JPH05334690A - 可動ヘッド - Google Patents

可動ヘッド

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JPH05334690A
JPH05334690A JP14031992A JP14031992A JPH05334690A JP H05334690 A JPH05334690 A JP H05334690A JP 14031992 A JP14031992 A JP 14031992A JP 14031992 A JP14031992 A JP 14031992A JP H05334690 A JPH05334690 A JP H05334690A
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JP
Japan
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movable body
mobile body
slider
moved
objective lens
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Pending
Application number
JP14031992A
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English (en)
Inventor
Taro Takekoshi
太郎 竹腰
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2段サーボ回路や2種類(精密アクチュエー
タとリニアモータ)の駆動機構を排除して、光ディスク
装置のトラックサーボ機構及び制御回路を極めて簡素化
する。 【構成】 対物レンズ等を搭載する可動体と、可動体に
固着された複数のコイルと、可動体の記録媒体(光ディ
スク)面方向の移動領域に渡って配置された磁気回路
と、記録媒体面方向に摺動自在に保持されたスライダ
と、可動体とスライダの間に介在する弾性部材(弾性ワ
イヤ)とから構成される。 【効果】 弾性ワイヤが機械的なローパスフィルタの役
割を演じ、高周波成分の変動には主に可動体が追従し、
低周波成分の変動やアクセス時のような大きな移動時に
はスライダも連動して移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置等の記録
再生装置における可動ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の可動ヘッドは、対物レン
ズを記録媒体のトラック溝に沿って精密にトラッキング
する精密アクチュエータと、大きなシーク動作を行うた
めのリニアモータの共同作業(いわゆる2段サーボ)に
よってアクセスを行っていた。またトラッキングアクチ
ュエータは高周波成分に追従し、リニアモータは低周波
成分に追従していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来手法では、トラックサーボのために2種の電磁機構が
必要で、更に2段サーボを実現するための制御回路も極
めて複雑化していた。本発明はかかる複雑で高価な機構
及び回路を排除する事を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、(1)対物レンズ等を搭載する可動体と、
可動体に固着された複数のコイルと、可動体の移動領域
に渡って配置された磁気回路と、記録媒体面方向に摺動
自在に保持されたスライダと、可動体とスライダの間に
介在する弾性部材とから構成され、可動体は、記録媒体
の面方向及び直交方向に駆動されるよう構成され、スラ
イダは、可動体の移動に従属して間接的に駆動される
事、(2)上記スライダは上記可動体及びコイルの質量
よりも重い事、を特徴とする。
【0005】
【作用】本発明の上記構成によれば、可動体は磁気回路
と複数のコイルとの電磁作用によって記録媒体面方向
(トラック方向)及び直交方向(フォーカス方向)に駆
動される。また対物レンズを含んだ実質的な可動部質量
は最小限となり、トラックサーボ時には高周波成分に対
してスライダは殆ど動かずに可動体のみが追従し、低周
波成分に対しては可動体とスライダがほぼ一体で移動す
る。なお、弾性部材は機械的なローパスフィルタの役割
を演じる。
【0006】
【実施例】図1に本発明の実施例における可動ヘッドを
含む光ディスク装置を示す。また図2(a),図2
(b)はそれぞれ図1の断面A−A,B−Bに対応する
断面図である。10は記録媒体である光ディスク、12
は光ディスク10を回動するスピンドルモータ、101
はスライダ、103は対物レンズ6を搭載する可動体、
20はメインフレームである。
【0007】左右2個のスライダ101には軸受けとな
る穴が形成され、左右2本のガイド軸104を極く僅か
の隙間を持って挿通し、スライダ101のガイド機構を
成す。
【0008】2つのスライダ101からは略平行に張ら
れた計8本の弾性ワイヤ102が、その一端を固着さ
れ、他端が可動体103に接続する。これらの弾性ワイ
ヤ102はエラストマ等の弾性樹脂あるいはゴム材質か
ら成るため、図3(a)に示すように弾性ワイヤ102
が伸縮する事により、可動体103はスライダ101に
対してα方向に若干動く事ができる構造となっている。
【0009】可動体103の前後にはトラッキングコイ
ル108が2個固着されており、トラッキングコイル1
08の巻線内部及び可動体103内部の空間に、内部ヨ
ーク111が比較的大きな隙間を持って貫通している
(図2(b)参照)。なお、ガイド軸104と内部ヨー
ク111はメインフレーム20に対し、静止して取り付
けられている。また、メインフレーム20に取り付けら
れた外部ヨーク112は、内部ヨーク111に平行かつ
トラッキングコイル108の両側に配置され、それらに
挟まれた空間に、外部ヨーク112に固着された永久磁
石113と前述のトラッキングコイル108の巻線が配
置される。これら外部ヨーク112,内部ヨーク11
1,永久磁石113は磁気回路を構成し、これとトラッ
キングコイル108とでいわゆるボイスコイル型のリニ
アモータを構成し、図1のα方向に駆動力を発生する。
また、可動体103の左右両側面には、図2(a)に示
す様にフォーカシングコイル109が固着され、外部ヨ
ーク112,内部ヨーク111,永久磁石113の磁気
回路とで、いわゆるボイスコイル型のアクチュエータを
構成し、図2のβ方向に駆動力を発生する。
【0010】すなわち本発明では、外部ヨーク112,
内部ヨーク111,永久磁石113で構成される一種類
の磁気回路しか備えていないにも拘らず、上記のトラッ
キングコイル108,フォーカシングコイル109の2
種類のコイルを使う事により、可動体103はα及びβ
の2軸方向に駆動される構造となっている点が特徴的で
ある。
【0011】なお本実施例では詳細な説明は省略する
が、レーザ光源4や信号検出器5を含む光学系は、図2
(a)に示すように可動体103の内部に収納されてお
り、可動体103と一体で移動する。レーザ光源4から
出射された光束は、対物レンズ6を介して集光され、光
ディスク10の記録層にスポットを形成し、反射光を信
号検出器5で検出して情報再生する。トラッキングコイ
ル108,フォーカシングコイル109,レーザ光源
4,信号検出器5等を含めた可動体103の総質量は約
5grと軽量設計されている。また、前述のスライダ1
01は、真鍮や亜鉛等の比較的比重の高い材質から成
り、一つが約5gr、即ち左右2個で10gr程度の質
量を有する。なお、トラッキングコイル108,フォー
カシングコイル109,レーザ光源4,信号検出器5等
を含めた可動体103と、スライダ101と、前述の弾
性ワイヤ102とを総合したものが、本発明の可動ヘッ
ド200となる。
【0012】次に、以上のように構成された可動ヘッド
200の駆動制御について説明する。可動体103に固
着されたトラッキングコイル108,フォーカシングコ
イル109には、可動体103内部の光学系(詳細は非
図示)で検出したトラックエラー信号及びフォーカスエ
ラー信号に基づいて、サーボ回路(非図示)により制御
される。まずフォーカスサーボについて説明すると、フ
ォーカシングコイル108に電流が通電されると、図2
(a)に示すように可動体103はβ方向に駆動され
る。この時、スライダ101はガイド軸104で保持さ
れているので、弾性ワイヤ102が若干伸縮する。各弾
性ワイヤ102(計8本)は同一長さであり、また略平
行に張られているため、可動体103はβ方向に平行に
移動する。また本実施例では可動体103内部の部品配
置や重量バランスを最適化しており、可動体103の周
りに固着されたトラッキングコイル108,フォーカシ
ングコイル109も対物レンズ6周りに対称に配置され
ているため、これら搭載物を含めた可動体103の重心
点はフォーカシングコイル108の駆動点108aの線
上にあり、駆動時に不要な回転モーメントが発生しない
よう配慮されている。これはトラッキング方向(図1の
α方向)に関しても同様であり、トラッキングまたはア
クセス時にトラッキングコイル108に駆動力が発生し
ても、可動体103には不要な回転モーメントが作用し
ない。従って、対物レンズ6を光ディスク10のトラッ
ク溝(非図示)に沿って追従制御する場合は、トラック
溝のうねりに追従するようにトラッキングコイル108
に通電され、可動体103は図3(a)に示すようにα
方向に微小量移動する。
【0013】ところで、光ディスク10のトラック溝の
うねりや偏心量は±数10μ(ミクロン)程度と小さい
が、周波数的には数10〜数kHzと比較的高い成分か
ら構成されている。上記のトラックサーボ制御で、対物
レンズ6即ち可動体103をこのトラック溝に追従させ
る時、可動体103は弾性ワイヤ102のゆるかな復元
力に逆らって往復運動できるが、前述のようにスライダ
101は質量が大きいため、スライダ101は殆ど移動
できない。これを振動力学的に補足説明すると、可動体
103を加振して、その入力振動がスライダ101に伝
達する際の伝達関数は、弾性ワイヤ102が介在するた
め2次遅れ系となり、弾性ワイヤ102の一次共振点
(数10Hz以下)をピークに高周波では急激に伝達ゲ
インが低下するからである。またこの場合、一次共振点
付近においてもスライダ101の質量が十分大きいた
め、可動体103が±数10μ(ミクロン)振動しても
スライダ101は高々数μしか動けないが、スライダ1
01とガイド軸104との摩擦が存在するため、実際に
はスライダ101は静止している場合が殆どである。但
し、光ディスク10のトラック溝は螺旋状に連続してい
るため、毎分1mmのオーダでゆっくりと移動する。そ
の際は図3(b)に示すように、可動体103の移動量
がある程度大きくなると、弾性ワイヤ102の張力が一
定以上に達し、スライダ101は摩擦力に打ち勝ってガ
イド軸104に対し摺動する。一方、アクセス時のよう
に数10から数1000トラックを一気に移動しなくて
はならない場合も、同様に可動体103が有る程度移動
量が大きくなってから、スライダ101はガイド軸10
4に対し摺動する。
【0014】従って、定常トラックサーボ時のように、
高周波成分の変動に追従する場合は主に可動体103が
移動し、一方低周波成分の変動に対しては可動体103
とスライダ101がほぼ一体となって移動する。これは
弾性ワイヤ102が機械的なローパスフィルタの役割を
演じているからとも言える。また可動体103等の質量
は前述のように小さいので、十分な制御帯域を得られ
る。なお、本実施例ではスライダ101と可動体103
との間に介在する弾性部材として弾性ワイヤ102を使
用しているが、同様の弾性を有する機構であれば何でも
良く、樹脂製ヒンジや金属製バネ等が適用可能である。
また、スライダ101をガイドする機構は滑り軸受に限
らず、耐久性を向上するために転がり軸受を用いる方法
もある。更に、本発明は光ディスク装置を念頭に置いて
いるが、他の記録再生装置例えば磁気ディスク装置にも
応用可能な技術である事は言うまでも無い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、弾
性ワイヤが機械的なローパスフィルタの役割を演じ、高
周波成分の変動には主に可動体が追従し、低周波成分の
変動やアクセス時のような大きな移動時にはスライダも
連動して移動する。従って、従来のような2段サーボ回
路や2種類(精密アクチュエータとリニアモータ)の駆
動機構が無くとも、トラックサーボが実現できる。更
に、共通の磁気回路でフォーカサーボのための電磁機構
も実現できる。従って、サーボ機構及び制御回路を極め
て簡素化でき、光ディスク装置を低コストで供給でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における可動ヘッドを含む光デ
ィスク装置を示す平面図である。
【図2】図2(a),図2(b)はそれぞれ図1の断面
A−A,B−Bに対応する断面図である。
【図3】本発明の実施例における可動ヘッドの動作を説
明する図である。
【符号の説明】
6 対物レンズ 10 光ディスク 101 スライダ 102 弾性ワイヤ 103 可動体 104 ガイド軸 108 トラッキングコイル 109 フォーカシングコイル 111 内部ヨーク 112 外部ヨーク 113 永久磁石

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズ等を搭載する可動体と、 前記可動体に固着された複数のコイルと、 前記可動体の移動領域に渡って配置された磁気回路と、 記録媒体面方向に摺動自在に保持されたスライダと、 前記可動体と前記スライダの間に介在する弾性部材とか
    ら構成され、 前記可動体は、前記記録媒体の面方向及び直交方向に駆
    動されるよう構成され、前記スライダは、前記可動体の
    移動に従属して間接的に駆動される事を特徴とする可動
    ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記スライダは前記可動体及びコイルの
    質量よりも重い事を特徴とする請求項1記載の可動ヘッ
    ド。
JP14031992A 1992-06-01 1992-06-01 可動ヘッド Pending JPH05334690A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14031992A JPH05334690A (ja) 1992-06-01 1992-06-01 可動ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

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JP14031992A JPH05334690A (ja) 1992-06-01 1992-06-01 可動ヘッド

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Publication Number Publication Date
JPH05334690A true JPH05334690A (ja) 1993-12-17

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ID=15266050

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14031992A Pending JPH05334690A (ja) 1992-06-01 1992-06-01 可動ヘッド

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JP (1) JPH05334690A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6157521A (en) * 1997-09-25 2000-12-05 Nec Corporation Recording/reproducing head positioning mechanism

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6157521A (en) * 1997-09-25 2000-12-05 Nec Corporation Recording/reproducing head positioning mechanism

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