JPH11260011A - ヘッド支持機構 - Google Patents

ヘッド支持機構

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JPH11260011A
JPH11260011A JP5769698A JP5769698A JPH11260011A JP H11260011 A JPH11260011 A JP H11260011A JP 5769698 A JP5769698 A JP 5769698A JP 5769698 A JP5769698 A JP 5769698A JP H11260011 A JPH11260011 A JP H11260011A
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JP5769698A
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Inventor
Hisahiro Arisaka
寿洋 有坂
Takashi Yoshida
吉田  隆
Kazuyasu Satou
和恭 佐藤
Yoshiko Nishi
佳子 西
Irizou Nanba
入三 難波
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】駆動電圧が低く、ヘッド支持部材の運動にとも
なう振動がなく、複雑な組立工程を用いずに形成可能な
位置決め用アクチェエータを提供し、磁気ディスク装置
のヘッド位置決め精度を上げ記録密度を高める。 【解決手段】スライダ5とヘッド取り付け部23を含む
可動部は回転支持部17に支持される。コイル20によ
って発生する、ステータ22とロータ23との間の磁気
吸引力を偶力とすることにより、並進方向の力を発生せ
ずに可動部31を回転運動させ、VCM10による位置
決め誤差を補正して、磁気ヘッド6を目標とするトラッ
ク位置に位置決めする。 【効果】本発明によれば、高電圧電源なしに、安価に大
量に、高速で記録密度の高い回転ディスク型情報記憶装
置を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスクや光
磁気ディスク等の情報記録媒体上にヘッドを保持して情
報記録媒体に情報を記録し、または情報記録媒体から情
報の読み出しを行う磁気記録装置に係わり、特にディス
クの半径方向のヘッド位置決め機構において、粗動と微
動の2つの駆動部を有する磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置の高記録密度化には、
ディスクへの書き込み読み出し用ヘッドの位置決め誤差
を低減し、より狭い領域に情報を記憶させる方法が有効
である。従来の一般的な磁気ディスク面に対する磁気ヘ
ッドの位置決め動作は、ボイスコイルモータ(VCM)
からなる第1のアクチュエータのみによって行われてい
るが、この方法での位置決め精度の向上には限界があ
る。そこでより高精度な位置決め動作を行うための他の
従来装置としては、第1のアクチュエータよりも磁気ヘ
ッドに近い位置に、磁気ヘッドの位置を微調整するため
のより分解能の高い第2のアクチェエータを搭載すると
いう方法が考えられている。
【0003】このような2段階のアクチュエータを持つ
位置決め装置の例として、特願平5−16544号に記
載の、サスペンション基部に積層された圧電体(PZ
T)と変位拡大機構を用いて、サスペンション全体を揺
動させて、先端に設けられた磁気ヘッドを微動させる機
構などがある。
【0004】あるいは特開昭62−250570号公報
に記載された磁気ヘッドの位置微調整用アクチェエータ
がある。このアクチュエータでは、スライダに、鉛、ジ
ルコニウム、チタンの酸化物(PZT)を主成分とする
積層された圧電体とスライダの一部からなる片持ち梁が
形成され、この梁の自由端側の先端部に磁気ヘッドが取
り付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、圧電体を
用いた微動アクチェエータを用いることによって、磁気
ヘッドの位置決め精度を向上させることが可能である
が、このアクチェエータには次に説明するような三つの
課題がある。
【0006】一つめは、駆動電圧が高いという課題であ
る。圧電体を用いた片持ち梁型アクチェエータの場合、
1μmの変位を得るためには、数10Vから100Vの
高電圧を必要とする。しかし、外径3.5インチ以下の
磁気ディスクを用いる磁気ディスク装置では、最大電圧
が12Vの直流電源を用いて位置決め用のボイスコイル
モータを駆動するため、このままでは、ボイスコイルモ
ータによる位置決め機構で生じる1μm程度の位置決め
誤差を補正するためには、高電圧用の電源を別に用意し
なければならない。このことは、磁気ディスク装置の小
型化や低価格化に対して大きな問題になる。
【0007】二つめは、VCMによる位置決めを行う際
に、磁気ヘッドが振動するという課題である。磁気ヘッ
ドが取り付けられているのが、片持ち梁型アクチェエー
タの自由端側の先端であるため、ボイスコイルモータに
よる位置決め動作でロードアームが加速度をもって動い
た時には、片持ち梁の先端にロードアームの運動方向に
平行な向きの力が働き、その力によって磁気ヘッドが振
動する。振動の整定には時間がかかるため、所定の位置
に磁気ヘッドを高精度に位置決めするために必要な時間
が相対的に長くなる。このことは、磁気ディスク装置の
情報書き込み速度や情報読み出し速度の高速化に対して
大きな問題になる。
【0008】三つめは、長さ1mmから数mmのスライ
ダの一部に複数の圧電体と電極を固定しなければならな
いため、加工が非常に難しいという課題である。このよ
うな加工は、半導体素子などで用いられる基板上に膜を
積層していくという工程よりもはるかに複雑で、大量生
産に向かない加工である。このことは、アクチェエータ
の生産効率の高めるということに対して大きな問題とな
る。
【0009】本願発明は、これらの問題点に鑑み、駆動
電圧が低く、読み出し/書き込み用のヘッドを支持する
支持部材の運動にともなうヘッドの振動がなく、かつ現
状のサスペンションの製造工程とほぼ同様な工程で製造
可能な高精度位置決め用のアクチュエータを提供し、さ
らに本願発明のアクチュエータを用いることにより、高
い記録密度を安価に実現できる小型で高速の読み出し/
書き込みが可能な磁気ディスク装置を始めとする磁気デ
ィスク装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の磁気ディスク装置では、その位置決め装置
を以下のような構成にする。
【0011】磁気ヘッドを上記ディスク上の一点に相対
するように位置決めするための第1の位置決め装置を備
える磁気ディスク装置において、上記磁気ヘッドを支持
するヘッド支持機構(以下サスペンション)であって、
ヘッド取り付け部と、この取り付け部を含む可動部をデ
ィスク面に垂直なヨー方向回転軸中心に回転支持する回
転支持部と、上記取り付け部を上記ヨー方向回転軸まわ
りに揺動させる第2の駆動部とを備え、上記第2の駆動
部が上記ヨー方向回転軸を中心として対称に配置された
2つ以上の駆動力発生部からなり、これらの駆動力発生
部より発生する駆動力が回転中心まわりの偶力となるよ
うに、各駆動力発生部の駆動力を調整する。これによっ
て可動部には並進方向の作用力が発生せず、可動部をヨ
ー回転方向に揺動させるためのトルクのみが作用する。
【0012】また回転支持部はディスク面に垂直な方向
に長い断面を有する2本以上のはり状部材であって、こ
れらのはり状部材の長手方向軸に沿った延長線が可動部
の回転中心を通るように配置する。上記のトルクによっ
てこの回転中心まわりに可動部は回転するが、並進力が
作用しないため、サスペンションの有する位置決め方向
への振動は誘起されない。
【0013】さらに可動部の質量中心が上記回転中心に
略一致させることによって第1の駆動部によってサスペ
ンション全体が振られたとしても、可動部が慣性力によ
って振られることがないのでシーク動作の最後のセトリ
ング動作においても高速に位置決めが可能である。
【0014】駆動力発生部がサスペンション固定部に設
けられたコイルであって、これに電流が流れたときに生
じる磁気吸引力によって可動部に設けられたヨークを引
き付ける力を駆動力とすることにより、低電圧で強力な
駆動力を得ることができる。
【0015】またこれらの機構を構成する支持部は従来
と同様なステンレス板の曲げ加工で形成することが可能
であり、複雑な工程を必要としない。従来と同様の機械
加工技術で形成可能である。さらにはフォトリソグラフ
ィ等の技術を用いて駆動部を一体で形成することで、さ
らにロープロファイル化および生産性を向上することが
できて望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面を用い
て説明する。
【0017】図1は本発明の第1の実施例によるサスペ
ンション3(ヘッド支持機構)の全体構成を示した図で
ある。また図2は本発明の磁気ディスク装置の斜視図で
ある。なお図2においては実施の形態がよくわかるよう
に、ベース9と共にディスク2や位置決め機構8等を収
容する箱型容器を構成するためのカバーを省略してい
る。また、図3には図1の各部品を分解したときの状態
を示す。
【0018】図2において、磁気ディスク装置1は、情
報記録媒体である磁気ディスク2上に設けられた、円環
状の記録領域であるトラック7に磁気ヘッド6(本図で
は図示していない)によって情報を書き込みまたは読み
出しを行う。トラック7は同心円状に多数設けられてい
るので、その各々に磁気ヘッド6を位置決めする必要が
ある。位置決め機構8は、あるトラックから他のトラッ
ク(目標トラック)に移動するシーク動作、さらに目標
トラックに正確に位置決めするセトリング動作、そして
その目標トラックを正確に磁気ヘッドがなぞるように逐
次補正をするフォロイング動作を行う。以下位置決め動
作とはこれらのシーク動作、セトリング動作およびフォ
ロイング動作を総称して呼ぶものとする。
【0019】位置決め機構8は、ロードアーム12等か
らなるキャリッジ14とサスペンション3からなる。ロ
ードアーム12はサスペンション3とスウェッジ13を
介して接続されている。ロードアーム12の1端側はピ
ボット軸15によって回転可能にベース9に支持されて
いる。また、このロードアーム12に作用する駆動力は
ロードアーム12側に設けられたコイルと、ベース9側
にロードアーム12側のコイルに対向するように固定さ
れた永久磁石とからなるボイスコイルモータ(VCM)
10によって与えられる。
【0020】すなわち、コイルに与えられた電流の大き
さに応じて、永久磁石によってできる磁界から電磁力を
受け、上記のピボット軸15を中心にしてロードアーム
1214は回転運動を行う。この回転運動により、結果
として磁気ディスク2の半径方向に磁気ディスク面上を
横切るように磁気ヘッド6を移動させ、位置決めする動
作が行われる。
【0021】なお本実施例の装置では、位置決め機構8
はVCM(ボイスコイルモータ)10によってシーク動
作と粗位置決めを行い、サスペンション3に設けられて
いる微動アクチュエータ部により精密位置決めを行う。
【0022】本実施例の場合、3.5インチディスクを
使用すると、シーク動作では磁気ヘッド6の移動量は磁
気ディスク2の記録領域の最内周から最外周まで約25
mmに達する。一方フォロイング動作に要求される精度
は1μm以下である。
【0023】次に、サスペンション部の詳細を図1及び
図3を用いて説明する。図1及び図3に示すように、サ
スペンション3は先端に微動アクチュエータ部4を搭載
し、サスペンションのベース部16に設けられたスウェ
ッジ13によってロードアーム12に取り付けられてい
る。キャリッジ14は、このロードアーム12とVCM
10のコイルとをピボット軸15に関して反対側に設け
ている。
【0024】磁気ヘッド6はディスクの回転に伴う空気
の流体力によってディスク面と一定の距離を保って浮上
するヘッドスライダ5に搭載されている。このような浮
上方式だけでなく、ヘッドスライダ5が直接ディスク上
を摺動するコンタクト方式であってもよい。この場合さ
らに線記録密度が向上する。
【0025】以下の説明においては、図1に示すように
サスペンションの長手方向に沿った軸をX軸101、デ
ィスク面に平行な平面内においてX軸と直行する軸をY
軸102、それらに垂直な軸をZ軸103と呼ぶことに
する。すなわちヘッドの位置決めのために、VCM10
または微動アクチュエータ部4が動作する方向はY軸方
向になる。ただし厳密にはこれらの動作はZ軸103ま
わりの回転方向(ヨー方向とも記述)の動作であるが、
ヘッド6の移動する方向についてはY軸方向動きとみな
してよい。また図1中Y軸まわりの回転方向をピッチン
グ方向、X軸まわりの回転方向をローリング方向と呼ぶ
ことにする。
【0026】図3は微動アクチュエータ4を搭載したサ
スペンション3の分解図である。微動アクチュエータ部
4の構造について図1および図3を用いて説明する。
【0027】サスペンション3は大きく分けて、ベース
部16、微動アクチュエータ部4、回転支持部17から
構成されている。
【0028】ベース部16は厚さ約70μmのステンレ
ススチール鋼板(SUS)を材料としており、エッチン
グによって成形し、さらにフランジ18を折り曲げて作
る。
【0029】フランジ18の立っている部分は長手方向
に沿った曲げに対して曲げ剛性が非常に高く、ほとんど
変形しない。先端側(スライダ5に近い側)は概ね凹形
状に切りかかれており、この部分には微動アクチュエー
タ部4や回転支持部17が占めることになる。この反対
側にはスウェッジ13がスポット溶接等によって接合さ
れている。
【0030】微動アクチュエータ部4はポリイミド基板
19上にエッチングもしくはフォトリソグラフによって
積層、形成された薄膜コイル20と軟磁性材料からなる
ヨーク21からなるステータ22と、これらと分離され
たロータ23から構成される。
【0031】ステータ22はベース部16上に収まるよ
うな大きさの中に4つの平面型薄膜コイル20が配置さ
れている。それぞれのコイル20で発生する磁束はヨー
ク21を通って、その端部において磁気吸引力を発生す
る。このヨーク21は、その端部がロータ23の4つの
吸引面24に対向するようにそれぞれ取り回されてい
る。
【0032】4つのコイル21の配線26はポリイミド
基板19上で引き出されて、スウェッジ13側端近くに
設けられた端子27に至る。後に詳細に記述する各コイ
ル21の動作方法の関係で、コイル配線26の中には結
線する必要のあるものがあり、実際に必要な端子27は
4つのみである。微動アクチュエータ4の駆動力発生源
である4つのコイル21に流れる駆動電流はこの端子2
7に外部配線28を通じて供給される。この外部配線2
8はキャリッジ14側に引き回されて、端子板から中継
FPC(フレキシブルプリント基板)を介して磁気ディ
スクの駆動制御回路へとつながっている。また傷付きや
塵埃の発生を防止するために、コイル20やヨーク21
の上側には、図に記載されないカバー材25が設けられ
ている。
【0033】一方ロータ23は鉄・ニッケル化合物など
の軟磁性材料からなる直方体形状をしており、中央部に
位置合わせのためのホールが設けられている。ロータ2
3の側面が実際に磁気吸引力によって引きつけられる。
ここでは一つのロータを用い、その側面の4カ所に吸引
面24が設けられる構成を示しているが、左右側の2本
に分割して、そのそれぞれに吸引面を設ける構成にして
もよい。また全体が軟磁性材料の一体品である必要もな
く、例えば樹脂などの非磁性材料の薄板上に吸引面24
となる部分に磁性材料によるメッキを施したものでもよ
い。
【0034】次に回転支持部17の構造について述べ
る。
【0035】回転支持部17は厚さ20μm程度のステ
ンレス薄板をエッチングによって型抜きし、曲げ加工を
施したものである。この回転支持部17はベース部16
先端に下側(ディスク面に対向する面側から取り付けら
れる。
【0036】ベース部16先端の凹形状に合うようにフ
レーム29が形成され、その内側から、この場合は4本
の梁30が中央に向かってのびている。これらの梁30
は中央の可動マウント31にそれぞれの梁の中心軸線が
可動マウント31の中央にある回転中心32において交
差するように繋がっている。4本の梁30は同一断面形
状を有し、また長さも同一である。この梁30は他の可
動マウント31やフレーム29と同様にステンレス薄板
をエッチングによって形成したものであるが、その両端
でフレーム29と可動マウント31と繋がる部分におい
て屈曲部33を設けることによって、梁30全体がフレ
ーム29や可動マウント31の平面に対して垂直に曲げ
られている。これによって梁30は縦長断面を有するこ
とになる。これによって可動マウント31がX方向、Y
方向の並進方向や、ピッチング、ローリング方向に変形
しにくくなる一方で、ヨー方向すなわち可動マウント3
1の回転中心32まわりの回転方向には回転しやすい構
造となる。
【0037】この実施例では梁30が4本の例を示した
が、上記のように可動マウント31の回転を妨げないよ
うに、長手方向の中心軸線が回転中心32で一点に交差
するように対称性を保って配置されていれば、4本より
多くてもかまわない。
【0038】可動マウント31の先端にはスライダ5を
ディスク1に押し付けるための荷重を発生するばね部1
1が設けられ、さらにその先には組み立て時のスライダ
5の初期角を補正するためのジンバル34を介してスラ
イダ取り付け部35が設けられている。このジンバル3
4はスライダ取り付け部35の左右両側にほぼ平行にの
びる2本の薄板状はりの曲げ変形によって、ピッチ方向
およびロール方向に揺動可能な構造となっている。
【0039】この薄板上はりは、その両方がZ軸103
方向の同じ方向に曲がることでスライダのピッチ方向の
回転自由度を与え、それぞれが逆方向に曲がることでス
ライダのロール方向回転自由度を与える。この形状以外
であってもピッチおよびローリング方向に柔軟支持され
ていれば他の構造であってもかまわない。このように支
持することでスライダ5はピッチとロール方向に回転可
能となり、組み立て時に生じるスライダの初期傾きが補
正でき、稼動時においてスライダの浮上によって生じる
わずかな傾きを許容することができる。
【0040】またばね部11は初期的にある与えられた
角度だけディスク面側に曲げられており、スライダ5が
ディスク状にオンロードした状態でこの初期角度分を戻
すことによって、スライダ5をディスク面に押しつける
ための荷重を発生する。この押しつけ荷重は可動マウン
トをピッチ方向に回転させる方向のモーメントとなる
が、梁30のピッチ方向の剛性を上記のような縦型断面
形状を有する梁とすることで確保しているため、このモ
ーメントによる変形はわずかである。
【0041】さらに可動マウント31の曲げ変形を抑制
するための補強板36が可動マウント31の上部に取り
付けられる。これは概ね可動マウントと同一の形状をし
ているが、より厚いステンレス板からエッチングによっ
て形成されている。ここではベース部16と同じ70μ
m程度の厚さとしている。これには補強の役割の他にロ
ータ23の高さを調整する役割もある。すなわち微動ア
クチュエータ部4においてロータ23は可動マウント3
1上に取り付けられるが、そのままではベース16の厚
さ分だけロータ23はステータ22より下側に位置する
ことになる。そのためロータ23と対向するヨーク21
の面積が小さくなり駆動するための効率が落ちることに
なる。そこでこの補強板36の厚みによってロータ23
をかさ上げすれば、ロータ23とヨーク21が同じ高さ
で対向することができる。
【0042】またこの補強板36とベース部16は同一
のステンレス板から同時にエッチングによって形成する
ことで工程の増加は最小限に押さえることができる。
【0043】補強板36はサスペンションの先端に近い
側端は可動マウント31のばね部11につながる部分ま
でで切れているが、反対側端は可動マウント31からは
みだして、広がる形状になっている。この広がった部分
はカウンタウェイト37として用いる。この微少位置決
め機構付きサスペンションにおいては、微動アクチュエ
ータ部4によって駆動される部分、すなわち可動マウン
ト31、スライダ5およびその取り付け部35他、補強
板36、ロータ26からなる可動部分の質量中心を回転
支持部17の梁30の中心軸線の交点となる回転中心3
2と一致させる構造としている。
【0044】このように構成することで、シーク時の粗
動位置決めにおいて、この微動位置決め機構付きサスペ
ンション3全体がVCM10によって回転される。この
時、可動部分に作用する慣性力によって可動部分も回転
し、その後の微小位置決めにかかる時間を短縮すること
ができる。そのためスライダ5や取り付け部35他の部
分と釣り合いをとるためにカウンタウェイト37が必要
となる。
【0045】次に微動位置決め機構付きサスペンション
3の組立方法について述べる。
【0046】ベース部16、補強板36および回転支持
部17は上述のようにステンレス板のエッチングおよび
曲げ加工によってそれぞれ形成する。また微動アクチュ
エータ部4はポリイミドシート上にフォトリソグラフ法
などを繰り返し用いて薄膜コイル20およびヨーク21
を形成する。同時に配線26、端子27なども形成して
おく。
【0047】まずスライダ5を回転支持部17のヘッド
取り付け部35に接着する。次に図3に示すようにベー
ス部16の下部(ディスク対向面)から、位置合わせ用
の穴38を用いて位置を正確に決定してスポット溶接に
よって接合する。同様に補強板36と可動マウント31
との接合およびベース部16とスウェッジ13との接合
も行う。これらの接合には接着剤を用いることもでき
る。さらに上面側から微動アクチュエータ部4をベース
16に位置合わせをした上で接着し、またロータ23を
補強板36の上側に接着する。
【0048】最後に、サスペンション3を磁気ディスク
装置のロードアーム12に固定し、他のVCM10やデ
ィスク1と共に組み立てる。また図には表示しない外部
配線28を用いて微動アクチュエータ4への駆動電流供
給およびヘッド6の信号配線等をキャリッジ側の端子に
接合する。
【0049】以上の製造工程によれば、本実施例で最も
重要な機能を有する微動アクチュエータ4のうち、可動
部材はサスペンション3と一体で形成できるので、複雑
な工程を一切用いずに従来のロードアームの加工とまっ
たく同じ方法で作ることが可能である。
【0050】またヨーク21やロータ23等は金属性の
基板の上に、フォトレジストで型を作成し、その中に銅
のメッキ膜を成長させ、最後にフォトレジストと金属性
の基板を溶剤とエッチング液でそれぞれ溶解させて形成
しても良い。
【0051】図4は図1の微動アクチュエータ4付近を
上面側から見た平面図を用いて微動アクチュエータ4の
動作を示した図である。
【0052】4本の梁30各々の長手方向中心軸線が交
差する点は可動部39の回転中心32となる。回転中心
32以外の点に力が作用すれば、この4本の梁30は対
称性を保ちつつ曲げ変形するため、可動部39は回転中
心32まわりに回転することになるためである。ここで
可動部39とは可動マウント31、スライダ5およびそ
の取り付け部35、ジンバル34およびロータ23から
なる、ベース部16に対して変形する部分全体を指す。
【0053】ここで回転中心32以外の点に力が作用し
た場合には上記の回転中心32まわりのモーメントと、
この回転中心32に作用する並進力が作用することに等
しい。従ってこの並進力によって可動部は並進方向にも
運動しようとして支持部材が変形し、振動が生じる。
【0054】そこで本発明の実施例では、図4に示すよ
うに、4つの駆動力発生源を用いる。コイル20に通電
することでヨーク21を磁束が通過し、その端部でヨー
ク21から外部に漏れた磁束はロータ23の吸引面24
を吸引する力を発生する。4つのコイル20に繋がるヨ
ーク21のそれぞれの端部において生じる磁気吸引力F
1〜F4を考える。ここで磁気吸引力F1とF4、また
はF2とF3は同じ大きさで向きが逆方向となるように
コイル20に流す電流が調整されているものとする。さ
らに図4の場合はF1、F4<F2、F3である。
【0055】このような場合、F1とF2の差で生じる
力が図4で右向きに点40に作用し、これと大きさが同
じで向きが逆方向の力が、F3とF4の差という形で左
向きに点41に作用する。従ってこの2つの力、(F2
−F1)と(F2−F4)は偶力となってモーメント
(F2−F1)×rのみを生じる。ただしrは2つの力
の作用する点40と41の距離である。このようにすれ
ば、並進方向の力は生じないので上記のような可動部3
9の並進方向の振動は励起されない。特に本実施例の4
本の梁30からなる支持系の場合には、回転中心32は
この梁40の対称性によって決まるだけであり、例えば
軸受と軸のような回転対偶で決定された回転中心ほどに
は並進方向の剛性を高くできないので、励振力を零とす
ることで振動を抑える方法は非常に有効である。
【0056】またF1とF2あるいはF3とF4のよう
に2つの磁気吸引力の差をとることで、点40、41に
作用する力の大きさを自由に設定可能である。
【0057】このようにして可動部39にモーメントが
作用して、回転中心32まわりに可動部39が回転す
る。この時磁気ヘッド6がこの回転中心32から離れた
位置にあれば、磁気ヘッド6はトラックを横切る方向4
2に移動し、磁気ヘッド6の微小な変位が得られる。磁
気ヘッド6の最大変位は実際には数μm程度で十分であ
るので、スライダ取り付け部23の回転角変位も非常に
小さい。図4では本来反対側にあって見えないはずのヘ
ッド6の位置を模式的に表示している。
【0058】厳密には磁気ヘッドの向きもトラックに対
して回転することになるが、実際には回転中心32と磁
気ヘッド6間の距離が磁気ヘッド6自体の大きさに比較
して十分大きく、またスライダの回転角自体も微小のた
め、問題にならない。
【0059】本実施例においては、微動アクチュエータ
部4によって駆動される可動部39全体の質量中心と、
ベース部16に対して回転運動する可動部39の回転中
心32とを一致させている。これによってVCM10に
よる位置決め動作によってロードアーム12が加速度を
もって運動し、ロードアーム12の先端にある本実施例
のサスペンション3の可動部39の質量中心に並進方向
の慣性力がかかった場合でも、可動部39は、その点回
りの回転自由度しか持たないため、この慣性力によって
振動することがない。従って、きわめて高速に磁気ヘッ
ドを所定の位置に位置決めすることが可能になる。
【0060】さらに、電磁吸引力は、低い電圧でも大き
な引力を発生させることができるため、ボイスコイルモ
ータによる位置決め機構で生じる1μm程度の位置決め
誤差を補正するためには、5V程度の直流電源があれば
十分である。このことは一般に磁気ディスク装置に供給
される電源電圧をそのまま用いることが可能であること
を示している。
【0061】本実施例で示した微動アクチュエータ4は
先端の磁気ヘッド6に近い位置になるために、サスペン
ション3全体が振動する振動モードに対して、その振動
の影響を打ち消すように駆動させることも可能であり、
位置決め機構として見たときに追従できる振動の周波数
帯域を向上させることができる。
【0062】次に、本実施例の微動位置決め機構付きサ
スペンション3を用いた磁気ディスク装置における、位
置決め動作について説明する。
【0063】第1のアクチュエータであるVCM10に
よってロードアーム12を移動させることにより、磁気
ディスク1上の所定のトラックに位置決めされる。しか
し、VCMによる位置決め精度には限界があるため、目
標とするトラック位置と実際の磁気ヘッド位置との間に
は誤差がある。この誤差量を検出し補正に必要な移動量
を求めて、その補正量に対応した電流を、第2のアクチ
ュエータである微動アクチュエータ部4のコイル20に
通電する。
【0064】これにより、上述したようにヨーク21と
ロータ23との間に働く磁気吸引力によってモーメント
のみが生じ、スライダ5を含む可動部39が回転中心3
2回りに回転し、磁気ヘッド6が移動する。磁気ヘッド
6で読み出した信号に含まれる、そのときどきのヘッド
位置と目標とするトラック位置との誤差信号から、その
値に応じた電流をコイル20に流すことによって、目標
とするトラック位置に磁気ヘッド6を位置決めすること
が可能となる。
【0065】図5にコイル20を2個で上記の第1実施
例と同様の動作を行うための構成を示す。
【0066】この場合には各コイル20を通るヨーク2
1の両端をロータ23Aおよび23Bの吸引面24A〜
24Dに対向させるように配置させる。これは図4の動
作説明図からもわかるように2組の大きさが同じ力をロ
ータに作用させることを利用している。この場合には吸
引面24Aと24Dが同じ大きさとなり、24Bと24
Cが同じ大きさとなる。ただしこの構成ではロータを2
3Aと23Bの2つに必ず分割する必要がある。ロータ
23が一体の場合には吸引面24Aからロータ23内部
を通って吸引面24Dからヨークに戻る形で磁気回路が
閉じてしまい、さらにそれが2系統あるために、お互い
に干渉して磁気吸引力を相殺してしまうのを避けるため
である。
【0067】またこの構成ではヨークが重なり合う部分
が最低でも必ず1カ所できてしまうので、お互いの磁界
が干渉しないようにヨークとヨークの間に磁界を遮断す
る保護膜43を設ける必要がある。
【0068】図6に本発明の他の実施例を示す。
【0069】上記の実施例では薄膜コイルとヨークをポ
リイミド基板上に形成して薄型の一体形状としていた
が、本願発明からすれば、鉄とニッケルの化合物からな
る軟磁性材料箔をヨーク21として、さらにこれに銅の
被服線を多数巻きつけて作成したコイル20を、ロータ
23の吸引面24と対向する位置において、ベース部1
6上に接着剤で固定する構成も可能である。この場合に
はコイル20全体の厚みを十分小さくすることと、予め
ベース部16上にコイル20の配線を接合するための端
子部を設けておくことが望ましい。
【0070】このような構成ではコイル20およびヨー
ク21がバルクで形成されるためより強力な磁気吸引力
を得ることができる。
【0071】図7に本発明の他の実施例を示す。
【0072】この実施例ではサスペンション3の長手方
向(X軸方向)に沿った方向にロータ23の長手方向が
一致するように補強板36上に配置し、それに応じて4
つのヨーク21の端部をロータ23の4つの吸引面24
に対向するように配置している。この場合でも動作方法
は第1の実施例の場合と同様であり、吸引面24A〜2
4Dに働く磁気吸引力の大きさを調整することで可動部
39にモーメントのみを生じさせることができる。さら
に構成ではベース部16の左右側端付近を通るヨークが
少なくなるために、全体としてサスペンションの幅を小
さくすることが可能である。
【0073】以上述べてきたことから明らかなように、
本実施例の磁気ディスク装置は、(1)従来の磁気ディ
スク装置の製造方法とほとんど同じ方法で製造すること
ができ、(2)ロードアームの運動時にも磁気ヘッドが
振動しないので高速位置決めが可能で、(3)5V程度
の低電圧で駆動できるような、微動位置決め機構を有し
ているので、容易に位置決め精度を向上でき、高記録密
度化を実現できる。
【0074】以上の各実施例における問題点として、駆
動力発生部材として用いるコイル20が発生させる漏れ
磁束が、磁気ヘッドに悪影響を及ぼし、情報の書き込み
と読み出しのノイズになるということが考えられる。し
かし磁気ヘッド6と磁気ディスク1との間隔に対し、コ
イル20と磁気ヘッドの距離ははるかに大きく、磁気ヘ
ッドとディスク間の間隔が50ナノメートル程度である
のに対し、コイルとヘッドの距離は1ミリメートル程度
である。
【0075】磁気力の程度は距離の2乗に反比例して小
さくなるので、コイルの生じる漏れ磁束の磁気ヘッドに
おける書き込みや読み出しに対する影響は10のマイナ
ス19乗程度である。磁気ヘッドのもつ磁気力と、コイ
ルから発生する磁束の大きさの差を考慮しても、上記し
た値は、コイルが発生させる磁束の書き込みや読み出し
に対する影響がほとんど無視できることを示しており、
コイルによるノイズは問題にならないことがわかる。
【0076】以上本発明に係る実施例を図を用いて説明
した。いずれの実施例を用いても、粗微動の2段式アク
チュエータによる高い位置決め精度と高周波数帯域を有
する位置決め機構が使用できるため、高いトラック密度
を実現でき、これにより少なくとも5Gbit/(in
ch)2相当の高記録密度が達成される。
【0077】また、上述の各実施例において、磁気ヘッ
ドとして、磁気抵抗効果素子を含んだ記録再生素子を用
いても良いし、インダクティブヘッドのみ、またはその
他の磁気ヘッド、さらには光学素子を用いるものを用い
ることも可能である。
【0078】上述の各実施例の説明において、ピッチ方
向とは、記録媒体に平行で記録媒体の移動方向に垂直な
方向に回転軸を持つ回転方向を言い、ロール方向とは、
記録媒体の移動方向に回転軸を持つ回転方向を言う。ま
たヨー方向とは記録媒体面に垂直な方向の回転軸を有す
る回転方向である。
【0079】尚、以上の説明で用いた図面は、説明の関
係上、縦横比、各部の寸法比は必ずしも正しくない。
【0080】
【発明の効果】本発明の各実施例によれば、5ボルト以
下の低い電圧で駆動でき、ヘッドを支持する支持部材の
位置決め動作時に振動がなく、複雑な組立工程を必要と
せずに形成することが可能な、ヘッド位置決め用のアク
チュエータを提供することができる。
【0081】さらにはこの微動アクチュエータを用いた
2段階の位置決め機構による高トラック密度を達成する
ことにより、高密度、大容量の磁気記録装置が提供でき
るという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のサスペンションを表す
斜視図である。
【図2】 本発明のサスペンションを用いた磁気ディス
ク装置の斜視図である。
【図3】 本発明の第1実施例の分解図である。
【図4】 本発明の第1実施例の動作を示す図である。
【図5】 本発明の第2実施例の微動アクチュエータ部
の詳細図である。
【図6】 本発明の第3実施例の微動アクチュエータ部
の詳細図である。
【図7】 本発明の第4実施例の微動アクチュエータ部
の詳細図である。
【符号の説明】
1…ディスク、5…スライダ、4…微動アクチュエータ
部、15…ピボット軸、16…ベース部、17…回転支
持部、20…コイル、21…ヨーク、26…ロータ、3
2…回転中心、39…可動部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 佳子 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 難波 入三 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を記録するディスクの情報を変換して
    記録/再生するための磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを
    備えたヘッドスライダと、前記磁気ヘッドを前記ディス
    ク上のトラックに相対するように位置決めする第1の駆
    動部をロードアーム側に有する位置決め機構を備えたヘ
    ッド支持機構において、 前記スライダ取り付け部と、前記取り付け部を含む可動
    部をディスク面に垂直なヨー方向回転軸中心に回転支持
    する回転支持部と、前記取り付け部を上記ヨー方向回転
    軸まわりに揺動させる第2の駆動部とを備え、 前記第2の駆動部が上記ヨー方向回転軸を中心として対
    称に配置された2つ以上の駆動力発生部からなり、これ
    らの駆動力発生部より発生する駆動力が回転中心まわり
    の偶力となるように、各駆動力発生部で生じる駆動力の
    向きと大きさを設定してあることを特徴としたヘッド支
    持機構。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記可動部の質量中心
    が前記回転中心に略一致していることを特徴としたヘッ
    ド支持機構。
  3. 【請求項3】請求項1又は2のいずれかにおいて、駆動
    力発生部がサスペンション固定部に設けられたコイルで
    あって、このコイルに電流が流れたときに生じる磁気吸
    引力によって可動部に設けられたヨークを引き付けるこ
    とによって駆動することを特徴としたヘッド支持機構。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記
    回転支持部がディスク面に垂直な方向に長い断面を有す
    る2本以上の梁状部材であって、前記梁状部材の長手方
    向軸に沿った延長線が可動部の回転中心を通るように配
    置されたことを特徴とするヘッド支持機構。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、駆動
    部を形成する駆動力発生機構がサスペンションの長手方
    向中心軸に沿って配置されていることを特徴としたヘッ
    ド支持機構。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002043063A1 (en) * 2000-11-23 2002-05-30 Sae Magnetics (H.K.) Ltd. Rotary piezoelectric microactuator with an optimum suspension arrangement
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JP2012113820A (ja) * 2012-03-19 2012-06-14 Dainippon Printing Co Ltd サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、およびハードディスクドライブ、並びに、サスペンションの製造方法

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