JP5239503B2 - アームレスト支持構造 - Google Patents
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Description
つまり、シートバック、アームレストおよび両リンクによって平行リンク機構が構成されている。しかしながら、アームレストを使用状態あるいは収納状態に操作するときの該アームレストの実質的な動きは、その後端部を支点としたシートバックに対する回転動作である。
車両用シートのアームレストを、その使用状態あるいはシートバックの側面に添わせた収納状態に操作できる形式のアームレスト支持構造であって、アームレストは、シートバックに対して作動機構によって使用状態あるいは収納状態に作動するように支持されている。この作動機構は、アームレスト側とシートバック側とが、それぞれの二箇所において第1リンクおよび第2リンクで連結された4節リンク機構であり、第1リンクにおけるシートバック側の端部は、該シートバック側に回転可能に結合されたラチェットリンクに回転可能に結合されている。4節リンク機構は、第1リンクおよび第2リンクにおけるシートバック側の2節を支点としてアームレスト側の2節が円弧状の軌跡で作動するように設定されている。この4節リンク機構の作動により、アームレストを使用状態から収納状態に操作したときに、該アームレストの先端部を下方へ、かつ、後端部を上方へ移動させるように構成されている。
4節リンク機構は、シートバック側の1節を、第1リンクとラチェットリンクとの結合部からシートバック側に対するラチェットリンクの結合部に変えることで平行リンク機構に切替え可能である。この平行リンク機構は、使用状態にあるアームレストを上下方向へ平行移動させるように構成されている。
ラチェットリンクはその二箇所においてラチェット歯を有する。これらの両ラチェット歯に個別のポールを係合させることにより、4節リンク機構においてアームレストを使用状態で位置決めし、かつ平行リンク機構においてアームレストを上下方向への調整位置で保持することが可能に構成されている。
さらに、4節リンク機構を切替えた平行リンク機構により、使用状態でのアームレストを好みの高さに調整することができる。
図1および図2で示すアームレスト20は、図2で示す車両用シート10におけるシートバック12の側部に配置されており、図2の実線で示す使用状態から図2の仮想線で示すようにシートバック12の側面に添わせた収納状態に操作することが可能である。このアームレスト20は、図1で示すシートバックフレーム14にリンク機構30(作動機構)によって支持されている。
また、アームレスト20は、その使用状態においてシート10の前方を向いている先端部に設けられた収納用レバー22と、外側部に設けられた調整用レバー24とを有する。
ガイド孔36dとストッパーピン36fとにより、ベースブラケット16に対するラチェットリンク36のヒンジピン36aを支点とする回転量が規制される。また、ガイド孔36eとストッパーピン36gとにより、ラチェットリンク36に対する第1リンク32のヒンジピン32bを支点とする回転量が規制される。
アームレスト20の収納用レバー22とスライドポール38とは、操作ケーブル(図示省略)によって連結されている。そこで、この収納用レバー22を操作することにより、スライドポール38をラチェット歯36bとの係合を解除する方向へ圧縮バネ38cの付勢力に抗してスライドさせることができる。
アームレスト20の調整用レバー24と回転ポール40とは、操作ケーブル(図示省略)によって連結されている。この調整用レバー24を操作することにより、回転ポール40をラチェット歯36cとの係合を解除する方向へ捩りパネ40bの付勢力に抗して回転させることができる。
なお、リンク機構30の両リンク32,34、ラチェットリンク36および回転ポール40の各ヒンジピンには、それぞれ段付きボルトが使用されている。
いま、アームレスト20は図2の実線で示す使用状態にあり、ラチェットリンク36のラチェット歯36bにはスライドポール38が係合し、同じくラチェットリンク36のラチェット歯36cには回転ポール40が係合している。したがって、ラチェットリンク36に対する第1リンク32のヒンジピン32bを支点とする回転、およびベースブラケット16に対するラチェットリンク36のヒンジピン36aを支点とする回転は共にロックされている。
アームレスト20を収納するには、収納用レバー22を操作することにより、前述したようにラチェットリンク36のラチェット歯36bとスライドポール38との係合を解除する。これにより、ヒンジピン32bを支点とする第1リンク32の回転ロックが解除される。一方、ヒンジピン36aを支点とするラチェットリンク36の回転はロックされたままである。この結果、リンク機構30は図3および図4の一点鎖線で表した4節リンク機構30Aを構成することになる。すなわち、この4節リンク機構30Aは、第1リンク32のヒンジピン32aと第2リンク34のヒンジピン34aをアームレスト20側の2節とし、第1リンク32のヒンジピン32bと第2リンク34のヒンジピン34bとをシートバック12側の2節として構成されている。
なお、4節リンク機構30Aの作動に伴ってスライドポール38がラチェット歯36bの位置からずれた後は、収納用レバー22の操作力を解放してもよい。なぜなら、それによってスライドポール38が前述した圧縮バネ38cの付勢方向へスライドしても、該ポール38はラチェットリンク36の上縁で受け止められ(図4)、この上縁に沿って移動するからである。
なお、アームレスト20が使用状態に操作されると、圧縮バネ38cによって付勢されているスライドポール38がラチェットリンク36のラチェット歯36bに再び係合し、ヒンジピン32bを支点とする第1リンク32の回転がロックされる。
いま、アームレスト20は図2の実線で示す使用状態にあり、ラチェットリンク36のラチェット歯36bにはスライドポール38が係合し、同じくラチェットリンク36のラチェット歯36cには回転ポール40が係合している(図3)。ここで、調整用レバー24を操作することにより、前述したようにラチェットリンク36のラチェット歯36cと回転ポール40との係合が解除される。これにより、ヒンジピン36aを支点とするラチェットリンク36の回転ロックは解除されるが、ヒンジピン32bを支点とする第1リンク32の回転はロックされたままである。
この結果、リンク機構30は図5および図6の一点鎖線で表した平行リンク機構30Bを構成することになる。すなわち、この平行リンク機構30Bでは、シートバック12側の1節が、前述の4節リンク機構30Aにおける第1リンク32のヒンジピン32bからラチェットリンク36のヒンジピン36aに変えられている。
なお、アームレスト20を前述した収納状態に操作するには、その高さを中立位置に戻し、その位置でラチェットリンク36のラチェット歯36cと回転ポール40とを係合させる必要がある。
例えば図面で示すリンク機構30では、4節リンク機構30Aから平行リンク機構30Bに切替えるときにシートバック12側の1節の位置を変えているが、電動式のロック機構を採用するなどして、シートバック12側の1節の位置を変える構成にすることも可能である。
また、アームレスト20を使用状態あるいは収納状態に作動させるための機構は、4節リンク機構30Aに代えて、シートバック12にアームレスト20を支持している部材をシートバックフレーム14側に設けたガイドレールなどに沿って移動させる構造を採用してもよい。
20 アームレスト
30A 4節リンク機構(作動機構)
30B 平行リンク機構
32a,34a ヒンジピン(アームレスト側の2節)
32b,34b ヒンジピン(シートバック側の2節)
Claims (1)
- 車両用シートのアームレストを、その使用状態あるいはシートバックの側面に添わせた収納状態に操作できる形式のアームレスト支持構造であって、
アームレストは、シートバックに対して作動機構によって使用状態あるいは収納状態に作動するように支持され、この作動機構は、アームレスト側とシートバック側とが、それぞれの二箇所において第1リンクおよび第2リンクで連結された4節リンク機構であり、第1リンクにおけるシートバック側の端部は、該シートバック側に回転可能に結合されたラチェットリンクに回転可能に結合され、4節リンク機構は、第1リンクおよび第2リンクにおけるシートバック側の2節を支点としてアームレスト側の2節が円弧状の軌跡で作動するように設定され、この4節リンク機構の作動により、アームレストを使用状態から収納状態に操作したときに、該アームレストの先端部を下方へ、かつ、後端部を上方へ移動させるように構成され、
4節リンク機構は、シートバック側の1節を、第1リンクとラチェットリンクとの結合部からシートバック側に対するラチェットリンクの結合部に変えることで平行リンク機構に切替え可能であり、この平行リンク機構は、使用状態にあるアームレストを上下方向へ平行移動させるように構成され、
ラチェットリンクはその二箇所においてラチェット歯を有し、これらの両ラチェット歯に個別のポールを係合させることにより、4節リンク機構においてアームレストを使用状態で位置決めし、かつ平行リンク機構においてアームレストを上下方向への調整位置で保持することが可能に構成されているアームレスト支持構造。
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