JPH0954927A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

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JPH0954927A
JPH0954927A JP20342195A JP20342195A JPH0954927A JP H0954927 A JPH0954927 A JP H0954927A JP 20342195 A JP20342195 A JP 20342195A JP 20342195 A JP20342195 A JP 20342195A JP H0954927 A JPH0954927 A JP H0954927A
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JP
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magnetic head
stopper
magnetic
gap
core
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JP20342195A
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Inventor
Michio Kamimura
道夫 上村
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートリバース用の磁気ヘッド装置では、磁
気ヘッドが180度回転したときにギャップと磁気テー
プの走行方向との角度を調整するアジマス調整機構が必
要となっていた。 【解決手段】 磁気ヘッドHaのシールドケース11内
ではホルダにコアが位置決めされ、このホルダにストッ
パ突起12eと12fが形成されている。ストッパ突起
12eと12fのストッパ面(イ)(ロ)は互いに同一
面であり、コアのギャップ接合面を基準として平面加工
されている。保持体31には互いに同一面に位置する位
置決め部34a、34bが設けられ、ストッパ面(イ)
(ロ)が位置決め面34a、34bに当たることにより
磁気ヘッドの向きが決められる。ストッパ面(イ)
(ロ)がコアのギャップ接合面を基準として決められて
いるため、アジマス調整作業は不要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ギャップを有する
磁気ヘッドが、回転軸を中心として回転して、磁気媒体
との接触向きが切換えられるオートリバース用の磁気ヘ
ッド装置に係り、特に磁気ヘッドが180度回転したと
きの位置決めを高精度にでき、180度回転したそれぞ
れの向きでの調整を不要にすることを可能にした磁気ヘ
ッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オートリバーステープレコーダ用の磁気
ヘッド装置として、磁気媒体である磁気テープの走行方
向が切換えられたときに、磁気ヘッドが180度回転す
るものがある。この180度の回転により、ヘッドの摺
動面に設けられた2トラック分の磁気コアのギャップと
磁気テープとの接触位置が切換えられる。図11は、従
来の回転切換え方式の磁気ヘッド装置HAを示す正面図
であり、図12は、磁気ヘッド装置HAの回転部分を示
す斜視図である。
【0003】図12に示す記録・再生用の磁気ヘッドH
aでは、シールドケース1の摺動面1aに、磁気コアの
対向ギャップGaが2トラック分現れている。磁気ヘッ
ドHaに並ぶ位置には消去ヘッドHbが設けられてい
る。消去ヘッドHbのホールドケース2の摺動面2aに
は、ダブルギャップ方式の消去トラックGbが現れてい
る。円盤状の台座3の前面には穴3aが形成されてお
り、前記磁気ヘッドHaと消去ヘッドHbの背部が前記
穴3a内に挿入され、樹脂接着剤などで固定されてい
る。台座3の前面では、磁気ヘッドHaに対する磁気テ
ープ走行方向の下流側位置に、テープガイド4が設けら
れている。台座3の背部側には円盤状の軸基体5が設け
られ、この軸基体5の中心部に回転軸6がかしめ固定さ
れている。
【0004】前記台座3には一対の取付穴3bが形成さ
れ、軸基体5には一対の雌ねじ穴5aが形成されてい
る。軸基体5は前記台座3の背面に設置され、取付穴3
bに挿入される取付ねじが雌ねじ穴5aに螺着されて、
台座3と軸基体5とが一対の取付穴3bの一方を基準と
して互いに固定される。軸基体5の外周には、その半径
方向に沿って延びるストッパ突起5bが一体に形成され
ている。このストッパ突起5bの両側面がストッパ面5
cと5dとなり、両ストッパ面5cと5dは互いにほぼ
平行となっている。
【0005】オートリバーステープレコーダの機構ユニ
ットでは、ヘッドベース上に図11に示す保持体7が固
定されている。この保持体7の中心部にはZ方向へ向け
られた軸受部が設けられており、前記回転軸6がこの軸
受部に回転自在に支持されている。保持体7には、一対
の調節ねじ8aと8bが螺着されており、また両調節ね
じ8aと8bは、板ばね9により図示上方へ付勢され
て、弛みが生じにくいようになっている。また回転軸6
と機構ユニット側との間には、歯車機構により回転軸6
を相反する方向へ180度回転させる機構と、180度
回転したそれぞれの向きにおいて回転軸6に対して付勢
力を与えるトーションばねなどが設けられている。
【0006】テープ走行方向がF方向(フォワード方
向)のときには、図11に示すように、ストッパ突起5
bのストッパ面5cが前記トーションばねなどの付勢力
を受けて調節ねじ8aに当たる。この調節ねじ8aのね
じ込み量を調節することによりF方向へ走行する磁気テ
ープに対してギャップGaが走行方向と直交する向きと
なるようにアジマス調節が行われる。磁気テープの走行
方向がR方向(リバース方向)へ切換えられると、台座
3が回転軸6の軸中心Oを中心として180度回転させ
られる。そしてストッパ突起5bの他方のストッパ面5
dが、トーションばねなどの付勢力を受けて調節ねじ8
bに当たる。このとき調節ねじ8bのねじ込み量を調節
することによりR方向へ走行する磁気テープに対するギ
ャップGaが走行方向に直交する向きとなるようにアジ
マス調節が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図12に示すように、
この磁気ヘッド装置HAでは、磁気ヘッドHaが台座3
に固定され、さらに台座3が軸基体5に固定され、この
軸基体5にストッパ突起5bが形成されている。したが
って磁気ヘッドHaのギャップGaからストッパ突起5
bに至る各部材の加工寸法および取付寸法の公差の累積
が多くなり、よってギャップGaの接合面と各ストッパ
面5cおよび5dを高精度に直角に設定するのは困難で
ある。そこで、図11に示すように、磁気テープの走行
方向がF方向とR方向のときとで、調節ねじ8aと8b
によりアジマス調節を行い、F方向とR方向へ走行する
磁気テープに対するギャップGaの向きを調節すること
が必要となっている。
【0008】しかし、図11に示すようなアジマス調節
のための機構を設けると、調節ねじ8aと8bおよび板
ばね9を保持体7に設けることが必要になり、保持体7
を構成する部品数が多くなる。またオートリバーステー
プレコーダの機構ユニットの組立が完了した時点で、各
調節ねじ8aと8bによりアジマス調節を行い、さらに
調節ねじ8aと8bを接着剤でロックすることが必要に
なり、調整作業工数が多くなる。
【0009】しかも、オートリバーステープレコーダを
長時間使用しているうちに、各調節ねじ8aと8bに弛
みが生じるおそれがある。この弛みが生じると、台座3
が180度回転したときの位置決めに狂いが生じ、磁気
テープに対するギャップGaの対向角度が変化し、再生
出力の低下などを生じることになる。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、磁気コアのギャップ接合面とストッパ面との位置
関係を高精度に設定することが可能な構造にして、磁気
ヘッドが180度回転したときに、磁気テープに対する
ギャップの向きの誤差を最小限にできるようにし、従来
のねじ締めによるアジマス調節作業を不要することも可
能とした磁気ヘッド装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケース内にギ
ャップを形成する磁気コアが収納された磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドを回転自在に支持する保持体とを有し、
磁気ヘッドの180度の回転により前記ギャップが磁気
媒体に接触する位置が切換えられる磁気ヘッド装置にお
いて、前記磁気ヘッド側には、前記磁気コアのギャップ
接合面と同一の面または平行な面上に位置し、しかも互
いに同一面または平行面となる一対のストッパ面が設け
られ、前記保持体には、磁気ヘッドが180度回転した
それぞれの向きにおいて、前記一対のストッパ面の一方
が当たる第1の位置決め部と、他方のストッパ面が当た
る第2の位置決め部が設けられていることを特徴とする
ものである。
【0012】本発明では、磁気ヘッドが保持体に回転自
在に支持され、または磁気ヘッドを支持する台座が保持
体に回転自在に支持されている。そして磁気ヘッド側に
設けられた一対のストッパ面は、磁気ヘッドでの磁気コ
アのギャップ接合面と同一面または平行な面となるよう
に形成されている。ストッパ面は、例えば、磁気ヘッド
にて磁気コアを保持しているホルダまたはシールドケー
ス、あるいは磁気ヘッドを支持する台座に形成される。
すなわち本発明は、ストッパ面が磁気コアの磁気ギャッ
プ接合面と同一面または平行な面上にあることを特徴と
している。
【0013】図12に示す従来例では、磁気ヘッドHa
でのギャップGaの接合面とストッパ面5cと5dとが
直交する向きであったため、ギャップ接合面を基準とし
て各ストッパ面5cと5dを正確な直交面とすることが
困難であった。しかし、本発明では、ギャップ接合面と
一対のストッパ面を同一面または平行面としているた
め、ギャップ接合面と各ストッパ面との関係を高精度に
設定することが容易である。例えば図10に示す実施例
では、一対のストッパ面が1個のストッパ突起の両面に
形成されているが、この両ストッパ面をギャップ接合面
を基準としてこれと同一面または平行面に加工すること
が容易である。
【0014】また図1ないし図9に示す実施例のよう
に、一対のストッパ面を、磁気ヘッドの回転軸を挟む両
側に位置させて同じ方向へ向け、且つ一対のストッパ面
を、前記回転軸の軸方向へ重ならない位置に形成するこ
とにより、両ストッパ面を同一面または平行面に加工す
ることが容易であり、また両ストッパ面をギャップ接合
面に対して同一面または平行面とすることが容易であ
る。
【0015】また、ストッパ面は、磁気ヘッドにて磁気
コアが位置決め固定されている部材と一体に形成されて
いることが好ましい。この部材は例えば磁気コアの半体
を保持するホルダ半体であり、またはシールドケース半
体である。この場合、コアのギャップ接合面を基準とし
て各ストッパ面を加工し、またはストッパ面を基準とし
てコアのギャップ接合面を加工することが可能になり、
ギャップ接合面とストッパ突起を同一面または平行面と
なるように高精度に設定することができる。
【0016】本発明では、少なくとも一方のストッパ面
が、磁気コアのギャップ接合面と同一面上に位置してい
ることが好ましいが、ストッパ面がホルダ半体やシール
ドケース半体に設けられているものでは、コアのギャッ
プ接合面と一方のストッパ面または両方のストッパ面を
同一面となるように同時に研磨加工することが可能とな
る。この場合、例えば回転軸がホルダ半体に設けられて
いるものでは、この回転軸の外周面がギャップ接合面と
同一の面上から外れるように、回転軸の位置を設定して
おくことにより、ギャップ接合面とストッパ面を研磨す
るときに回転軸が研磨作業の邪魔にならない。
【0017】本発明では、磁気ヘッドのギャップ接合面
に対してストッパ面を同一面または平行面として高精度
に設定することが容易であるため、磁気ヘッドを回転自
在に保持する保持体側に互いに同一面上または平行面上
に位置する一対の位置決め部を形成しておくことによ
り、180度回転した磁気ヘッドの磁気媒体に対する向
きを高精度に設定でき、図11に示したようなアジマス
調節のための機構を設けることを不要とすることが可能
である。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の第1実施例の磁気ヘッド装置H
B1を示す斜視図、図2は、図1に示す保持体に設けられ
た位置決め部を拡大して示す斜視図、図3は、図1に示
す磁気ヘッド装置HB1の回転部分を示す断面図であり、
図1のIII−III線の断面図に相当している。図4
は図3のIV−IV線の断面図、図5は図1のVーV線
の断面図である。
【0019】図3と図4に示す磁気ヘッド装置HB1の回
転部分は、記録・再生用の磁気ヘッドHaに回転軸21
が一体に設けられたものとなっている。磁気ヘッドHa
のシールドケース11は、Fe−Ni−Mo合金などの
磁性材料により形成され、シールドケース11の内部
に、非磁性合金によりダイキャスト成形された一対のホ
ルダ半体12と13が保持されている。一方のホルダ半
体12には、2トラック分のコア半体14が保持され、
他方のホルダ半体13には、同じく2トラック分のコア
半体15が保持されている。
【0020】図4には、一方のホルダ半体12が示され
ているが、ホルダ半体12には一対の位置決め突部12
a、12aが形成されて、その両側にコア位置決め溝1
2b、12bが形成され、両位置決め突部12aと12
aの間にシールド板位置決め溝12cが形成されてい
る。コア半体14、14は、Fe−Ni−Nb合金など
の磁性材料の積層体により形成される。両コア半体14
と14の間に設けられるシールド板16は、シールドケ
ース11と同じFe−Ni−Mo合金などの磁性材料板
の両面に非磁性板が積層されたものである。他方のホル
ダ半体13にも、同様に積層体の一対のコア半体15、
15と、コア半体15と15の間に位置するシールド板
16とが位置決めされて保持されている。
【0021】一対のコア半体14と15とが接合された
磁気コアの基部には、それぞれボビン17、17が外挿
されており、このボビン17、17の外周にはコイル1
8、18が巻かれている。図4に示すように、一対のボ
ビン17、17には端子19aと19bが一体に延びて
おり、また両ボビン17と17から延びる他方の端子が
一体となってコモン端子19cが形成されている。
【0022】前記一方のホルダ半体12の基部12d
は、シールドケース11の背部側に延びており、この基
部12dには回転軸21が一体に形成されている。すな
わち回転軸21は、ホルダ半体12と共にダイキャスト
成形により一体となるように形成されている。回転軸2
1の先部には、抜け止めリング22(図1参照)が嵌着
される嵌着溝21aおよび、磁気ヘッド装置HB1を18
0度回転させるための歯車23(図1参照)がスプライ
ン嵌合により装着される歯車装着部21bが一体に形成
されている。
【0023】図3、図4に示すように、前記回転軸21
が一体に形成されているホルダ半体12の基部12dに
は、Y方向へ延びる一対のアジマス設定用の回転ストッ
パ突起12eと12fが突出成形されている。図4に示
すように、一対の回転ストッパ突起12eと12fは、
回転軸21の軸中心Oを挟むY方向の両側に位置してい
る。また、各回転ストッパ突起12eと12fのストッ
パ面(イ)と(ロ)は共に、同じ方向(図4での紙面手
前方向および図3の図示左方向)に向けられており、さ
らに両ストッパ面(イ)と(ロ)は、ホルダ半体12の
基部12dの面(a)と同一面となるように形成されて
いる。さらにこの実施例では、第5図に示すように、コ
ア半体14、14のギャップ接合面14a、14aと前
記各面(a)(イ)(ロ)が同一面である。
【0024】また、図1および図4に示すように、一対
の回転ストッパ突起12eと12fは、Z方向(回転軸
21の軸中心Oと平行な方向)にて互いに異なる位置に
形成されている。すなわち、回転ストッパ突起12f
が、回転ストッパ突起12eよりも、シールドケース1
1の摺動面11aに近づく位置に形成されており、各ス
トッパ面(イ)と(ロ)がZ方向へ重ならないように形
成されている。
【0025】図1と図3に示すように、シールドケース
11の一方の側面には金属板により形成されたテープガ
イド24が位置決めされ、スポット溶接または接着など
の固定手段により固定されている。上記磁気ヘッドHa
の組立作業では、一方のホルダ半体(回転軸21が一体
成形されたホルダ半体)12の対向面(図4に現れてい
る面)に、一対のコア半体14、14とシールド板16
が位置決めされて保持される。同様に、他方のホルダ半
体13に、一対のコア半体15、15とシールド板16
とが位置決めされて保持される。
【0026】ホルダ半体12にコア半体14、14とシ
ールド板16とが保持された状態で、コア半体14、1
4とシールド板16は、ホルダ半体12に接着性樹脂に
より接着固定される。その後に、ギャップG1とG2を
形成するために各コア半体14、14の先端の接合面1
4a、14aおよびシールド板16が平面研磨される。
このとき、ホルダ半体12の基部12dでの(a)面が
前記接合面14a、14aと共に研磨され、接合面14
a、14aおよび(a)面が、図3のギャップ合せ面O
g−Ogにて互いに同一面となるように加工される。ま
たホルダ半体12の各回転ストッパ突起12eと12f
のストッパ面(イ)と(ロ)も面(a)と共に、接合面
14a、14aと同一面となるように研磨加工される。
同様に、他方のホルダ半体13に保持された各コア半体
15、15とシールド板16も接着性樹脂により固定さ
れ、また、各コア半体15、15の先部の接合面15
a、15aおよびシールド板16が平面研磨される。
【0027】次に、ホルダ半体12と13が接合され、
コア半体14、14の接合面14a、14aと、コア半
体15、15の接合面15a、15aが合せられる。こ
のとき各コア半体の基部どうしも合せられて、この基部
にボビン17、17が外挿される。コア半体14、14
の接合面14a、14aと、コア半体15、15の接合
面15a、15aは、非磁性接着材料を介して接合さ
れ、ギャップG1とG2が形成される。両ホルダ半体1
2と13とが接合された時点で、閉磁気回路を形成する
磁気コアが完成する。
【0028】ホルダ半体12と13が接合されたもの
は、シールドケース11の背部側からZ方向へ挿入され
る。このとき、ホルダ半体13が、シールドケース11
の図3での図示左側の内面の位置決め部11bに当接し
た状態で、両ホルダ半体が板ばね25により前記当接方
向へ加圧される。これにより、両ホルダ半体12と13
が、シールドケース11の内部に位置決めされる。この
状態で、シールドケース11の内部にエポキシ系などの
モールド樹脂が充填され、シールドケース11内で、ホ
ルダ半体12、13やコア半体14、15などが固定さ
れる。
【0029】シールドケース11内に、ホルダ半体1
2、13、コア半体14、15、シールド板16および
ボビン17が保持されて固定されたものが記録・再生用
の磁気ヘッドHaとなるが、この実施例では、回転軸2
1が磁気ヘッドHaに直接設けられたものとなる。回転
軸21がホルダ半体12に一体に形成され、コア半体1
4がこのホルダ半体12に位置決めされて固定されてい
るため、ギャップG1、G2から回転軸21の軸中心O
までの累積公差が少なくなり、ギャップG1、G2の位
置と軸中心Oまでの距離を高精度に設定できる。
【0030】図1に示すように、記録・再生用の磁気ヘ
ッドHaにテープガイド14および消去ヘッドHbが接
合され、これが保持体31に取付けられる。図1に示す
保持体31は、オートリバーステープレコーダでの機構
ユニットのヘッドベースに固定されるものであり、合成
樹脂により成形されまたは合金によりダイキャスト成形
されたものである。保持体31には、軸受32が嵌着さ
れて設けられている。保持体31の両側部前面には2組
のテープガイド33、33が一体に形成されている。保
持体31の前記軸受32の直上位置には、位置決め部3
4が一体に形成されている。図2は位置決め部34を拡
大して示したものであるが、この位置決め部34には、
第1の位置決め面34aと第2の位置決め面34bが形
成されている。両位置決め面34aと34bは、Z方向
に互いに重ならないように異なる位置に形成されてお
り、且つ両位置決め面34aと34bは互いに同一平面
上に形成されている。また、両位置決め面34aと34
bは、軸受32および回転軸21の軸中心Oを含むY−
Z平面と一致している。
【0031】磁気ヘッドHaから延びる回転軸21は、
軸受32に回転自在に挿入される。保持体31の裏側で
は、回転軸21の先端の嵌着溝21aに抜け止めリング
22が嵌着されて、回転軸21が抜け止めされ、また歯
車装着部21bに歯車23が嵌着されて固定される。
【0032】この磁気ヘッド装置HB1では、磁気テープ
の走行方向がフォワード方向(F方向)のときに、回転
軸21に対してトーションばねなどによりα方向への付
勢力が与えられ、一方の回転ストッパ突起12eのスト
ッパ面(イ)が第1の位置決め面34aに圧接させら
れ、磁気ヘッドHaの回転姿勢が決められる。磁気テー
プの走行方向がリバース方向(R方向)に切換えられる
と、歯車23にβ方向への回転力が与えられる。歯車2
3への動力により、磁気ヘッドHaが回転軸21を中心
としてβ方向へ所定角度回転させられると、その後は前
記トーションばねの付勢力が回転軸21に与えられる。
そして磁気ヘッドHaが180度回転した時点で、回転
ストッパ突起12fのストッパ面(ロ)が第2の位置決
め面34bに圧接させられ、磁気ヘッドHaの姿勢が決
められる。
【0033】図3、図4および図5に示すように、一対
の回転ストッパ突起12eと12fの各ストッパ面
(イ)と(ロ)は、コア半体14、14の接合面14
a、14aと同一面となるように加工され、また図2に
示す第1の位置決め面34aと第2の位置決め面34b
とが互いに同一面であり、且つ両位置決め面34a、3
4bが、回転軸21の軸中心Oを含むY−Z平面に一致
して形成されているため、ストッパ面(イ)が第1の位
置決め面34aに当たった状態、およびストッパ面
(ロ)が第2の位置決め面34bに当たった状態で、磁
気ギャップG1とG2でのコア接合面は、前記Y−Z平
面に一致することになる。よってテープ走行方向がF方
向とR方向のいずれにおいても、ギャップG1、G2の
アジマス角度の調整は不要であり、ギャップG1とG2
の接合面が、磁気テープの走行方向に対して直角な向き
に正確に一致する。
【0034】すなわち、上記実施例の磁気ヘッド装置H
B1では、磁気ヘッドHaを保持体31に組み込んだ時点
で、ストッパ面(イ)(ロ)と各位置決め面34a、3
4bとの相対位置に基づいて、走行するテープに対して
ギャップG1とG2の接合面が正確に垂直な向きとな
り、磁気テープの走行方向がF方向のときとR方向のと
きとでのアジマス調整作業を行なう必要がなくなる。
【0035】図6は、本発明の第2実施例の磁気ヘッド
装置HB2を示している。この実施例では、保持体35
が、板金材料により折曲形成され、保持体35の下端に
て折曲げられた取付片35aが、オートリバーステープ
レコーダの機構ユニットのヘッドベースに固定される。
保持体35では、対向する平行な板部を貫通する軸受穴
36、36が形成され、磁気ヘッドHaから延びる回転
軸21がこの軸受穴36、36に回転自在に挿入され
る。そして回転軸21の先部には抜け止めリング22と
歯車23が取り付けられる。保持体35には前方に折曲
げられた位置決め片37と38が設けられ、一方の位置
決め片37の側面が第1の位置決め面37aで、他方の
位置決め片38の側面が第2の位置決め面38aとなっ
ている。両位置決め面37aと38aは、回転軸21の
軸中心Oを含むY−Z平面上にて互いに同一面となって
いる。この第1の位置決め面37aと第2の位置決め面
38aは、図2に示した第1の位置決め面34aおよび
第2の位置決め面34bと同じであり、磁気ヘッドHa
の回転ストッパ突起12eと12fのストッパ面(イ)
と(ロ)のいずれかが当接するものとなる。
【0036】図7は、上記図1ないし図6に示した各磁
気ヘッド装置における磁気ヘッドHaの構造の変形例を
示している。図7に示す磁気ヘッドHaは、回転軸21
のX方向の位置が図3に示すものと相違しているだけで
あり、回転軸21の位置以外の構成は図3に示したもの
と全く同じである。図7に示す磁気ヘッドHaでは、図
3に示したものと同様に、シールドケース11内に、ホ
ルダ半体12と13が設けられ、ホルダ半体12にはコ
ア半体14とシールド板16が保持され、ホルダ半体1
3にはコア半体15とシールド板16が保持されてい
る。そして両コア半体14と15が接合された磁気コア
の基部に、コイル18が巻かれたボビン17が外挿され
ている。
【0037】また、一方のホルダ半体12の基部12d
では、Y方向の両側面に回転ストッパ突起12eと12
fが一体に突出形成されている。そしてホルダ半体12
の基部12dには回転軸21が一体に形成されている。
ただし図7では、回転軸21が、ギャップ合せ面Og−
OgよりもX方向へずれた位置に形成され、ギャップ合
せ面Og−Ogが回転軸21の断面の外側を通過する形
状となっている。
【0038】図7に示す磁気ヘッドHaにおいても、ホ
ルダ半体12にコア半体14とシールド板16が保持さ
れて固定された後に、コア半体14の接合面14aおよ
びシールド板16と、(a)面とが同一面となるように
研磨され、各回転ストッパ突起12eと12fのストッ
パ面(イ)と(ロ)が前記面(a)と連続する平面とな
るように加工される。このとき、回転軸21がギャップ
合せ面Og−Ogから外れる位置に形成されているた
め、コア半体14の接合面14aと前記面(a)(イ)
(ロ)を同一面に加工するときに、回転軸21が研磨加
工の邪魔にならないものとなっている。
【0039】図7に示す磁気ヘッドHaは、図1に示す
保持体31または図6に示す保持体35と同じ構造の保
持体に回転自在に支持される。そして、磁気ヘッドHa
が回転軸21により180度回転させられ、回転ストッ
パ突起12eのストッパ面(イ)または回転ストッパ突
起12fのストッパ面(ロ)が、位置決め面34a、3
4bまたは37a、38aに当たって位置決めされる。
この点において、図1と図6に示す実施例と同じであ
る。
【0040】図7に示す実施例では、回転軸21の位置
が、磁気ヘッドHaのギャップ合せ面Og−Ogに対し
てX方向へずれている。回転軸21がギャップ合せ面O
g−Ogに対して位置ずれする方向は、消去ヘッドHb
が接合される側面側であることが好ましい。図7に示す
ように、記録・再生用の磁気ヘッドHaと消去ヘッドH
bとが接合されたコンビネーションヘッドにおいて、回
転軸21の軸中心Oを両ヘッドHaとHbとの中心に近
い位置に配置することにより、両ヘッドHaとHbの回
転バランスが良くなる。
【0041】図8(A)は、本発明の第3実施例の磁気
ヘッド装置に用いられる磁気ヘッドHaの構造を示すも
のであり、(A)は正面図、(B)はシールドケース半
体の側面図である。図8に示す磁気ヘッドHaは、シー
ルドケースがギャップ合せ面Og−Ogにて2つに分離
されており、それぞれシールドケース半体11Aと11
Bとなっている。コア半体14およびシールド板16
は、シールドケース半体11Aに磁気絶縁された状態で
直接位置決めされて固定されており、他方のコア半体1
5およびシールド板16も、シールドケース半体11B
に同様に磁気絶縁された状態で位置決めされて固定され
ている。この場合のシールドケース半体11Aと11B
は、磁性板に非磁性板が積層されたクラッド材または積
層材により形成され、各コア半体14と15およびシー
ルド板16は、非磁性板側に取り付けられる。
【0042】そして、シールドケース半体11AのY方
向の両側面に回転ストッパ突起11cと11dが突出形
成されている。シールドケース半体11Aが型で成形さ
れる場合には、回転ストッパ突起11cと11dはシー
ルドケース半体11Aと一体に成形される。または回転
ストッパ突起11cと11dが、シールドケース半体1
1Aの側面に溶接などにより固定されてもよい。図8で
は回転軸21の図示を省略しており、図8(A)におい
て回転軸21の軸中心Oのみを示している。一対の回転
ストッパ突起11cと11dは、前記軸中心Oを挟んで
Y方向両側に突出している。
【0043】両回転ストッパ突起11cと11dのスト
ッパ面(ハ)(ニ)は共に同一面であるが、シールドケ
ース半体11Aにコア半体14、14とシールド板16
が組み込まれて固定された時点で、コア半体14、14
のギャップG1、G2での接合面14a、14aおよび
シールド板16と、前記ストッパ面(ハ)(ニ)とが同
一面となるように、一緒に研磨加工される。他方のシー
ルドケース半体11Bにも同様にコア半体15とシール
ド板16が位置決めされて固定され、接合面が研磨され
る。そして、両シールドケース半体11Aと11Bが接
合されて磁気ヘッドHaが完成する。
【0044】この磁気ヘッドHaが、図1に示す保持体
31または図6に示す保持体35と同様の構造の保持体
に回転自在に挿入されるが、この保持体には、軸受部お
よび回転軸21の軸中心Oを含むY−Z平面に位置する
互いに同一面の第1の位置決め面と第2の位置決め面が
形成されている。そして図8に示す磁気ヘッドHaが、
回転軸21を中心として180度回転したときに、スト
ッパ面(ハ)がいずれかの位置決め面に当接し、磁気ヘ
ッドHaが逆向きに回転したときにストッパ面(ニ)が
他方の位置決め面に当接する。そして、図1と図6に示
した実施例と同様に、F方向へ走行する磁気テープおよ
びR方向へ走行する磁気テープに対し、ギャップG1、
G2が走行方向と正確に直交して対向するものとなり、
アジマス調整が不要になる。
【0045】図9は、図1ないし図4に示す実施例の変
形例を示している。なお、図6、図7、図8に示す実施
例においても、図9と同様の変形例が可能である。図9
では、回転ストッパ突起12eと12fがホルダ半体1
2と一体に形成されている。回転ストッパ突起12eの
ストッパ面(イ)と、回転ストッパ突起12fのストッ
パ面(ロ)は、同じ方向へ向いている。ただし、前記ス
トッパ面(イ)のみがギャップ合せ面Og−Ogに一致
し、このストッパ面(イ)がコア半体14、14の接合
面14a、14aと同一面になっているが、他方のスト
ッパ面(ロ)は、ギャップ合せ面Og−Ogに対して図
示左方向へδだけ位置がずれている。ただし両ストッパ
面(イ)と(ロ)は互いに平行面である。
【0046】図9に示す実施例では、ホルダ半体12に
コア半体14とシールド板16が位置決めされて固定さ
れた後に、一方のストッパ面(ロ)を基準として、他方
のストッパ面(イ)およびコア半体14の接合面14a
が、ストッパ面(ロ)に対し間隔δとなるように平面研
磨加工される。このとき、ストッパ面(イ)と接合面1
4aは同一面となるように一緒に研磨加工される。ある
いは最初に接合面14aとストッパ面(イ)とが同一面
となるように加工され、この各面14aと(イ)を基準
として、ストッパ面(ロ)が前記間隔がδとなるように
加工される。これによりストッパ面(イ)と接合面14
aは同一面となり、またストッパ面(イ)とストッパ面
(ロ)の間隔が高精度にδとなるように加工することが
可能である。
【0047】また保持体31に一体に形成される位置決
め部は、正面から見た形状が矩形状となり、その一方の
側面が第1の位置決め面34aとなり他方の側面が第2
の位置決め面34bとなる。両位置決め面34aと34
bは互いに平行且つ間隔がδとなるように形成される。
テープ走行方向がF方向のときには、ストッパ面(イ)
が第1の位置決め面34aに当接して、磁気テープに対
してギャップG1、G2が位置決めされ、テープ走行方
向がR方向に切換えられると、磁気ヘッドが180度回
転して、ストッパ面(ロ)が第2の位置決め面34bに
当接し、磁気テープに対してギャップG1とG2が位置
決めされる。図9に示す実施例においても、テープ走行
方向に対してギャップG1とG2の接合面を高精度に直
交させて対向させることができ、アジマス調整作業は不
要である。
【0048】図9に示す実施例では、保持体側の位置決
め面34aと34bが同一面上になくδ離れた平行面上
に位置することになるため、位置決め面34aと34b
を位置決め部34の両面に形成することができ、図2に
示すような複雑な形状の位置決め部を形成する必要がな
い。
【0049】図10は、図1ないし図4に示す実施例の
他の変形例を示していが、図6、図7、図8に示す実施
例においても、図10に示す変形例が可能である。図1
0に示す例では、コア半体14とシールド板16が保持
されているホルダ半体12に、Y方向の一方へのみ延び
る回転ストッパ突起12gが一体に形成されている。回
転ストッパ突起12gの一方の側面がストッパ面(ホ)
であり、これはコア半体14の接合面14aと同一面と
なるように加工されている。回転ストッパ突起12gの
他方の側面のストッパ面(へ)は前記ストッパ面(ホ)
と平行となっている。
【0050】この実施例では、ホルダ半体12にコア半
体14とシールド板16とが位置決めされて固定された
後に、ストッパ面(へ)を基準としてストッパ面(ホ)
が間隔δ1となるように研磨加工され、このときストッ
パ面(ホ)と共にコア半体14の接合面14aが一緒に
研磨加工される。あるいは、ストッパ面(ホ)と接合面
14aが同一面となるように研磨加工され、この各面
(ホ)と14aを基準としてストッパ面(へ)が間隔δ
1となるように平行に研磨加工される。これによって、
コア半体14の接合面14aとストッパ面(ホ)(へ)
との相互関係を高精度に設定できる。
【0051】図10に示す磁気ヘッドが取り付けられる
保持体では、ギャップ合せ面Og−Og上に位置する第
1の位置決め面34aと、この第1の位置決め面34a
と逆側に位置し、ギャップ合せ面Og−Ogよりも図示
右側へδ1だけ位置ずれした第2の位置決め面34bが
形成される。図10に示すように、磁気テープの走行方
向がF方向のときには、ストッパ面(ホ)が第1の位置
決め面34aに当たって、磁気ヘッドの向きが決めら
れ、磁気テープの走行方向がR方向のときには、磁気ヘ
ッドが180度回転し、ストッパ面(へ)が第2の位置
決め面34bに当たって、磁気ヘッドの向きが決められ
る。この実施例においても、ストッパ面(ホ)(へ)が
位置決め面34a、34bに当たった時点で、ギャップ
G1、G2の接合面の向きをテープ走行方向に対し直交
する向きに高精度に合せることができ、アジマス調整作
業が不要になる。
【0052】なお、上記各実施例において、磁気ヘッド
側の両ストッパ面を、コア半体14の接合面14aと同
一面ではなく平行面となるように形成してもよい。この
場合もストッパ面を基準としてコア半体14の接合面1
4aを研磨加工し、またはコア半体の接合面14aを基
準としてストッパ面を加工することにより、ギャップ接
合面とストッパ面とを高精度に平行で且つ相互の位置関
係を高精度に設定することが可能である。
【0053】またストッパ突起を図12に示す台座3に
一体に形成し、ストッパ突起の各ストッパ面に対し、ギ
ャップ接合面が同一面または平行面となるように、磁気
ヘッドを位置決めしてから、磁気ヘッドと台座とを接着
固定してもよい。図12に示す従来例では、磁気ヘッド
のギャップGaの接合面と各ストッパ面5c、5dとが
直交する向きであったために、ストッパ面5c、5dを
基準としてギャップGaの接合面が直交するようにして
磁気ヘッドを位置決めすることが困難であったが、本発
明では、ストッパ面とギャップの接合面を平行にまたは
同一面となるように位置決めすることが可能であるた
め、磁気ヘッドを台座上で位置決めして接着する作業が
容易である。
【0054】また、前記各実施例では、ストッパ面が保
持体側の位置決め面に当たった状態で磁気ヘッドの向き
が決められるため、アジマス調節の機構を不要にできる
ものとしたが、本発明の磁気ヘッド装置において、図1
1に示すようなアジマス調整機構を設けてもよい。この
場合に、従来のものに比べてアジマス調整幅がきわめて
わずかになるため、調整範囲を狭くでき、また調節ねじ
として微調整専用のものを設けることが可能になり、従
来のものよりもアジマス調整機構を簡単にでき、また調
整作業時間も短くできる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明では、磁気ヘッド
が180度回転したときのギャップの位置決め精度を高
くでき、アジマス調整の無調整化が可能になる。
【0056】またアジマス調整する場合も、その調整幅
がきわめて狭くなり、従来よりも製造工程を効率化でき
るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の磁気ヘッド装置を示す斜
視図、
【図2】図1に示す保持体に設けられた位置決め部の拡
大斜視図、
【図3】図1に示した磁気ヘッド装置の磁気ヘッドと、
回転軸とストッパ突起を示すものであり、図1のIII
−III断面図、
【図4】図3のIV−IV線の断面図、
【図5】磁気ヘッドが回転したときの位置決め状態を示
す図1のV−V線の断面図、
【図6】保持体を板金材料で形成した第2実施例の磁気
ヘッド装置を示す斜視図、
【図7】本発明の磁気ヘッド装置の変形例を示す磁気ヘ
ッドの断面図、
【図8】(A)は本発明の第3実施例の磁気ヘッド装置
を示す磁気ヘッドの正面図、(B)はその側面図、
【図9】本発明の他の変形例を示す磁気ヘッドの正面
図、
【図10】本発明の他の変形例を示す磁気ヘッドの正面
図、
【図11】従来の磁気ヘッド装置を示す正面図、
【図12】図11に示す磁気ヘッド装置の回転部分を示
す斜視図、
【符号の説明】
HB1、HB2 磁気ヘッド装置 Ha 磁気ヘッド Hb 消去ヘッド G1、G2 ギャップ 11 シールドケース 12、13 ホルダ半体 12e、12f、12g 回転ストッパ突起 14、15 コア半体 14a、15a 接合面 17 ボビン 18 コイル 21 回転軸 31、35 保持体 34a、37a 第1の位置決め面 34b、38a 第2の位置決め面 (イ)(ロ)(ハ)(ニ)(ホ)(へ) ストッパ面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内にギャップを形成する磁気コア
    が収納された磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを回転自在
    に支持する保持体とを有し、磁気ヘッドの180度の回
    転により前記ギャップが磁気媒体に接触する位置が切換
    えられる磁気ヘッド装置において、前記磁気ヘッド側に
    は、前記磁気コアのギャップ接合面と同一の面または平
    行な面上に位置し、しかも互いに同一面または平行面と
    なる一対のストッパ面が設けられ、前記保持体には、磁
    気ヘッドが180度回転したそれぞれの向きにおいて、
    前記一対のストッパ面の一方が当たる第1の位置決め部
    と、他方のストッパ面が当たる第2の位置決め部が設け
    られていることを特徴とする磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 一対のストッパ面は、磁気ヘッドの回転
    軸を挟む両側に位置して同じ方向へ向けられ、且つ一対
    のストッパ面は、前記回転軸の軸方向へ重ならない位置
    に形成されている請求項1記載の磁気ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも一方のストッパ面は、磁気コ
    アのギャップ接合面と同一面上に位置している請求項1
    または2記載の磁気ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 ストッパ面は、磁気ヘッドにて磁気コア
    が位置決め固定されている部材と一体に形成されている
    請求項1ないし3記載の磁気ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 磁気ヘッドを回転させる回転軸およびス
    トッパ面は、磁気コアが位置決め固定されている部材と
    一体に形成され、少なくとの一方のストッパ面が磁気コ
    アのギャップ接合面と同一面上に位置しており、前記回
    転軸は、その外周面が前記ギャップ接合面と同一の面か
    ら外れる位置に形成されている請求項1または2記載の
    磁気ヘッド装置。
JP20342195A 1995-08-09 1995-08-09 磁気ヘッド装置 Pending JPH0954927A (ja)

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CNA2003101005574A CN1516116A (zh) 1995-08-09 1996-08-09 磁头装置
CN96109388A CN1069772C (zh) 1995-08-09 1996-08-09 磁头装置
CN 00120908 CN1201291C (zh) 1995-08-09 2000-08-01 磁头装置

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