベルトを縦長にし
て用いてなる折りたたみ式正座用床几状座椅子におい
て、該ベルトの前後方向の中央部の幅を一対の座骨間の
幅より広く、通常の正座時に対向する足のかかと間の幅
より狭い幅に構成してなり、前記一組の支持脚体のう
ち、一方の支持脚体の下部に、該ベルト中央部の幅方向
に固定された幅を有して接地する姿勢安定接地部を備
え、他方の支持脚体の立脚部の下方部分にて、通常の正
座時に対向する足の親指の関節部間の幅より狭い幅にて
幅方向の略中央にて立脚する立脚部分を有してなり、正
座時におけるベルトの前後方向の略中央部の高さを、か
かと上部の高さより低く、土踏まず近傍の足の表から足
の裏までの足の厚さ分の高さより高くなるベルト中央高
さ確保手段を有してなることにより
【0066】一組の支持脚体を開いて足と足の間の隙間
に縦長に置き、延在するベルトに座ることで、尻の下部
の高さを足のかかとの上部の高さ1Gより低く、また、
足の土踏まず近傍の厚さ分の高さ1Fより高い範囲で、
足の親指どうしを組んで安定して通常の正座に近い姿勢
の正座ができ、足と足の間にほとんどの部分が隠れて露
出せず、また、長時間座っていても座骨近傍の尻部分に
局所的な痛みの来ることもなく、正座時の背丈も周囲と
違和感を生じるほど高くならず、また、折りたたみ容易
でコンパクトでバックに入れて携帯できる正座用床几状
座椅子とすることができる。
【0067】該ベルト中央高さ確保手段が前記X状の最
大開き距離を一定としてなることにより部品件数がすく
なくなり製品価格を低く押さえることが容易となる。
【0068】該ベルト中央高さ確保手段が前記X状の最
大開き距離を可変とする可変手段であることにより、
【0069】大人であれば、体形が若干異なっても、複
数の人の間で使用できる互換性を有することから、使用
者は自分に合ったベルト中央高さに設定して正座するこ
とができる。よって、主催者は略出席者分の正座用床几
状座椅子を準備すればよく、準備台数を少なく押さえる
ことができる。しかし、子供が出席する場合、子供は座
骨間の長さが大人よりはるかに短い為、別途それ用の正
座用床几状座椅子として準備しなければならない。
【0070】また、 該可変手段が他方の立脚部分10
fの前側上部とベルトとの間にネジ部とナット部との組
合せからなる長さ調整手段を介在させたことにより、前
記X状の最大開き距離を微調整でき、より自分に合った
ベルト中央高さに設定できる。
【0071】該ベルトの形状が略二等辺の三角形あるい
は略二等辺の台形であり、少なくとも該二等辺部分に線
状の部材を略一体化して設けてなり、長さ調整手段のネ
ジ部の一端部と該線状の部材とが係合してなることによ
り線状の部材によりベルトを補強でき、また、膝を接触
させての正座が極めて容易となる。
【0072】該線状の部材との係合がネジ部の一端部に
設けた貫通孔に該線状の部材を通してなる形態であるこ
とによりネジ部の一端部と該線状の部材との狭い部分に
おける係合を充分に補強できる。
【0073】該可変手段が環状ベルトの内側の上下部分
に略対向して設けた着脱自在なマジックテープであるこ
とにより対向する上下のベルトを押し合わせて略対向し
て設けた着脱自在なマジックテープ同しを結合させるこ
とで、前記X状の該一組の支持脚体上部のベルト掛け脚
部間の開き距離1Hの最大距離を変え、ベルト中央高さ
1Iを正座時の自分に合った適宜な高さとすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アイロン台式台座の外観図
【図2】アイロン台式台座に正座した時の姿勢形態
【図3】ひじかけ台を小さくした台座に正座した時の姿
勢形態
【図4】床几座椅子
【図5】本正座用床几状座椅子に正座した時の姿勢形態
【図6】本正座用床几状座椅子に正座した時の姿勢形態
【図7】正座用床几状座椅子
【図8】正座用床几状座椅子
【図9】正座用床几状座椅子
【図10】折り畳んだ時の正座用床几状座椅子
【図11】長さ調整式正座用床几状座椅子
【図12】ワイヤーを周囲に用いた長さ調整式正座用床
几状座椅子
【図13】ワイヤーを周囲に用いた長さ調整式正座用床
几状座椅子の拡大図
【図14】マジックテープ式正座用床几状座椅子
【図15】高さ調整後のマジックテープ式正座用床几状
座椅子
【符号の説明】
1A 前後方向のベルトの中央部の幅 1B 一対の座
骨間の幅 1C かかと間の幅 1D 土踏まず近傍の対向す
る足の間の長さ 1E 対向する足の親指の関節部間の幅 1F 土踏まず近傍の足の厚さ分の高さ 1G かかと上部の高さ 1H ベルト掛け脚部間の
距離 1I ベルト中央高さ 2a 尻 2b 一対の座骨の突出部分 3 アイロン台に類似した正座用台座 4 ひじかけ台のような台座 5 ベルト 5a 二等辺部分 5b 二等辺部分 5
c ワイヤー 6 かかと 7 足裏の中央部分にて内側にへこむ部分の足 8 足裏の中央部分にて内側にへこむ部分の足 9 一方の支持脚体 9a 立脚部 9b ベル
ト掛け脚部 9c 延在する脚部部分 9d 立脚部の下端部の凸部 9e 立脚部の下端部の凸部 10 他方の支持脚体 10a 立脚部 10b
ベルト掛け脚部 10c 立脚部分の下部の凸部 10d バー状の脚部 11 枢着部 12 キャップ 13
座布団 14 長さ調整手段 14a ナット部 (蝶型
ナット) 14b ネジ部 14c ストッパー 1
4d 貫通孔 14e 貫通孔 14f パイプ状の部材 15 マジックテープ 15a 環状部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一組の支持脚体の相互の立脚部をX状に
    開閉可能に枢着し、座り時に、該一組の支持脚体上部の
    ベルト掛け脚部間にベルトを設け、該ベルトを縦長にし
    て用いてなる折りたたみ式正座用床几状座椅子におい
    て、 該ベルトの前後方向の中央部の幅を一対の座骨間の幅よ
    り広く、通常の正座時に対向する足のかかと間の幅より
    狭い幅に構成してなり、 前記一組の支持脚体のうち、一方の支持脚体の下部に、
    該ベルト中央部の幅方向に固定された幅を有して接地す
    る姿勢安定接地部を備え、 他方の支持脚体の立脚部の下方部分にて、通常の正座時
    に対向する足の親指の関節部間の幅より狭い幅にて幅方
    向の略中央にて立脚する立脚部分を有してなり、正座時
    におけるベルトの前後方向の略中央部の高さを、かかと
    上部の高さより低く、土踏まず近傍の足の表から足の裏
    までの足の厚さ分の高さより高くなるベルト中央高さ確
    保手段を有してなることを特徴とする正座用床几状座椅
    子。
  2. 【請求項2】 該ベルト中央高さ確保手段が前記X状の
    最大開き距離を一定としてなることを特徴とする請求項
    1記載の正座用床几状座椅子。
  3. 【請求項3】 該ベルト中央高さ確保手段が前記X状の
    最大開き距離を可変とする可変手段であることを特徴と
    する請求項1記載の正座用床几状座椅子。
  4. 【請求項4】 該可変手段が他方の立脚部分の前側上部
    とベルトとの間にネジ部とナット部との組合せからなる
    長さ調整手段を介在させたことを特徴とする請求項3記
    載の正座用床几状座椅子。
  5. 【請求項5】 該ベルトの形状が略二等辺の三角形ある
    いは略二等辺の台形であり、少なくとも該二等辺部分に
    線状の部材を略一体化して設けてなり、長さ調整手段の
    ネジ部の一端部と該線状の部材とが係合してなることを
    特徴とする請求項4記載の正座用床几状座椅子。
  6. 【請求項6】 該係合がネジ部の一端部に設けた貫通孔
    に該線状の部材を通してなる形態であることを特徴とす
    る請求項5記載の正座用床几状座椅子。
  7. 【請求項7】 該可変手段が環状ベルトの内側の上下部
    分に略対向して設けた着脱自在なマジックテープ(登録
    商標)であることを特徴とする請求項3記載の正座用床
    几状座椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100972558B1 (ko) 2008-07-23 2010-07-28 오성듀랄루민(주) 절첩식 의자
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