JP4384642B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Description

本発明は、微小な位置制御に好適な磁気ディスク装置に関する。
近年、パーソナルコンピュータの記憶装置として搭載されているハードディスクドライブに対して、動画及び音楽等の大容量のデータを記録する要求が大きくなり、記録密度の向上が急速に進められている。ハードディスクドライブには、記録媒体である磁気ディスク、及びこの磁気ディスクに対して記録ビットを読み書きする磁気ヘッドが備えられている。更に、磁気ヘッドを磁気ディスクに近接させて保持する揺動アーム、及びこの揺動アームを駆動することにより磁気ヘッドを磁気ディスクに沿って移動させる電磁型のアクチュエータも備えられている。磁気ヘッドはヘッドスライダに固定されており、また、揺動アームと磁気ヘッドの間には、揺動アームの先端から延びるヘッドサスペンションが設けられている。そして、ヘッドスライダとヘッドサスペンションとの間に、ヘッドサスペンションを基準としたヘッドスライダの姿勢を変化させるマイクロアクチュエータが備えられている。
記録密度向上のためには記録ビットの微細化が必要であり、これに対応することが可能な磁気ヘッドの位置決め精度の向上技術が不可欠とされている。そこで、例えば特許文献1に、マイクロアクチュエータとして、圧電アクチュエータを用いたヘッドアセンブリが開示されている。特許文献1に記載されたヘッドアセンブリには、互いに平行に延びる2本の圧電アクチュエータが設けられている。2本の圧電アクチュエータの同じ側の端部が1個の固定片に固定され、他方の端部が他の1個の固定片に固定されている。そして、一方の固定片がヘッドサスペンションに接着され、他方の固定片がヘッドスライダに接着されている。
このようなヘッドアセンブリでは、圧電アクチュエータの伸縮に付随して、ヘッドスライダが、圧電アクチュエータとヘッドサスペンションとの接着部を中心にして揺動移動する。即ち、ヘッドスライダが例えば磁気ディスクの半径方向に微小に変位する。この結果、ヘッドスライダに取り付けられた磁気ヘッドが、高い精度で磁気ディスク上の記録トラックを追従し続けることが可能となる。
しかし、この構造では、ヘッドスライダと圧電アクチュエータとを含む振動系の共振周波数が低い。共振周波数より高い周波数での位置制御はできないため、位置精度の向上は十分ではない。
そこで、共振周波数を高くすることが可能なヘッドアセンブリが開発された(特許文献2)。特許文献2に記載されたヘッドアセンブリには、図14及び図15に示すように、互いに平行に延びる2本の圧電アクチュエータ153が設けられているが、サスペンション151及びスライダ152に接着される端部が相違している。即ち、一方の端部では、1本の圧電アクチュエータ153がサスペンション151に接着剤154を介して接着され、他の圧電アクチュエータ153がスライダ152に接着剤155を介して接着されている。このため、高い共振周波数が得られている。
しかしながら、このようなヘッドアセンブリにおいて、スライダ152に取り付けられた磁気ヘッド156の高い精度で位置制御を行うためには、2本の圧電アクチュエータ153と、スライダ152及びサスペンション151とを高い精度で組み立てておくことが必要とされる。高い精度で組み立てる方法として次のような方法が挙げられる。先ず、治具に2本の圧電アクチュエータ153を固定しておき、これらをサスペンション151に接着した後に治具を取り外す。次いで、スライダ152を圧電アクチュエータ153に接着する。但し、圧電アクチュエータ153のサイズは小さいため、この方法では、2本の圧電アクチュエータ153を高い位置精度で治具へ取り付けることが煩雑であり、この作業に要する時間が長くなってしまう。
また、特許文献2に記載されたヘッドアセンブリでは、2本の圧電アクチュエータ153を個別に駆動する必要があるため、各々に2個の端子157及び158が設けられており、端子157及び158をサスペンション151の表面に沿って延びる配線パターンに接続させる必要がある。しかし、2本の圧電アクチュエータ153の間では、サスペンション151との接着部が反対側の端部にある(回転中心を基準として180°ずれた位置にある)。このため、ボンディング作業の際には、1本の圧電アクチュエータ153の端子のボンディングを行った後に、サスペンション151を180度回転させ、もう1本の圧電アクチュエータ153のボンディングを行う必要がある。このような作業に対して時間短縮の要請がある。
特開平11−273041号公報 特開2003−123416号公報 国際公開00/30080号公報 特開2003−284362号公報 特開2003−61370号公報 国際公開02/35695号公報
本発明は、微小な位置制御を可能としつつ磁気ディスク装置の組み立て作業を容易なものにすることができる磁気ディスク装置を提供することを目的とする。
本発明に係る磁気ディスク装置には、サスペンションと、前記サスペンションに取り付けられた圧電アクチュエータと、前記圧電アクチュエータに取り付けられたスライダと、前記スライダに取り付けられた磁気ヘッドと、が設けられている。そして、前記圧電アクチュエータは、互いに平行に延びる第1及び第2の圧電活性部を有しており、前記第1及び第2の圧電活性部は前記第1及び第2の圧電活性部の間の連結部で一体化されている。前記第1及び第2の圧電活性部の延在方向の幅よりも、前記連結部の幅のほうが狭く、前記1及び第2の圧電活性部には、夫々、共通接続された複数の第1の電極層と共通接続された複数の第2の電極層とがこれらの間に活性層を挟んで交互に積層されて構成されている。
本発明によれば、煩雑な位置合わせを行わずとも第1及び第2の圧電活性部の相対的な位置関係を適切なものとすることができる。このため、磁気ディスク装置を組み立てる際の作業数を低減すると共に、所要時間を短縮することができる。特に、第1の電極層用の接続端子及び前記第2の電極層用の接続端子を1個ずつとすることも可能であるため、ボンディング作業をも容易にし、また、ボンディングに要する時間を短縮することも可能である。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。
先ず、本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置の一例としてハードディスクドライブについて説明する。図1は、本発明の実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)の内部の構成を示す図である。
このハードディスクドライブ100のハウジング101には、回転軸102に装着されて回転する磁気ディスク103と、磁気ディスク103に対して情報記録及び情報再生を行う磁気ヘッドが搭載されたスライダ104と、スライダ104を保持するサスペンション108と、サスペンション108が固着されてアーム軸105を中心に磁気ディスク103表面に沿って移動するキャリッジアーム106と、キャリッジアーム106を駆動するアームアクチュエータ107とが収容されている。図1には図示しないが、スライダ104とサスペンション108との間には、以下に説明する圧電アクチュエータが設けられている。
次に、本発明の実施形態に係る圧電アクチュエータについて説明する。但し、ここでは、便宜上、圧電アクチュエータの構造については、その製造方法と共に説明する。
本実施形態では、先ず、図2Aに示すように、グリーンシート(圧電セラミックス層)11上に、全面的に電極層12を形成する。グリーンシート11としては、例えばPbNi1/3Nb2/33の粉末、PbTiO3の粉末及びPbZrO3の粉末を含有するものを用いる。また、グリーンシート11の厚さは、例えば20μm〜30μm程度とする。電極層12の形成に当たっては、例えばPtペーストのスクリーン印刷を行う。なお、Ptペーストには、PbNi1/3Nb2/33の粉末、PbTiO3の粉末及びPbZrO3の粉末を総計で5体積%〜50体積%程度含有させておくことが好ましく、10体積%〜30体積%程度含有させておくことが好ましい。例えば20体積%程度含有させておく。これは、グリーンシート11との高い密着性を確保するためである。但し、導電性が確保できるのであれば、より多量の粉末を含有させておいてもよく、より高い導電性を確保する必要がある場合には、より少量の粉末を含有させておいてもよい。上記数値範囲の上限を超えると、導電性が低くなりすぎる虞があり、下限を下回ると、十分な密着性を得ることができない虞がある。
同様に、図2Bに示すように、グリーンシート21上に、選択的に電極層22を形成する。グリーンシート21としては、例えばグリーンシート11と同様のものを用いる。また、電極層22は、例えば電極層12と同様の材料を用いて同様の方法により形成する。
なお、電極層12及び22のパターンは特に限定されない。例えば、電極層12のパターンは、図2Aに示すような矩形状とする。また、電極層22のパターンは、図2Bに示すように、電極層12のパターンに対して、一方の脇の近傍において外部への引き出し部を異ならせたものとする。
なお、グリーンシート21上への電極層22の形成を、グリーンシート11上への電極層12の形成よりも先に行ってもよい。
その後、図3に示すように、電極層12が形成されたグリーンシート11と電極層22が形成されたグリーンシート21とを、交互に総計で7個重ね合わせ、更にグリーンシート31を最上部に重ね合わせる。グリーンシート31としては、例えばグリーンシート11及び21と同様のものを用いる。次いで、大気中で脱脂処理を行うことにより、グリーンシート11、21及び31に含有されている有機成分を除去する。
続いて、大気中で焼成を行うことにより、グリーンシート及び電極層が一体化した積層体32を得る。次に、図4に示すように、積層体32の型抜きを行うことにより、矩形の開口部33を等間隔で形成する。このとき、開口部33を形成する位置は、例えば電極層12同士の隙間及び電極層22同士の隙間と一致させ、隣り合う開口部33の間に電極層12及び22を残す。
次いで、図5に示すように、隣り合う開口部33の中間位置に、ダイシングソー等を用いて、積層体32の両脇から幅方向に延びる切欠き34を形成する。この結果、積層体32が切欠き34により複数の矩形状の部位に区画され、互いに対向する切欠き34の間に位置する部分により各部位が連結された構造となる。
その後、図6に示すように、積層体32の両脇を長手方向に沿って切断することにより、積層体32の幅を、形成しようとする圧電アクチュエータの長さと一致させる。
続いて、図7に示すように、切欠き34によって区画された部位毎に端子57及び58を形成する。このとき、端子57は各電極層12に接続されるように形成し、端子58は各電極層22に接続されるように形成する。また、端子57及び58は、積層体32の一方の脇においてのみ形成する。更に、端子57及び58の位置は、切欠き34によって区画された部位内で、一方の切欠き34側に偏らせる。端子57及び58の形成は、例えばスパッタリング法、蒸着法等により行うことができる。
次に、図8に示すように、切欠き34によって区画された部位を積層体32の両脇から幅方向に切断することにより、積層体32から複数個の圧電アクチュエータ53を切り出す。圧電アクチュエータ53には、積層体32の幅方向に延びる2個の圧電活性部53a及び53bと、圧電活性部53a及び53bを連結する連結部53cとが存在している。即ち、2個の圧電活性部53a及び53bが一体化された圧電アクチュエータ53が得られる。そして、全体の平面形状は、実質的に「H」の字型となっている。
圧電アクチュエータ53内では、電極層12及び22の各パターンは、夫々図9A及び図9Bに示すようなものとなっている。即ち、電極層12には、圧電活性部53a及び53bに一致する部分と連結部53cに一致する部分とが存在する。そして、圧電活性部53bに一致する部分の端部に端子57が接続されている。一方、電極層22には、圧電活性部53aに一致する部分と連結部53cに一致する部分とが存在し、更に、圧電活性部53bに概ね一致しつつ端子58への引き出し部が形成された部分が存在する。
このような方法によって製造された圧電アクチュエータ53においては、電極層12及び22に挟まれた部分が活性層として機能する。そして、端子57及び58への電圧の印加に伴って、圧電活性部53a及び53b内の活性層が長手方向に沿って収縮する。連結部53cも若干収縮するが、圧電活性部53a及び53bと比較すると、その量は極めて小さく無視し得る程度である。
次に、上述のような圧電アクチュエータを備えたハードディスクドライブのヘッドアセンブリについて説明する。図10は、ヘッドアセンブリの一例を示す分解斜視図である。また、図11は、圧電アクチュエータ53とサスペンション51との位置関係を示す図である。
このヘッドアセンブリには、図10に示すように、上述の実施形態に係る圧電アクチュエータ53が用いられている。そして、圧電アクチュエータ53の一方の表面が接着剤54を介してサスペンション51に貼付されている。なお、圧電アクチュエータ53のサスペンション51への接着は、連結部53cを間に挟む2箇所で行われている。即ち、この接着は、圧電活性部53a及び圧電活性部53bの各一方の端部において行われ、且つ、これらの端部は、連結部53cを基準として逆側に位置している。なお、この接着に際しては、圧電活性部53a及び53bが連結部53cを介して一体化されているため、圧電活性部53a及び53b間の相対的な位置の調整は容易である。更に、図10及び図11に示すように、サスペンション51上に形成された配線パターンと接続するための端子は2個のみ(端子57及び58)であり、ボンディングに際してサスペンション51を180度回転させる必要もないので、ボンディングに要する時間は、従来のものと比較して著しく短縮される。
また、各圧電アクチュエータ53の他方の表面に接着剤55を介して、磁気ヘッド56が取り付けられたスライダ52が貼付されている。なお、スライダ52の圧電アクチュエータ53への接着は、連結部53cを間に挟む2箇所で行われている。但し、この接着は、圧電アクチュエータ53のサスペンション51への接着とは、圧電活性部53a及び53bの反対側の端部において行われている。
なお、サスペンション51は、図1中のサスペンション108に相当し、スライダ52は、図1中のスライダ104に相当する。
このように構成されたヘッドアセンブリにおいては、圧電アクチュエータ53に電圧が印加されていない状態では、圧電活性部53a及び53bは直線状に延びた状態となっている。これに対し、電圧が印加されると、各圧電活性部53a及び53bが収縮しようとする。このとき、いずれの圧電活性部53a及び53bも、互いの拘束力に伴って直線的に収縮するのではなく、内側に湾曲される。この結果、スライダ52がサスペンション51に対して回転することとなる。従って、圧電アクチュエータ53に印加する電圧を制御することにより、スライダ52の微小な回転量を制御することができ、磁気ヘッド56を所望の位置に移動させることが可能となる。このため、このヘッドアセンブリを備えた磁気ディスク装置では、磁気ヘッド56の位置の微小な制御が可能である。
実際に、本願発明者が上述の実施形態に沿ってヘッドアセンブリを作製し、その制御特性を検証したところ、十分な結果が得られた。この検証で用いた圧電アクチュエータでは、圧電活性部の長さを0.85mm、圧電活性部の幅を0.1mm、活性層の数を6層とした。そして、30Vの電圧を端子間に印加したところ、磁気ヘッドの変位量は900nmとなった。この変位量は、特許文献2に記載されている従来のヘッドアセンブリのものと同等である。そして、ヘッドアセンブリの作製に要した時間は約半分になった。これは、位置合わせが容易になり、また、端子の総数が少なくなったためである。
なお、圧電アクチュエータの平面形状は、上述の実施形態のような「H」の字型である必要はない。例えば、図12に示すように、「N」の字型としてもよい。また、図13に示すように、「H」の字型から2箇所の切欠き34の位置を互いにずらしたものとしてもよい。つまり、圧電活性部53a及び53bの一方の端部から長手方向の中心までの幅を、他方の端部から長手方向の中心までの幅よりも広くし、圧電活性部53aの幅が広い部分を圧電活性部53bの幅が狭い部分と対向させ、圧電活性部53aの幅が狭い部分を圧電活性部53bの幅が広い部分と対向させてもよい。特に図13に示す平面形状では、切欠き34同士が向かい合わず、幅が狭い連結部53cに相当する部分が実質的に存在しないため、上述の実施形態と比較して高い強度が得られる。
また、上述の実施形態では、電極層の総数を7層とし、活性層を6層としているが、磁気ディスク装置のヘッドアクチュエータに用いる場合には、7〜10層程度とすることが好ましい。また、例えば、長手方向の長さは1mm程度とし、幅は100μm〜500μm程度とすることが好ましい。
また、2個の圧電活性部が連結されていれば、ヘッドアセンブリの組み立ての際の位置合わせが容易となるため、端子は2個である必要はなく、従来のように4個あってもよい。但し、上述のように、ボンディング作業を容易にするためには、端子を2個とすることが好ましい。
また、上述の実施形態では、圧電アクチュエータの製造に際して、焼成を行った後に型抜きを行っているが、焼成前に型抜きを行ってもよい。但し、この場合には、型抜きの際に、焼成の際に開口部の大きさが変化する量を見込んで設計された型を用いることが必要とされる。
また、上述の実施形態では、圧電アクチュエータの製造に際して、グリーンシート等の積層体から複数の圧電アクチュエータを1次元的に切り出しているが、より大きなグリーンシートを用いて圧電アクチュエータを2次元的に切り出してもよい。つまり、図2A及び図2B等において、図の上下方向に繰り返しのパターンを設けてもよい。
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
互いに平行に延びる第1及び第2の圧電活性部を有し、
前記第1及び第2の圧電活性部は一体化されており、夫々、共通接続された複数の第1の電極層と共通接続された複数の第2の電極層とがこれらの間に活性層を挟んで交互に積層されて構成されていることを特徴とする圧電アクチュエータ。
(付記2)
前記活性層は、圧電セラミック層であることを特徴とする付記1に記載の圧電アクチュエータ。
(付記3)
前記第1の電極層及び第2の電極層は、前記圧電セラミック層を構成するものと同一の組成の粉末を5体積%乃至50体積%含有することを特徴とする付記2に記載の圧電アクチュエータ。
(付記4)
前記第1の圧電活性部内の第1の電極層と前記第2の圧電活性部内の第1の電極層とが互いに接続され、
前記第1の圧電活性部内の第2の電極層と前記第2の圧電活性部内の第2の電極層とが互いに接続されていることを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータ。
(付記5)
前記第1の圧電活性部にのみ、前記第1の電極層用の接続端子及び前記第2の電極層用の接続端子が設けられていることを特徴とする付記4に記載の圧電アクチュエータ。
(付記6)
前記第1及び第2の圧電活性部の一方の端部から長手方向の中心までの幅は、他方の端部から長手方向の中心までの幅よりも広く、
前記第1の圧電活性部の幅が広い部分が前記第2の圧電活性部の幅が狭い部分と対向し、
前記第1の圧電活性部の幅が狭い部分が前記第2の圧電活性部の幅が広い部分と対向していることを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータ。
(付記7)
前記第1及び第2の圧電活性部は、それらの長手方向の実質的な中心の位置同士で連結されていることを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータ。
(付記8)
サスペンションと、
前記サスペンションに取り付けられた圧電アクチュエータと、
前記圧電アクチュエータに取り付けられたスライダと、
前記スライダに取り付けられた磁気ヘッドと、
を有し、
前記圧電アクチュエータは、互いに平行に延びる第1及び第2の圧電活性部を有し、
前記第1及び第2の圧電活性部は一体化されており、夫々、共通接続された複数の第1の電極層と共通接続された複数の第2の電極層とがこれらの間に活性層を挟んで交互に積層されて構成されていることを特徴とする磁気ディスク装置。
(付記9)
前記第1の圧電活性部内の第1の電極層と前記第2の圧電活性部内の第1の電極層とが互いに接続され、
前記第1の圧電活性部内の第2の電極層と前記第2の圧電活性部内の第2の電極層とが互いに接続されていることを特徴とする付記8に記載の磁気ディスク装置。
(付記10)
前記第1の圧電活性部にのみ、前記第1の電極層用の接続端子及び前記第2の電極層用の接続端子が設けられ、
前記2個の接続端子は、前記サスペンション上に形成された配線パターンに接続されていることを特徴とする付記9に記載の磁気ディスク装置。
(付記11)
前記第1及び第2の圧電活性部の一方の端部から長手方向の中心までの幅は、他方の端部から長手方向の中心までの幅よりも広く、
前記第1の圧電活性部の幅が広い部分が前記第2の圧電活性部の幅が狭い部分と対向し、
前記第1の圧電活性部の幅が狭い部分が前記第2の圧電活性部の幅が広い部分と対向していることを特徴とする付記8乃至10のいずれか1項に記載の磁気ディスク装置。
(付記12)
前記第1及び第2の圧電活性部は、それらの長手方向の実質的な中心の位置同士で連結されていることを特徴とする付記8乃至10のいずれか1項に記載の磁気ディスク装置。
(付記13)
基材と、
前記基材に取り付けられた圧電アクチュエータと、
前記圧電アクチュエータに取り付けられた被駆動部材と、
を有し、
前記圧電アクチュエータは、互いに平行に延びる第1及び第2の圧電活性部を有し、
前記第1及び第2の圧電活性部は一体化されており、夫々、共通接続された複数の第1の電極層と共通接続された複数の第2の電極層とがこれらの間に活性層を挟んで交互に積層されて構成されていることを特徴とする駆動装置。
(付記14)
前記第1の圧電活性部内の第1の電極層と前記第2の圧電活性部内の第1の電極層とが互いに接続され、
前記第1の圧電活性部内の第2の電極層と前記第2の圧電活性部内の第2の電極層とが互いに接続されていることを特徴とする付記13に記載の駆動装置。
(付記15)
前記第1の圧電活性部にのみ、前記第1の電極層用の接続端子及び前記第2の電極層用の接続端子が設けられ、
前記2個の接続端子は、前記サスペンション上に形成された配線パターンに接続されていることを特徴とする付記14に記載の駆動装置。
(付記16)
前記第1及び第2の圧電活性部の一方の端部から長手方向の中心までの幅は、他方の端部から長手方向の中心までの幅よりも広く、
前記第1の圧電活性部の幅が広い部分が前記第2の圧電活性部の幅が狭い部分と対向し、
前記第1の圧電活性部の幅が狭い部分が前記第2の圧電活性部の幅が広い部分と対向していることを特徴とする付記13乃至15のいずれか1項に記載の駆動装置。
(付記17)
前記第1及び第2の圧電活性部は、それらの長手方向の実質的な中心の位置同士で連結されていることを特徴とする付記13乃至15のいずれか1項に記載の駆動装置。
本発明の実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)の内部の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る圧電アクチュエータの製造方法を示す平面図である。 同じく、本発明の実施形態に係る圧電アクチュエータの製造方法を示す平面図である。 図2A及び図2Bに引き続き、圧電アクチュエータの製造方法を示す分解斜視図である。 図3に引き続き、圧電アクチュエータの製造方法を示す平面図である。 図4に引き続き、圧電アクチュエータの製造方法を示す平面図である。 図5に引き続き、圧電アクチュエータの製造方法を示す平面図である。 図6に引き続き、圧電アクチュエータの製造方法を示す平面図である。 図7に引き続き、圧電アクチュエータの製造方法を示す平面図である。 圧電アクチュエータ内での電極層12のパターンを示す図である。 圧電アクチュエータ内での電極層22のパターンを示す図である。 本発明の実施形態に係るヘッドアセンブリの一例を示す分解斜視図である。 圧電アクチュエータ53とサスペンション51との位置関係を示す図である。 圧電アクチュエータの平面形状の一例を示す図である。 圧電アクチュエータの平面形状の他の一例を示す図である。 従来のヘッドアセンブリの一例を示す分解斜視図である。 圧電アクチュエータ153とサスペンション151との位置関係を示す図である。
符号の説明
11、21、31:グリーンシート
12、22:電極層
32:積層体
33:開口部
34:切欠き
51:サスペンション
52:スライダ
53:圧電アクチュエータ
53a、53b:圧電活性部
53c:連結部
54、55:接着剤
56:磁気ヘッド
57、58:端子

Claims (4)

  1. サスペンションと、
    前記サスペンションに取り付けられた圧電アクチュエータと、
    前記圧電アクチュエータに取り付けられたスライダと、
    前記スライダに取り付けられた磁気ヘッドと、を有し、
    前記圧電アクチュエータは、互いに平行に延びる第1及び第2の圧電活性部を有し、
    前記第1及び第2の圧電活性部は前記第1及び第2の圧電活性部の間の連結部で一体化されており、
    前記第1及び第2の圧電活性部の延在方向の幅よりも、
    前記連結部の幅のほうが狭く、
    前記1及び第2の圧電活性部には、
    夫々、共通接続された複数の第1の電極層と共通接続された複数の第2の電極層とがこれらの間に活性層を挟んで交互に積層されて構成されていることを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 前記第1の圧電活性部内の第1の電極層と前記第2の圧電活性部内の第1の電極層とが前記連結部に一致する部分で互いに接続され、
    前記第1の圧電活性部内の第2の電極層と前記第2の圧電活性部内の第2の電極層とが前記連結部に一致する部分で互いに接続されていることを特徴とする請求項に記載の磁気ディスク装置。
  3. 前記第1の圧電活性部にのみ、前記第1の電極層用の接続端子及び前記第2の電極層用の接続端子が設けられ、
    前記2個の接続端子は、前記サスペンション上に形成された配線パターンに接続されていることを特徴とする請求項に記載の磁気ディスク装置。
  4. 前記第1及び第2の圧電活性部の一方の端部から長手方向の中心までの幅は、他方の端部から長手方向の中心までの幅よりも広く、
    前記第1の圧電活性部の幅が広い部分が前記第2の圧電活性部の幅が狭い部分と対向し、
    前記第1の圧電活性部の幅が狭い部分が前記第2の圧電活性部の幅が広い部分と対向していることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の磁気ディスク装置。
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