JPH09161425A - ヘッドアクチュエータ - Google Patents
ヘッドアクチュエータInfo
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- JPH09161425A JPH09161425A JP7315671A JP31567195A JPH09161425A JP H09161425 A JPH09161425 A JP H09161425A JP 7315671 A JP7315671 A JP 7315671A JP 31567195 A JP31567195 A JP 31567195A JP H09161425 A JPH09161425 A JP H09161425A
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- Moving Of Heads (AREA)
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
Abstract
チュエータを提供することである。 【解決手段】 磁気ディスク装置のヘッドヘッドアクチ
ュエータであって、磁気ディスク装置のベース上に回転
可能に取り付けられたアクチュエータアームと、アクチ
ュエータアームを回転する第1駆動機構と、先端部でヘ
ッドを担持したスライダを支持するロードビームとを含
んでいる。ヘッドアクチュエータは更に、アクチュエー
タアームの先端部とロードビームの基端部とを弾性的に
連結する板ばねと、ロードビームをアクチュエータアー
ムに対して揺動させる電磁モータから構成される第2駆
動機構を含んでいる。
Description
ヘッドアクチュエータに関する。近年、コンピュータ用
外部記憶装置の一種である磁気ディスク装置の小型化、
薄型化が進んでおり、更に低消費電力化が求められてい
る。また、磁気ディスク装置の高密度記録化が要求され
ている。
は、磁気ディスクの単位長さ当たりのトラックの数を大
きくすること、即ちトラックの幅を狭くすることが不可
欠である。
ければならないため、ヘッドの位置決め精度を向上する
必要がある。ヘッドの位置決め精度の向上のために必要
なことは、以下の通りである。
残留振動等の振動を抑えること。 (2)スピンドルモータの振動を低減すること。 (3)ヘッド位置決め時のヘッドアクチュエータの振動
を抑えること。
向上させること。 上記(3)のヘッドアクチュエータの振動を抑えるに
は、軸受剛性起因の並進モード及びアーム等の構造体の
共振周波数を高くすることが有効である。また(3),
(4)の手段として二重アクチュエータは極めて有効な
手段である。本発明は特に二重アクチュエータのトラッ
キングアクチュエータに関する。
ュエータアームが回転可能にベースに取り付けられてお
り、アクチュエータアームの一端にはロードビーム(サ
スペンション)の基端部が固定されている。ロードビー
ムの先端部には磁気ヘッドを担持したスライダが取り付
けられている。
が取り付けられており、磁気ディスク装置のベースに固
定された磁気回路とコイルとの組み合わせによりボイス
コイルモータを構成する。コイルに通電することにより
コイルが力を受け、アクチュエータアームが回転する。
での問題点としては、以下のことが挙げられる。 (a)一般的な2.5インチ或いは3.5インチ磁気デ
ィスク装置に使用されるヘッドアクチュエータでは、1
0kHz以下にアクチュエータアームの剛性に起因する
共振が表れる。ヨー角の条件や消費電力などを含んださ
まざまな制約から、大幅にこの共振周波数を高くするこ
とは困難である。
並進モードの共振周波数も10kHz以下、例えば4k
Hz〜5kHzに表れる。軸受与圧を変化させても剛性
はさほど大きくならず、共振周波数を高めることは困難
である。
した(a),(b)の共振があるため、サーボ帯域をせ
いぜい1kHz程度にしか高くすることはできない。こ
のため、追従誤差を十分に圧縮できないので、トラック
ピッチを向上させることは極めて困難であった。
ラッキングアクチュエータとして、ピエゾ素子を利用し
てヘッドの正確な位置決めを達成しようとするアクチュ
エータが提案されている。例えば、2つのピエゾ素子を
アクチュエータアームの両側に配置し、一方の側のピエ
ゾ素子が伸びる方向に、他方の側のピエゾ素子が縮む方
向に電圧を印加する。すると、縮む方向に電圧を印加し
たピエゾ素子方向にヘッドが回転する。
チュエータでは、ピエゾ素子にその分極方向と逆方向の
電圧が印加されたり、ピエゾ素子が高温雰囲気にさらさ
れたり、或いは経時変化等により、ピエゾ素子の消極が
起こり、単位電圧あたりの変位が徐々に小さくなってし
まう。このため、ある程度長時間使用すると所望のスト
ロークが得られなくなるという問題がある。
えば±30V程度)が必要であるため、高電圧を供給す
る回路が必要であり、更に駆動電圧によりノイズが信号
線に乗ってしまうことが懸念される。
チュエータは製造性が悪く、コスト高であるという欠点
がある。このように数多くの問題点を有しているため、
ピエゾ素子を利用したアクチュエータは未だ実用化され
ていない。
移動するヘッドアクチュエータも提案されている。しか
し、一般的に電磁力では、サイズが小さくなるにつれて
力も小さくなり、可動部の質量を大幅に縮小しない限
り、駆動力の発生に大きな電流を必要とすることにな
る。故に、消費電力の点から考えて、スライダのみを駆
動する方法は不利である。
ッド素子(トランスデューサ)から1mm程度の場所に
磁束発生機構があるため、駆動時の漏洩磁束により信号
にノイズが乗ることが懸念される。
気吸引力であるため、電流に対して発生する力が線形で
なく、広い可動範囲での位置決め制御が容易でないとい
う問題がある。
のヘッドアクチュエータはヘッドの正確な位置決めを達
成するのにいろいろな問題を含んでいる。よって、信頼
性が高く簡単な構造でヘッドの正確な位置決めを達成で
きるヘッドアクチュエータが必要とされる。
精度の向上を達成することのできるヘッドアクチュエー
タを提供することである。本発明の他の目的は、ヘッド
の高精度な位置決めを容易に制御可能なヘッドアクチュ
エータを提供することである。
を有するディスク装置のヘッドアクチュエータであっ
て、前記ベース上に回転可能に取り付けられたアクチュ
エータアームと;前記アクチュエータアームを回転する
第1駆動手段と;ヘッドを担持したスライダを先端部で
支持するロードビーム(サスペンション)と;前記アク
チュエータアームの先端部と前記ロードビームの基端部
とを弾性的に連結する連結手段と;前記ロードビームを
前記アクチュエータアームに対して揺動させる第2駆動
手段と;を具備したことを特徴とするヘッドアクチュエ
ータが提供される。
に固定されたスペーサと、該スペーサに固定された板ば
ねとから構成されており、この板ばねはアクチュエータ
アームに固定された中央部分と、この中央部分からロー
ドビームの長手方向に伸長する第1アームと、中央部分
から該第1アームと直交する方向に伸長する第2アーム
とを含んでいる。
エータアームに固定された永久磁石と、この永久磁石と
ギャップを持って対向するようにスペーサに取り付けら
れたコイルとから構成される。コイルをアクチュエータ
アームに取り付け、スペーサに永久磁石を固定するよう
にしてもよい。
るディスク装置のヘッドアクチュエータであって、前記
ベース上に回転可能に取り付けられたアクチュエータア
ームと;前記アクチュエータアームを回転する第1駆動
手段と;先端部でヘッドを担持したスライダを支持し、
前記アクチュエータアームの先端部と弾性的に連結され
た一体形成された連結部材を有するロードビームと;前
記ロードビームを前記アクチュエータアームに対して揺
動させる第2駆動手段と;を具備したことを特徴とする
ヘッドアクチュエータが提供される。
タアームに固定された中央部分と、該中央部分からロー
ドビームの長手方向に伸長する第1アームと、中央部分
から該第1アームと直交する方向に伸長する第2アーム
とを含んだ板ばねから構成される。ロードビーム上には
それぞれ一端がヘッドに接続された複数の配線パターン
が形成されている。
ドアクチュエータを具備した磁気ディスク装置の平面図
が示されている。磁気ディスク装置のベース2にはシャ
フト4が固定されており、シャフト4の周りにはインナ
ーハブモータによって回転される図示しないスピンドル
ハブが設けられている。
しないスペーサが交互に挿入され、ディスククランプ8
をスピンドルハブに対してねじ締結することにより、複
数枚の磁気ディスク6が所定間隔離間してスピンドルハ
ブに取り付けられる。
リ12と磁気回路14とから構成されるロータリーヘッ
ドアクチュエータを示している。アクチュエータアーム
アセンブリ12はベース2に固定したシャフト16回り
にベアリングを介して回転可能に取り付けられたアクチ
ュエータブロック17を含んでいる。
クチュエータアーム18が一体的に形成されている。回
動中心であるシャフト16に対してアクチュエータアー
ム18と反対側にはコイル支持部材19がアクチュエー
タブロック17と一体的に形成されている。フラットコ
イル20がコイル支持部材19により支持されている。
磁気回路14は永久磁石22を含んでいる。
ードビーム(サスペンション)26の基端部が弾性連結
手段24により弾性的に連結されている。ロードビーム
26の先端部にはフレクスチャ(ジンバル)27が形成
されており、このフレクスチャ27上に図3に示すよう
に磁気ヘッドを担持したスライダ28が取り付けられて
いる。
24はロードビーム26の基端部に固定されたスペーサ
30と、スペーサ30にスポット溶接された十字板ばね
32とを含んでいる。
字板ばね32は中央固定部32aと、中央固定部32a
からロードビーム26の長手方向に伸長する一対のアー
ム32bと、該アーム32bと直交する方向に伸長する
一対のアーム32cとを含んでいる。
フト34とがスポット溶接され、このシャフト34はア
クチュエータアーム18の先端部に形成された穴33内
に挿入されて接着されている。これにより、ロードビー
ム26は十字板ばね32及びスペーサ30を介してアク
チュエータアーム18に弾性的に取り付けられているこ
とになる。
はその一端部にストッパとして作用する一対の突出部3
0aを有しており、中央部分には概略十字形状の切り欠
き30bが形成されている。切り欠き30bの各頂部に
はスリット30cが切り欠き30bに連続して形成され
ている。
面図が示されている。十字板ばね32はスペーサ30の
切り欠き30bと概略対応する形状の切り欠き33を有
している。
cを点線35,37に沿って紙面垂直に折り曲げて形成
されている。具体的には、厚さ25μmのステンレス鋼
板を所定形状にエッチングして形成したものであり、ア
ーム32b,32cの幅は約0.27mmである。これ
により、シャフト34の中心軸回りのばね定数値を約1
×10-2Nm/radに設計した。
がシーク方向とその直交方向に伸長していたため、シー
ク方向及びシーク方向と直交方向の並進モードの共振周
波数が高くなる。シャフト34の中心軸回りの回転剛性
は低くなるように設計されている。
字板ばね部材32上にコイル40が接着等により固定さ
れている。コイル40に対向するようにアクチュエータ
アーム18に永久磁石36が取り付けられている。
ており、アクチュエータアーム18の厚さ方向に着磁さ
れている。好ましくは、磁石36は2極に着磁されてい
る。永久磁石36上にはヨーク38が接着されている。
ュエータアーム18に形成された切り欠き21中に挿入
されて接着されている。この固定方法により、3個以上
のアクチュエータアームを有するヘッドアクチュエータ
であっても、各磁石を容易にヘッドアクチュエータに固
定することができる。この磁石のエネルギー積は3MG
Oeである。
一対の突起30aが形成されており、これらの突起30
aの間に多少の隙間を開けてピン42が配置されるよう
に、ピン42がアクチュエータアーム18に突設されて
いる。
とによりストッパとして機能する。これにより、アクチ
ュエータの暴走時にスライダがディスクから飛び出した
り、スピンドルハブに衝突したりすることを防止してい
る。
板ばね32とから構成されるロードビームアセンブリの
揺動中心はその重心位置に概略合致するように設計され
ている。
動されるアクチュエータアーム18のシーク加速度やス
トッパ衝突時の加速度に起因するロードビームアセンブ
リの回転力をなくすことができる。
18の先端部に2つのスペーサ30及び十字板ばね32
を取り付けた場合の断面図が示されている。シャフト3
4の上下に十字板ばね32をそれぞれ固定し、それぞれ
のコイル40が磁石36に対向するように十字板ばね3
2が各スペーサ30に接着されている。
示すような磁気回路が構成される。各コイル40にそれ
ぞれ通電することにより、それぞれのスペーサ30が矢
印A方向に揺動され、ロードビーム26も同一方向に揺
動される。
コイル40が移動する可動コイル型であるが、アクチュ
エータアーム18にコイルを取り付け、スペーサ30に
磁石を取り付けるように構成してもよい。
示すような磁気回路が構成される。コイル40に通電す
ることにより、各スペーサ30が矢印B方向に揺動され
る。この変形例の場合、コイル40が固定子となるの
で、コイル40に接続された配線の引き回しが容易であ
る。
施形態断面図が示されている。アクチュエータアーム1
8の先端部にコイル40が取り付けられている。上下の
スペーサ30a,30bにはそれぞれコイル40に対向
するように永久磁石36a,36bが固定されている。
断面図が示されている。本実施形態では、アクチュエー
タアーム18の先端部近傍に軟磁性部材41が固定され
ており、この軟磁性部材41の上下面にコイル40a,
40bがそれぞれ取り付けられている。
向するように永久磁石36aが取り付けられており、ス
ペーサ30bの上面にコイル40bに対向するように永
久磁石36bが取り付けられている。
を受け、スペーサ30aのみがシャフト34回りに揺動
する。一方、コイル40bに通電すると磁石36bが力
を受け、スペーサ30bのみがシャフト34回りに揺動
する。
ドビーム(サスペンション)を介してスペーサ30a,
30bに接続された上下のヘッドスライダをシャフト3
4の中心軸回りに独立に揺動させることができる。
ミュレーション解析した結果を図14(A)〜図14
(C)に示す。この解析では、十字板ばね32の剛性に
のみ着目するため、ロードビーム26のヤング率を高く
している。
(A)に示したA点への加振力に対するB点の変位を示
すシーク方向伝達関数を示している。図14(B)が位
相を示しており、図14(C)がコンプライアンスを示
している。
波数は約300Hzに見られ、二次共振周波数は約20
kH以上である。従って、本実施形態によると、サーボ
帯域を従来のアクチュエータに比べ3〜4倍程度高くす
ることができる。
0Hz程度が望ましい。この場合、十字板ばねを更に薄
くするか、アーム32b,32cの長さを長くすること
により達成できる。
形態によると一次共振周波数を低くすることができる。
このように設計すれば、可動部を揺動するのに磁石とコ
イルから構成される電磁モータの発生力が小さくて済む
ため、消費電力が小さいという利点がある。
十字板ばね32をスポット溶接しているが、図15に示
すようにスペーサ30′に加工を施して十字板ばね44
をスペーサ30′と一体的に形成するようにしてもよ
い。
央固定部44からロードビーム26の長手方向に伸長す
る一対のアーム44bと、アーム44bと直交する方向
に伸長する一対のアーム44cとを含んでいる。
により、一次共振周波数(十字板ばね44中心軸回りの
回転モード)を約20kHz程度と高くした構造とする
ことができる。
平面図が示されている。本実施形態では、コイル40が
ロードビーム26の揺動中心に対してスライダ28側に
取り付けられている。
石及びヨークを移動させる必要がある。この実施形態は
ロードビームアセンブリの慣性モーメントの削減に有効
である。
ような一対の板ばね46でロードビーム26を支持する
ようにしてもよい。また、図17(B)に示すように、
一対の平行板ばね48でロードビーム28を支持するよ
うにしてもよい。これらの実施形態の場合、電磁モータ
の可動子であるコイル或いは磁石は板ばね46,48よ
りもヘッド28側に取り付ける必要がある。
代えて、図18に示すように一枚の板ばね46′を点線
に沿って折り曲げることにより第5実施形態の板ばねを
形成するようにしてもよい。
ばね48に代えて、図19(A)に示すような1枚の板
ばね48′を点線に沿って図19(B)に示すように折
り曲げて、第6実施形態の板ばねを形成するようにして
もよい。
の概略平面図が示されている。この実施形態では、一対
のクロスした板ばね50,52でロードビーム26を支
持する。
2にそれぞれスリット50a,52aを形成し、これら
のスリット50a,52a同士を互いに嵌合することに
より、板ばね50,52をクロスさせる。この実施形態
の場合も、電磁モータの可動子であるコイル或いは磁石
は板ばね50,52よりヘッド28側に配置する必要が
ある。
代えて、図22(A)に示すような1枚の板ばね51を
点線に沿って図22(B)に示すように折り曲げて、第
7実施形態の板ばねを形成するようにしてもよい。
つのスリット51a,51bを有している。板ばね51
は図22(B)に示す複数の点Sでロードビーム側のス
ペーサ及びアクチュエータアーム側のスペーサにそれぞ
れスポット溶接される。
ンレス鋼から形成したが、図23に示すような樹脂製板
ばね54を採用することもできる。例えば、固定部53
を囲むように4個のスリット55を形成する。樹脂製板
ばね54を使用すれば、ロードビームアセンブリの慣性
モーメントを小さくできる。
平面図が示されている。本実施形態では、アクチュエー
タアーム18に軟磁性部材18aを固定する。そして、
スペーサ30を軟磁性体から形成し、スペーサ30と一
体的に形成された一対の突起部30bにコイル40a,
40bをそれぞれ巻回する。
磁モータは吸引力型でもよい。吸引力型では永久磁石を
必要とせず、電磁モータの部品点数を削減することがで
きる。コイル40a,40bに選択的に通電することに
より、スペーサ30はシャフト34の中心軸回りに揺動
する。
平面図が示されている。本実施形態では、アクチュエー
タアームにU形状軟磁性部材18bを固定し、コイル4
0a,40bを軟磁性部材18bに巻回する。そして、
スペーサ30の少なくとも先端部30cを軟磁性体から
形成して、コイル40a,40bの間に挿入する。
第10実施形態について説明する。図28に最もよく示
されるように、スペーサ56は環状突起59の形成され
た中央固定部58を有している。中央固定部58の周囲
にC形状スリット60が形成され、C形状スリット60
の対向端部の間にヒンジ部62を画成している。
に固定されている。スペーサ56上には永久磁石64が
接着等により固定されている。永久磁石64は二極に着
磁されていることが望ましい。符号66は磁石64に対
向するようにアクチュエータアーム18に取り付けられ
た鉄芯入りコイルである。
れた穴33にスペーサ56の固定部58に形成された突
起59を挿入してかしめることにより、アクチュエータ
アーム18の先端部にロードビームアセンブリが取り付
けられる。
た鉄芯入りコイル66に通電することにより、ロードビ
ーム26はヒンジ部62回りに揺動する。本実施形態で
は、板ばねを省略できるため、部品点数及び組み立て工
数を削減できるという利点がある。
に対してスライダ28側に配置してもよい。このように
構成すれば、加振点と応答点との間が第10実施形態よ
りも剛に結合されるため、振動的には好ましい。
のヒンジ部70,72を形成するようにしてもよい。こ
のように2つのヒンジ部70,72を介してロードビー
ム26を支持することにより、スペーサ68のねじれ剛
性を高くすることが可能となり、振動特性に優れた構造
にすることができる。
態斜視図が示されている。本実施形態では、スペーサ5
6の可動部61上にフォトリソグラフィー技術によりコ
イル74が形成されている。コイル74に対向するよう
にアクチュエータアーム18には永久磁石が取り付けら
れる。
態の斜視図が示されている。本実施形態ではスペーサ7
6は軟磁性体から形成されている。スペーサ76の固定
部78がアクチュエータアーム18の先端部に固定され
る。スペーサ76の可動部80がロードビーム26の基
端部に固定されている。
L形状スリット81により画成されたヒンジ部82が設
けられている。可動部80の両側には所定の間隙を持っ
て一対のコア84,86が固定部78と一体的に形成さ
れている。コア84,86にはコイル88,89がそれ
ぞれ巻回されている。
磁モータは吸引力型でもよい。吸引力型では、永久磁石
を必要とせず電磁モータの部品点数を削減することがで
きる。
により、ロードビーム26はヒンジ部82を中心に揺動
する。ただし、本実施形態は電流に対して発生する力が
非線形であり、ロードビーム26の揺動領域を大きく取
るのは困難である。
15実施形態の平面図、背面側斜視図がそれぞれ示され
ている。本実施形態は、ロードビーム90と一体的に十
字板ばね92を形成したものである。
中央固定部92aと、中央固定部92aからロードビー
ム90の長手方向に伸長する一対のアーム92bと、ア
ーム92bと直交する方向に伸長する一対のアーム92
cとを含んでいる。
り4本の配線パターン94が形成されている。各配線パ
ターン94の一端はスライダ28に取り付けられた磁気
ヘッド素子(トランスデューサ)の端子部に接続されて
いる。
ードビーム90の面上にはフォトリソグラフィー技術に
よりコイル96が形成されている。そして、図34に示
すようにコイル96上には軟磁性体98が接着される。
軟磁性体98の厚さは磁気飽和を考慮しても0.1mm
程度で十分である。この実施形態では、部品点数を削減
できると共に製造工程を簡略化できる。
面図が示されている。この実施形態では、コイル96の
中央端子96aとばね部材、即ちロードビーム90とを
電気的に導通させる。これにより、コイル96の中央端
子96aと端子100とを接続することができる。
のパターンを絶縁層を介して2層にする必要があった
が、本実施形態ではコイルパターンは1層で済み、コイ
ル96の作成工程が大幅に削減される。
態の平面図が示されている。本実施形態では、コイル9
6上にフォトリソグラフィー技術(成膜技術)により軟
磁性体102を直接形成する。
の平面図、背面側斜視図をそれぞれ示している。図38
に示すように、コイルの代わりにロードビーム90の端
部に磁石106を取り付ける。
る軟磁性体104を配置する。磁石106は2極に着磁
されていることが好ましい。この場合は、固定側にコイ
ルが取り付けられることになり、コイルに接続されたリ
ード線の引き回しが容易である。
態の平面図が示されている。本実施形態は、図8に示し
た十字板ばね32上にフォトリソグラフィー技術により
コイル96を形成したものである。コイル96に接続さ
れた導体パターン103が板ばね32のアーム32b上
に形成されている。
態の平面図が示されている。本実施形態では、ロードビ
ーム90上に形成された配線パターン94が十字板ばね
92のアーム92c上に伸長しており、コイル96に接
続された導体パターン103がアーム92b上に形成さ
れている。そして、十字板ばね92の中央固定部92a
上に複数の端子95,105が形成されている。
態の平面図が示されている。本実施形態では、ロードビ
ーム90の端部にU形状磁性部材110が固定されてお
り、このU形状磁性部材110にコイル112,114
が巻回されている。
クチュエータアーム18に固定された磁性部材18aが
挿入されている。本実施形態は、図24に示した第8実
施形態と同様に駆動力を発生する電磁モータが吸引力型
である。
れる第2駆動手段のサーボ帯域を従来と比較して飛躍的
に大きくできるため、ヘッドの位置決め精度を著しく向
上できるという効果を奏する。また、第2駆動手段の電
流−力の関係が線形であるため、広い可動範囲で第2駆
動手段の制御が容易である。
ディスク装置の平面図である。
付けた場合の拡大断面図である。
図、図6(B)はその断面図である。
位を表す伝達関数を示す図である。
る。
図17(B)は第6実施形態平面図である。
ある。
ばねの展開図であり、図19(B)はこの板ばねの折り
曲げ状態を示す斜視図である。
を示す展開図であり、図22(B)はこの板ばねの折り
曲げ状態を示す斜視図である。
形態斜視図である。
Claims (33)
- 【請求項1】 ベースを有するディスク装置のヘッドア
クチュエータであって、 前記ベース上に回転可能に取り付けられたアクチュエー
タアームと;前記アクチュエータアームを回転する第1
駆動手段と;ヘッドを担持したスライダを先端部で支持
するロードビームと;前記アクチュエータアームの先端
部と前記ロードビームの基端部とを弾性的に連結する連
結手段と;前記ロードビームを前記アクチュエータアー
ムに対して揺動させる第2駆動手段と;を具備したこと
を特徴とするヘッドアクチュエータ。 - 【請求項2】 前記連結手段は板ばね構造体を具備して
いる請求項1記載のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項3】 前記板ばね構造体は前記アクチュエータ
アームに固定された中央部分と、該中央部分から前記ロ
ードビームの長手方向に伸長する第1アームと、前記中
央部分から該第1アームと概略直交する方向に伸長する
第2アームとを含んでいる請求項2記載のヘッドアクチ
ュエータ。 - 【請求項4】 前記第1及び第2アームは前記ロードビ
ームの揺動平面に対して概略直交するように折り曲げら
れている請求項3記載のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項5】 前記板ばね構造体はその面が前記ロード
ビームの揺動平面に対して概略直交するように配置され
た互いに離間した第1及び第2板ばね部材を含んでいる
請求項2記載のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項6】 前記板ばね構造体はその面が前記ロード
ビームの揺動平面に対して概略直交するように配置され
た互いに交差する第1及び第2板ばね部材を含んでいる
請求項2記載のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項7】 前記連結手段は前記ロードビームに固定
されたスペーサと、前記スペーサに固定された板ばね構
造体とを具備している請求項1記載のヘッドアクチュエ
ータ。 - 【請求項8】 前記板ばね構造体は前記アクチュエータ
アームに固定された中央部分と、該中央部分から前記ロ
ードビームの長手方向に伸長する第1アームと、前記中
央部分から該第1アームと概略直交する方向に伸長する
第2アームとを含んでいる請求項7記載のヘッドアクチ
ュエータ。 - 【請求項9】 前記ロードビームの揺動中心が該ロード
ビームと前記スライダと前記連結手段とからなる構造体
の重心位置に概略一致している請求項1記載のヘッドア
クチュエータ。 - 【請求項10】 前記第2駆動手段は前記アクチュエー
タアームの厚さ方向に着磁されて該アクチュエータアー
ムに固定された永久磁石と、該永久磁石とギャップを持
って対向するように前記スペーサ上に形成されたコイル
とから構成される請求項8記載のヘッドアクチュエー
タ。 - 【請求項11】 前記第2駆動手段は前記スペーサの厚
さ方向に着磁されて該スペーサに固定された永久磁石
と、該永久磁石とギャップを持って対向するように前記
アクチュエータアームに取り付けられたコイルとから構
成される請求項7記載のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項12】 前記第2駆動手段は前記アクチュエー
タアームに固定されたステータを含んでいる請求項2記
載のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項13】 前記コイルは前記スペーサに取り付け
られた前記板ばね上にフォトリソグラフィー技術により
形成されている請求項10記載のヘッドアクチュエー
タ。 - 【請求項14】 前記第2駆動手段は前記スペーサの端
部に固定されたU形状第1磁性部材と、該第1磁性部材
に巻回された一対のコイルと、前記一対のコイルの間に
挿入されるように前記アクチュエータアームに固定され
た第2磁性部材とから構成される請求項7記載のヘッド
アクチュエータ。 - 【請求項15】 前記第2駆動手段は前記アクチュエー
タアームに固定されたU形状第1磁性部材と、該第1磁
性部材に巻回された一対のコイルと、前記一対のコイル
の間に挿入されるように前記スペーサに固定された第2
磁性部材とから構成される請求項7記載のヘッドアクチ
ュエータ。 - 【請求項16】 前記コイルに接続されたリードパター
ンが前記第1アーム及び前記第2アームの一方の上に形
成されている請求項13記載のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項17】 前記連結手段は前記アクチュエータア
ームに固定された第1部分と、前記ロードビームに固定
された第2部分と、該第1及び第2部分の間に形成され
たヒンジ部分とを含んだスペーサから構成される請求項
1記載のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項18】 前記第2駆動手段は前記アクチュエー
タアームの厚さ方向に着磁されて該アクチュエータアー
ムに固定された永久磁石と、該永久磁石とギャップを持
って対向するように前記スペーサに取り付けられたコイ
ルとから構成される請求項17記載のヘッドアクチュエ
ータ。 - 【請求項19】 前記第2駆動手段は前記スペーサの厚
さ方向に着磁されて該スペーサに固定された永久磁石
と、該永久磁石とギャップを持って対向するように前記
アクチュエータアームに取り付けられたコイルとから構
成される請求項17記載のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項20】 前記連結手段は前記アクチュエータに
固定された固定部分と、該固定部分と一体的に形成され
前記ロードビームに固定された可動部分と、前記固定部
分と可動部分との間に形成されたヒンジ部分とを含んだ
スペーサから構成され、該スペーサは軟磁性体から形成
されており、前記固定部分は前記可動部分とギャップを
持って対向するように前記ロードビームの長手方向に伸
長する一対のコアを有しており、前記コアにはそれぞれ
コイルが巻回されている請求項1記載のヘッドアクチュ
エータ。 - 【請求項21】 前記第2駆動手段は前記アクチュエー
タアームに固定されたステータを含んでいる請求項17
記載のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項22】 ベースを有するディスク装置のヘッド
アクチュエータであって、 前記ベース上に回転可能に取り付けられたアクチュエー
タアームと;前記アクチュエータアームを回転する第1
駆動手段と;先端部でヘッドを担持したスライダを支持
し、前記アクチュエータアームの先端部と弾性的に連結
された一体形成された連結部材を有するロードビーム
と;前記ロードビームを前記アクチュエータアームに対
して揺動させる第2駆動手段と;を具備したことを特徴
とするヘッドアクチュエータ。 - 【請求項23】 前記連結部材は前記アクチュエータア
ームに固定された中央部分と、該中央部分から前記ロー
ドビームの長手方向に伸長する第1アームと、該中央部
分から前記第1アームと概略直交する方向に伸長する第
2アームとを含んだ板ばねから構成される請求項22記
載のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項24】 前記ロードビームは絶縁膜を介してそ
れぞれの一端が前記ヘッドに接続された複数本の配線パ
ターンを有している請求項22記載のヘッドアクチュエ
ータ。 - 【請求項25】 前記第2駆動手段は前記アクチュエー
タアームの厚さ方向に着磁されて該アクチュエータアー
ムに固定された永久磁石と、該永久磁石とギャップを持
って対向するように前記ロードビーム上に形成されたコ
イルと、該コイル上に形成されたヨークとから構成され
る請求項24記載のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項26】 前記コイル及び前記ヨークはフォトリ
ソグラフィー技術により形成された請求項25記載のヘ
ッドアクチュエータ。 - 【請求項27】 前記第2駆動手段は前記ロードビーム
の厚さ方向に着磁されて該ロードビームに固定された永
久磁石と、該永久磁石とギャップを持って対向するよう
に前記アクチュエータアームに取り付けられたコイルと
から構成される請求項24記載のヘッドアクチュエー
タ。 - 【請求項28】 前記コイルは前記ロードビームと電気
的に導通した中央端子を有している請求項25記載のヘ
ッドアクチュエータ。 - 【請求項29】 前記第1及び第2アームは前記ロード
ビームの揺動平面に対して概略直交するように折り曲げ
られている請求項23記載のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項30】 前記ロードビームは絶縁膜を介してそ
れぞれの一端が前記ヘッドに接続された複数本の配線パ
ターンを有しており、前記第1アーム及び前記第2アー
ムの少なくとも一方の上には前記配線パターンに接続さ
れたリードパターンが形成されている請求項23記載の
ヘッドアクチュエータ。 - 【請求項31】 前記第2駆動手段は前記ロードビーム
の端部に固定されたU形状第1磁性部材と、前記第1磁
性部材に巻回された一対のコイルと、前記一対のコイル
の間に挿入されるように前記アクチュエータアームに固
定された第2磁性部材とから構成される請求項22記載
のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項32】 前記第2駆動手段は前記アクチュエー
タアームに固定されたU形状第1磁性部材と、前記第1
磁性部材に巻回された一対のコイルと、前記一対のコイ
ルの間に挿入されるように前記ロードビームの端部に固
定された第2磁性部材とから構成される請求項22記載
のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項33】 前記コイルに接続されたリードパター
ンが前記第1アーム及び前記第2アームの一方の上に形
成されている請求項26記載のヘッドアクチュエータ。
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