JPH10113363A - 背負い帯 - Google Patents

背負い帯

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JPH10113363A
JPH10113363A JP9113634A JP11363497A JPH10113363A JP H10113363 A JPH10113363 A JP H10113363A JP 9113634 A JP9113634 A JP 9113634A JP 11363497 A JP11363497 A JP 11363497A JP H10113363 A JPH10113363 A JP H10113363A
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JP
Japan
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person
belt
shoulder
thigh
pair
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Application number
JP9113634A
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English (en)
Inventor
Keiko Aoyama
けい子 青山
Yumiko Kainami
由美子 海波
Emi Hashimoto
恵美 橋本
Emiko Yamazaki
恵美子 山崎
Shigeru Miyano
茂 宮野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被背負い人の足を曲げた状態で背負うことが
でき、体重を腰部で支え肩にかかる重さを軽減でき、背
負うことが容易になる背負い帯を提供する。 【解決手段】 被背負い人Bの背から尻までを支える背
・尻支え帯11と、背・尻支え帯11の上部に設けた一
対の背負い紐12,12と、背・尻支え帯11の下部に
設けたベルト13と、被背負い人Bの大腿部を引き上げ
る一対の腿引き上げ帯14,14とを備え、かつベルト
13は背負い人Aの腰部に固定可能であり、一対の背負
い紐12,12は背負い人Aの肩に掛けらるようにして
あり、さらに背負い紐12,12及びベルト13もしく
はその他の背負い人の肩に掛けられた補助紐のいずれか
一つもしくは複数で、腿引き上げ帯14,14にかかる
重量を支えるようにした。被背負い人Bの足を曲げた状
態で背負い、体重をベルト13を介して背負い人Aの腰
で支え肩にかかる重さを軽減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人を背中に背負う
ための背負い帯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、子供を背負うために負ぶい紐等が
使用されているが、特に、病人や身障者等を背負って運
搬する帯として、例えば、特開平4−200569号公
報には救護帯に関する技術が開示されている。この救護
帯は、上端に一対の背負い紐を設けた背当布に腿保持布
を一体に形成し、背当布と背負い紐に連結される尻腰支
え紐を設け、被背負い人の背に向け腿保持布に腰掛けさ
せて胸部を包むように腿保持布と背当布とを結合してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
救護帯では、被背負い人を腿保持布に腰掛けさせている
が、大腿部を引き上げ支持していないで足がぶらっと伸
びた状態で背負うため、被背負い人の体重が背負い人の
肩に負荷として集中的に加わり、かつ背の高い被背負い
人の場合には足が地面に接触して引きずる状態になった
り、特に、階段を降りるとき等には被背負い人の足が邪
魔になる欠点があった。
【0004】そこで本発明は、被背負い人の足を曲げた
状態で背負うことができ、体重を腰部で支え肩にかかる
重さを軽減でき、背負うことが容易になる背負い帯を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の背負い帯は、被背負い人の背から尻までを
支える背・尻支え帯と、背・尻支え帯の上部に設けた一
対の背負い紐と、背・尻支え帯の下部に設けたベルト
と、被背負い人の大腿部を引き上げる一対の腿引き上げ
帯とを備え、かつ前記ベルトは背負い人の腰部に固定可
能であり、一対の背負い紐は背負い人の肩に掛けらるよ
うにしてあり、さらに前記背負い紐及びベルトもしくは
その他の背負い人の肩に掛けられた補助紐のいずれか一
つもしくは複数で、前記腿引き上げ帯にかかる重量を支
えるようにしたことを特徴とするものである。本発明の
背負い帯の場合、ベルトを背負い人の腰部に回して固定
し、腿引き上げ帯で被背負い人の大腿部を引き上げ支持
することで、被背負い人の足を曲げた状態で背負うこと
ができ、体重がベルトを介して背負い人の腰でも支えら
れるので肩にかかる重さが軽減される。なお、本発明に
おける上記のその他の背負い人の肩に掛けられた補助紐
としては、後記第3実施形態で使用されている肩固定紐
35等であり、背負い人の肩に掛けられた紐(幅広い帯
状のものも含む)であれば特にどのようなものでもかま
わない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態に
より具体的に説明する。図1乃至図3は本発明の第1実
施形態の背負い帯を示し、図1は背負い帯の展開図、図
2は背負い帯の装着を説明する図、図3は背負い帯の使
用状態を説明する図である。
【0007】これらの図において、本第1実施形態の背
負い帯10は、背から尻を支える背・尻支え帯11と、
この背・尻支え帯11の上部に設けた一対の左及び右背
負い紐12,12と、背・尻支え帯11の下部に設けた
ベルト13と、大腿部を引き上げる一対の左及び右腿引
き上げ帯14,14とから構成され、背負い人Aがベル
ト13を腰部に回して固定し、一対の背負い紐12,1
2を肩に掛け、それら一対の左及び右背負い紐12,1
2と左及び右腿引き上げ帯14,14とをそれぞれ互い
に連結して被背負い人Bを背負うものである。
【0008】上記背・尻支え帯11は、被背負い人Bの
背中側の肩下近傍から尻を支持し股下を通って腹側に折
り返される帯状体からなり、例えば、横幅が30〜40
cm、長さが80〜100cm程度の十分な重量を支え
ることができる強度を有する布から形成されており、下
部側の横幅がやや狭くなるよう重ね合わせて縫着され尻
が包まれて支持されるようになっている。
【0009】上記左及び右背負い紐12,12は、背負
い人Aが肩に掛けて背負うため紐状体からなり、例え
ば、幅が3〜15cm好ましくは6〜10cm、長さが
80〜100cm程度で、背負い人Aの肩に円滑に当た
るように内部にクッション材が収納された十分な強度を
有する1本の第1ベルト12aと、幅が4〜6cm、長
さが200〜250cm程度の十分な強度を有する1本
の第2ベルト12bとが、それらの中央部で重ね合わせ
左右に延出される寸法がほぼ等しくなるように背・尻支
え帯11の上端部にしっかりと縫着されている。また、
背・尻支え帯11の上端部には、被背負い人Bの肩を固
定するための一対の左及び右肩固定紐15,15が両端
部をしっかりと縫着して上側に半円弧状に突出するよう
に設けられている。さらに、第2ベルト12bの両端部
には、それぞれ連結具(おす)16,16が取付位置を
調整可能に設けられている。
【0010】上記ベルト13は、背負い人Aの腰部に回
して固定するものであり、このベルト13の左右のベル
トは、両者が容易に結合しうるように固定具(連結具)
を有している方が好ましく、例えば、幅が2〜10cm
好ましくは4〜6cm、長さが80〜200cm好まし
くは120〜150cm程度で十分な強度を有する布等
の帯状体からなり、上述のように背・尻支え帯11の下
端部を互いに重ね合わせ、左右に延出される長さがほぼ
同程度になるようにしっかりと縫着されている。また、
このベルト13は、その一方の端部にバックル17が取
り付けられ、他方の端部にバックル通し18が取り付け
られており、このバックル通し18をバックル17に通
して長さを例えば、70〜110cm程度調整して背負
い人Aの腰部に固定できるようになっている。
【0011】上記左及び右腿引き上げ帯14,14は、
被背負い人Bの大腿部を引き上げ支持する帯状体からな
り、例えば、一辺の横幅が2〜60cm、より好ましく
は4〜50cm程度で、連結の利便性を考えると、本第
1実施形態のように一辺側の横幅が広い場合には、先に
行くほど幅が狭くなるほぼ2等辺3角形状に形成された
十分の強度のある布等が好ましい。そして、端部までの
長さは、50〜150cm程度が好ましい。また、左及
び右腿引き上げ帯14,14は、その端部側を下側に
し、一辺側を背・尻支え帯11の下部に取り付けられた
ベルト13にしっかりと縫着されている。さらに、本第
1実施形態の左及び右腿引き上げ帯14,14の端部に
は、それぞれ背負い紐12,12の端部に設けられた連
結具(おす)16,16が係入する連結具(めす)1
9,19が設けられている。すなわち、本第1実施形態
の左及び右腿引き上げ帯14,14では、大腿部をベル
ト13と背負い紐32との両方で重量を分担して引き上
げ支持するように構成されている。
【0012】次に、上記構成の背負い帯10の使用方法
を説明する。まず、図2に示すように、背・尻支え帯1
1の上部を被背負い人Bの背中側の肩下近傍に当接し、
左及び右肩固定紐15,15を被背負い人Bの両肩に掛
けて固定し、左及び右背負い紐12,12を脇の下を通
して前側に引き出し、背・尻支え帯11の下端部側を尻
から股下を通って腹側に折り返し、ベルト13及び左及
び右腿引き上げ帯14,14を前側に引き出す。続い
て、前側に引き出された左及び右腿引き上げ帯14,1
4の連結具19,19が取り付けられた端部側を足の内
側から再び後部側に通して左及び右大腿部に巻き付けて
前側に引き出す。そして、図3に示すように、背負い人
Aは、被背負い人Bに背中を向けて、ベルト13を腰部
に回してバックル通し18をバックル17に通して長さ
を調整して固定し、続いて左及び右背負い紐12,12
を背負い人Aの胸近傍で交差させ、左及び右背負い紐1
2,12の端部に設けられた連結具16,16を、それ
ぞれ右及び左腿引き上げ帯14,14の端部に設けられ
た対応する連結具19,19に連結する。このとき、被
背負い人Bの両大腿部が左及び右腿引き上げ帯14,1
4で上部に引き上げられるように、左及び右背負い紐1
2,12の端部に設けられた連結具16,16によりベ
ルト長さを調整する。これにより背負い人Aが被背負い
人Bの大腿部を引き上げた状態で背負うことができる。
【0013】上記構成の背負い帯10によれば、被背負
い人Bの肩を一対の肩固定紐15,15により固定し、
背中から尻までを背・尻支え帯11で支持し、一対の腿
引き上げ帯14,14で大腿部を引き上げ支持した状態
で、背負い人Aがベルト13を腰部に固定して、一対の
背負い紐12,12を肩に掛けて背負うことで、被背負
い人Bの足を曲げた状態で背負い、体重を腰部でも支え
肩にかかる重さが軽減できるため、相当の重量を有する
被背負い人でも容易に背負うことができる。ここで背・
尻支え帯11は、下部側の幅が狭くなるよう重ね合わせ
て縫着されているため尻を包むように支持することがで
き、また、一対の背負い紐12,12は、クッション材
が収納された第1ベルト12aにより肩への負荷が円滑
に加わり、かつ第2ベルト12bの端部と一対の腿引き
上げ帯14,14の端部とを連結具16,16,19,
19によりワンタッチで連結できるとともに長さも簡単
に調整できる。したがって、被背負い人の大腿部を引き
上げ支持し足を曲げた状態で背負い、被背負い人の体重
をベルト13を介して背負い人の腰部でも支え、肩への
負荷を軽減でき、足に邪魔されることなく病人や身障者
等を背負って運搬することが容易になる。
【0014】図4は本発明の第2実施形態の背負い帯の
展開図である。なお、上記の第1実施形態に対応する部
分は同一の符号を記す。
【0015】同図において、この第2実施形態の背負い
帯20は、上記第1実施形態と同様の一対の背負い紐1
2,12の途中に短いベルト21,12が設けられ、そ
の一方のベルト21の端部に連結具(おす)22が取付
位置を調整自在に設けられ、他方のベルト21の端部に
連結具(めす)23が設けられている。その他の構成は
上記第1実施形態と同様である。
【0016】この背負い帯20によれば、上記の第1実
施形態と同様に被背負い人Bに背・尻支え帯11を装着
し、一対の左及び右腿引き上げ帯14,14を大腿部に
巻き付け、ベルト13を背負い人Aの腰部に回して固定
し、一対の左及び右背負い紐12,12を背負い人Aの
胸で交差させずに、それぞれ腿引き上げ帯14,14に
連結具16,16,19,19で連結し、続いて一対の
左及び右背負い紐12,12間を連結具22,23で長
さを調節して連結する。これにより、背負い紐12,1
2が背負い人Aの胸の間でしっかりと固定され、上記の
第1実施形態と同様に、ベルトで体重を支え肩への負荷
を軽減し、足を曲げた状態で背負い足を引きずったり足
に邪魔されることなく病人や身障者等を運搬することが
容易になる。
【0017】図5は本発明の第3実施形態の背負い帯の
展開図である。なお、上記の第1及び第2実施形態に対
応する同一名称の部分で同一機能を有する部分は、その
詳細の説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。ま
た、図2及び図3に示した背負い人A及び被背負い人B
により説明する。
【0018】同図において、本第3実施形態の背負い帯
30は、背から尻を支える背・尻支え帯31と、この背
・尻支え帯31の上部に設けた一対の左及び右背負い紐
32,32と、背・尻支え帯31の下部に設けたベルト
33と、大腿部を引き上げる一対の左及び右腿引き上げ
帯34,34等とから構成され、背負い人Aがベルト3
3を腰部に回して固定し、一対の背負い紐32,32を
肩に掛け、それら一対の左及び右背負い紐32,32と
左及び右腿引き上げ帯34,34とをそれぞれ互いに連
結して被背負い人Bを背負うもので、肩固定紐35は背
負い人Aの肩を通り、腿引き上げ帯の先端のフック34
aに連結され、被背負い人の肩を固定するものである。
【0019】上記背・尻支え帯31は、被背負い人Bの
背中側の肩下近傍から尻を支持し股下を通って腹側に折
り返される帯状体であり、上記の第1及び第2実施形態
と同様である。
【0020】上記左及び右背負い紐32,32は、背負
い人Aが肩に掛けて背負うため紐状体で第1及び第2実
施形態と同一の機能を有するものであるが、内部にクッ
ション材が収納された十分な強度を有する1本の第1ベ
ルト32aと、この第1ベルト32aとほぼ同程度の長
さのやや幅の狭い十分な強度を有する1本の第2ベルト
32bとが、それらの中央部で重ね合わせてしっかりと
縫着されている。また、背・尻支え帯31の上端中央部
には、被背負い人Bの肩を固定するための、幅が2〜6
cm長さが100〜140cm程度の紐状の肩固定紐3
5の一端部が縫着され、他端部にはリング35aが調整
具35bにより長さ調整自在に取り付けられている。さ
らに、第2ベルト32bの両端部には、それぞれ連結具
(めす)36,36が設けられている。
【0021】上記ベルト33は、背負い人Aの腰部に回
して固定するものであり、このベルト33は、背・尻支
え帯31の下部に互いに重ね合わせてしっかりと縫着さ
れ、また左右に延出される長さが調整できるように調整
具33a,33aが設けられ、かつそれぞれの端部には
それぞれ連結具(おす及びめす)38,37が取り付け
られている。
【0022】上記左及び右腿引き上げ帯34,34は、
被背負い人Bの大腿部を引き上げ支持する十分の強度の
ある帯状体からなり、例えば、横幅が2〜30cm、よ
り好ましくは3〜20cm程度で、長さが100〜15
0cm、より好ましくは80〜120cmに形成されて
いる。また、左及び右腿引き上げ帯34,34は、その
端部側を下側にし、その中間部分を背・尻支え帯31の
下部に取り付けられた連結具37,38近傍のベルト3
3にしっかりと縫着されている。また、左及び右腿引き
上げ帯34,34は、その下部側にそれぞれフック34
a,34aが設けられ、またその中間部分のベルト33
近傍にリング34b,34bが設けられ、リング34
b,34bを対応するフック34a,34aに掛けるこ
とで形成される輪に大腿部が入るようになっている。さ
らに、左及び右腿引き上げ帯34,34の上部側には、
背負い紐32に設けた連結具36,36に係入する連結
具(おす)39,39が設けられている。すなわち、本
第3実施形態の左及び右腿引き上げ帯34,34は、リ
ング34b,34bを対応するフック34a,34aに
掛けることで形成される輪に被背負い人Bの大腿部が入
り、その大腿部の重量をベルト33及び背負い紐32,
32の両方あるはいずれか一方で引き上げ支持するよう
に構成されている。
【0023】また、一対の背負い紐32,32の途中に
は、第2実施形態と同様に短いベルト41,41が設け
られ、その一方のベルト41の端部に連結具(おす)4
2が取付位置を調整自在に設けられ、他方のベルト41
の端部に連結具(めす)43が設けられている。
【0024】上記構成の背負い帯30の使用方法を説明
する。まず、背負う前に背負い人Aに合わせてベルト3
3の長さ、連結具42、左及び右腿引き上げ帯34,3
4の上部側の連結具39,39の位置を適宜調整する。
次に、被背負い人Bをベッドのような高いところに寝か
せ、シーツ交換の要領で背負い帯30を体の下に敷く
か、あるいは予め背負い帯30を椅子等の上に広げ、被
背負い人Bを背・尻支え帯31の適当な位置に合わせて
座らせる。そして、被背負い人Bの股の間からベルト3
3と腿引き上げ帯34,34を前側に引き出し、背負い
紐32,32の端部と腿引き上げ帯34,34の上端部
とを連結具36,36,39,39により連結する。次
に、被背負い人がベッドに寝ているときには、背負い紐
32,32を抑えながら起こして、できるだけベッドの
端に座らせ、椅子に座っているときには、そのままの状
態で、リュックサックを背負う要領で背負い紐32,3
2に背負い人Aの手を通した後、ベルト33の連結具3
7,38を閉める。このとき、連結具37,38が閉め
にくい場合には、ベルト調整具33a,33aによりで
きるだけ左右均等になるように長さを調整する。また、
腿引き上げ帯34,34の連結具39,39の位置を長
さ調整し、被背負い人Bが背負い人Aの背中に密着する
ことを確認する。次に、腿引き上げ帯34,34の下部
側を被背負い人Bの大腿に回してフック34a,34a
をそれぞれ対応するリング34b,34bに引っかけ
る。また、背中が不安定な被背負い人Bの場合には、肩
固定紐35を被背負い人Bと背負い人Aの肩を越して手
前側に回し、リング35aの長さ位置を調整具35bで
調整し、ベルト33に連結するかフック34aに掛け
る。そして、背負い人Aがゆっくり立ち上がり、背負い
紐32,32とベルト33を調整してできるだけ高い位
置で背負うようにする。これにより背負い人Aが被背負
い人Bの大腿部を引き上げた状態で背負うことができ
る。
【0025】上記構成の背負い帯30によれば、上記の
第1及び第2実施形態と同様に、被背負い人Bの大腿部
を引き上げ支持し足を曲げた状態で背負い、被背負い人
Bの体重をベルト33を介して背負い人の腰部でも支
え、肩への負荷を軽減でき、足に邪魔されることなく病
人や身障者等を背負って運搬することが容易になる。こ
の第3実施形態では、腿引き上げ帯34,34の中間部
をベルト33に縫着し、その上部側に長さ位置を調整可
能に連結具39,39を設けて、背負い紐32,32の
端部に設けた連結具36,36に連結できるようにして
いるため、被背負い人Bの体重をベルト33と腿引き上
げ帯34,34の両方で支えることができる。また、被
背負い人Bの大腿部は、腿引き上げ帯34,34の下部
側のフック34a,34aをリング34b,34bに掛
けた輪に入るため、ベルト33または腿引き上げ帯3
4,34の両方あるいはいずれか一方で引き上げ支持す
ることができる。このような引き上げ支持の調整は、腿
引き上げ帯34,34の上部側の長さ調整、リング34
b,34bの取付位置により調整可能になる。また、こ
の腿引き上げ帯34,34の途中に長さ調整用の調整具
を取り付けて、長さ調整できるようにしてもよい
【0026】なお、上記各実施形態において、各部材の
大きさを成人を例として説明したが、子供や幼児用に使
用する場合等使用目的に応じては、その大きさに合わせ
て幅、長さとも任意の寸法に形成でき実施形態の寸法に
限定されない。また、一対の背負い紐12,12,3
2,32をクッション材が収納された第1ベルト12
a,32aと第2ベルト12b,32bで構成した例を
説明したが、背負い人Aの肩へ負荷が円滑に加えられ、
かつ十分の強度を有する紐であればどのように構成され
ていてもよい。各実施形態においては、背負い紐12,
12,32,32を背・尻支え帯11,31の上端部に
取り付けたが、背・尻支え帯11,31を被背負い人B
の肩や頭の部分まで延ばしても支障はなく、その場合に
は背負い紐は上端部でなく、被背負い人Bの脇の下を通
せる上部の適当な位置に取り付ければよい。また、腰部
に回すベルト13,33も必ずしも、背・尻支え帯1
1,31の下端部である必要はなく、下端部を延長して
被背負い人Bの腹部から胸を覆うようにして紐で背中部
分に連結固定できるようにした場合には、背負い人Aの
腰部に回すのに適当な位置でよい。さらに、一対の肩固
定紐15,15及び1本の肩固定紐35は、被背負い人
Bの背に背・尻支え帯11,31の上部を固定できる紐
であればよく、場合によっては省略することもできる。
【0027】また、背・尻支え帯11,31は、被背負
い人Bの背から尻を支持できる任意の形状に形成でき、
一対の腿引き上げ帯14,14,34,34も、被背負
い人Bの大腿部を巻き付ける幅と長さを有し、かつ端部
側が一対の背負い紐12,12に連結されるか、あるい
は他のベルト33に固定された腿引き上げ帯34,34
の中間部等の固定部分に連結されるよう形成されていれ
ばよく、第1及び第2実施形態のように3角形状に限定
されない。また、一対の腿引き上げ帯14,14,3
4,34は、ベルト12,33等に取り付けられた例を
説明しているが、背負い人Aの肩等に掛けられる補助紐
と一体となって大腿部を引き上げ支持するようになって
いてもよいさらに、上記第1及び第2実施形態では、一
対の背負い紐12,12の端部と腿引き上げ帯14,1
4の端部とを連結具16,16,19,19によりワン
タッチで連結することができ、また第3実施形態では、
一対の背負い紐32,32の端部と腿引き上げ帯34,
34の上端部とを連結具36,36,39,39でワン
タッチで連結することができるが、長さ調整できる任意
の連結手段を使用することができる。例えば、一方にリ
ングを設け他方を紐状に形成し、リングに紐を通して結
び付けることができるようにしてもよく、同様にしてベ
ルト13,33の端部間の連結も、ベルトの長さ調整自
在な他の連結具でもよく、あるいはベルトの両端部を紐
状にして互いに結び付けるようにしてもよい。
【0028】さらに、上記の第2及び第3実施形態にお
いて、一対の左及び右背負い紐12,12,32,32
間を連結具22,23,42,43で連結しているが、
例えば、左及び右背負い紐の先端の連結具16,16,
36,36を腿引き上げ帯の先端の連結具19,19,
39,39とを互いに途中で交差させて連結するように
してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の背負い帯
は、背・尻支え帯で被背負い人の背から尻を支持し、ベ
ルトを背負い人の腰部に回して固定し、腿引き上げ帯で
被背負い人の大腿部を引き上げ支持することで、被背負
い人を足を曲げた状態で背負うことができ、体重がベル
トを介して背負い人の腰でも支えられ、肩にかかる重さ
が軽減され、背負うことが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の背負い帯の展開図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態の背負い帯の装着を説明
する図である。
【図3】本発明の第1実施形態の背負い帯の使用状態を
説明する図である。
【図4】本発明の第2実施形態の背負い帯の展開図であ
る。
【図5】本発明の第3実施形態の背負い帯の展開図であ
る。
【符号の説明】
10,20,30 背負い帯 11,31 背・尻支え帯 12,32 背負い紐 12a,32a 第1ベルト 12b,32b 第2ベルト 13,33 ベルト 14,34 腿引き上げ帯 15,35 肩固定紐 16,19,36,39 連結具 17 バックル 18 バックル通し 22,23,42,43 連結具 37,38 連結具 34a フック 34b リング 35a リング 35b 調整具 41 ベルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被背負い人の背から尻までを支える背・
    尻支え帯と、背・尻支え帯の上部に設けた一対の背負い
    紐と、背・尻支え帯の下部に設けたベルトと、被背負い
    人の大腿部を引き上げる一対の腿引き上げ帯とを備え、
    かつ前記ベルトは背負い人の腰部に固定可能であり、一
    対の背負い紐は背負い人の肩に掛けらるようにしてあ
    り、さらに前記背負い紐及びベルトもしくはその他の背
    負い人の肩に掛けられた補助紐のいずれか一つもしくは
    複数で、前記腿引き上げ帯にかかる重量を支えるように
    したことを特徴とする背負い帯。
JP9113634A 1996-08-22 1997-04-16 背負い帯 Pending JPH10113363A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002360633A (ja) * 2001-06-08 2002-12-17 Shiro Hidaka 背負い具
WO2021044172A1 (en) * 2019-09-06 2021-03-11 Lockwood Jacob Aston Casualty carrier apparatus

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