JP2982761B2 - 磁気ヘッド位置決め機構 - Google Patents

磁気ヘッド位置決め機構

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JP2982761B2 JP9260680A JP26068097A JP2982761B2 JP 2982761 B2 JP2982761 B2 JP 2982761B2 JP 9260680 A JP9260680 A JP 9260680A JP 26068097 A JP26068097 A JP 26068097A JP 2982761 B2 JP2982761 B2 JP 2982761B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
あるいは光ディスク装置等のディスク装置における記録
・再生ヘッドの位置決め機構に関し、特に、一端に、磁
気ヘッドを備えた磁気ヘッド支持機構を配設したファイ
ンアクチュエータ部と、このファインアクチュエータ部
を支持,固定するコースアクチュエータ部とを備えた2
ステージアクチュエータからなり、高周波数帯域までア
クチュエータ主共振の現れない良好な振動特性を有し、
応答性に優れた、小型かつ高精度の磁気ヘッド位置決め
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置の記録密度は、高BP
I(Bit Per Inch)化と、高TPI(Track Per Inch)
化により年率60%以上のペースで増加している。高B
PI化のためには、ヘッド浮上量の低減やMR(Magnet
o Resistive)ヘッドのようなセンシティビティの高い
磁気ヘッドの採用や高効率な信号処理技術などが求めら
れるが、高TPI化実現のためには、これに加えて磁気
ヘッドの位置決め精度の改善が重要な技術課題となる。
【0003】例えば、1Gb/in2の記録密度ではト
ラック密度は8kTPI以下、トラックピッチにして3
〜4μm程度であるが、10Gb/in2以上の記録密
度を達成するためには、トラック方向密度は25kTP
I以上、トラックピッチにして1μm以下となるため、
磁気ヘッドの位置決め精度は(トラックピッチの10%
程度の)0.1μm以下が要求されるようになる。
【0004】ここで、従来の磁気ディスク装置に用いら
れる磁気ヘッド位置決め機構(ポジショナ)を図36〜
図39に示す。図36は、従来の磁気ヘッド位置決め機
構を示す平面図であり、(a)は静止時を、(b)は動
作時を示している。図37は、図36に示す磁気ヘッド
位置決め機構の側面図である。図38は、図36に示す
磁気ヘッド位置決め機構の磁気ヘッド支持機構部分を示
す斜視図であり、図39は、同じく底面図である。
【0005】これらの図に示す従来の磁気ヘッド位置決
め機構は、磁気ヘッドを円弧形に回転駆動するロータリ
ーアクチュエータ方式と呼ばれるもので、高さ方向に複
数配設されたホルダアーム111と可動コイル112で
構成されたアームブロック(キャリッジ)113が、図
36に示すように、回転軸受け部114を中心に矢印A
方向に回転可能となるように配設されている。
【0006】アームブロック113は、図37に示すよ
うに、高さ方向に複数のホルダアーム111を備えてお
り、複数の各ホルダアーム111の先端部には、図38
及び図39に示すように、それぞれ、磁気ヘッド102
を有する浮上型又は接触型のスライダ103と、このス
ライダ103を支持するジンバルバネ104及びスライ
ダ103に押圧力を付与するためのロードビーム105
から構成された磁気ヘッド支持機構101(Head Gimba
l Assembly:以下「HGA」という)が接続されてい
る。
【0007】また、アームブロック113の他端側には
可動コイル112が設置されており、この可動コイル1
12が外部固定磁気回路116と組み合わされてボイス
コイルモータ(Voice Coil Motor:以下「VCM」とい
う)を構成している。そして、この可動コイル112に
所定の駆動電流を通電することにより駆動力が発生し、
各ホルダアーム111は回転軸受け部114を中心に回
転し、HGA101をシーク方向(矢印A)へ円弧軌道
で回転駆動して、磁気ヘッド102を媒体上の目標トラ
ックへ位置決めするようになっている。
【0008】なお、ここでいう「位置決め」には、磁気
ヘッドを任意のトラック位置から目標のトラック位置へ
と移動させるシーク動作(トラッキング)と、磁気ヘッ
ドを目標のトラック上に追従させておくフォロー動作
(フォローイング)とがある。
【0009】このように、従来の磁気ヘッド位置決め機
構では、一つのVCMで複数の磁気ヘッドを同時に駆動
するようになっていたため、位置決め精度、とりわけフ
ォローイングにおけるトラック追従精度が十分でなく、
上述したような1μm以下の狭トラックピッチが要求さ
れる高TPIの装置には対応できなくなりつつあった。
【0010】そこで、最近では、VCMによるアームブ
ロック(キャリッジ)駆動に加えて、これとは独立し
て、各磁気ヘッドを個別に駆動させる駆動機構を備え
た、いわゆる2ステージアクチュエータの研究が進めら
れている。この2ステージアクチュエータは、図40〜
図43に示すように、個別に駆動させる部位によって大
きく以下の3種類に大別できる。
【0011】すなわち、磁気ヘッド部を個別駆動させる
ヘッド素子駆動方式(図40)、スライダ部を個別区動
作させるスライダ駆動方式(図41)、及び磁気ヘッド
支持機構部(HGA)を個別駆動させるHGA駆動方式
(図42及び図43)である。
【0012】図40に示すヘッド素子駆動方式は、マイ
クロマシーン技術を応用して、磁気ヘッド203を備え
たスライダ201内に櫛歯構造を有する静電駆動型のリ
ニアアクチュエータ202を埋め込んだものである。同
図中204はスライダ201を支持するロードビームで
ある。
【0013】図41(a),(b)に示すスライド駆動
方式は、シリコンマイクロジンバル301とプレーナ型
電磁駆動方式のピギーバック・マイクロアクチュエータ
302を組み合わせた構造となっている。同図中303
はロードビームであり、304はスライダ、305はR
/Wアンプ及び駆動ドライバである。
【0014】最後に図42及び図43に示すHGA駆動
方式であるが、これは、さらに高スティッフネス型(図
42)と高コンプライアンス型(図43)の2種類に分
類される。高スティッフネス型に分類される方式は、図
42に示すように、アームブロック401の先端部に積
層圧電素子402を埋め込み、一対の平行板バネ403
によりHGA接続支持部404を駆動するものである。
この高スティッフネス型では、サーボシステムの構築が
容易であり、薄型・コンパクト・高剛性に設計できる利
点がある。なお、同図中405は可動コイルであり、4
06は媒体を示している。
【0015】一方、高コンプライアンス型は、図43に
示すように、HGA502の接合部に小型のコイル50
3,ヨーク506及び永久磁石507を配設して小型の
VCMを設定するとともに、HGA502を接続したホ
ルダアーム501を、回転軸504を中心に回転自在に
取り付けられた十字バネ505を配設し、VCMの電磁
力によりHGA502を回転駆動させるものである。
【0016】この高コンプライアンス型では、マイクロ
アクチュエータの軸受け部に、駆動面に対して90度に
折り曲げられた十字形のバネ505を配設することによ
って、回転(駆動)方向剛性を落として、並進方向剛性
を強化する設計がなされており、比較的小電流で大きな
駆動ストロークが得られるようになっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の2ステージアクチュエータに関する各技術に
ついては、それぞれ、以下のような種々の問題があっ
た。すなわち、図40に示したヘッド素子駆動方式で
は、スライダ内に櫛歯構造を有する静電駆動型のリニア
アクチュエータを埋め込んだものであるが、加工精度が
高いため歩留まりが悪く、また可動方向に衝撃が加わる
と容易に変位してしまうという欠点があった。
【0018】また、図41に示したスライド駆動方式で
は、誘導磁界を発生させるコイルパターン層を厚くでき
ないため、十分な駆動力が発生できず、未だ実用化に至
っていないという問題があった。
【0019】さらに、HGA駆動方式においては、ま
ず、図42に示した高スティッフネス型では、サーボシ
ステムの構築が容易で薄型・コンパクト・高剛性に設計
できる利点があるが、HGA駆動に大電流が必要であ
り、湿度等の環境変化による劣化(破壊)が著しいなど
の欠点があった。
【0020】一方、図43に示した高コンプライアンス
型では、複雑な軸受けバネ(十字バネ)を備えているた
め、アクチュエータ部の小型化(薄型化)設計を阻み、
並進振動と回転振動の連成といった複雑なバネ構造によ
るオフトラック共振の顕現など、振動特性において問題
を残していた。
【0021】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、2ステー
ジアクチュエータにおいて、高周波数帯域までアクチュ
エータ主共振の現れない良好な振動特性を有し、かつ、
応答性に優れ、特に、10Gb/in2を越える高記録
密度の磁気ディスク装置において、トラック密度25k
TPI以上の狭トラックピッチ(トラックピッチ1μm
以下)でも追従可能で、かつ、サーボ帯域3kHz以上
を確保できるような高速・高精度な磁気ヘッド位置決め
機構の提供を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の磁気ヘッド位置決め機構は、一
端に、磁気ヘッドを備えた磁気ヘッド支持機構を配設し
たファインアクチュエータ部と、一側において前記ファ
インアクチュエータ部を支持,固定するとともに、他側
において軸にて回転可能に支持されたコースアクチュエ
ータ部と、を備えた2ステージアクチュエータからな
り、前記ファインアクチュエータ部が、薄板状の枠体
と、この枠体内に前記磁気ヘッド支持機構に向かって架
設された板バネからなるI形スプリングにより構成した
スプリング部を備えるとともに、前記板バネが長手方向
中間部分において前記コースアクチュエータ部に突設さ
れた固定軸に軸固定されることによって、前記ファイン
アクチュエータ部が前記コースアクチュエータ部に支
持,固定され、このファインアクチュエータ部及びコー
スアクチュエータ部間に小形コイル,ヨーク及び永久磁
石からなるボイスコイルモータが配設され、このボイス
コイルモータの小形コイルに電流が印加され、前記ファ
インアクチュエータ部に駆動力が発生することにより、
前記スプリング部のバネが撓み、当該ファインアクチ
ュエータ部に配設された前記磁気ヘッド支持機構が微小
回転駆動される構成としてある。
【0023】また、請求項2記載の磁気ヘッド位置決め
機構は、前記スプリング部の板バネを、前記軸固定位置
を間に挟んで、一方が長く、他方が短くなるように設定
した構成としてある。
【0024】また、請求項3記載の磁気ヘッド位置決め
機構は、前記スプリング部の板バネを、前記軸固定位置
を間に挟んで、一方が長く、他方が短くなるように設定
するとともに、当該板バネの長い方のバネ幅を、前記軸
固定位置から離れるにしたがって広くなるように形成し
た構成としてある。
【0025】また、請求項4記載の磁気ヘッド位置決め
機構は、前記ボイスコイルモータを構成する小形コイル
を、前記ファインアクチュエータ部の板バネを間に挟ん
で、当該バネ部材の長手方向両側に配設した構成として
ある。
【0026】また、請求項5記載の磁気ヘッド位置決め
機構は、前記ボイスコイルモータを構成する小形コイル
を、前記ファインアクチュエータ部の前記軸固定位置を
中心に、前記バネ部材を内側に取り囲むように環状に配
設した構成としてある。
【0027】また、請求項6記載の磁気ヘッド位置決め
機構は、前記ボイスコイルモータを構成するヨークを、
前記スプリング部を軸固定する固定軸と一体成形し、当
該ヨークを前記ファインアクチュエータ部と分離,独立
して前記固定軸に固定した構成としてある。
【0028】また、請求項7記載の磁気ヘッド位置決め
機構は、前記ファインアクチュエータ部と前記磁気ヘッ
ド支持機構のロードビーム部を一体的に形成するととも
に、前記ファインアクチュエータ部と一体的に形成され
たロードビーム部のバネ部材のうちスライダに押圧荷重
を付与するための荷重負荷部分の板厚を部分的に薄く設
定した構成としてある。
【0029】また、請求項8記載の磁気ヘッド位置決め
機構は、前記ファインアクチュエータ部と前記磁気ヘッ
ド支持機構を一体的に形成するとともに、前記磁気ヘッ
ド支持機構の前記スライダを保持するジンバルバネを、
前記ファインアクチュエータ部と前記磁気ヘッド支持機
構を一体的に形成した部材と異なる部材により形成した
構成としてある。
【0030】このような構成からなる本発明の磁気ヘッ
ド位置決め機構によれば、複数枚のホルダアームからな
るアームブロックの一端に可動コイルを設置し、これを
外部固定磁気回路と組み合わせてVCMを構成して回動
コイルに所定の駆動電流を印加することで駆動力を発生
させ、アームブロック全体を回転駆動させて磁気ヘッド
の位置決め動作を行う従来の機構(コースアクチュエー
タ部)に加えて、アームブロックを構成する各ホルダア
ーム端部に小型の磁気回路を埋め込み、その上に小形コ
イルとヨーク及び板バネからなるファインアクチュエー
タ部を配設してある。
【0031】そして、この小形コイルに所定の電流を印
加して微小な駆動力を発生させることにより、ファイン
アクチュエータ部の軸固定された板バネを撓ませ、ファ
インアクチュエータ部に接続されたHGAを回転駆動さ
せ、各磁気ヘッドを個別に位置決め制御させることがで
きる。
【0032】これにより、高精度なトラック追従動作
(フォローイング)を行うことが可能となる。
【0033】このように、アームブロック全体を一括駆
動してトラッキングするコースアクチュエータ部と、そ
のコースアクチュエータ上にHGAを微小駆動させてフ
ォローイングを行うファインアクチュエータ部を設置す
る2ステージアクチュエータを構築することにより、1
μm以下の狭トラックピッチでも位置決め可能な高精度
な位置決め機構を実現ができる。
【0034】このとき、ファインアクチュエータ部の板
バネは、軸固定位置を挟んで長さの異なる一対のI形ス
プリングをファインアクチュエータ部の長手方向の中心
軸に沿って配設する。
【0035】これにより、面内並進剛性が高く回転剛性
の低い支持バネを設定でき、高周波数帯域まで共振ピー
クの現れない良好な振動特性が得られ、応答性に優れた
磁気ヘッド位置決め機構を実現することができる。
【0036】また、ファインアクチュエータ部の板バネ
として、軸固定位置を間に挟んで一対の平行板バネをフ
ァインアクチュエータ部の長手方向の中心軸に沿って配
設し、その左右両側に一対の小形コイル及びヨークを設
けて二つの小型VCMを構成されている。
【0037】これにより、軸固定位置を中心に一対の平
行板バネに軸回転力を加えることができ、これによって
HGAを微小駆動させてトラック追従を行うことができ
る。
【0038】この場合、コースアクチュエータ駆動時に
は、ファインアクチュエータ部の左右の小形コイルには
逆位相の駆動電流を流す。
【0039】これにより、板バネの左右で対向する駆動
力を発生させてファインアクチュエータ部をコースアク
チュエータ上に固定して面内並進剛性を確保し、高周波
数帯域まで共振ピークの現れない良好な振動特性が得ら
れる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の磁気ヘッド位置決
め機構の実施の形態について、図面を参照して説明す
る。 [第一実施形態]まず、本発明の磁気ヘッド位置決め機
構の第一実施形態について図1〜図11を参照して説明
する。図1は、本実施形態に係る磁気ヘッド位置決め機
構を示す平面図であり、同じく、図2は側面図、図3は
要部拡大断面図、図4は分解平面図である。
【0041】図5は、本実施形態に係るファインアクチ
ュエータ部のスプリング部の詳細を示す図であり、
(a)は平面図、(b)は要部拡大平面図である。図6
は、本実施形態に係る磁気ヘッド位置決め機構の動作説
明図であり、(a)はトラック追従動作時、(b)はシ
ーク動作時を示している。
【0042】図7は、本実施形態におけるヨーク質量の
アクチュエータ振動特性に及ぼす影響を示すグラフであ
り、図8(a)及び(b)は本実施形態の主な振動モー
ドを示す図である。図9及び図10は、本実施形態の振
動特性(シミュレーション/実機試験)を示すグラフで
あり、さらに、図11は本実施形態の小形コイルに印加
する駆動電流とファインアクチュエータ部の駆動変位の
関係を示すグラフである。
【0043】これらの図に示すように、本発明の磁気ヘ
ッド位置決め機構の第一実施形態は、磁気ヘッドを搭載
したスライダを支持する磁気ヘッド支持機構(HGA)
1と、磁気ヘッド支持機構を微小駆動させるためのファ
インアクチュエータ部2と、複数の磁気ヘッド支持機構
及びファインアクチュエータ部を一括駆動させるための
コースアクチュエータ部とからなる2ステージアクチュ
エータを構成している。
【0044】なお、本発明においては、磁気ヘッド位置
決め機構のホルダアーム部を小型かつ高精度な2ステー
ジアクチュエータにより構成したことを特徴とするもの
であり、その他の構成部分については、図36〜図39
に示した従来の磁気ヘッド位置決め機構とほぼ同様の構
成となっている。
【0045】まず、本実施形態のHGA1は、詳細図は
省略するが、図36〜図39で示した従来の磁気ヘッド
位置決め機構におけるHGA101とほぼ同様の構成と
なっており、磁気ヘッドを有する浮上型又は接触型のス
ライダと、それを支持するジンバルバネ部及びスライダ
に押圧力を付与するためのロードビーム部から構成され
ており、スライダを媒体に対向する向きにし配設して、
ファインアクチュエータ部2に接続されている。
【0046】ファインアクチュエータ部2は、薄い一枚
の鋼板で形成されたI形スプリング3と小形コイル4及
びヨーク5とで構成してある。I形スプリング3は、フ
ァインアクチュエータ部2の長手方向、すなわち、HG
A1側に向かう方向に沿って配設されており、中間部分
にかしめ部3aが設けてある。
【0047】すなわち、ファインアクチュエータ部2を
構成するI形スプリング3は、一対のI形の板バネ(I
形スプリング)が、かしめ部3aを挟んでファインアク
チュエータ部2の長手方向中心軸に沿って前後に配設さ
れている。
【0048】これによって、図3に示すように、コース
アクチュエータ部10のホルダアーム11に突設された
固定軸7にかしめ部3aが貫通,固定され(図3中のか
しめ位置6)、ファインアクチュエータ部2の全体がホ
ルダアーム11に軸固定されるようになっている。
【0049】ここで、このI形スプリング3の一対の板
バネは、一方が他方に比べてバネ長が長くなるように設
定されており、また、そのバネ幅はかしめ位置から離れ
るにしたがって幅が広くなるように設定してある。
【0050】具体的には、図5(a),(b)に示すよ
うに、ファインアクチュエータ部2のI形スプリング3
は、図5に示すように、かしめ部3aを挟んでファイン
アクチュエータ部2の長手軸方向にI形の板バネを配設
した構造であり、このうち小形コイル4側の板バネが、
バネ長(L0)を短く、かつ、バネ幅を細く(I形スプ
リング3の板厚と同程度:W0=100〜200μm)
設定してる。一方、HGA1側の板バネは逆に、バネ長
(L1)を長く、かつ、そのバネ幅はかしめ位置6から
HGA1側へ移動するにしたがって広げていく(図5
中:W1<W2)ように設定している。
【0051】このようにI形スプリング3の板バネを構
成することにより、小形コイル4に発生する駆動力を板
バネの撓みによって受ける際、回転剛性を下げて所定の
駆動力で十分な回転変位が得られるようにするととも
に、並進方向の剛性を上げてシーク方向の構造共振が高
周波数まで現れないように設計し高速アクセスに対応さ
せることができる。
【0052】なお、このI形スプリング3は、かしめ位
置6において固定軸7に貫通,固定されるかしめ部3a
の直径(図5(b)中のφ1)が大きすぎると、ファイ
ンアクチュエータ部2の軸回転剛性が硬くなり十分な駆
動変位・追従性能が得られなくなり、逆に小さすぎると
面外方向剛性(ファインアクチュエータ部2の固定軸周
りのピッチ/ロール剛性)が低くなるため、イニシャル
・ピッチ変動に起因したZ−Height誤差を引き起
こす可能性がある。
【0053】このため、HGA1の押圧力や後述するコ
ースアクチュエータ部10の永久磁石9によるヨーク5
の引っ張り力、あるいは外部衝撃といった外乱に対し、
軸固定部分が十分に剛となるピッチ/ロール剛性を有す
るように固定軸7の径を設計することが望ましい。同様
の観点から、I形スプリング3自体についても図中矢印
Y方向の曲げ剛性に比べてZ方向曲げ剛性が十分に剛と
なるのが理想であり、I形スプリング3の板厚は厚く、
板幅(W0,W1)は細くなるように設計することが望ま
しい。
【0054】なお、このファインアクチュエータ部2の
スプリング部は、本実施形態では薄板状の枠体と、この
枠体に架設される板バネからなるI形スプリング3によ
り構成してあるが、これ以外の構成とすることもでき
る。すなわち、少なくとも枠体及び枠体内にHGA1に
向かって架設されたバネ部材とを有するスプリング部で
あって、バネ部材が長手方向中間部分においてコースア
クチュエータ部10から突設された固定軸7に軸固定さ
れるものであれば、I形スプリング以外のものであって
も良い。
【0055】一方、この薄鋼板状のファインアクチュエ
ータ部2に配設される小形コイル4は、ファインアクチ
ュエータ部2のかしめ位置6を挟んでHGA1の接続側
とは反対側に固定され、また、ヨーク5はI形スプリン
グ3を形成する鋼板を間に挟んで小形コイル4の取付面
とは反対側の面に固定してある。
【0056】このように、ヨーク5及び小形コイル4
は、固定軸7によるかしめ位置6を挟んでHGAとは反
対側に取り付けているが、このときヨーク5はI形スプ
リング3の鋼板を挟んで小形コイル4とは反対側の面に
取り付けてある(図3参照)。
【0057】ただし、Z−Heightが小さく設計さ
れている装置に組み込む場合には、ヨーク5をコイル側
(小形コイル4とI形スプリング3の鋼板の間)に取り
付けても良い。なお、このようにヨーク−磁石間距離を
近づけて配設する後者の取付方法では、発生する駆動力
を大きく設定できる一方で、後述するコースアクチュエ
ータ部10の永久磁石9のヨーク引力が大きくなるた
め、イニシャル・ピッチ・バイアスを引き起こす可能性
がある。したがって、ファインアクチュエータ部2の固
定軸まわりのピッチ剛性を十分大きく設定できない場合
には、前者の取付方法を採用することが望ましい。
【0058】コースアクチュエータ部10は、一端に複
数枚のホルダアーム11を備えるとともに、他端に一の
可動コイル12を備えたアームブロック(キャリッジ)
13により構成されている。そして、図示しない外部固
定磁気回路と組み合わされて大型のVCMを構成し、可
動コイル12に所定の駆動電流を印加することにより駆
動力を発生し、アームブロック13が回転軸受け部14
を中心に回転駆動し、磁気ヘッドのシーク動作(トラッ
キング)を行うようになっている。
【0059】このコースアクチュエータ部10を構成す
る各ホルダアーム11には、二個一対の永久磁石9を固
定したヨーク台8が埋め込まれており、磁石部を構成し
ている。この磁石部は、二個一対の永久磁石9が、図4
に示すように、それぞれN極とS極を媒体側に向けてヨ
ーク台8に固定されるとともに、磁石部全体が、図3に
示すように、ファインアクチュエータ部2の小形コイル
4に対応する位置に埋め込まれており、ファインアクチ
ュエータ部2のヨーク5と組み合わされて磁路を閉じて
いる。
【0060】これにより、磁石部はファインアクチュエ
ータ部2の小形コイル4及びヨーク5と組み合わされて
小型の磁気回路(VCM)を構成し、小形コイル4に電
流を印加することにより駆動力を生じさせる。この小型
のVCMの駆動力によって、後述するように、I形スプ
リング3が撓み、かしめ位置6を支点としてファインア
クチュエータ部2が回転駆動し、HGA1を微小変位さ
せ磁気ヘッドのトラック追従動作(フォローイング)を
行うようになっている。
【0061】ところで、本実施形態において、ファイン
アクチュエータ部2に配設されるヨーク5に用いられる
製磁材料としては、コストの兼ね合い等により、定炭素
鋼(S10C〜S30C)などが通常用いられるが、駆
動部となるファインアクチュエータ部2自体に直接ヨー
クを接続するような本実施形態の場合、ヨーク質量が小
さいほど主共振は高周波にシフトし、振動振幅も抑えら
れる。
【0062】図7は、本実施形態におけるファインアク
チュエータ部のヨーク質量(板厚)を変化させていった
場合の伝達特性を計算により求めたもので、横軸が周波
数(リニア)で、縦軸が固定軸に対する磁気ヘッド位置
の応答である。図8(a)及び(b)は、本実施形態に
係る磁気ヘッド位置決め機構の主な振動モードを示す説
明図である。
【0063】これによれば、軸回転1次モード(図8
(a))が300Hz前後に、またアクチュエータ主共
振(図8(b))が12〜14kHzに現れている。こ
のとき、ヨーク質量を軽く(板厚を薄く)すると、主共
振は高周波へシフトし、かつ、共振ゲインが抑制される
のがわかる。
【0064】図9〜図10は、起磁力モデルから算出し
たヨーク(定炭素鋼)断面寸法(板幅/板厚)を用いた
場合の、シミュレーション(図9)及び実機試験(図1
0)によるファインアクチュエータ部振動特性を示して
いる。
【0065】この場合、軸回転1次モードは270Hz
前後、主共振は12.4kHzに現れているが、前述し
たように、低炭素鋼の代わりに電磁軟鉄(F2)やパー
メンジュール(PR)といった透磁率の高い材料を用い
てヨークの軽量化を図ることができれば、振動特性はさ
らに改善する。
【0066】また、小形コイル4については、本実施形
態では、一般的なエナメル被膜の銅線を用いているが、
必要な駆動力に応じてコイルの巻数や線径(印加できる
電流)が決定される。図11は、第一の実施例における
ファインアクチュエータ部の小形コイル4に直流電流を
印加していった場合の磁気ヘッド位置の駆動変位を実機
及び計算により求めたものである。印加電流の増加に伴
い磁気ヘッドがリニアに変位し、200mA時に10μ
m程度の変位量が得られる。
【0067】このような構成からなる本実施形態の磁気
ヘッド位置決め機構では、図6に示すように、シーク動
作時(トラッキング)には、コースアクチュエータ部1
0に取り付けられた可動コイル12に電流を印加して
(図示しない)外部固定磁気回路と組み合わせてなるV
CMに駆動力が発生し、複数枚のファインアクチュエー
タ部2とホルダアーム11からなるアームブロック(キ
ャリッジ)13を一括駆動する(図6(b)に示す状
態)。
【0068】そして、トラック追従時(フォローイン
グ)には、各ファインアクチュエータ部2に取り付けら
れた小形コイル4に電流を印加し、コースアクチュエー
タ部10に埋め込まれた磁気回路と組み合わせて小型V
CMに駆動力を発生させ、HGA1を微小回転駆動し
て、磁気ヘッドを目標上に追従させる(図6(a)に示
す状態)。
【0069】以上説明したように、本実施形態に係る磁
気ヘッド位置決め機構によれば、複数枚のホルダアーム
11からなるアームブロック13の一端に可動コイル1
2を設置し、これを外部固定磁気回路と組み合わせてV
CMを構成して回動コイル12に所定の駆動電流を印加
することで駆動力を発生させ、アームブロック13全体
を回転駆動させて磁気ヘッドの位置決め動作を行うコー
スアクチュエータ部10に加えて、アームブロック13
を構成する各ホルダアーム11の端部に小型の磁気回路
を埋め込み、その上に小形コイル4とヨーク5及びI形
スプリング3からなるファインアクチュエータ部2を配
設してある。
【0070】そして、この小形コイル4に所定の電流を
印加して微小な駆動力を発生させることにより、ファイ
ンアクチュエータ部2の軸固定されたI形スプリング3
の板バネを撓ませ、ファインアクチュエータ部2に接続
されたHGA1を回転駆動させ、各磁気ヘッドを個別に
位置決め制御させることができる。これにより、高精度
なトラック追従動作(フォローイング)を行うことが可
能となる。
【0071】このように、アームブロック13全体を一
括駆動してトラッキングするコースアクチュエータ部1
0と、そのコースアクチュエータ部10上にHGA1を
微小駆動させてフォローイングを行うファインアクチュ
エータ部2を設置する2ステージアクチュエータを構築
することにより、1μm以下の狭トラックピッチでも位
置決め可能な高精度な位置決め機構を実現ができる。
【0072】[第二実施形態]次に、本発明の磁気ヘッ
ド位置決め機構の第二実施形態について図12を参照し
て説明する。図12は、本発明の第二実施形態に係る磁
気ヘッド位置決め機構を示しており、(a)は2ステー
ジアクチュエータの全体を示す平面図であり、(b)は
ファインアクチュエータ部を構成するI形スプリングの
拡大平面図である。
【0073】同図に示す本実施形態の磁気ヘッド位置決
め機構は、第一実施形態におけるファインアクチュエー
タ部2のI形スプリング3の、短い方の板バネをかしめ
位置6を挟んでHGA1側に、また、長い方の板バネを
小形コイル4側に設定したものである。このとき、板バ
ネの長さや幅に関しては、第一実施形態の場合と同様で
あるが、長い方の板バネは、図示するように、小形コイ
ル4側に一部(又は全部)がオーバーラップするように
配設してある。
【0074】このような構成からなる本実施形態の磁気
ヘッド位置決め機構によれば、上述した第一実施形態に
比べて、駆動方向の回転剛性は若干硬くなるものの、フ
ァインアクチュエータ部2をきわめてコンパクトに設計
できるようになる。したがって本実施形態は、駆動変位
は小さくても構わないが、駆動部の小型化設計が要求さ
れるような装置に対して有効である。
【0075】[第三実施形態]次に、本発明の磁気ヘッ
ド位置決め機構の第三実施形態について図13〜図16
を参照して説明する。図13は、本発明の第三実施形態
に係る磁気ヘッド位置決め機構を示す要部拡大平面図で
あり、同じく図14は要部断面側面図、図15は分解平
面図である。図16は、本実施形態に係るかしめ一体型
の固定ヨークを示しており、(a)は平面図、(b)は
断面側面図である。また、図17は、本発明の第三実施
形態に係る磁気ヘッド位置決め機構の動作説明図であ
り、トラック追従動作時を示している。
【0076】これらの図に示すように、本実施形態の磁
気ヘッド位置決め機構は、上述した第一実施形態に係る
2ステージアクチュエータにおけるファインアクチュエ
ータ部2のヨーク5を、ファインアクチュエータ部2を
コースアクチュエータ部10に軸固定するためのかしめ
と一体成形し、固定軸7を支点に駆動されるファインア
クチュエータ部2とは分離,独立して配設したかしめ一
体型の固定ヨーク17としたものである。これにより、
ファインアクチュエータ部2の動作中も、ヨーク17が
かしめ位置6においてコースアクチュエータ部10に常
に固定されていることを特徴としている。
【0077】すなわち、本実施形態では、第一実施形態
において磁路を閉じるためにファインアクチュエータ部
2のI形スプリング3を形成する鋼板に直接接続してい
たヨーク5を、図13及び図14に示すように、固定軸
7への軸固定用のかしめと一体成形した固定ヨーク17
としてあり、ファインアクチュエータ部2とは分離・独
立してかしめ位置に固定されるようになっている。
【0078】これにより、本実施形態では、ファインア
クチュエータ部2の構成はHGA1とI形スプリング3
及び小形コイル4のみとなり、ファインアクチュエータ
部2がヨーク質量から解放される。したがって、上述し
た第一の実施形態で説明したように、磁束密度を減少
(漏洩)させて駆動力を低下させることなく、ファイン
アクチュエータ部2の振動特性を改善する、すなわち、
主共振を高周波にシフトさせ、かつ、振動振幅を抑える
ことができ、アクチュエータのサーボ帯域を広げること
ができるとともに、駆動時の慣性モーメントを小さくで
きる。このため、本実施形態では、特に応答性に優れた
ファインアクチュエータ部2を構築することができる。
【0079】[第四実施形態]次に、本発明の磁気ヘッ
ド位置決め機構の第四実施形態について図18〜図22
を参照して説明する。図18は、本発明の第四実施形態
に係る磁気ヘッド位置決め機構を示す平面図であり、同
じく図19は要部断面側面図、図20は分解平面図であ
る。図21は、本実施形態に係るI形スプリングを示す
拡大平面図である。また、図22は、本発明の第四実施
形態に係る磁気ヘッド位置決め機構の動作説明図であ
り、(a)及び(c)はトラック追従動作時を、(b)
はシーク動作時を示している。
【0080】これらの図に示すように、本実施形態の磁
気ヘッド位置決め機構は、上述した第一実施形態とほぼ
同様の構成となっており、HGA1,ファインアクチュ
エータ部2,コースアクチュエータ部10を備えてお
り、ファインアクチュエータ部2は、I形スプリング
3,小形コイル4,ヨーク5からなっている。
【0081】ここで、本実施形態のI形スプリング3
は、図20及び図21に示すように、ファインアクチュ
エータ部2の中央のかしめ部を挟んで、長さの等しい一
対の平行板バネをファインアクチュエータ部2の長手方
向中心軸に沿って前後に配設してある。
【0082】なお、このI形スプリング3の一対の平行
板バネは、図20に示すように、幅の均一な平行板バネ
でも良いし、かしめ位置から離れるにしたがい幅を広げ
ていくように設定しても良い。並進方向の剛性確保を考
えるならば後者が有効であるが、本実施形態のように、
後述する一対の小形コイルをファインアクチュエータ部
2の左右端に配設するような構造の場合には、前者のよ
うに幅の一定な平行板バネに設定して回転剛性と並進剛
性の両方を下げておいても構わない。
【0083】一方、小型VCMを構成する小形コイル4
は、本実施形態では、一対の小形コイル4(4a,4
b)が、ファインアクチュエータ部2の長手方向を中心
として、すなわち、一対の平行板バネを対称軸としてフ
ァインアクチュエータ部2の左右両側端に配設してあ
る。
【0084】そして、この一対の小形コイル4a,4b
に対応して、一対のヨーク5(5a,5b)が、平行板
バネを形成するI形スプリング3の鋼板を挟んで、小形
コイル4の取付面とは反対の面に固定してある。この一
対のヨーク5a,5bは、かしめ位置を間に挟んで、フ
ァインアクチュエータ部2の左右端に配設された一対の
小形コイル4を連結する形で、小形コイル4と直交する
方向でファインアクチュエータ部2に固定されている。
【0085】さらに、コースアクチュエータ部10側に
は、ファインアクチュエータ部2をかしめ位置において
コースアクチュエータ部10に軸固定したときに、一対
のヨーク5a,5bに対向する位置に、一のヨーク台8
(8a,8b)と一対の永久磁石9(9a,9b)から
なる磁石部が二つ埋め込まれており、これらが磁気回路
を構成している。
【0086】すなわち、コースアクチュエータ部10を
構成する各ホルダアーム11には、ヨーク台8(8a,
8b)及びヨーク台8に固定された一対の永久磁石9
(9a,9b)からなる磁石部が、ファインアクチュエ
ータ部2を固定する固定軸7を挟んで長手方向の前後
に、一対の小形コイル4(4a,4b)に対応する位置
に埋め込んである。これにより、ファインアクチュエー
タ部2の一対の小形コイル4及びヨーク5と組み合わせ
て、かしめ位置を中心とした四点に駆動力が発生するよ
うな小型VCMが構築される。
【0087】このとき、コースアクチュエータ部10に
埋め込む二つの磁石部の永久磁石9(9a,9b)と、
ファインアクチュエータ部2の一対の小形コイル4(4
a,4b)との位置関係は、それぞれの小形コイル4の
ファインアクチュエータ部2の長手方向中心軸側の線束
上の前後端にくるように配設し(図21に示すA,B,
C,D点)、かつ、各々の磁極は固定軸7によるかしめ
位置を中心に点対称となる向きに配設する。
【0088】これにより、ファインアクチュエータ部2
の駆動時(フォローイング)には、一対の小形コイル4
a,4bに同位相の電流を印加して、四つの永久磁石に
対応する位置のコイル上の4点に、かしめ位置を中心と
した回転駆動力を発生させ、磁気ヘッドを微小駆動する
(図22(a),(c)の状態)。
【0089】一方、コースアクチュエータ駆動時(トラ
ッキング)には、同じく一対の小形コイル4a,4bに
逆位相の電流を印加して、四つの永久磁石に対応する位
置のコイル上の4点に、ファインアクチュエータ部2の
長手方向中心軸を挟んで対向する向きの駆動力を発生さ
せ、ファインアクチュエータ部2をコースアクチュエー
タ部10上に固定する(図22(b)の状態)。
【0090】このように、本実施形態の磁気ヘッド位置
決め機構によれば、一対の小形コイル4a,4bに同位
相の駆動電流を印加することにより、トラック追従時
(フォローイング)には、固定軸7まわりの回転力を発
生させてファインアクチュエータ部2の平行板バネを撓
ませて磁気ヘッドを微小駆動させることができる。一
方、シーク動作時(トラッキング)には、一対の小形コ
イル4a,4bに逆位相の電流を印加して、板バネ左右
の小形コイル4a,4bに対向する電磁力を発生させ
て、ファインアクチュエータ部2をホルダアーム11上
に固定しながらコースアクチュエータ部10を駆動する
ことができる。
【0091】なお、本実施形態のように二つの小形コイ
ル4a,4bを備えたいわゆるデュアル・コイル型の駆
動方式では、部品点数の増加や装置の大型化を余儀なく
されるといったデメリットがあるが、ファインアクチュ
エータ部2の固定軸7を中心として大きな回転駆動力が
得られ、かつ、ファインアクチュエータ部2のI形スプ
リング3の剛性(回転剛性)を十分に下げることができ
るため、HGA1の変位量を大きく稼ぎたい場合に有効
である。
【0092】[第五実施形態]次に、本発明の磁気ヘッ
ド位置決め機構の第五実施形態について図23〜図25
を参照して説明する。図23は、本発明の第五実施形態
に係る磁気ヘッド位置決め機構を示す平面図であり、同
じく図24は分解平面図である。また、図25は、本発
明の第五実施形態に係る磁気ヘッド位置決め機構の動作
説明図であり、(a)及び(c)はトラック追従動作時
を、(b)はシーク動作時を示している。
【0093】これらの図に示す本実施形態の磁気ヘッド
位置決め機構は、上述した第四実施形態の駆動部の大型
化・質量増加といったデメリットを解消することを目的
としている。ずなわち、本実施形態においては、ファイ
ンアクチュエータ部2に取り付けた一対の小形コイル4
a,4bをさらに小型化してあり、ファインアクチュエ
ータ部2の長手方向中心軸を挟んだ左右端の、かしめ位
置よりも後端側(HGA1の取付位置と反対側)に配設
するようにしてある。
【0094】また、コースアクチュエータ部10側に取
り付ける磁石部も、上述した第一実施形態の場合と同様
の二個一対の永久磁石9を有する一のヨーク台8が、一
対の小形コイル4が配設されたファインアクチュエータ
部2の長手方向中心軸側の線束に永久磁石9が配設され
るように埋め込まれている。
【0095】なお、本実施形態では、ファインアクチュ
エータ部2のI形スプリング3は、第四実施形態と同様
に、かしめ位置を挟んで長さ及び幅の等しい一対の平行
板バネをファインアクチュエータ部2の長手中心軸上に
配設しているが、第一実施形態にように、一対の平行板
バネのうちどちらか片方のバネ長を短くしたり、板バネ
の幅をかしめ位置から離れていくにしたがって拡張させ
るようにしても良い。
【0096】このような構成からなる本実施形態の磁気
ヘッド位置決め機構によれば、上述した第四実施形態と
同様、ファインアクチュエータ部2の動作時(フォロー
イング)には、一対の小形コイル4に同位相の電流を印
加して、二つの永久磁石に対応する位置のコイル上の2
点に駆動力を発生させて磁気ヘッドを微小回転駆動させ
ることができる(図25(a),(c)の状態)
【0097】また、コースアクチュエータ部10の動作
時(トラッキング)には、同じく一対の小形コイル4に
逆位相の電流を印加して、二つの永久磁石に対応する位
置のコイル上の2点に、ファインアクチュエータ部2の
長手中心軸を挟んで対向する向きに駆動力を発生させ、
ファインアクチュエータ部2をコースアクチュエータ部
10上に固定することができる(図25(b)の状
態)。
【0098】[第六実施形態]次に、本発明の磁気ヘッ
ド位置決め機構の第六実施形態について図26〜図29
を参照して説明する。図26は、本発明の第六実施形態
に係る磁気ヘッド位置決め機構を示す平面図であり、同
じく図27は要部断面側面図、図28は分解平面図であ
る。また、図29は、本発明の第六実施形態に係る磁気
ヘッド位置決め機構の動作説明図であり、(a)及び
(b)はそれぞれトラック追従動作時を示している。
【0099】これらの図に示すように、本実施形態に係
る磁気ヘッド位置決め機構は、上述した第四実施形態に
係るファインアクチュエータ部2と同様に、長さの等し
い平行板バネを、かしめ位置を挟んでファインアクチュ
エータ部2の長手方向中心軸に沿って前後に配設すると
ともに、この平行板バネ及びかしめ部を取り囲むように
して、一つの小形コイル4が環状に配設したものであ
る。
【0100】図26〜図28に示すように、本実施形態
の磁気ヘッド位置決め機構は、上述した第四実施形態と
ほぼ同様の構成となっており、HGA1,ファインアク
チュエータ部2,コースアクチュエータ部10を備えて
おり、ファインアクチュエータ部2は、I形スプリング
3,小形コイル4,ヨーク5からなっている。
【0101】ここで、I形スプリング3は、第四実施形
態と同様に、一対の長さの等しい平行板バネをかしめ位
置6を挟んでファインアクチュエータ部2の長手中心軸
上に配設しており、この一対の平行板バネを取り囲むよ
うに一つの小形コイル4を環状に取り付けている。
【0102】なお、一対の平行板バネを構成するI形ス
プリング3は、幅の均一な平行板バネでも良いが、本実
施形態のように一のコイルでファインアクチュエータ部
2を駆動するような方式(シングル・コイル方式)で
は、第四実施形態のように、二つのコイルで対向する駆
動力を発生させてファインアクチュエータ部2のシーク
方向並進振動(主共振)を抑制することができない。こ
のため、このような場合には、上述した第二実施形態の
ように、軸固定位置から離れていくにしたがい板バネの
幅を広げていくように設定して、並進方向の剛性を確保
することが望ましい。
【0103】また、かしめ位置6を挟んで、ファインア
クチュエータ部2の長手中心軸の前後には、一対のヨー
ク5(5a,5b)が、ファインアクチュエータ部2の
小形コイル4の取付面と反対側の面に配設してある。そ
して、コースアクチュエータ部10には、この一対のヨ
ーク5に対向する位置に、ヨーク台8(8a,8b)及
びこのヨーク台8に接続された一対の永久磁石9(9
a,9b)からなる磁石部が、一対のヨーク5に対応し
て二つ埋め込まれている。
【0104】ここで、コースアクチュエータ部10に埋
め込む一対の磁石部の四つの永久磁石9の位置は、第四
実施形態の場合と同様、小形コイル4のファインアクチ
ュエータ長手中心軸に沿った線束上の、かしめ位置6を
中心とした4点に来るように配設し、かつ、それぞれの
磁極が、かしめ位置6を中心に点対称となる向きに配設
する。
【0105】これにより、ファインアクチュエータ部2
の駆動時(フォローイング)には、小形コイル4に駆動
電流を印加することにより、四つの永久磁石配設相当の
コイル上4点に、かしめ位置を中心とした回転駆動力が
発生し(図29参照)、磁気ヘッドを微小駆動させるこ
とができる。
【0106】このように本実施形態では、コースアクチ
ュエータ部10を構成する各ホルダアーム11に、ヨー
ク台8(8a,8b)及びヨーク台に接続された一対の
永久磁石9(9a,9b)からなる磁石部を、ファイン
アクチュエータ部2を固定する固定軸7を挟んで、長手
方向の前後の小形コイル4に対応する位置に埋め込み、
ファインアクチュエータ部2の小形コイル4及びヨーク
5(5a,5b)と組み合わせて、かしめ位置を中心と
した四点に駆動力が発生するような小型VCMを構成し
ている。
【0107】これにより、小形コイル4に駆動電流を印
加することで、固定軸まわりに回転力を発生させ、ファ
インアクチュエータ部2の平行板バネを撓ませて磁気ヘ
ッド支持機構を微小駆動させ磁気ヘッドのトラック追従
動作(フォローイング)を行うことができる。なお、本
実施形態は、第一実施形態よりも大きな駆動変位が要求
され、かつ、あまり高周波数帯域までサーボをかけない
ような場合に好適である。
【0108】[第七実施形態]次に、本発明の磁気ヘッ
ド位置決め機構の第七実施形態について図30〜図32
を参照して説明する。図30は、本発明の第七実施形態
に係る磁気ヘッド位置決め機構を示す平面図であり、同
じく図31は要部断面側面図、図32は分解平面図であ
る。
【0109】これらの図に示す本発明の第七実施形態に
係る磁気ヘッド位置決め機構は、上述した第一〜第六実
施形態に係る2ステージアクチュエータの、HGA1を
構成するロードビーム部1c及びジンバルバネ部1b
と、ファインアクチュエータ部2のI形スプリングとを
一枚の薄い鋼板により一体形成し、HGA一体型I形ス
プリング18としたものである。
【0110】そして、このとき、ファインアクチュエー
タ部2の中央かしめ位置を挟んだ前後一対の平行板バネ
を構成するI形スプリングと、HGA1のスライダ1a
を支持するジンバルバネ部1bを、ハーフエッチングに
よって、その他の部位よりも板厚が薄くなるように設定
するようにしてある。
【0111】すなわち、図30〜図32に示すよう
に、、本実施形態の磁気ヘッド位置決め機構を構成する
2ステージアクチュエータは、ファインアクチュエータ
部2とコースアクチュエータ部10から構成され、ファ
インアクチュエータ部2は、HGA一体型I形スプリン
グ18と小形コイル4及びヨーク5からなっている。
【0112】そして、本実施形態における2ステージア
クチュエータは、このように上述した第一実施形態とほ
ぼ同様の構成からなるファインアクチュエータ部2を構
成するI形スプリングと、HGA1を構成するロードビ
ーム部1c及びジンバルバネ部1bとを、薄い一枚の鋼
板で一体成形し、HGA一体型I形スプリング18とし
てある。
【0113】そして、この一体型I形スプリング18の
板バネ部分と、HGA1を構成するロードビーム部1c
及びジンバルバネ部1bのうち、スライダ1aを保持す
るジンバルバネ部1bとファインアクチュエータ部2を
保持するI形の板バネ部分とを、ハーフエッチング等の
プロセスにより板厚を薄く削り、剛性を下げるようにし
てある(図32に示すハーフエッチング部18a)。
【0114】なお、本実施形態では、ジンバルバネ部1
bとI形の板バネ部分とを同じ板厚に削るようにしてあ
るが、必要に応じてここの板厚を変えたり、ジンバルバ
ネ部のみハーフエッチング処理をしても良い。
【0115】このように、HGA1とI形スプリングを
一体成形した本実施形態のファインアクチュエータ部2
によれば、加工としてはロードビーム部を省略した形に
なるため、基本的にジンバルバネ部の曲げ加工のみでス
ライダを押圧することができる。
【0116】したがって、スライダ1aに大荷重をかけ
ることはできないが、代わりに小型化・軽量化設計が容
易であり、加工性に優れ、高周波数帯域まで構造共振の
現れない高速シーク動作に適した位置決め機構を実現す
ることができる。
【0117】[第八実施形態]さらに、本発明の磁気ヘ
ッド位置決め機構の第八実施形態について図33〜図3
5を参照して説明する。図33は、本発明の第八実施形
態に係る磁気ヘッド位置決め機構を示す平面図であり、
同じく図34は要部断面側面図、図35は分解平面図で
ある。
【0118】これらの図に示す本実施形態に係る磁気ヘ
ッド位置決め機構は、上述した第七実施形態の2ステー
ジアクチュエータにおける、HGA1を構成するロード
ビーム部と、ファインアクチュエータ部2のI形スプリ
ングとを一枚の薄い鋼板により一体形成してロードビー
ム一体型I形スプリング19とするとともに、さらに、
HGA1のスライダを支持するジンバルバネ部のみ、別
に板厚の異なる鋼板で形成してジンバルバネ20とし、
これをレーザ溶接等によりロードビーム一体型I形スプ
リング19のロードビーム部に接続するようにしたもの
である。
【0119】すなわち、図33〜図35に示すように、
本実施形態の2ステージアクチュエータは、ジンバルバ
ネ20、ファインアクチュエータ部2及びコースアクチ
ュエータ部10から構成されている。そして、ファイン
アクチュエータ部2は、ロードビーム一体型I形スプリ
ング19と小形コイル4及びヨーク5からなっている。
【0120】そして、本実施形態では、上述した第七実
施形態におけるHGA一体型I形スプリング部17にお
いてハーフエッチングにより板厚を薄く設定していたジ
ンバルバネ部を完全に抜き取り、代わりに別の薄い鋼板
により形成したジンバルバネ20をレーザスポット溶接
等により、ロードビーム一体型I形スプリング19に接
続する構成とをとっている。
【0121】このようにジンバルバネ部のみを別に用意
して、I形スプリングに接続するような方法は、設計し
たジンバル板厚とI形スプリングとの板厚が極端に異な
るような場合に好適である。例えば、第七実施形態にお
けるHGA一体型I形スプリング18のように、ジンバ
ルバネ部をハーフエッチング等を用いて薄く削る場合に
は、板厚の1/2程度までしか薄く加工できない。
【0122】このため、それ以上のエッチング加工を行
う場合、時間とコストが多大にかかる上に、板厚の精度
が出ないため、スライダ支持剛性が大きくばらつき、実
用的でなくなってしまう。そこで、このような場合に
は、本実施形態のように、板厚を薄くする必要のあるジ
ンバルバネ部のみを別に用意してジンバルバネ20と
し、これをI形スプリング側に接続する方法を用いるこ
とができる。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように本発明の磁気ヘッド
位置決め機構によれば、ホルダアーム上に小型のVCM
を構成し、その電磁力により板バネを撓ませて各HGA
を個別に微小駆動させる2ステージアクチュエータであ
って、このときファインアクチュエータ部の板バネには
長さの異なるI形スプリングを用いることにより、並進
剛性が高く回転剛性の低い駆動バネをコンパクトに設計
できるため、高周波数帯域までアクチュエータ主共振の
現れない良好な振動特性を有し、かつ、応答性に優れた
小型の高精度位置決め機構を実現することができる。
【0124】また、ファインアクチュエータ部に二つの
小形コイルを並べて配設して二つの小型VCMを構成
し、各小形コイルに流す電流の位相を制御することによ
り、シーク動作時(トラッキング)とトラック追従時
(フォローイング)の駆動部剛性を変化させ、高速アク
セス性能と応答性とを両立した高精度位置決め機構を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る磁気ヘッド位置決
め機構を示す平面図である。
【図2】本発明の第一実施形態に係る磁気ヘッド位置決
め機構を示す側面図である。
【図3】本発明の第一実施形態に係る磁気ヘッド位置決
め機構を示す要部拡大断面図である。
【図4】本発明の第一実施形態に係る磁気ヘッド位置決
め機構を示す分解平面図である。
【図5】本発明の第一実施形態に係るファインアクチュ
エータ部のスプリング部の詳細を示す図であり、(a)
は平面図、(b)は要部拡大平面図である。
【図6】本発明の第一実施形態に係る磁気ヘッド位置決
め機構の動作説明図であり、(a)はトラック追従動作
時、(b)はシーク動作時を示している。
【図7】本発明の第一実施形態におけるヨーク質量のア
クチュエータ振動特性に及ぼす影響を示すグラフであ
る。
【図8】(a)及び(b)は、本発明の第一実施形態に
係る磁気ヘッド位置決め機構の主な振動モードを示す説
明図である。
【図9】本発明の第一実施形態の振動特性(シミュレー
ション/実機試験)を示すグラフである。
【図10】本発明の第一実施形態の振動特性(シミュレ
ーション/実機試験)を示すグラフである。
【図11】本発明の第一実施形態の小形コイルに印加す
る駆動電流とファインアクチュエータ部の駆動変位の関
係を示すグラフである。
【図12】本発明の第二実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構を示しており、(a)は2ステージアクチュエ
ータの全体を示す平面図であり、(b)はファインアク
チュエータ部を構成するI形スプリングの拡大平面図で
ある。
【図13】本発明の第三実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構を示す要部拡大平面図である。
【図14】本発明の第三実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構を示す要部断面側面図である。
【図15】本発明の第三実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構を示す分解平面図である。
【図16】本発明の第三実施形態に係るかしめ一体型の
固定ヨークを示しており、(a)は平面図、(b)は断
面側面図である。
【図17】本発明の第三実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構の動作説明図であり、トラック追従動作時を示
している。
【図18】本発明の第四実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構を示す平面図である。
【図19】本発明の第四実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構を示す要部断面側面図である。
【図20】本発明の第四実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構を示す分解平面図である。
【図21】本発明の第四実施形態に係るI形スプリング
を示す拡大平面図である。
【図22】本発明の第四実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構の動作説明図であり、(a)及び(c)はトラ
ック追従動作時を、(b)はシーク動作時を示してい
る。
【図23】本発明の第五実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構を示す平面図である。
【図24】本発明の第五実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構を示す分解平面図である。
【図25】本発明の第五実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構の動作説明図であり、(a)及び(c)はトラ
ック追従動作時を、(b)はシーク動作時を示してい
る。
【図26】本発明の第六実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構を示す平面図である。
【図27】本発明の第六実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構を示す要部断面側面図である。
【図28】本発明の第六実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構を示す分解平面図である。
【図29】本発明の第六実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構の動作説明図であり、(a)及び(b)はそれ
ぞれトラック追従動作時を示している。
【図30】本発明の第七実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構を示す平面図である。
【図31】本発明の第七実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構を示す要部断面側面図である。
【図32】本発明の第七実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構を示す分解平面図である。
【図33】本発明の第八実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構を示す平面図である。
【図34】本発明の第八実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構を示す要部断面側面図である。
【図35】本発明の第八実施形態に係る磁気ヘッド位置
決め機構を示す分解平面図である。
【図36】従来の磁気ヘッド位置決め機構を示す平面図
であり、(a)は静止時を、(b)は動作時を示してい
る。
【図37】図36に示す磁気ヘッド位置決め機構の側面
図である。
【図38】図36に示す磁気ヘッド位置決め機構の磁気
ヘッド支持機構部分を示す斜視図である。
【図39】図36に示す磁気ヘッド位置決め機構の磁気
ヘッド支持機構部分を示す底面図である。
【図40】従来の2ステージアクチュエータ(ヘッド素
子駆動方式)を示す分解斜視図である。
【図41】従来の2ステージアクチュエータ(スライダ
駆動方式)を示す、(a)は斜視図、(b)はリニアア
クチュエータ部の平面図である。
【図42】従来の2ステージアクチュエータ(高スティ
ッフネス型HGA駆動方式)を示す平面図である。
【図43】従来の2ステージアクチュエータ(高コンプ
ライアンス型HGA駆動方式)を示す、(a)は分解斜
視図、(b)は十字バネ部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド支持機構(HGA) 2 ファインアクチュエータ部 3 I形スプリング 4 小形コイル 5 ヨーク 6 かしめ位置 7 固定軸 8 ヨーク台 9 永久磁石 10 コースアクチュエータ部 11 ホルダアーム 12 可動コイル 13 アームブロック(キャリッジ)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に、磁気ヘッドを備えた磁気ヘッド
    支持機構を配設したファインアクチュエータ部と、 一側において前記ファインアクチュエータ部を支持,固
    定するとともに、他側において軸にて回転可能に支持さ
    れたコースアクチュエータ部と、を備えた2ステージア
    クチュエータからなり、 前記ファインアクチュエータ部が、薄板状の枠体と、こ
    の枠体内に前記磁気ヘッド支持機構に向かって架設され
    板バネからなるI形スプリングにより構成したスプリ
    ング部を備えるとともに、前記板バネが長手方向中間部
    分において前記コースアクチュエータ部に突設された固
    定軸に軸固定されることによって、前記ファインアクチ
    ュエータ部が前記コースアクチュエータ部に支持,固定
    され、 このファインアクチュエータ部及びコースアクチュエー
    タ部間に小形コイル,ヨーク及び永久磁石からなるボイ
    スコイルモータが配設され、 このボイスコイルモータの小形コイルに電流が印加さ
    れ、前記ファインアクチュエータ部に駆動力が発生する
    ことにより、前記スプリング部のバネが撓み、当該フ
    ァインアクチュエータ部に配設された前記磁気ヘッド支
    持機構が微小回転駆動されることを特徴とする磁気ヘッ
    ド位置決め機構。
  2. 【請求項2】 前記スプリング部の板バネを、前記軸固
    定位置を間に挟んで、一方が長く、他方が短くなるよう
    に設定した請求項1記載のヘッド位置決め機構。
  3. 【請求項3】 前記スプリング部の板バネを、前記軸固
    定位置を間に挟んで、一方が長く、他方が短くなるよう
    に設定するとともに、 当該板バネの長い方のバネ幅を、前記軸固定位置から離
    れるにしたがって広くなるように形成した請求項記載
    の磁気ヘッド位置決め機構。
  4. 【請求項4】 前記ボイスコイルモータを構成する小形
    コイルを、前記ファインアクチュエータ部の板バネを間
    に挟んで、当該バネ部材の長手方向両側に配設した請求
    項1,2又は3記載の磁気ヘッド位置決め機構。
  5. 【請求項5】 前記ボイスコイルモータを構成する小形
    コイルを、前記ファインアクチュエータ部の前記軸固定
    位置を中心に、前記バネ部材を内側に取り囲むように環
    状に配設した請求項1,2又は3記載の磁気ヘッド位置
    決め機構。
  6. 【請求項6】 前記ボイスコイルモータを構成するヨー
    クを、前記スプリング部を軸固定する固定軸と一体成形
    し、当該ヨークを前記ファインアクチュエータ部と分
    離,独立して前記固定軸に固定した請求項1〜5のいず
    れかに記載の磁気ヘッド位置決め機構。
  7. 【請求項7】 前記ファインアクチュエータ部と前記磁
    気ヘッド支持機構のロードビーム部を一体的に形成する
    とともに、 前記ファインアクチュエータ部と一体的に形
    成されたロードビーム部のバネ部材のうちスライダに押
    圧荷重を付与するための荷重負荷部分の板厚を部分的に
    薄く設定したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    に記載の磁気ヘッド位置決め機構。
  8. 【請求項8】 前記ファインアクチュエータ部と前記磁
    気ヘッド支持機構を一体的に形成するとともに、前記磁
    気ヘッド支持機構の前記スライダを保持するジンバルバ
    ネを、前記ファインアクチュエータ部と前記磁気ヘッド
    支持機構を一体的に形成した部材と異なる部材により形
    成した請求項1〜6のいずれかに記載の磁気ヘッド位置
    決め機構。
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