JP5377728B1 - クレーンのフロントアタッチメント組立方法及び装置 - Google Patents

クレーンのフロントアタッチメント組立方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】クレーンのフロントアタッチメントの連結、組立てを簡単に且つ確実に行わせる。
【解決手段】クレーンのフロントアタッチメントであるブーム1に、インナージブ2、前ストラット3,後ストラット4の連結対象部品同士をユニット化する。ユニット化は、インナージブ2の基端部に固定したフレーム16に前ストラット3の端部を連結し、インナージブ2の基端部に回動できるように連結したフレーム15に後ストラット4の端部を連結することにより行う。ユニット化した連結対象部品Iの上記後ストラットの端部に設けた係合軸部20を、ブーム1の先端部の上側連結部UJに、係合させて連結させた後、該係合部を中心に連結対象部品Iを回動させて、ブーム先端部の下側連結部DJに、インナージブ基端部を位置合わせして連結する。
【選択図】図1

Description

本発明は、クレーンのフロントアタッチメント(作業装置)として用いられるブーム、ジブ、ストラットを組み立てるときに用いる組立方法及び装置に関するもので、詳しくは、ユニット化したジブと2本のストラットをブーム先端部に連結して組立てるときに用いる組立方法及び装置に関するものである。
クレーンのうち、たとえば、移動式クレーンは、クローラ等の下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前端部に取り付けたフロントアタッチメントを有している。
上記移動式クレーンのフロントアタッチメントは、上記上部旋回体の前端部に起伏できるように取り付けて使用するブームと、該ブームの先端部に基端部を起伏できるように連結して使用するジブと、更に、前ストラット及び後ストラットの2本のストラットとを備えたラフィング仕様のものがある。
かかるラフィング仕様の移動式クレーンにおいて、ブームとジブと2本のストラットとを連結してフロントアタッチメントを組み立てる場合は、従来、一般的には現地でブームの先端部に、ジブ、2本のストラット、等多くの部品を個別に連結するようにしていた。
そのため、現地での連結作業が大変で、フロントアタッチメントの組み立てに多くの時間と労力を必要としていた。
そこで、近年では、上記ブームと、該ブームの先端部に連結する上記ジブと、2本のストラットの如き連結対象部品を簡単に連結できるようにするために、上記連結対象部品を一体にしてユニット化し、該ユニットとした連結対象部品を、ブームの先端部に連結できるようにするものが提案されるようになってきている。
たとえば、上記連結対象部品のジブの上側に、前ストラットと後ストラットを順に重ねるようにして、該前ストラットと後ストラットを、ジブに連結して一体にすることによりユニット化するようにしたものがある(たとえば、非特許文献1、非特許文献2参照)。
"Transport Data"のカタログ第33頁、[online]、9.15m Luffing Jib Bottom Section[平成24年8月6日検索]、インターネット〈URL:http://www.hsc−crane.com/e/common/pdf/scx2800−2tw_sp.pdf〉 "SENNEBOGEN 7700"のカタログ第42頁、[online]、Lower boom WS 11.6m type 2002(with2a−frames)[平成24年8月6日検索]、インターネット〈URL:http://sennebogen.de/katalogu/7700_1111/〉
ところが、非特許文献1、非特許文献2には、いずれも、ジブに2本のストラットを連結して、ブーム先端部への連結対象部品をユニット化した構成が示されているのみであり、ブーム先端部への連結手段については全く開示されていないものである。
したがって、上記非特許文献1、非特許文献2に記載されたものは、ユニット化した連結対象部品を、現地にてブームの先端部のどの箇所に、どのようにして連結するのか、たとえば、一点支持構造とするように連結するのか、二点支持構造となるように連結するのかは、不明確なものである。
そこで、本発明は、ユニット化したジブ、2本のストラットの如き連結対象部品の連結面とブーム先端部の連結面を面状にして簡単に且つ確実に連結できるようにして、現地での組立時間の短縮化を図ることができるようにしたクレーンのフロントアタッチメント組立方法及び装置を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に対応して、クレーンのブーム先端部にジブ、一方と他方の2本のストラットを連結して組み立てるクレーンのフロントアタッチメントの組立方法において、上記フロントアタッチメントのブーム先端部に連結するインナージブと、一方と他方の2本のストラットの連結対象部品同士を、一方のストラットの端部を上記インナージブの基端部に固定した一方のフレームに連結し、他方のストラットの端部を上記一方のフレームとは別に上記インナージブの基端部に回動できるように連結した他方のフレームに連結することにより各ストラットの端部をインナージブの基端部から離れた位置にして一体にユニット化し、上記ユニット化した連結対象部品の上記他方のフレームに連結されている上記他方のストラットの端部を、上記ブーム先端部の上側連結部に係合させて、該連結対象部品の連結側をブーム先端部の上側連結部で受けて該連結対象部品を上記上側連結部を支点として回動できるようにし、次いで、上記連結対象部品をブーム先端部の上側連結部を支点として回動させて、ブーム先端部の下側連結部に、該連結対象部品のインナージブ基端部を位置合わせをして連結し、フロントアタッチメントを組み立てる方法とする。
又、請求項2に対応して、クレーンのブーム先端側にジブ、一方と他方の2本のストラットを連結して組み立てるクレーンのフロントアタッチメントの組立装置において、上記フロントアタッチメントのブーム先端部に連結するインナージブと、一方と他方の2本のストラットの連結対象部品同士を、一方のストラットの端部を上記インナージブの基端部に固定した一方のフレームに連結し、他方のストラットの端部を上記一方のフレームとは別に上記インナージブの基端部に回動できるように連結した他方のフレームに連結することにより各ストラットの端部をインナージブの基端部から離れた位置にして一体にユニット化し、上記ブーム先端部の上下二箇所に連結部を設けて、上側連結部を上方へ開く係止用溝を備えた構成とし、上記ユニット化した連結対象部品の上記他方のフレームに連結されている上記他方のストラットの端部あるいは該他方のストラットの端部位置よりずれた位置に、上記ブーム先端部の上側連結部の係止用溝に係合する係合軸部を設け、上記係合軸部を上記係合用溝に係合させて連結した連結対象部品を、上記係合用溝を支点として回動できるようにし、且つ上記ブーム先端部の下側連結部と、上記連結対象部品のインナージブ基端部を、位置合わせして連結できるようにして、フロントアタッチメントを組み立てるようにした構成とする。
更に、請求項3に対応して、ブーム先端部の下側連結部を、連結用ピンのピン挿入用孔を有するブラケットとして、該ブラケットのピン挿入用孔の位置よりも上方の位置に位置決め機構を設け、且つユニット化した連結対象部品のインナージブ基端部に、上記ブーム先端部のブラケットのピン挿入用孔に対応するピン挿入用孔を設けると共に先端面に上記ブーム先端部のブラケットに設けた位置決め機構にガイドされて係止されて位置決めが行われるようにしてある位置決め機構を備えたブラケットを設け、該インナージブ基端部のブラケットをブーム先端部のブラケットに嵌合させて、それぞれのピン挿入孔の位置合わせが行われるようにした構成とする。
請求項4に対応して、連結対象部品の一方のストラットの端部他方のストラットの端部の端部同士を着脱自在に連結することにより連結対象部品同士をユニット化するようにした構成とする。
本発明のクレーンのフロントアタッチメント組立方法及び装置によれば、次の如き優れた効果を発揮する。
(1)ブーム先端部に連結するインナージブと2本のストラットの連結対象部品同士を、一方のストラットの端部を該インナージブの基端部に固定した一方のフレームに連結し、且つ他方のストラットの端部を上記一方のフレームとは別に上記インナージブの基端部に回動できるように連結した他方のフレームに連結することにより各ストラットの端部をインナージブの基端部から離れた位置にして一体にユニット化して、該ユニット化した連結対象部品の上側の上記他方のストラットの端部をブーム先端部の上側連結部に係合させて支持させた後、連結対象部品の下側のインナージブ基端部を、ブーム先端部の下側連結部に連結するので、連結対象部品は上側を支点に回動させられることから、下側の連結が位置合わせがし易くなり、簡易迅速に且つ確実に連結させることができる。
(2)上記(1)により、ユニット化した連結対象部品が重量物であって吊った姿勢では揺動し易いものであっても、ブーム先端部の上側連結部に係合させることで安定させることができ、ブーム先端部の下側連結部への連結対象部品の連結を容易に行わせることができる。
本発明の実施の一形態を示す概略側面図である。 図1のA部を拡大して示す側面図である。 図1のB部を拡大して示す一部切断側面図である。 図3の状態からブーム先端部のブラケットにインナージブ基端部のブラケットを嵌合させて位置合わせができた状態を示す一部切断側面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4は本発明の実施の一形態として、ラフィング仕様のクレーンの組立てに適用する場合の例を示すものである。
すなわち、クレーンのフロントアタッチメントに用いられるブーム1、ジブにおけるインナージブ2、一方のストラットとしての前ストラット3、他方のストラットとしての後ストラット4の組み立ては、上記インナージブ2と前ストラット3と後ストラット4の連結対象部品同士を、符号Iで示す如く一体にしてユニット化する。次いで、該ユニット化した連結対象部品Iを現地に搬入した後、該連結対象部品Iの連結側(インナージブ2の基端側)の上下二箇所を、上記ブーム1の先端部の上下二箇所の連結部UJ,DJに、上側連結部UJで係合させ、下側連結部DJで位置決めして連結させることにより、ラフィング仕様のクレーンの組み立てを行うようにする。
詳述すると、上記ブーム1は4本の部材1aとラチス1bにより構成されている。該ブーム1の先端部には、三角形状のフレーム5が幅方向(左右方向)の両側より左右対称的に先端側に突出させられており、該左右のフレーム5同士は、幅方向に延びる図示しない部材により補強されて一体構造とされている。又、上記左右の各フレーム5の先端部には、図3に拡大して示す如く、本発明の特徴をなす連結用ピンの挿入用孔7と該挿入用孔7の位置よりも後方のやや上方位置に左右方向に延びるピンあるいはねじの如き位置決め用部材8を取り付けた2枚のプレート部材を上下方向に配設して二又構造としたブラケット6が取り付けてあり、このブラケット6の位置を下側連結部DJとするようにしてある。
更に、上記左右の各フレーム5の上側には、別のフレーム9がそれぞれ取り付けられていて、該フレーム9同士は、上記フレーム5と同様に図示しない幅方向(左右方向)に延びる部材により補強されて一体構造とされている。該左右の各フレーム9の頂点となる先端部には、図2に拡大して示すように、上記ブーム1を水平状態に倒した状態のときに本発明の特徴をなす上方と先端方向に開口する係止用溝11を有するブラケット10が、それぞれ取り付けてあり、該ブラケット10の係止用溝11の位置を、上側連結部UJとするようにしてある。
上記連結対象部品Iとしてのインナージブ2は、上記ブーム1と同様に4本の部材2aとラチス2bにより構成されており、基端部の幅方向(左右方向)両側の各2本の部材2aの端部には、図3に拡大して示す如く、前記したブーム1先端部の下側連結部DJとなる二又構造のブラケット6に嵌合するように1枚のプレート部材を突設した構造としてあるブラケット12が固定して設けてある。このブラケット12には、上記ブラケット6の連結用ピンの挿入用孔7に対応する挿入用孔13を中央部分に備え、且つ上記ブーム1側のブラケット6に設けられた位置決め機構としての位置決め用部材8にガイドされながら係止できる位置決め機構としての円弧状係止部14を先端面に形成してなる構成としてある。該インナージブ2の基端部の左右両側の各ブラケット12には、上記連結用ピンの挿入用孔13を避けた位置の間を連結して一体構造とする図示しない部材が左右方向に延びており、このブラケット連結部材に、ベースフレーム15の一端部(下端部)が回動可能に連結されている。
上記インナージブ2基端部の左右各ブラケット12と該インナージブ2の基端側における左右両側の上側に位置する部材2aに、下端を固定して上端を、連結用アーム18付きのブラケット17に固定したフレーム16を左右対称的に備える。該左右の各フレーム16の頂部に固定されているブラケット17には、4本の部材3aとラチス3bにより構成されている前ストラット3の左右両側のメインの部材3aの端部を、ピン19にて起伏可能に連結させるようにしてある。
更に、上記ベースフレーム15の他端部(図では上端部)には、左右方向に延びる図示しない部材が取り付けてあり、該左右方向に延びる部材の左右両端部にブラケット21が取り付けられている。上記左右の各ブラケット21には、上記前ストラット3と同様に、4本の部材4aとラチス4bにより構成されている後ストラット4の左右両側のメインの部材4aの端部をピン20により回動可能に連結し、上記後ストラット4が、上記ブラケット21のピン20を支点として起伏動作ができると共に、ベースフレーム15を介してインナージブ2の基端部を支点として起伏動作ができるようにしてある。上記後ストラット4の上記左右の各部材4aの端部をブラケット21に連結しているピン20は、前記したブーム1先端側の上側連結部UJの係合用の溝11に嵌合して係合する係合軸部として機能するようにしてある。上記ブラケット21には、上記フレーム16に固定されているブラケット17の連結用アーム18がピン22により着脱可能に連結されており、このピン22を外すことにより、前ストラット3と後ストラット4が切り離されるようにしてある。
このように、上記連結対象部品Iは、インナージブ2の基端部に、フレーム16を介して前ストラット3の端部を連結させると共に、ベースフレーム15を介して後ストラット4の端部を連結させるようにし、更に、前ストラット3と後ストラット4とを、前ストラット3側のブラケット17の連結用アーム18を後ストラット4側のブラケット21にピン22枢着して連結させることにより、インナージブ2、前後2本のストラット3,4を一体にしたユニットとするようにしてある。
なお、図中23は、ユニット化した連結対象部品Iをブーム1の先端部に連結する前に吊るときに用いるワイヤがある。
本発明のクレーンの組立装置は、上記のような構成としてあるので、予めユニット化した連結対象部品Iをトラックに搭載する等して現地に搬入し、現地に水平状態に倒されて待機中のブーム1の先端側に、上記連結対象部品Iの基端側を対向させて位置させる。
次に、上記現地に搬入されたユニット化された連結対象部品Iは、ブーム1の先端部の上下二箇所の連結部UJ,DJに連結するために上下左右の方向に自由に且つ容易に移動できるようにする。
そのために、たとえば、図1に示す如く、ユニット化した連結対象部品Iのインナージブ2に、補助クレーンの吊りワイヤ23を結着して、連結対象部品I全体を図1に示すように連結対象部品Iの連結側となる基端側が下方に傾斜する姿勢となるように吊り上げるようにし、この状態で連結側をブーム1の先端部の上下二箇所の連結部UJ,DJに近付けるようにする。
上記連結対象部品Iは、補助クレーンによる吊り上げにより揺動し易い状態にあるので、作業員の誘導によりブーム1の先端側に接近させるようにする。
上記連結対象部品Iがブーム1の先端側に接近させられると、先ず、ブーム1の先端部の上側連結部UJの左右両側部の係合用溝11に、上記連結対象部品Iの上端側の連結点である後ストラット4端部の係合軸部であるピン20を上方より落し込むようにして嵌合させて受けさせる。これにより、ユニット化されている上記連結対象部品Iの連結側は、後ストラット4の端部の係合軸部であるピン20を介して全体がブーム1先端部側の上側連結部UJに支持されることになる。上記係合用溝11は、上方及びブーム1の先端方向に開口するレの字状の断面形状となるようにしてあるので、上記連結対象部品Iの後ストラット4の係合軸部であるピン20を係合用溝11に接近させながら下降させることにより、容易に係合用溝11に嵌合させて係合させることができる。この場合、通常のピン連結方法と異なり、ピン挿入が不要なので、組立てが容易である。
次いで、補助クレーンで吊っている連結対象部品Iを上記係合用溝11に係合したピン20を支点に下降させながら、図1で時計方向に回動させるようにして、連結対象部品Iの下端側の連結点であるインナージブ2基端部のブラケット12を、ブーム1の先端部の下側連結部DJであるブラケット6に接近させるようにする。このとき、上記インナージブ2基端部のブラケット12は、上記ブーム1の先端部側の上側連結部UJに係合された後ストラット4の端部の係合軸部であるピン20を中心とした円弧で回動できる。上記ブラケット12の円弧状係止部14がブーム1側の下側連結部DJのブラケット6の位置決め用部材8に当って止まると、連結対象部品Iは回動ができなくなる。このように、連結対象部品Iの回動が停止させられることにより、上記ブラケット12のピン挿入用孔13と上記ブラケット6のピン挿入用孔7が同心状に一致させられる位置決めが行われることになる。すなわち、本発明においては、上記ブラケット12をブラケット6の位置決め用部材8に当て止めすることで位置決めできるようにしてある。
そのため、連結対象部品Iの下部連結点である上記ブラケット12とブーム1の先端部の下側連結部DJとの連結に際しては、上記ブーム1の先端部の上側連結部UJに係合された後ストラット4の端部の係合軸部であるピン20を中心に回動させて、上記インナージブ2端部のブラケット12を、ブーム1側の下側連結部DJのブラケット6の二又構造の内部に嵌合させながら上記ブラケット12の円弧状係止部14が位置決め用部材8に沿わされて係止されるまで回動させるようにする。上記回動する連結対象部品I側のブラケット12の円弧状係止部14が位置決め用部材8に係止して停止させられると、自動的に位置決めが行われるので、連結対象部品Iの回動が止められると、上記ブラケット6の外側から該ブラケット6のピン挿入用孔7とインナージブ2側のブラケット12のピン挿入用孔13に、連結用ピンを通すことによりブーム1の先端部の下側連結部DJと連結対象部品Iの下部連結点であるブラケット12との連結が行われることになる。
このようにして、ブーム1の先端部へのユニット化した連結対象部品Iの連結が終了すると、インナージブ2の先端側へのジブ先端部の連結を行うようにする。
上記において、ブーム1の先端部の下側連結部DJと連結対象部品Iの下部連結点であるブラケット12との連結は、該ブラケット12の先端部の円弧状係止部14がブーム1先端部のブラケット6に取り付けてある位置決め用部材8に押し当てられるだけで、すなわち、位置決め用部材8に当ってからガイドされながら位置決めされて停止させられることにより、位置決めされるようにしてあるので、上記ブーム1側のブラケット6のピン挿入用孔7と連結対象部品I側のブラケット12のピン挿入用孔13との芯合わせを簡単に且つ確実に行わせることができるという利点を有する。又、上記位置決め用部材8は、ブラケット6のピン挿入用孔7の位置よりも上方位置に設けてあるため、ブーム1の先端部に連結対象部品Iを連結してクレーンの組み立てを行った後に、ブーム1及びインナージブ2を作業状態にするときに、上記位置決め用部材8が障害となるようなことはない。
なお、本発明は、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、たとえば、ブーム1の先端部の上側連結部UJとするブラケット10の係止用溝11は、ブーム先端部の左右両側部に設けて、左右の二箇所でピン20を受けるようにした場合を示したが、上記係止用溝11は、左右いずれか一方のみあるいは中央部の一箇所に設ける構成として、ユニット化した連結対象部品Iの上部連結部を1点支持方式とするようにしてもよく、又、上記係止用溝11は、レの字状の断面形状となるように開口するものとした場合を示したが、上方のみに開口するU字構造やV字形状などピン20を係合できて支持させることができるものであれば、任意の溝形状とすることができる。更に、ブーム1の先端部の下側連結部DJとなるブラケット6は、二又構造として、プレート状としたインナージブ基端部のブラケット12を嵌合できるようにした場合を示したが、上記ブラケット12を二又状にして、ブラケット6をプレート状とするようにしてもよく、後ストラット4の端部をブラケット21に連結するピン20を、ブーム1側の上側連結部UJの係合用溝11に係合させる係合軸部とする場合を示したが、係合軸部は、上記ピン20の位置よりずれた位置に別途設けるようにしてもよい。位置決め機構として、位置決め用部材8と円弧状係止部14による場合を示したが、これに限定されるものではなく、ブラケット12をブラケット6に嵌合させるときに、当て止めにより位置決めができるものであれば、どのようなものでもよい。更に又、連結対象部品Iをブーム1先端部に連結する際に補助クレーンで吊るようにしたものを例示したが、昇降機構を用意して連結対象部品Iを持ち上げるようにしてもよいこと、移動式クレーンの場合を示したが、別のクレーンにも適用できることは当然であり、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
I 連結対象部品
1 ブーム
2 インナージブ
3 前ストラット
4 後ストラット
5 フレーム
6 ブラケット
7 ピン挿入用孔
8 位置決め用部材(位置決め機構)
9 フレーム
11 係合用溝
12 ブラケット
13 ピン挿入用孔
14 円弧状係止部(位置決め機構)
15 ベースフレーム
16 フレーム
20 ピン(係合軸部)

Claims (4)

  1. クレーンのブーム先端部にジブ、一方と他方の2本のストラットを連結して組み立てるクレーンのフロントアタッチメントの組立方法において、
    上記フロントアタッチメントのブーム先端部に連結するインナージブと、一方と他方の2本のストラットの連結対象部品同士を、一方のストラットの端部を上記インナージブの基端部に固定した一方のフレームに連結し、他方のストラットの端部を上記一方のフレームとは別に上記インナージブの基端部に回動できるように連結した他方のフレームに連結することにより各ストラットの端部をインナージブの基端部から離れた位置にして一体にユニット化し、
    上記ユニット化した連結対象部品の上記他方のフレームに連結されている上記他方のストラットの端部を、上記ブーム先端部の上側連結部に係合させて、該連結対象部品の連結側をブーム先端部の上側連結部で受けて該連結対象部品を上記上側連結部を支点として回動できるようにし、
    次いで、上記連結対象部品をブーム先端部の上側連結部を支点として回動させて、ブーム先端部の下側連結部に、該連結対象部品のインナージブ基端部を位置合わせをして連結し、フロントアタッチメントを組み立てること
    を特徴とするクレーンのフロントアタッチメント組立方法。
  2. クレーンのブーム先端側にジブ、一方と他方の2本のストラットを連結して組み立てるクレーンのフロントアタッチメントの組立装置において、
    上記フロントアタッチメントのブーム先端部に連結するインナージブと、一方と他方の2本のストラットの連結対象部品同士を、一方のストラットの端部を上記インナージブの基端部に固定した一方のフレームに連結し、他方のストラットの端部を上記一方のフレームとは別に上記インナージブの基端部に回動できるように連結した他方のフレームに連結することにより各ストラットの端部をインナージブの基端部から離れた位置にして一体にユニット化し、
    上記ブーム先端部の上下二箇所に連結部を設けて、上側連結部を上方へ開く係止用溝を備えた構成とし、
    上記ユニット化した連結対象部品の上記他方のフレームに連結されている上記他方のストラットの端部あるいは該他方のストラットの端部位置よりずれた位置に、上記ブーム先端部の上側連結部の係止用溝に係合する係合軸部を設け、
    上記係合軸部を上記係合用溝に係合させて連結した連結対象部品を、上記係合用溝を支点として回動できるようにし、且つ上記ブーム先端部の下側連結部と、上記連結対象部品のインナージブ基端部を、位置合わせして連結できるようにして、フロントアタッチメントを組み立てるようにした構成を有すること
    を特徴とするクレーンのフロントアタッチメント組立装置。
  3. ブーム先端部の下側連結部を、連結用ピンのピン挿入用孔を有するブラケットとして、該ブラケットのピン挿入用孔の位置よりも上方の位置に位置決め機構を設け、
    且つユニット化した連結対象部品のインナージブ基端部に、上記ブーム先端部のブラケットのピン挿入用孔に対応するピン挿入用孔を設けると共に先端面に上記ブーム先端部のブラケットに設けた位置決め機構にガイドされて係止されて位置決めが行われるようにしてある位置決め機構を備えたブラケットを設け、該インナージブ基端部のブラケットをブーム先端部のブラケットに嵌合させて、それぞれのピン挿入孔の位置合わせが行われるようにした
    請求項2記載のクレーンのフロントアタッチメント組立装置。
  4. 連結対象部品の一方のストラットの端部他方のストラットの端部の端部同士を着脱自在に連結することにより連結対象部品同士をユニット化するようにした
    請求項2又は3記載のクレーンのフロントアタッチメント組立装置。
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JPH02182695A (ja) * 1988-12-29 1990-07-17 Kato Works Co Ltd 伸縮ブーム先端へのジブ連結装置
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