JP6387839B2 - 乗物用シートのテーブル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用シートのテーブル装置に関し、詳しくは、収納ケースの内部からテーブル本体を進出させて使用する乗物用シートのテーブル装置に関する。
従来、この種の乗物用シートのテーブル装置として、例えば、特許文献1に開示されている技術が既に知られている(図13参照)。この技術では、乗物用シートのテーブル装置106は、シートクッション102に組み付けられた収納ケース110と、収納ケース110の内部から進退可能なベース160と、ベース160に対して横倒れ可能にヒンジp2結合されたテーブル本体170とを有するテーブル150とから構成されている。そして、このテーブル装置106は、収納ケース110の内部にテーブル150のテーブル本体170を収納した収納状態と、収納状態にあるテーブル150のテーブル本体170を収納ケース110の内部から立ち起こしさせた(進出させた)立起状態と、立起状態にあるテーブル150のテーブル本体170をベース160に対してヒンジp2の軸回りに横倒れさせた使用可能状態とに切り替え可能となっている。これにより、テーブル150のテーブル本体170を使用しないとき、このテーブル本体170が着座者(乗物用シートの乗員)にとって邪魔になることなく見栄えよく収納できる。
実開平5−58455号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、図13の実線に示すように、テーブル装置106が立起状態にあるとき、テーブル本体170に対して横倒れ方向に小さな操作荷重が作用してしまうと(例えば、着座者が無意識にテーブル本体170を触れてしまうと)、この操作荷重をトリガー(起点)として、ベース160に対してヒンジp2の軸回りにテーブル本体170が自重で横倒れしてしまうことがあった。そのため、着座者が意図することなく(着座者の意に反して)、テーブル装置106が立起状態から使用可能状態(図13において、想像線で示す状態)に切り替わってしまうことがあった。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、着座者が意図することなく、立起状態から使用可能状態に切り替わってしまうことを防止できるテーブル装置を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。請求項1に記載の発明は、収納ケースと、前記収納ケースの内部から進退可能なベースと、ベースに対して横倒れ可能にヒンジ結合されたテーブル本体と、支持スライダと、はすかい部材と、を有するテーブルとから構成されている。そして、乗物用シートのテーブル装置は、収納ケースの内部にテーブルのテーブル本体を収納した収納状態と、収納状態にあるテーブルのテーブル本体を収納ケースの内部から進出させた立起状態と、立起状態にあるテーブルのテーブル本体をベースに対してヒンジの軸回りに横倒れさせた使用可能状態とに切り替え可能となっている。このテーブル装置には、このテーブル装置が立起状態にあるとき、ベースに対してヒンジの軸回りにテーブル本体が横倒れすることを防止するロック機構が備えられている。また、このテーブル装置は、立起状態にあるテーブルのテーブル本体をベースに対してヒンジの軸回りに横倒れさせて使用可能状態に切り替えると、横倒れするテーブル本体によってベースに対して支持スライダが下降されると共に、下降された支持スライダと横倒れするテーブル本体との間をはすかい部材が橋渡すように構成されている

請求項1の発明によれば、テーブル装置が立起状態にあるとき、テーブル本体に対して横倒れ方向に小さな操作荷重が作用してしまっても(例えば、着座者が無意識にテーブル本体を触れてしまっても)、ロック機構のロックにより、ベースに対してヒンジの軸回りにテーブル本体が自重で横倒れしてしまうことがない。したがって、着座者が意図することなく(着座者の意に反して)、テーブル装置が立起状態から使用可能状態に切り替わってしまうことを防止できる。もちろん、着座者がテーブル装置の立起状態から使用可能状態への切り替えを希望するときには(着座者が意図するときには)、このロック機構のロックを解消させ、ベースに対してヒンジの軸回りにテーブル本体を横倒れさせることができる。すなわち、テーブル装置を立起状態から使用可能状態に切り替えることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の乗物用シートのテーブル装置であって、ロック機構は、係合爪を有しベースに設けられた係合部と、係合爪に係合可能に被係合爪を有しテーブル本体に設けられた被係合部とから構成されている。そして、係合部および/または被係合部は、撓み可能となっている。この係合爪と被係合爪とが係合すると、ベースに対してテーブル本体の横倒れが防止されたロック機構のロック状態となる。また、係合部および/または被係合部を撓ませて係合爪と被係合爪との係合を解消させると、ベースに対してテーブル本体の横倒れの防止を解消させたロック機構のロック解除状態となる。
請求項2の発明によれば、着座者がテーブル装置の立起状態から使用可能状態への切り替えを希望するときには、テーブル本体に対して横倒れ方向に大きな操作荷重を作用させると(例えば、着座者が意識してテーブル本体を押し倒すと)、これら係合爪と被係合爪との係合を解消させることができる。したがって、この係合の解消からテーブル本体の横倒れ(テーブル装置を立起状態から使用可能状態に切り替え)を一連の動作で実施できる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1〜2のいずれかに記載の乗物用シートのテーブル装置であって、テーブル本体は、ベースに対して横倒れ可能にヒンジ結合されているアームと、アームに対して乗物用シートの着座者に対して対向する方向にスライド可能なトレイとから構成されている。
請求項3の発明によれば、アームに対してトレイを着座者に対して対向する方向にスライドさせることができる。したがって、着座者からトレイを遠ざけることができるため、この着座者とトレイの載置面に載せる物品との距離を適度に確保できる。結果として、使用可能状態におけるテーブル装置の利便性を高めることができる。
本発明の実施例に係るセカンドシートを前方から見た斜視図であり、テーブル装置が収納状態にあるときを示している。 図1を後方から見た斜視図である。 図2の左のアームレストの拡大図である。 図3の分解図である。 図4のテーブル体の拡大図である。 図5の分解図である。 図6のテーブルの拡大図である。 図7の分解図である。 図7の主要部の縦断面図である。 図2に示す状態から、テーブル装置を立起状態に切り替えた状態を示している。 図10に示す状態から、テーブル装置を使用可能状態に切り替えた状態を示している。 図11に示す状態から、テーブル本体のトレイを前方にスライドさせた状態を示している。 従来技術に係る乗物用シートの側面図であり、テーブル装置が立起状態にあるときを示している。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜12を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、『乗物用シート』の例として、『3列シートを有するミニバン(図示しない)の右側のセカンドシート1(以下、単に、「セカンドシート1」と記す)』を説明することとする。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、ミニバンの内部にセカンドシート1を配置した状態を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
まず、図1〜2を参照して、セカンドシート1の構成を説明する。このセカンドシート1は、1人掛けの独立タイプのものであり、主として、オットマン2aを有するシートクッション2と、ヘッドレスト3aを有するシートバック3とから構成されている。このシートクッション2の左側には、肘掛けクッション4aを有するアームレスト4(左のアームレスト4)が組み付けられている。これと同様に、このシートクッション2の右側にも、肘掛けクッション5aを有するアームレスト5(右のアームレスト5)が組み付けられている。
また、このシートクッション2の左側には、テーブル装置6が組み付けられている。ここで、このテーブル装置6について詳述する。このテーブル装置6は、収納ケース10と、テーブル体30とに大別され構成されている(図3〜4参照)。以下に、これら収納ケース10と、テーブル体30とを個別に説明していく。
はじめに、収納ケース10から説明していく。この収納ケース10は、図1〜3からも明らかなように、上述した左のアームレスト4を兼ねており、内カバー12と、外カバー14と、前カバー16と、後カバー18と、上カバー20とから構成されている(図4参照)。これら各カバー12、14、16、18、20は、剛性を有する合成樹脂からなる樹脂部材から構成されている。
これら内カバー12と、外カバー14と、前カバー16と、後カバー18と、上カバー20とは、互いの適宜の箇所がビスや係合爪(いずれも図示しない)によって中空状を成すように締結されている。この内カバー12の上側には、テーブル装置6を立起状態から使用可能状態に切り替えたとき、後述するベース60とテーブル本体70とを橋渡すように張り出すはすかい部材90が内カバー12に干渉することを防止する切欠12aが形成されている(図4参照)。
この切欠12aは、テーブル装置6が収納状態や立起状態にあるとき、リンク機構(図示しない)を介して内カバー12に組み付けられた目隠しカバー12bによって塞がれている。これにより、この切欠12aを目隠しカバー12bが塞ぐため、この内カバー12の見栄えの悪化を防止できる。
もちろん、テーブル装置6が使用可能状態にあるとき、張り出したはすかい部材90がリンク機構を介して目隠しカバー12bを押し倒すこととなる。そのため、このはすかい部材90の張り出しを目隠しカバー12bが邪魔することはない。なお、テーブル装置6を使用可能状態から立起状態に切り替えると、押し倒された目隠しカバー12bは、リンク機構に組み付けられているトーションばね(図示しない)の付勢力によって押し倒される前の状態に戻される。
また、この上カバー20には、スリット20aと切欠20bと小物入20cとが形成されている(図10参照)。また、この上カバー20には、上述した肘掛けクッション4aがヒンジピン(図示しない)を介して組み付けられている。そのため、肘掛けクッション4aを開閉できる。したがって、テーブル装置6や小物入20cを使用したりするとき、肘掛けクッション4aを開けることができる。
なお、この肘掛けクッション4aは、図10から明らかなように、これらスリット20a、切欠20b、小物入20cを覆うことができる大きさに形成されている。このスリット20aは、収納ケース10の内部から後述するテーブル体30のテーブル50のテーブル本体70を上方に引き出したり(上昇させたり)、引き出したテーブル本体70を収納ケース10の内部に押し戻す(下降させる)ためのものである。
一方、この切欠20bは、後述するテーブル体30のテーブル50のベース60に対してピンP2、P2の軸回りに横倒れさせたテーブル本体70のアーム72を上カバー20に対して面一にするためのものである。この肘掛けクッション4aを開けると、このスリット20aから後述するテーブル本体70を上方に引き出したり収納ケース10の内部に押し戻したりできると共に、小物入20cを使用できる。また、この肘掛けクッション4aを閉めると、スリット20a、切欠20b、小物入20cを目隠しできる。収納ケース10は、このように構成されている。
次に、テーブル体30を説明する。このテーブル体30は、ベースフレーム40と、テーブル50とから構成されている(図5〜6参照)。このベースフレーム40は、収納ケース10の骨格を成すものであり、収納ケース10の内カバー12の内面に締結されている。このベースフレーム40により、肘掛けクッション4aが着座者の肘から大きな荷重を受けたときでも、アームレスト4が耐え得ることができる。
このベースフレーム40には、後述するテーブル50を上方に引き出したり収納ケース10の内部に押し戻したりするためのスライドレール42が組み付けられている。また、このベースフレーム40には、コンストンスプリング48aの付勢力によって後述するテーブル50が上方に引き出されることを防止する係合爪46が進退可能に組み付けられている。このコンストンスプリング48aは、その外端がベースフレーム40に対して固着され、その内端がベースフレーム40に枢着されたピン48bに対して固着されるようにベースフレーム40に組み付けられている。
このピン48bと、後述するスライダ44とには、2個の滑車48c、48dを介してワイヤー48eが掛け渡されている。なお、このコンストンスプリング48aは、常時、このワイヤー48eを巻き取るように設定されている。また、このベースフレーム40には、後述するテーブル50が上方に引き出されたときの上限の位置を規制するストッパ48が形成されている。ベースフレーム40は、このように構成されている。
一方、テーブル50は、ベース60と、テーブル本体70と、支持スライダ80と、はすかい部材90とから構成されている(図7〜9参照)。ベース60は、ベースフレーム40に対してテーブル50を昇降させるための部材である。そのため、このベース60には、ベースフレーム40のスライドレール42にスライド可能なスライダ44が固着されている。また、このベース60の下側には、後述する支持スライダ80に組み付けられているダンパ82、82の先端部82b、82bを固着させるための張出部60aが形成されている。
また、このベース60の上側には、前後に対を成す挿込孔60b、60bが形成されている。この挿込孔60b、60bは、ピンP2、P2を挿し込み可能に形成されている。また、このベース60の裏側(右側)には、上述したストッパ48に接触可能な突起60cが形成されている。また、このベース60には、後述する支持スライダ80を上下にスライドさせるためのガイド62、62が形成されている。また、このベース60の左右には、長孔64、64が形成されている。この長孔64、64は、ピンP1を挿し込み可能に形成されている。また、このベース60には、ダンパ66、66が組み付けられている。
このダンパ66のロッド66aの先端部66bは、上述したベースフレーム40の底面40aを押し当て可能となっている。これにより、テーブル装置6を立起状態から収納状態に切り替えるとき、このダンパ66、66がクッションを成すため、テーブル50が収納ケース10の内部に勢いよく押し戻されることを防止できる。また、このベース60の先端側(上側)には、先端に係合爪68aを有する略J字状の係合部68のベース68bがビスB1によって組み付けられている(図9参照)。この係合部68は、撓み可能に形成されている。ベース60は、このように構成されている。
また、テーブル本体70は、アーム72とトレイ74とから構成されている。アーム72は、ベースアーム72aと、このベースアーム72aに対してピンP4を介して固着されるカバー72bとから構成されている(図8参照)。これらベースアーム72aとカバー72bとは、アーム72に対して半割構造となるように形成されている。このベースアーム72aには、後述するトレイ74を前後にスライドさせるためのスライダ72dが組み付けられている。
また、このベースアーム72aの下側には、先端に被係合爪76aを有する被係合部76がビスB2によって組み付けられている。これら係合部68と被係合部76とが、特許請求の範囲に記載の「ロック機構」に相当する。この被係合部76の被係合爪76aと上述した係合部68の係合爪68aとは、係合可能となっている。
また、このベースアーム72aの下側には、前後に対を成す挿込孔72f、72fが形成されている。この挿込孔72f、72fは、ピンP2、P2を挿し込み可能に形成されている。また、このベースアーム72aの上下方向の中央側には、前後に対を成す挿込孔72g、72gが形成されている。この挿込孔72g、72gは、ピンP3、P3を挿し込み可能に形成されている。アーム72は、このように構成されている。
また、トレイ74は、物品(図示しない)を載せることができる載置面74aを有するプレート状の部材から構成されている。このトレイ74の載置面74aの裏面には、スライダ72dに対してスライド可能なスライドレール(図示しない)が前後方向(着座者に対して対向する方向)に沿って組み付けられている。これにより、ベースアーム72aに対してトレイ74を前後にスライドさせることができる。
また、トレイ74には、ノブ74bが組み付けられている。このノブ74bを操作すると、ベースフレーム40の係合爪46を退行させることができる。これにより、ベースフレーム40に対するテーブル50の係合が解消されるため、コンストンスプリング48aの付勢力によってワイヤー48eを巻き取ることができるためテーブル50を引き出すことができる。トレイ74は、このように構成されている。テーブル本体70は、このように構成されている。
また、支持スライダ80と、はすかい部材90とは、テーブル装置6の使用可能状態(テーブル本体70をベース60に対してピンP2、P2の軸回りに横倒れさせた状態)を強固に保持するための部材である。この支持スライダ80の上側には、前後に対を成す挿込孔80a、80aが形成されている。この挿込孔80a、80aは、ピンP1を挿し込み可能に形成されている。
また、この支持スライダ80には、ダンパ82、82が組み付けられている。このダンパ82のロッド82aの先端部82bは、上述したベース60の張出部60aに固着されている。これにより、テーブル装置6を立起状態から使用可能状態に切り替えるとき、このダンパ82、82がクッションを成すため、ベース60に対してテーブル本体70を滑らかに横倒しできる。
また、このはすかい部材90の下側には、前後に対を成す挿込孔90a、90aが形成されている。この挿込孔90a、90aは、ピンP1を挿し込み可能に形成されている。また、このはすかい部材90の上側には、前後に対を成す挿込孔90b、90bが形成されている。この挿込孔90b、90bは、ピンP3、P3を挿し込み可能に形成されている。
ここで、これらベース60と、テーブル本体70と、支持スライダ80と、はすかい部材90との組み付けの構造を説明する。ベース60と支持スライダ80とはすかい部材90とは、その長孔64、64と挿込孔80a、80aと挿込孔90a、90aとにピンP1が挿し込まれることで組み付けられている。また、ベース60とテーブル本体70とは、その挿込孔60b、60bと挿込孔72f、72fとにピンP2、P2が挿し込まれることで組み付けられている。
また、テーブル本体70とはすかい部材90とは、その挿込孔72g、72gと挿込孔90b、90bとにピンP3、P3が挿し込まれることで組み付けられている。これらの組み付けにより、テーブル本体70をベース60に対してピンP2、P2の軸回りに横倒れさせることができる(使用可能状態に切り替えることができる)と共に、この横倒れの状態を強固に保持できる。テーブル50は、このように構成されている。
これらベースフレーム40とテーブル50とからテーブル体30は構成されている。なお、このテーブル50は、既に説明したスライドレール42とスライダ44とを介してベースフレーム40に対して上下にスライド可能に組み付けられている。このとき、ベースフレーム40には、組み付けたテーブル50がベースフレーム40から脱落することがないように、ビスBを介して上下にカバー40b、40cが組み付けられている(図6参照)。これら上述した収納ケース10とテーブル体30とからテーブル装置6は構成されている。
なお、このテーブル装置6は、収納状態(図2に示す状態)と立起状態(図10に示す状態)と使用可能状態(図11に示す状態)とに切り替え可能となっている。このテーブル装置6の収納状態とは、収納ケース10の内部にテーブル50のテーブル本体70を収納した状態のことである。また、テーブル装置6の立起状態とは、収納状態にあるテーブル50のテーブル本体70を収納ケース10の内部から上方に引き出した(進出させた)状態のことである。また、テーブル装置6の使用可能状態とは、立起状態にあるテーブル50のテーブル本体70をベース60に対してピンP2、P2の軸回りに横倒れさせた状態のことである。
続いて、上述したテーブル装置6の作用を説明する。この説明にあたって、テーブル装置6を収納状態から使用可能状態に切り替える手順と、テーブル装置6を使用可能状態から収納状態に切り替える(戻す)手順とを個別に説明していく。
まず、テーブル装置6を収納状態(図2に示す状態)から使用可能状態(図11に示す状態)に切り替える手順から説明する。はじめに、図2に示す状態から、アームレスト4の肘掛けクッション4aを開ける作業を行う。次に、テーブル本体70のノブ74bを操作する作業を行う。すると、ベースフレーム40に対するテーブル50の係合が解消されるため、コンストンスプリング48aの付勢力によってワイヤー48eを巻き取ることができるためベースフレーム40に対してテーブル50が上昇していく。
この上昇は、ベースフレーム40のストッパ48によって規制されるまで行われる。これにより、テーブル装置6を収納状態(図2に示す状態)から立起状態(図10に示す状態)に切り替えることができる。なお、テーブル装置6が収納状態や立起状態にあるとき、ベース60の係合部68の係合爪68aとテーブル本体70の被係合部76の被係合爪76aとは係合した状態となっている(図9参照)。この記載が、特許請求の範囲に記載の「ロック機構のロック状態」に相当する。また、この係合が解消すると、「ロック機構のロック解除状態」に相当する。
最後に、ベース60に対してテーブル本体70をピンP2、P2の軸回りに横倒れさせる作業を行う。この横倒れさせる操作荷重は、ベース60の係合部68を撓ませることができる程度の大きなものである。これにより、このベース60の係合部68が撓むため、これら係合爪68aと被係合爪76aとの係合した状態が解消される。そのため、このベース60に対してテーブル本体70をピンP2、P2の軸回りに横倒れさせることができる。
このようにして、テーブル装置6を立起状態(図10に示す状態)から使用可能状態(図11に示す状態)に切り替えることができる。なお、使用可能状態に切り替えたテーブル装置6のトレイ74をアーム72に対して前側にスライドさせることもできる(図12参照)。
続いて、テーブル装置6を使用可能状態(図11に示す状態)から収納状態(図2に示す状態)に切り替える(戻す)手順を説明する。はじめに、ベース60に対してテーブル本体70をピンP2、P2の軸回りに引き起こす作業を行う。すると、被係合爪76aが係合部68を撓ませながら係合爪68aを乗り越えていく。この乗り越えが完了すると、係合部68の撓みも解消するため、これら係合爪68aと被係合爪76aとが係合した状態に戻される。
これにより、テーブル装置6を使用可能状態(図11に示す状態)から立起状態(図10に示す状態)に切り替える(戻す)ことができる。次に、コンストンスプリング48aの付勢力に抗してテーブル本体70を収納ケース10の内部に押し戻す作業を行う。すると、押し戻したテーブル本体70のテーブル50がベースフレーム40の係合爪46に係合した状態に戻される。最後に、アームレスト4の肘掛けクッション4aを閉じる作業を行う。このようにして、テーブル装置6を立起状態(図10に示す状態)から収納状態(図2に示す状態)に切り替える(戻す)ことができる。
本発明の実施例に係るセカンドシート1のテーブル装置6は、上述したように構成されている。この構成によれば、テーブル装置6はロック機構68、76を備えている。そして、テーブル装置6が立起状態にあるとき、このロック機構68、76により、ベース60とテーブル本体70とは係合した状態(ロック状態)となっている。そのため、テーブル装置6が立起状態にあるとき、テーブル本体70に対して横倒れ方向に小さな操作荷重が作用してしまっても(例えば、着座者が無意識にテーブル本体70を触れてしまっても)、この係合により、ベース60に対してピンP2、P2の軸回りにテーブル本体70が自重で横倒れしてしまうことがない。したがって、着座者が意図することなく(着座者の意に反して)、テーブル装置6が立起状態(図10に示す状態)から使用可能状態(図11に示す状態)に切り替わってしまうことを防止できる。
もちろん、着座者がテーブル装置6の立起状態から使用可能状態への切り替えを希望するときには(着座者が意図するときには)、この係合を解消させ(ロック解除状態に切り替え)、ベース60に対してピンP2、P2の軸回りにテーブル本体70を横倒れさせることができる。すなわち、テーブル装置6を立起状態から使用可能状態に切り替えることができる。
また、この構成によれば、ロック機構68、76は、先端に係合爪68aを有する略J字状の係合部68と、先端に被係合爪76aを有する被係合部76とから構成されている。この係合部68の係合爪68aと被係合部76の被係合爪76aとは、係合可能となっている。また、この係合部68は、撓み可能に形成されている。そのため、着座者がテーブル装置6の立起状態から使用可能状態への切り替えを希望するときには、テーブル本体70に対して横倒れ方向に大きな操作荷重を作用させると(例えば、着座者が意識してテーブル本体70を押し倒すと)、これら係合爪68aと被係合爪76aとの係合を解消させることができる。したがって、この係合の解消からテーブル本体70の横倒れ(テーブル装置6を立起状態から使用可能状態に切り替え)を一連の動作で実施できる。
また、この構成によれば、テーブル本体70は、アーム72とトレイ74とから構成されている。このアーム72には、トレイ74を前後にスライドさせるためのスライダ72dが組み付けられている。このトレイ74の裏面には、スライダ72dに対してスライド可能なスライドレール(図示しない)が前後方向(着座者に対して対向する方向)に沿って組み付けられている。そのため、アーム72に対してトレイ74を前後にスライドさせることができる。したがって、着座者からトレイ74を遠ざけることができるため、この着座者とトレイ74の載置面74aに載せる物品との距離を適度に確保できる。結果として、使用可能状態におけるテーブル装置6の利便性を高めることができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、『乗物用シート』の例として、『セカンドシート1』を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、『乗物用シート』は、各種の乗物のシート、例えば、『船舶のシート』、『飛行機のシート』、『鉄道車両のシート』等であっても構わない。
また、実施例では、係合部68が撓む形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、被係合部76が撓む形態でも構わない。もちろん、これら係合部68と被係合部76とが撓む形態でも構わない。
1 セカンドシート(乗物用シート)
6 テーブル装置
10 収納ケース
50 テーブル
60 ベース
68 係合部(ロック機構)
70 テーブル本体
76 被係合部(ロック機構)
P2 ピン

Claims (3)

  1. 収納ケースと、
    前記収納ケースの内部から進退可能なベースと、前記ベースに対して横倒れ可能にヒンジ結合されたテーブル本体と、支持スライダと、はすかい部材と、を有するテーブルと、から構成されており、
    前記収納ケースの内部に前記テーブルの前記テーブル本体を収納した収納状態と、
    前記収納状態にある前記テーブルの前記テーブル本体を前記収納ケースの内部から進出させた立起状態と、
    前記立起状態にある前記テーブルの前記テーブル本体を前記ベースに対してヒンジの軸回りに横倒れさせた使用可能状態と、に切り替え可能となっており、
    前記立起状態にあるとき、前記ベースに対して前記ヒンジの軸回りに前記テーブル本体が横倒れすることを防止するロック機構が備えられており、
    前記立起状態にある前記テーブルの前記テーブル本体を前記ベースに対してヒンジの軸回りに横倒れさせて前記使用可能状態に切り替えると、前記横倒れする前記テーブル本体によって前記ベースに対して支持スライダが下降されると共に、前記下降された前記支持スライダと前記横倒れする前記テーブル本体との間を前記はすかい部材が橋渡す乗物用シートのテーブル装置。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートのテーブル装置であって、
    前記ロック機構は、係合爪を有し前記ベースに設けられた係合部と、前記係合爪に係合可能に被係合爪を有し前記テーブル本体に設けられた被係合部と、から構成されており、
    前記係合部および/または前記被係合部は、撓み可能となっており、
    前記係合爪と前記被係合爪とが係合すると、前記ベースに対してヒンジの軸回りに前記テーブル本体の横倒れが防止された前記ロック機構のロック状態となり、
    前記係合部および/または前記被係合部を撓ませて前記係合爪と前記被係合爪との係合を解消させると、前記ベースに対してヒンジの軸回りに前記テーブル本体の横倒れの防止を解消させた前記ロック機構のロック解除状態となる乗物用シートのテーブル装置。
  3. 請求項1〜2のいずれかに記載の乗物用シートのテーブル装置であって、
    前記テーブル本体は、前記ベースに対して横倒れ可能にヒンジ結合されているアームと、前記アームに対して乗物用シートの着座者に対して対向する方向にスライド可能なトレイと、から構成されている乗物用シートのテーブル装置。


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