JP3144879U - 背負い具 - Google Patents

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Abstract

【課題】被背負い人に不快感を与えることがないとともに、被背負い人の体重を背負い人の両肩に集中してかけることがなく、かつ、薄くて変形容易な素材から形成される背負い具を提供する。
【解決手段】被背負い人の背中、臀部、左右の大腿部にそれぞれ当てられる、背側覆い部11、臀覆い部12、及び左右の大腿覆い部14,14を有した薄くて変形容易な本体部10と、一端が本体部10の背側覆い部11に取り付けられ、他端側が、被背負い人の脇の下を通り、背負い人の肩越しに胸元で互いに交差されて、本体部10の左右の大腿覆い部の一方を吊り上げた後、この背負い人の前側で互いに連結される、変形容易で細長い一対の肩掛け支持部20,20と、本体部10の臀覆い部12と左右の大腿覆い部とに、この本体部10と一体となるように取り付けられ、背負い人の腰部に密着させて固定される、薄くて変形容易な腰当て支持部30とを有する。
【選択図】図1

Description

この考案は、災害時や緊急避難時等に、負傷者、高齢者、病人、身体障害者等を背負って搬送するための背負い具に関するものである。
負傷者、高齢者、病人、身体障害者といった、自身で十分に身動きの取れない者を、緊急時に搬送するには、彼らを背負って搬送するのが一番である。この搬送には、背負われて搬送される者(以下被背負い人という)や、背負って搬送する者(以下背負い人という)にできるだけ負担をかけないように、種々の背負い具が提案されている。
これらの背負い具には、いわゆる背負子といった、硬いフレーム等でできたものもあるが、このような背負い具は、搬送中に被背負い人を負傷させる虞があるとともに、保存時に嵩張り、かつ、重たく、さらに、コスト的にも安くはないといった欠点がある。このため、布地等でできた、薄くて変形容易な背負い具が注目されるが、このような物の一つに特許文献1に記載されているものがある。
この背負い具100は、図13の(a)、(b)で示されるように、被背負い人Nの背中から臀部までを覆う本体部101と、本体部101の上部に連結される一対の肩掛けベルト102と、本体部101の下部に連結される一対の下ベルト103と、肩掛けベルト102と下ベルト103とを連結するとともに、下ベルト103の向きを変える一対の向き変え金具104と、向き変え金具104から出た下ベルト103の一端側103aを、被背負い人Nの左右の大腿部の一方に巻き付けた後、互いに交差するように肩掛けベルト102側の連結具106に連結するための一対の連結具105等とから構成されている。
この背負い具100では、連結具105を介して下ベルト103の一端側103aを引くことにより、被背負い人Nを背負い人Mの背中側に加圧し、リュックを背負うように被背負い人Nを背負い人M側に支持させるものである。この場合、被背負い人Nの左右の大腿部に下ベルト103の一端側103aを巻き付けて、この下ベルト103の端部を連結具105,106を介して肩掛けベルト102側に接続することにより、被背負い人Nの両足のぶらつきを防止している。
実用新案登録第3108821号
上記従来の背負い具100では、被背負い人Nの両膝N6,N6が、背負い人Mの腰の位置から前方に突き出されるが、膝N6に対して臀部N2の位置が下がりやすく、いわゆる臀が落ちた状態になって、被背負い人Nに不快感を与えやすいという問題があった。
また、上記従来の背負い具100では、被背負い人Nの体重が背負い人の両肩M1,M1に集中してかかることになる。このため、この背負い具100は、これを用いて被背負い人Nを搬送する場合に、背負い人Mが疲れやすく、長時間の搬送や、足場の悪い場所での搬送には、向いていないという問題があった。特に、被背負い人Nの体重が重く、かつ、被背負い人Nと背負い人Mとの体重差がある場合には、背負い人Mの疲れは飛躍的に大きくなり、上記問題は大きくなる。
この考案は、以上の点に鑑み、背負われた被背負い人に不快感を与えることがないとともに、被背負い人の体重を背負い人の両肩に集中してかけることがなく、かつ、薄くて変形容易な素材から形成される背負い具を提供することを目的とする。
この考案の請求項1記載の考案は、背負い人が被背負い人を背負って搬送するための背負い具であって、前記被背負い人の背中、臀部、左右の大腿部にそれぞれ当てられる、背側覆い部、臀覆い部、及び左右の大腿覆い部を有した薄くて変形容易な本体部と、一端が前記本体部の前記背側覆い部に取り付けられ、他端側が、前記被背負い人の脇の下を通り、前記背負い人の肩越しに胸元で互いに交差されて、前記本体部の前記左右の大腿覆い部の一方を吊り上げた後、この背負い人の前側で互いに連結される、変形容易で細長い一対の肩掛け支持部と、前記本体部の前記臀覆い部側と前記左右の大腿覆い部側とに、この本体部と一体となるように取り付けられ、前記背負い人の腰部に密着させて固定される、薄くて変形容易な腰当て支持部とを有することを特徴とする。
この考案では、一対の肩掛け支持部が、背負い人の両肩を介して、被背負い人の臀部側を支える本体部の背側覆い部や臀覆い部を上方に引き上げるとともに、被背負い人の両足の大腿部を支える本体部の左右の大腿覆い部を、背負い人の両肩側に斜状に引き上げている。また、この考案では、本体部と一体となるように設けられた腰当て支持部が、被背負い人の体重を背負い人の腰にかけるようにしている。したがって、この考案では、背負い人の背中に背負われた被背負い人の体重の一部は、本体部から、一対の肩掛け支持部を介して、背負い人の両肩で支えられるが、被背負い人の体重の残部は、本体部から、腰当て支持部を介して、背負い人の腰部で支えられる。
また、この考案では、被背負い人の臀部側は、本体部の背側覆い部や臀覆い部を介して、肩掛け支持部の一端側から上方に引き上げられ、被背負い人の大腿側は、本体部の左右の大腿覆い部を介して、肩掛け支持部の他端側から斜め上方に引き上げられる。この場合、腰当て支持部が本体部の臀覆い部側や左右の大腿覆い部側と一体となるように取り付けられ、かつ、腰当て支持部が背負い人の腰部に密着するように固定されるので、臀覆い部と左右の大腿覆い部との上下位置に変化が生じることはない。
この考案の請求項2記載の考案は、請求項1に記載の考案の場合において、前記本体部の前記背側覆い部に、この本体部上に寝かされた前記被背負い人の上半身を、前記背負い人が、この被背負い人の頭部側から上方に引き起こす引き起こし手段を設けていることを特徴とする。
この考案では、被背負い人が寝たきりの病人のように足腰が立たない場合は、被背負い人を本体部上に寝かせた後、背負い人が被背負い人を背負えるように、被背負い人の上半身を本体部の背側覆い部と共に起こしてやる必要がある。この考案では、本体部の背側覆い部に、被背負い人を頭部側から上方に引き起こすための引き起こし手段を設けているので、背負い人が、この引き起こし手段を使用して、被背負い人の上体を、楽にかつ迅速に、起こすことができる。
この考案の請求項3記載の考案は、請求項2に記載の考案の場合において、前記本体部の前記背側覆い部に、この背側覆い部に対する前記肩掛け支持部の一端側の位置を、前記被背負い人の脇の下側と頭部側とに移動させる移動手段を設けていることを特徴とする。
この考案では、本体部上に寝かされた前記被背負い人の上半身を起こす場合には、移動手段を用いて、肩掛け支持部の一端側の位置を、前記被背負い人の頭部側に移動させ、背負い人が、肩掛け支持部を使用して、被背負い人の上半身を、背側覆い部と共に、楽にかつ迅速に起こすことができる。なお、背負い人が被背負い人を背負う場合には、移動手段を用いて、肩掛け支持部の一端側の位置を、前記被背負い人の脇の下側に移動させておく。
この考案の請求項4記載の考案は、請求項1乃至3の何れかに記載の考案の場合において、前記肩掛け支持部は、前記本体部との接続端から一対のものが連結される部分までの帯部の長さを調整する長さ調整具を有していることを特徴とする。
この考案では、長さ調整具により、肩掛け支持部の、本体部との接続端から一対のものが連結される部分までの帯部の長さを短くすれば、被背負い人が本体部を介して背負い人側に加圧され、長さを長くすれば、被背負い人への加圧力を小さくすることができる。
この考案の請求項5記載の考案は、請求項1乃至4の何れかに記載の考案の場合において、前記肩掛け支持部の、前記背負い人の胸元で交差される部分に、前記帯部の折れ曲がり防止と移動の容易化を図る帯カバーを設けていることを特徴とする。
この考案の請求項6記載の考案は、請求項1乃至5の何れかに記載の考案の場合において、前記本体部の前記背側覆い部は、前記被背負い人の頭部側まで延びているとともに、この背側覆い部中に、この背側覆い部の下側への折れ曲がりを防止する複数の芯材を有していることを特徴とする。
この考案の請求項1に記載の考案によれば、被背負い人を背負い人の肩と腰で支持するようにしているので、被背負い人の体重をバランスよく背負い人にかけることができ、背負い人の疲れを減少させることができる。このため、この考案では、背負い人は、長時間被背負い人を背負って搬送できるとともに、足場の悪い場所でも、被背負い人を背負って容易に歩くことができ、かつ、被背負い人の体重が背負い人の体重より十分に重くても、背負い人は被背負い人を背負って容易に搬送できる。
また、この考案によれば、被背負い人の臀部と左右の大腿部とを支える、本体部の臀覆い部と左右の大腿覆い部との上下位置に変化を生じさせることがないので、被背負い人の姿勢が安定し、例えば、被背負い人に膝頭より臀部が下がった不快な姿勢を取らせることはなく、被背負い人も気持ちよく背負ってもらうことができる。もちろん、この考案では、本体部等は薄くて変形容易な素材からできているので、背負い具を容易に折り畳むことができる。したがって、この考案では、背負い具の保管に場所を取らず、かつ、背負い具の持ち運びも容易である。
この考案の請求項2及び3に記載の考案によれば、寝たきりの病人のように足腰が立たない者を背負う場合でも、背負い人自身が、被背負い人の上半身を容易に起こすことができ、背負い時に介護者が不要となって、背負い作業の迅速化や容易化を図ることができる。
この考案の請求項4に記載の考案によれば、肩掛け支持部の長さ調整具を用いて、被背負い人を背負い人側に種々の加圧力で加圧できるので、背負い人は、被背負い人に合った十分な加圧力で、被背負い人を自分の背中に引きつけて楽に搬送することができる。
この考案の請求項5に記載の考案によれば、長さ調整具を用いて肩掛け支持部の帯部の長さを調整する場合に、帯カバーを介して帯部を容易に滑らせることができ、背負い作業の容易化と迅速化を図ることができる。また、この考案では、帯部を折り曲げることなく胸元に当てることができ、帯部からの力を均等に背負い人にかけることができる。
この考案の請求項6に記載の考案によれば、背負われた被背負い人の頭部を本体部の背側覆い部で支えることができるので、被背負い人の姿勢が安定し、背負い人は被背負い人を楽に背負うことができるとともに、被背負い人も楽な状態で気持ちよく背負ってもらうことができる。
以下、この考案の最良の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
図1はこの考案の一実施の形態に係る背負い具をしており、図8はこの背負い具を使用して背負い人Mが被背負い人Nを背負った状態を示している。
背負い具1は、背負い人Mが被背負い人Nを背負って搬送するためのものであり、図1及び図8で示されるように、被背負い人Nの背中N1側、臀部N2、左右の大腿部N3,N3に当てられる薄くて変形容易な本体部10と、一端側がこの本体部10に取り付けられ、被背負い人Nの体重の一部を背負い人Mの両肩M1,M1に掛けるための、変形容易で細長い一対の肩掛け支持部20、20と、本体部10に一体となるように取り付けられ、被背負い人Nの体重の残部を背負い人Mの腰部M2に掛けるための、薄くて変形容易な腰当て支持部30とから構成されている。
図2は、本体部10と一対の肩掛け支持部20、20とを内面(被背負い人Nに接する面)側から見た、これらの正面図であり、図3は、本体部10と一対の肩掛け支持部20,20とを外面側から見た、これらの背面図である。
本体部10は、大部分が変形容易な布地によって形成されており、図2及び図3で示されるように、左右対称に形成されている。この本体部10は、略長方形をした中央部Tの上部側にあって、被背負い人Nの背中N1側(他に頭部N4や腰部N5を含む。図8参照。)を覆う背側覆い部11と、中央部Tの下部側にあって、下端側が漸次細幅に絞られている、被背負い人Nの臀部N2を覆う臀覆い部12と、中央部Tの下端にあり、腰当て支持部30と連結される小長方形状の連結部13と、臀覆い部12の左右に縫合によって取り付けられた、略3角形状の、左右の大腿覆い部14,14と、大腿覆い部14,14を吊り上げるための、一対の布製の支持バンド15,15とから構成されている。
本体部10の中央部Tは、内面側の柔らかな感触の裏地と、中間部のクッション材と、外面側の撥水性の表地とからなる三層構造の布地によって形成されている。この中央部T内には、図2及び図3で示されるように、背側覆い部11の中央部と左右両側に、薄くて変形しにくい帯状の樹脂板からなる3つの芯材T1,T2,T2が縫い込まれており、背側覆い部11の下部側と臀覆い部12と連結部13との中央部に、背側覆い部11の中央の芯材T1から続くように、変形容易な帯状の補強芯材T3が縫い込まれている。なお、中央の芯材T1の上端側は、左右の芯材T2,T2よりやや低い位置に設けられている。
背側覆い部11の内面側上端部には、図2で示されるように、本体部10上に仰向けに寝かされた被背負い人Nの上半身を起こすための引き起こし手段である一対の引き起こしバンド11a,11aが設けられている。また、連結部13の外面側には、図3で示されるように、縫いつけられた不図示の補強布を介して、芯材T3に支持されるように、腰当て支持部30用の1対のベルト通し13a,13aが設けられている。
大腿覆い部14は、柔らかな感触の裏地と、撥水性の表地とからなる二層構造の布地によって形成されており、被背負い人Nの左右の大腿部N3,N3に巻き付けられて、この大腿部N3,N3を保護するものである。大腿覆い部14は、図2及び図3で示されるように、上方への突出部14a−1を有する内巻き部14aと、下方への突出部14b−1を有する外巻き部14bとを有しており、この内巻き部14aの外面と外巻き部14bの内面には、これらを連結する、フック部F1とループ部F2とからなる帯状の面状ファスナFが設けられている。また、大腿覆い部14の外巻き部14bの表面には、縫いつけられた不図示の補強布上に、腰当て支持部30用のベルト通し14cが設けられている。
支持バンド15は、大腿覆い部14で巻かれた被背負い人Nの大腿部N3を、肩掛け支持部20により上方に引き上げるものであり、本体部10の外面側に設けられている。この支持バンド15は、厚手の布製帯部材をU状に曲げたものから形成されており、両端部が芯材T2に支持されるように位置決めされて、臀覆い部12から大腿覆い部14にかけて縫い合わされており、帯部材が丸く重ね合わされた引っかけ部15aが大腿覆い部14,14の端部からやや突き出すように位置決めされている。
なお、図3中の符号C1,C2は、接合部を隠す薄い覆い布であり、符号Dは、透明で柔らかい樹脂シートで覆われた表示差し込み用のポケットである。
一対の肩掛け支持部20,20は、図1や図8で示されるように、一端が本体部10の背側覆い部11の外面に取り付けられ、他端側が、被背負い人Nの脇の下を通り、背負い人Mの肩M1越しに胸元で互いに交差されて、支持バンド15を介して、本体部10の大腿覆い部14,14の一方を吊り上げた後、この背負い人Mの前側で互いに連結される。なお、一対の肩掛け支持部20,20は、本体部10の背面側に左右対称な状態で、斜め上向きに約25度の角度で取り付けられている。
肩掛け支持部20は、図2や図3で示されるように、上帯部21と、下帯部22と、長さ調整具としての締め金具23と、連結具としてのバックル24と、肩掛けパッド25と、脇下パッド26とから構成されている。
上帯部21は、比較的短い厚手の布製帯部材から形成され、一端側が本体部10の背側覆い部11の上下中間部よりやや下側の芯材T1に縫合され、他端側が、図3で示されるように、締め金具23の一端部23aに連結されている。この上帯部21の他端側は、肩掛けパッド25の外面側の一端部にも縫合され、締め金具23を、この肩掛けパッド25上に位置決めしている。また、上帯部21の中間部には、厚めの柔らかいクッション材から形成される脇下パッド26が上帯部21を挟み付けるように縫合されている。
下帯部22は、比較的長い厚手の布製帯部材から形成され、図3で示されるように、一端側が、締め金具23の中間部23cを挟み込んだ後、他端部23bの下側を通り抜けるようにして、この締め金具23に連結され、この締め金具23を介して上帯部21と連結されている。下帯部22の他端側22bには、肩掛けパッド25の帯カバー25a下を通り抜けた後に、バックル24の雄部24a又は雌部24bが取り付けられている。なお、下帯部22の一端側の締め金具23から出た端部22aと、下帯部22の他端側のバックル24の雄部24a又は雌部24bから出た端部22bとは、拘束のない自由端となっている。
バックル24は、図1で示されるように、雄部24aと雌部24bとから構成され、弾性力を利用して雄部24aを雌部24bに差し込むことにより連結され、連結された雄部24aを手で加圧することにより連結を容易に解除できるものである。このバックル24は、下帯部22の端部22bを、雄部24aと雌部24bの内面側にある支持バーBをくぐらすことにより、下帯部22に取り付けられる。
肩掛けパッド25は、厚めの柔らかいクッション材から形成されており、表面側に、全長の約1/2の長さに亘って、下帯部22を通過させる帯カバー25aが設けられている。この肩掛けパッド25は、背負い人Mの肩M1から胸の部分に当てられる。
腰当て支持部30は、図8で示されるように、背負い人Mの腰部M2に密着するように固定されて、被背負い人Nの体重の一部を背負い人Mの腰部M2に支持させるものである。腰当て支持部30は、図4で示されるように、太幅でやや長い腰当て部31と、この腰当て部31を、本体部10の連結部13と左右の大腿覆い部14,14とに連結する(図5参照)とともに、この腰当て支持部30を背負い人Mの腰部M3に固定するための固定ベルト32とから構成されている。
腰当て部31は、本体部10と同様に3層構造の布地から形成され、外面側の、中央部と両端部に、固定バンド32差し込み用の3つのベルト通し31aが設けられている。固定バンド32は、厚手の布製帯部材から形成されている。この固定バンド32には、両端側を接合するために、一端側の外面に面状ファスナFのフック部F1が設けられ、他端側の内面に面状ファスナFのループ部F2が設けられている。
腰当て部31のベルト通し31aは、本体部10の連結部13のベルト通し13a,13a及び大腿覆い部14のベルト通し14cと交互に設けられている。このため、図5で示されるように、内面側を上向きにした本体部10の連結部13を上向きに90度入り曲げ、かつ、大腿覆い部14の突出部14b−1をほぼ180度湾曲させた状態で、これらの表面に、腰当て部31の外面を当て、それぞれのベルト通し31a,14c,13aに固定ベルト32を通すことにより、腰当て部31を立てた状態で、腰当て支持部30と本体部10とは一体化される。
つぎに、背負い具1の用い方と作用効果について説明する。
例えば、介助者がいない状態で、背負い人Mが寝たきりの被背負い人Nを背負って搬送する場合について説明する。背負い人Mは、床から一定の高さがあるベットの上に、被背負い人Nを膝を曲げた状態で横向きに寝かせ、ベット中央に、この背負い具1を内面側を上にして広げる。この場合、被背負い人Nを、ベットの長手方向の端部からに足先が突き出る程度に位置をずらして寝かせるとともに、背負い具1を、腰当て支持部30がベットの長手方向の端部に配置されるように位置決めする。
つぎに、被背負い人Nを、横倒しにして、背負い具1上に仰向けに寝かせ、被背負い人Nの臀部N2を臀覆い部12上に、左右の大腿部N3,N3を、大腿覆い部14,14上に位置決めする。この場合、被背負い人Nの膝下はベットから床側に降りた状態になるとともに、被背負い人Nの体格の大小にもよるが、被背負い人Nの頭部N4は、ほぼ背側覆い部11の上端側に位置した状態となる。つづいて、大腿覆い部14の内巻き部14aを被背負い人Nの大腿部N3上に巻き当てた後、外巻き部14bを内巻き部14a上に当てて巻き、面状ファスナFにより大腿覆い部14を固定して、被背負い人Nの左右の大腿部N3,N3を大腿覆い部14,14により覆う。
つぎに、背負い人Mは、図6で示されるように、被背負い人Nの頭部側の引き起こしバンド11a,11aを両手で握って引き上げ、被背負い人Nの上半身を引き起こして、被背負い人Nをベットの端に座らせた状態にする。背負い人Mは、被背負い人Nの上半身を自身に支持させた状態で、中腰になり、背中を被背負い人Nに向けるように向きを変え、被背負い人Nを背負うような姿勢を作る。この場合、背負い人Mは、左右の肩掛け支持部20,20を被背負い人Nの脇の下を通って、自身の両肩M1,M1上に位置させるようにする。つづいて、背負い人Mは、腰当て支持部30の腰当て部31を自身の腰部M3に当て、固定ベルト32を腰部M3に巻き付けて、面状ファスナFにより腰当て支持部30を腰部M3にしっかりと固定する。
つぎに、背負い人Mは、左右の肩掛け支持部20,20を胸元で交差させ、つづいて、それぞれの下帯部22,22を被背負い人Nの左右の大腿部N3,N3側にある支持バンド15,15にからめた後、下帯部22,22に取り付けられている雄部24aと雌部24bのバックル24を、自身の前部(胸の下部又は腹部の上部)で連結する。つづいて、背負い人Mは、バックル24から垂れる下帯部22,22の端部22b,22bを左右に引いて、支持バンド15,15等がたるむことなく、ピーンと張っていることを確認する。
つぎに、背負い人Mは、立ち上がって、左右の肩掛け支持部20,20の締め金具23,23から垂れる下帯部22,22の端部22a,22aを両手で下方に引き、被背負い人Nを自身の背中に密着させて、搬送中に被背負い人Nが背中でぶれないようにすれば、背負い具1を用いて被背負い人Nを背負う動作は完了する。この状態で、被背負い人Nの両足は、大腿部N3,N3を背負い人Mの腰部M2の両横に密着させた状態で、左右の膝頭が背負い人Mの腰部M2の左右から前方に突き出されるように支持され、被背負い人Nの頭部N4は、後方から背側覆い部11で覆われた状態となる。
以上のように、この背負い具1では、一対の肩掛け支持部20,20が、背負い人Mの両肩M1,M1を介して、被背負い人Nの臀部N2側を支える本体部10の背側覆い部11や臀覆い部12を上方に引き上げるとともに、被背負い人Nの両足の大腿部N3,N3を支える本体部10の左右の大腿覆い部14,14を、支持バンド15,15を介して、背負い人Mの両肩M1,M1側に斜状に引き上げている。また、この背負い具1では、本体部10と一体となるように設けられた腰当て支持部30が、被背負い人Nの体重を背負い人Mの腰部M2にかけるようにしている。したがって、この背負い具1では、背負い人Mの背中に背負われた被背負い人Nの体重の一部は、本体部10から、一対の肩掛け支持部20,20を介して、背負い人Mの両肩M1,M1で支えられるが、被背負い人Nの体重の残部は、本体部10から、腰当て支持部30を介して、背負い人Mの腰部M2で支えられる。
したがって、この背負い具1では、被背負い人Nを背負い人Mの両肩M1,M1と腰M2で支持するようにしているので、被背負い人Nの体重をバランスよく背負い人Mにかけることができ、背負い人Mの疲れを減少させることができる。このため、この背負い具1では、背負い人Mは、長時間被背負い人Nを背負って搬送できるとともに、足場の悪い場所でも、被背負い人Nを背負って容易に歩くことができ、かつ、被背負い人Nの体重が背負い人Mの体重より十分に重くても(被背負い人Nの体格が背負い人Mの体格より十分に大きくても)、背負い人Mは被背負い人Nを背負った状態で容易に搬送できる。
また、この背負い具1では、被背負い人Nの臀部N2側は、本体部10の背側覆い部11や臀覆い部12を介して、肩掛け支持部20,20の一端側から上方に引き上げられ、被背負い人Nの両足の大腿部N3,N3側は、本体部10の左右の大腿覆い部14,14を介して、肩掛け支持部20,20の他端側から斜め上方に引き上げられる。この場合、腰当て支持部30が本体部10の臀覆い部12や左右の大腿覆い部14,14と一体となるように取り付けられ、かつ、腰当て支持部30が背負い人Mの腰部M2に密着するように固定されるので、臀覆い部12と左右の大腿覆い部14,14との上下位置に変化が生じることはない。
したがって、この背負い具1では、被背負い人Nの臀部N2と左右の大腿部N3,N3を支える、本体部10の臀覆い部12と左右の大腿覆い部14,14との上下位置に変化を生じさせることがない。このため、この背負い具1では、被背負い人Nの姿勢が安定し、例えば、被背負い人Mに膝頭より臀部N2が下がった不快な姿勢を取らせることはないので、被背負い人Nも気持ちよく背負ってもらうことができる。
さらに、この背負い具1では、本体部10の背側覆い部11に、被背負い人Nを頭部N4側から上方に引き起こすための引き起こし手段(引き起こしバンド11a,11a)を設けているので、背負い人Mが、この引き起こし手段を使用して、被背負い人Nの上半身を、楽にかつ迅速に起こすことができる。したがって、この背負い具1では、寝たきりの病人のように足腰が立たない者を背負う場合でも、背負い人M自身が、被背負い人Nの上半身を容易に起こすことができ、背負い時に介護者が不要となって、背負い作業の迅速化や容易化を図ることができる。
また、この背負い具1では、肩掛け支持部20に長さ調整具(締め金具23)を設け、この締め金具23により、下帯部22の、この締め金具23からバックル24までの長さ(以下締め付け長さという)を変更して、肩掛け支持部20の、本体部10との接続端から一対のものが連結されるバックル24までの帯部(上帯部21と下帯部22とを合わせたもの)の長さを変更できるようにしている。このため、この背負い具1では、下帯部22の締め付け長さを短くすれば、被背負い人Nを本体部10を介して背負い人M側に容易に加圧でき、下帯部22の締め付け長さを長くすれば、被背負い人への加圧力を容易に緩和することができる。このため、この背負い具1では、背負い人Mは、被背負い人Nに合った十分な加圧力で、被背負い人Nを自分の背中に引きつけて、がたつかせることなく楽に搬送することができる。
さらに、この背負い具1では、バックル24にも、このバックル24から締め金具23までの下帯部22の長さを調整する長さ調整手段が設けられているので、この長さ調整手段により、支持バンド15,15を介して、被背負い人Nの左右の大腿部N3,N3を背負い人Mの腰部M2に密着させることができる。
また、この背負い具1では、肩掛け支持部20の肩掛けパッド25に帯カバー25aを設け、下帯部22を帯カバー25aの下面側に通して案内している。このため、背負い人Mが、肩掛け支持部20,20を肩越しに胸元で十字交差させる場合に、下帯部22を折り曲げたり捩ってしまうことがなく、下帯部22を平らな状態で胸元に当てることができる。したがって、この背負い具1では、下帯部22からの力を均等に背負い人Mにかけることができるとともに、締め金具23を用いて下帯部22を引っ張ったり緩めたりした場合にも、スムーズにその作業を行うことができる。
さらに、この背負い具1では、本体部10の背側覆い部11が被背負い人Nの頭部N4側まで延び、かつ、背側覆い部11中に、これが下向きに折れ曲がるのを防止する複数の帯状芯材T1,T2を有している。このため、この背負い具1では、図7で示されるように、背負われた被背負い人Nの頭部N4が後方等に傾いても、芯材T1,T2がねじれるようにして支え、被背負い人Nの頭部N4を背側覆い部11で支えることができる。したがって、この背負い具1では、被背負い人Nの姿勢が安定し、背負い人Mは被背負い人Nを楽に背負うことができるとともに、被背負い人Nも楽な状態で気持ちよく背負ってもらうことができる。
また、この背負い具1では、芯材T1,T2を除いた本体部10、肩掛け支持部20,20、腰当て支持部30が、軽くて薄くかつ変形容易な布等から形成されているので、収納時や移動時にこれを小さく折り畳むことができ、収納場所を取らず、移送も容易である。この場合、芯材T1,T2は、帯状に細長く、かつ、薄くて軽いので、背負い具1の折り畳みの障害になることはない。
さらに、この背負い具1では、被背負い人Nや背負い人Mへの接触部が柔らかい素材でできているので、この背負い具1により、被背負い人Nや背負い人Mを傷つけてしまうことはない。
なお、以上の説明は、背負い人M以外に介助者が全くいない場合についてのものであるが、介護者が、例えば、高齢の女性のように、ほとんど腕力等のない者の場合においても、背負い人Mの動作は以上の場合とほとんど変わらない。ただし、被背負い人Nをベッドの上に座らせた状態で、このような介護者が、被背負い人Nが倒れるのを防止できれば、背負い人Mの作業は十分に軽減される。
また、被背負い人Nが段差のない面上に夜具を介して寝たきりになっている場合、背負い人Mが、これと同一の面上から被背負い人Nを背負って立ち上がることは不可能である。このため、被背負い人Nが床面や畳の上に夜具を介して寝かされている場合には、被背負い人Nを抱き上げて、この被背負い人Nを、背負い具1が広げてある背もたれのある椅子や一定の高さのあるベットの上に移す必要がある。
図9及び図10は、引き起こし手段(引き起こしバンド11a,11a)でなく、移動手段により一端側の位置がずらされた肩掛け支持部20,20を用いて、寝たきりになっている被背負い人Nの上半身を引き起こす場合の変更実施形態を示している。寝たきりになっている被背負い人Nの上半身を、一端側が被背負い人Nの脇の下側の位置にある肩掛け支持部20,20を用いて引き起こすには大変な力が必要となる。そこで、図9(a)で示されるように、肩掛け支持部20の一端(上帯部21の一端)を取り付けた矩形状の樹脂板40と、この樹脂板40をがたつきなく収納し、この樹脂板40の上端側が背側覆い部11の表面側に縫いつけられた補強袋41とで移動手段を構成し、図9(b)で示されるように、樹脂板40の上端側の回転線Kを介して、この樹脂板40を表裏が逆になるように180度回転させることにより、肩掛け支持部20,20の一端側の位置を、被背負い人Nの脇の下側の位置と頭部N4側の位置とに移動させるようにした。
この背負い具1をベッドの上に広げる場合には、樹脂板40を補強袋41を介して上側に180度回転させ、一対の肩掛け支持部20,20の一端側が、被背負い人Nの頭部N4側に位置するようにしておく。このことにより、図10で示されるように、背負い具1上に寝かされた被背負い人Nの上半身を、背負い人Mが、被背負い人Nの上方から肩掛け支持部20,20を用いて引き起こす場合に、被背負い人N側にその腰部N5を中心に大きなモーメント力を与えることができるので、肩掛け支持部20,20にそれほど大きな力を加えなくても、被背負い人Nの上半身を容易に引き起こすことができる。そして、被背負い人Nを座った状態に引き起こすと、樹脂板40等は自重によって元の位置、すなわち、補強袋41を介して下側に180度回転した位置に戻るので、肩掛け支持部20,20の一端側は被背負い人Nの脇の下側の位置に移動し、背負い人Mは被背負い人Nを容易に背負うことができるようになる。
また、図11は、一対の肩掛け支持部20,20のみを用いて、背負い具1上に寝かされている被背負い人Nの上半身を引き起こす場合を示している。この場合には、肩掛け支持部20,20の他端側どうしをバックル24によって連結して、この肩掛け支持部20,20のバックル24側を背負い具1上の被背負い人Nの首N6の後面側に配置すればよい。背負い人Mは、一端側が被背負い人Nの脇の下側の位置にあり、他端側が被背負い人Nの首N6の後面側にある、一対の肩掛け支持部20,20を斜め上方に引くことにより、背負い具1上に寝かされた被背負い人Nの上半身を、比較的容易に引き起こすことができる。
さらに、図12は、この背負い具1を担架として用いた場合を示している。一方の介護者L1が、背負い具1上に寝かされた被背負い人Nの大腿部N3,N3の間に腰を入れ、両手で一対の支持バンド15,15をつかんで被背負い人Nの下半身側を支持する。また、他方の介護者L2が、端部がバックル24によって連結された肩掛け支持部20,20を首に掛けて、被背負い人Nの背中側を支持るとともに、両手で引き起こしバンド11a,11aつかんで被背負い人Nの頭部N4側を支持する。このことにより、この背負い具1を担架として機能させることができるので、二人の介護者L1,L2が、この背負い具1を用いて被背負い人Nを容易に搬送することができる。
この考案の一実施の形態に係る背負い具の使い方を示す外観斜視図である。 背負い具を被背負い人に接する内面側から見た場合の、本体部と左右の肩掛け支持部との正面図である。 背負い具を外面側から見た場合の、本体部と左右の肩掛け支持部との背面図である。 腰当て支持部の説明図である。 背負い具を内面側から見た場合の、腰当て支持部周りの拡大図である。 背負い具上に寝かされた被背負い人の上半身を起こす場合の説明図である。 被背負い人を背負った場合の、背側覆い部の状態を示す図である。 背負い具を用いて背負い人が被背負い人を背負った状態を示す外観斜視図である。 背負い具上に寝かされた被背負い人の上半身を肩掛け支持部を用いて起こすための、肩掛け支持部の一端側の移動手段を示しており、(a)は肩掛け支持部の一端側の移動前の状態を示し、(b)は移動後の状態を示している。 図9で示される移動手段を用いて肩掛け支持部の一端側を移動させ、この肩掛け支持部で被背負い人の上半身を起こそうとしている状態を示す図である。 左右の肩掛け支持部を連結し、この連結部近傍を被背負い人の首に回して、左右の肩掛け支持部を用いて被背負い人の上半身を起こそうとしている状態を示す図である。 背負い具を担架として使用している状態を示す図である。 従来の背負い具を示す図であり、(a)は背負い具に被背負い人を入れた状態を示し、(b)はこの背負い具を用いて、背負い人が被背負い人を背負った状態を示している。
符号の説明
1 背負い具
10 本体部
11 背側覆い部
11a 引き起こしバンド(引き起こし手段)
12 臀覆い部
14 大腿覆い部
20 肩掛け支持部
23 締め金具(長さ調整具)
25a 帯カバー
30 腰当て支持部
40 樹脂板(移動手段)
41 補強袋(移動手段)
M 背負い人
N 被背負い人

Claims (6)

  1. 背負い人が被背負い人を背負って搬送するための背負い具であって、
    前記被背負い人の背中、臀部、左右の大腿部にそれぞれ当てられる、背側覆い部、臀覆い部、及び左右の大腿覆い部を有した薄くて変形容易な本体部と、
    一端が前記本体部の前記背側覆い部に取り付けられ、他端側が、前記被背負い人の脇の下を通り、前記背負い人の肩越しに胸元で互いに交差されて、前記本体部の前記左右の大腿覆い部の一方を吊り上げた後、この背負い人の前側で互いに連結される、変形容易で細長い一対の肩掛け支持部と、
    前記本体部の前記臀覆い部側と前記左右の大腿覆い部側とに、この本体部と一体となるように取り付けられ、前記背負い人の腰部に密着させて固定される、薄くて変形容易な腰当て支持部とを有することを特徴とする背負い具。
  2. 前記本体部の前記背側覆い部に、この本体部上に寝かされた前記被背負い人の上半身を、前記背負い人が、この被背負い人の頭部側から上方に引き起こす引き起こし手段を設けていることを特徴とする請求項1記載の背負い具。
  3. 前記本体部の前記背側覆い部に、この背側覆い部に対する前記肩掛け支持部の一端側の位置を、前記被背負い人の脇の下側と頭部側とに移動させる移動手段を設けていることを特徴とする請求項1記載の背負い具。
  4. 前記肩掛け支持部は、前記本体部との接続端から一対のものが連結される部分までの帯部の長さを調整する長さ調整具を有していることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の背負い具。
  5. 前記肩掛け支持部の、前記背負い人の胸元で交差される部分に、前記帯部の折れ曲がり防止と移動の容易化を図る帯カバーを設けていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の背負い具。
  6. 前記本体部の前記背側覆い部は、前記被背負い人の頭部側まで延びているとともに、この背側覆い部中に、この背側覆い部の下側への折れ曲がりを防止する複数の芯材を有していることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の背負い具。
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