JP3754496B2 - フックブロックの振れ止め装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフックブロックの振れ止め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、クローラ式クレーンの一例をビル建設工事などのような高い揚程と長い旋回半径とが要求される揚重作業に適したタワークレーン仕様に組み立てた状態を示すものである。
【0003】
1は下部走行体であり、該下部走行体1は、左右一対のクローラ2を有している。
【0004】
3は上部旋回体であり、該上部旋回体3は、下部走行体1の上面に旋回可能に設けられており、この上部旋回体3の上面前端中央部分には、ブラケット4が固着され、また、上部旋回体3の上面前端右側寄り部分には、キャブ5が搭載されている。
【0005】
6はウインチであり、該ウインチ6は、駆動源であるエンジン(図示せず)とともに、上部旋回体3の上面後端寄り部分に設けられた機器室7に内装されている。
【0006】
8はブームであり、該ブーム8は、鋼管トラス構造のインナブーム8a、適宜の数のインサートブーム8b、アウタブーム8cを直列に接続したものであり、インナブーム8aの基端部は、上部旋回体3の幅方向へ略水平に延びるブームフートピン9によって前記のブラケット4に枢支されている。
【0007】
上記のアウタブーム8cの先端近傍部分の背面(ブーム8の起伏角度が小さい状態においては上側を向き且つブーム8の起伏角度が大きい状態においては上部旋回体3の後方側を向く面)側には、主巻用ガイドシーブ10と補巻用ガイドシーブ11とが並列状態に、前記のブームフートピン9に平行する方向に延びるシーブピン10aによって枢支されている。
【0008】
また、アウタブーム8cの先端部分の腹面(ブーム8の起伏角度が小さい状態においては下側を向き且つブーム8の起伏角度が大きい状態においては上部旋回体3の前方側を向く面)側には、4個の主巻用ポイントシーブ12が前記のブームフートピン9に平行する方向に延びるシーブピン12aによって並列に枢支されている。
【0009】
さらに、前記の主巻用ポイントシーブ12の近傍のアウタブーム8c背面側には、主巻用水平シーブ13が前記の主巻用ポイントシーブ12のシーブピン12aに対して平行するように配置されている。
【0010】
14はAフレーム(起伏索支持フレーム)であり、該Aフレーム14は、上部旋回体3の前後方向へ揺動し得るように基端部が上部旋回体3の後端寄り部分に枢支されたテレスコピック構造の伸縮リンク14aと、上部旋回体3の前後方向へ揺動し得るように基端部が上部旋回体3の中央近傍部分に設けたブラケット15に枢支され且つ先端部が前記の伸縮リンク14aの先端部に枢支されたリンク14bと、基端部が前記のブラケット15に枢支され且つ先端部がリンク14bの中間部分に枢支された起伏用シリンダ14cとにより構成されており、該起伏用シリンダ14cのヘッド側流体室あるいはロッド側流体室に流体圧を付与すると、Aフレーム14が上部旋回体3に対して起伏するようになっている。
【0011】
また、Aフレーム14の伸縮リンク14a、リンク14bの両先端部が相互に枢支されている箇所には、ガイドシーブ16が枢支され且つ複数のシーブを有するAフレームヨーク17が連結されている。
【0012】
18はブーム支持用ペンダントロープであり、該ブーム支持用ペンダントロープ18の一端は、前記のアウタブーム8cの先端部分の背面側に係止され、また、ブーム支持用ペンダントロープ18の他端は、複数のシーブを有するイコライザ19に連結されている。
【0013】
20はブーム起伏用ロープであり、該ブーム起伏用ロープ20は、先に述べたウインチ6のブーム用ドラム(図示せず)に巻き付けられている。
【0014】
ブーム起伏用ロープ20の繰り出し端寄りの部分は、Aフレーム14に枢支されているガイドシーブ16に巻き掛けられたうえ、ブーム支持用ペンダントロープ18に連結されているイコライザ19のシーブとAフレーム14に連結されているAフレームヨーク17のシーブとに交互に巻き掛けられ、更に、繰り出し端がAフレームヨーク17に係止されている。
【0015】
このタワークレーン仕様のクローラ式クレーンでは、ウインチ6のブーム用ドラムにブーム起伏用ロープ20を巻き取ると、Aフレーム14に連結されているAフレームヨーク17にブーム支持用ペンダントロープ18に連結されているイコライザ19が近接し、これにより、ブーム8の起伏角度が大きくなる。
【0016】
また、ウインチ6のブーム用ドラムからブーム起伏用ロープ20を繰り出すと、Aフレーム14に連結されているAフレームヨーク17からブーム支持用ペンダントロープ18に連結されているイコライザ19が離反し、これにより、ブーム8の起伏角度が小さくなる。
【0017】
21はスプリング等の弾性体を内装したテレスコピック構造のスタビライザ(煽り止め)であり、該スタビライザ21の一端は、前記のブラケット15に枢支され、また、スタビライザ21の他端は、インナブーム8aの先端近傍部分の背面側に枢支されている。
【0018】
22はジブであり、該ジブ22は、鋼管トラス構造のインナジブ22a、適宜の数のインサートジブ22b、アウタジブ22cを直列に接続したものであり、インナジブ22aの基端部は、上部旋回体3の幅方向へ略水平に延びるジブフートピン23によって、先に述べたアウタブーム8c先端近傍部分の腹面(ブーム8の起伏角度が小さい状態においては下側を向き且つブーム8の起伏角度が大きい状態においては上部旋回体3の前方側を向く面)側に枢支されている。
【0019】
上記のアウタジブ22cの先端部には、補巻用ポイントシーブ24が枢支されている。
【0020】
25はストラットであり、該ストラット25は、上部旋回体3の前後方向へ揺動し得るように基端部がアウタブーム8cの先端部に枢支されたAストラット25aと、該Aストラット25aの後方側に位置するように配置され且つ上部旋回体3の前後方向へ揺動し得るように基端部がアウタブーム8cの先端部に枢支されたBストラット25bと、一端がAストラット25aの先端部に連結され且つ他端がBストラット25bの先端部に連結されたCストラット25cとにより構成されている。
【0021】
26はジブ支持用ペンダントロープであり、該ジブ支持用ペンダントロープ26の一端は、前記のアウタジブ22cの先端部分の背面側に係止され、また、ジブ支持用ペンダントロープ26の他端は、Aストラット25aの先端部に係止されている。
【0022】
27はストラット支持用ペンダントロープであり、該ストラット支持用ペンダントロープ27の一端は、Bストラット25bの先端部に係止され、また、ストラット支持用ペンダントロープ27の他端は、複数のシーブを有するイコライザ28に連結されている。
【0023】
29はジブ起伏用ロープであり、該ジブ起伏用ロープ29は、先に述べたウインチ6のジブ用ドラム(図示せず)に巻き付けられている。
【0024】
ジブ起伏用ロープ29の繰り出し端寄りの部分は、ストラット支持用ペンダントロープ27に連結されているイコライザ28のシーブと上部旋回体3に設けられているポストヨーク(図示せず)のシーブとに交互に巻き掛けられ、更に、繰り出し端が上部旋回体3に設けられているポストヨーク(図示せず)に係止されている。
【0025】
このタワークレーン仕様のクローラ式クレーンでは、ウインチ6のジブ用ドラムにジブ起伏用ロープ29を巻き取ると、上部旋回体3に設けられているポストヨークにストラット支持用ペンダントロープ27に連結されているイコライザ28が近接し、後方側へ回動するストラット25の変位がジブ支持用ペンダントロープ26を介してジブ22に伝達されることにより、ジブ22の起伏角度が大きくなる。
【0026】
また、ウインチ6のジブ用ドラムからジブ起伏用ロープ29を繰り出すと、上部旋回体3に設けられているポストヨークからストラット支持用ペンダントロープ27に連結されているイコライザ28が離反し、ジブ22の重量によって前方側へ回動するストラット25の変位がジブ支持用ペンダントロープ26を介してジブ22に伝達されることにより、ジブ22の起伏角度が小さくなる。
【0027】
30は補巻用ロープであり、該補巻用ロープ30は、先に述べたウインチ6の補巻用ドラム(図示せず)に巻き付けられている。
【0028】
補巻用ロープ30の繰り出し端寄りの部分は、アウタブーム8cに枢支されている補巻用ガイドシーブ11、アウタジブ22cに枢支されている補巻用ポイントシーブ24に巻き掛けられてアウタジブ22cの先端部より垂下し、更に、補巻用フックブロック31のシーブに下方から巻き掛けられたうえ、繰り出し端がアウタジブ22cの先端部に係止されている。
【0029】
このタワークレーン仕様のクローラ式クレーンでは、ウインチ6の補巻用ドラムに補巻用ロープ30を巻き取ると、アウタジブ22cの先端部に向って補巻用フックブロック31が上昇し、ウインチ6の補巻用ドラムから補巻用ロープ30を繰り出すと、アウタジブ22cの先端部に対して補巻用フックブロック31が下降する。
【0030】
32は主巻用ロープであり、該主巻用ロープ32の基端は、先に述べたウインチ6の主巻用ドラム(図示せず)に係止され且つ主巻用ロープ32の基端寄り部分は、主巻用ドラムに繰り出し可能に巻き付けられている。
【0031】
また、主巻用ロープ32の主巻用ドラムから繰り出された部分は、主巻用ガイドシーブ10、主巻用ポイントシーブ12、主巻用フックブロック33のシーブ、他の主巻用ポイントシーブ12、主巻用水平シーブ13に巻き掛けられ、更に、主巻用ロープ32の繰り出し端は、ブーム8を構成するアウタブーム8cの所定箇所に係止されており、主巻用ドラムを適宜回動させると、主巻ドラムに対して主巻用ロープ32が巻き取られ、あるいは繰り出されることにより、主巻用シーブブロック33が昇降する。
【0032】
このタワークレーン仕様のクローラ式クレーンでは、ウインチ6の主巻用ドラムに主巻用ロープ32を巻き取ると、アウタブーム8cの先端部に向って主巻用フックブロック33が上昇し、ウインチ6の主巻用ドラムから主巻用ロープ32を繰り出すと、アウタブーム8cの先端部に対して主巻用フックブロック33が下降する。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】
図3に示すクローラ式クレーンにおいて、ブーム8を略直立させると、図4に示すように、ブーム8を構成しているアウタブーム8cの腹面側の近傍に主巻用フックブロック33が位置することになるが、この状態で、下部走行体1を作動させることによりクレーンを移動させる際や、上部旋回体3を作動させてクレーンを旋回させる場合、また、補巻用ロープ30を巻き取り、或いは繰り出すことによって、補巻用フックブロック31を昇降させる際には、ブーム8に生じる揺動や振動に起因して、主巻用ロープ32によってブーム8の先端部分に吊り下げられた状態になっている主巻用フックブロック33が揺動する。
【0034】
この主巻用フックブロック33の揺動が大きい場合には、該主巻用フックブロック33がアウタブーム8cの腹面に断続的に接触することにより、ブーム8、上部旋回体3を介してキャブ5に振動が伝達され、該キャブ5に乗り込んでいる運転者が不快感を感じることがある。
【0035】
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、ブームが略直立した状態におけるフックブロックとブームとの断続的な接触を防止するフックブロックの振れ止め装置を提供することを目的としている。
【0036】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載のフックブロックの振れ止め装置では、ブームの腹面に対峙するように該ブームの先端部から垂下されるフックブロックのブーム側の部位に、ブームの幅方向に略水平に延びる丸棒状のローラを枢支し、ブームの先端部腹面に保護部材を、ブームを略直立させた状態において前記のローラが常時当接するように設けている。
【0037】
また、本発明の請求項2に記載のフックブロックの振れ止め装置では、上述した本発明の請求項1に記載のフックブロックの振れ止め装置における保護部材をブームに対して着脱自在に構成している。
【0038】
更に、本発明の請求項3に記載のフックブロックの振れ止め装置では、上述した本発明の請求項1あるいは請求項2に記載のフックブロックの振れ止め装置において、ブームの幅方向に並設した複数の分割保護板により保護部材を構成している。
【0039】
更にまた、本発明の請求項4に記載のフックブロックの振れ止め装置では、上述した本発明の請求項3に記載のフックブロックの振れ止め装置において、隣接する分割保護板の間に間隙を形成する。
【0040】
本発明の請求項1から請求項4に記載のフックブロックの振れ止め装置のいずれにおいても、ブームを略直立させた状態においては、フックブロックに設けたローラがブームの先端部腹面に設けた保護部材に常時当接し、クレーンの移動、旋回及び補巻などの通常の作動に伴うブームの揺動や振動に起因するフックブロックとブームとの断続的な接触を防止する。
【0041】
本発明の請求項2に記載のフックブロックの振れ止め装置においては、必要に応じて保護部材を取り外すことにより、ブームの重量軽減を図る。
【0042】
本発明の請求項3に記載のフックブロックの振れ止め装置においては、保護部材を複数の分割保護板によって構成することにより、保護部材の取り扱いを容易にする。
【0043】
本発明の請求項4に記載のフックブロックの振れ止め装置においては、複数の分割保護板の間に間隙を形成することにより、保護部材の重量の軽減を図る。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0045】
図1及び図2は本発明のフックブロックの振れ止め装置の実施の形態の一例を示すものであり、図中、図3及び図4と同一の符号を付した部分は同一のものを表している。
【0046】
アウタブーム8cの先端部から垂下する主巻用フックブロック33にブーム8の幅方向に略水平に延びるローラ34を、ブーム8が略直立した状態において、該ブーム8の腹面に対峙するように、軸受35を介して枢支する。
【0047】
また、アウタブーム8cの先端部腹面に保護部材36を、ブーム8を略直立させた状態において、前記のローラ34が転動可能に常時当接するように設ける。
【0048】
保護部材36は、アウタブーム8cに対してUボルトなどの係合手段を介して取り外し可能に装着された枠体37と、それぞれアウタブーム8cの長手方向に延び且つアウタブーム8cの幅方向に所定の間隔を隔てて互いに略平行に前記の枠体37に取り付けられた複数の分割保護板38とにより構成されており、ブーム8を略直立させた状態においては、各分割保護板38に前記のローラ34が常時当接するようになっている。
【0049】
次に作動について説明する。
【0050】
図1及び図2に示すフックブロックの振れ止め装置においては、ブーム8が略直立すると、ブーム8を構成しているアウタブーム8cの腹面側に主巻用フックブロック33が対峙し、該主巻用フックブロック33に枢支されているローラ34がアウタブーム8cの腹面に設けた保護部材36の分割保護板38に当接することになる。
【0051】
このように、保護部材36にローラ34が当接しているので、クレーンの移動、旋回及び補巻などの通常の作動に伴ってブーム8に揺動や振動が生じても、主巻用ロープ32に吊り下げられた状態になっている主巻用フックブロック33に揺動が生じない。
【0052】
従って、図1及び図2に示すようなフックブロックの振れ止め装置を適用したクローラ式クレーンでは、主巻用フックブロック33がアウタブーム8cに断続的に接触することがなく、よって、主巻用フックブロック33とブーム8との接触による振動がブーム8を介してキャブ5に伝達されることがなくなり、該キャブ5に乗り込んでいる運転者が不快感を感じることがない。
【0053】
一方、先に述べたように、保護部材36を構成している枠体37は、アウタブーム8cに対して取り外し可能に装着されているので、クローラ式クレーンの撤収にあたっては、ブーム8から保護部材36を取り外すことによって、該保護部材36の損傷を防止することができる。
【0054】
図1及び図2における保護部材36は、隣接する各分割保護板38を所定の間隔を隔てるように配置することによって分割保護板38の数の縮小及び保護部材36の全体重量の軽減を図り、また、ブーム8に対する保護部材36の着脱作業を容易に行えるようにしているが、必要に応じて、複数の分割保護板38を間隙が形成されないように密に配置した構成、あるいは、分割保護板38を一体的にした構成としてもよく、また、ブーム8に対する保護部材36の着脱を考慮しない構成としてもよい。
【0055】
また、図1及び図2における主巻用フックブロック33は、ブーム8が略直立した状態においてシーブの枢支軸が保護部材36に対して直交する方向を向くようになっているが、ブーム8の先端部からの主巻用ロープ32の垂下のさせ方に起因して、ブーム8を略直立させた際に主巻用フックブロック33が図1に示す状態から垂直軸を中心として90°回転した位置、すなわち、シーブの枢支軸が保護部材36に対して平行になる方向を向くような場合には、シーブの枢支軸に対してローラ34が平行に位置するように該ローラ34を主巻用フックブロック33に枢支させる構成とすればよい。
【0056】
なお、本発明のフックブロックの振れ止め装置は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加え得ることは勿論である。
【0057】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のフックブロックの振れ止め装置によれば、下記のような種々の効果を奏し得る。
【0058】
(1)本発明の請求項1から請求項4に記載したフックブロックの振れ止め装置のいずれにおいても、ブームを略直立させた際に、ブームの先端部腹面に設けた保護板に当接するように、ローラをフックブロックに枢支させているので、クレーンの移動、旋回及び補巻などの通常の作動に伴うブームの揺動や振動に起因するフックブロックとブームとの断続的な接触を防止することができ、よって、フックブロックとブームとの接触による振動がブームを介してキャブに伝達されることがなく、該キャブに乗り込んでいる運転者が不快感を感じることがなくなる。
【0059】
(2)本発明の請求項2に記載したフックブロックの振れ止め防止装置では、保護部材をブームから取り外せるので、クレーンを撤収する際における保護部材の損傷を防止することができる。
【0060】
(3)本発明の請求項3に記載したフックブロックの振れ止め防止装置では、複数の分割保護板によって保護部材を構成しているので、ブームに対する保護部材の着脱作業を容易に行うことができる。
【0061】
(4)本発明の請求項4に記載したフックブロックの振れ止め防止装置では、隣接する分割保護板の間に間隔を形成しているので、分割保護板の数の縮小及び保護部材の全体重量の軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフックブロックの振れ止め装置の実施の形態の一例を示す側面図である。
【図2】図1におけるフックブロックの正面図である。
【図3】従来のクローラ式クレーンの一例を示す側面図である。
【図4】図3におけるブームを略直立させた状態のときのブームとフックブロックの関係を表す側面図である。
【符号の説明】
8 ブーム
33 主巻用フックブロック(フックブロック)
34 ローラ
36 保護部材
38 分割保護板

Claims (4)

  1. ブームの腹面に対峙するように該ブームの先端部から垂下されるフックブロックのブーム側の部位に、ブームの幅方向に略水平に延びる丸棒状のローラを枢支し、ブームの先端部腹面に保護部材を、ブームを略直立させた状態において前記のローラが常時当接するように設けたことを特徴とするフックブロックの振れ止め装置。
  2. 保護部材をブームに対して着脱自在に構成した請求項1に記載のフックブロックの振れ止め装置。
  3. ブームの幅方向に並設した複数の分割保護板により保護部材を構成した請求項2に記載のフックブロックの振れ止め装置。
  4. 隣接する分割保護板の間に間隙を形成した請求項3に記載のフックブロックの振れ止め装置。
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