JP3521093B2 - ロードシーブ構造 - Google Patents

ロードシーブ構造

Info

Publication number
JP3521093B2
JP3521093B2 JP33764794A JP33764794A JP3521093B2 JP 3521093 B2 JP3521093 B2 JP 3521093B2 JP 33764794 A JP33764794 A JP 33764794A JP 33764794 A JP33764794 A JP 33764794A JP 3521093 B2 JP3521093 B2 JP 3521093B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
load
sheave
plate
side plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33764794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08188380A (ja
Inventor
一喜 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP33764794A priority Critical patent/JP3521093B2/ja
Publication of JPH08188380A publication Critical patent/JPH08188380A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3521093B2 publication Critical patent/JP3521093B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は伸縮する最先端ブーム
以外に大荷重用フックを、最先端ブームに小荷重用フッ
クを有する移動式クレーンのロードシーブブラケットに
関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来は図5に示すような先端ブームaに
大荷重用フックbが設けてあるのが一般であり、補ジブ
を持つクレーン型式の場合の技術としては、小荷重フッ
クcのシーブdをブーム中心に配置すると共に、大荷重
用フックbのシーブeをブームの側面板fの内側に配置
した図6に示す構成において、ブームの幅寸法との関係
についての考案を述べている実開昭57−120590
号公報が参考となる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし従来の技術のも
ので、最先端ブームに大荷重用フックが設けてある場合
は、全段ブームを大荷重に耐える構造とする必要があ
り、更に先端部重量が嵩んで、安定度的に不利になる。
また上述の参考例のように、最先端部以外にロードシー
ブを設ける場合、ブーム幅の内側にロードシーブを設け
たものでは、最先端ブームの幅が小さくなったり、ブー
ム幅の外側にロードシーブを設けたものでは、ブラケッ
トが片持ちとなって、強度が低くなるなどの課題を抱え
ていた。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は上記の課題に
鑑みなされたもので、最先端ブーム以外に大荷重用フッ
クブロックを設け、ブーム側面上方にガイドシーブを、
側面下方及び下面に各々ロードシーブを配置して、ブー
ム上面を通るワイヤロープをガイドシーブを介してブー
ムの側面板に沿って下ろし、ブームの下面に設けた2つ
のプレートにピンにより支持されたロードシーブへ導く
と共に、2つのプレートのうちの1つの該プレート6を
側面板のほぼ真下に配置し、2つのプレートのうちの他
の1つの該プレート7がブーム2の側面板2aより内側
に配置され、該ロードシーブ4を該プレート6の外側に
配置し、該ロードシーブ5を該プレート6と該プレート
7の間に配置した構造とする。 【0005】 【作用】上述の構成により大荷重用フックの後端部の強
度のみで大荷重に対応でき、先端側に不必要な強度的負
担を掛けないですみ、ブームの断面構造を簡素にでき、
小荷重用フック作業時に最先端ブームに大荷重用フック
ブロックやロードシーブ等の重量物を装備しておく必要
がなくなる。 【0006】 【実施例】以下この発明の実施例について図面により説
明する。図1はこの発明のロードシーブの実施例の側面
図、図2は図1におけるZ視図を示す。図1において最
先端ブーム9には小荷重用フックブロック12が設けて
あり、大荷重用フックブロック11の方は最先端ブーム
9以外のブーム2に設けられている。 【0007】図1,図2においてブーム2の上部を通し
たワイヤロープ1は、ブーム2の側面板2aに取付けら
れたガイドシーブ3を介してブーム3の側面板2aに沿
って下がり、下面のロードシーブ4に導かれる。ブーム
2の下面にはロードシーブ4,5がプレート6,7にピ
ン8により枢支されており、ロードシーブ4へ導かれた
ワイヤロープ1は下がって大荷重用フックブロック11
のシーブへ入り、戻ってロードシーブ5へ導かれ、更に
もう一度大荷重用フックブロック11の別のシーブをへ
てソケット13に固定されている。 【0008】又ガイドシーブ3とロードシーブ4がブー
ム2の側面板2aの外側に設けられていることと、ロー
ドシーブ4,5をピン8で枢支するプレート6,7がブ
ーム2の側面板2aの外側へオーバーハングしていない
ことの2点から、ブーム9の断面を小さくすることな
く、ブーム2,9の断面を簡単な構造で強度を保持でき
ると共に軽量にもできる。 【0009】すなわちこの構造を採用することにより、
大荷重用フックブロック11が設けられたブーム2の後
端側の強度のみで大荷重に対応すればよいこととなり、
大荷重用フックブロック11より先端側のブーム9等に
不必要な強度的負担を掛けない構成が可能となり、ブー
ム軽量化や構造の簡素化が一層容易となる。また小荷重
用フックブロック12を使用する作業時に、最先端ブー
ム9に大荷重用フックブロック11やロードシーブ4,
5等の重量物を装備しておく必要がなくなることで、安
定度の良好な作業が可能となり、作業安全の面における
効果が高い。 【0010】図3は水平ブーム21と垂直ブーム22を
持ち、チルトフレーム23により連結されているクレー
ンにおいて、水平基端ブーム24に大荷重用ロードシー
ブ25を設けた実施例である。この実施例では垂直ブー
ム22を縮長し、水平ブーム21を伸長することによっ
て小荷重大作業半径を安定性よく作業することができる
外に、大中荷重を大作業半径で作業したい場合には、垂
直ブーム22を伸長して、水平ブーム21を縮長するこ
とにより対応可能である。 【0011】図4(A)は通常の伸縮機構付ブームの基
端ブーム26にロードシーブ25を設けた実施例、
(B)は通常の伸縮機構付ブームの中間ブーム28にロ
ードシーブ25を設けた実施例である。 【0013】 【発明の効果】この発明は以上詳述したように大荷重用
フックの後端側の強度のみで大荷重に対応し、大荷重用
フックより先端側に不必要な強度的負担と形状の制約を
与えない構成により、ブームの構造が簡素になり、強度
の確保が容易で、軽量化も達成される。さらに小荷重用
フックによる作業時に最先端ブームに大荷重用フックブ
ロックやロードシーブ等の重量物を装備しておく必要が
なくなり、安定度的にすぐれており、有利であるため、
作業安全の効果が高い。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明のロードシーブの実施例の側面図であ
る。 【図2】図1におけるZ視図を示す。 【図3】水平基端ブームにロードシーブを設けた実施例
である。 【図4】(A)は通常の伸縮機構付ブームの基端ブーム
にロードシーブを設けた実施例である。 (B)は通常の伸縮機構付ブームの中間ブームにロード
シーブを設けた実施例である。 【図5】従来の先端ブームに大荷重用フックを設けてい
る側面図である。 【図6】補ジブを持つクレーン型式の場合のシーブ配置
を示すブームの断面図である。 【符号の説明】 1 ワイヤロープ 2 ブーム 2a 側面板 3 ガイドシーブ 4 ロードシーブ 5 ロードシーブ 6 プレート 7 プレート 8 ピン 9 最先端ブーム 11 大荷重用フックブロック

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 伸縮自在なブームを有し、ブーム上面に
    ワイヤロープを通した移動式クレーンにおいて、最先端
    ブーム9以外に大荷重用フックブロック11を設け、ブ
    ーム2の側面上方にガイドシーブ3を、側面下方及び下
    面に各々ロードシーブ4,5を配置して、ブーム2上面
    を通るワイヤロープ1をガイドシーブ3を介してブーム
    2の側面板2aに沿って下ろし、ブーム2の下面に設け
    た2つのプレート6,7にピン8により支持されたロー
    ドシーブ4,5へ導くと共に、2つのプレートのうちの
    1つの該プレート6を側面板のほぼ真下に配置し、2つ
    のプレートのうちの他の1つの該プレート7がブーム2
    の側面板2aより内側に配置され、該ロードシーブ4を
    該プレート6の外側に配置し、該ロードシーブ5を該プ
    レート6と該プレート7の間に配置した構造を持つこと
    を特徴とするロードシーブ構造。
JP33764794A 1994-12-28 1994-12-28 ロードシーブ構造 Expired - Fee Related JP3521093B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33764794A JP3521093B2 (ja) 1994-12-28 1994-12-28 ロードシーブ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33764794A JP3521093B2 (ja) 1994-12-28 1994-12-28 ロードシーブ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08188380A JPH08188380A (ja) 1996-07-23
JP3521093B2 true JP3521093B2 (ja) 2004-04-19

Family

ID=18310630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33764794A Expired - Fee Related JP3521093B2 (ja) 1994-12-28 1994-12-28 ロードシーブ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3521093B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006023371A1 (de) * 2006-05-16 2007-11-22 Terex-Demag Gmbh & Co. Kg Teleskopierbarer Kranausleger
JP5871605B2 (ja) * 2011-12-21 2016-03-01 株式会社加藤製作所 荷重吊上げ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08188380A (ja) 1996-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4711358A (en) Counterbalancing type crane
EP0132892B1 (en) Mobile crane
US4946051A (en) Two-boom crawler crane
JP3521093B2 (ja) ロードシーブ構造
JP3523191B2 (ja) クレーンのアタッチメント支持装置
US6067735A (en) Boom support structure for a hoist rope support sheave
JPS6241192A (ja) カウンタバランスクレ−ン
US4165005A (en) Method and apparatus for the installation of the support element of a crane
JP4424141B2 (ja) クレーン
JP4019841B2 (ja) クローラクレーン
JP3227535B2 (ja) クレ−ンのブ−ム中間部での吊上機構
JP2006096506A5 (ja)
JPH0369832B2 (ja)
JP6531505B2 (ja) 伸縮ブームの取付構造
JPH1143288A (ja) クレーンのブームトップセクション
JP3754496B2 (ja) フックブロックの振れ止め装置
JP3234883B2 (ja) ラフィングジブクレ−ンのブ−ム吊り構造
JP2589487B2 (ja) トラツククレーンのアウトリガ装置
JP2593113Y2 (ja) ジブ取付け可能型クレーン車
JPH028952Y2 (ja)
JPS6111193Y2 (ja)
JP3866495B2 (ja) 建設機械のアクスルビーム支持装置
JPS6127904Y2 (ja)
JP2579702B2 (ja) ホイールクレーン
JP2793099B2 (ja) クレーンのシーブ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040130

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees