JP3857020B2 - 圧電アクチュエータおよび情報記憶装置 - Google Patents

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  • Moving Of Heads (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電アクチュエータ、および圧電アクチュエータが用いられた情報記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等といった電子機器に内蔵、あるいは接続される情報記憶装置として、ハードディスクドライブが知られている。ハードディスクドライブには一般に、情報記憶媒体としてのディスクと、ディスクに対し記録ビットを読み書きするヘッドが備えられており、そのヘッドをディスクに近接させて保持するアームと、そのアームを駆動することによってヘッドをディスクに沿って移動させる電磁型のアクチュエータも備えられている。
【0003】
このハードディスクドライブの記録密度は、パーソナルコンピュータ等が発達するにつれて高密度化しており、特に近年、画像や音楽をパーソナルコンピュータ等で取り扱う需要が高まるにつれて飛躍的に高密度化している。そして、ハードディスクドライブの高記録密度化に伴い、ディスク上の記録ビットが微細化し、ディスク回転速度が増加しており、ヘッドの位置決めの高精度化や高速化が要求されている。またハードディスクドライブの小型軽量化や省電力化も進んでいる。
【0004】
このため、精密かつ高速にヘッドを位置決めするため、従来の電磁型のアクチュエータとは独立の圧電アクチュエータをアームの途中に備えたハードディスクドライブが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来提案されている圧電アクチュエータ、およびハードディスクドライブは、充分な変位が得られない、駆動電圧が高い、寸法や重量が大きい、ヘッド駆動時の慣性モーメントが大きい、製造コストが高いなどといった問題点を有する。
【0006】
このような問題点は、ハードディスクドライブに限って生じるものではなく、ヘッドをアームで保持して移動させる方式の情報記憶装置について一般に生じるものである。
【0007】
本発明は,上記事情に鑑み、低電圧で大きな変位が得られ、小型軽量で、製造コストが低い圧電アクチュエータ、およびそのような圧電アクチュエータが組み込まれた、ヘッド駆動時の慣性モーメントが小さい、高記録密度で小型軽量な情報記憶装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の第1の圧電アクチュエータは、中心部と、その中心部から外側へと回転対称かつ非線対称に延びた腕部群とを有する2次元形状の、圧電材料からなる、層内方向に圧縮伸長する圧電層と、
圧電層を挟む複数の電極層とを備えたことを特徴とする。
【0009】
ここで、圧電層は、上記2次元形状を有する平面的な層であってもよく、上記2次元形状に湾曲した層であってもよい。
【0010】
圧電層に電圧が印加されるとその圧電層は層内方向に収縮する。このとき、腕部群を構成する各腕部の先端を共通の剛体上に固定しておくと、上記2次元形状に起因して中心部が低電圧で大きく回動することとなる。また、本発明の第1の圧電アクチュエータの構造は製造が容易な構造であるので、この第1の圧電アクチュエータは小型軽量なアクチュエータとして安価に製造することができる。
【0011】
本発明の第1の圧電アクチュエータは、上記腕部群を構成する腕部が、腕部と中心部が繋がる根本に対してその中心部を挟んだ裏側に回り込んでなるものであることが望ましい。
【0012】
また、本発明の第1の圧電アクチュエータは、上記圧電層を複数備えたものであることも望ましい。
【0013】
中心部の裏側に回り込んでいる腕部を備えた圧電アクチュエータは、腕部の収縮量に対する中心部の回動量が大きく、複数の圧電層を備えた圧電アクチュエータは、電極層間に印加される電圧に対する圧電層の収縮量が大きいため、これらの圧電アクチュエータは、より低電圧でより大きな変位が得られる。
【0014】
本発明の第1の圧電アクチュエータは、圧電層を複数備えている場合には、上記複数の電極層が、同電位の電極層どうしがビアで接続されてなるものであることが好ましい。
【0015】
電極層どうしを接続する手段としてビアが採用された圧電アクチュエータは、製造が容易であり製造コストが低い。
【0016】
また、本発明の第1の圧電アクチュエータは、上記圧電層が、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系の圧電セラミックスからなるものであることが好ましく、特に、PNN−PT−PZ系の圧電セラミックスからなるものであることが好ましい。
【0017】
圧電層を形成する圧電材料としては、PZT系、PT系、チタン酸バリウム系、層状ペロブスカイト系等といった圧電材料が利用可能であるが、PZT系の圧電セラミックスは、安価であり、かつ圧電定数が大きいので、圧電層を形成する圧電材料として適している。特に,PNN−PT−PZ系の圧電材料は、PZT系の圧電材料の中でも特に高い圧電定数を示し、焼結性にも優れているので、圧電層を形成する圧電材料として特に好ましい。
【0018】
上記目的を達成する本発明の第2の圧電アクチュエータは、圧電材料からなる1つ以上の圧電層とその圧電層を挟む複数の電極層とからなる積層構造を有する、その積層構造の積層方向に圧縮伸長する駆動部と、
駆動部の複数を、所定の共通面内における、積層方向も含めて回転対称かつ非線対称な配置に保持する保持部とを備えたことを特徴とする。
【0019】
本発明の第2の圧電アクチュエータは、保持部によって保持されている複数の駆動部が揃って圧縮伸長すると上記配置に起因して、低電圧で大きな回動変位が生じる。また、本発明の第2の圧電アクチュエータの構造は製造が容易な構造であるので、この第1の圧電アクチュエータは小型軽量なアクチュエータとして安価に製造することができる。
【0020】
本発明の第2の圧電アクチュエータは、典型的には、2つの駆動部を備えており、その典型的な第2の圧電アクチュエータは、上記駆動部に対し、その駆動部が圧縮伸長する方向と交わる方向に隣接する不動部を備え、
上記保持部が、駆動部と不動部との対の2対を、互いに、一方の対の駆動部が他方の対の不動部に対してその駆動部の圧伸方向を向けて対向するように保持するものであることを特徴とする。
【0021】
また、この典型的な第2の圧電アクチュエータは、上記保持部が、駆動部と不動部との対を2対保持するに当たり、駆動部が空隙(スリット)を挟んで不動部に対向するように保持するものであることが好ましい。
【0022】
このように駆動部が空隙(スリット)を挟んで不動部に対向する圧電アクチュエータによれば、駆動部の圧縮伸長が容易であり、より低電圧でより大きな変位を得ることができる。
【0023】
上記目的を達成する本発明の第1の情報記憶装置は、所定の情報記憶媒体に対する情報記録および情報再生のうち少なくとも何れか一方を行うヘッドが搭載されたヘッド部と、
ヘッド部に搭載されているヘッドが情報記憶媒体に対して近接あるいは接触するようにヘッド部を保持するアーム部と、
アーム部を駆動することにより、そのアーム部に保持されたヘッド部に搭載されたヘッドを情報記憶媒体に沿って移動させるアーム部アクチュエータと、
アーム部に対してヘッド部を、そのヘッド部の重心を中心として回動させるヘッド部アクチュエータとを備え、
上記ヘッド部アクチュエータが、
中心部と、その中心部から外側へと回転対称かつ非線対称に延びた腕部群とを有する2次元形状の、圧電材料からなる、層内方向に圧縮伸長する圧電層と、
圧電層を挟む複数の電極層とを備えたものであることを特徴とする。
【0024】
ここで、ヘッドは、磁気ヘッドでもよくあるいは光学ヘッドでもよい。
【0025】
本発明の第1の情報記憶装置は、上記ヘッド部が、ヘッドと、ヘッドを搭載して情報記憶媒体上をスライドするスライダとからなるものであり、上記アーム部が、アーム部アクチュエータによって駆動されるアームと、そのアームに接続されたサスペンションとからなるものであり、上記ヘッド部アクチュエータが、サスペンションとスライダとの間に設けられたものであってもよい。
【0026】
あるいは、本発明の第1の情報記憶装置は、上記ヘッド部が、ヘッドと、ヘッドを搭載して情報記憶媒体上をスライドするスライダと、そのスライダを保持するサスペンションとからなるものであり、上記ヘッド部アクチュエータが、サスペンションと上記アーム部スライダとの間に設けられたものであってもよい。
【0027】
本発明の第1の情報記憶装置によれば、ヘッド部アクチュエータによってヘッド部が重心を中心として回動されるのでヘッド駆動時の慣性モーメントが小さく、ヘッド位置を高精度に制御することができる。また、このヘッド部アクチュエータは、上述した第1の圧電アクチュエータと同様の小型軽量なアクチュエータである。このため、本発明の第1の情報記憶装置は、記録密度が高くて小型軽量な装置として実現される。
【0028】
また、本発明の第1の情報記憶装置は、上記ヘッド部アクチュエータが、腕部群を構成する腕部の、中心部から延びた先端に相当する部分でアーム部に接合され、中心部に相当する部分でヘッド部に接合されてなるものであることが好ましい。そして、このような好ましい構成の情報記憶装置では、上記電極層は、ヘッド部アクチュエータがアーム部に接合された部分において電圧が印加されるものであることが好適である。このような好適な構成の情報記憶装置は製造が容易である。
【0029】
上記目的を達成する本発明の第2の情報記憶装置は、所定の情報記憶媒体に対する情報記録および情報再生のうち少なくとも何れか一方を行うヘッドが搭載されたヘッド部と、
ヘッド部に搭載されているヘッドが情報記憶媒体に対して近接あるいは接触するようにヘッド部を保持するアーム部と、
アーム部を駆動することにより、そのアーム部に保持されたヘッド部に搭載されたヘッドを情報記憶媒体に沿って移動させるアーム部アクチュエータと、
アーム部に対してヘッド部を、そのヘッド部の重心を中心として回動させるヘッド部アクチュエータとを備え、
上記ヘッド部アクチュエータが、
圧電材料からなる1つ以上の圧電層と該圧電層を挟む複数の電極層とからなる積層構造を有する、その積層構造の積層方向に圧伸する駆動部と、
駆動部の複数を、所定の共通面内における、積層方向も含めて回転対称かつ非線対称な配置に保持する保持部とを備えたものであることを特徴とする。
【0030】
なお、本発明の情報記憶装置にいうヘッド部アクチュエータについては、ここではその基本形態のみを示すのにとどめるが、これは単に重複を避けるためであり、本発明の情報記憶装置にいうヘッド部アクチュエータには、上記の基本形態のヘッド部アクチュエータのみではなく、前述した圧電アクチュエータの各形態に対応する各種の形態のヘッド部アクチュエータが含まれる。
【0031】
また、本発明の第2の情報記憶装置についても、重複記載を避けるために基本形態のみを示すにとどめるが、本発明の第2の情報記憶装置には、第1の情報記憶装置の各形態に対応する各種の形態の第2の情報記憶装置が含まれる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0033】
図1は、本発明に係る情報記録装置の第1実施形態を示す図である。
【0034】
この図1に示すハードディスクドライブ(HDD)100は、本発明の情報記録装置の第1実施形態に相当するものであり、本発明の圧電アクチュエータの第1実施形態が組み込まれている。このハードディスクドライブ100のハウジング101には、回転軸102に装着されて回転する磁気ディスク103と、磁気ディスク103に対して情報記録と情報再生を行う磁気ヘッドが搭載されたスライダ104と、スライダ104を、後述する圧電アクチュエータを介して保持するサスペンション108と、サスペンション108が固着されてアーム軸105を中心に磁気ディスク103表面に沿って移動するキャリッジアーム106と、キャリッジアーム106を駆動するアームアクチュエータ107が収容されている。この図1に示すハードディスクドライブ100では、磁気ヘッドとスライダ104によって本発明にいうヘッド部が構成されており、サスペンション108とキャリッジアーム106によって本発明にいうアーム部が構成されている。従って、アームアクチュエータ107は、本発明にいうアーム部アクチュエータに相当する。
【0035】
磁気ディスクへの情報の記録および磁気ディスク103に記憶された情報の再生にあたっては、磁気回路で構成されたアームアクチュエータ107によってキャリッジアーム106が駆動され、後述する圧電アクチュエータによってスライダ104が駆動されて、磁気ヘッドが、回転する磁気ディスク103上の所望のトラックに位置決めされる。スライダ104に搭載された磁気ヘッドは、磁気ディスク103の回転に伴って、磁気ディスク103の各トラックに並ぶ各微小領域に順次近接する。情報の記録時には、このように磁気ディスク103に近接した磁気ヘッドに電気的な記録信号が入力され、磁気ヘッドにより、その記録信号に応じてそれらの各微小領域に磁界が印加されて、その記録信号に担持された情報が各微小領域の磁化方向として記録される。また、情報の再生時には、磁気ヘッドによって、各微小領域の磁化方向として記録された情報が、それらの磁化それぞれが発生する磁界に応じた電気的な再生信号として取り出される。ハウジング101の内部空間は、図示しないカバーによって閉鎖される。
【0036】
図2は、図1に示すサスペンション108付近の拡大図である。
【0037】
この図2には、図1に示すキャリッジアーム106の先端部分が示されており、上述したように、そのキャリッジアーム106の先端部分にはサスペンション108が固着されている。このサスペンション108は、磁気ディスクに対して接離する方向(図2の上下方向)に曲がる板バネとして機能する。また、このサスペンション108は、圧電アクチュエータ200を介してスライダ104を保持しており、スライダ104には磁気ヘッド109が搭載されている。圧電アクチュエータ200は、図1に示すアームアクチュエータとは独立にスライダ104を駆動することにより磁気ヘッド109を微小移動させる。この圧電アクチュエータ200は、本発明の圧電アクチュエータの第1実施形態であると共に、本発明にいうヘッド部アクチュエータの一例でもある。この圧電アクチュエータ200による磁気ヘッド109の微小移動により、磁気ヘッド109が正確に位置決めされる。
【0038】
図3は、サスペンション108の先端部分の拡大図である。
【0039】
サスペンション108先端の取り付け部108aには、圧電アクチュエータ200が取り付けられており、この取り付け部108aの周囲は、極狭い橋掛け部108bを除いて溝108cで取り囲まれている。これにより、取り付け部108aでは、サスペンション108の板バネとしての機能が特に高められている。
【0040】
圧電アクチュエータ200は、中心体200aと2本の渦巻き形の腕200bとを有しており、腕200bの先端200cは取り付け部108aに固着され、中心体200aはスライダ104の重心に固着されている。また、圧電アクチュエータ200は、後述する2次元形状を有する圧電層と、その圧電層を挟む電極層とからなる積層構造を有している。
【0041】
図4は、圧電層の形状を示す図であり、図5は、電源電極層の形状を示す図であり、図6は、接地電極層の形状を示す図である。
【0042】
図4に示す圧電層201、図5に示す電源電極層202、および図6に示す接地電極層203は、電源電極層202,圧電層201,接地電極層203,圧電層201,電源電極層202,圧電層201,…という順序で積層されて、図3に示す圧電アクチュエータ200を構成する。
【0043】
図4に示す圧電層201は、中心部201aと、その中心部201aから延びる2本の腕部201bとを有している。これら中心部201aおよび腕部201bは、それぞれ、図3に示す圧電アクチュエータ200の中心体200aおよび腕200bに対応している。
【0044】
2本の腕部201bは本発明にいう腕部群の一例を構成しており、2本の腕部201bからなる腕部群は、全体として回転対称であるとともに非線対称である。つまり、中心部201aに2回対称軸が存在し、中心部201aを中心とした180°の回転移動によって2本の腕部201bが互いに重なり合うが、線対称軸は存在しない。また、各腕部201bは、腕部201bと中心部201aが繋がる根本に対して中心部201aを挟んだ裏側に回り込んでいる。後述するように、この構造により、低電圧で大きな変位が生じる。
【0045】
2本の腕部201bそれぞれの先端には、後述するビアが通る貫通孔201cが設けられている。本実施形態では、このような圧電層201が複数備えられており、駆動電圧の低電圧化および変位量の増加が図られている。
【0046】
図5に示す電源電極層202と、図6に示す接地電極層203は、いずれも、図4に示す2本の腕部201bに対応する形状の電極であり、これら電源電極層202および接地電極層203によって圧電層201が挟まれている。これらの電源電極層202と接地電極層203との間に駆動電圧が印加されと2本の腕部201bが収縮し、駆動電圧が消失すると2本の腕部201bが伸長して元に戻る。
【0047】
電源電極層202には、2つの貫通孔201cのうちの一方の貫通孔に対応する位置にビア204が接続されており、このビア204によって電源電極層202どうしが接続されている。また、接地電極層203には、上記一方の貫通孔に対する他方の貫通孔に対応する位置にビア205が接続されており、このビア205によって接地電極層203どうしが接続されている。
【0048】
図7は、サスペンションにおける配線を示す図である。
【0049】
サスペンション108には、サスペンション108の根本から橋掛け部108bを経て取り付け部108aに至る、電源線108dおよび設置線108eが設けられており、これら電源線108dおよび接地線108eは絶縁膜で覆われている。また、電源線108dおよび接地線108eそれぞれの先端には電源端子108fおよび接地端子108gが設けられており、これら電源端子108fおよび接地端子108gそれぞれの上に形成された導電性の接着剤の層108hによって、図3に示す圧電アクチュエータ200の腕200bの先端200cがサスペンション108に固着される。また、導電性の接着剤の層108hを介して、電源端子108fおよび接地端子108gが、それぞれ、図5に示す電源電極層202および図6に示す接地電極層203と接続されており、これによって配線の手間が省かれ、低コスト化が図られている。
【0050】
電源線108dと接地線108eとの間に駆動電圧が印加されると、電源端子108fと接地端子108gとの間、および電源電極層202と接地電極層203との間に駆動電圧が印加されて、図4に示す圧電層201の腕部201bが層内方向に収縮する。この結果、図3に示す腕200bが収縮する。
【0051】
以下、図3を参照しながら説明を続ける。
【0052】
電源電圧の印加によって圧電層の腕部が収縮すると、上述したように、腕200bの先端200cは取り付け部108aに固着されているので、図3の矢印F1が示すように、圧電アクチュエータ200の各腕200bを先端200c側へと引きつける力が生じる。そして、それらの力によって圧電アクチュエータ200が変形して中心体200aが矢印F2方向に回動し、スライダ104が矢印F3方向に回動する。この結果、スライダ104に搭載されている磁気ヘッドが移動することとなる。
【0053】
このような作用は、図3に示すような滑らかな渦巻形の腕200bでなくても生じ、複数の腕が全体として回転対称かつ非線対称に形成されていれば、腕および腕部の形状は矩形を接合したような形状などでも良い。従って、腕および腕部の形状の自由度は高い。
【0054】
ところで、矢印F1が示すような、各腕200bを先端200c側へと引きつける力は、腕200bと中心体200aとが繋がっている根本を先端200cへと直線的に引きつける力であるが、上述した圧電層の腕部と同様に、圧電アクチュエータ200の腕200bは、中心体200aの裏側に回り込んでいるため、上記根本が中心体200aを大きく迂回するように移動することとなる。このため、腕200bがわずかに収縮しても中心体200aは大きな回転角度で回動するので、低い駆動電圧でヘッド位置の大きな変位を生じることとなる。なお、腕200bが更に(例えば中心体200aを一周する位に)回り込むと中心体200aの回転角はさらに大きくなる。但し、この場合には、圧電アクチュエータ200の剛性や加工性が落ちる。
【0055】
上述したように、圧電アクチュエータ200の中心体200aはスライダ104の重心に固着されている。また、圧電アクチュエータ200は中心体200aを中心とする回動変位を生じ、圧電アクチュエータ200自身の重心は中心体200aの位置に存在する。このため、圧電アクチュエータ200が変位してスライダ104および磁気ヘッドが駆動される際の慣性モーメントが小さく、圧電アクチュエータ200とスライダ104と磁気ヘッドからなる複合体の共振周波数が高く、その複合体は高速応答が可能である。
【0056】
図8は、圧電アクチュエータの製造工程を示す図である。
【0057】
ここには、回路基板等で利用されているグリーンシート積層法により圧電アクチュエータを製造する製造工程が示されている。
【0058】
先ずに示すように、PNN−PT−PZ系圧電セラミックスの粉末を含む厚さ65μmのグリーンシート210を、ドクタープレード法により、圧電アクチュエータ複数個分の範囲に成形する(図8(A))。
【0059】
次にに示すように、直径50μmのビア穴211をグリーンシート211の所定位置に打ち抜く(図8(B))。
【0060】
その後に示すように、スクリーン印刷により、Ag−Pd電極ペースト212をビア穴211に埋めるとともに、Ag−Pd電極ペースト212を、図5および図6に示す電極層の形状にパターン印刷する(図8(C))。
【0061】
上述した各工程を複数回(ここでは4回)繰り返して積層体213を形成し、その積層体を加熱プレスにより一体化する(図8(D))。
【0062】
そして、表面および裏面に電極ペーストを印刷して表面電極214を形成し(図8(E))、打ち抜きプレスにより渦巻形の外形を形成して各圧電アクチュエータ200を個別化する(図8(F))。
【0063】
最後に、大気中で脱脂し焼成して圧電アクチュエータ200が完成する(図8(G))。必要に応じて焼成後に加工を施しても良い。
【0064】
このような製造工程を経て製造される圧電アクチュエータは、圧電セラミックスの一体物であり、加工や組立がほとんどなく、安価に製造することができる。
【0065】
また、ビアにより層間が容易かつ安価に接続され、表面電極214によりサスペンション上の端子と容易に接続される。
【0066】
なお、ここでは、積層体213の形成後に打ち抜きプレスによって圧電アクチュエータ200の外形を形成して個別化するが、圧電アクチュエータ200の外形は、ビア穴を打ち抜く際に形成されてもよい。また、圧電アクチュエータ200は、図8(D)に示す積層体213を焼成し、表面研磨および表面電極形成を行った後で、超音波加工、プラスト加工、レーザ加工、水ジェット加工等によって個別化されても良い。
【0067】
また、ここでは圧電層はグリーンシート法で形成されるが、圧電層は印刷多層法で形成されても良い。
【0068】
また、表面電極214は、上述したように一体焼成するのがコスト的に有利であるが、表面電極214の形成前に積層体213を焼成し、その後で印刷法や気相法等で表面電極214を形成しても良い。
【0069】
ここで、図3に示す圧電アクチュエータ200を、図8に示す製造工程により以下に示す仕様で製造した。
Figure 0003857020
このような仕様の圧電アクチュエータ200を、図3に示すようにサスペンション108およびスライダ104に固着して動作特性を評価したところ、磁気ヘッドの可動距離は、12Vの駆動電圧で1.5μmであり、磁気ヘッドの位置決め精度は0.03μmであり、機械的な共振の周波数は12kHzであった。
【0070】
一方、圧電アクチュエータを用いない、電磁型のアクチュエータのみによる動作特性を、本実施形態との比較のために評価したところ、位置決め精度は0.12μmであり、機械的な共振の周波数は600Hzであった。
【0071】
つまり、第1実施形態の圧電アクチュエータが用いられたハードディスクドライブでは、高い位置決め精度で高速に磁気ヘッドを移動させることができ、記録密度の高密度化や読書きの高速化を図ることができる。
【0072】
以上で情報記憶装置および圧電アクチュエータの第1実施形態についての説明を終了し、以下では、情報記憶装置および圧電アクチュエータそれぞれの第2実施形態について説明する。但し、第2実施形態と第1実施形態との相違点を中心に説明し、重複説明は省略する。
【0073】
図9は、本発明の圧電アクチュエータの第2実施形態を示す図である。
【0074】
この第2実施形態の圧電アクチュエータ300は、中心体300aと、4本の腕300bとを有している点を除き、上述した第1実施形態の圧電アクチュエータ200と同様なアクチュエータであり、この第2実施形態の圧電アクチュエータ300も、圧電層と電源電極層と接地電極層で構成されている。そして、この圧電層は、中心体300aに対応する中心部と、4本の腕300bに相当する4本の腕部を有しており、電源電極層と接地電極層との間に駆動電圧が印加されると、第1実施形態の圧電アクチュエータ200と同様の原理によって、中心体300aが回動する。
【0075】
図10は、本発明の情報記憶装置の第2実施形態におけるサスペンション付近の分解斜視図である。
【0076】
情報記憶装置の第2実施形態は、サスペンション110とキャリッジアーム111との間に圧電アクチュエータ300が備えられて点を除き、上述した情報記憶装置の第1実施形態と同様の装置である。
【0077】
圧電アクチュエータ300の中心体300aは、図示しない磁気ヘッドを搭載したスライダ112と、サスペンション110とからなるヘッド部の重心に固着されており、圧電アクチュエータ300の各腕300bの先端は、キャリッジアーム111上の各固定場所111aに固定されている。サスペンション110の長さによる変位拡大効果が働くため、圧電アクチュエータ300の変位量は、図2に示す圧電アクチュエータ200の変位量よりも小さくてよい。
【0078】
第2実施形態の圧電アクチュエータ300を、図8に示す製造工程により以下に示す仕様で製造した。
Figure 0003857020
そして、このような仕様の圧電アクチュエータ300を、図10に示すようにキャリッジアーム111およびサスペンション110に固着して動作特性を評価したところ、磁気ヘッドの可動距離は、12Vの駆動電圧で1.0μmであり、磁気ヘッドの位置決め精度は0.07μmであり、機械的な共振の周波数は8kHzであった。従って、第2実施形態圧電アクチュエータが組み込まれたハードディスクも、高い位置決め精度で高速に磁気ヘッドを移動させることができ、記録密度の高密度化や読書きの高速化を図ることができる。
【0079】
なお、上述した第1実施形態および第2実施形態では、圧電アクチュエータの中心体が磁気ヘッド側に固着され、圧電アクチュエータの腕の先端がアーム側に固着されており、このように固着すると慣性モーメントを小さくするという点で有利である。しかし、本発明にいうヘッドアクチュエータの固着形態としては、このような形態に限定されるものではなく、例えば、圧電アクチュエータの中心体がアーム側に固着され、圧電アクチュエータの腕の先端が磁気ヘッド側に固着されてもよい。
【0080】
また、上述した第1実施形態および第2実施形態では、圧電層の腕部が2回対称および4回対称に設けられているが、本発明にいう腕部は、3回対称に設けられてもよく、あるいは5回対称に設けられてもよい。
【0081】
また、上述した第1実施形態および第2実施形態では、圧電層の層数が4層であるが、本発明にいう圧電層は、単層でも多層でもよい。多層化するほど、低電圧化、高変位化、高剛性化に有利であるがコストは高くなる。
【0082】
また、圧電アクチュエータの電極と、サスペンションやアーム上の配線との導通形態は、導電性接着剤による接合に限定されるものではなく、ハンダによる接合や単なる接触により導通されてもよい。
【0083】
また、圧電アクチュエータの内層電極としては、PZT系圧電セラミックスとの一体焼成が可能な、Ag−Pd電極やPt電極等が適しているが、圧電材料によってはAg電極やNi電極等も利用可能である。一方、表面電極としては、内層電極と同じ系統の材料の電極を用いることが適しているが、焼成後に表面電極を形成する場合は、蒸着など各種の電極形成法が利用でき、幅広い材料が利用可能である。そして、電極層どうしの接続としては、ビアによる接続のみでなく、圧電アクチュエータの側面伝いの接続も利用可能である。
【0084】
次に、本発明の圧電アクチュエータの第3、第4および第5実施形態について説明する。これら第3、第4および第5実施形態の圧電アクチュエータは、上述した第1実施形態の情報記憶装置に組み込まれている圧電アクチュエータに代えて情報記憶装置に組み込まれるものであり、これら第3、第4および第5実施形態の圧電アクチュエータが組み込まれた情報記憶装置は、本発明の情報記憶装置の第3、第4および第5実施形態に相当する。以下では、圧電アクチュエータの第3、第4および第5実施形態のみについて説明する。
【0085】
図11は、本発明の圧電アクチュエータの第3実施形態を示す図である。
【0086】
この図11に示す第3実施形態の圧電アクチュエータ250は、中心部251aと2本の腕部251bとを有した圧電層251と、その圧電層251を挟んだ電源電極層252および接地電極層253を備えている。この圧電アクチュエータ250は、圧電層251が、本発明にいう2次元形状に湾曲したものである。従って圧電層251、電源電極層252、および接地電極層253の積層方向は、第1実施形態の圧電アクチュエータにおける積層方向とは異なっているが、電源電極層252と接地電極層253との間に電源電圧が印加されると、第1実施形態の圧電アクチュエータと同様に、圧電層251が層内方向に収縮して中心部251aが回動する。
【0087】
図12は、第3実施形態の圧電アクチュエータの製造工程を示す図である。
【0088】
この製造工程では、先ず、図11に示す2次元形状と同じ形状の開口が設けられた口がねによって圧電材料が押し出し形成されることにより、断面形状が、図11に示す2次元形状である長尺体260が形成される(図12(A))。
【0089】
次に、長尺体260の周面に電源電極層252および接地電極層253が形成され(図12(B))、最後に、長尺体260がスライス加工されて、圧電アクチュエータ250が得られる。
【0090】
このような製造工程により、多量の圧電アクチュエータ250が安価に製造される。
【0091】
図13は、本発明の圧電アクチュエータの第4実施形態を示す図であり、図14は、本発明の圧電アクチュエータの第5実施形態を示す図である。
【0092】
図13に示す圧電アクチュエータ400は、圧電材料からなる圧電層401と、電源電極層402と、接地電極層403とを含む積層構造を有している。電源電極層402どうしおよび接地電極層403どうしは、圧電アクチュエータ400の側面に沿った外部電極により互いに接続されている。
【0093】
また、この圧電アクチュエータ400には、圧電層401が電源電極層402と接地電極層403に挟まれた層構造の駆動部400aと、圧電層401が接地電極層403どうしに挟まれた不動部400bが設けられており、駆動部400aは、電源電極層402と接地電極層403との間に駆動電圧が印加されると積層方向(図の左右方向)に伸長し、印加電圧が消失すると圧縮して元に戻る。また、圧電アクチュエータ400のうち、駆動部400aおよび不動部400bを除く他の部分は、駆動部400aおよび不動部400bを保持する保持部として機能しており、この保持部は、2つの駆動部400aを、全体として回転対称かつ非線対称な配置に保持することにより、圧電アクチュエータの一体構造を保っている。
【0094】
圧電アクチュエータ400は、2つの端部接合体405によってサスペンションに接合されており、3つの中部接合体406によってスライダに接合されている。そして、駆動部400aが伸長することにより、3つの中部接合体406が、圧電アクチュエータ400の中央を回動中心として回動する。駆動部400aは、複数の圧電層を含む多層構造を有するので、低電圧で大きな変位を生じることとなる。
【0095】
また、この圧電アクチュエータ400では、駆動部400aと不動部400bが、積層構造の積層方向に、スリット(間隙)404を挟んで対向しており、このスリット404が設けられていることにより、駆動部400aが伸長したときに生じる力が逃げて、十分に大きな回動変位が生じる。このスリット404は、圧電アクチュエータ400の側面から中へと延びており、圧電アクチュエータ400の中央部分で圧電アクチュエータ400の一体構造が保たれている。
【0096】
図14に示す圧電アクチュエータ500は、スリット501の構造が、図13に示すスリット404の構造と相違する点を除いて、図13に示す圧電アクチュエータ400と同等のアクチュエータである。図14に示す圧電アクチュエータ500の構成要素のうち、図13に示す圧電アクチュエータ400の構成要素と同等な構成要素については、図13に示す符号と同一の符号を付して説明を省略する。
【0097】
図14に示す圧電アクチュエータ500のスリット501は、圧電アクチュエータ500の中央部分に存在し、圧電アクチュエータ500の側面部分で圧電アクチュエータ500の一体構造が保たれている。このように側面部分の2箇所でで一体構造が保たれているため、図14に示す圧電アクチュエータ500は、図13に示す圧電アクチュエータ400に較べて剛性が高い。
【0098】
図15は、第4実施形態の圧電アクチュエータの積層構造を形成する工程を示す図であり、図16は、第5実施形態の圧電アクチュエータの積層構造を形成する工程を示す図である。
【0099】
図15および図16には、それぞれ、図13に示す圧電アクチュエータ400および図14に示す圧電アクチュエータ500の積層構造の6つ分を一度に形成する工程が示されており、図15および図16の一点鎖線で分割された各列が1つの積層構造に相当する。
【0100】
図15に示す形成工程および図16に示す形成工程の双方において、先ず、PNN−PT−PZ系セラミックスの粉末が使用されたグリーンシート410aが形成され、そのグリーンシート410a上に、図13および図14に示す接地電極層403に相当する第1パターンのPtペースト411が印刷される。この第1パターンのPtペースト411は積層構造の2つ分に跨っている。
【0101】
次に、第1パターンのPtペースト411上にグリーンシート410bが形成され、そのグリーンシート410b上に、図13および図14に示す電源電極層402に相当する第2パターンのPtペースト412が印刷される。この第2パターンのPtペースト411も積層構造の2つ分に跨っていが、跨る位置は、第1パターンのPtペースト411が跨る位置とは異なっている。
【0102】
その後、グリーンシート410a,410bの形成と、第1パターンあるいは第2パターンのPtペースト411,412の印刷とが必要な回数繰り返され、その後、印刷されたPtペーストを覆うグリーンシート410cが形成される。
【0103】
次に、図15に示す形成工程では、図13に示すスリット404に相当する第3パターンを有する、PVBバインダを主成分とするペースト413が印刷される。この第3パターンは、電源電極層402に相当する第2パターンと同じパターンであり、このPVBバインダを主成分とするペースト413は、後で脱脂および焼成が行われる際に消失するものである。第3パターンのペースト413が印刷された後、第3パターンのペースト413を覆うグリーンシート410dが形成される。図15に示す形成工程では、このグリーンシート410dは、積層構造の真ん中であり、このグリーンシート410dから後は、上述した工程が逆順で繰り返される。従って、第3パターンのペースト413を覆うグリーンシート410d上には、第3パターンとは互い違いの第4パターンを有するPVBバインダのペースト414が印刷される。
【0104】
一方、図16に示す形成工程では、上述したグリーンシート410cが形成された後には、上述した、第3パターンのペースト413、グリーンシート410d、第4パターンのペースト414に代えて、図14に示すスリット501に相当する第5パターンを有する、PVBバインダのペースト415が印刷される。
【0105】
その後は、図15および図16に示す形成工程の双方において、グリーンシート410eが形成され、その後、第2パターンとは互い違いの第6パターンのPtペースト416の印刷とグリーンシート410fの形成、および接地電極層に相当する第7パターンのPtペースト417の印刷とグリーンシート410gの形成が必要な回数繰り返される。
【0106】
このようにして積層体が形成され、この積層体が大気中で脱脂され、その後、焼成されることにより所望の積層構造を有する焼成体が得られる。
【0107】
図17は、焼成体を圧電アクチュエータに加工する工程を示す図である。
【0108】
図17(A)には、図15および図16に示す形成工程で得られた焼成体420が示されており、焼成体420の積層構造の積層方向は、矢印F4が示す方向である。この焼成体420は、ダイシングソー等により、点線で示すように、図15および図16に示す一点鎖線に相当する位置で帯状に切断される。これにより、積層構造の1つ分に相当する角柱421が得られる(図17(B))。この角柱421の切断面421aには、電源電極層および接地電極層のそれぞれの断面が、電源電極層および接地電極層のそれぞれに分かれた状態で露出しており、図17(C)に示すように外部電極422が蒸着等で形成されることにより、同電位の電極どうしが接続される。
【0109】
その後、ダイシングソー等により、図17(D)に点線で示されるように角柱421が個別切断される。これにより圧電素子400,500が完成する(図17(E))。
【0110】
以上説明したように、第4実施形態および第5実施形態の圧電アクチュエータは、図15〜図17に示す工程によって容易かつ低コストで製造することができる。
【0111】
なお、図15〜図17に示す工程では、スリットを形成するためにPVBバインダのペーストが用いられるが、脱脂や焼成で消失する他のバインダのペーストなどが用いられてもよい。あるいは、スリットは、焼成体を得た後でダイシングソー等によって形成されてもよい。
【0112】
ここで、図15〜図17に示す工程により、駆動部の厚さが20μmであり、駆動層(圧電層)数が20層である、第4実施形態および第5実施形態の圧電アクチュエータを作成した。そして作成した圧電アクチュエータの源電極層と接地電極層との間に30Vの駆動電圧を印加して、スリット付近での変位量を測定したところ、いずれの実施形態でも250nm以上という大きな変位量を示した。従って、この圧電アクチュエータを上述した第1実施形態の圧電アクチュエータに代えて採用した場合には、磁気ヘッドを数百nmという高い精度で位置決めすることが可能である。
【0113】
なお、本発明の圧電アクチュエータでは、駆動層(圧電層)は20層に限定されるものではなく、何層であってもよいことは当然である。
【0114】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、低コストで高性能な圧電アクチュエータが得られる。また、そのような圧電アクチュエータが組み込まれることにより、情報記憶装置における情報読み書きの精度が大幅に向上し、小型軽量で高記録密度の情報記憶装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報記録装置のだい1実施形態を示す図である。
【図2】サスペンション付近の拡大図である。
【図3】サスペンションの先端部分の拡大図である。
【図4】圧電層の形状を示す図である。
【図5】電源電極層の形状を示す図である。
【図6】接地電極層の形状を示す図である。
【図7】サスペンションにおける配線を示す図である。
【図8】圧電アクチュエータの製造工程を示す図である。
【図9】本発明の圧電アクチュエータの第2実施形態を示す図である。
【図10】本発明の情報記憶装置の第2実施形態におけるサスペンション付近の分解斜視図である。
【図11】本発明の圧電アクチュエータの第3実施形態を示す図である。
【図12】第3実施形態の圧電アクチュエータの製造工程を示す図である。
【図13】本発明の圧電アクチュエータの第4実施形態を示す図である。
【図14】本発明の圧電アクチュエータの第5実施形態を示す図である。
【図15】第4実施形態の圧電アクチュエータの積層構造を形成する工程を示す図である。
【図16】第5実施形態の圧電アクチュエータの積層構造を形成する工程を示す図である。
【図17】焼成体を圧電アクチュエータに加工する工程を示す図である。
【符号の説明】
100 ハードディスクドライブ
101 ハウジング
102 回転軸
103 磁気ディスク
104,112 スライダ
105 アーム軸
106,111 キャリッジアーム
107 アームアクチュエータ
108,110 サスペンション
108a 取り付け部
108b 橋掛け部
108d 電源線
108e 設置線
108f 電源端子
108g 接地端子
108h 導電性の接着剤の層
109 磁気ヘッド
200,250,300 圧電アクチュエータ
200a,300a 中心体
200b,300b 腕
201,251 圧電層
201a,251a 中心部
201b,251b 腕部
202,252 電源電極層
203,253 接地電極層
204 ビア
205 ビア
210 グリーンシート
211 ビア穴
212 Ag−Pd電極ペースト
213 積層体
214 表面電極
400,500 圧電アクチュエータ
400a 駆動部
400b 不動部
401 圧電層
402 電源電極層
403 接地電極層
404,501 スリット(間隙)
405 端部接合体
406 中部接合体
410a,…,410g グリーンシート
411,412,416,417 Ptペースト
413,414,415 PVBバインダのペースト
420 焼成体
421 角柱
421a 切断面
422 外部電極

Claims (2)

  1. 中心部と、該中心部から外側へと回転対称かつ非線対称に延びた腕部群とを有する2次元形状の、一体の圧電材料からなる、層内方向に圧縮伸長する圧電層と、
    前記圧電層を挟む複数の電極層とを備えたことを特徴とする圧電アクチュエータ。
  2. 所定の情報記憶媒体に対する情報記録および情報再生のうち少なくとも何れか一方を行うヘッドが搭載されたヘッド部と、
    前記ヘッド部に搭載されているヘッドが前記情報記憶媒体に対して近接あるいは接触するように該ヘッド部を保持するアーム部と、
    前記アーム部を駆動することにより、そのアーム部に保持されたヘッド部に搭載されたヘッドを前記情報記憶媒体に沿って移動させるアーム部アクチュエータと、
    前記アーム部に対して前記ヘッド部を、該ヘッド部の重心を中心として回動させるヘッド部アクチュエータとを備え、
    前記ヘッド部アクチュエータが、
    中心部と、該中心部から外側へと回転対称かつ非線対称に延びた腕部群とを有する2次元形状の、一体の圧電材料からなる、層内方向に圧縮伸長する圧電層と、
    前記圧電層を挟む複数の電極層とを備えたものであることを特徴とする情報記憶装置。
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