JPH0958976A - ブームヘッド脱着装置 - Google Patents

ブームヘッド脱着装置

Info

Publication number
JPH0958976A
JPH0958976A JP24051395A JP24051395A JPH0958976A JP H0958976 A JPH0958976 A JP H0958976A JP 24051395 A JP24051395 A JP 24051395A JP 24051395 A JP24051395 A JP 24051395A JP H0958976 A JPH0958976 A JP H0958976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
boom head
sheave
head
hydraulic cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24051395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2824032B2 (ja
Inventor
Akihiro Nagura
章弘 名倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd filed Critical Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP24051395A priority Critical patent/JP2824032B2/ja
Publication of JPH0958976A publication Critical patent/JPH0958976A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2824032B2 publication Critical patent/JP2824032B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 補助クレーンを用いることなく自力でブーム
先端部にブームヘッドを脱着できるブームヘッド脱着装
置を提供する。 【構成】 第1の油圧シリンダ21を伸ばすことによ
り、第2および第3のシーブ19,22間の距離は長く
なり、第1のシーブ18およびブームヘッド12間に張
るロープ13の長さは相対的に短くなる。よって、ブー
ムヘッド12は第1のシーブ18を介して吊り上げられ
る。第1の油圧シリンダ21をさらに伸ばすことによ
り、ブームヘッド12はさらに吊り上げられ、第2の油
圧シリンダ23の一端のフック部材25にブームヘッド
12のピン27が当接する。この状態で第2の油圧シリ
ンダ23を縮ませることにより、係合部25aはピン2
7と係合する。この状態で第1の油圧シリンダ21をさ
らに伸ばすことにより、ブームヘッド12はこの係合部
を中心に回動し、ブーム先端部に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーン等のブームの
先端部にブームヘッドを脱着するブームヘッド脱着装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図9に示すオールテレーン
クレーンの上部旋回体1には、起伏自在にボックスブー
ム2が設けられている。このボックスブーム2の先端部
にはブームヘッド3が取り付けられている。このブーム
ヘッド3には、主巻き上げロープ4が巻回されるブーム
ポイント・アイドラ・シーブ5およびブームポイント・
メイン・シーブ6が枢着している。このブームヘッド3
には種々の作業用アタッチメントが取り付けられる。例
えば、実開平5−46879号公報に示されるジブ脱着
装置により、ラフィングジブが作業用アタッチメントと
してブームヘッド3に取り付けられる。同公報では、ブ
ームヘッド先端部から吊り下げられたワイヤロープによ
ってラフィングジブのジブフートが吊り上げられ、架台
上にジブフートが載置された後、ブームヘッドの先端部
にラフィングジブのジブフートが取り付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構造をした
クレーンにおいては、ブームヘッド3は補助クレーンを
用いてブーム2の先端部に取り付けられており、ブーム
ヘッド自体の脱着装置は従来存在していなかった。この
ため、従来、クレーンの組み立て作業性は良くなく、し
かも、組み立て時に作業スペースが広く必要とされた。
【0004】また、大型クレーンの場合にはブームヘッ
ド3も大きい。従って、従来、構内走行時にこのブーム
ヘッド3がキャリア運転室7の前方視界を妨げるという
問題もあった。
【0005】また、ブームヘッドへの作業用アタッチメ
ントの脱着は、従来、アタッチメントの重心が吊り上げ
下げされることによって行われていた。しかし、作業用
アタッチメントの重心はアタッチメントの種類によって
それぞれ異なる。このため、ブームヘッドへのアタッチ
メントの脱着は、従来、上記公報に例示されるように、
各アタッチメントに固有の自力脱着装置によって行われ
ている。従って、ブームヘッドに装着するアタッチメン
トの種類によってその都度そのアタッチメントに適した
脱着装置を準備する必要があり、作業効率は良くなかっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたもので、ブーム先端部に対向
するブームヘッド部分に設けられた係止部と、ブームお
よびブームヘッド間につながれるロープと、このロープ
が掛けられてブームヘッドが吊り下げられる、ブーム先
端部に取り付けられた第1のシーブと、この第1のシー
ブに掛けられたロープの掛け回し方向を変える第2のシ
ーブと、ブームに一端が固定された第1のシリンダと、
この第1のシリンダの他端に枢支され、第2のシーブで
方向が変えられたロープが掛け回される第3のシーブ
と、第1のシーブの下方に端部が移動する第2のシリン
ダと、この第2のシリンダの上記端部に設けられた、ブ
ームヘッドの係止部に係合する係合部とを備え、ブーム
ヘッド脱着装置を構成した。
【0007】
【作用】第1のシリンダを伸ばすことによって第2およ
び第3のシーブ間の距離は長くなり、ブームおよびブー
ムヘッド間につながれたロープは、これらシーブ間に張
る長さが長くなる。従って、第1のシーブおよびブーム
ヘッド間に張るロープ長さは相対的に短くなり、ブーム
ヘッドは第1のシーブを介して吊り上げられる。この
際、第2のシリンダを伸ばし、この第2のシリンダに設
けられた係合部をブーム先端部から突出させておく。第
1のシリンダをさらに伸ばすことにより、ブームヘッド
はさらに吊り上げられてブーム先端部に近付き、第2の
シリンダに設けられた係合部にブームヘッドの係止部が
当接する。この状態で第2のシリンダを縮ませることに
より、第2のシリンダに設けられた係合部はブームヘッ
ドの係止部と係合し、ブームヘッドはブーム先端側に引
き寄せられる。この状態で第1のシリンダをさらに伸ば
すことにより、ブームヘッドはこの係合部を中心に回動
し、ブームヘッドはブーム先端部に対向して配置され
る。この際、第2のシリンダを伸縮させることにより、
ブームヘッドを吊り上げる際の重心のずれが吸収され
る。さらに、第1および第2のシリンダの各シリンダ長
が調節されることにより、ブームヘッドはブーム先端部
に装着される。
【0008】また、構内走行時に第2のシリンダを伸ば
すことにより、ブームヘッドは係合部を介して押し上げ
られる。
【0009】また、第1および第2のシリンダの伸縮に
より、ブームヘッドは、その重心位置にかかわらず、第
2のシリンダとの係合部を中心に回動してブーム先端部
に脱着される。このため、ブームヘッドに取り付けられ
るアタッチメントもその重心位置にかかわらず、ブーム
ヘッドと共にブーム先端部に脱着される。
【0010】
【実施例】次に、本発明によるブームヘッド脱着装置を
オールテレーンクレーンに適用した一実施例について説
明する。
【0011】本実施例によるブームヘッド脱着装置の概
略構造は、図1の側面図を参照して以下のように説明さ
れる。
【0012】オールテレーンクレーンのボックスブーム
先端部のブーム基部11とブームヘッド12との間に
は、一対のワイヤロープ13がつながれている。つま
り、各ワイヤロープ13の一端13aはピン14によっ
てブームヘッド12の両側部に接続されており、各ワイ
ヤロープ13の他端13bはブーム基部11の先端上部
にピン15によって接続されている。
【0013】また、ブーム基部11の先端部にはブラケ
ット16が設けられている。このブラケット16間には
ブームヘッド12が収納される。各ブラケット16に
は、円筒状のピン17を軸として第1のシーブ18が取
り付けられている。この第1のシーブ18にはワイヤロ
ープ13が掛けられ、ブームヘッド12が吊り下げられ
る。また、ワイヤロープ端13bが接続されたピン15
の下部のブーム基部11には、第2のシーブ19がピン
20によって取り付けられている。この第2のシーブ1
9は、第1のシーブ18に掛けられたワイヤロープ13
の掛け回し方向を変えている。また、第2のシーブ19
を枢支するピン20により、第1の油圧シリンダ21の
チューブ端が固定されている。この第1の油圧シリンダ
21の他端には第3のシーブ22が枢支されており、第
2のシーブ19で方向が変えられたワイヤロープ13が
掛け回されている。この第3のシーブ22は、第1の油
圧シリンダ21の伸縮により、図の左右方向に移動す
る。これら第1,第2,第3のシーブ18,19,22
および第1の油圧シリンダ21はボックスブーム中心の
左右にそれぞれ対になって設けられており、第2,第3
のシーブ19,22および第1の油圧シリンダ21はボ
ックスブーム内に設けられている。
【0014】ボックスブーム中心下部のブーム基部11
には1本の第2の油圧シリンダ23が設けられており、
この第2の油圧シリンダ23のロッド側チューブ端がピ
ン24によってブーム基部11に取り付けられている。
この第2の油圧シリンダ23のロッド端にはフック部材
25が設けられており、このフック部材25の先端部に
は凹状の係合部25aが形成されている。第2の油圧シ
リンダ23のロッドが伸びることにより、ロッド端のフ
ック部材25は第1のシーブ18の下方に移動する。
【0015】一方、ブームヘッド12の一側面には一対
のブラケット26が設けられており、このブラケット2
6間にはピン27がわたされている。このピン27は係
止部を構成しており、第2の油圧シリンダ23に取り付
けられたフック部材25の係合部25aに係合する。ピ
ン27が設けられたブームヘッド12の側面は、ブーム
ヘッド装着時にブーム基部11の先端部に対向する側面
である。この側面には位置決めストッパ28が設けられ
ており、この位置決めストッパ28を用いて後述のよう
にブームヘッド12の取り付け位置が案内される。ま
た、ブームヘッド12の側面にはピン挿入穴29が設け
られており、後述のようにこのピン挿入穴29と第1の
シーブ18を枢支する円筒状ピン17とにピンが挿入さ
れ、ブームヘッド12がブーム基部11に取り付けられ
る。
【0016】なお、シーブ30は、主巻き上げロープが
巻回されるブームポイント・メイン・シーブである。ブ
ームポイント・アイドラ・シーブは、ブーム基部11の
側の第1のシーブ18に並設されているが、図示されて
いない。また、ジブ受部33には、作業用アタッチメン
トであるラフィングジブが後述のように取り付けられ
る。
【0017】このような構造において、本実施例による
ブームヘッド脱着装置を用いたブームヘッドの装着操作
について、図1から図5の側面図を参照して以下に説明
する。
【0018】まず、第1の油圧シリンダ21を縮めた状
態でワイヤロープ13が引き出され、地上にあるブーム
ヘッド12にワイヤロープ13の一端13aが取り付け
られる(図1参照)。次に、第1の油圧シリンダ21に
送油され、そのロッドが伸ばされる(図2参照)。第1
の油圧シリンダ21を伸ばすことによって第2および第
3のシーブ19,22間の距離は長くなり、ブーム基部
11およびブームヘッド12間につながれたワイヤロー
プ13は、これらシーブ19,22間に張る長さが長く
なる。従って、第1のシーブ18およびブームヘッド1
2間に張るロープ長さは相対的に短くなり、ブームヘッ
ド12は第1のシーブ18を介して吊り上げられる。こ
の際、第2の油圧シリンダ23にも送油されて第2の油
圧シリンダ23のロッドも伸ばされ、ロッド端のフック
部材25の係合部25aがブーム基部11の先端部から
突出させられる。
【0019】第1の油圧シリンダ21のロッドがさらに
伸ばされることにより、ブームヘッド12はさらに吊り
上げられてブーム基部11の先端部に近付き、ブームヘ
ッド12のピン27がフック部材25に当接する(図3
参照)。この状態で第2の油圧シリンダ23のロッドを
縮ませることにより、第2の油圧シリンダ23のロッド
端に設けられた係合部25aは図の右方へ移動し、ブー
ムヘッド12のピン27と係合する(図4参照)。従っ
て、第2の油圧シリンダ12のロッドをさらに縮ませる
ことにより、ブームヘッド12はブーム基部11の先端
部に引き寄せられる。この状態で第1の油圧シリンダ2
1がさらに伸ばされることにより、ブームヘッド12は
ピン14を吊点として上方に引っ張られ、ピン27を中
心に回動する。この際、第2の油圧シリンダ23を伸縮
させてフック部材25を左右に動かすことにより、ブー
ムヘッド12を吊り上げる際の重心のずれが吸収され、
また、ブームヘッド12の回動中心が調整される。この
回動操作により、ブームヘッド12のピン27が設けら
れた一側面は、ブーム基部11の先端部に対向配置され
る。
【0020】さらに、第1および第2の各油圧シリンダ
21,23が交互に操作されて各シリンダ長が調節され
ることにより、ブームヘッド12はブーム基部11のブ
ラケット16間に引き込まれる。この際、ブームヘッド
12の位置決めストッパ28がブーム基部11の先端部
下部に当接して、ブームヘッド12のブーム基部11へ
の取り付け位置が案内される。この位置案内によってブ
ームヘッド12のピン挿入穴29と第1のシーブ18を
枢支する円筒状ピン17の軸穴とが一致され、これら各
穴にピン31が挿入される(図5参照)。このピン31
の挿入によってブームヘッド12の上端がブラケット1
6に固定され、ブームヘッド12のブーム基部11への
装着が完了する。
【0021】一方、本実施例によるブームヘッド脱着装
置を用いたブームヘッドの取り外し操作は、上述した装
着操作の逆の手順によって行われる。
【0022】このような本実施例によるブームヘッド脱
着装置によれば、ブームヘッド12は、従来のように補
助クレーンを用いることなく、自力でブームの先端部に
脱着される。このため、省力化が図れ、オールテレーン
クレーンの組み立て作業性は向上する。しかも、クレー
ンの組み立て時に作業スペースを広く必要とすることも
ない。
【0023】また、大型クレーンの場合にはブームヘッ
ドが大きく、構内走行時にブームヘッドがキャリア運転
室の前方視界を妨げていたが、本実施例のブームヘッド
脱着装置によればこのような問題も解消される。つま
り、構内走行時に、図6に示すように、第2の油圧シリ
ンダ23を伸ばすことにより、ブームヘッド12はこの
第2の油圧シリンダ23との係合部を介して押し上げら
れ、チルト・アップする。なお、同図において、図1か
ら図5と同一または相当する部分には同一符号を付して
その説明は省略する。また、同図に示すブームヘッド1
2は図1から図5に示すものと形状が異なり、また、ブ
ームヘッド12にはシングルトップ34が新たに設けら
れているが、ブームヘッド脱着装置の本質的構造は図1
から図5に示されるものと相違するものではない。
【0024】上記のように構内走行時にブームヘッド1
2がチルトアップされることにより、キャリア運転室3
5の前方視界からブームヘッド12は消え去る。すなわ
ち、大型のオールテレーンクレーンの場合においても、
前方視界を容易に確保することが可能になり、安全性を
向上させることができる。
【0025】また、第1および第2のシリンダ21,2
3の伸縮により、ブームヘッド12は、その重心位置に
かかわらず、第2の油圧シリンダ23との係合部である
ピン27を中心に回動し、ブーム基部11の先端部に脱
着される。このため、ブームヘッド12に取り付けられ
る作業用アタッチメントもその重心位置にかかわらず、
ブームヘッド12と共にブーム基部11の先端部に脱着
される。例えば、この作業用アタッチメントがラフィン
グジブである場合には、アタッチメントの装着は図7に
示すように行われる。
【0026】クレーンが作業現場に到着すると、構内走
行時にチルトアップされていたブームヘッド12は、同
図(a)に示す作業位置にセットされ、シングルトップ
34は折り畳まれる。そして、アウトリガ36の下に敷
板37が設置された後、上部旋回体の後端部にカウンタ
ウエイト38が取り付けられる。また、作業用アタッチ
メントであるラフィングジブ39がクレーン前方の地上
で組み立てられる。この際、中継ぎジブ39aと39b
との組み立てに際しては、上側ピン40だけが挿入さ
れ、下側ピンは挿入されない。次に、ブームが最も縮め
られて水平に倒された状態で、前述の第1のシーブ18
に挿入されていたピン31が抜かれ、第1の油圧シリン
ダ21が縮められることにより、ブームヘッド12はブ
ーム基部11の先端部から外されて降ろされる。次に、
ブームヘッド12のジブ受部33に、ラフィングジブ3
9のジブフート39cがフートピンによって接続され
る。その後、第1の油圧シリンダ21が伸ばされること
により、ブームヘッド12はラフィングジブボトムごと
同図(b)に示すように吊り上げられる。引き続いて第
1および第2の各油圧シリンダ21,23が前述のよう
に操作されることにより、ラフィングジブボトムが取り
付けられたブームヘッド12は、同図(c)に示すよう
にブーム基部11の先端部に装着される。この際、中継
ぎジブ39aは上側ピン40を中心にして図示のように
上方に回動する。
【0027】次に、ラフィングジブ起伏ワイヤロープお
よび主巻き上げワイヤロープのワイヤリングが行われ
る。その後、ラフィングジブ39が持ち上げられ、中継
ぎジブ39a,39b間に、ジブ下側のコネクトピン4
1が挿入される。この結果、ブームヘッド12にラフィ
ングジブ39が図8に示すようにセットされる。
【0028】このように本実施例によれば、作業用アタ
ッチメントであるラフィングジブ39は、その重心位置
にかかわらず、ブームヘッド12と共にブーム基部11
の先端部に脱着される。すなわち、種々のアタッチメン
トは、地上でブームヘッド12に取り付けることが可能
となり、その後、アタッチメントはブームヘッド12と
共にブーム基部11に自力脱着される。従って、従来、
アタッチメントの種類に応じてその都度準備する必要が
あった固有の自力脱着装置は不要になり、作業用アタッ
チメントのブームヘッド12への脱着は汎用的に行え
る。この結果、クレーンの組立性の向上が図れ、作業効
率は良くなる。
【0029】なお、上述の説明では作業用アタッチメン
トをラフィングジブとしたが、チルトジブやアディショ
ナルジブといった、メインブーム先端に脱着を必要とす
る他の作業用アタッチメントも同様に自力脱着すること
が可能である。
【0030】また、上記実施例では本発明によるブーム
ヘッド脱着装置をオールテレーンクレーンに適用した場
合について説明したが、他の建設機械にも同様に適用す
ることが可能であり、この場合においても上記実施例と
同様な効果が奏される。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ブ
ームヘッドは補助クレーンを用いることなく自力でブー
ムの先端部に脱着される。このため、省力化が図れ、建
設機械の組み立て作業性は向上する。しかも、組み立て
時に作業スペースを広く必要とすることもない。
【0032】また、構内走行時に第2のシリンダを伸ば
すことにより、ブームヘッドは係合部を介して押し上げ
られる。従って、構内走行時にキャリア運転室の前方視
界を確保することができ、安全性が向上する。
【0033】また、第1および第2のシリンダの伸縮に
より、ブームヘッドは、その重心位置にかかわらず、第
2のシリンダとの係合部を中心に回動してブーム先端部
に脱着される。このため、ブームヘッドに取り付けられ
るアタッチメントもその重心位置にかかわらず、ブーム
ヘッドと共にブーム先端部に脱着される。従って、アタ
ッチメントをブームヘッドに地上で取り付けた後、ブー
ムヘッドと共にアタッチメントをブーム先端部に自力脱
着することが可能になる。よって、アタッチメントのブ
ームヘッドへの脱着は汎用的に行え、組立性の向上が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるブームヘッド脱着装置
を用いたブームヘッド装着操作の第1の過程を示す側面
図である。
【図2】本実施例によるブームヘッド脱着装置を用いた
ブームヘッド装着操作の第2の過程を示す側面図であ
る。
【図3】本実施例によるブームヘッド脱着装置を用いた
ブームヘッド装着操作の第3の過程を示す側面図であ
る。
【図4】本実施例によるブームヘッド脱着装置を用いた
ブームヘッド装着操作の第4の過程を示す側面図であ
る。
【図5】本実施例によるブームヘッド脱着装置を用いて
ブームヘッドがブーム先端部に装着された状態を示す側
面図である。
【図6】本実施例によるブームヘッド脱着装置が装備さ
れたオールテレーンクレーンの構内走行時の側面図であ
る。
【図7】本実施例によるブームヘッド脱着装置を用いた
作業用アタッチメントの自力装着操作を示す側面図であ
る。
【図8】本実施例によるブームヘッド脱着装置を用いて
作業用アタッチメントが自力装着された状態を示す側面
図である。
【図9】従来のオールテレーンクレーンの側面図であ
る。
【符号の説明】
11…ブーム基部 12…ブームヘッド 13…ワイヤロープ 14,15,20,24,31…ピン 16,26…ブラケット 17…円筒状ピン 18…第1のシーブ 19…第2のシーブ 21…第1の油圧シリンダ 22…第3のシーブ 23…第2の油圧シリンダ 25…フック部材 25a…係合部 27…ピン(係止部) 28…位置決め用ストッパ 29…ピン挿入穴 30…ブームポイント・メイン・シーブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブーム先端部に対向するブームヘッド部
    分に設けられた係止部と、前記ブームおよびブームヘッ
    ド間につながれるロープと、このロープが掛けられて前
    記ブームヘッドが吊り下げられる前記ブームの先端部に
    取り付けられた第1のシーブと、この第1のシーブに掛
    けられた前記ロープの掛け回し方向を変える前記ブーム
    に取り付けられた第2のシーブと、前記ブームに一端が
    固定された第1のシリンダと、この第1のシリンダの他
    端に枢支され前記第2のシーブで方向が変えられた前記
    ロープが掛け回される第3のシーブと、前記第1のシー
    ブの下方に端部が移動する前記ブームに取り付けられた
    第2のシリンダと、この第2のシリンダの前記端部に設
    けられたブームヘッドの前記係止部に係合する係合部と
    を備えて構成されたブームヘッド脱着装置。
JP24051395A 1995-08-28 1995-08-28 ブームヘッド脱着装置 Expired - Lifetime JP2824032B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24051395A JP2824032B2 (ja) 1995-08-28 1995-08-28 ブームヘッド脱着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24051395A JP2824032B2 (ja) 1995-08-28 1995-08-28 ブームヘッド脱着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0958976A true JPH0958976A (ja) 1997-03-04
JP2824032B2 JP2824032B2 (ja) 1998-11-11

Family

ID=17060644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24051395A Expired - Lifetime JP2824032B2 (ja) 1995-08-28 1995-08-28 ブームヘッド脱着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2824032B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007284167A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Kobelco Cranes Co Ltd 移動式クレーンのブームの取り付け方法及びブーム取り付け用具
US7341157B2 (en) * 2004-11-29 2008-03-11 Slobogean Methody W Enclosed-reeving, live-line boom
EP2223882A3 (de) * 2009-02-26 2010-11-24 Terex Demag GmbH Verfahren und Einrichtung zum An- und Abbau einer Zusatzeinrichtung am Hauptausleger eines Mobilkrans
JP5377728B1 (ja) * 2012-08-27 2013-12-25 Ihi建機株式会社 クレーンのフロントアタッチメント組立方法及び装置
EP2810913A1 (en) * 2013-06-03 2014-12-10 Tadano, Ltd. Jib attachment/detachment mechanism
JP2015031056A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 成幸利根株式会社 多軸掘削機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7341157B2 (en) * 2004-11-29 2008-03-11 Slobogean Methody W Enclosed-reeving, live-line boom
JP2007284167A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Kobelco Cranes Co Ltd 移動式クレーンのブームの取り付け方法及びブーム取り付け用具
EP2223882A3 (de) * 2009-02-26 2010-11-24 Terex Demag GmbH Verfahren und Einrichtung zum An- und Abbau einer Zusatzeinrichtung am Hauptausleger eines Mobilkrans
JP5377728B1 (ja) * 2012-08-27 2013-12-25 Ihi建機株式会社 クレーンのフロントアタッチメント組立方法及び装置
EP2810913A1 (en) * 2013-06-03 2014-12-10 Tadano, Ltd. Jib attachment/detachment mechanism
CN104210967B (zh) * 2013-06-03 2017-06-27 株式会社多田野 副臂的拆装装置
US9738497B2 (en) 2013-06-03 2017-08-22 Tadano Ltd. Jib attachment/detachment mechanism
JP2015031056A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 成幸利根株式会社 多軸掘削機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2824032B2 (ja) 1998-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007302352A (ja) クレーン及びクレーンのブーム起伏装置
JP2824032B2 (ja) ブームヘッド脱着装置
JP4835209B2 (ja) クレーンのウィンチ取外し方法および上部旋回体
JP4415643B2 (ja) クレーン
JP2004075294A (ja) タワークレーンのジブストラット自力組立方法
JP2796950B2 (ja) カウンタウエイトの脱着装置
JP4422845B2 (ja) カウンタウエイト取付け方法及び枠体支持手段
JP2726239B2 (ja) ジブクレーンに於けるリヤポスト支持ケーブルの組付け方法
JP3009375B2 (ja) クレ−ンブ−ムへのジブ着脱装置
JP2003054876A (ja) サイドフレームの着脱装置および着脱方法
JP6638434B2 (ja) クレーンのブーム取付方法
JPH10316366A (ja) ラフィングジブ組み立て方法
JPH08333776A (ja) カウンタウエイトの着脱装置
JP2002255478A (ja) ラッフィングジブクレーン及びその組立方法
JP4499227B2 (ja) タワークレーン
JP3754496B2 (ja) フックブロックの振れ止め装置
JP3917236B2 (ja) ラフィングジブ付きクレーン
JP3889521B2 (ja) 杭打機及びその作業床取付方法
JPH06294129A (ja) 掘削機の吊りロープガイド装置
JP2001310895A (ja) クローラクレーン用カウンターウエイト脱着装置
JPH10120371A (ja) ブライドルの移動装置
JPH07149498A (ja) 杭打機等のカウンタウエイト着脱装置
JPS592193Y2 (ja) 油圧掘削機の作業機
JPH07109091A (ja) タワークレーンのジブ装置
JP3174454B2 (ja) 杭打機のリーダ取付け取外し方法とその装置